メール配信システムとは
「メール配信システム」とは、企業のメール配信業務の自動化や効率化を行うためのコンピューターシステムです。
たとえば、あらかじめ登録してある顧客に向けて、指定したタイミングでメールを一斉配信するなどです。従来の手作業によるメール配信には、適切な送信タイミングの逸脱や誤送信などのリスクがありました。メール配信システムには下記のような機能が搭載されており、メール配信業務を改善できます。
- 顧客への一斉送信機能
- 効果測定と分析機能
- HTMLメール作成機能
実は普段から目にすることが多い「メールマガジン」は、基本的にはすべてメール配信システムを活用しています。配信対象者に合わせて敬称を挿入したり、あらかじめ指定した日時に一斉送信したりできるので便利です。さらに、メールの開封率を測定できる分析機能も搭載されているため、メールマーケティングの成果も高まります。
メール配信システムが注目されている理由
近年では多くの企業がメール配信システムを導入し始めていますが、その背景には下記のような理由が挙げられます。
- 配信業務を効率化できるため
- メール配信のミスを防ぐため
- サーバーダウンを避けるため
メール配信システムを導入すれば、顧客にとって最適なタイミングで自動的にメールを送信することや、メルマガの登録や解除時に生じるメールアドレス管理の自動化ができます。手作業だと担当者に大きな負担がかかり、思わぬミスにつながることもありますが、メール配信システムならすべて自動。負担軽減と作業効率の向上に効果があります。
企業が一度に大量のメールを送信していると、迷惑メールやスパムメールとしてブロックされたり、サーバーに負荷がかかってダウンしたりすることがあります。メール配信システムは、高度な調整を行うことでスパム認定を防ぎ、サーバーへの負荷も軽減することが可能。手動で配信するよりもメール配信システムを利用するほうが、あらゆる点で有利です。
メール配信システムを導入すべきケース5選
社内で下記5つのような課題を抱えている場合は、メール配信システムの導入を検討してみましょう。本章では各ケースの概要や、メール配信システムを導入すべき理由について解説します。
- 顧客へのメール到着率が低い
- メルマガの効果測定ができない
- メールのデザイン性を高めたい
- 大量のメールを迅速に送りたい
- 既存システムと連携させたい
顧客へのメール到着率が低い
メール配信業務において、メールの「到達率」は極めて重要な要素です。到達率とは、送信したメールのうち相手のメールボックスに届いた割合を指します。なぜ到達率が低くなるのかというと、メールが「スパム認定」されているからです。つまり迷惑メールに振り分けられる以前に、そもそも送信先のメールサーバーにブロックされてしまっているということ。
ほとんどのケースでは、メールマガジンなどは多数の相手に一斉送信します。しかし一斉送信したメールは、メールサーバーにスパムメールと認定される確率が高いことが問題です。無料のメール配信サービスやCGIを使用したメール送信は、こうした「スパムメール対策」が十分に行われていないため、相手に届かないことがあります。
メール配信システムでは、メールの到達率を高めるための「SPF」「DKIM」などの送信認証技術や、メールサーバーでのブロックを防ぐ「IP分散」などの機能が搭載されています。相手に確実に送り届けたいメールを送信する場合は、到達率をできるだけ高めることが重要です。その対策として大きな効果があるのが、メール配信システムの導入です。
メルマガの効果測定ができない
すでにメール配信ソフトでメールマガジンを配信している場合でも、メルマガの「効果測定」が十分に行えていないケースは珍しくありません。効果測定とは「メールマガジンがどれだけ読まれているか」「URLリンクのクリック率がどれくらいか」など、メルマガ配信で得られた効果を分析するためのものです。
メルマガの効果測定を行えば、どうすれば顧客に興味を持ってもらえるか、収益に結び付くかなど改善点がわかりやすくなります。メール配信システムには、開封率やクリック率はもちろん、マーケティングに役立つさまざまな指標を測定できる機能が搭載されています。メルマガの費用対効果を高めたい場合は、メール配信システムが必須です。
メールのデザイン性を高めたい
個人の消費者を対象とする「BtoCマーケティング」では、メールマガジンのデザイン性が重要です。スマホのようなモバイル端末での購読が多く、緻密にデザインされていなければ好印象を与えづらかったり、読みづらかったりするからです。メルマガ購読者は開封時の約3秒間で、メルマガを読み進めるか判断すると考えられています。
読者に「読みたい」と思ってもらえるメルマガを作るためには、読者が最初に見る「ファーストビュー」で視覚的にアピールすることが重要です。メール配信システムでは、自由にデザインできる「HTMLメール」が作成できます。テンプレートやインポートなどの機能も搭載されているため、HTMLの知識がなくても魅力的なメルマガを配信できます。
大量のメールを迅速に送りたい
数千~1万件以上のメールを配信する場合は、通常のメーラーや無料のメール配信サービスでは、迅速に送り届けるのが困難です。メールサーバーの能力に限界があり、送信エラーや大幅な遅延が生じるためです。
メールの配信が遅れると、業務に余計な時間と工数がかかったり、メルマガの配信効果が薄れたりします。メール配信システムでは、製品によってスペックの違いはありますが、短時間で大量のメールを一斉配信しやすくなります。
既存システムと連携させたい
自社ですでに挿入しているCRMシステムや名刺管理ソフト、ECショップなどに登録している顧客情報を活用して、メール配信を行うケースも増えています。いわば社内の既存システムに、メール配信機能を追加するイメージです。しかし、データ連携や配信ステータス管理などに手間がかかることが多く、煩雑になることも珍しくありません。
多くのメール配信システムは「API連携」に対応しています。API連携を活用すると、既存システムとメール配信システムがひとつのシステムのように連携して、スムーズなメール配信ができるようになります。既存システムとの連携で生じる付帯業務が課題となっている場合は、メール配信システムの導入で業務効率を改善できるでしょう。
メール配信システムに搭載されている9つの代表的な機能
メール配信システムには、企業のメール配信業務をサポートしてくれるさまざまな機能が搭載されています。本章では、メール配信システムで利用できる9つの代表的な機能について、わかりやすく解説していきます。
- 一斉メール配信機能
- ステップメール配信機能
- セグメント配信機能
- HTMLメール作成機能
- メールリスト管理機能
- 効果測定と分析機能
- スパムメール対策機能
- セキュリティ対策機能
- 外部とのAPI連携機能
一斉メール配信機能
「一斉メール配信機能」は、メール配信システムの最も基本的な機能です。メール配信システムでは、システム上にあらかじめ登録されているリストに、自動的にメールを一斉送信できます。メールの配信条件は自由に設定可能です。たとえば配信日時を指定したり、ユーザーが会員登録した時点で自動的にメールリストに加えるなどです。
前述したように、一斉配信では送信先のメールサーバーのブロックが問題となります。メール配信システムでは、複数のIPアドレスを取得できる製品が多いため、ブロックを避けやすく一斉配信が容易になっています。メール配信システムによっては、1時間あたり100万通以上も送信可能で、メール配信業務の効率化に大きな効果があるでしょう。
ステップメール配信機能
「ステップメール配信機能」も利用できます。ステップメールは、あらかじめ設定したスケジュールどおりにメールを配信できる機能です。たとえば顧客が商品を購入した日に、購入に対する感謝を伝えるメールを送信し、その3日後と1週間後にアフターフォローのメールを送信するなどです。
ステップメールは、読者が「丁寧にフォローされている」と感じやすいため、エンゲージメントの醸成に役立ちます。メール配信システムでは、ステップメールのスケジュールを簡単に設定できます。あとは自動的にステップメールが配信されるので、手動でフォローする手間と工数がかかりません。
セグメント配信機能
「セグメント配信機能」は、特定の条件で絞り込んだ顧客に対し、特定のメールを配信するための機能です。たとえば、1か月前に自社商品を購入したもののリピート購入がない20~30代の男性を対象に、フォローメールの配信が行えます。
セグメント配信は、メールマーケティングの基本的なテクニックで、これをいかに活用するかでメール配信の効果が大きく変わります。セグメント配信には、顧客の意識を再び自社に向ける効果があるため、リピーターを増やしたい場合はとくに効果的な施策です。
HTMLメール作成機能
「HTMLメール作成機能」は、デザイン性の高いメールを作成できる機能です。現在ではHTMLメールが主流となっており、HTMLメールでなければ十分な配信効果が得られないほどです。しかしHTMLメールの作成には、HTMLのコーディング技術が必要なため、専門知識がなければ作成困難なことが難点でした。
メール配信システムでは、Webページのような魅力的で読みやすいHTMLメールが、誰でも簡単に作成できます。たとえば本文中に画像やボタンを設置したり、スマホ端末でも見やすい「レスポンシブデザイン」に対応したりするなどです。またテンプレート機能を活用すれば、一度作成したHTMLメールを再利用することで業務効率を改善できます。
メールリスト管理機能
メール配信システムで便利なのが「メールリスト管理機能」です。登録している顧客のメールアドレスを一括管理できるため、メールリストを常に扱いやすい状態に管理できます。適切な管理により、重複配信の予防や配信エラーが出るアドレスの除外などが可能です。また、マーケティングに活用しやすいように、ユーザー属性ごとに分類することも容易です。
効果測定と分析機能
「効果測定と分析機能」は、メール配信の効果を高めるために重要な機能です。効果的なマーケティングを行うためには、メールのブラッシュアップが欠かせません。過去に配信したメールが、ユーザーからどのような反応を得たのかを検証することで、改善すべきポイントやほかのメールにも活かすべき点などが見つかります。
メール配信システムでは、さまざまな観点からメールに対するユーザー行動の収集と、合理的な分析ができます。メールの効果測定を行うときに、とくに注目したい重要指標は下記6つです。
- 到達率
- 開封率
- クリック率
- コンバージョン率
- 開封とクリックの日時
- リンクをクリックしたユーザー属性
クリック率やコンバージョン率は、メールに記載されているボタンやリンクのクリック状況で、メールマーケティングそのものの効果を示します。これらを高めるためには、到達率と開封率を高めることが重要です。メール配信システムでは、各指標がグラフなどでわかりやすく可視化されるため、改善点を明確化しやすくなります。
さらに、複数のメールと比較して効果が優れたメールをピックアップしたり、曜日や時間ごとの効果を比較したりすることも可能。これらの機能を活用すれば、改善プランを適切に立てて、顧客満足度や収益を向上させやすくなるでしょう。
スパムメール対策機能
「スパムメール対策機能」は、送信したメールがサーバーにブロックされるのを防ぐための機能です。主にSPF・DKIM・DMARC・StartTLSの4つの機能で、自社メールの正当性をメールサーバーに示せます。SPF・DKIM・DMARCは自社メールがなりすましではないこと、StartTLSは通信暗号化でセキュリティレベルが高いことを証明するためのものです。
セキュリティ対策機能
「セキュリティ対策機能」も重要な機能です。メール配信システムでは、顧客のメールアドレスや属性などの機密情報を扱うため、厳重なセキュリティ対策が求められます。顧客情報が流出すると、自社の信頼性やブランドが大きなダメージを受けてしまうかもしれません。
大半のメール配信システムには、権限を限定するアクセス制限機能や、不正アクセスを感知するためのログ監視機能などが搭載されています。製品によっては、高度な暗号化で通信の安全性を高める「SSL通信」や、セキュリティの脆弱性の診断を行う機能も搭載されており、より安全に利用可能です。
外部とのAPI連携機能
「外部とのAPI連携機能」が利用できるメール配信システムもあります。API連携を活用すると、自社ですでに運用している既存システムの顧客情報を、メール配信に活用可能です。API連携がなければ、顧客情報の手動インポートや変換などが必要になります。自社で蓄積したデータをメール配信に活用したい場合、API連携機能は必須だといえるでしょう。
メール配信システムの提供形態は2種類
メール配信システムは、主に下記2ついずれかの形態で提供されています。それぞれ導入ハードや特徴が大きく異なるので、あらかじめ確認しておきましょう。
- ベンダーのサーバーで運用する「クラウド型」のメール配信システム
- 自社のサーバーで運用する「オンプレミス型」のメール配信システム
ベンダーのサーバーで運用する「クラウド型」のメール配信システム
「クラウド型」のメール配信システムは、ベンダーのサーバー上で稼働するタイプです。自社側でメール配信環境を整える必要がないため、低コストかつ短期間で導入できることがメリットです。
さらに、インターネット環境さえあれば、社外からでもスマホやタブレットPCなどの端末からアクセスできます。ただしクラウド型のメール配信システムは、メール配信数によって月額料金が高くなるケースがあることや、セキュリティレベルがベンダーの体制に依存することに注意が必要です。
ほとんどのケースでは、クラウド型のメール配信システムがおすすめです。現在では大半の製品にしっかりしたセキュリティ対策が導入されているため、セキュリティ面での心配はほとんどありません。何よりも低コストで導入できることは、大きな魅力となるでしょう。
自社のサーバーで運用する「オンプレミス型」のメール配信システム
「オンプレミス型」のメール配信システムは、自社のサーバー上で稼働するタイプです。自社オリジナルの環境を構築できるため、カスタマイズ性とセキュリティ性に優れていることがメリットです。しかしサーバー構築に多額の費用がかかることや、導入に必要な期間が長いことが難点です。
一般的には、オンプレミス型のメール配信システムは、ほとんど導入されていません。自社情報の管理を外部サーバーに委ねられないほど、セキュリティ対策を重視する場合は、オンプレミス型のメール配信システムを検討してみるといいでしょう。
メール配信システムを導入する7つのメリット
企業がメール配信システムを導入することにより、下記7つのメリットが得られます。いずれも企業の営業・マーケティング活動に重要なので、ひとつずつ具体的なベネフィットを確認していきましょう。
- メール配信の工数とコストを削減できる
- 正確で迅速に大量のメールが送信できる
- HTML形式のメール作成が簡単にできる
- メールマーケティング施策を実施できる
- 適切な相手に最適なメールを配信できる
- 効果測定で課題点の確認と改善ができる
- メール配信のセキュリティ性が向上する
メール配信の工数とコストを削減できる
メール配信システムを導入すると、メール配信業務の工数とコストを削減できます。手作業による送信業務の自動化により、業務効率が向上するのは当然のことではありますが、さらに注目したいのが人為的ミスの予防です。
たとえば送信先や内容の誤りなど、顧客が不信感を抱きかねないミスが発生すると、その対応のためにさらなる手間とコストがかかります。メール配信システムでは、あらかじめ設定したリストやスケジュールに従って、自動的に顧客にメールが送信されます。
メール配信のための作業工数と、人為的ミスが発生するリスクが最小限に抑えられることにより、人的リソースの有効活用が可能です。より重要な業務に時間を費やすことができるため、企業の生産性も向上するでしょう。
正確で迅速に大量のメールが送信できる
多数の顧客に一斉配信したメールは、必ずしも読者に送り届けられるわけではありません。メールサーバーに多大な負荷がかかって未達になることや、スパムメール扱いとなって送信先のメールサーバーにブロックされることがあります。
前述したスパム認定対策により、複数のIPアドレスや暗号化による安全性の証明などにより、大量のメールを正確に送信することが可能です。メール配信システムを導入すれば、今までより高い到着率と受信率を実現できるでしょう。
HTML形式のメール作成が簡単にできる
HTML形式のメール作成には、HTMLのコーディング技術が必要でした。しかしメール配信システムでは、HTMLをコーディングなしで簡単に作成できます。メールのHTML化により、後述するさまざまな効果測定が可能となることもポイントです。装飾を凝らしたリッチなメールを送信することで、ユーザーを魅了しやすくなるでしょう。
メールマーケティング施策を実施できる
メール配信システムの導入により、メールマガジンを主体としたメールマーケディング施策が、高い確度で実現できるようになります。メールマーケティングで重要なことは、それぞれの顧客に合わせて「パーソナライズ化」した、ユーザーニーズに合致するメールを配信することです。
定期的に配信する通常のメールマガジンに加えて、特定の条件に合致するユーザーを対象に、最適なメールを配信することも容易です。たとえば、購入履歴を分析してユーザーが興味を感じそうな商品を紹介したり、休眠顧客にアプローチして再購入を促したりするなど、さまざまな活用方法が考えられます。
適切な相手に最適なメールを配信できる
メールマーケティングでとくに重要な施策が「セグメント配信(ターゲット配信)」です。多くの調査では、マーケティング担当者は「セグメント配信を重要視する」と答えています。メール配信システムでは、顧客リストを特定の条件で絞り込み、ユーザー属性に合致するメールを送信可能です。
たとえば、20代後半の独身女性と40代前半の既婚男性では、抱えている課題やニーズが大きく異なります。セグメント配信を行うことで、ユーザーが求める情報をピンポイントで提供可能です。その結果、ユーザーは企業に対する信頼を高め、エンゲージメントとブランド力の向上につながります。
効果測定で課題点の確認と改善ができる
メールマーケティングにおいて、メールはただ配信すればいいというものではありません。資料請求数や購入数の向上など、送信するメールには必ず何らかの目標があるはずです。その目標を達成することが、メールマーケティングを成功させるコツです。メール配信システムの効果測定機能により、配信したメールの課題点の洗い出しと改善が行えます。
たとえばメールの開封率が低ければ、タイトルに魅力がないのかもしれません。開封率は高くてもクリック率やコンバージョン率が低ければ、ユーザーニーズとの整合性や内容に問題がある可能性が高いです。計測した数値を参考に改善を続けることで、ユーザーが求める情報を的確に送り届けて、メールマーケティングの成果を高めることができるでしょう。
メール配信のセキュリティ性が向上する
メール配信システムの導入により、情報漏洩のリスクを減らすことができます。メールマーケティングでは、顧客の個人情報や購買履歴などの機密情報を扱うため、そのセキュリティ対策にはハイレベルなものが求められます。
サイバー攻撃やウイルス、不正アクセスなどは情報漏洩の一般的な原因ですが、人為的ミスが原因になることも珍しくありません。たとえばメールの送信先を誤ると、元々の送信対象者の個人情報が第三者に漏洩してしまいます。
メール配信システムではメール配信が自動化されるため、配信担当者が手作業で配信先を設定する必要がありません。もちろん、不正アクセス防止やウイルス対策機能も搭載されているため、全体的な安全性が飛躍的に向上します。
メール配信システム18選を徹底比較!機能や特徴を詳しく紹介
製品のおすすめポイント
- 新システムは標準装備で高機能、高セキュリティ
- マーケティングや集客に繋がりやすい機能を実装
- SSL&暗号化送信、DKIMフル対応で高セキュリティ
製品のおすすめポイント
- 業界最大級の法人リストと連携することでスムーズなFAXDM配信を実現
- FAXDMでデジタル効果に負けない費用対効果
- シェアNo.1の実績とノウハウで手厚いサポート
製品のおすすめポイント
- CSVインポートメール配信機能ですぐにメール配信ができる
- 大量のメールを高速に・確実に一斉配信ができる
- 既存データベースや他システムとの強力連携
製品のおすすめポイント
- アナリティクス機能でメール不達の原因を究明
- 初期費用ゼロ。必要な分だけ使えるから低コスト
- マーケター向けの機能を標準装備。メールマーケティングを強力にサポート
製品のおすすめポイント
- 月間2.5億通の配信実績がある配信エンジン採用
- 月額790円から利用可能、全プラン配信数無制限、追加料金はありません
- 豊富なマーケティング機能が標準装備されています
- プロのエンジニアによる確かなセキュリティ監視体制完備
- 24時間365日安心の充実サポート体制です
製品のおすすめポイント
- 高い到達率のためにスパム配信を常時監視します
- マーケティングに必要なものはすべて搭載し、業界トップクラスの導入しやすい金額
- わからないことはすぐ解決できるサポート体制
- 30日間の無料体験で実際に使えるかがわかる
製品のおすすめポイント
- 安心・安全なサービスの提供、める配くんのセキュリティ体制
- シンプルで使いやすくサポートも充実しています
- 業界最安クラスでも充実した機能を提供します
製品のおすすめポイント
- 配信形式の選択(HTML/テキスト/マルチパート)
- バックナンバーを簡単に公開することができます
- メール本文中にお客様のお名前を差し込む「差し込み配信機能」
- メールに設定した各URLのクリック数を計測できます
- サイトに設置するフォームをかんたん設定できる
製品のおすすめポイント
- 高度な配信処理能力により、大量かつ高速、到達率の高いメール配信
- 豊富なAPIによりエンジニアフレンドリーな設計
- テンプレートから簡単にHTMLメール作成
- 10年以上のノウハウを活かし、国産商品だからできる充実のサポート
製品のおすすめポイント
- HTMLメール形式のメルマガを初心者でも簡単に作成できます
- レスポンシブデザイン対応のメール配信サービスです
- ステップメールでメール配信業務の手間を削減
- 魅力的なデザインのHTMLメールを作成できます
製品のおすすめポイント
- 見込み客とのご縁を作り、育んで顧客にするプロセスを自動化&効率化
- セミナーの申込も受付フォームからフォロー
- 主要なクレジット決済サービスと連携しネット販売システムとしても使える
製品のおすすめポイント
- 大量・高速メール配信する技術とノウハウを持つ
- メール配信に必要な機能を標準搭載する汎用性の高さ
- スマートフォン・携帯の最新情報にも配慮したメール配信
製品のおすすめポイント
- 配信結果の状況を把握しやすいグラフやヒートマップ
- ドラッグ&ドロップの簡単操作でHTMLメールが作れる
- 様々な目的に応じたリスト管理を支えるデータベース
製品のおすすめポイント
- HTMLメール作成エディタを利用して、美しいデザインを
- 充実した効果測定機能で、継続的な改善が可能
- 手間がかかる作業も自動化して業務効率アップ
製品のおすすめポイント
- 使いやすい管理画面に、スマホ・携帯へのメールも到着しやすい設計
- クーポン券機能を使用して、効果測定も可能
- セキュリティーにこだわった安心なシステム
製品のおすすめポイント
- メール配信に特化したシンプルな構造で使いやすい
- スパムメール判定されないための対策も万全
- メールマーケティング特化プランで、効果的なアプローチ
製品のおすすめポイント
- 日本最大級の無料のメーリングリストサービス
- アプリなら連絡がもっとサクサク利用できます
- 回答集計機能があるから、大人数でも取り纏めが”らくらく”です
メール配信システムを導入するときの注意点
メール配信システムを導入するときは、メールの「配信上限」と「到達率」を重点的にチェックして、製品を選定することが重要です。
メールの配信上限が低いと、送信できるメールの数が少なくなります。これは同時に配信できる「配信能力」とは異なるので注意が必要です。メール配信システムには、サーバー負荷を抑えるために、配信数を制限しているものがあります。自社の送信数が多い場合は、想定より早く上限に達して、業務効率の低下につながるリスクがあります。
メールがユーザーに届く割合を示す到達率は、前述したようにメールマーケティングの効果そのものを左右する重要な要素です。SPF・DKIM・DMARC・StartTLSなど、送信元のメールサーバーの健全性を示す機能が搭載されていることを、事前にしっかり確認しておきましょう。
配信上限と到達率のいずれかに問題があると、メール配信システムの導入効果がほとんど得られないかもしれません。後述する「選び方」と合わせて、事前に注意しておきたいポイントです。
メール配信システムの適切な選び方8つを解説
メール配信システムの種類はさまざまで、製品ごとに機能や得意分野が異なります。そのためメール配信システムを導入する際は、自社に適したものを選ばなければ十分な効果が得られません。本章では、メール配信システムの効果を最大化するために意識したい、下記8つの選び方を解説します。
- クラウド型とオンプレミス型のどちらにするか
- 導入する目的に合う機能とスペックがあるか
- システムのセキュリティと信頼性が高いか
- ベンダーのサポート体制が充実しているか
- メールの到達率を向上させる能力が高いか
- 効果測定や分析の機能を十分に備えているか
- メールの配信能力や各端末への対応力が適切か
- 機能とコストパフォーマンスのバランスが適切か
クラウド型とオンプレミス型のどちらにするか
メール配信システムには、クラウド型とオンプレミス型の2種類のタイプがあります。オンプレミス型はカスタマイズ性とセキュリティ性の高さが魅力ですが、導入に膨大なコストがかかります。セキュリティ要件がよほど厳しい場合以外は、おすすめできません。
一方で、クラウド型はカスタマイズ性は控えめですが、導入コストが比較的安価で操作方法もわかりやすいことがメリット。基本的にはクラウド型のメール配信システムを選べば、基本的には大きな間違いはないでしょう。さまざまなケースでクラウド型がおすすめです。
導入する目的に合う機能とスペックがあるか
メール配信システムにはさまざまな製品があり、搭載機能や得意分野などが異なります。そのためシステム選定時は、自社のメールマーケティングにどのような機能が必要で、検討中の製品がそれを満たすかチェックしましょう。
HTMLメール作成機能や開封・クリック分析などの機能は、ほとんどのシステムに搭載されています。しかしより高度な効果測定を行いたい場合は、後述する「ABテスト」や「ヒートマップ分析」などの機能を備えているものを選ぶと便利です。
システムのセキュリティと信頼性が高いか
クラウド版のメール配信システムを選ぶときは、ベンダーのセキュリティ体制や信頼性が高いかチェックしましょう。セキュリティレベルが低いメール配信システムを利用すると、サイバー攻撃や不正アクセスに対して脆弱になります。個人情報の漏洩が起きると、自社の信頼が失墜することもあるので注意が必要です。
ベンダーのサポート体制が充実しているか
メール配信システムは、自社のマーケティング施策で重要な位置を占める要素となります。しかしどのようなシステムでも、運用していくなかで何らかのトラブルが発生するものです。そのときにベンダーから十分なサポートが得られなければ、損失が出てしまう可能性があります。
メール配信システムの選定時は、問い合わせ方法や受付時間など、ベンダーのサポート体制を必ず確認しておきましょう。システムを初めて導入する場合は、導入や使い方に関するサポートが得られる製品を選んでおくと安心です。メール配信システムは長期間使用するので、サポート体制は見逃せないポイントです。
メールの到達率を向上させる能力が高いか
配信したメールが顧客に届いていなければ、魅力的なメールを送っても読んでもらえません。メールマーケティングの成果を高める第一歩が、ユーザーへ確実に送り届けることです。メール配信システムでは、仕様一覧に到達率の大まかな目安も記載されています。到達率ができるだけ高い製品を選ぶことで、メールマーケティングの成果が安定します。
効果測定や分析の機能を十分に備えているか
メールマーケティングの成果を高めたい場合は、効果測定や分析機能に強みがある製品を選ぶのがおすすめです。とくに「ABテスト」や「ヒートマップ分析」が搭載されていると、ユーザーに読んでもらいやすい魅力的なメールマガジンを作成しやすくなります。
ABテストはパターンAとパターンBの2つのうち、どちらが高い成果を達成できるかシミュレーションするための機能です。件名や内容など細かなポイントを変更して、より効果的な施策を模索できるため、メールマーケティングで重宝されている分析手法です。
ヒートマップ分析は、メールマガジンがどのように読まれているかを分析できます。とくに役立つのが「熟読エリア」と「終了エリア」です。熟読エリアはとくに集中的に読まれた場所、終了エリアはユーザーが読むのを止めた場所を示す指標です。
熟読エリアと終了エリアがわかれば、ユーザーがどのような内容に関心があり、どの部分でユーザーが離脱するかを視覚的に判断できます。これらの分析機能が搭載されていれば、より高度なマーケティングが可能になるので、必要に応じて検討してみましょう。
メールの配信能力や各端末への対応力が適切か
大量のメールを送信する可能性が高い場合は、メール配信システムの「配信能力」が重要です。配信能力とは、1時間あたり何通のメールが送れるかを指します。優れた配信能力を誇るものでは、1時間で1,000万通ものメールを配信できるシステムもあります。高機能タイプであれば、100万通以上の配信能力があるものがほとんどです。
配信能力はできるだけ高いほうが、配信能力に余裕があるため安心です。しかし配信能力が高いほど、システムの利用料金も高くなります。システムの選定時は、自社のメールマーケティング施策を検討し、あらかじめ必要な配信能力を算出しておきましょう。配信予定数から少し余裕があるものにすると、コストパフォーマンスが優れたシステムを選べます。
メール配信システムの対応端末も重要なポイントです。近年ではパソコンだけではなく、タブレット端末やスマートフォンでメールを受信する人も増えています。パソコン用に作成したHTMLメールは、スマホで読むと崩れて表示されたり、文章が詰まって見えて読みづらくなることがあります。幅広い端末に対応しているシステムを選ぶと安心です。
機能とコストパフォーマンスのバランスが適切か
メール配信システムは、高機能な製品が必ずしも優れているとは限りません。機能性が高いシステムはそれだけ高価なので、用途によっては十分なコストパフォーマンスを発揮できません。メール配信システムの選定時は、「料金体系」をチェックすることが重要です。
メール配信システムには、大きく分けて2種類の料金体系があります。配信数に応じて課金される「従量課金」と、月額料金が固定されている「月額料金」タイプです。毎月の配信数が一定の場合は、月額料金タイプがコスト管理しやすいためおすすめです。
しかし、季節や時期によってメール配信数が大きく変動する場合は、月額固定の料金では扱いづらいことがあります。メール配信システムは長期間にわたって使い続けるものなので、導入前のコスト検証が欠かせません。不明点がある場合はベンダーに相談しましょう。
メール配信業務の最適化にはメール配信システムが必要不可欠
企業がメール配信システムを導入すると、メール配信業務の効率化とコストダウンが図れます。メール到着率や開封率、効果測定やデザイン性などに課題を抱えている場合は、ぜひメール配信システムの導入を検討してみてください。適切なタイミングと内容のメールで、顧客に自社製品やサービスの魅力を伝えやすくなり、収益が拡大しやすくなるでしょう。
メール配信システムの選定時は、自社の導入目的に合う機能を備えていて、十分な到達率や配信能力があるか確認することが重要です。さらに、メール配信システムでは顧客の機密情報を扱うため、セキュリティやサポートの体制にも気を配りたいところです。導入後は、
ステップメールやセグメント配信、効果測定の機能などを活用して成果を高めましょう。