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【2023年度】ログ管理システム比較11選|導入への理解と選定のポイント

この記事で解説すること

情報化社会と呼ばれる現代において、顧客の個人情報や従業員の労働状況、事業内容に関する情報等の企業の重要な情報資産は、当然のようにインターネット上で管理されています。そのため、不正アクセスやシステム障害を始めとするインシデントによって企業が多大な損失を被ってしまうのが現状です。皆様は、このようなインシデントをログ管理によって未然に防げることをご存じでしょうか?

ログ管理は、情報資産の保護や企業の内部統制だけでなく、アクセス解析・マーケティング活動等への利用に役立ちます。本記事では、ログ管理に関する理解を経て、ログ管理システムの導入に対し、明確なビジョンを持ちましょう。

「ログ管理」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • PC更新管理
    • ログの絞り込み検索
    • ファイル操作ログ
    • 業務適正度レポート
    • USB使用ログ
    • 操作時間レポート
    • 印刷ログ
    • ウイルス対策ソフト未導入確認
    • ソフトウェア利用割合表示
    • ネットワーク検疫
    • ログ解析サポート
    • 端末を遠隔ロック
    • ファイル遠隔削除
    • 暗号化通信取得
    • 二段階認証
    • アプリ制御
    • AWS監視
    • ユーザグループ管理
    • 勤務時間管理
    • レポートテンプレート
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
初期費用 要相談
要相談 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
利用期間の制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
利用料金 要相談
備考
500円/1ライセンス、契約は5ライセンスから可能です。
2ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
1ヵ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
備考
ライセンス数やOSによって異なります。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 10,000円
月額費用 要相談
備考
基本費用1,500円に加え、1ライセンス700円になります。
最低利用期間の制限あり
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
MylogStar Cloud 800円/月額
備考
MylogStar Cloud Standard
MylogStar Cloud 1,600円/月額
備考
MylogStar Cloud Plus
MylogStar FileServer 198,000円
備考
MylogStar 4 FileServer ライセンス (初年度保守込み)
MylogStar FileServer 39,600円
備考
MylogStar 4 FileServer 年間保守
MylogStar Desktop 24,000円
備考
MylogStar 4 Desktop ライセンス (初年度保守込み)
MylogStar Desktop 98,000円
備考
MylogStar 4 Desktop + Standalone Manager(初年度保守込み)
MylogStar Desktop 4,800円
備考
MylogStar 4 Desktop 年間保守
MylogStar Desktop 19,600円
備考
MylogStar 4 Desktop + Standalone Manager 年度保守
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

目次

ログ管理システムとは

ログ管理システムは、データを効率的に収集、保存、分析するためのシステムです。企業のIT環境において、システムやアプリケーションから生成される大量のログデータを管理し、これらの情報を活用することが目的とされています。組織の運用の透明性を高め、問題の迅速な特定や解決を可能にすることで、業務効率の向上に貢献します。

ログ管理の基本

ログ管理は、システムやネットワークから生じるデータの記録を指します。この記録には、ユーザーのアクティビティ、システムの動作状況、エラーメッセージなどが含まれます。効果的なログ管理は、これらのデータを整理し、分析することにより、システムの安定性やセキュリティを保ち、ビジネスの意思決定を支援します。

システムの役割と重要性

ログ管理システムの主な役割は、データの収集と保存、そして分析です。これにより、システムの異常やセキュリティ侵害の早期発見が可能になります。また、コンプライアンスの要件を満たし、法的要件に対応するためにも重要な役割を果たします。正確かつタイムリーな情報の提供により、組織のリスク管理と効率化が促進されます。

ビジネスにおけるログ管理の利点

ログ管理は、ビジネスにおける多くの利点を提供します。まず、ITインフラの問題を迅速に特定し、解決することで、ダウンタイムの削減と効率の向上を実現します。次に、セキュリティの強化を図ることができ、データ漏洩やサイバー攻撃から企業を守ることに貢献します。最後に、コンプライアンス要件への対応を効果的に行うことで、法的リスクの低減を図ることができます。

ログの種類

ログには、操作ログや認証ログ、通信ログ等、様々な種類のログが存在します。また、ログの種類が様々であるように、その用途もそれぞれ異なります。以下では、ログの種類やその概要に加え、ログの種類ごとの用途について紹介しております。

  • 操作ログ
  • 認証ログ
  • アクセスログ
  • イベントログ
  • 通信ログ
  • 通話ログ
  • 印刷ログ
  • 設定変更ログ
  • エラーログ
  • カメラ映像、入退室記録、ドア開閉記録

操作ログ

ユーザーがパソコンやスマートフォンなどの端末上で実行した操作を記録したものを指します。具体的には、ログインやログアウト、閲覧したデータの内容や変更を加えた操作、新規作成したファイルやデータにアクセスした時間帯など、あらゆる操作を詳細に記録することが可能です。そのため、操作ミスや不審操作のチェック、エラー調査や性能測定などにおいて有効に活用することができます。

用途 :

  • サイバー攻撃の監視
  • エラー発生時の原因究明・対策
  • 性能測定

認証ログ

パソコンやシステムへのログイン以外に、インターネットのサイトにログインした履歴も含まれます。 承認された記録だけでなく、エラーになったログも残るため、しきい値を設定することで、失敗した回数が多い人物を要注意として管理できます。

用途 :

  • サイバー攻撃の監視
  • エラー発生時の原因究明・対策

性能測定

イベントログ

システム内で起こった特定の減少や動作を記録するものであり、一般的に不具合やエラーの記録のことを指します。イベントログを収集・管理することで、安定したシステムの稼働を実現することができます。

用途 :

  • サイバー攻撃の監視
  • エラー発生時の原因究明・対策
  • 性能測定

通信ログ

パソコンとサーバ間の通信内容を記録するためのログのことを指します。インターネットが業務の中枢を担っている場合は、通信のエラーログを取得することで、サービスの改善に役立ちます。

用途 :

  • サイバー攻撃の監視
  • システムやアプリケーションの改善
  • 性能測定

通話ログ

通話記録、具体的には着信・発信・不在着信の履歴のことを指します。通話ログを取得することでいつ、誰とやり取りを行ったのかを把握できるので、情報漏洩した際に流出経路を詳細に確認することができます。

用途 :

  • 情報漏洩の監視・原因究明
  • 内部統制
  • 内部不正の防止

印刷ログ

印刷したユーザーやドキュメントのタイトル、プリンター名、印刷枚数、印刷時刻等を記録します。大半の情報漏洩は紙媒体での流出に原因があるので、流出した情報を遡り、セキュリティ対策の強化に役立ちます。

用途 :

  • 情報漏洩の監視・原因究明
  • 内部不正の抑止

エラーログ

エラーや不具合が発生した内容、エラー発生日時や状況等を記録します。エラーログを取得することで、エラーが発生した原因の追究が容易になり、業務の安定した稼働を実現することができます。

用途 :

  • エラー発生時の原因究明

設定変更ログ

権限を持つユーザーがシステム設定を変更した際に残るログのことを指します。管理者権限の変更や権限を持つユーザーの使用端末の変更等がこのログに該当します。設定変更による証拠消滅した形跡やパソコンの基幹設定の変更記録が残るため、企業内部の犯行において特定が容易になります。

用途 :

  • 情報漏洩の監視・原因究明
  • 内部統制
  • 内部不正の抑止

カメラ映像、入退室記録、ドア開閉記録、監視

監視カメラや部屋への入退室、電子ロック等の物理的な履歴がログとして記録されます。不審者の侵入や情報ファイルの持ち出し等、不正が発生した際の証拠となります。

用途 :

  • 不審者の侵入監視
  • 社員の不審行動監視

ログ管理の目的・メリット3つ

企業のログを管理することで、以下のような点において、その恩恵を受けることができます。ログ管理システムの導入において、これらのメリットが自社の目的に適しているのか、また、新たに必要な項目がないかを確認することで、導入に際してより明確なビジョンを持つことができます。

  • 個人情報・情報資産の保護
  • 内部統制
  • 労働管理の効率化
  • アクセス解析・マーケティング活動への利用

1.個人情報・情報資産の保護

ログ管理を行う最大の目的は企業のセキュリティを強化することです。では。逆に、セキュリティが低下する原因として何が挙げられるでしょうか。この主な原因として、「人為的ミス」と「不正アクセス」の二つが挙げられます。個人情報や情報資産が流出する原因の大半が人為的ミスです。ログ管理によって、人為的ミスを改善することで、個人情報や情報資産の流出を防ぐことができます。また、社内全体にログを管理している旨を通知することで、不正アクセスの抑止に繋がります。

2.内部統制

不正アクセスや情報の持ち出しの有無、業務に適切に取り組んでいるのか等、社内の状況をログ管理によって把握することで、ログを管理しているという抑止力によって社内の業務水準を一定に保つことができます。

3.労働管理の効率化

勤怠管理のシステムとしてタイムカードを用いた方法を取ると、PCを自宅に持ち帰って残業していたり、休日出勤や残業をしていたりしていてもその状況を把握することができません。そこで、社員一人一人が使用するPCに残るログを管理することで、タイムカードには記載されていない勤務時間等を把握することが可能になり、正確な勤怠状況を把握することが可能です。

さらに、ログを管理することで、従業員がどのように業務に取り組んでいるのかを把握することができます。取得したログの情報を元に、企業全体の動きを俯瞰することによって、無駄な業務はないか、業務内容に対して人員配置は適切であるのかなど、様々な課題対して改善策を立てることができます。この結果として、会社全体の業務改善や効率化を期待することができます。

4.アクセス解析・マーケティング活動への利用

企業のサイトに訪問した記録はログとしてサイト内に保存されます。また、訪問したという記録の他にも、訪問日時、閲覧時間等の多くの情報を記録します。これらの情報を元にアクセス解析を行うことにより、顧客に関するより潜在的なニーズを把握できるなど、マーケティングの最適化に役立てることができます。

ログ管理の注意点・デメリット2つ

ログ管理には多くのメリットがありますが、その反面、以下のようなデメリットもあります。このようなデメリットを踏まえた上で、ログ管理システムを導入することを想定すると、ログ管理をどのように活用できるのか、本当に必要なログ管理システムはどのようなものなのか、明確なビジョンが見えてくるかもしれません。

  • 統計データ・資料を作成しにくい
  • 完全なセキュリティ対策ではない

1.統計データ・資料を作成しにくい

ログには様々な種類があり、取得したいログはシステムによってその種類が異なります。各システムに分散された様々な種類のログを一元管理するのは難しく、取得したいログを探すのも大変になります。そのため、統計データや資料を作成するためのログが収集しにくい状態であることが大半です。

2.完全なセキュリティ対策ではない

ログは、簡単に言うと「履歴」なので、ログを徹底的に管理していても、基本的には事後対応になってしまいます。また、ログ管理システムを導入することで、セキュリティ侵害や異常なログが見つかるとアラートを発動する機能により、不正利用者を防ぎ、早期発見に繋がることもありますが、完全なセキュリティ対策は完全なセキュリティ対策とは言えません。

ログ管理の選定時のポイント3つ

ログ管理システムを選ぶときは、以下の3つのポイントを意識して選定することがポイントです。ログ管理システムを導入する際に、どのようなところに重点を置いて選ぶべきなのかを理解することで、自社に最適な製品を選ぶことができます。

  • 重要度の高い情報資産は何か
  • ログ管理のタイミングや容量の適性
  • システム自体のセキュリティの高さ

1.重要度の高い情報資産は何か

社内の全ログを収集ログ可能なログ管理システムもありますが、こられは、価格が高い傾向にあります。そのため、企業にとって、何が最も重要な情報であるのかを決める必要があります。情報の重要性において優先順位を決めることで、余分な機能を省いて購入できるので、コストカットに繋がります。

2.ログ管理のタイミングや容量の適性

ログを取得するタイミングは、ログ管理システムの種類ごとに異なります。情報漏洩やシステム障害の発生時等、迅速な対応が求められる場合は、ログをリアルタイムに収集する必要があります。

また、改善策を立てる際やセキュリティ対策の改正の際には、膨大の情報を必要とするため、大量の容量が求められます。大量な容量を備えたログ管理システムは、高価格になりやすい傾向があるため、費用対効果が下がることがあります。このように、導入の目的に最適なログ管理システムを選ぶ必要があります。

3.システム自体のセキュリティの高さ

システムに関する知識が豊富な人にとって、不正アクセス利用をしたとしても、そのログを消去し、証拠隠滅をすることが可能です。このようなログの改ざんに想定すると、システム自体のセキュリティの高さもログ管理システムを選ぶ際の重要なポイントになります。

ログ管理システム11社比較

トライアル 無し
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • オプションで機能の選択が自由!無駄がなくコスパが良い
  • サポートが手厚く導入から運用まで一貫した支援サービス
  • 段階的な運用が可能!柔軟に対応ができる!
トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • 世界で唯一!オンプレとクラウドの環境に対応可能
  • 監査ログの取得ができ、もれなく操作ログが管理可能!
  • 難しい操作や設定は不要!エキスバートのサポートも
トライアル 無し
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • 大量のログを即時分析!セキュリティ監視をすぐに可視化
  • 世界規模のセキュリティ対応で情勢に合わせすぐに対策が可能
  • セキュリティ対策まで!被害を最小限に抑えられる
トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • どんな業種や構成でもログ管理・監視ができる!
  • 異常事態にもすぐに反応!音声やチャット、点灯など警告は様々
  • エスカレーション機能により障害復旧も自動的に
トライアル 無し
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • どんなログでも取得し管理が可能、分析も自由自在
  • 障害発生対策にも!他サービスと連携できるので安全稼働に
  • セキュリティ監査に対応可能でどんな業種や企業にも導入できる
トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • 低コストで運用負担も少ない!専門知識不要で管理も楽々
  • 画面保存でリアルタイムでのアラート通知可能!情報漏洩を未然に防ぐ!
  • 必要な箇所のみの保存でデータ容量の節約
トライアル 有り
サポート 電話 

製品のおすすめポイント

  • 業務記録機能でハイブリット型のコミュニケーションが可能!健康経営へ!
  • 組織の改善要素を把握して業務効率アップにつながる
  • ダッシュボード機能でリアルタイムの勤務状況を把握可能!セキュリティ対策に
トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • 勤務体制の改善に!勤務状態の可視化で把握できる!
  • テレワークにも最適!仕事実態の可視化もできる
  • 勤務状況や稼働状況が一目でわかる!見やすい管理画面
トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • 大量のログ保有が可能!暗号化とアーカイブ保管で安心安全
  • 直感的な操作画面でログの分析が簡単!スピーディな集計に
  • 導入後の活用方法が多岐にわたり運用も楽々
トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • ログ管理だけでない!分析や要約をサポート
  • 直感的な操作画面でわかりやすく運用の負担が少ない
  • 導入から運用が簡単で即日にログの分析が可能!
トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • シンプルな操作感で、誰でもすぐに導入が可能!
  • リーズナブルな価格とログ管理の必要機能でコスパ最高
  • ログ管理に安心のセキュリティで信頼性が高い
トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • ログ収集力
  • ログ活用力
  • ログ分析力
  • 環境対応力

明確な目的を設定して、最適なログ管理システムを導入しましょう

本記事を読んでログ管理システムの導入に対する明確なビジョンを持てたでしょうか。ログ管理システムは、完全なセキュリティ対策とは負えないものの、自社のセキュリティを強化するには欠かせないものです。また、各製品によって、コストや機能、さらには販売形態が異なるため、自社の目的に最適なログ管理システムを選ぶようにしましょう。

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