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おすすめeラーニングシステム42選!目的や特徴別に製品を徹底比較

この記事で解説すること

「eラーニングシステム」はオンライン学習、すなわちインターネットを活用した学習システムのことです。企業では人材育成の過程でさまざまな研修を行います。しかし、従来のテキストやExcelを使った研修方法では、効率や学習効果などの観点で多くの問題があります。オンラインでの研修を可能にするeラーニングシステムを導入すると、時間と場所の制約から解放され、より効果的な研修が行えるようになります。

しかし、eラーニングシステムの種類は豊富で製品によって導入効果が変わるため、自社の課題や目的に合うeラーニングシステムを導入することが大切です。本記事ではeラーニングシステムの特徴や導入メリット、正しい選び方について解説します。厳選したおすすめシステムも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

「eラーニングシステム」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • テスト作成
    • テスト作成
    • 帳票出力
    • コンテンツ作成
    • Microsoft office連携
    • 研修管理
    • コース作成
    • タレントマネジメントシステム連携
    • シングルサインオン
    • オンライン試験対応
    • 他システム連携
    • 評価・レビュー集計
    • アンケート機能
    • ディベート投稿
    • レポート課題機能
    • レポート提出
    • ディスカッション機能
    • オリジナルコンテンツ作成
    • Microsoft Teams連携
    • Q&A機能
    • クイズ機能
    • 集合研修管理
    • モバイル端末対応
    • 問題分析機能
    • 多言語対応
    • 録画配信
    • ITスキル科目
    • 修了証表示
    • ビジネスマナー科目
    • コースカスタマイズ可
    • zoom連携
    • ビジネススキル科目
    • マルチデバイス対応
    • ライブ配信可
    • セキュリティ科目
    • 多言語対応
    • AI不正防止機能
    • zoom連携
    • 掲示板機能
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
初期費用 要相談
利用料金 30,000円(税別)/月 
12か月
SkillBridgeの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
カオナビ(e-ラーニング・LMS)の資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要問い合わせ
料金プラン 要問い合わせ
1ヵ月
WisdomBase(ウィズダムベース)の資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
eラーニング格安プラン 4,900円(50人まで)/月額
備考
小規模から利用可能で、動画を利用せずにスライドとテスト、アンケートなどで社員教育で利用するのにお勧めなプランです。

100人まで:9,800円
300人まで:29,400円
500人まで:49,000円
1,000人まで:98,000円
1,500人まで:142,500円
2,000人まで:180,000円
3,000人まで:240,000円
5,000人まで:327,200円

※100人単位で料金の設定がございます。詳細なお見積りは公式サイトからお問い合わせください。
※5,000人以上も対応しています。
eラーニング標準プラン 19,800円(100人まで)/月額~
備考
eラーニングを始めるのに必要なものが揃った、安心の標準プランです。

300人まで:49,400円〜
500人まで:79,000円〜
1,000人まで:153,000円〜
1,500人まで:222,500円〜
2,000人まで:285,000円〜
3,000人まで:395,000円~
5,000人まで:582,200円~

※100人単位で料金の設定がございます。詳細なお見積りは公式サイトからお問い合わせください。
※5,000人以上も対応しています。
※本プランは、動画のご利用量により費用が変わります。ストレージを増量する場合は5GB(約3時間分の動画保存容量)あたり5,000円、転送量を増量する場合は50GB(約100時間分の延べ視聴時間)あたり5,000円が加算されます。
※ストレージ容量、転送量がご契約量を超えた場合は別途超過費用が発生いたします。(ストレージは1GBあたり1,500円、転送量は1GBあたり150円)
eラーニング開発プラン 要相談
備考
要望に合わせて開発ができるプランです。10年間の経験をもとに、eラーニングの基礎となる機能から、管理者のための機能やセキュリティのための発展的な機能まで多くの機能とノウハウを盛り込んで開発します。
公式サイトで無料相談をお受けしています。
初期開発費用:500万円〜2,000万円程度
制限なし
LearnOの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
基本料金 要相談
備考
1アカウント980円より追加可能で、最低アカウント数は30アカウント(29,400円)よりご提供しています。
最低利用期間の制限なし
Smart Boardingの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
iSpring Suite 103,990円(1ユーザー/1年間)
備考
◎iSpring Suite
→履修コース、クイズ、シミュレーションを作成する、強力なツールキット
・HTML5/SCORM eコース
・ロールプレイ
・クイズ
・インタラクション
・研修動画
・電子書籍
・スクリーンキャスト
◎テクニカル サポート(日本語・英語対応)
→電話、またはeメールですぐにお手伝い
iSpring Suite Max 130,990円(1ユーザー/1年間)
備考
◎iSpring Suite
→履修コース、クイズ、シミュレーションを作成する、強力なツールキット
・HTML5/SCORM eコース
・ロールプレイ
・クイズ
・インタラクション
・研修動画
・電子書籍
・スクリーンキャスト
◎Text to speech
→文章を自然なナレーションに変更する音声読み上げツール
◎Content Library
・89,000点以上のテンプレート、キャラクターを使用して、コースを短時間で作成
・キャラクタービルダー
◎iSpring Space
→コンテンツの管理・共有・フィードバック受信が可能なオンラインスペース
◎テクニカル サポート(日本語・英語対応)
→電話、またはeメールですぐにお手伝い
1年間
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
月額利用料 3,980円
なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
TANREN for Input 200円/月 ※1IDあたり
備考
社内の良い実例となる動画、音声、プレゼンテーション資料などのナレッジを蓄積し、社内で共有したいと考えている事業社様向けのプランです。
TANREN for Output 2,000円/月 ※1IDあたり
備考
指導者による社員への課題設定、新入社員の実践動画(音声)やプレゼンテーション資料へのフィードバック投稿、採点など、TANRENの全ての機能をご活用いただけるプランです。

月額費用は課題を実践する投稿者様のみ発生し、指導者・管理者様のアカウントは無償でご利用いただけます。
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
プラン1 39,000円/月
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
スタータープラン 59,800円
備考
※マニュアル作成を簡単に、行いたい会社様に
ベーシックプラン 119,800円
備考
※Teachme Bizの機能をフル活用し、経営効果を最大化したい会社様に
エンタープライズプラン 319,800円
備考
※Teachme Bizの機能をフル活用し、経営効果を最大化したい会社様に
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
初期費用 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
6ヶ月利用プラン 4950円/1ID
6ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
ライセンス料金 ¥6,000 /月(1ユーザー)
備考
※金額は税抜です。
※初期設定支援など、導入における標準的なサポートを含みます。
※運用開始後は別途、プロフェッショナルサービスもご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用(フリープラン) 0円/年
備考
・10アカウント利用可能
◎データ容量:0GB
◎一教材当たりの上限:30MB

※「1教材あたりの上限」について、一部表記の制限容量より低い教材タイプがございます。

※フリープラン・スタータープラン・スターターPlusプランの場合、1コンテンツに限り、大容量の教材(各ライセンスの1教材あたりの上限以上、500MB未満のファイル)をアップロードできます。

※共用サーバーをお使いの場合、複数の学習環境を共用で運用しているため、ログインID、ディスプレイネーム、メールアドレスを登録する際、既に使われている場合は、使用ができません。

※共用サーバーをお使いの場合、サーバーメンテナンスのため、全サービスを年4回一時休止させていただきます。
スタータープラン 33,000円/年
備考
・100アカウント毎の従量課金制
◎データ容量:10GB
◎一教材当たりの上限:30MB

月々契約の場合:5,500円/月

※「1教材あたりの上限」について、一部表記の制限容量より低い教材タイプがございます。

※フリープラン・スタータープラン・スターターPlusプランの場合、1コンテンツに限り、大容量の教材(各ライセンスの1教材あたりの上限以上、500MB未満のファイル)をアップロードできます。

※共用サーバーをお使いの場合、複数の学習環境を共用で運用しているため、ログインID、ディスプレイネーム、メールアドレスを登録する際、既に使われている場合は、使用ができません。

※共用サーバーをお使いの場合、サーバーメンテナンスのため、全サービスを年4回一時休止させていただきます。
スターターplusプラン 49,500円/年
備考
・100アカウント毎の従量課金制

◎データ容量:10GB
◎一教材当たりの上限:100MB

月々契約の場合:8250円/月

※「1教材あたりの上限」について、一部表記の制限容量より低い教材タイプがございます。

※フリープラン・スタータープラン・スターターPlusプランの場合、1コンテンツに限り、大容量の教材(各ライセンスの1教材あたりの上限以上、500MB未満のファイル)をアップロードできます。

※共用サーバーをお使いの場合、複数の学習環境を共用で運用しているため、ログインID、ディスプレイネーム、メールアドレスを登録する際、既に使われている場合は、使用ができません。

※共用サーバーをお使いの場合、サーバーメンテナンスのため、全サービスを年4回一時休止させていただきます。
スタンダードプラン 99,000円/年
備考
・100アカウント毎の従量課金制

◎データ容量:100GB
◎一教材当たりの上限:500MB

月々契約の場合:11000円/月

※「1教材あたりの上限」について、一部表記の制限容量より低い教材タイプがございます。

※フリープラン・スタータープラン・スターターPlusプランの場合、1コンテンツに限り、大容量の教材(各ライセンスの1教材あたりの上限以上、500MB未満のファイル)をアップロードできます。

※共用サーバーをお使いの場合、複数の学習環境を共用で運用しているため、ログインID、ディスプレイネーム、メールアドレスを登録する際、既に使われている場合は、使用ができません。

※共用サーバーをお使いの場合、サーバーメンテナンスのため、全サービスを年4回一時休止させていただきます。
スタンダードplusプラン 148,500円/年
備考
・100アカウント毎の従量課金制

◎データ容量:100GB
◎一教材当たりの上限:1GB

月々契約の場合:16,500円/月

※「1教材あたりの上限」について、一部表記の制限容量より低い教材タイプがございます。

※フリープラン・スタータープラン・スターターPlusプランの場合、1コンテンツに限り、大容量の教材(各ライセンスの1教材あたりの上限以上、500MB未満のファイル)をアップロードできます。

※共用サーバーをお使いの場合、複数の学習環境を共用で運用しているため、ログインID、ディスプレイネーム、メールアドレスを登録する際、既に使われている場合は、使用ができません。

※共用サーバーをお使いの場合、サーバーメンテナンスのため、全サービスを年4回一時休止させていただきます。
プレミアムプラン 198,000円/年
備考
・100アカウント毎の従量課金制

◎データ容量:200GB
◎一教材当たりの上限:5GB

月々契約の場合:22,000円/月

※「1教材あたりの上限」について、一部表記の制限容量より低い教材タイプがございます。

※フリープラン・スタータープラン・スターターPlusプランの場合、1コンテンツに限り、大容量の教材(各ライセンスの1教材あたりの上限以上、500MB未満のファイル)をアップロードできます。

※共用サーバーをお使いの場合、複数の学習環境を共用で運用しているため、ログインID、ディスプレイネーム、メールアドレスを登録する際、既に使われている場合は、使用ができません。

※共用サーバーをお使いの場合、サーバーメンテナンスのため、全サービスを年4回一時休止させていただきます。
EC機能プラン 決済金額に対しての従量課金制(1決済につき決済金額の20%)
備考
◎アカウント数:無制限
◎データ容量:無制限
◎一教材当たりの上限:500MB

・追加料金
◎初年度専用サーバー:990,000円(ECプランご利用時、ご契約必須のオプション、カスタマイズ費用込み)

◎次年度専用サーバー:660,000円

※ドメイン取得代行:77,000円
(御社で取得の場合は無料)
※SSL設定代行:66,000円
(弊社指定のSSLの場合は無料)
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要問合せ
備考
※システム導入の初期アカウント開設、環境構築費用です。
初期費用オプション(動画制作費用) 要問合せ
備考
※ClipLineに載せる動画コンテンツの撮影・編集・納品にかかる費用です。
初期費用オプション(プロジェクト支援コンサルティング費用) 要問合せ
備考
※ClipLineを活用した重点施策の特定・実行・モニタリングなど財務効果を創出するコンサルティング費用です。
月額費用(アプリケーション利用料) 要問合せ
備考
※店舗単位でライセンスを発行いたします。
※ClipLineの機能をすべてご利用いただけます。
月額費用(基本システム利用料) 要問合せ
備考
※本部の管理画面利用料、問合せ窓口などClipLineを導入・ご活用いただくための運用支援の費用です。
月額費用(オプション定額サービス) 要問合せ
備考
※映像制作や運用支援・コンサルティングサービスを定額でお得に利用できる費用です。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プランA(ミニマムプラン) 176,000円(50ID)/年
備考
◎システム利用(1GB)

50ID:176,000円/年
100ID:231,000円/年
200ID:341,000円/年

※価格は全て税込です。
※ノバトンは商用利用および再販はできません。商用利用および再販をご検討される方は別途お問い合わせください。
※「Know-baton」はASPサービスとなり無償バージョンアップされます。
※初期HDD容量(コンテンツ保存容量)は1GBとなります。(容量増加のオプションもございます)
※利用数201ID以上や月割りでの利用を希望される場合は別途お問い合わせください。
プランB(通常プラン) 330,000円(50ID)/年
備考
◎システム利用(1GB)
◎操作研修(初年度1回のみ)
◎初期導入支援

50ID:330,000円/年
100ID:385,000円/年
200ID:495,000円/年

※価格は全て税込です。
※ノバトンは商用利用および再販はできません。商用利用および再販をご検討される方は別途お問い合わせください。
※「Know-baton」はASPサービスとなり無償バージョンアップされます。
※初期HDD容量(コンテンツ保存容量)は1GBとなります。(容量増加のオプションもございます)
※利用数201ID以上や月割りでの利用を希望される場合は別途お問い合わせください。
プランC(おまかせプラン) 720,500円(50ID)/年
備考
◎システム利用(1GB)
◎操作研修(初年度1回のみ)
◎Video+動画配信(10GB)
◎初期導入支援

50ID:720,500円/年
100ID:775,500円/年
200ID:885,500円/年

※価格は全て税込です。
※ノバトンは商用利用および再販はできません。商用利用および再販をご検討される方は別途お問い合わせください。
※「Know-baton」はASPサービスとなり無償バージョンアップされます。
※初期HDD容量(コンテンツ保存容量)は1GBとなります。(容量増加のオプションもございます)
※利用数201ID以上や月割りでの利用を希望される場合は別途お問い合わせください。
プランA(ミニマムプラン・一年未満) 17,600円(50ID)/年
備考
◎システム利用(1GB)

50ID:17,600円/年
100ID:23,100円/年
200ID:34,100円/年

※価格は全て税込です。
※休止プランもございます。別途お問い合わせください。
プランB(通常プラン・一年未満) 33,000円(50ID)/年
備考
◎システム利用(1GB)
◎操作研修(初年度1回のみ)
◎初期導入支援

50ID:33,000円/年
100ID:38,500円/年
200ID:49,500円/年

※価格は全て税込です。
※休止プランもございます。別途お問い合わせください。
プランC(おまかせプラン・一年未満) 72,050円(50ID)/年
備考
◎システム利用(1GB)
◎操作研修(初年度1回のみ)
◎Video+動画配信(10GB)
◎初期導入支援

50ID:72,050円/年
100ID:77,550円/年
200ID:88,550円/年

※価格は全て税込です。
※休止プランもございます。別途お問い合わせください。
1ヶ月以上
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
利用料金 900円/人/月
備考
利用人数1~25名・3ヶ月契約(720円/人/月:6ヶ月契約)+書籍購入代金
利用料金 850円/人/月
備考
利用人数26~50名・3ヶ月契約(680円/人/月:6ヶ月契約)+書籍購入代金
利用料金 800円/人/月
備考
利用人数51~100名・3ヶ月契約(640円/人/月:6ヶ月契約)+書籍購入代金
利用料金 750円/人/月
備考
利用人数101~200名・3ヶ月契約(600円/人/月:6ヶ月契約)+書籍購入代金
利用料金 700円/人/月
備考
利用人数201~400名・3ヶ月契約(560円/人/月:6ヶ月契約)+書籍購入代金
利用料金 650円/人/月
備考
利用人数401~800名・3ヶ月契約(520円/人/月:6ヶ月契約)+書籍購入代金
利用料金 別途お見積り
備考
利用人数801名~
3ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
セレクト5プラン 55,000円
備考
10名が約300種類から5講座選べます。有効期間は6ヶ月です。人数により料金が変動します。
50名:169,000円
100名:311,000円
500名:1,037,000円
1,000名:1,763,000円
セレクト10プラン 88,000円
備考
10名が約300種類から10講座選べます。有効期間は6ヶ月です。人数により料金が変動します。
50名:270,000円
100名:498,000円
500名:1,659,000円
1,000名:2,821,000円
セレクト20プラン 132,000円
備考
10名が約300種類から20講座選べます。有効期間は6ヶ月です。人数により料金が変動します。
50名:405,000円
100名:747,000円
500名:2,489,000円
1,000名:4,232,000円
セレクト30プラン 165,000円
備考
10名が約300種類から30講座選べます。有効期間は6ヶ月です。人数により料金が変動します。
50名:507,000円
100名:933,000円
500名:3,111,000円
1,000名:5,289,000円
学び放題 ベーシックプラン 55,000円
備考
10名が194講座学び放題です。有効期間は6ヶ月です。人数により料金が変動します。
50名:169,000円
100名:311,000円
500名:1,037,000円
1,000名:1,763,000円
学び放題 アドバンストプラン 198,000円
備考
10名が全講座学び放題です。有効期間は6ヶ月です。人数により料金が変動します。
50名:608,000円
100名:1,120,000円
500名:3,734,000円
1,000名:6,347,000円
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
個人向け学習コース 無料公開動画 0円
備考
学習コースの一部を無料で公開しています。登録不要でどなたでも無料で見られる動画です。
個人向け学習コース 無料会員 0円
備考
会員登録していただくと閲覧可能な学習コースが2倍増に!学習コースで使用している教材も一部コラムページからダウンロードいただけます。
個人向け学習コース 有料サービス 10,000円/月額
備考
1カ月間、ご自分のお好きな学習コース動画をお好きな分だけご受講いただける個人向けサブスク型オンライン学習サービスです。
eラーニングシステム 単体プラン 46,800円~
備考
10 ID x 5,148円の場合の価格です。5ID x 選択したコース価格により金額が変動します。
eラーニングシステム 定額プラン 50,000円~/月額
備考
30ID x 10コースの例です。コース数5、10、 20、 30から選択できます。コース数により金額が変動します。
セミ カスタマイズサービス 要相談
備考
豊富な人材教育コンテンツから、ニーズにフィットする内容を選定。ユーザーが所有のコンテンツや資料とマッチングさせたコンテンツを制作します。
フル カスタマイズサービス 要相談
備考
カイゼンベースの専任コンサルタントがヒアリングしてシナリオを作成します。マーケティング、ライター、コンテンツデザインなど社内専門スタッフが制作チームを組んでオリジナルコンテンツを制作します。
工場改革コンサルティング 3,600,000円/年額
備考
継続的にカイゼンが進む仕組みづくり、そして人材育成を継続的にサポートします。
企業内研修 250,000円/日額
備考
現場で実際に起こっている問題を題材にしたケーススタディや改善の実践など、必要な研修を設計します。
人材教育体系構築支援 要相談
備考
誰に何をどのくらいの深さで教育するのか、企業にマッチした体系を構築し、運用も含め支援します。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
要相談 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 100,000円
月額利用料 要相談
備考
機能、ID数により変動
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
フリープラン 0円
備考
最大登録ID数:5
付属Disk:500MB
有効期間:最大2か月
1動画の上限:500MB
スタンダードプラン 10,000円~/月額
備考
最大登録ID数:1000
付属Disk:5GB(追加可能)
有効期間:無制限
1動画の上限:500MB
Proプラン 30,000円~/月額
備考
最大登録ID数:無制限
付属Disk:10GB(追加可能)
有効期間:無制限
1動画の上限:無制限
1か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
お問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
お問い合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
ベーシック版 0円
プロフェッショナル版 8,325円(税込)/月額/1アカウントあたり
チーム版 4,000円(税込)/月額/1アカウントあたり
エンタープライズ版 要相談
教育プロフェッショナル版 無料アップグレード
1か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 無料
料金 月額1ID 500円~(税抜)
備考
・1名~ご利用可能
・有効ステータス課金制(毎月末締)
・利用数によりボリュームディスカウント適用
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
通信制 - 0円 初期費用50,000円 
備考
動画音声配信料金:1,200 円/GB
動画音声配信量 無料分:0 GB/月
その他データ通信料金:16円/MB
その他データ通信 無料分:0MB/月
管理者ID 無料分:0 ID/月
管理者ID料金:300円/ID
通信制 - ノーマル 初期費用50,000円 12,000 円/月額
備考
動画音声配信料金:300円/GB
動画音声配信量 無料分:10 GB/月
その他データ通信料金:4円/MB
その他データ通信 無料分:300MB/月
管理者ID 無料分:1 ID/月
管理者ID料金:300円/ID
通信制 - ヘビー 初期費用50,000円 32,000 円/月額
備考
動画音声配信料金:150 円/GB
動画音声配信量 無料分:100 GB/月
その他データ通信料金:2円/MB
その他データ通信 無料分:3,000MB/月
管理者ID 無料分:3 ID/月
管理者ID料金:300円/ID
管理セクション:500円/1セクション
販売セクション:1,000円/1セクション
通信制 - マスター 初期費用50,000円 100,000 円/月額
備考
動画音声配信料金:75 円/GB
動画音声配信量 無料分:1,000 GB/月
その他データ通信料金:1円/MB
その他データ通信 無料分:30,000MB/月
管理者ID 無料分:10 ID/月
管理者ID料金:300円/ID
管理セクション:250円/1セクション
販売セクション:500円/1セクション
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
同時アクセス数プラン 15人 40,000円/月額
ユーザーID数課金プラン 50~300人 @300円/月額
休止プラン 1,500円/月額
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
別途見積もり 別途見積もり
導入事例2,000名A社 1名あたり 17,600円/年額
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
GR ライト 一律7,500円/月(50ユーザー以下)
備考
1ユーザー150円/月(60ユーザー以上)
GR スタンダード 一律15,000円/月(50ユーザー以下)
備考
1ユーザー300円/月(60ユーザー以上)
GR エンタープライズ 要お見積り
初期費用 100,000円
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 お問い合わせください
備考
オプション機能によって料金は変動します。
ユーザー数プラン 20,000円~/月額
備考
「今の機能で充分!」そんなお客様には、カスタマイズなしの「ユーザー数プラン」がお勧めです。
同時アクセス数プラン 98,000円~/月額
備考
サイトに同時にログインするユーザー数に上限を設け、その上限数に応じた月額費用を設定します。ユーザーの登録数には制限がないため、月額費用の変動の心配もありません。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
会費制サービス入会金 50,000円
備考
会費制サービスはe-ラーニングとWebセミナー合わせて約4,000コースが定額で受け放題です。
会費制サービス月額料金 月600円/人~
備考
会費制サービスはe-ラーニングとWebセミナー合わせて約4,000コースが定額で受け放題です。
従量制サービス年会費 12,000円
備考
従量制サービスとは、サイバックスUniv.の研修ラインアップから、1名1コースから必要な時に都度ご利用いただけるサービスです。
従量制サービス月額料金 1,000円~ / 1名1コース
備考
従量制サービスとは、サイバックスUniv.の研修ラインアップから、1名1コースから必要な時に都度ご利用いただけるサービスです。
最低利用期間の制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
契約料として5,500円、加えてオプション機能の有無によって料金は変動します。
月額利用料 要相談
備考
アカウント数及びオプション機能によって料金は変動します。
制限なし
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電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
利用サービスとアカウント数によって月額の料金は変動します。
利用料金 要相談
備考
KnowledgeC@feは、基本機能をすべて利用いただけるサービスと機能をeラーニングに絞った、for eラーニングサービスを用途に応じて選択いただけます。
最低利用期間の制限なし
クラウド型ソフト 
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初期費用 10万円
利用料金 19,800円/月~
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
料金 月額1,500円(税抜)/ID
備考
※ご契約ID数によりボリュームディスカウントが可能です。詳しくはお問い合わせください。
※ご契約は20ID以上より承ります。ID数追加は10ID単位で可能です。
要相談
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。同時10ユーザーまでです。
料金プラン 75,000円〜/月額
制限なし
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初期費用 要相談
利用料金 3,2万円~/月額
備考
部署のみ、チームのみや新入社員研修など、少人数での導入も承っております。料金の詳細は公式サイトからお問い合わせください。
制限なし
クラウド型ソフト 
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初期費用(クラウド) 50,000円
クラウド月額利用料(5名) 15,000円/月額
クラウド月額利用料(15名) 30,000円/月額
クラウド月額利用料(100名) 135,000円/月額
パッケージ価格 1,800,000円
2ヶ月
クラウド型ソフト パッケージ型ソフト 
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初期費用 100,000円~
備考
Entry 100,000円
Standard 200,000円
Pro 360,000円
Entry 70,000円/月額
備考
コンテンツ制作者10名
データ容量10GB
Standard 200,000円/月額
備考
コンテンツ制作者100名
データ容量500GB
Pro 360,000円/月額
備考
コンテンツ制作者無制限
データ容量1TB
1年
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初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
フリー 0円
ベーシックプラン 240円-/ユーザー
備考
100名以上の年間契約、年額一括払いの場合です。
コンテンツプラス 380円-/ユーザー
備考
100名以上の年間契約、年額一括払いの場合です。
1ヶ月
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初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
ユーザーID数300未満 1ID 660円~/月額
備考
最低ユーザーID数30人以上
ユーザーID数300以上 1ID 330円~/月額
備考
最低利用者人数300人~
1年
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価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

目次

eラーニングシステムとは?

eラーニングシステムとは?社内研修や教育機関など、様々な場所で活用されています。

eラーニングシステム(E-Learning System)とは、インターネットを活用したオンライン学習であるeラーニングを、実践する際に利活用するシステムのことです。eラーニングシステムは企業や官公庁、学校などで活用されており、パソコンはもちろんスマートフォンから「いつでもどこでも」学べることが魅力の一つです。従来のような紙ベースではなく学びを電子化したもので、2000年前後から普及してきており、いまでは社内研修や教育機関において幅広く利活用されています。

坂田 亮
人事コンサルタント/株式会社Workspace 代表取締役坂田 亮

eラーニングシステムが活用されやすい企業として、まずIT企業などシステムに親和性の高い企業、または全体集合教育よりe-ラーニングシステムを使用したほうがコストメリットの大きい大企業などが該当します。

eラーニングシステムの構成要素とは?

eラーニングシステムの構成要素とは?学習教材とコンテンツ+LMS

eラーニングを実現するためには、講座の配信や学習の管理などを行うための「プラットフォーム」と、知識やスキルを提供するための「教材」が必要です。そのためeラーニングシステムは、下記2つの要素から構成されています。本章でそれぞれの概要や機能について見ていきましょう。

  1. 学習管理システム(LMS)
  2. 学習教材やコンテンツ

1.学習管理システム(LMS)

学習管理システム(Learning Management System)は、インターネット上で学習環境を構築するためのプラットフォームです。LMSは、各教材やコンテンツを配信するための基礎となります。LMSについて詳しく知りたいかたは下記の記事をご参照ください。

【2023】LMS(学習管理システム)とは?全37製品を徹底比較

2.学習教材やコンテンツ

eラーニングシステムはLMS単体では成立しません。「学習教材とコンテンツ」があって、初めてeラーニングシステムとして利用できるようになります。学習教材とコンテンツは、受講者に知識を提供するための教材です。ほとんどのeラーニングシステムには、既存教材だけではなく、独自の教材を作成するための機能が搭載されています。

坂田 亮
人事コンサルタント/株式会社Workspace 代表取締役坂田 亮

eラーニングシステムの学習コンテンツの中でも、テキスト以外のコンテンツとして、最近では音声とアニメーションなどで構成された動画コンテンツが増えています。動画では、様々な分野の専門講師が解説する動画も増えてきています。

現代の日本社会におけるeラーニングシステムの利用状況

社会人の学びにおいて、昨今は多くのツールが利活用できるようになってきました。その中で、eラーニングシステムは社会人にどの程度利用されているのでしょうか?自社が独自に行ったアンケート結果から、考察していきましょう。

(1)業務スキルの学習方法

まず、「業務のスキル向上のためどのような方法で学習していますか?」という問いでは、eラーニングシステムが7位にランクインしました。

業務のスキル向上のためどのような方法で学習していますか? アンケート結果事実

(2)eラーニングシステムの利用状況

また「eラーニングシステムを利用して受講したことがありますか?」という問いでは、実際に利用して受講したことのある人は87.6%と分かりました。回答を世代別でみると、一番利用率が低い世代である40代でも80%以上が「eラーニングシステムを受講したことがある」という結果になりました。

eラーニングシステムを利用して受講したことがありますか? アンケート結果事実

eラーニングシステムに関する調査レポートを詳しく知りたい方は下記の記事をご参照ください。

50代の約2割が業務時間外でも活用!「社会人の学びとeラーニング」調査レポート

eラーニングシステムを比較表で確認する


eラーニングシステムは多数の従業員をユーザーとする場合が多いでしょう。そうなると気になるのは1ユーザーあたりの利用料金になります。その他にも、eラーニングシステムの機能は様々であり、「どのようなコンテンツ配信に向いているのか」「研修や試験もできるのか」など、用途によって必要な機能が大きく変わってきます。

デジタル化の窓口 編集部が作成した比較表では、eラーニングシステムの料金や機能を一覧で比較できます。以下から比較表を確認して導入の検討に役立てましょう。

eラーニングシステムの比較表

  • 初期費用が比較できる
  • 1ユーザーあたりの料金が比較できる
  • レポートや課題、テストが作成できるか確認できる
  • 録画、ライブ配信できるか確認できる
  • アンケート、レビュー、Q&A機能を確認できる
  • 連携できる外部ツールが比較できる
  • その他、多数の機能を比較できる

eラーニングシステムの比較表を表示する

eラーニングシステムが注目されている4つの理由

近年では多くの企業がeラーニングシステムを導入し始めています。それは従来の研修手法には多くの課題点があったことや、インターネットやスマートフォンが普及したことが理由です。本章では下記4つの観点から、eラーニングシステムが注目されている理由を解説します。

1.従来の研修手法には手間とコストがかかる

多くの企業では社員の育成のために「研修」が行われています。従来の手法では会場に大勢の社員を集めて、画一的に教育することが一般的でした。しかしこの手法では、多額のコストがかかることがあります。さらに、受講者と講師が同じ場所にいなければ研修が受けられないため、社員を業務時間以外で拘束することになります。

-eラーニングと集合研修の費用比較-

eラーニング 集合研修
研修期間 規定なし 2日間
宿泊費 なし 5,000円×200人=100万円
食事費用 なし 4,000円×200人=80万円
交通費 なし 往復1,000円×200人=20万円
会場費 なし 1日50万円×2日間=100万円
教材・資料費 月額1,500円×200人=30万円 2,000円×200人=40万円
合計 30万円 340万円

これらの問題を解決するために研修方法に改善が重ねられ、やがてeラーニングシステムが登場することになります。上記の表のように、eラーニングシステムは集合研修に比べ、大幅なコストカットを実現しています。eラーニングの費用に関しては、あくまでも、初期費用なし、利用料月額一人、1500円で計算した場合です。)

eラーニングシステム導入の費用相場と選ぶ際の重要なポイントを徹底解説

2.ネットやスマホが新たな学習媒体となった

eラーニングシステムは、インターネットの発達とともに進化を遂げてきました。とくに、スマートフォンやタブレット端末の普及は、社会人のeラーニングシステムの学習をさらに促進する契機となりました。学習者はいつでもどこでも、eラーニングにアクセスできるため、時間や場所に制約されずに学習することができるようになりました。

3.新型コロナウイルスの蔓延で、リモート主体の学び方/研修が普及している

2020年からの新型コロナウイルス感染拡大に伴い、従来の研修手法である、対面研修や集合研修などは、その数を大幅に減らしました。反対に、eラーニングシステムは、通信環境とデバイスさえあれば、いつでもどこでも受講できるため、コロナ禍における新しい学び方として注目を浴びています。

図1:国内におけるeラーニング市場規模の推移と予測(出典:矢野経済研究所)

事実、矢野経済研究所の調査によると2021年度の国内eラーニング市場規模は、前年度に比べ13.4%増えており、需要の高まりが伺えます。さらに、新型コロナウイルスの感染が落ち着いた後でも、eラーニングのメリットを享受した企業や企業全体でDXを実践する企業などにより、さらにeラーニングの導入は進み、市場の拡大が続く見通しです。

引用:2021年度の国内eラーニング市場は前年度比13.4%増、コロナ禍で高まった需要を維持─矢野経済研究所

坂田 亮
人事コンサルタント/株式会社Workspace 代表取締役坂田 亮

コロナにより、eラーニングが導入され、利用者の声も集まっています。集合などの物理的な移動が伴わないため負荷が減って良い、という一方、研修を通して人と触れ合う機会がなくなった、または独りでは集中して研修を完遂することがキツイという意見もあり一長一短です。

4.eラーニングシステムにもAIの利活用が進んでいる

AIにより、学習効率化や業務効率化を実現

昨今、生成AI技術の活用により、学習効率化や業務効率化を実現し、顧客体験をさらに向上させることが可能になってきました。eラーニングシステムにおいても、AIによって、個々の学習者の理解度や弱点に合わせて教材を作成し、より学習効果が高められるテストを出題することができるようになりました。また、煩雑なeラーニングコンテンツ作成や成績処理、レポート分析などもAIの利活用によって、作業時間を削減することができるようになりました。

https://learningbox.online/%E6%A9%9F%E8%83%BD%E7%B4%B9%E4%BB%8B/ai-assist/

引用:eラーニングシステム【learningBOX】に新機能が登場 ! AIアシストによるコース自動生成機能で、より便利に

例えば、株式会社learningBOXが提供する『learningBOX』は、2023年の12月6日に、「AIアシストによるコース自動生成」などの新機能を追加し、AIを活用し動画やPDFからコースを自動で生成できるようになりました。今後はますますAI搭載のeラーニングシステムも増えてくると予想されています。

坂田 亮
人事コンサルタント/株式会社Workspace 代表取締役坂田 亮

実際にAIがeラーニングに導入が進んでいる例としては、受講者選択制のカリキュラムのなかで、受講者自身がこれまで任意に選択した授業からおすすめ授業を推測し、レコメンドを出す機能などが挙げられます。

受講者向けのeラーニングシステムの機能4つ

受講者向けのeラーニングシステムの機能4つ

ここからは、eラーニングシステムの機能について解説していきます。eラーニングシステムにはさまざまな機能が搭載されており、これらを活用することで受講者に最適な教育プログラムや研修を提供できます。eラーニングシステムの機能は、受講者向けの機能と管理者向けの機能に大きく二分することができるため、今回は二つのカテゴリに分けて解説します。

この章では、受講者が利用できるeラーニングシステムの機能に焦点を当て、それらの利点を具体的に掘り下げていきます。

1.研修配信・受講機能

eラーニングシステムは、従業員やビジネスパーソンが研修を受ける際に、時間と場所の制約なく学べるという特徴を備えています。受講者は、専用のサーバー上で保管された教材コンテンツを扱うことで、スマートフォンやタブレット、PCなどの端末さえあれば「いつでも、どこでも」講座を受けることが可能です。

また、eラーニングシステムでは、通常、講師が実際の講義を動画で配信します。この動画配信は、対面受講と同等の効果を持ちながらも、受講者が習熟度に応じてコンテンツを選択できるという魅力があります。更に、受講者のレベルに合わせて講座を受けることができるため、受講者の理解度が高まりやすいというメリットがあります。

一般的にeラーニングシステムは受講者向けに以下の機能を搭載している場合が多いです。

①ログイン機能

eラーニングシステムは、ログインにおいて、シングルサインオン対応していることが多いです。これにより、ユーザーは1度のログインで複数の関連サービスにアクセスでき、手間なく利用することができます。またシステムによっては、学習期間中は何度も受講が可能な仕組みが備わっているため、受講者は自分の都合に合わせて柔軟に学習を進めることができます。

②学習計画・受講講座選択

受講者はeラーニングシステムを活用して、自身の学習計画を立てることができます。同時に、システムによっては、適切な講座を選択する手助けを行います。これにより、個々の学習ニーズや目標に適したプログラムを選定し、個々人にとって最適な学習計画を作成することが可能です。

③講座の受講

eラーニングシステムは、受講者に対してインプット学習とアウトプット学習の両方をサポートしていますが、eラーニングシステムは特に、「インプット学習」向けです。eラーニングシステムにおける動画や教材を通じたインプット学習で理論を理解し、その後の対面学習や集合研修によるアウトプットで理解度を確認できます。さらに、ライブ授業が可能なeラーニングシステムも存在し、これにより受講者は講師との対話やグループディスカッションを通じて実践的なスキルを身につけることができます。

eラーニングと対面学習のブレンドで学習効果を最大化する、ブレンディッドラーニングとは?

④マルチデバイス対応

eラーニングシステムは、端末の種類や画面サイズに依存せず、マルチデバイス対応を実現している場合が多いです。これにより、受講者は自身のPC、タブレット、スマートフォンなど、使い慣れたデバイスで学習を進めることができます。

坂田 亮
人事コンサルタント/株式会社Workspace 代表取締役坂田 亮

PCやタブレット端末、スマートフォンなど使い慣れたデバイスで学習を進めることによるメリットとしては、学習コンテンツへのアクセスが容易になる点、日常の合間など隙間時間に学習ができる点が挙げられます。

2.テスト機能

eラーニングシステムのテスト機能は、受講者の習熟度を評価し、理解度を確認するための重要なツールであり、学習の進捗を定量的に測る手段として活用されます。通常、テスト機能は大規模な期末試験のようなものではなく、各動画コンテンツの後に配置される簡単なミニテストとして実施されます。この仕組みは、受講者が学習した知識を整理し、同時に管理者が研修効果を的確に把握するのに役立ちます。

このテスト機能は、いくつかの重要な側面を含んでいます。

①進捗度の測定

受講者が学習の進捗を定量的に把握できるように、テストを実施します。各モジュールやコンテンツごとに配信されるミニテストは、理解度の確認に効果的です。

②自動採点と合否判定

テストの結果は自動的に採点され、合否が確認できる場合が多いです。これにより、迅速なフィードバックが可能であり、学習者は自分の理解度をリアルタイムで確認できます。

③教育プログラムの効率化

集合教育での大規模なテストを行う手間を軽減し、教育プログラムの効率を向上させます。また、受講者が学習のペースに合わせてテストを受けることができます。

④テスト受講のエビデンス化

研修には法的な観点から全社員受講必須となっている者も多く、こちらをきちんと受けているのか、理解しているのかをテストによって可視化することができます。修了証や受講証明書などの発行を通じて、エビデンス化することもできます。

eラーニングシステムでテストはできる?方法やカンニング防止法を解説

坂田 亮
人事コンサルタント/株式会社Workspace 代表取締役坂田 亮

eラーニングシステムによってはミニテストや確認テストだけでなく、資格試験や昇進試験など、重要度が高い試験やテストも実施出来ます。経営理念やMVV学習(M=ミッション、V=ビジョン、V=バリュー)と言ったオリジナルコンテンツを作成している企業もあります。

3.レポート・アンケート機能

eラーニングシステムのアンケート・レポート機能は、学習内容を整理し、アウトプットするためのレポートや、受講者の意見や希望を収集するためのアンケートを実施する際に利用されます。これにより、研修で得た知識がより定着し、同時に教育プログラムの改善にも寄与します。

①レポート機能

受講者は学習内容をまとめ、自身の理解をアウトプットするためのレポートを作成できます。テキストや添付ファイルを使用して、レポートをシステムに提出することが可能です。

②アンケート機能

受講者の希望や不満、フィードバックを調査するためにアンケートが行われます。アンケートの自動集計や分析機能もシステムに組み込まれており、受講者の声を的確に把握することができます。

これらの機能は、受講者と教育プロバイダーとのコミュニケーションを促進し、教育プログラムの質を向上させることに繋がります。レポート機能を通じて、受講者は学習内容を振り返り、理解度を確認することができます。また、アンケートを通じて得られる受講者の声は、教育プログラムの改善に直結し、受講者の満足度向上に寄与します。

4.コミュニケーション機能

eラーニングシステムのコミュニケーション機能は、学習者同士や学習者と講師・管理者との円滑な情報交換や意見共有を支援する機能です。

①チャット機能

eラーニングシステムによっては、リアルタイムで双方向にコミュニケーションをとるためのチャット機能が提供されている場合があります。これを通じて、受講者からの質問や疑問に講師や管理者が迅速に回答することが可能です。また、オンライン研修では、テキストや音声、ビデオチャットを活用し、受講者が講師に直接質問できる環境が整っています。

【2024】オンライン研修サービス・ツールおすすめ10選比較!導入メリットや注意点、比較ポイントも徹底解説

②掲示板やブログ機能

eラーニングシステムによっては、学習者同士や学習者と講師・管理者との交流を促進するために、掲示板やブログのようなツールも提供されています。ここでは意見や質問、進捗状況などが発信され、参加者間で有益な情報が共有されます。これにより、学習者同士のコミュニティ形成や学習環境の活性化が図られます。

③グループディスカッション

グループディスカッションは、特にライブ配信形式(オンライン研修形式)での講座では効果的です。グループディスカッションにおいては、意見交換やディスカッションが行われ、学習者同士の相互作用が促進されます。これらのコミュニケーション支援機能は、受講者同士の信頼関係を築き、学習者の意欲や学習効果を最大限に高める役割を果たします。受講者が分からない点を質問し、理解度を深める手段としても活用され、講師・管理者は学習進捗状況を把握し、個別にサポートできます。

管理者向けのeラーニングシステムの機能3つ

eラーニングシステムの優れた3機能の解説

一方で、管理者向けの機能は、教育プログラムの運営や成果を管理する上での重要なサポートを提供します。eラーニングシステムが提供する管理者向けの機能には、コースの設計や進捗のモニタリング、評価データの分析などが含まれます。これらのツールは、教育機関や企業がより効果的に学習プログラムを設計し、受講者の成果を最大化するために役立ちます。

この章では、管理者がeラーニングシステムを最大限に活用するための機能に焦点を当て、具体的に説明していきます。

1.教材作成機能

eラーニングシステムの管理者向けの機能である独自教材作成機能は、教材の作成から配信まで、柔軟かつ効率的に行える機能です。

①教材の作成方法

eラーニングシステムは、教材をすべて内部に保存し、必要に応じて学習者に配信します。製品によっては、PowerPointをそのまま教材にできるなど、教材作成を支援する機能が用意されています。eラーニングシステムによっては、既にeラーニングコンテンツが用意されている場合もあれば、eラーニングコンテンツを独自で自作する必要がある場合もあります。

eラーニングの自作方法を徹底解説!自作の手順・ポイントも紹介

②独自教材作成機能の特徴

動画教育の重要性

一部のeラーニングシステムでは、自社独自の教材コンテンツを作成できる「独自教材作成機能」を提供しています。作成できる教材の種類は多岐にわたりますが、特に動画や映像形式の教材に対応した製品が多いです。テキスト形式の教材も重要ですが、動画教育で伝わる情報量は文字教育の5000倍であるという研究結果も発表されています。

おすすめeラーニングコンテンツ作成ソフト10選!導入事例、コンテンツ作成方法まで徹底解説

③対応教材コンテンツ

eラーニングシステムは、ドリル教材やPowerPointで作成した資料、リアルタイムで講義を配信できるLIVE授業など、様々な形式に対応している場合が多いです。また、テストも作成可能で、選択式や記述式、小論文など、多様な形式で受講者の習熟度をチェックできます。

④テスト作成機能

テスト作成機能では、選択式、記述式、小論文など、多様な形式のテストが可能です。設問内容やテスト形式、動画を含むかどうかは、製品によって異なるので、詳細な要件を確認することが重要です。製品選定の際には、自社の研修ニーズに合った教材作成機能を確認し、自社にとって効果的なeラーニング環境を構築しましょう。

2.研修プログラム作成機能

eラーニングシステムが提供する管理者向けの機能の中でも、特に重要な役割を果たすのが「研修プログラム作成機能」です。これは、教材コンテンツに加えて、企業独自の要件に合致する研修プログラムを効率的に構築できる機能です。研修プログラム作成機能は、以下の特長を備えています。

①自社のニーズに合わせたプログラム構築

既存の教材コンテンツを組み合わせ、企業の独自の教育ニーズに応じた研修プログラムを作成できます。自社の業務内容や求めるスキルに即したプログラムを構築することが可能です。

②動画化された業務マニュアルの提供

システムによっては、業務内容や手順を動画としてマニュアル化し、学習者に提供できます。動画形式のマニュアルは、テキストやイラストよりも理解しやすいのが特徴です。

③進捗管理と柔軟な設定

システムによっては、研修プログラム内の講座指定、受講の順番、修了・未修了の判定が管理者によって柔軟に設定できます。受講者の属性を事前に設定することで、研修プログラムの割り当てがより効果的に行えます。

④アウトソーシングのサポート

システムによっては、システム内で提供される共通の研修プログラムだけでなく、アウトソーシングサービスを活用して特定のニーズに対応した研修プログラムも導入可能です。

これらの機能は、管理者が教育プログラムを構築するのに不可欠です。eラーニングシステムの研修プログラム作成機能を活用することで、より柔軟で効果的な教育環境を提供できます。

3.学習・研修管理機能

学習・研修管理機能は、受講者の進捗状況や成績など、様々なデータを集計し分析することで、より効果的な研修プログラムを提供できるよう支援します。

①学習管理・研修管理

受講者の受講研修や学習進捗状況、テストの正答率、アンケート内容などを継続的に管理します。システムによっては、進捗が遅れている受講者に対して、促進メールを送付する機能も提供されています。

②学習の進捗状況管理

学習者がどこまで進捗したかを詳細に追跡し、ダッシュボード形式や他の表示方法を通じて確認できます。ダッシュボード形式は、受講者単位、部門単位、講座単位などで情報を見やすく表示できます。

③受講者グループの登録と管理

管理者は受講者グループを登録し、それに基づいてデータの分析や確認が可能です。システムによって、多数の受講者を一括で登録できる仕組みがあるほか、学習希望を提出し、定員調整を行う機能もサポートされています。

eラーニングシステムを導入する5つのメリット

eラーニングのメリット(eラーニングで従業員の成長と企業の発展を両立)

企業がeラーニングシステムを導入すると、企業側と従業員側それぞれがメリットを得ることができます。本章ではeラーニングシステムの導入メリットについて、下記5つの観点から解説します。

1.受講者が時間と場所に制約されず学習できる

eラーニングのメリット1-1.受講者が時間と場所に制約されず学習できる-

eラーニングシステムは、時間と場所を選ばずに、社員を研修できることが最大のメリットです。従来の集合研修では、会場と講師を確保したうえで、その場所に社員を集める必要がありました。しかし、集合研修は手間やコストの点で企業側の負担が大きく、社員側にとっても長時間の拘束を受けることがデメリットでした。

しかしeラーニングシステムは、インターネットを通じて研修プログラムを実行できます。ネット環境さえあればどこでも社員を研修できるので、リモートワークへの対応も容易です。現代は人材と働き方が多様化しているため、柔軟な対応ができるeラーニングシステムは、企業にとって大きなメリットとなるでしょう。

しかし、注意しなければならない点として、会社から指示された学習は業務時間として取り扱う必要がありますので、実際に「いつでも」というわけにはいかないのが現状です。企業では就業時間や終業後の決められた時間内など、ある程度制約を付けて運用しているところが大半です。以下の記事で、さらに詳しく解説しています。

eラーニング受講は労働時間に含まれる?効果的なeラーニング導入に向けて

2.学習や進捗の管理を効率的に行いやすくなる

eラーニングのメリット2-2.学習や進捗の管理を効率的に行いやすくなる-

eラーニングシステムには、社員それぞれの学習や進捗状況のデータが蓄積されます。従来手法の集合研修では、細かな状況把握や数値化が困難でした。また、社員の習熟度や理解度に応じたフォローができないため、研修効果やモチベーションが低下しやすいことが問題でした。

eラーニングシステムのテスト機能やレポート機能、学習管理機能などを活用すると、受講者の学習状況を緻密に把握できます。詳細なデータを分析して可視化できるため、受講者の理解度に応じた適切なフォローが可能となります。

3.社員教育や研修の手間とコストを削減できる

eラーニングのメリット-3.社員教育や研修の手間とコストを削減できる-

集合研修の実施には、相当の手間とコストがかかります。研修会場・紙面教材・スケジュール調整など、研修のたびに企業に大きな負担がかかります。eラーニングシステムはすべてオンライン上で実現するため、会場や教材を準備する手間とコストを大幅に削減可能です。

また、eラーニングシステムによっては、研修プログラムや受講者リストなどの管理も、システム上ですべて行えるため、Excelで資料やフォームを作成する必要もありません。受講者のスケジュール調整も不要です。そのため研修担当者の作業工数が大幅に減り、教材作成など重要な業務に時間を費やせるでしょう。

4.研修プログラムの品質や効果を均一化できる

4.研修プログラムの品質や効果を均一化できる

従来の集合研修では、社員すべてをまとめて教育することはできないので、何回かに分割して実施することがほとんどです。しかし、常に同じ講師を起用するのは困難なので、研修のたびに講師が変わることも珍しくありません。講義の質は講師に大きく依存するため、研修の品質や効果が安定しないことが問題でした。

eラーニングシステムを活用すると、常に同じ教材コンテンツや動画を使用できるため、どの受講者に対しても安定した品質の研修を提供できます。その結果として、自社が求めるスキルやノウハウを、すべての社員に身につけてもらいやすくなります。全社的なパフォーマンスや生産性の向上に大きな効果があるでしょう。

5.教材コンテンツの更新や転用が簡単にできる

eラーニングのメリット-5.教材コンテンツの更新や転用が簡単にできる-

eラーニングシステムでは、教材コンテンツの更新や転用も容易です。従来の手法では、紙媒体の教材を使用することがほとんどですが、内容を変更するときは印刷し直さないといけません。eラーニングシステムはすべてデジタル形式なので、ファイルをアップデートすれば常に研修内容を更新することができます。

たとえば近年では、eラーニングシステムでコンプライアンス研修を行う企業が増えています。この分野では法改正が頻繁に行われるため、従来の手法では対応に多くの工数とコストが必要です。eラーニングシステムでは、該当部分を微調整するだけで済みます。

さらに、受講者の状況に応じて研修プログラムを構築しやすいことも魅力です。中途入社や異動などで入ってきた社員には、新入社員とは異なる研修が必要なケースがあります。eラーニングシステムでは、そうした社員を対象に最適なプログラムを作成することで、適切な人材育成が行えます。

eラーニングシステム導入時に注意すべきポイント2つ

eラーニングシステム導入時に注意すべきポイント2つ

eラーニングシステムは、社員教育や人材育成に極めて効果的なシステムですが、「これを導入すればあらゆる状況に対応できる」わけではありません。eラーニングシステムを導入するときは、下記2つの注意点も把握しておきましょう。

1.すべての教育や研修をeラーニング化できるわけではない

eラーニングシステムは、既存の教育や研修すべてを「代替」できるわけではありません。eラーニングシステムは幅広い範囲をカバーできますが、それでも集合研修にしかないメリットもあります。たとえば実務や実技のトレーニング、ロールプレイなどは集合研修でしか実現できません。また、集合研修では、受講者同士の交流、普段触れ合えない部門の方との接点が持てるなどの副次的なメリットもあります。

これらの研修をeラーニングシステムに置き換えようとすると、かえって学習効果が低下する可能性があります。この場合は代替ではなく「併用」を意識しましょう。eラーニングシステムで予備知識を事前に身につけておき、それから集合研修を取り入れるようにすると、より効果的な研修が行えます。

eラーニングと対面学習のブレンドで学習効果を最大化する、ブレンディッドラーニングとは?

2.受講者のモチベーション維持や受講環境の整備なども必要

いつでもどこでも学べるのがeラーニングシステムのメリットですが、これにより「集団性」が損なわれる可能性があります。仲間と一緒に切磋琢磨することが、モチベーション維持につながるケースは少なくありません。eラーニングシステムでは、基本的に個人が単独で学ぶため、モチベーション維持が難しくなる社員も出てくるでしょう。eラーニングシステムの導入時はこの点を理解して、個人のモチベーション喚起と受講促進に務めることが重要です。

また場合によっては、受講に必要な環境を受講者が満たしていないケースもあります。たとえば近年では、パソコンを保有していない若者が増えているため、eラーニングシステムを自宅で受けるのが難しいこともあるようです。企業側がパソコンやタブレットなどの端末を用意するなど、ある程度の投資が求められることもあるでしょう。

eラーニング 利用頻度が低い理由

さらに、上のグラフに見られるように、受講者にとって必要なコンテンツや教材が足りていない場合もあります。この場合は、コンテンツを自作して導入するか、外注して受講者がコンテンツに関する不足を感じないように工夫することが重要です。

eラーニング導入は意味がない!?導入の課題点と、失敗せず効果的に導入するための解決策を徹底解説

坂田 亮
人事コンサルタント/株式会社Workspace 代表取締役坂田 亮

eラーニングシステムには様々な学習コンテンツがあるため、システムベースで研修を構築しようとすると、「あのコンテンツも盛り込みたい、このコンテンツも盛り込みたい」ということになり、効果が薄まったり、システム導入の狙いがブレてしまったりします。自社の研修コンセプトにあったコンテンツを受講するよう、選択と集中を忘れないようにしてください。

eラーニングシステムの効果的な活用場面2選

eラーニングシステムの効果的な活用場面2選

eラーニングシステムを企業が導入することで、今までより多角的で効率的な人材育成ができるようになります。本章では、eラーニングシステムの効果を発揮しやすい、下記2つの活用場面を紹介します。

1.新人研修や集合研修で人材育成のために活用する

新人研修や集合研修での人材育成に活用するのが、eラーニングシステムの最も基本的な活用場面です。たとえば新人教育において、「OJT」とeラーニングシステムを併用するなどです。OJTは実務を通して業務に必要な知識やスキルを教育する手法ですが、事前にeラーニングシステムで研修を行っておけば、OJTの効果がさらに高まります。

またeラーニングシステムと集合研修を、組み合わせて実施しているケースも少なくありません。全社員に共通して求められる知識やノウハウを提供するときは、集合研修でしか得られないメリットもあります。集合研修の前後にeラーニングシステムを挟めば、研修全体の効率化や知識の提供が図れるでしょう。

坂田 亮
人事コンサルタント/株式会社Workspace 代表取締役坂田 亮

eラーニングシステムの具体的な活用シーンで該当するのは、新任マネジメント研修などが挙げられます。新任マネジメント研修では、新しく管理職となった社員に対し、労働基準法や管理方法のルールなどをインプットする研修を実施します。

2.主に多店舗展開している企業におけるマニュアル教育で利活用する

ブランドやサービス内容を統一し、多店舗展開している飲食チェーン店においては、マニュアル教育の際にeラーニングシステムを効果的に活用することができます。アルバイトスタッフの教育には、採用の頻度が多い反面、従業員が十分な教育を受ける機会が少ないことやそもそも社内教育を受ける環境が整っていない場合が多いです。

しかし、マルチデバイスeラーニングシステムの導入により、スマホ等でいつでもどこでも学ぶことが可能になります。また、教材として本社から統一されたものを配信すれば、全店舗において統一された教育プログラムを提供でき、各店舗による情報や内容の偏りを限りなく減らすことができます。

さらにeラーニングシステムには、動画配信やレポート提出機能、Q&A機能、テスト機能など、従業員の学習内容の理解をサポートできる機能が多く搭載されています。これらの機能をマニュアル学習と掛け合わせることで、より効率的にアルバイトスタッフのスキルアップを促進することができます。

業務のマニュアル化については「業務のマニュアル化は必要?成功させるためのポイントや注意点」もご覧ください。
業務のマニュアル化は必要?成功させるためのポイントや注意点

企業におけるeラーニングシステムの導入事例4選

では、実際にeラーニングシステムを導入することで、具体的にどのような効果を得られるのでしょうか?ここでは、eラーニングシステムの導入事例を4つ紹介します。業種や会社の規模などもそれぞれ異なるので、自社の形態に近いものを参考に、自社への導入を検討していただければと思います。

CASE1.事業内容:製造・販売 従業員数:1001名以上(導入製品:LearnO)

CASE1.事業内容:製造・販売 従業員数:1001名以上(導入製品:LearnO)

アウディジャパン販売株式会社様のLearnO導入前の課題は、全社的な規定や知識の周知の欠陥、旧システムにおける不具合やモバイル対応などでした。LearnO採用の決め手は、モバイル対応やコストパフォーマンスの良さはもちろん、利用マニュアル不要の直感的な操作性ができるためです。導入後は質問やトラブルが減り、管理者との連絡もスムーズになりました。将来的には、新卒者の教育や職種ごとの教育内容の統一化にも取り組む予定です。

①LearnO導入前の課題

LearnO導入前の課題は、コミュニケーションの困難、モバイル対応の不足、利用方法の不明確さでした。旧システムでは管理者への質問や問題報告が難しく、アフターセールス部門などでのモバイル利用に制約があり、利用方法に関する質問が多く、管理者の負担となっていました。

②LearnO採用の決め手

LearnOの採用の決め手は、モバイル対応の充実、コストパフォーマンスの向上、自己学習の促進効果の3点です。LearnOはモバイル対応があり、特にアフターセールス部門での利用に適しています。また、旧システムのような問題や不具合がなく、費用対効果が高いと感じています。さらに、従業員の自己学習を促進し、学習意欲の向上に貢献することも魅力です。

③業務中によく使うLearnOの機能

業務中によく使うLearnOの機能は、読む課題の実施とチェック機能、テスト機能、受講履歴の確認とログ管理機能です。アフターセールス部門では月に一度の読む課題を実施し、誰がいつ読了したかをチェックして徹底管理しています。また、メカニックを対象とするコンテストの準備としてテスト機能を利用し、総合的な復習を行っています。LearnOによって、受講場所や時間の選択肢が広がり、柔軟な学習環境を提供できています。

参考:アウディジャパン販売株式会社|【公式】LearnO(ラーノ) | 年間35万人以上が利用 eラーニング

  • オンライン研修 eラーニングシステム LMS
    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 eラーニングシステム 多言語対応 他システム連携 評価・レビュー集計 研修管理 オリジナルコンテンツ作成 コースカスタマイズ可 シングルサインオン Q&A機能 レポート提出 モバイル端末対応 テスト作成 ディベート投稿 LMS 修了証表示 アンケート機能 マルチデバイス対応 テスト作成
    サポート 電話 メール
    トライアル 有り
    最低利用期間 最低利用期間の制限なし
    よく導入している業種

CASE2.事業内容:ビジネスサービス 従業員数:51-100名(導入製品:etudes)

CASE2.事業内容:ビジネスサービス 従業員数:51-100名(導入製品:etudes)

ボンズコミュニケーションズ様は、コールセンター代行サービスを提供する企業として、従業員の多様な出勤日や習熟度に柔軟かつ効果的に指導する必要性に直面していました。この課題に対処すべく、eラーニングシステムであるetudesを導入し、その結果、効率的な指導と社内イントラとしての掲示板機能を活かした情報共有が実現しました。

①etudes導入前の課題

ボンズコミュニケーションズがetudesを採用する前、同社はパート・アルバイトスタッフの多様なシフトと出勤日に対応するために教育の手間がかかり、その結果、指導の精度が一定でなくなり、業務に支障をきたす可能性が高まっていました。また、日々の業務変更や新しいニーズに素早く対応する必要性も課題となっていました。

②etudes採用の決め手

etudesの採用に至った決め手は、導入費用の低さと高い自由度を有するプラットフォームでした。これにより、経済的な面でのメリットと柔軟性を両立させつつ、eラーニングシステムを導入することが可能となりました。etudesの特長を活かし、導入後はマニュアル指導からeラーニングへの移行が図られ、繁忙期でも迅速かつ効果的な情報共有が実現されました。

③業務中によく使うetudesの機能

ボンズコミュニケーションズでは、etudesを業務に積極的に活用しています。特にキャプチャー画面を中心とした機能を通じて、様々なハウスルールやクライアント毎の対応手順を効果的に学び、更新情報を把握しています。公平かつ柔軟な学習環境を提供するetudesは、従業員のスキル向上に役立っています。

参考:株式会社ボンズコミュニケーション導入事例|LMS・クラウド型eラーニングシステムetudes(エチュード)

  • オンライン研修 eラーニングシステム LMS
    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 集合研修管理 アンケート機能 コース作成 コンテンツ作成 zoom連携 Microsoft Teams連携 Microsoft office連携 マルチデバイス対応 テスト作成 他システム連携 評価・レビュー集計 研修管理 オリジナルコンテンツ作成 セキュリティ科目 シングルサインオン ビジネススキル科目 ライブ配信可 モバイル端末対応 ビジネスマナー科目 テスト作成
    サポート 電話 メール
    トライアル 有り
    最低利用期間 最低利用期間の制限なし
    よく導入している業種

CASE3.事業内容:IT・情報通信 従業員数:1001名以上(導入製品:Schoo for Business)

CASE3.事業内容:IT・情報通信 従業員数:1001名以上(導入製品:Schoo for Business)

ユニシステム株式会社は、日本ユニシスとリコー、TCSホールディングスグループが共同出資して誕生したIT企業です。35年にわたり多岐にわたる業界のシステム開発を手がけ、人材の育成にも注力してきました。特に、「新人や若手の早期育成」が重要な経営課題となり、労働者派遣法の改正にも対応する必要がありました。こうした課題に対処すべく、ユニシステムは2016年10月からSchooの「ビジネスプラン」を導入し、法人アカウントを活用して若手社員の人材育成に成功しています。

①Schoo for Business導入前の課題

ユニシステムがSchoo for Businessを導入する前は、新人や若手社員の早期育成が課題となっていました。また、お客様先に常駐する社員が多く、頻繁な集合教育が難しい状況にあり、労働者派遣法改正に伴う対策が急務となっていました。

②Schoo for Business採用の決め手

ユニシステムがSchoo for Businessを選択した理由は、コンテンツの内容バランスが優れていたことと、リーズナブルなコストで利用できることにありました。技術系スキルとビジネススキルの両方をバランスよく学べるコンテンツが決定的な要素であり、経済的なメリットも大きな魅力となりました。

③業務中によく使うSchoo for Businessの機能

Schoo for Businessの導入後、ユニシステムでは全国13拠点に教育担当者を配置し、営業所ごとに必要な研修内容を選択して実施しています。メンター制度の導入や社員自身が好きなコンテンツを選択・学習できる仕組みも整備され、効果的な活用が行われています。結果として、学習意欲の向上や急な案件にも対応できる柔軟性が生まれ、各社員の課題に応じた学習が可能になりました。

参考:ユニシステム株式会社様| 導入事例 | オンライン研修・人材育成 – Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

  • オンライン研修 eラーニングシステム LMS
    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 eラーニングシステム 研修管理 セキュリティ科目 シングルサインオン ITスキル科目 レポート提出 ビジネスマナー科目 ビジネススキル科目 モバイル端末対応 LMS 集合研修管理 録画配信 コース作成 コンテンツ作成 タレントマネジメントシステム連携 レポート課題機能
    サポート 電話 メール チャット
    トライアル 有り
    最低利用期間 要相談
    よく導入している業種 製造 IT・情報通信 ビジネスサービス

CASE4.事業内容:人材サービス、従業員数:101名-300名(導入製品:AirCourse)

CASE4.事業内容:人材サービス、従業員数:101名-300名(導入製品:AirCourse)

株式会社MS-Japanが抱えていた急激な組織拡大と教育体制の強化課題を解決すべく、AirCourseを導入しました。結果として、東証一部上場に伴うコンプライアンス強化やスムーズな研修体制構築が実現され、業務効率が大幅に向上。これにより、社内の教育を効率化し、ビジネスのスピードとクオリティを担保しました。

①AirCourse導入前の課題

MS-Japanが従業員50名規模に達した際、社内での研修の必要性が浮上しました。既存の研修サービスでは不十分であり、上場準備やコンプライアンスの強化に対応するための研修が不足していました。営業スタッフが多いため、時間と場所の制約があり、集合型の研修では十分な効果が得られませんでした。

②AirCourse採用の決め手

AirCourseが導入の決め手となったのは、自社独自の研修を簡単にeラーニング化できる点です。これにより、場所と時間の制約を解決し、ガバナンスやコンプライアンス強化に対応する研修を柔軟かつ効率的に展開できました。受講者の管理もしやすく、標準コースの活用で効果的な研修を実現しました。

③業務中によく使うAirCourseの機能

MS-JapanではAirCourseを活用し、インサイダー取引やコンプライアンスなど特定のテーマに関する研修を展開。学習管理機能の充実により、受講者の進捗や完了状況を一元的に管理し、組織全体の学習効果を最大化しています。また、標準コースの活用により、特化した研修を容易に導入でき、働き方の多様化にも対応しています。

参考:株式会社MS-Japan様のAirCourse導入事例 – AirCourse

  • オンライン研修 eラーニングシステム LMS
    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 問題分析機能 集合研修管理 アンケート機能 コース作成 コンテンツ作成 zoom連携 マルチデバイス対応 テスト作成 他システム連携 評価・レビュー集計 研修管理 オリジナルコンテンツ作成 セキュリティ科目 コースカスタマイズ可 シングルサインオン ITスキル科目 zoom連携 ビジネススキル科目 レポート提出 モバイル端末対応 ビジネスマナー科目 テスト作成
    サポート メール
    トライアル 有り
    最低利用期間 1ヶ月
    よく導入している業種

より多くの導入事例を詳しく知りたいかたは下記の記事をご参照ください!

eラーニングシステムの導入事例12選|導入前の課題や導入後の効果を紹介

eラーニングシステムの比較ポイント7つ

eラーニングシステムの比較ポイント7つ

eラーニングシステムは、導入すれば必ず大きな効果が得られるとは限りません。eラーニングシステムの導入効果を最大化するためには、自社の課題や環境に適合する製品を選ぶことが重要です。本章では、eラーニングシステムの導入時に意識したい、7つの選び方を解説します。

1.講座の受講可能人数が適合するか

eラーニングシステムには、受講可能人数が制限されているケースがあります。少なくとも数百人以上には対応できる製品が大半ですが、大企業の場合は数千人が利用することもあるでしょう。大企業であれば受講可能人数が多いものを選ぶほうが無難です。ただし、受講可能人数が多いほど高額になるため、予算に適合する範囲で選びましょう。

また、eラーニングシステムの実際の利用人数も重要な判断基準の一つです。例えば、全社的にeラーニングシステムを導入したとしても、利用しない(できない)層や部署も必ずでてきます。となると、eラーニングシステムの導入に対する費用対効果はよくありません。利用回数や学習意欲などを判断し、「eラーニングシステムを実際に利用する規模」を把握することが重要です。

例えば、株式会社manebiのplayse. (プレース)ではアカウントのオン/オフ切り替え機能によって、有効アカウント分だけのお支払いができます。オンオフの切り替えは管理画面から簡単に設定が可能です。研修を実施していないときは使用していないアカウントをオフにすれば、料金が節約できます。

坂田 亮
人事コンサルタント/株式会社Workspace 代表取締役坂田 亮

具体的な予算は当然にサービスにより異なりますが、私としては、17万円でeラーニング10人分を1年契約したことがございます。

2.モバイル端末にも対応しているか

eラーニングシステムはパソコンだけではなく、スマートフォンやタブレット端末にも対応しているものを選ぶと便利です。とくに外出が多い営業職を対象とする場合は、モバイル端末からアクセスできると活用の幅が広がります。社員が学習できる機会が増えるため、パフォーマンス向上にも役立つでしょう。

例えば、Mogic株式会社のLearnOはスマートフォンからの受講が可能であるため、忙しい社会人にも、通勤時間や移動時間などのスキマ時間で学習をすすめることが可能です。

坂田 亮
人事コンサルタント/株式会社Workspace 代表取締役坂田 亮

モバイル端末対応が必要となる企業の例として、PCの持ち帰りを禁止している企業、会社契約のスマホを貸与している企業などが挙げられると思います。必要性は高くはありませんが、あると受講しやすくなります。

3.教材コンテンツが自社に適合するか

eラーニングシステムの教材には、既存教材・自社開発・外注制作の3種類の選択肢があります。システム内蔵の既存教材を利用する場合は、自社の業態や目的に適合するか確認しておきましょう。自社や外注でコンテンツを制作する時間的余裕がない場合は、既存教材が欠かせないので、新人研修やセキュリティ研修などの内容を検証することが重要です。

また、既存教材の中でも幅広い種類があります。例えば、株式会社アールスクエア・アンド・カンパニーが提供する「Enablement App」では営業成果に特化した研修コンテンツが用意されています。また、株式会社ClipLineが提供する「ClipLine」はビジネスサービスに関する研修コンテンツが豊富です。

坂田 亮
人事コンサルタント/株式会社Workspace 代表取締役坂田 亮

システムに既に内蔵されている既存コンテンツは導入コストが最小となり、世間一般的な知識を習得するのに役立ちます。自社でコンテンツを作成する場合は任意のコンテンツが制作でき、それをアップデートすることが可能です。外注制作も自社開発と同じメリットがありますが、コストがかかり、その分クオリティは高くなります。自社独自のコンテンツを用意したい企業が、自社・外注制作を活用するイメージです。

4.セキュリティ対策が十分なレベルか

eラーニングシステムでは、自社特有の技術やノウハウ、社員の個人情報などを管理するため、十分なレベルのセキュリティ対策が求められます。管理ページのパスワード設定やIPアドレス制限などが利用できると、外部からの不正アクセスを防ぎやすくなるので安心です。とくにクラウド型のeラーニングシステムでは、ベンダーのセキュリティ体制が重要です。これも、システムごとのセキュリティの強度などは異なるため、導入する際には入念に確認しましょう。

例えば、アルー株式会社のetudes(エチュード)はISMS認証を取得しており、システムにもMicrosoft Azureを採用しているため、強固なセキュリティ対策を実施しており、安心して導入や活用が可能です。

坂田 亮
人事コンサルタント/株式会社Workspace 代表取締役坂田 亮

上記で挙げられているようなセキュリティ対策は、すべての企業が積極的に取り組む必要があります。業種や規模などは関係がありません。

5.システム提供形態が自社に合うか

eラーニングシステムには、「オンプレミス型」と「クラウド型」の2種類のものがあります。

オンプレミス型のeラーニングシステムは、自社サーバーで運用するタイプです。カスタマイズ性やセキュリティ性に優れていますが、サーバー構築に莫大な費用がかかるため大企業以外ではほとんど導入されていません。

一方でクラウド型は、ベンダーのサーバー上で動作するタイプです。カスタマイズ性は控えめで、セキュリティ対策はベンダーの体制に依存しますが、低コストかつ短期間で導入できることが大きな魅力です。中小企業でも導入しやすいので、基本的にはクラウド型のeラーニングシステムを導入するのがおすすめです。

【2024】クラウド型eラーニングシステム9選!導入事例やおすすめ製品も紹介!

6.モチベーションを維持しやすいか

eラーニングシステムは、基本的にはそれぞれの社員が単独で使用します。そのため、学習意欲が低いもしくは自己学習が苦手な社員は、モチベーションを維持しづらいことがあります。受講者が興味を感じやすい教材にカスタマイズできたり、ゲーム感覚のクイズが作成できたりする機能が利用できると、モチベーションを維持しやすくなるでしょう。

eラーニング実施は意味がない!?原因と効果的に実践するための解決策を徹底解説

坂田 亮
人事コンサルタント/株式会社Workspace 代表取締役坂田 亮

モチベーションを維持する工夫として、学習コンテンツの進捗確認やフォローなどを入念に行うことが挙げられます。または受講後アンケートなどを活用し、役に立たないと回答があった研修はコースから除外するなど受講者の声を重視しコースを策定する場合もあります。

7.無駄のないコスト感であるか

eラーニングシステムを導入する際には、無駄のないコスト感であるかを検討することが重要です。eラーニングシステムを選定する際、予算設定は不可欠なステップです。一般的な料金相場は一人あたり500〜3,000円、またはシステム単位で20,000〜100,000円程度です。料金体系はアカウント数や機能によって異なり、これらの情報を踏まえて予算を設定しましょう。

ただし、予算設定においては安価さだけでなく、目標の達成に寄与できるかどうかも重要です。無駄な機能を含むプランを選ぶと、コストが無駄にかさむ可能性があります。自社の目的に適した機能を持つシステムを選ぶことが肝要です。予算設定は目標達成とコスト効率のバランスを見つける重要なプロセスです。

料金を見極める際には、安価性や高価性よりも『無駄のなさ』がポイントです。多くのシステムが採用しているID数に応じた課金制度や月額固定料金の場合、社員ごとの利用状況に差が生じるため、必要な社員だけを登録するのが一般的です。

小規模企業であれば無料のeラーニングシステムでも十分な場合があるので、無料のeラーニングシステムについて下記の記事をご参照ください。

無料で使えるおすすめeラーニングシステム比較|選定方法や導入時の注意点も紹介

「eラーニングシステム」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • テスト作成
    • テスト作成
    • 帳票出力
    • コンテンツ作成
    • Microsoft office連携
    • 研修管理
    • コース作成
    • タレントマネジメントシステム連携
    • シングルサインオン
    • オンライン試験対応
    • 他システム連携
    • 評価・レビュー集計
    • アンケート機能
    • ディベート投稿
    • レポート課題機能
    • レポート提出
    • ディスカッション機能
    • オリジナルコンテンツ作成
    • Microsoft Teams連携
    • Q&A機能
    • クイズ機能
    • 集合研修管理
    • モバイル端末対応
    • 問題分析機能
    • 多言語対応
    • 録画配信
    • ITスキル科目
    • 修了証表示
    • ビジネスマナー科目
    • コースカスタマイズ可
    • zoom連携
    • ビジネススキル科目
    • マルチデバイス対応
    • ライブ配信可
    • セキュリティ科目
    • 多言語対応
    • AI不正防止機能
    • zoom連携
    • 掲示板機能
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
初期費用 要相談
利用料金 30,000円(税別)/月 
12か月
SkillBridgeの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
カオナビ(e-ラーニング・LMS)の資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要問い合わせ
料金プラン 要問い合わせ
1ヵ月
WisdomBase(ウィズダムベース)の資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
eラーニング格安プラン 4,900円(50人まで)/月額
備考
小規模から利用可能で、動画を利用せずにスライドとテスト、アンケートなどで社員教育で利用するのにお勧めなプランです。

100人まで:9,800円
300人まで:29,400円
500人まで:49,000円
1,000人まで:98,000円
1,500人まで:142,500円
2,000人まで:180,000円
3,000人まで:240,000円
5,000人まで:327,200円

※100人単位で料金の設定がございます。詳細なお見積りは公式サイトからお問い合わせください。
※5,000人以上も対応しています。
eラーニング標準プラン 19,800円(100人まで)/月額~
備考
eラーニングを始めるのに必要なものが揃った、安心の標準プランです。

300人まで:49,400円〜
500人まで:79,000円〜
1,000人まで:153,000円〜
1,500人まで:222,500円〜
2,000人まで:285,000円〜
3,000人まで:395,000円~
5,000人まで:582,200円~

※100人単位で料金の設定がございます。詳細なお見積りは公式サイトからお問い合わせください。
※5,000人以上も対応しています。
※本プランは、動画のご利用量により費用が変わります。ストレージを増量する場合は5GB(約3時間分の動画保存容量)あたり5,000円、転送量を増量する場合は50GB(約100時間分の延べ視聴時間)あたり5,000円が加算されます。
※ストレージ容量、転送量がご契約量を超えた場合は別途超過費用が発生いたします。(ストレージは1GBあたり1,500円、転送量は1GBあたり150円)
eラーニング開発プラン 要相談
備考
要望に合わせて開発ができるプランです。10年間の経験をもとに、eラーニングの基礎となる機能から、管理者のための機能やセキュリティのための発展的な機能まで多くの機能とノウハウを盛り込んで開発します。
公式サイトで無料相談をお受けしています。
初期開発費用:500万円〜2,000万円程度
制限なし
LearnOの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
基本料金 要相談
備考
1アカウント980円より追加可能で、最低アカウント数は30アカウント(29,400円)よりご提供しています。
最低利用期間の制限なし
Smart Boardingの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
iSpring Suite 103,990円(1ユーザー/1年間)
備考
◎iSpring Suite
→履修コース、クイズ、シミュレーションを作成する、強力なツールキット
・HTML5/SCORM eコース
・ロールプレイ
・クイズ
・インタラクション
・研修動画
・電子書籍
・スクリーンキャスト
◎テクニカル サポート(日本語・英語対応)
→電話、またはeメールですぐにお手伝い
iSpring Suite Max 130,990円(1ユーザー/1年間)
備考
◎iSpring Suite
→履修コース、クイズ、シミュレーションを作成する、強力なツールキット
・HTML5/SCORM eコース
・ロールプレイ
・クイズ
・インタラクション
・研修動画
・電子書籍
・スクリーンキャスト
◎Text to speech
→文章を自然なナレーションに変更する音声読み上げツール
◎Content Library
・89,000点以上のテンプレート、キャラクターを使用して、コースを短時間で作成
・キャラクタービルダー
◎iSpring Space
→コンテンツの管理・共有・フィードバック受信が可能なオンラインスペース
◎テクニカル サポート(日本語・英語対応)
→電話、またはeメールですぐにお手伝い
1年間
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
月額利用料 3,980円
なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
TANREN for Input 200円/月 ※1IDあたり
備考
社内の良い実例となる動画、音声、プレゼンテーション資料などのナレッジを蓄積し、社内で共有したいと考えている事業社様向けのプランです。
TANREN for Output 2,000円/月 ※1IDあたり
備考
指導者による社員への課題設定、新入社員の実践動画(音声)やプレゼンテーション資料へのフィードバック