一次解決率(FCR)が下がる原因とは?コールセンターで満足度を改善する4つの方法【2025年更新】
最終更新日:2025/06/17
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『デジタル化の窓口』は、この国のデジタル課題「2025年の崖」に備えるため2022年にサービスをスタートしました。1,500以上のIT製品、4,000以上の導入事例を掲載し、特長・選び方を分かりやすく整理して解説することで、自社に最適な製品・サービスを見つけるお手伝いをする紹介サービスです。
目次
一次解決率(FCR)とは、問い合わせを一度で解決できるかどうかを示す重要指標です。高いFCRは顧客満足度アップと運用コスト削減を同時に実現します。この記事では、顧客対応の成否を左右する「一次解決率(FCR)」にフォーカスし、具体的な改善策からツール選定のポイントまでをわかりやすく解説します。
企業の問い合わせ窓口では、折り返しコールや再度のチケット発行が多発し、オペレーター工数や顧客の待ち時間、結果としてコストが膨らむケースが後を絶ちません。しかし、「一次解決率」を高めることで、顧客満足度(CSAT)向上とコスト削減という二つの成果を同時に狙うことが可能です。
📌この記事で解説すること
- FCR の定義と重要性
- FCR向上をサポートするツール紹介
- 導入戦略とロードマップ
1. 一次解決率(FCR)とは?
一次解決率の基本的な意味を理解し、自社で正確に算出するためのポイントをご説明します。
1-1. FCR の定義と計算方法
一次解決率(First Contact Resolution)とは、「お客様の問い合わせを一次対応で完了できた割合」を示す指標です。高いFCRは顧客満足度(CSAT)向上やコスト削減に直結します。
一次解決率(FCR)を計測する際は、期間を明確にしましょう。月次・週次など、計測対象の期間を固定することで、他の期間の数値と比較することができます。また、”一次完結の定義”をオペレーター全員で共有することが重要です。どこまで対応できれば「一次対応完了」とするのか、基準を統一して、オペレーターを適切に評価・教育しましょう。
一次解決率(FCR) の基本算出式
一次解決率を測るためには、下記の数値とシンプルな計算式を使います。
一次解決率(FCR)=一次解決件数 ÷ 総受電件数 × 100(%)
項目 | 説明 |
一次解決件数 | 「追加の折り返し連絡や再チケット不要」で完了した問い合わせ数 |
総受電(受信)件数 | 一定期間内に受け付けた問い合わせの総数 |
例えば、一次解決件数:800件、総受信件数:1,000件のとき、一次解決率は以下の式で求めることが出来ます。
一次解決率(FCR) = 800 ÷ 1,000 × 100 = 80%
1-2. 業界別ベンチマーク例
この節では、代表的な業界での一次解決率(FCR)平均値を示し、自社の現状値との比較ポイントを整理します。
業界・チャネル | 平均 FCR(目安) | 備考 |
一般的なコールセンター | 60~70% | 通話応対中心の窓口 |
デジタルチャネル(チャット等) | 70~80% | チャットボットやメール併用含む |
DX 先進企業 | 80~90% | AI・セルフサービス導入企業 |
BtoB サポート | 65~75% | 顧客単価・問い合わせ難易度が高い窓口 |
自社のFCRが上表のどこに位置するかを確認し、改善余地を把握しましょう。また、競合ベンチマークの一環として、同業他社の公開事例や業界レポートを活用すると、より具体的な目標設定が可能です。
2. なぜ今、一次解決率(FCR)向上が求められるのか
一次解決率(FCR)を高めることは、顧客満足度の向上だけでなく、運用コスト削減やDX推進にも直結します。本章では、以下の3つの観点から一次解決率の向上が求められる背景を詳しく解説します。
2-1. 顧客満足度(CS)・ロイヤルティ(NPS)との関係
一次対応で解決できる割合が増えるほど、お客様の「手間」が減り、満足度も高まります。
SQM Groupの調査では、一次解決率(FCR)を1%向上させると、顧客満足度(CSAT) も1%向上すると報告されています 。
さらに、一次解決率(FCR)が高い企業では、1%のFCR向上にあたりトランザクショナル NPS®(※取引ごとの推奨度)が約1.4ポイント増加するという結果も示されています。
指標 | 相関関係 |
CSAT | FCR↑1% → CSAT↑1% |
トランザクショナル NPS | FCR↑1% → NPS↑1.4 ポイント |
👇以下の記事を参考にしました。
FCR-改善すべき5つの理由-SQMグループ
2-2. コスト削減と運用効率化
一次解決率が上がるほど、折り返し対応など無駄なコストが減少します。
一次解決率(FCR)が低いと、折り返しの手間やチケット再発行が増え、オペレーターの残業や人員増加につながります。SQM Groupの調査では、一次解決率(FCR)を1%改善すると、運用コストが1%削減できると報告されています。
改善項目 | 影響度 |
折り返し対応件数 | 大幅減少 |
オペレータ工数 | 削減 |
総運用コスト | FCR↑1% → コスト↓1% |
👇以下の記事を参考にしました。
FCR-改善すべき5つの理由-SQMグループ
2-3. DX(デジタルトランスフォーメーション)との親和性
社内wikiやAIチャットボット、FAQシステムなどの自己解決をサポートするツールは、一次解決率(FCR)向上と同時にDX推進を加速します。
まず、問い合わせデータを自動集計・分析し、「よくある質問」を可視化します。次に、よくある質問をFAQサイトやチャットボットなどのセルフサービスに登録し、自己解決を促進します。それにより、オペレーターへの問い合わせが減少します。
導入技術 | FCR への貢献 |
AIチャットボット | 24時間の自動応答による即時解決 |
ナレッジベース(FAQ) | 顧客セルフサービスによる問い合わせ件数削減 |
データ分析プラットフォーム | 問い合わせ傾向の可視化・改善策立案 |
現代の優良企業では、一次解決率(FCR) が 80~90%と高く、その裏では積極的なデジタルツール活用が進んでいます。
また収集したデータを解析し、PDCAを回すことで、業務を改善することができます。
3. 一次解決率(FCR)向上に効くヘルプデスクツール5選
本章では、主要なヘルプデスクツール5製品を比較します。まずは評価軸と一次解決率(FCR)向上につながる機能をざっくり押さえましょう。
3-1. ヘルプデスクツールの評価軸
以下の5つの観点を使って、一次解決率(FCR)向上に直結する機能や特徴を評価します。
- リアルタイムのナレッジ共有
オペレーター間での最新FAQやスクリプトを即座に参照・更新できるか - AI/チャットボットによる自動応答
よくある質問を自動回答し、オペレーターの工数を削減できるか - 通話CTI・スクリーンポップ
着信時に顧客情報をポップアップし、会話の一発解決を支援するか - レポート・分析機能
FCR や応対品質を可視化し、改善サイクル(PDCA)を回せるか
- 既存システム連携
CRM、SFA、社内チャット等とのAPI連携で二重入力を防げるか
3-2. ヘルプデスクツールの機能と価格
以下の表では、各製品の「FCR 向上のための機能」と「価格帯目安」をまとめています。比較検討の第一歩としてご活用ください。
ツール名 | FCR 向上ポイント | 価格帯目安 |
Zendesk | オムニチャネル統合、リアルタイムKnowledge Capture | 月額3,000円~/人 |
Freshdesk | AIレコメンド回答、セルフサービスポータル | 月額1,500円~/人 |
Salesforce Service Cloud | CTIスクリーンポップ、Einstein AIレコメンデーション | 月額8,000円~/人 |
Re:lation | メール・LINE・SNS一元管理、タイムライン形式の履歴閲覧 | 月額18,000円~/人 |
LMIS | ITIL準拠のナレッジ管理、インシデント連携機能 | 月額4,000円程度/人 |
1.Zendesk
Zendeskは、収益拡大に貢献する最新の営業支援ツールです。営業チームの生産性を高め、データに基づく意思決定を容易にします。より良いカスタマーエクスペリエンスを提供するために最適化された、使いやすい営業支援ツールです。多彩なチャネルを統合し、Knowledge Capture 機能で通話中にFAQを即作成・共有できます。
Sell Team$19(1ユーザーあたり月額) | ただし年間一括払いです。 |
---|---|
Sell Professional$49(1ユーザーあたり月額) | ただし年間一括払いです。 |
Sell Enterprise$99(1ユーザーあたり月額) | ただし年間一括払いです。 |
Support Team$19 | ただし年間一括払いです |
Support Professional$49 | ただし年間一括払いです |
Support Enterprise$99 | ただし年間一括払いです |
👇詳しい料金プランはこちらをチェック
料金プラン | Zendesk
2.Freshdesk
Freshdeskは、企業のヘルプデスクや問い合わせ管理を効率化するためのツールです。Freshdeskは、メール、フォーム、LINE、Slack、Teamsなど、さまざまなチャネルからの問い合わせを一元的に管理し、チーム全体での対応をスムーズに行います。多機能でありながら直感的に使えるインターフェースを備え、設定が簡単で、すぐに運用を開始することができます。AI が問い合わせ内容を自動分類・回答候補提示するため、顧客セルフサービスも充実しています。
FREE 0円 |
お試しに最適な無料プランです。 |
---|---|
GROWTH 月額2,700円/1担当者 |
※為替の変動が大きいため参考価格での表記です。 |
PRO 月額8,600円/1担当者 |
※為替の変動が大きいため参考価格での表記です。 |
ENTERPRISE 月額11,500円/1担当者 |
※為替の変動が大きいため参考価格での表記です。 |
👇詳しい料金プランはこちらをチェック
Freshdesk(フレッシュデスク)価格表 | OrangeOne株式会社
3.Salesforce Service Cloud
Salesforce Service Cloudは、企業が顧客対応を効率的に管理し、優れたカスタマーサポートを提供するためのプラットフォームです。AI技術とCRMを組み合わせて、従来のサービス運用を革新します。多様なコミュニケーションチャネル(電話、メール、SMS、チャットなど)を統合し、ナレッジを管理できます。
Stater 3,000円(税抜)/ユーザー/月 |
◎マーケティング、営業、サービスを扱う小規模なチームのためのシンプルなCRMスイート ※年間契約 |
---|---|
Professional 9,600円(税抜)/ユーザー/月 |
◎サービス向けCRM ※年間契約 |
Enterprise 19,800円(税抜)/ユーザー/月 |
◎AI搭載のサービス向けCRM ※年間契約 |
Unlimited 39,600円(税抜)/ユーザー/月 |
◎チャットおよび年中無休24時間体制のサポートを備えたサービス向けCRM ※年間契約 |
Einsterin 1 Service 60,000円(税抜)/ユーザー/月 |
◎信頼できるAIとデータが含まれたSalesforceのカスタマーサービス向け最上位ソリューション ※年間契約 |
👇詳しい料金プランはこちらをチェック
カスタマーサービスソフトウェアの価格 – セールスフォース・ジャパン
ソフト種別
クラウド型ソフト
基本的な機能
顧客管理
AI自動応答機能
外部サービスとの連携
問い合わせ担当者の振り分け
集計レポート作成
顧客情報管理
社内FAQ
ステータス管理
AI業務支援
ラベリング・フォルダ管理
推奨環境
PCブラウザ
サポート
電話
チャット
トライアル
有り
最低利用期間
1年
4.Re:lation
Re:lationは、メールや電話、LINEなどの複数チャネルの問い合わせを一画面に集約し、複数ユーザでの共有・管理を可能にします。ステータス機能で「未対応・対応中・対応完了」といった対応状況を可視化することで、チームで同じ画面を共有し二重返信や対応漏れを防止することができます。さらにはダッシュボードでの分析レポートにより、対応にかかった時間やメンバーの案件数を可視化し業務改善につなげることも可能です。
フリープラン 0円 |
お試しに最適な無料プランです。 |
---|---|
有償プラン 18,000円〜/月額 |
月額費用はご利用のユーザ数やストレージ容量によって費用は変わります。 |
👇詳しい料金プランはこちらをチェック
料金 | Re:lation(リレーション)
5.LMIS
LMISは、「ITreview Grid Award2024 Spring」を13期連続受賞している、最適なライフサイクルにより安定したサービスの提供を実現するITIL準拠のサービスマネジメントプラットフォームです。サービスマネジメントとは、事業部門が必要とするサービスの安定的な提供と継続的な改善を管理するための仕組みであり、そのプロセスを最適化することでナレッジ管理やインシデント管理の効率化を実現することができます。
LMIS 25ユーザー 100,000円/月額 |
ユーザー数は25ユーザーです。利用料金には製品サポートが含まれます。 |
---|---|
ユーザー追加 4,000円/月額 |
26ユーザー以上を利用する場合は1ユーザー単位で追加可能です。 |
👇詳しい料金プランはこちらをチェック
価格|サービスマネジメントプラットフォーム|LMIS
※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています 価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!「ヘルプデスクツール」の製品比較表
◎機能
・チケット作成・管理
・インシデント管理
・アラート機能
・レポート作成
・ダッシュボードのカスタム
・多要素認証
◎機能
・チケット作成・管理
・インシデント管理
・アラート機能
・レポート作成
・ダッシュボードのカスタム
・多要素認証
・広告なし
・タスクリスト
・複数チケットに同時対応
◎機能
・メール統合
◎機能
・メール統合
・メールと電話による継続的なサポート
・マネージドアップグレード&メンテナンス
・堅固なインフラ
・毎日のバックアップ
◎機能
・メール統合
・メールと電話による継続的なサポート
・マネージドアップグレード&メンテナンス
・堅固なインフラ
・毎日のバックアップ
・ニーズに合わせたカスタマイズ
◎機能
・メールチャネル:5チャネル
・フィードバックウィジェット:1
・詳細なWebフォーム:5
・ソーシャルメディア(Facebook、Twitter)
ブランド数:1
・電話連携:なし
・Webチャット:なし
・問い合わせタグ:20タグ
・カスタムレポート:50
・権限(機能アクセス制限):6
・サポート:メール、電話
◎機能
・メールチャネル:10チャネル
・フィードバックウィジェット:1/部門
・詳細なWebフォーム:10/部門
・ソーシャルメディア(Facebook、Twitter)
ブランド数:1
・電話連携:あり
・Webチャット:なし
・問い合わせタグ:30タグ
・カスタムレポート:無制限
・権限(機能アクセス制限):25
・サポート:メール、電話、チャット
◎機能
・メールチャネル:100チャネル
・フィードバックウィジェット:1/部門
・詳細なWebフォーム:20/部署
・ソーシャルメディア(Facebook、Twitter)
ブランド数:マルチブランディングの場合、1部門につき2ブランドまたは1ブランド
・電話連携:あり
・Webチャット:あり
・ガイド付き会話:あり
・問い合わせタグ:50タグ
・カスタムレポート:無制限
・権限(機能アクセス制限):50
・サポート:メール、電話、チャット
◎機能
・最大 5 エージェント
・メールサポート(8x5、CET)
・チャネル: 電子メール、Web フォーム、SMS
・標準機能: テキストブロック、マクロ、多言語、チケット履歴、トリガーと自動化、メンション/ウォッチ、営業時間、ブランディング
・10 MB の添付ファイル + 10 GB のストレージ容量
・ドイツのデータセンター、SSL暗号化、デバイス管理、2要素認証
◎機能
・最大35エージェント
・メールサポート(8x5、CET)
・チャネル: 電子メール、Web フォーム、SMS、Telegram、チャット
・標準機能: テキストブロック、多言語、チケット履歴、マクロ、トリガーと自動化、メンション/ウォッチ、営業時間、ブランディング
・サービスレベル契約 (SLA)
・個別のロール、個別のチケットオブジェクト
・ナレッジベース(単一言語)
・35 MB の添付ファイル + 25 GB のストレージ容量
・ISO27001認証データセンター
・ドイツのデータセンター、SSL暗号化、デバイス管理、2要素認証
◎機能
・無制限のエージェント
・電話サポート(8時間365日、CET)
・メールサポート(8x5、CET)
・チャネル: 電子メール、Web フォーム、SMS、Telegram、チャット、Twitter/X、Facebook、WhatsApp
・標準機能: テキストブロック、マクロ、多言語、チケット履歴、トリガーと自動化、メンション/ウォッチ、ブランディング、営業時間
・コアワークフロー
・サービスレベル契約 (SLA)
・個別のロール、個別のチケットオブジェクト
・条件のエキスパートモード(AND/OR)
・GitHub/GitLabとの統合
・ナレッジベース(多言語)
・ザマド標準レポート
・より詳細なレポート(Grafana 経由の Elasticsearch アクセス経由)
・50 MB の添付ファイル + 50 GB のストレージ容量
・ISO27001認証データセンター
・ドイツのデータセンター、SSL暗号化、デバイス管理、2要素認証
◎機能
・サービス: 月曜〜金曜 (9.00 - 17.00 CET)
・メールサポート
・応答時間は最大6時間
・15 件のサービスリクエスト
・バグエスカレーション
・セキュリティに関するアドバイス
◎機能
・初期評価
・サービス: 月曜〜金曜 (8.00 - 18.00 CET)
・メールと電話によるサポート
・応答時間は最大4時間
・45 件のサービスリクエスト
・バグエスカレーション
・セキュリティに関するアドバイス
・追加サービス5%割引
◎機能
・初期評価
・サービス: 月曜〜金曜 (8.00 - 20.00 CET)
・メールと電話によるサポート
・応答時間は最大2時間
・95 件のサービスリクエスト
・バグエスカレーション
・パッチレベル、マイナーリリース、セキュリティパッチアップデート
・セキュリティに関するアドバイス
・追加サービス10%割引
※問合せ窓口の設置可能数は1まで
※蓄積メール保存数は5,000通まで(1通追加ごと3円)
※最短1ヶ月からのご契約
※問合せ窓口の設置可能数は10まで
※蓄積メール保存数は10,000通まで(1通追加ごと1円)
※最短6ヶ月からのご契約
◎ASP型よりも、グループ数やメール蓄積数が大きい場合に最適です。カスタマイズや外部データベース・外部システムとの連携が必要な場合にご利用いただけます。
※問合せ窓口の設置可能数は10まで
※メール蓄積数は応相談
※最短1年からのご契約
※VPN等で自社のデータベースとも接続可能
◎「個人情報は自社で管理したい」という企業様には、自社環境にシステム導入できる導入版がおすすめです。サーバやDBなどの環境を選ばないので、新規DB構築の必要がなく、初期投資の大幅削減が可能です。
※保守費用は別途請求あり
※問合せ窓口の設置数は標準で10まで(追加オプションあり)
※自社の既存システムとフレキシブルに連携可能
自社のセキュリティポリシーに対応可能
<こんな方におすすめ>
・チャットボットでFAQを自動化したい方
・チャットボットを体験してみたい方
◎機能
・設問数:100件
・チャットボット数:1体
<こんな方におすすめ>
・複数のチャットボットを運用したい方
・チャットボットを本格的に運用したい方
◎機能
・設問数:500件
・チャットボット数:5体
<こんな方におすすめ>
・大規模な社内システムでのご利用の方
・トークの内容をファイルに出力したい方
◎機能
・設問数:2000件
・チャットボット数:10体
ユーザー数:3名まで
PV:3万PVまで
ユーザー数:10名まで
PV:10万PVまで
ユーザー数:50名まで
PV:100万PVまで
◎機能
・ケースの管理
・カスタマイズ可能なレポート&ダッシュボード
・ナレッジベース
※年間契約
◎機能
・ケーススウォーミング
・CTI (Computerized Telephony Integration)
・オムニチャネルケースルーティング
※年間契約
◎機能
・カスタマーサービス向けAI
・セルフサービスのヘルプセンター
・ワークフローの自動化
※年間契約
◎機能
・年中無休24時間体制のサポート
・AIを活用したチャットボット
・チャット
※年間契約
◎機能
・Unlimited版の全機能に加え、デジタルチャネル、Service Intelligence、Slackによるチーム連携
・生成AIを含んだEinstein Copilot(ベータ)
・Data Cloud
※年間契約
お客様の要件に合わせて概算見積りを提示いたします。 お問い合せください。
※PV数による価格設定ではございません。
詳しくは、営業担当者にお問い合わせください。
QuickSolutionはサーバライセンスです。利用ユーザ数には依存せず、ライセンスの種類とモデル(検索対象データの規模)に応じて価格が決まります。
※メールアドレス・ユーザーなど基本機能の使用数で料金プランが異なります。
※2ユーザーからご利用いただけます。
◎性能
・ 利用ユーザー1人
・ フォーム、FAQ、アンケートをそれぞれ1つまで作成可能
(初期費用は無料です。また14日間無料トライアルがあります。)
◎性能
・ 利用ユーザー3人
・ フォーム、FAQ、アンケートをそれぞれ3つまで作成可能
・ 有人チャット1つまで
・Tayoriクレジットの非表示
・公開URL設定
・サブドメイン設定
・Google Analytics連携
(初期費用は無料です。また14日間無料トライアルがあります。)
◎性能
・ 利用ユーザー10人
・ フォーム、FAQ、アンケートそれぞれ無制限
・ 有人チャット3つまで
・ AIチャットボット無制限
・Tayoriクレジットの非表示
・公開URL設定
・サブドメイン設定
・Google Analytics連携
・管理画面へのIP制限
(初期費用 : ¥50,000 (税抜)※ 年間契約・銀行振り込みのみ)
◎性能
・ 利用ユーザー11~30名
・ 有人チャットは各アカウントごとに3つまで
・ AIチャットボット無制限
・Tayoriクレジットの非表示
・公開URL設定
・サブドメイン設定
・Google Analytics連携
・管理画面へのIP制限
・複数アカウント作成
・担当カスタマーサクセスによるサポート
・セキュリティチェックシートへの個別回答
・Googleタグマネージャー連携
・ログイン通知と履歴
●最大10エージェント
●ナレッジベース
●メールのチケット化
●チケットの発信
●社内外のチームメンバーとのコラボレーション
●チケット分析レポート
●SNSとの連携
●データセンターロケーション
◎機能:
FREEの機能に加えて
●アクションによるチケットの自動処理
●営業時間とSLA設定
●エージェント対応重複検出
●マーケットプレイスアプリ
●ヘルプデスク詳細レポート
●カスタムメールサーバ
●カスタムチケットビュー
●カスタムチケットフィールド&ステータス
●カスタム SSL 証明書
●タイムトラッキング
◎機能:
FREE、GROWTHの機能に加えて
●エージェント役割権限のカスタマイズ
●顧客をセグメント化することで対応ポリシーを変更可能
●複数のSLA
●複数の営業時間
●拡張可能なAPI
●5000人のコラボレーター登録
●ナレッジベースのバージョン管理
●異なるSLAポリシーによるリマインダーやエスカレーション
●多言語ナレッジベース
●カスタムアプリ
●顧客満足度調査・レポート
●複数製品
●ラウンドロビンルーティング
●カスタムオブジェクト
●カスタムレポートとダッシュボード
●カスタマージャーニー
●定型フォーム
●コミュニティフォーラム
●多言語ナレッジベース
●平均処理時間 (AHT)
●カスタムメトリック
●レポートの共有
◎機能:
FREE、GROWTH、PROの機能に加えて
●スキルベースのチケット割り当て
●IPアドレスのホワイトリスト化
●サンドボックス
●監査ログ
●無制限のポータルを保有可能
●ナレッジベース承認ワークフロー
●エージェントシフト
●ソーシャルシグナル
●柔軟なナレッジベース階層
・基本的なチャットとWEB会議のみ必要な企業
・基本的な社内・顧客とのチャット対応をご利用されたい場合におすすめ!
・接客チャット(基本的なチャット対応と過去30日以内のメッセージの検索/閲覧のみ可能)
・社内チャット最大30名同時接続
1時間まで利用可能なボイス・ビデオMeet
◎価格:
年額払いでは2,700円~/月額とお得です。
◎機能:
・MU(連絡先管理の顧客数)1,000名提供
(最大3,000名提供)
・基本シート(スタッフ)5シート提供(最大10シートまで)
・オペレーターシート(顧客対応担当者)2シート提供(最大5シートまで)
・社内チャット
・接客チャット
・電話
・顧客情報の照会
・問い合わせタグ/統計/ゴール設定
・担当者自動振り分け
・返信通知機能
・ドキュメント
・モバイルSDK
・Open API/Webhook
向けプランです
◎価格:
年額払いでは7,200円~/月額とお得です。
◎機能
・MU(連絡先管理の顧客数)3,000名提供
(最大100万名提供)
・基本シート(スタッフ)5シート提供
(最大1,000シートまで)
・オペレーターシート(顧客対応担当者)1 シート提供
(最大1,000シートまで)
・社内チャット
・接客チャット
・電話
・顧客情報の照会
・問い合わせタグ/統計/ゴール設定
・担当者自動振り分け
・返信通知機能
・ドキュメント
・モバイルSDK
・Open API/Webhook
◎価格:専任の担当者がコンサルティングを通して価格をご提案します。
エンタープライズ企業のためのサポートをご確認ください。
◎機能:
・MU(連絡先管理の顧客数) お問い合わせ
・基本シート(スタッフ)お問い合わせ
・オペレーターシート(顧客対応担当者) お問い合わせ
・社内チャット
・接客チャット
・電話
・顧客情報の照会
・問い合わせタグ/統計/ゴール設定
・担当者自動振り分け
・返信通知機能
・ドキュメント
・モバイルSDK
・Open API/Webhook
4. 一次解決率(FCR)向上を阻む課題と原因分析
一次解決率(FCR)が思うように上がらない背景には、業務プロセス・システム・人材の3軸で典型的なボトルネックがあります。本章では、代表的な4つの課題を整理し、対策のヒントを示します。
4-1. オペレーター連携プロセスの分断
連携不足や情報共有の遅れで、お客様情報・対応履歴がうまく引き継がれずに重複対応が発生します。
これは、メール・電話担当者が別システム運用、履歴の参照に時間がかかってしまうことが原因だと考えられます。
- 対策ポイント:チケット一元管理、問い合わせ管理ツールで複数のチャネルを統合、担当切り替え時の引き継ぎ方法を共有
4-2. ナレッジ管理の不備
FAQや社内wiki、対応マニュアルが古く更新されないと、オペレーターが必要情報をすぐに見つけられません。情報を見つけられないと、一次対応で対応しきれず、一次解答率が低下してしまいます。
これは、ナレッジ更新担当者が限られ、運用ルールが徹底されていないことが原因だと考えられます。
- 対策ポイント:KCSに基づいたツールの導入で、対応フロー中に生きたナレッジを作成・レビューすることが重要です。
※KCSは、サポートを提供するプロセスの中で、リアルタイムにナレッジを作成し、活用し、維持・改善していくという考え方に基づいたベストプラクティスです。単にナレッジを「蓄積する」のではなく、「フローとして流通させ、使うことで価値を高める」ことを目指します。
4-3. ツール連携の欠如
顧客管理システム(CRM)や、電話やFAXをコンピュータと統合するシステム(CTIシステム)、チャットツールなど複数ツール間でデータが散在し、二重入力や見落としが発生してしまいます。
これは、API連携の未実装、データを手動取り込みで行っていることが原因だと考えられます。
- 対策ポイント:各システムの統合やAPI活用で「一度の入力を全体に反映」を実現することが重要です。
4-4. オペレータ教育・評価の未整備
社員のスクリプトやロールプレイ演習が不足すると、対応品質やスピードにばらつきが生じます。
これは、定期的なトレーニング計画がなく、新人を属人的なOJTに任せてしまっていることが原因です。
- 対策ポイント:通話録音の分析結果を活用し、KPIに基づくフィードバックを実施しましょう。
📌よくある課題の影響と対策
課題 | 具体的な影響 | 対策 |
プロセスの分断 | 重複対応、待ち時間増加 | チケット一元化、引き継ぎ手順整備 |
ナレッジ管理の不備 | 情報探索に時間がかかり、回答遅延 | KCS導入、リアルタイムナレッジ共有 |
ツール連携の欠如 | 二重入力ミス、履歴の見落とし | API連携/ワークフロー自動化 |
オペレータ教育・評価の未整備 | 対応品質のばらつき、満足度低下 | 定期トレーニング、AI分析によるフィードバック |
5. 一次解決率(FCR)改善のための4大戦略
この章では、一次解決率を高めるために「現場ですぐに着手できる」4つのアクションを解説します。各戦略ごとに要点を押さえ、次章のツール活用や事例と組み合わせて実践してください。
5-1. 業務プロセス最適化
問い合わせ対応の流れを「ムダなく・抜け漏れなく」標準化し、初動で解決できる仕組みをつくります。
主な施策
- スクリプト・フロー図の作成
よくある問合せごとに「必ず聞くべき質問」「確認ポイント」を明示 - 標準化チェックリスト導入
対応完了前に必須項目を漏れなく確認 - 定期レビュー
月次で実際の通話履歴をもとにフローをアップデート
施策 | 効果 |
1.スクリプト/フロー図整備 | オペレーターの対応速度・精度向上 |
2.チェックリスト導入 | 対応漏れの防止 |
3.定期レビュー | 継続的なプロセス品質向上 |
👇業務の標準化を目指すならITSMツールが最適!
5-2. ナレッジシステムと KCS の活用
対応中にナレッジを「つくり・使い・改善」するKCS※を取り入れ、ナレッジを“生きた状態”で社内外に展開します。
主な施策
- KCS の基本導入
対応担当者が回答と同時にナレッジ記事を作成/修正 - ナレッジ更新ワークフロー
作成記事のレビュー担当を設け、品質担保 - セルフサービスチャネル連携
KCSナレッジをFAQサイトやチャットボットに自動反映
施策 | 効果 |
1.KCS プロセス導入 | リアルタイムで鮮度の高いナレッジを蓄積 |
2.レビュー体制構築 | ナレッジ品質の維持・向上 |
3.FAQ・チャットボット連携 | 顧客セルフ解決率向上、オペレーター負荷軽減 |
※ KCS(Knowledge-Centered Service):サポートを通じてナレッジを継続的に生成・活用・改善する手法
👇社内のナレッジを共有できるのは社内wikiツール!
5-3. オペレータトレーニングと品質モニタリング
人のスキルと意識を高めることで、一次対応の質を底上げします。
主な施策
- 通話録音+AI解析ツール導入
キーワード抽出や話速・沈黙箇所の可視化 - ロールプレイ演習
実際のシナリオを使った月次ワークショップ - KPI ベースのフィードバック
FCR、平均対応時間、CSAT スコアをもとに評価
施策 | 効果 |
1.通話録音・AI解析 | 問題箇所を客観的に把握 |
2.ロールプレイ演習 | 実践力・応用力の強化 |
3.KPI 評価+フィードバック | モチベーション向上・改善行動促進 |
5-4. マルチチャネル連携強化
電話・メール・チャット・SNS を横断的に管理し、一度のやり取りで解決できる体制をつくります。
主な施策
- オムニチャネルツール導入
顧客履歴を一画面で参照でき、切替時のロスを削減 - チャネル別対応ガイドライン
メール・チャット・SNS それぞれのテンプレートを整備 - 自動ルーティング設定
問い合わせ内容に応じて最適なチャネル・担当に振り分け
施策 | 効果 |
1.オムニチャネルプラットフォーム導入 | 一度の対応で全履歴を参照・更新でき、再問合せを防止 |
2.チャネル別テンプレート整備 | 文章品質の均一化、対応スピード向上 |
3.自動ルーティング設定 | 適切な担当・チャネル配分による初回解決率向上 |
6. 導入事例から学ぶ一次解決率(FCR)向上のプロセス
具体的な成功事例を通して、FCR 向上のプロセスと効果をイメージしましょう。
6-1. EC企業:Zendesk × FAQサイト連携
ECサイトを運営する企業では、商品・配送に関する似たようなの問い合わせが多数発生していました。もともと「よくある質問」をFAQサイトにまとめていましたが、サイト内に散在していました。したがって、最新のナレッジが反映されず回答品質にムラが生じていました。またナレッジを探すのに時間がかかり、オペレーターの負荷も増大していました。
施策
- ZendeskのKnowledge Capture機能で、通話中にFAQ記事を即作成・更新
- FAQ サイトとシームレス連携し、セルフサービスを強化
指標 | 導入前 | 導入後 | 効果 |
一次解決率(FCR) | 65% | 80% | +15ポイント |
問い合わせ総件数 | 10,000件/月 | 8,000件/月 | -20% |
オペレータ対応時間平均 | 5分/件 | 4分/件 | -20% |
6-2. BtoBサービス:Freshdesk のセルフサポート活用
とあるBtoBサービスを運営する企業では、専門的な仕様の確認やマニュアル参照が必要な問い合わせが多く発生していました。しかし、ナレッジベースが断片化しているため、情報探索と回答に時間を要していました。
施策
- Freshdeskの AIサジェスト機能で、問い合わせ時に関連ナレッジを自動表示
- ポータルサイト上にセルフサービスポータルを構築し、FAQ/マニュアルへ誘導
指標 | 導入前 | 導入後 | 効果 |
一次解決率(FCR) | 70% | 82% | +12ポイント |
マニュアルダウンロード数 | 1,200件/月 | 2,400件/月 | +100% |
初回応答までの平均時間 | 8時間 | 2時間 | -75% |
6-3. 製造業:LMIS + CTI 連携で通話改善
製造業のとある企業では、部品交換の手順や保守対応に専門知識が要るため、一次回答が難しいケースが問い合わせの半分を占めていました。そのため、一次解決率を低下させていました。また、問い合わせごとにPC画面での手入力が必要だったため、その作業がオペレーターの負荷が増大していました。
施策
- LMISの ITIL 準拠インシデント管理で、既知のエラー情報とマニュアルを一元化
- CTI 連携により、着信ポップで顧客・機器情報を自動表示
指標 | 導入前 | 導入後 | 効果 |
一次解決率(FCR) | 55% | 70% | +15ポイント |
平均通話時間 | 7分30秒 | 6分 | -20% |
調査時間(後工程)平均 | 2時間 | 1時間 | -50% |
7. 具体的な導入ロードマップと KPI 設計
本章では、FCR 改善プロジェクトを成功へ導く「段階的なステップ」と、各フェーズで設定・測定すべき主要 KPI をご紹介します。
フェーズ1:現状把握・目標設定
まずは現状値を正確に把握し、改善目標を具体化します。
- 現状データ収集
チャネル別(電話/メール/チャット)に、一次解決率(FCR)、顧客満足度(CSAT)、平均対応時間、折り返し対応数などを最新のレポートから抽出します。 - 目標設定
SMART原則※に沿って、「6ヶ月でFCRを75%→85%に引き上げる」などの目標を設定しましょう。
※SMART原則:Specific(具体的), Measurable(定量的), Achievable(達成可能), Relevant(全体のビジョンとの関連がある), Time-bound(期限が明確である)という5つの視点を用いて、効果的な目標設定を行うフレームワークです。
項目 | 現状値 | 目標値 | 達成可能性 | 期限 | 備考 |
一次解決率(FCR) | 70% | 85% | 80% | 6ヶ月 | 月次レビュー |
平均初回応答時間 | 5分 | 3分以内 | 80% | 6カ月 | 電話チャネル |
折り返し対応件数/月 | 500件 | 250件以下 | 80% | 1年 | チャネル合算 |
上記は、よく収集されるデータの現状把握と、目標設定をわかりやすくまとめたテンプレートとなります。達成可能性は100%よりも80%程度に設定し、簡単に達成できる目標は避けましょう。
フェーズ2:ツール選定・PoC(概念実証)実施
目標達成に必要な機能を整理し、導入を検討している複数のツールで小規模な検証を行います。
- 要件定義
リアルタイムナレッジ、AI自動応答、CTI連携など必須/希望機能の整理します。 - PoC 計画
対象チャネルと期間を具体的に決定し、操作性や効果、FCRを定量・定性で評価します。
下記は要件定義の一例になります。ぜひ参考にしてください。
要件カテゴリ | Must(必須) | Want(希望) |
ナレッジ共有 | リアルタイム更新・検索 | AIレコメンド |
自動応答 | FAQボット連携 | チャットボット学習機能 |
CTI・スクリーンポップ | 着信ポップ表示 | 通話録音の自動文字起こし |
分析レポート | FCR・対応時間可視化 | カスタムダッシュボード |
フェーズ3:全社展開・トレーニング
PoC 結果を踏まえて、一つのツール選定し、全社に導入します。導入後は、現場の“使いこなし”を支援するために、以下の施策を行いましょう。
- 設定・移行
既存データ(FAQ、顧客履歴)の移行や、権限設定やワークフローの構築を行いましょう。 - トレーニング計画
OJT研修やeラーニングシステムの導入、マニュアル・動画教材の提供で全オペレーターの対応を標準化しましょう。 - 定着化施策
スタッフ向け月次勉強会や、成果事例の社内共有を行い、定着率を上げていきましょう。
7-4. フェーズ4:効果測定・継続的改善(PDCA)
導入後は KPI を定期的にレビューし、改善アクションを継続します。効果測定を改善に活かすにはPDCAアクションが最適です。
- Plan:課題と仮説策定
- Do:施策実行(プロセス改善、追加トレーニングなど)
- Check:KPI レポート確認
- Act:次フェーズ施策への反映
📌フェーズごとのポイント
フェーズ | 主な活動 | 主要 KPI | レビュー頻度 |
現状把握・目標設定 | データ収集、目標設定 | FCR、応答時間、折り返し件数 | 一回(計画時) |
PoC 実施 | ツール操作評価、効果測定 | FCR 変化率、ユーザー満足度(定性) | 月次 |
全社展開・トレーニング | データ移行、研修、定着化施策 | ツール利用率、トレーニング完了率 | 四半期 |
継続改善(PDCA) | レポート分析、課題抽出、改善実施 | FCR、CSAT、NPS、コスト削減率 | 月次 |
8. まとめ:今すぐ始めるべき一歩
本記事では、一次解決率(FCR)の定義から、その重要性、具体的な改善戦略、ツール選定、導入ロードマップまでを丁寧に解説しました。最後に、振り返りのポイントと「今すぐできる施策」を解説します。
8-1. 振り返りのポイント
項目 | 要点 |
FCR の意義 | 顧客満足度・運用コスト・DX 推進の三位一体効果をもたらす |
主な阻害要因 | プロセス分断、ナレッジ管理不備、ツール連携不足、教育・評価体制の未整備 |
4大改善戦略 | ①業務プロセス最適化 ②KCS ナレッジ活用 ③トレーニング・モニタリング ④マルチチャネル連携 |
ツール5選 | Zendesk/Freshdesk/Salesforce Service Cloud/Re:lation/LMIS |
導入ロードマップと KPI | 現状把握 → PoC → 全社展開 → PDCA。SMARTな目標設定と定期レビューが鍵 |
8-2. 今からできる小さな一歩
- 現状データの整理
今週中に「FCR」「応答時間」「折り返し件数」を月次レポートからピックアップ - 簡易スクリプト作成
よくある問い合わせ3パターンのフロー図を、まずは1つだけ作成してみる - ナレッジ更新会議の開催
来月までに、週1回15分でナレッジ共有ミーティングを試行
以上のように、小さな改善を積み重ねることでFCRは着実に向上します。
※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています 価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!「ヘルプデスクツール」の製品比較表
◎機能
・チケット作成・管理
・インシデント管理
・アラート機能
・レポート作成
・ダッシュボードのカスタム
・多要素認証
◎機能
・チケット作成・管理
・インシデント管理
・アラート機能
・レポート作成
・ダッシュボードのカスタム
・多要素認証
・広告なし
・タスクリスト
・複数チケットに同時対応
◎機能
・メール統合
◎機能
・メール統合
・メールと電話による継続的なサポート
・マネージドアップグレード&メンテナンス
・堅固なインフラ
・毎日のバックアップ
◎機能
・メール統合
・メールと電話による継続的なサポート
・マネージドアップグレード&メンテナンス
・堅固なインフラ
・毎日のバックアップ
・ニーズに合わせたカスタマイズ
◎機能
・メールチャネル:5チャネル
・フィードバックウィジェット:1
・詳細なWebフォーム:5
・ソーシャルメディア(Facebook、Twitter)
ブランド数:1
・電話連携:なし
・Webチャット:なし
・問い合わせタグ:20タグ
・カスタムレポート:50
・権限(機能アクセス制限):6
・サポート:メール、電話
◎機能
・メールチャネル:10チャネル
・フィードバックウィジェット:1/部門
・詳細なWebフォーム:10/部門
・ソーシャルメディア(Facebook、Twitter)
ブランド数:1
・電話連携:あり
・Webチャット:なし
・問い合わせタグ:30タグ
・カスタムレポート:無制限
・権限(機能アクセス制限):25
・サポート:メール、電話、チャット
◎機能
・メールチャネル:100チャネル
・フィードバックウィジェット:1/部門
・詳細なWebフォーム:20/部署
・ソーシャルメディア(Facebook、Twitter)
ブランド数:マルチブランディングの場合、1部門につき2ブランドまたは1ブランド
・電話連携:あり
・Webチャット:あり
・ガイド付き会話:あり
・問い合わせタグ:50タグ
・カスタムレポート:無制限
・権限(機能アクセス制限):50
・サポート:メール、電話、チャット
◎機能
・最大 5 エージェント
・メールサポート(8x5、CET)
・チャネル: 電子メール、Web フォーム、SMS
・標準機能: テキストブロック、マクロ、多言語、チケット履歴、トリガーと自動化、メンション/ウォッチ、営業時間、ブランディング
・10 MB の添付ファイル + 10 GB のストレージ容量
・ドイツのデータセンター、SSL暗号化、デバイス管理、2要素認証
◎機能
・最大35エージェント
・メールサポート(8x5、CET)
・チャネル: 電子メール、Web フォーム、SMS、Telegram、チャット
・標準機能: テキストブロック、多言語、チケット履歴、マクロ、トリガーと自動化、メンション/ウォッチ、営業時間、ブランディング
・サービスレベル契約 (SLA)
・個別のロール、個別のチケットオブジェクト
・ナレッジベース(単一言語)
・35 MB の添付ファイル + 25 GB のストレージ容量
・ISO27001認証データセンター
・ドイツのデータセンター、SSL暗号化、デバイス管理、2要素認証
◎機能
・無制限のエージェント
・電話サポート(8時間365日、CET)
・メールサポート(8x5、CET)
・チャネル: 電子メール、Web フォーム、SMS、Telegram、チャット、Twitter/X、Facebook、WhatsApp
・標準機能: テキストブロック、マクロ、多言語、チケット履歴、トリガーと自動化、メンション/ウォッチ、ブランディング、営業時間
・コアワークフロー
・サービスレベル契約 (SLA)
・個別のロール、個別のチケットオブジェクト
・条件のエキスパートモード(AND/OR)
・GitHub/GitLabとの統合
・ナレッジベース(多言語)
・ザマド標準レポート
・より詳細なレポート(Grafana 経由の Elasticsearch アクセス経由)
・50 MB の添付ファイル + 50 GB のストレージ容量
・ISO27001認証データセンター
・ドイツのデータセンター、SSL暗号化、デバイス管理、2要素認証
◎機能
・サービス: 月曜〜金曜 (9.00 - 17.00 CET)
・メールサポート
・応答時間は最大6時間
・15 件のサービスリクエスト
・バグエスカレーション
・セキュリティに関するアドバイス
◎機能
・初期評価
・サービス: 月曜〜金曜 (8.00 - 18.00 CET)
・メールと電話によるサポート
・応答時間は最大4時間
・45 件のサービスリクエスト
・バグエスカレーション
・セキュリティに関するアドバイス
・追加サービス5%割引
◎機能
・初期評価
・サービス: 月曜〜金曜 (8.00 - 20.00 CET)
・メールと電話によるサポート
・応答時間は最大2時間
・95 件のサービスリクエスト
・バグエスカレーション
・パッチレベル、マイナーリリース、セキュリティパッチアップデート
・セキュリティに関するアドバイス
・追加サービス10%割引
※問合せ窓口の設置可能数は1まで
※蓄積メール保存数は5,000通まで(1通追加ごと3円)
※最短1ヶ月からのご契約
※問合せ窓口の設置可能数は10まで
※蓄積メール保存数は10,000通まで(1通追加ごと1円)
※最短6ヶ月からのご契約
◎ASP型よりも、グループ数やメール蓄積数が大きい場合に最適です。カスタマイズや外部データベース・外部システムとの連携が必要な場合にご利用いただけます。
※問合せ窓口の設置可能数は10まで
※メール蓄積数は応相談
※最短1年からのご契約
※VPN等で自社のデータベースとも接続可能
◎「個人情報は自社で管理したい」という企業様には、自社環境にシステム導入できる導入版がおすすめです。サーバやDBなどの環境を選ばないので、新規DB構築の必要がなく、初期投資の大幅削減が可能です。
※保守費用は別途請求あり
※問合せ窓口の設置数は標準で10まで(追加オプションあり)
※自社の既存システムとフレキシブルに連携可能
自社のセキュリティポリシーに対応可能
<こんな方におすすめ>
・チャットボットでFAQを自動化したい方
・チャットボットを体験してみたい方
◎機能
・設問数:100件
・チャットボット数:1体
<こんな方におすすめ>
・複数のチャットボットを運用したい方
・チャットボットを本格的に運用したい方
◎機能
・設問数:500件
・チャットボット数:5体
<こんな方におすすめ>
・大規模な社内システムでのご利用の方
・トークの内容をファイルに出力したい方
◎機能
・設問数:2000件
・チャットボット数:10体
ユーザー数:3名まで
PV:3万PVまで
ユーザー数:10名まで
PV:10万PVまで
ユーザー数:50名まで
PV:100万PVまで
◎機能
・ケースの管理
・カスタマイズ可能なレポート&ダッシュボード
・ナレッジベース
※年間契約
◎機能
・ケーススウォーミング
・CTI (Computerized Telephony Integration)
・オムニチャネルケースルーティング
※年間契約
◎機能
・カスタマーサービス向けAI
・セルフサービスのヘルプセンター
・ワークフローの自動化
※年間契約
◎機能
・年中無休24時間体制のサポート
・AIを活用したチャットボット
・チャット
※年間契約
◎機能
・Unlimited版の全機能に加え、デジタルチャネル、Service Intelligence、Slackによるチーム連携
・生成AIを含んだEinstein Copilot(ベータ)
・Data Cloud
※年間契約
お客様の要件に合わせて概算見積りを提示いたします。 お問い合せください。
※PV数による価格設定ではございません。
詳しくは、営業担当者にお問い合わせください。
QuickSolutionはサーバライセンスです。利用ユーザ数には依存せず、ライセンスの種類とモデル(検索対象データの規模)に応じて価格が決まります。
※メールアドレス・ユーザーなど基本機能の使用数で料金プランが異なります。
※2ユーザーからご利用いただけます。
◎性能
・ 利用ユーザー1人
・ フォーム、FAQ、アンケートをそれぞれ1つまで作成可能
(初期費用は無料です。また14日間無料トライアルがあります。)
◎性能
・ 利用ユーザー3人
・ フォーム、FAQ、アンケートをそれぞれ3つまで作成可能
・ 有人チャット1つまで
・Tayoriクレジットの非表示
・公開URL設定
・サブドメイン設定
・Google Analytics連携
(初期費用は無料です。また14日間無料トライアルがあります。)
◎性能
・ 利用ユーザー10人
・ フォーム、FAQ、アンケートそれぞれ無制限
・ 有人チャット3つまで
・ AIチャットボット無制限
・Tayoriクレジットの非表示
・公開URL設定
・サブドメイン設定
・Google Analytics連携
・管理画面へのIP制限
(初期費用 : ¥50,000 (税抜)※ 年間契約・銀行振り込みのみ)
◎性能
・ 利用ユーザー11~30名
・ 有人チャットは各アカウントごとに3つまで
・ AIチャットボット無制限
・Tayoriクレジットの非表示
・公開URL設定
・サブドメイン設定
・Google Analytics連携
・管理画面へのIP制限
・複数アカウント作成
・担当カスタマーサクセスによるサポート
・セキュリティチェックシートへの個別回答
・Googleタグマネージャー連携
・ログイン通知と履歴
●最大10エージェント
●ナレッジベース
●メールのチケット化
●チケットの発信
●社内外のチームメンバーとのコラボレーション
●チケット分析レポート
●SNSとの連携
●データセンターロケーション
◎機能:
FREEの機能に加えて
●アクションによるチケットの自動処理
●営業時間とSLA設定
●エージェント対応重複検出
●マーケットプレイスアプリ
●ヘルプデスク詳細レポート
●カスタムメールサーバ
●カスタムチケットビュー
●カスタムチケットフィールド&ステータス
●カスタム SSL 証明書
●タイムトラッキング
◎機能:
FREE、GROWTHの機能に加えて
●エージェント役割権限のカスタマイズ
●顧客をセグメント化することで対応ポリシーを変更可能
●複数のSLA
●複数の営業時間
●拡張可能なAPI
●5000人のコラボレーター登録
●ナレッジベースのバージョン管理
●異なるSLAポリシーによるリマインダーやエスカレーション
●多言語ナレッジベース
●カスタムアプリ
●顧客満足度調査・レポート
●複数製品
●ラウンドロビンルーティング
●カスタムオブジェクト
●カスタムレポートとダッシュボード
●カスタマージャーニー
●定型フォーム
●コミュニティフォーラム
●多言語ナレッジベース
●平均処理時間 (AHT)
●カスタムメトリック
●レポートの共有
◎機能:
FREE、GROWTH、PROの機能に加えて
●スキルベースのチケット割り当て
●IPアドレスのホワイトリスト化
●サンドボックス
●監査ログ
●無制限のポータルを保有可能
●ナレッジベース承認ワークフロー
●エージェントシフト
●ソーシャルシグナル
●柔軟なナレッジベース階層
・基本的なチャットとWEB会議のみ必要な企業
・基本的な社内・顧客とのチャット対応をご利用されたい場合におすすめ!
・接客チャット(基本的なチャット対応と過去30日以内のメッセージの検索/閲覧のみ可能)
・社内チャット最大30名同時接続
1時間まで利用可能なボイス・ビデオMeet
◎価格:
年額払いでは2,700円~/月額とお得です。
◎機能:
・MU(連絡先管理の顧客数)1,000名提供
(最大3,000名提供)
・基本シート(スタッフ)5シート提供(最大10シートまで)
・オペレーターシート(顧客対応担当者)2シート提供(最大5シートまで)
・社内チャット
・接客チャット
・電話
・顧客情報の照会
・問い合わせタグ/統計/ゴール設定
・担当者自動振り分け
・返信通知機能
・ドキュメント
・モバイルSDK
・Open API/Webhook
向けプランです
◎価格:
年額払いでは7,200円~/月額とお得です。
◎機能
・MU(連絡先管理の顧客数)3,000名提供
(最大100万名提供)
・基本シート(スタッフ)5シート提供
(最大1,000シートまで)
・オペレーターシート(顧客対応担当者)1 シート提供
(最大1,000シートまで)
・社内チャット
・接客チャット
・電話
・顧客情報の照会
・問い合わせタグ/統計/ゴール設定
・担当者自動振り分け
・返信通知機能
・ドキュメント
・モバイルSDK
・Open API/Webhook
◎価格:専任の担当者がコンサルティングを通して価格をご提案します。
エンタープライズ企業のためのサポートをご確認ください。
◎機能:
・MU(連絡先管理の顧客数) お問い合わせ
・基本シート(スタッフ)お問い合わせ
・オペレーターシート(顧客対応担当者) お問い合わせ
・社内チャット
・接客チャット
・電話
・顧客情報の照会
・問い合わせタグ/統計/ゴール設定
・担当者自動振り分け
・返信通知機能
・ドキュメント
・モバイルSDK
・Open API/Webhook
よくある質問
一次解決率(FCR)とは?
顧客の問い合わせを初回対応で解決できた割合を示す指標で、CS向上・コスト削減に直結します。
FCRを正確に測定するには?
一次解決件数÷総受信件数×100で算出。期間を統一し、一次完結定義を現場で共有することが重要です。
どんなツールがFCR改善に有効ですか?
リアルタイムナレッジ共有、AIチャットボット、CTI連携、分析機能、既存システム連携が充実した製品が効果的です。
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