Menu
Close

表計算ソフト8選比較|Excel以外のメリットと選び方

この記事で解説すること

社内で普段コンピュータ上から、数値データの集計や分析もしくは関数などを組み合わせた複雑な計算を行うとき、そのツールとして利用している表計算ソフトを思い浮かべてみてください。断言はできませんがそれはMicrosoft社のExcelではないでしょうか。

現代におけるExcelの普及率は98.5%であり、ほぼすべての企業で利用されていることが分かりますが、導入されているバージョンの割合に関してはオンライン版の利用が全体の3割弱にとどまっており、大多数の企業においていまだにインストール版のExcelを利用している現状があると考えられます。

「表計算ソフト」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • 代数計算
    • 修正履歴
    • 数値計算
    • 外部連携
    • カスタム関数
    • モバイルデバイス対応
    • 関数
    • データインポート
    • データエクスポート
    • 権限管理
    • 2D・3Dグラフ描画
    • 同時編集
    • メモ/アイデア管理
    • コメント機能
    • ショートカット
    • マクロ
    • AMS-LaTeX変換
    • 作図
    • 外国語表示
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
初期費用 0円
Standard 0円
Premium 3279円/年額
備考
・PDF の編集
・ファイル変換
・プレミアム会員の1つのアカウントで、最大9台の機器(PC3台、モバイル6台)で同時に使用可能
・広告非表示
・20GBのクラウドストレージ
・共同編集
企業アカウント 要相談
備考
・すべての無償・有償機能を利用可能
・データを安全に保つためのドキュメントアクセス権管理により、マルチユーザーコラボレーションをサポート
・法人専用のユーザーサポートの提供
・より高度な表計算機能の提供
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
サービス利用料 0円
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
JL-Standard 2,000円
備考
法人のお客様向け
JL-Government 2,000円
備考
官公庁・自治体のお客様向け
JL-Education 2,000円
備考
学校・教育機関のお客様向け
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
Business Starter 680円/月額
備考
・セキュリティ保護されたカスタムのビジネス用メール
・100人まで参加可能なビデオ会議
・1ユーザーあたり30GBのクラウドストレージ
・セキュリティと管理機能
・Standard サポート
Business Standard 1,360円/月額
備考
・セキュリティ保護されたカスタムのビジネス用メール
・150人まで参加可能なビデオ会議
・1ユーザーあたり2TBのクラウドストレージ
・セキュリティと管理機能
・Standard サポート(Enhanced サポートに有料でアップグレード可能)
Business Plus 2,040円/月額
備考
・セキュリティ保護されたカスタムのビジネス用メール、eDiscovery、データ保持
・500人まで参加可能なビデオ会議
・1ユーザーあたり5TBのクラウドストレージ
・セキュリティと管理機能(Vault や高度なエンドポイント管理など)
・Standard サポート(Enhanced サポートに有料でアップグレード可能)
Enterprise 要相談
備考
・セキュリティ保護されたカスタムのビジネス用メール、eDiscovery、データ保持、S/MIME 暗号化
・500 人まで参加可能なビデオ会議とその録画、出欠状況の確認、ノイズ キャンセル、ドメイン内ライブ ストリーミング
・必要に応じて増やせる保存容量
・高度なセキュリティ、管理、コンプライアンスの制御機能(Vault、DLP、データリージョン、エンタープライズエンドポイント管理など)
・Enhancedサポート(Premium サポートに有料でアップグレード可能)
1か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
サービス利用料 0円
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
サービス利用料 0円
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
Basic 0円
備考
・PC1デバイス、モバイル1デバイス
・月100MBまで編集および保存。
・Polaris Drive 1GB
・3日以内の作業を復元。
Smart $3.99/月額
備考
($39.99/ 1年)
・PC3デバイス、モバイル6デバイス
・月2GBまで編集および保存。
・Polaris Drive
10GB
・15日以内の作業を復元。
・すべてのデバイスから広告を削除。
Pro $5.99/月額
備考
($59.99/ 1年)
・PC5デバイス、モバイル10デバイス
・無制限の編集および保存。
・Polaris Drive
100GB
・3か月以内の作業を復元。
・すべてのデバイスから広告を削除。
制限なし
クラウド型ソフト パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
基本料金 0円
Microsoft 365 Business Basic 540円/月額
備考
(1ユーザー当たり)
・参加者最大 300 人でチャット、通話、会議
・Web とモバイル版の Office アプリ
・1 TB のクラウド ストレージ
・法人メール
・標準のセキュリティ
・電話/Web サポートをいつでも利用可能
Microsoft 365 Apps for business 900円/月額
備考
(1ユーザー当たり)
・デスクトップ版の Office アプリ (プレミアム機能付き)
・1 TB のクラウド ストレージ
・標準のセキュリティ
・電話/Web サポートをいつでも利用可能
Microsoft 365 Business Standard 1,360円/月額
備考
(1ユーザー当たり)
Business Basic の内容すべてに加えて:
・デスクトップ版の Office アプリ (プレミアム機能付き)
・ウェビナーを簡単に開催
・出席者登録とレポートのツール
・顧客の予約を管理
Microsoft 365 Business Premium 2,180円/月額
備考
(1ユーザー当たり)
Business Standard の内容すべてに加えて:
・高度なセキュリティ
・アクセスとデータの制御
・サイバー脅威の防止
1か月
クラウド型ソフト パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

目次

SaaS型表計算ソフト活用のすすめ

2020年度の実施されたExcelの満足度調査においては、およそ62.4%の企業が課題を感じていると回答しており、その中でも最も多かった声として「知識がないとマクロが使えない」といったものや「共同編集ができない」「データ量が多すぎる際、処理速度が遅い」などがありました。

ここで皆さんに一つ提案があります。それはSaaS型表計算ソフトへの乗り換えです。現代ではSaaS型表計算ソフトと呼ばれるインターネット上にプログラムとデータを配置する、いわゆるクラウドタイプの表計算ソフトがデジタル化のニーズに合わせて勢力を伸ばしてきており、パッケージ版の製品に比べ低コストながらも高セキュリティで、インターネット経由で自由にデータへのアクセスが可能といった利点を持っています。SaaS型表計算ソフト有名なものではGoogle Spreadsheetsなどが挙げられます。

ここでは皆さんが、現在抱えている悩みを解決する新たな選択肢を発見し、自身に合った最適な製品を見つけていただければと思います。多様化する現代において表計算ソフトツールの選択肢にも多様性を持たせてみてはいかがでしょうか。

表計算ソフト比較8選

トライアル 有り
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • Google AIが作業を手助け
  • 外部ソフトとの連携
  • 先進的で安全性の高いセキュリティー制御

表計算ソフト

トライアル 有り
サポート 電話 メール チャット 

製品のおすすめポイント

  • 初心者から上級者まで誰でも使える幅広さ
  • 細かな設定と簡単操作でデータをより分かりやすく
  • 同時編集やマルチデバイスによってチームで情報共有
トライアル 有り
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 外部ソフトとの高い互換性
  • 10万を超えるテンプレート
  • リアルタイムでの同時編集
トライアル 無し
サポート メール チャット 

製品のおすすめポイント

  • 基本的な機能から高度なものまで幅広く対応
  • 高度なピボットテーブル機能
  • 共同編集にも対応
トライアル 有り
サポート 電話 

製品のおすすめポイント

  • 主要なExcel関数をカバー
  • 文書資産を引き続き活用
  • Excelマクロの実行に対応
トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • データアシスタントZiaが集計を手助け
  • 次世代データクリーニングツール
  • 双方向的なスプレッドシートを作成

表計算ソフト

トライアル 無し
サポート 電話 メール チャット 

製品のおすすめポイント

  • 高い精度で複雑な計算も
  • データを装飾してわかりやすく
  • Apple製デバイス間のシームレスな連係
トライアル 無し
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • データ分析に対応したピボットテーブル
  • データ フィルタリングと並べ替えが可能
  • 460 以上の機能とエラーチェックのサポート

SaaS型表計算ソフトのメリット

先ほど簡単に説明しましたが、ここで改めてSaaS型表計算ソフトの利点やインストール型と対比した際の強みなどについて言及したいと思います。

インストール不要

まず初めにあげられるものが、そもそもインストールする必要がないということです。これはクラウドサービス由来の利点であり、サービスのプログラムやデートをすべてインターネット上に配置しているため、パッケージを購入する必要もインストールする必要もありません。ブラウザからアクセスすることができます。

アップデート不要で常に最新版

例えば2016年に購入したExcelは現在でもほとんどの仕様が2016年当時のままで、折角高額な導入コストを割いてライセンスを取得しても最新版なのは購入当時のみということになります。もしあなたが常に最新のテクノロジーに魅力を感じるならば、毎年Excelを購入し続けることは得策とは言えません。SaaS型表計算ソフトなら利用者や担当者がアップデートをしなくとも、自動的に常に最新版の状態が保たれます。

パフォーマンスは十分そして低価格

近年勢いがあるSaaS型表計算ソフトは、業務内容にそれぞれターゲットを合わせてテンプレートを用意することで、機能面は業務遂行に必要十分ながら低コストを実現しています。Excelのように表計算関連のほぼすべての機能を網羅的に用意しているわけではありませんが、プログラムに疎い方やExcelがオーバースペックすぎるといった悩みを感じている方には上記のようなテンプレートがあらかじめ用意されているものが最適です。

データが蓄積しても重くならず快適に作業ができる

Excelに過去数十年分のデータが蓄積されてExcelを開くのに毎回時間がかかっていませんか?SaaS型表計算ソフトならデータをすべてクラウド上に保存するため、データを蓄積しても開くのに時間を要することもありませんし、また本体に何らかのトラブルが起きたとしてもデータは高セキュリティな状態で保護されます。

クラウド保存で自由なアクセス

データをクラウド上に保存することで、メンバーとのデータ共有なども簡単に行えます。ファイルを送信する必要もなく共同編集機能などを使えばクラウド上のデータを複数のメンバーで編集することができます。もちろんアクセス権限の管理も行えますのでセキュリティ対策も万全です。

表計算ソフトの基本的な機能

表計算

セルに数値を入力し関数を呼び出すだけで基本的な四則演算から応用的な計算まで行うことができます。範囲を指定することで範囲内の一括計算や、ひとつ前のセルに適用されていた条件を継続して使用した計算などもあります。

グラフの作成・描図

入力または関数による計算により導き出された数値をもとに自動的に任意のグラフを描図することができます。円グラフや折れ線グラフ、棒グラフといったものから2・3Dの描図に対応したものもあるため、データによって最適な表示方法を選択しデータを可視化することが可能です。

データの管理・分析

従業員や顧客などの大量のデータを指定した条件をもとに並べ替えることができます。また統計解析などを使えばデータの傾向を数値化して導き出すことができます。

プログラムの作成

応用的な機能として、VBAというプログラミング言語に使ってプログラムを自身で作り、作業を自動化するマクロ機能などがあります。面倒な単純な作業などを自動化することで作業効率を大幅に向上させます。アプリの開発などもできるためニーズに合わせた仕様の変更も可能にします。

表計算ソフトを選ぶ時のポイント

国内の企業のうち98.5%もの企業がExcelを利用しており、それ以外の表計算ソフトの認知度はまだまだ低いと言えます。しかし、Excel以外にも多数の表計算ソフトが存在していることは、製品を紹介をする中で知っていただけたかと思います。ここでは、数ある製品の中で、どのような機能的なポイントを押さえて製品の選択をしたらよいか、またはどの機能を重視することで業務に最適な製品が見つかるかなどを知っていただければと思います。

Webブラウザで利用できるか

まず抑えたいポイントの一つ目としてWebブラウザから利用できるかという点があります。要するにこれは、製品がインストール版であるか、もしくはSaaS型・クラウド型であるかということです。インストール型であればパッケージを購入するなどしてPCなどの本体に製品をインストールする必要がありますが、後者のSaaS型・クラウド型であった場合はご利用の端末のブラウザからログインするだけで利用できますので、外出先やテレワークの際にも場所を選ぶことなく利用することができます。

Excel感覚で利用できるか

次に抑えたいポイントとしてユーザーインターフェースがExcelベースもしくはExcelライクであるかという点です。Excelベースの製品のメリットとしては、Excelユーザーの方が他の表計算ソフトに移行する際に、新たに操作などを覚える必要がなく、これまで通りの感覚で操作できる点です。長年使ってきたExcelから移行する際に操作を覚えることに不安を持っている方でも、以上の点を考慮し製品を選ぶことで、移行時の学習コストを最小限に抑えることができます。

Excelなどの主要オフィスソフトとの互換性

これも移行をスムーズにするために必要なポイントで、その製品がExcelなどといった現在社内で利用している表計算ソフトと互換性があるか確認が必要です。互換性がある場合、これまで使っていたデータやファイルをそのまま取り込むことができ、スムーズな移行が可能です。また、業務においても提出するファイルの形式は一般的にExcel形式がスタンダードですので、この点も考慮することが必要でしょう。

同時編集は可能か

これはチームのメンバーと共同作業を考えている方には重要な機能で、一つのシートに対して許可されたメンバーが自由に編集を加えられるというものです。中には入力内容に対してコメントができたり、個別にチャットをすることもできたりなどチームのコミュニケーションツールの代替ともなりうるので、リアルタイムの編集という点を重視したい方には必須の機能です。

テンプレートのラインナップ

例えばあなたが表計算ソフトを活用して管理業務を行うとします。その時に白紙のシートから管理表を作るのは大変です。ですから、表計算ソフトの操作に疎い方やできるだけ時間を節約したい方は、特定の業務内容に対応したテンプレートがあらかじめ用意されているものを優先して製品の選定を行うとよいでしょう。

プログラムなどの高度な機能に対応しているか

マクロに対応しているかという点です。これは表計算ソフトの機能として紹介したものの中では比較的高度なものであり、VBAと呼ばれるプログラミング言語に精通していることが必要とされます。自らマクロを組んで作業を独自に自動化したいと考えている方にとっては、むしろExcelのほうがも自由度が高く向いているのかもしれません。

無料で利用できるか

SaaS型表計算ソフトの方が機能が充実している点は否めませんが、無料で使用できる表計算ソフトが多く存在しています。コストを重視する場合や、必要な機能な限られている場合は、無料で使用できるソフトの導入も考えてみましょう。

スマートフォンでも編集できるか

最後にスマートフォンからでも編集できるかという点です。最近は、スマートフォンからでも利用できるクラウドタイプのものが増えています。表計算上のデータの閲覧や編集が、外出先からでも行うことできます。

クラウドタイプのものであれば、インターネット回線があれば、ほとんど外出先からでも編集可能になっています。外出先で必要なデータを活用したいといったニーズがある場合は、クラウドタイプを選択するとよいでしょう。

ビジネスシーンにて活用される表計算ソフト

従業員が増えても煩わしさなし

クラウド型データベースの表計算ソフトなら、事業規模の拡大に付随してデータが肥大化したとしても、データはすべてクラウド上に保存されるため、本体側では動作の遅滞を感じることなく、これまで通りの処理速度のまま作業を行うことができます。

また、従業員の管理業務に関しても記録されたデータを自動的に集計させることでこれまでデータの管理に割いていた人件費を大幅に削減することができます。

時代に合った新たな働き方を選択肢に

ブラウザベースのソフトなら専用のサーバーを使うことなく、また特定のパソコン下でなくとも作業を行えるため、場所をえらぶことなく任意の場所、端末で作業を行うことができます。

例えば、出社とテレワークとのハイブリット型というように、出社時は会社のパソコンで、在宅時は自身のパソコンでなどといった場合でも個人用に新たにパソコンを用意することなくスムーズに新たな勤務形態へ移行することができ、コストを抑えて勤務環境を改善することができます。

リアルタイム編集の応用で作業効率向上へ

リアルタイム編集の機能を応用させて在庫管理を行うことで、これまでかかっていた作業時間を数10分の1に短縮することもできます。

例えば、食品関係の現場においては毎日、システム在庫と実在庫を照合して誤差がないかを確認する作業が必要になります。これには、倉庫側の人間が実在庫を記録し、その記録したデータを事務所側に転送して、事務所側の人が目視で確認といったように莫大なる時間と手間がかかってしまいかねません。

しかし、表計算ソフトのリアルタイム編集機能を使えば、クラウド上に記録された情報をリアルタイムで共有できるので、わざわざファイルを転送することなく、記録と並行して在庫の管理が行えます。

今こそクラウド型表計算ソフトへの移行を!

以上がSaaS型表計算ソフトの紹介でしたが、いかがだったでしょうか。

Excel以外にこんなにも表計算ソフトの製品があることに驚いた人もなかにはいると思います。
時代の変化とともに表計算ソフトも日々進化を続けており、製品によって特性はそれぞれ異なります。今後は以上にて紹介した様々な要素を考慮したうえで利用環境に最も適した製品選定をしていただければと思います。
現在利用しているExcelに不満がある人や、新たに表計算ソフトを導入しようとしている人がこれを機に新たな選択肢に出会っていただければ幸いです。

デジタル化の窓口 製品比較表サイドバナー

おすすめ比較一覧から、
最適な製品をみつける

カテゴリーから、IT製品の比較検索ができます。
1467件の製品から、ソフトウェア・ビジネスツール・クラウドサービス・SaaSなどをご紹介します。

すべてみる