「VPN」の製品比較表
※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています
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- 製品名
- 料金プラン
- プラン名金額
- 無料トライアル
- 最低利用期間
- 基本的な機能
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- セカンドHQ
- ファイアウォール
- リモートVPN
- 拠点間VPN
- コンテンツフィルタ
- トンネリング
- ウィルスプロテクション
- 暗号化
- カプセル化
- ホットスタンバイ
- Webアクセスセキュリティ対策
- 端末セキュリティ対策
- メールセキュリティ対策
- ウェブフィルター
- マネージセキュリティレポート
- LAN監視
- マルチホーミング
- ロードバランサー
- サービス資料
- 無料ダウンロード
- ソフト種別
- 推奨環境
- サポート
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- 初期費用 要相談
- 使用料金 要相談
- 1年間
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- なし
- Windowsアプリ Macアプリ iOSアプリ Androidアプリ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 70,000円
- ギャランティタイプ 48,000円〜
- スピードタイプ 210,000円〜
- バリュータイプ 87,000円〜
- ベストエフォートタイプ 39,800円〜
- ギャランティボイスタイプ 58,000円〜
- スピードボイスタイプ 252,000円〜
- バリューボイスタイプ 105,000円〜
- 制限なし
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- クラウド型ソフト
- Windowsアプリ Macアプリ iOSアプリ Androidアプリ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 1~5万円 備考
- プランによって異なります。
スターター:1万円
スタンダード:2万円
ハイスペックモデル:5万円 - ハイスペックモデル 46,000円~ 備考
- V-edge利用料が月額4万円
V-Client 10デバイス利用料が月額6000円~ - スタンダード 26,000円~ 備考
- V-edge利用料が月額2万円
V-Client 10デバイス利用料が月額6000円~ - ベーシック 8,000円 備考
- V-edgeレンタルの場合になります。
- 30日
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- クラウド型ソフト
- Windowsアプリ Macアプリ iOSアプリ Androidアプリ
- 電話 / メール / チャット /
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- スタンダード:スモールエッジモデル 17,000円/月額
- スタンダード:ミドルエッジモデル 43,000円/月額 備考
- 別途、24時間365日オンサイト保守のお申し込みが必要になります。
- クラウドコネクタ 17,000円/月額
- オーバレイゲートウェイ:SRA接続 17,000円/月額 備考
- 別途、セキュア・リモートアクセスのお申込みが必要です。
- 制限なし
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- クラウド型ソフト パッケージ型ソフト
- なし
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用(基本料金) 100,000円~/1契約ごと
- エントリーパック 17,850円~ 備考
- 要相談
- リモートアクセス 要相談
- 制限なし
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- なし
- なし
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 0円
- 使用料 0円
- 制限なし
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- オンプレミス型ソフト
- Windowsアプリ Macアプリ iOSアプリ Androidアプリ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 要相談
- 使用料金 要相談
- 要相談
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- クラウド型ソフト
- Windowsアプリ Macアプリ iOSアプリ Androidアプリ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 要相談 備考
- ユースケースによって異なります。
- 利用プラン 要相談 備考
- ユースケースによって異なります。
- 1か月
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- クラウド型ソフト
- Windowsアプリ Macアプリ iOSアプリ Androidアプリ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 6,930円~ 備考
- 別途で回線初期費用・オプション初期費用がかかります。
- 使用料金 11,000円 備考
- 別途で回線使用料・オプション使用料がかかります。
- 制限なし
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- クラウド型ソフト
- なし
- 電話 / メール / チャット /
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- 要相談 要相談
- 制限なし
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- クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト
- なし
- 電話 / メール / チャット /
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価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!
VPN(Virtual Private Network)とは
「VPNは聞いたことがあるけどイマイチ分かってないな…」「調べたけどややこしすぎて何も分からない!」と悩んでる人も多いでしょう。
VPNはインターネットや閉域網を介した仮想のプライベートネットワークによって、特定のユーザーのみで安全なインターネットアクセスを実現する技術のことです。VPNで利用されるプロトコルには、SSH/TLS(SSL)/IPsec/PPTP/L2TP/L2F/MPLSなどがあります。
VPNの仕組み
トンネリング→認証→暗号化
トンネリング
仮想ネットワークの空間部分を構築することを『トンネリング』と言います。簡単に言うと、トンネルのような役割で外部の通信を遮断可能にします。こうして出来たトンネルにデータを通信する際には、カプセル化と呼ばれる封筒のような仕組みで特定の相手に通信が可能です。IPパケットを融通するレイヤ3で実現する方法と、イーサネットのフレーム等を融通するレイヤ2で実現する方法があります。それぞれでできることに違いがあり、運用上の要件などによって選択可能です。
認証
トンネリングだけでは情報が筒抜けになりやすいため防ぐ必要があります。そこで、認証を行って、受信者同士が”正しい相手”であるか確認することで部外者の立ち入りを制限することが可能です。
暗号化
送信者と受信者が”共通の鍵”を持ち通信を暗号化する秘密鍵暗号化方式、”公開キーと秘密キー”の2種類を使って暗号化する公開鍵暗号化方式の2種類があります。秘密鍵では、特定の人のみ通信が可能なので安全性は高いですが鍵のやり取りが必要なので、鍵の情報が盗まれる可能性があります。そのため、データの送受信に最適です。一方で公開鍵では、公開キーで暗号化した情報をすでに所有している秘密キーで開封するため、鍵をやり取りする必要がなく安全性が高いので鍵情報のやり取りに向いています。
VPNを導入して得られる効果
どこからでも社内ネットワークへのアクセスが可能
近年、コロナ禍におけるニューノーマルへの移行によって『テレワーク』の促進が広まってきています。テレワークでは、自宅だけではなくカフェなどの公共スペースからも勤務が可能です。ですが、公共スペースで勤務する際に、無料・公衆Wi-Fiを利用することで情報漏洩してしまう危険があることをご存じでしょうか?
VPNによって通信を暗号化・トンネリングすることで、ネット上のプライバシーを保護することが可能です。
離れた拠点間でLANを構築
VPNを使用することで、拠点内のネットワーク同士をセキュアに常時接続できます。拠点内にいるユーザーはVPNを意識することなく、複数拠点のネットワークを”ハブで繋がったLANの延長線上”という感覚でシームレスに利用することが可能です。
VPNと専用線はどう違う?
VPNと専用線の違いをご存知でしょうか?
VPNは仮想的なプライベートネットワークで複数の拠点同士が直接接続することができます。一方で専用線は物理的な完全専有のネットワークで、本社と拠点を1対1で接続します。他にもそれぞれ異なるポイントがあり、表で比較しました。
VPN |
専用線 |
|
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ネットワーク |
公衆網/閉域網 |
専用回線 |
コスト |
低 |
高 |
安定性/通信速度 |
△ |
◎ |
外部からの影響 |
高 |
低 |
設計の難易度 |
易 |
難 |
安定性や通信速度に関しては、VPNは様々なオプションを用意しているので、製品や組み合わせによってカスタマイズすることで改善が期待できます。VPNと専用線の仕組みや違いをよく理解して、自社の求めるニーズとしっかりマッチングしたサービスを選ぶことが重要になってきます。
VPNには種類がたくさんある
1.インターネットVPN
インターネット(公衆網)を使ったVPNのことで、特別な回線が不要なため初期費用を抑えることができます。その一方であくまでもインターネットを利用するため、速度が遅くなる可能性やセキュリティが低下してしまうリスクもあるので注意が必要です。高いセキュリティが求められる機密情報を取り扱わない場合など、セキュリティより利便性やコストを重視する用途に向いています。
2.IT-VPN
通信事業者が独自に保有しているネットワーク(閉域網)を使ったVPNのことで、契約者のみが利用できるためセキュリティ面がしっかりしており、データの暗号化が不要なので通信速度が速くなります。そして、通信事業者が通信環境の監視を行っているため、回線品質が安定していることが特徴です。しかし、通信事業者と接続するための『Customer Edgeルーター』という機器が必要になるので注意が必要になります。初期費用および月額料金が掛かるため、コストよりもセキュリティ面を重視する場合に適任です。
3.エントリーVPN
各拠点から通信事業者のアクセスポイントまでは光回線やブロードバンド回線、アクセスポイントからアクセスポイントの間は通信事業者が提供する閉域網(IP網)を使ったVPNです。簡単に言うと公衆網と閉域網のハイブリッドになります。エントリーVPNでは、インターネットを経由することなく閉域網に接続できるため、インターネットVPNより安全性は高い専用線よりも低コストで利用できることが特徴です。しかし、接続回線はインターネットVPNと同様の品質であるため、混雑時は通信が遅くなりやすくなってしまいます。インターネットへの接続が不要で、回線品質保証も重視しないという場合に適しています。
4.広域イーサネット
通信事業者の専用線を利用する方式で、基本的な仕組みはIP-VPNと同じですが、使用できるプロトコルに違いがあります。レイヤー2データリンク層)と呼ばれる通信事業者の通信網を使用するため、RIPなどのIP以外のプロトコルも有効です。ネットワーク設計の多様性と安全性、通信速度は魅力的ですが、コストは他のVPNと比較すると高くなります。高品質なネットワークで閉域網に接続するため、信頼性の高さは期待できますが、通信量や回線速度によって従量制の場合が多く、回線コストは高くなりがちです。
5.クラウド型VPN
クラウドからVPNの機能を提供するサービスです。複雑な仕組みをすべてクラウドで提供するためルーターなどのVPN機器の導入が不要で、レンタルされるVPNブリッジ装置をLANに接続するだけでVPNの構築が可能になります。比較的簡単に導入でき、自社ネットワークのようにシームレスに接続できることが特徴です。低コストなので、スモールスタートからやってみたい場合に向いています。
法人向けVPNを利用するメリット
VPN製品の検討を始めるにあたり『VPN』という検索ワードで調べてみて、英語で書かれているサイトがたくさん出てきてびっくりされている人も多いのではないのでしょうか?VPNの検索結果で上位に出てくるサイトは、ほとんどが海外製のVPN製品です。海外製のVPN製品ではファイアウォールによる物理的、または条例などの法律面で規制をかけている国も存在します。
VPNアプリは個人利用に最適です。PCやスマートデバイスなどの端末にインストールし、外部から拠点のネットワークに接続することでVPNに接続ができます。これは、個人がネットワークを利用する際に個人情報の流出を防ぐ目的があります。
企業でVPNを利用するためには、ルーターなどの専用機器が必要になります。ですが、法人向けのVPN製品には運用や管理においてサポートを受けることだけでなく、監視サポートなども標準で装備されている場合が多いです。これにより、担当者に負担をかけずに利用できます。
選ぶときに注目したいポイント
VPN製品を調べていて「プランが多すぎじゃないか?」「どうやって選ぶんだ!」と憤りを感じていらっしゃる人もおられるのではないでしょうか?本記事ではそんな皆さんに、選ぶときの基準として注目していただきたいポイントを紹介します。
種類が合っているか
上記で説明したように、VPNには様々な種類があります。自社の目的やニーズに合わせてマッチングする製品を選ぶ必要があります。また、VPN製品には豊富なオプションサービスが用意されていることが多いので、組み合わせてネットワークの環境構築などをカスタマイズすることが可能です。目的やニーズに完璧に合っている製品が見つからない場合、オプションサービスを追加してカスタマイズすることで自社にぴったりの製品になることが期待できます。
価格は適切か
VPN製品を導入する際には回線の種類によってランニングコストが変わりますが、ランニングコストだけでなく初期費用にも注目することをお勧めします。求めるスペックなどによって、利用する機材や工事が変わることで初期費用も大きく変わるので運営企業との擦り合わせが重要です。それだけでなく、オプションサービスの金額も重要になってきます。オプションサービスを利用する際は、「予想よりも金額が違う」ということがないようにしなければいけません。
通信速度は十分か
必要なスペックによって選ぶべき回線の仕組みが変わります。ここではVPNに使われている主な仕組みを説明します。
ベストエフォート
最大値は公表するものの、実際の通信速度は保証されていないネットワークのことです。インターネット回線などの共有のネットワークを介するため、物理的な回線を増設する必要がなく低コストで導入しやすいことが特徴です。しかし、ユーザーに公表される速度数値は実際の通信速度とは異なり、ネットワーク回線の混み具合によっては、速度を一定に保つことができない場合もあります。
ギャランティ (帯域保証)
通信スピードが約束されたネットワークのことです。混雑時でも確保される最低限度の通信速度など、提供するサービスの品質をSLA(サービスレベル合意)に則って保証されています。高コストが懸念されますが、その対価として常時アクセスが行われる社内システム構築などに最適だとされています。
運用・セキュリティサポート
法人向けのVPNを利用する際には、運用管理のサポートなどが受けられるメリットがあります。ログ管理やセキュリティ対策だけでなく、設定や仕様の変更もサポートセンターと連絡を取ることで簡単に管理することが可能です。監視サービスについても充実している製品が多く、障害発生時も運営企業に任せて解決を委託することができます。サポート体制にも注目すべきポイントがあります。電話・メール・チャットの大きく分けた3つの体制があり、疑問やヘルプを求める人が投稿して他の利用者が回答するなどの『フォーラム形式』のヘルプセンターも利用できる製品もあるので安心して導入することが可能です。
マルチデバイス対応か
COVID-19の影響でニューノーマルの世界へと変化していきました。それと同時に働き方に関してもニューノーマルのスタイルへと変容し、面接を受ける人々が企業を選ぶ際に新しい働き方も重視するポイントになりつつあります。テレワークの促進を考えている方も多いのではないでしょうか?
VPNの利用において、スマートフォンやタブレットなどのマルチデバイスへの接続も可能かどうかがポイントになってきます。テレワークだけでなく、出張先や営業の訪問先などからでも社内ネットワークへ安全な接続が可能です。
海外でも利用できるか
海外拠点を持っているまたは海外進出の予定がある・考えている企業にとっては、VPN製品を導入するにあたって一番重要とも言えるポイントがあります。『海外対応』です。これは、外国語表記や各国の基準や法律面での規定に対応できるかどうかを表します。また、海外拠点と国内拠点のネットワークを統一することで、業務の可視化や効率化を伸ばすことが期待できます。このポイントは、海外拠点を持つ・検討している日系企業だけではなく、外資系企業で日本に拠点を持っていたり、外国人社員を雇っている企業なら重視するべきです。
プラスアルファで出来ること
本記事では何回もオプションサービスについて触れていますが、「たくさんオプションがあるって言ってるけど何があるの?」という人もいるかと思います。例えば、VPNで拠点間の社内ネットワークを統一したい場合は”クラウド接続でデータを一元管理”というオプションの契約がおすすめです。1つの会社に統一して運用・管理でき、何か問題が発生しても窓口は同じなので無駄を省くことができます。他にはこんなサービスを用意している製品もあります。
ICT環境のお困りごとは気軽に相談
- NTT東日本のプロフェッショナルが、他社の機器も含めICT環境のお困りごとの解決をお手伝い
- お困りごとに合わせて、電話・遠隔操作・訪問(別料金)と最適な方法でサポート
このように、オプションサービスを活用して社員全員が使い易いネットワーク環境に変えていくことが可能です。ぜひ、このポイントも頭の片隅に入れて製品を比べてみてほしいです。 ※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています 価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!
「VPN」の製品比較表
スターター:1万円
スタンダード:2万円
ハイスペックモデル:5万円
V-Client 10デバイス利用料が月額6000円~
V-Client 10デバイス利用料が月額6000円~
主要なVPN製品10社徹底比較
製品のおすすめポイント
- VPN設計の簡略化でマルチアクセスが可能に
- トータル管理と個人管理でカスタマイズ
- プロビジョニングと独自技術で防御性と安定化
製品のおすすめポイント
- NWの可視化による特定と制御で高い安全性
- ISEとDNSレイヤによる包括的なユーザー保護
- エンドポイントの可視性でコンプライアンスを最適化
製品のおすすめポイント
- 65拠点を同一ネットワークに、クラウド管理で操作も簡単
- サービスだけではなくICT全般の相談も可能
- 通信の制御でセキュアなネットワーク構築
クローズアップ5社「見える化」比較
本記事では、分かりやすく比較するために日本製2社、海外製2社、無料VPN製品1社をピックアップして比較表にまとめました。
価格 | 運用・監視 | コンタクト | 言語 | マルチデバイス |
備考 |
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Master’s ONE CloudWAN |
17,000円~43,000円 | ○ | メール | 日本語 | ◎ |
国内のみ |
クラウドVPN Verona |
8,000円~ | ○ | 電話
メール |
日/英 | ◎ | |
Cato Cloud |
要相談 | ○ | チャット | 多言語 |
◎ |
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Any Connect |
要相談 | ○ | 電話
メール チャット |
多言語 | ◎ | |
Softether |
無料 | × | フォーラム | 日/英 |
◎ |
※無料VPNの収入源は広告だということをご存じでしょうか?また、無料VPNの72%にトラッカーが含まれているためセキュリティ面での潜在的危険があり運用管理担当者の負担が大きくなってしまうことがあるので、トラッカーが含まれない無料VPNを選ぶことが大切になります。
まとめ
VPNとは仮想プライベートネットワークのことで、データを暗号化して、安全な通信ルートを確保する仕組みになります。選定ポイントは、種類 ・価格・通信速度・サポート・マルチデバイス対応・海外対応・プラスアルファで出来ることの7つです。多くのサービスが様々なオプションを用意しているので、比較してみるのも面白いかもしれません。無料VPNには、セキュリティ面での潜在的危険はあるので注意が必要です。
本記事が、ニューノーマル時代の働き方改革に活用できるような”求めるスペックとニーズにマッチングした”VPN製品を見つけるお手伝いができたら幸いです。