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BIM/CIMとは?BIM/CIMソフト比較12選【図解あり】

この記事で解説すること

建設業界や都市計画において、デジタル技術の進歩が急速に進んでいます。その中でもBIM/CIMは業界全体を変革し、効率性と持続性を向上させる可能性を秘めています。シンガポールにおいては建築確認申請時にはBIMモデルの提出を義務化しており、国土全体を3Dモデル化しようとする「バーチャル・シンガポール」という施策が行われています。それほど建設業界とデジタル化は密接化してきています。

「BIM/CIM」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • 地質・土質モデル
    • 線形モデル
    • 土工形状モデル
    • 構造物モデル
    • 統合モデル
    • 3次元モデル
    • 属性情報
    • 参照資料
    • ファイアウォール
    • BIM/CIM
    • 地形モデル
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
Archicad Collaborate 56,400円(税込 62,040円)/月
備考
1シート当たり
1年
395,100円(税込 434,610円)
2年
750,690円(税込 825,759円)
3年
1,066,770円
(税込
1,173,447円)
Archicad CollaborateはArchicadとBIMcloud SaaSとBIMx Proが含まれております。また、Archicad Collaborateの1ヶ月、24ヶ月、36ヶ月のサブスクリプションはクラウドライセンスでのみのご提供となります。
Archicad 56,400円(税込 62,040円)/月
備考
1シート当たり
1年
395,100円(税込 434,610円)
Archicad単体のサブスクリプションはキーベースのライセンスでのみのご提供です。
Archicad Solo Solo 40,200円(税込 44,220円
備考
1シート当たり
1年
282,000円(税込 310,200円)
1か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
TREND-CORE基本部 600000円
備考
4D施工ステップ作成機能、土量シミュレーション機能、3Dモデル高品質レンダリング、施工DB
PDF取り込みアシスト(オプション) 100000円
備考
PDFデータ(図面・表)のCAD取込
3D設計データ作成(オプション) 300000円
備考
ICT施工、計画土量算出、面的出来形などi-Constructionに利用する3次元設計データの作成
TREND-CORE(測量)法枠計画支援(オプション) 300000円
備考
法枠のモデリングと体積・面積、格子点数などの数量自動算出
TREND-CORE(土木)施工履歴連携(オプション) 200000円
備考
転圧システムから出力された施工履歴データの取込
30日間
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
サブスクリプション 48400円/1か月
備考
1168200円/3年
389400円/年
30日間の返金保証
Flex 42900円/100トークン 12日/年
備考
214500円/500トークン 62日/年
30日
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
SketchUp GO 119ドル/年
備考
400 万以上の構築済み 3D モデルにアクセス
拡張現実モバイルビューアー
無制限のクラウドストレージ
現実感(XR)ヘッドセット視聴を体験
SketchUp PRO 349ドル/年
備考
デスクトップ、iPad、Webベースの3Dモデラー
2D設計ドキュメント
デザイン研究のための迅速な洞察
SketchUp for Desktop の機能を拡張するためのプラグインへのアクセス
SketchUp STUDIO 749ドル/年
備考
数回のクリックでRevitファイルをSketchUpにインポート
Revit から SketchUp へのインポーター
3D のポイント クラウドでモデルを作成し、2D でドキュメント化する
リアルタイムの視覚化とフォトリアリスティックな画像を作成する
完全にレンダリングされたアニメーションと360°パノラマをエクスポート
1週間
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
V-nas clair ¥99,000- /年
備考
ねっとさーばCloud版 ¥198,000- /年
V-nas ¥66,000- /年
備考
ねっとさーばCloud版
¥99,000-
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
limion standard 125000円/年
備考
3年サブスクリプション 330000円
限定的なレンダリングエフェクト
常に最新バージョンを使用可能
lumion pro 250000円/年
備考
3年サブスクリプション 660000円
全てのレンダリングエフェクト
常に最新バージョンを使用可能
1年後/3年後に更新が必要
複数のコンピューターにインストール可能
14日間
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
購入プラン(統合版・電気版) お問い合わせください
備考
ライセンス形態
スタンドアローン版/ネットワーク版保守サービス費用
通常価格:66,000円(税込み)/ 年
複数台導入:52,800円(税込み)/ 本・年

保守サービスにはバージョンアップとサポート(電話、メール)が含まれます。
導入後1年間は無償です。
月額レンタルプラン(統合版) 本体費用 月額:16,500円(税込み)/本
備考
ライセンス形態
スタンドアローン版月額レンタルプランは月額費用にバージョンアップとサポート(電話、メール)が含まれます。
1か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
GLOOBE Architect お問い合わせください。
備考
GLOOBE Architect(グローブアーキテクト)は、3次元による合意形成と整合性の確保で、設計品質と生産性の向上を実現。企画・基本・実施設計から維持管理まで、一連の建築プロセスをBIMでつなぎます。Jw_cadとの親和性が高く、特別な設定なしですぐに始められる初心者にもやさしいです。
GLOOBE VR お問い合わせください。
備考
GLOOBEで作ったBIMモデルが、そのままバーチャルな完成イメージとして視覚的に体感できます。よりリアルに、より新しく、最先端のBIMモデル空間提案が可能です。
GLOOBE Construction お問い合わせください。
備考
GLOOBE Construction(グローブコンストラクション)は、仮設・土工・躯体の施工フェーズを、3Dモデルで見える化。最小手数で高品質の施工図と正確な部材数量の拾い出しで、建築生産業務の効率化と合理的な施工計画を円滑にします。Jw_cadとの親和性が高く、特別な設定なしですぐに始められる初心者にもやさしいです。
1か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
サブスクリプション 40700円/月
備考
1ユーザー
325600円/1年
976800円/3年
Flex 42900円/100トークン 14日/年
備考
214500円/500トークン 71日/年
トークンは購入日から 1 年間有効です。Flex では、対象の製品や機能のみをご利用いただけます。
1か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
サブスクリプション 57200円/月
備考
1ユーザー
453200円/年
1359600円/3年
Flex 42900円/100トークン 10日/年
備考
214500円/500トークン 50日/年
トークンは購入日から 1 年間有効です。Flex では、対象の製品や機能のみをご利用いただけます。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
Civil3D サブスクリプション 53900円/月
備考
1ユーザー
432300円/1年
1296000円/3年
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
Navisworks Simulate サブスクリプション  22000/1か月
備考
1ユーザー
172000円/1年
518000円/3年
Navisworks Simulate Flex 42900円/100トークン 25日/年
備考
人気 214500円/500トークン
125日/年
トークンは購入日から1年間有効
Navis Works Manage サブスクリプション 53900/1か月
備考
1ユーザー
426800円/1年
1280400円/3年
NavisworksManage Flex 42900/100トークン 11日/年
備考
人気
人気 214500円/500トークン
55日/年
トークンは購入日から1年間有効
1か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

目次

建設業界や都市計画において、デジタル技術の進歩が急速に進んでいます。その中でもBIM/CIMは業界全体を変革し、効率性と持続性を向上させる可能性を秘めています。シンガポールにおいては建築確認申請時にはBIMモデルの提出を義務化しています。また、国土全体を3Dモデル化しようとする「バーチャル・シンガポール」という施策が行われています。それほど建設業界とデジタル化は密接化してきています。今後も建設業界に関わる方は必見です。本記事では、BIM/CIMの重要性、利点、およびそれらが業界にもたらす影響について探求します。

建設業界の課題3選

 

建設業界は都市化や人口増加の影響を受けて、ますます需要が増しています。しかし、一方で、この業界は様々な問題を抱えているという状況です。ここからは現状建設業界が直面している問題について紹介します。

1.生産性の向上の遅れ

まず、建設業界では生産性の向上が遅れているという状況があります。トンネル工事などは、NATM工法などにより約 50 年間で生産性を最大 10 倍に向上させています。一方、土工やコンクリート工などは生産性の向上が遅れています。これは、近年IT化が社会全体で進んでいるのにもかかわらず、建設業界においては、技術革新が遅れていることが原因と考えられます。ICT技術の導入を迅速化し、デジタル化が必要とされています。

2.労働人口の減少

建設業界において熟練した技能労働者の減少が減少していると同時に、高齢化が進んでおり、業界全体の労動人口が減少しています。国土交通省の「最近の建設業界を巡る状況について(報告)」において建設業就業者は、 55 歳以上が 36 %で、 29 歳以下が 12 %。このように、高齢化による離職が進む一方で、若年層の就業者が増加しないという問題もあります。高齢化による技術継承や労働環境を改善し、若年層の建設業界に対するイメージを変えていく必要があります。

国土交通省 最近の建設業をめぐる問題について

3.労働災害

建設業界の事故率は非常に高いです。建設現場では高所作業や重機操作などの危険な作業が日常的に行われており、それに伴うリスクが存在します。死傷事故率の比較として建設業界は全産業の合計の 2 倍という高いリスクがある業界です。。原因は高所作業による墜落や建設機械等の下敷き、転倒、接触等が多くを占めています。こういった建設機械等による事故は適切な安全対策はもちろん、ICT建機を導入し、作業員のリスクを減らしていく必要があります。

ICTの全面的な活用

ICTの全面的な活用(ICT施工)はi-Constructionという国が主導しているプロジェクトのトップランナー施策の一つです。i-Constructionとは建設のプロセスすべてにおいてICTを導入し、生産性向上を図る取り組みです。i-Constructionのトップランナー施策はICTの全面的な活用、全体最適の導入、施工時期の平準化の3本柱で行っています。本記事においてはICTの全面的な活用について紹介していきます。

3次元測量

まず、ICTの全面的な活用が見られる点として3次元測量が挙げられます。従来は測量機器を実際に測量地に設置、撤去を繰り返し、測量を行っていました。実際に測量機器を持ち運ぶ必要があるため、重労働の作業でした。しかし、ドローンや準天頂衛星システム(みちびき)を活用化することができれば、効率化、高密度化し、面的に3次元の測量が可能になります。これにより、調査日数を従来よりも削減することができます。また、地形の特性上、地上での測量が難しい場所でも、上空から変わらず、撮影することができるようになります。

3次元設計データの活用

次に設計データの3次元化が挙げられます。従来は、設計データを2次元の書面で扱っていました。この問題として、2次元図面から完成形状を予想することは難しく、経験が必要とされる点が挙げられます。そのため、住民説明などの説明の際には理解を得るのが難しいという問題がありました。建設業界での3次元設計データの導入は遅れています。自動車産業などの製造業においてはすでに導入され、生産性を上げています。同様に建設業界に3次元モデルを導入することができれば、生産性の向上が期待できます。

ICT建機による施工

また、ICT建機による施工が挙げられます。ICT建機とは情報通信技術を導入した重機のことを指します。建設の施工場面においては、危険な業務であることも少なくなく、労働災害が多く発生しています。しかし、3次元設計データによってICT建機を自動制御し、建設現場をICT化することができれば、労働災害を減らすとともに、業務の効率化が期待できるでしょう。また、工事を機械で作業することによって、建設業界にある3Kの「汚い」というイメージを払拭できる可能性があります。

BIM/CIMとは

現代の建設業界では、デジタル技術の進化により設計、施工、運用のプロセスが劇的に変わりつつあります。ここからは本従来の建設現場の課題を解消することができるBIM/CIMについて解説していきます。

BIM/CIMの概要

BIM/CIMは「Building /Construction Information Modeling、Management」の略称です。BIM/CIMは計画、調査、設計という初期段階から3次元モデルを導入し、その後の維持管理の段階においても情報を充実させつつ活用し、事業全体において関係者間における情報共有を簡単にし、建設、管理の一連のシステムの効率化を狙う取り組みです。BIM/CIMの3次元モデルはただの3次元モデルではありません。3次元モデル(対象とする構造物を3次元で表したもの)に属性情報(3次元モデルに付与する部品や部材の名称、寸法、強度など)を結びつけています。これにより従来の2次元の図面よりもはるかに完成形状を想像することができます。

 

国土交通省 BIM/CIMとは

BIM/CIMの違い

BIMとCIMは、一緒に使われることが多いですが、2つに違いはあるのでしょうか。まず、BIMは「Building Information Modeling、Management 」の略称であり、主に、建造物の情報のモデル化のことを指しています。一方CIMは「Cconstruction Information  Modelling,Management 」の略称であり、建物の情報を扱っているという違いがあります。日本においてはBIMが建築を指し、CIMは土木のことを指すという風に大まかに分類されています。しかし、実際には分けて考えることは少なく、BIM/CIMで構造物を3Dモデル化し、属性情報を付与する取り組みとして扱っています。そのためBIM/CIMの違いについて意識する必要はありません。

期待される効果

ここからはBIM/CIMの導入による建設業界によってもたらされる影響について説明します。

生産性の向上

BIM/CIMが導入されることによって建設業界の生産性は飛躍的に上昇します。また3次元データを使えるようになったことにより、効率の良い生産方式である「フロントローディング」と「コンカレントエンジニアリング」の2つを導入することができます。これらは建設のプロセスを効率化する手法です。それぞれ説明します。

フロントローディング

フロントローディングとはプロジェクトの開始段階でリソースを割き集中的に検討する手法を指します。後工程で生じそうな仕様の変更や手戻りを予め防止し、品質向上や工期の短縮化が期待できます。この手法は事前に多くのリソースを割く必要があるため、事前段階から正確な完成図の共有やシミュレーションが必要です。これらの作業にはBIM/CIMの導入が不可欠であり、より高度なシミュレーション等が行えます。
参考画像

国土交通省 BIM CIM活用ガイドライン(案)

コンカレントエンジニアリング

コンカレントエンジニアリングとは、従来の段階的なアプローチではなく、開発の各段階を同時並行で行い、各部門間での情報共有や共同作業を円滑にし、開発サイクル全体を短縮し、製品の品質と効率性の向上が期待できます。例えば、コンカレントエンジニアリングを導入することにより、設計段階で施工担当者の地検も反映することができるため、施工性や供用後の品質確保、景観や施設使用の快適性が向上します。また設計段階に維持管理担当者の知見も反映することができるため、維持管理の効率化、高度化に繋がります。
参考画像

国土交通省 BIM CIM活用ガイドライン(案)

合意形成・情報共有への効果

BIM/CIMの導入によって正確かつ迅速な合意形成・情報共有が期待できます。建設においては、関係者が多く多岐にわたるため、素早い合意形成には事業等を正確かつ理解しやすく伝える必要があります。BIM/CIMモデルを活用し、シミュレーションや仮想体験を利用すれば、従来の2次元データよりも正確で簡単に伝えることができます。更に、コンピューターネットワークによって、電子データの共有が簡単になります。BIM/CIMモデルを共有し、関係者が適宜情報の修正や追加をし、共有をすることができれば素早い判断や合意形成が見込めます。

BIM/CIMの活用場面

ここまで、BIM/CIMの利点について説明してきました。ここからは実際にBIM/CIMが建設現場においてどのように使われているのか、実際にどのような効果を与えているのかについて説明していきます。

設計段階

BIM/CIMの効果は設計の段階から表れます。設計段階では地元説明等の計画説明が多くあります。ここで2次元データでは実際の完成図の想像ができず、説明が難しくなることが多かったですが、合意形成は3次元モデルや立体モデルを活用することにより、分かりやすい説明が実現されるでしょう。また数量の算出が効率化しています。地形情報を3次元化したことにより施工予定区間の切土・盛土の土量が自動算出が可能になります。これだけではなく、景観検討の効率化や照査作業の効率化が可能です。

施工段階

次に、実際に作業の施工段階にも効果が期待されます。施工計画の検討、施工手順計画、工程管理の効率化が実現しています。設計段階で制作された3次元モデルを活用し、進捗に応じて施工場面を表現することによって施工手順や進捗状況が可視化されます。これにより、施工手順の確認や工程管理が効率化し、資材や機材調達の効率化や最適化が期待できます。

維持管理段階

維持管理段階においては測量等の各段階で作成されたデータを一括管理し、データを共有、活用ができます。これにより、構造部を点検する際に損傷箇所や補修履歴が連携しているBIM/CIMモデルを活用することができるため、補修の必要がある場所などを素早く把握することができます。従来の2次元データでは管理が難しく補修履歴の確認等に時間がかかっていましたが、短縮化が可能になりました。

導入による業界の変化3選

BIM/CIMを導入することによって建設業界が抱えている問題を解決するだけではなく、新しい可能性をもたらすことができます。

1.働き方改革

従来、建設業界は3K(きつい、汚い、危険)というイメージを持たれています。BIM/CIMやICT建機の導入により、危険作業の多い建設現場での事故のリスクを減らすことができます。また作業の高度化、効率化が可能になるため、長時間労働を是正し休日を拡大することができます。ICT化によって3Kを改善できるかもしれません。この状況を改善することができれば、従来の3K(きつい、汚い、危険)というイメージから新3k(給料が良い、休日がある、希望が持てる)を実現することができ、多様な人材を呼び込み、人材不足を解消できるかもしれません。

2.新産業を生み出す

BIM/CIMの影響は建設現場だけに留まりません。BIM/CIMの現場への導入により生産性を向上させ、建設生産・管理システムを 3 次元データで繋ぎ、建設現場が変化することは社会を変え、新産業の創出につなげることができます。まず、建設現場でのICT建機がロボット、AI技術の開発につながります。また今後実現されていくとされる自動運転のデジタル基盤の地図の作成につながります。デジタル基盤地図には正確な情報が必要であり、3次元モデルによって実現されます。

3.現場の変革

BIM/CIMの導入により、現場に変革をもたらします。従来の2次元データを用いた発注から管理までの一連のプロセスが見直され、BIM/CIMモデルの活用によって新たなプロセスを創出することにより品質向上や生産性向上が実現されます。BIM/CIMによるロボットのセンサーによる管理状況のデジタルデータ化が実現すれば、従来よりも高い精度での維持管理などが可能になります。

BIM/CIMツールの導入事例3選

 

では、実際にBIM/CIMツールを導入すると、具体的にどんな効果があるでしょうか。ここではBIM/CIMツールを導入した事例を3つ紹介します。BIM/CIMツールの導入により正確な積算が可能となり、コストの削減に成功した企業があります。導入事例を読むことによって実際のBIM/CIMの効果について理解を深めることができます。

Case1 . 従業員数:101~300名(導入製品Revit)

群馬県館林市に本社を置く河本工業株式会社は、建築・住宅・鉄道などの幅広い工事を請け負う総合建設会社です。1,946年に創業され、地域とのつながりを大事に70年以上にわたり事業を展開しています。「信頼を寄せてくれるお客様に真心でお答えしたい」、「ものづくりにかける情熱は誰にも負けない」という創業当初からのモットーで、「ものづくり」をを追及している企業です。

①経緯

70年という長い歴史を持ちながらも、進取の気性に富んでいた河本工業は、「BIM元年」と呼ばれる2010年代という早い段階から簡易的な3Dツールを導入しました。また2020年には、BIMは完成予想図の作成だけではなく、保守・管理、現場の安全管理の強化などにも及ぶと予想し、「BIM推進室」を設置。10年後、20年後には業界で当たり前になっていることを先んじて実現し、業界のトップを走るためにBIMの迅速な導入が必要とされました。

②Revitの決め手

意匠だけではなく構造や設備の機能も実装されているため、施工計画に向いていることに加え、他のBIMツールとの連携がしやすい点が決め手となり、Revitの導入につながりました。また、こちらの製品はAutodesk社製品の方な取り扱い実績があり、導入する上での運用支援が充実している大塚商会が「Revit」を取り扱っていたことも後押しとなりました。

③Revitの導入による効果

Revitにより、3Dモデリングが容易になったため、新たにモデリングした建築物の情報を建設向け生産支援のクラウドサービスのAI機能で処理を行い、そのまま積算まで行う仕組みを実現を目指しています。また、住宅の建設業務の保守・管理業務にもBIMの活用を目指しています。

参考:Revit の導入事例 | 業種-建設・企業規模-101名-300名 オンラインの導入支援サービスでBIM活用の基盤を構築

  • BIM/CIM CADソフト
    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 BIM/CIM 土工形状モデル 属性情報 構造物モデル 3次元モデル
    サポート 電話
    トライアル 有り
    最低利用期間 最低利用期間の制限なし
    よく導入している業種

Case2.従業員数301名~1000名 (導入製品Archicad)

明治42年の創業以来、「世のため、人のため」をモットーとした創業者のスピリットである「誠実・技術・奉仕」を受け継ぎ事業展開をしてきた馬淵建設株式会社。代表的な建設物に、日本遺産に認定されている日本横須賀鎮守府庁舎(現在日米軍司司令部庁舎)や重要文化財に指定された旧神奈川県県立鎌倉近代美術館」などがあります。

①課題

現場では、様々な検証ができないことによって、コストを考慮することができず、大きな損失がなく工期の中で終われば良いという状態でした。さらに、現場の技術に現場のことを任せていたため、現場の作業がベストかどうかの検証ができていませんでした。

②Archicadの決め手

図面を書くことや数量も算出できることが決め手となりました。今までは記号だけで表記していた構造スリットをモデルとして入力すると積算段階まで数量を算出することができます。また、馬淵建設株式会社では崖や傾斜地での案件が多く、Archicadの「ソリッド編集」という機能によって掘削土量と盛土量を正確に算出することができることによってコスト削減が図れることもArchicadの強みです。

③Archicadの導入による効果

Archicadによって様々なケースの検証がしやすくなり、コストや工期に合わせた現場の作業が可能となりました。また、現場に限らず、事業者や協力会社に対して、具体的に考えを伝えることができるようになりました。

参考:誠実・技術・奉仕という信念のもとに地道に取り組む馬淵建設のBIM活用とその未来

  • BIM/CIM CADソフト
    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 BIM/CIM 統合モデル 構造物モデル
    サポート チャット
    トライアル 有り
    最低利用期間 1か月
    よく導入している業種

Case3.従業員数:1001名以上 (導入製品名GLOOBE)

株式会社東急コミュニティーは東急不動産ホールディンググループに属する総合不動産会社です。マンションやビルなどの管理業務やリフォーム事業など幅広おい不動産ビジネスを展開しています。

課題

BIMの普及状況は、分野ごとに異なっており、中でも維持管理業界は遅れが目立っていました。しかし、今後は設計から維持管理段階まで一貫したBIM活用が主流になると予期し、社会の要請や、国の要請に対応できなくなる可能性がありました。

GLOOBEの決め手

販売店のオフィスで使用した際の、オブジェクトを組みながら3Dモデルを作るGLOOBEは、線で描くだけの2D CADに比べモノを作っている実感があり、出来上がってく3Dモデルを確認しながら進められる点が決め手となりました。

GLOOBEの導入による効果

GLOOBEを使って内製するパースが非常に綺麗で、時間のかかる家具データ集めや素材検証等の情報収集が効率的に行えるようになりました。さらに、GLOBE Model Viewer等は無償であるため、取引相手にダウンロードをしていただくことによって、オフィスにいながらの打ち合わせが可能になりました。

参考:不動産管理会社がGLOOBEでBIM導入を開始 より幅広い維持管理BIMの展開を目指す

  • BIM/CIM CADソフト
    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 BIM/CIM 地質・土質モデル 土工形状モデル 属性情報 構造物モデル 3次元モデル
    サポート 電話
    トライアル 有り
    最低利用期間 1か月
    よく導入している業種

おすすめのBIM/CIMツール12選

ここからはおすすめのBIM/CIMツールを12個紹介します。同じ目的でも、それぞれのBIM/CIMツールによって特徴が異なるため、しっかりそれぞれの特徴を考慮して選択しましょう。

1.NavisWorks

株式会社AUTODESKが提供している『Navisworks』は、建設プロジェクトの計画、設計、施工の各フェーズにおいて、3Dモデルの統合と視覚化をサポートする高性能なソフトウェアです。Navisworksは、異なるCADソフトウェアで作成されたデータを一元管理し、プロジェクトの効率化と精度向上を実現します。このソフトウェアは、リアルタイムの干渉チェックやシミュレーション機能を備えており、プロジェクトの潜在的な問題を早期に検出することが可能です。さらに、4Dおよび5Dのシミュレーションを通じて、時間とコストの管理を円滑化し、プロジェクトの透明性を向上させます。NavisWorksを利用することで、関係者間のコミュニケーションが円滑になり、全体的なプロジェクト管理が改善され、建設プロジェクトを効率化します。

  • 統合されたデータ管理
  • リアルタイム干渉チェック
  • 4D及び5Dシミュレーション
  • ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 BIM/CIM 地質・土質モデル 地形モデル 土工形状モデル 属性情報 統合モデル 構造物モデル 3次元モデル
    サポート 電話
    トライアル 有り
    最低利用期間 1か月
    よく導入している業種

2.Civil3D

株式会社AUTODESKが提供している『Civil3D』は、土木エンジニアリングに特化した高性能な設計ソフトウェアです。Civil3Dは、3Dモデルベースの設計環境を提供し、インフラストラクチャプロジェクトの計画、設計、施工において複雑な課題に対応できます。このソフトウェアは、設計作業と文書作成を加速させ、プロジェクトの効率と正確性を向上させる自動化機能を備えています。共同作業の向上を図ることで、異なる分野のチーム間でのデータ共有をシームレスに行え、エラーや手戻りを削減します。さらに、GISデータの統合やクラウドベースのコラボレーション機能により、プロジェクトの持続可能性と顧客満足度を高めます。Civil3Dを利用することで、設計の品質と効率が大幅に向上し、インフラプロジェクトの成功率が向上します。

  • 高度な3Dモデリングと設計の効率化
  • 効果的な土量計算と造成面設定
  • クラウドコラボレーションとデータ連携
  • BIM/CIM CADソフト
    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 BIM/CIM 地質・土質モデル 地形モデル 土工形状モデル 属性情報 3次元モデル
    サポート 電話 メール
    トライアル 有り
    最低利用期間 最低利用期間の制限なし
    よく導入している業種

3.Revit

株式会社AUTODESKが提供している『Revit』は、建築設計、土木エンジニアリング、建設・施工分野において欠かせないBIM(Building Information Modeling)ソフトウェアです。Revitはパラメトリックの正確性と精度を駆使し、3Dモデリングを簡単に行えます。これにより、平面図、立面図、集計表、断面図、シートの瞬時の改訂が可能になり、プロジェクト管理の効率が大幅に向上します。また、多分野にまたがる複数のプロジェクトチームが一体化されるため、オフィスや現場での効率、連携が強化されます。設計意図を構想して開発するためのツールを提供し、建築設計者、土木エンジニア、協力事業者が効率的に共同作業を進めることができます。Revitは、クラウドワークシェアリングやBIM Collaborate Proといった機能も備えており、円滑な建築を実現するためのサポートを提供します。

  • 統合された解析ツールとデータセットの統合
  • クラウドワークシェアリングとBIM Collaborate Pro
  • 多分野に対応する柔軟なBIM機能
  • BIM/CIM CADソフト
    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 BIM/CIM 土工形状モデル 属性情報 構造物モデル 3次元モデル
    サポート 電話
    トライアル 有り
    最低利用期間 最低利用期間の制限なし
    よく導入している業種

4.InfraWorks

株式会社AUTODESKが提供している『InfraWorks』は、実環境のコンテキスト内で設計プロジェクトをモデル化し、直感的に理解できるコンセプトデザインソフトウェアです。InfraWorksは、さまざまなデータソースを集約して情報豊富なコンテキストモデルを生成し、道路、鉄道、橋梁、上下水道などのインフラプロジェクトのコンセプト設計を視覚化します。これにより、関係者とのコミュニケーションが円滑になり、設計プロジェクトの初期段階での意思決定を支援します。さらに、交通流の解析や視線調査を行うことで、設計の影響を具体的に把握でき、プロジェクトの全体的な時間短縮を実現します。InfraWorksを活用することで、設計の効率と精度が向上し、プロジェクトの成功に大きく寄与します。

  • 情報豊富なコンテキストモデルの生成
  • 視覚的なコンセプト設計とコミュニケーションの向上
  • 交通解析と環境シミュレーションの統合
  • ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 BIM/CIM 地質・土質モデル 地形モデル 土工形状モデル 属性情報 統合モデル 3次元モデル
    サポート 電話
    トライアル 有り
    最低利用期間 1か月
    よく導入している業種

5.Archicad

株式会社グラフィソフトジャパンが提供している『Archicad』は、建築家や設計者のために設計された高度なBIM(Building Information Modeling)ソフトウェアです。Archicadは、設計プロセス全体を統合し、効率的で直感的な操作性を提供することで、ユーザーがより創造的で生産的な設計作業を実現できる環境を整えています。3Dモデリングやビジュアライゼーションツール、リアルタイムのコラボレーション機能を備えたArchicadは、あらゆる規模や複雑なプロジェクトにも対応でき、設計から施工までの全ての段階での業務効率化をサポートします。さらに、MacとWindowsの両方に対応しているため、使用するプラットフォームに依存せずに最適な作業環境を提供します。Archicadは、建築業界における革新的なツールとして、デザインの自由とBIMの効率性を兼ね備えた最適なソリューションを提供します。

  • 直感的な操作性とユーザーフレンドリーなインターフェイス
  • 強力な3Dモデリングとビジュアライゼーションツール
  • リアルタイムのコラボレーションとデータ管理
  • BIM/CIM CADソフト
    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 BIM/CIM 統合モデル 構造物モデル
    サポート チャット
    トライアル 有り
    最低利用期間 1か月
    よく導入している業種

6.GLOOBE

株式会社福井コンピュータアーキテクトが提供している『GLOOBE』は、日本の建築業界に特化したBIM(Building Information Modeling)ソフトウェアです。GLOOBEは、作図・管理の効率化、コミュニケーションと理解度の向上、根拠が明確なコスト管理、シミュレーションによるフロントローディング、建築基準法情報の内包、そして日本の設計手法に対応した自動作図機能を備えています。また、多種多様なソリューションと連携し、BIM-FM(ファシリティマネジメント)の実現や低コストな運用をサポートします。これにより、建物のライフサイクル全体を通じて、効率的かつ精度の高いプロジェクト管理が可能になります。

  • 作図・管理の効率化
  • コミュニケーションと理解度の向上
  • 根拠が明確なコスト管理
  • BIM/CIM CADソフト
    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 BIM/CIM 地質・土質モデル 土工形状モデル 属性情報 構造物モデル 3次元モデル
    サポート 電話
    トライアル 有り
    最低利用期間 1か月
    よく導入している業種

7.Rebro

株式会社NYKシステムズが提供している『Rebro』は、最先端のBIMシーンでも活躍している3次元CADソフトウェアです。Rebroは、高精度な設備モデルを作成することで、設計から施工、維持管理に至るまで情報をシームレスに展開し、設備業務の効率化と改善に貢献します。直感的な操作性を持つRebroは、ハンドル機能を活用してコマンドを起動することなく作図・編集を実行できるため、スムーズなワークフローを実現します。さらに、BIMへの対応も万全で、作成したモデルデータに属性情報を入力し、建物のデータベースのように取り扱うことが可能です。情報の入出力はExcel形式で行え、各種帳票の作成やプロジェクトの進捗管理に活用されています。また、一つのモデルデータから平面図や断面図、詳細図、衛生図面、空調図面、スリーブ図などの各種図面を生成でき、各図面データは常に連動します。これにより、一つの図面に対して行われた修正は関連する図面にも即座に反映され、作業の一貫性と効率性を高めます。

  • 直感的な操作性とカスタマイズ機能
  • BIMデータの一元管理とシームレスな情報連携
  • 高度なシミュレーション機能とリアルタイム計算
  • BIM/CIM CADソフト
    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 BIM/CIM 属性情報 構造物モデル 3次元モデル
    サポート 電話 メール
    トライアル 有り
    最低利用期間 1か月
    よく導入している業種

8.Lumion

有限会社リビングCGが提供している『Lumion』は、建築およびデザインプロジェクトのビジュアライゼーションを大幅に向上させる3Dレンダリングソフトウェアです。最新バージョンのLumion 2024では、レイトレーシング技術を活用することで、より少ないサンプル数で高品質な出力を実現。これにより、レンダリング時間が短縮され、リアルなアニメーションやビジュアルを簡単に作成できます。2,200以上のネイチャーモデルがライブラリに追加され、光と影の相互作用を正確に表現することで、魅力的なビジュアルナラティブを提供します。また、ユーザビリティの向上に重点を置き、直感的なUIやワークフローが実現されており、プロジェクトのすべての段階でスムーズな操作が可能です。主要なCADソフトウェアとのリアルタイム接続もサポートし、デザインの微調整を迅速に行うことができます。

  • レイトレーシングとリアリズムの進化
  • 多様なネイチャーモデルと環境設定
  • 直感的なユーザーインターフェースとワークフロー
  • BIM/CIM CADソフト
    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 BIM/CIM 地形モデル 属性情報 構造物モデル 3次元モデル
    サポート 電話 メール
    トライアル 有り
    最低利用期間 14日間
    よく導入している業種

9.V-nas-clair

川田テクノシステム株式会社が提供している『V-nasClair』は、BIM/CIM・i-Constructionに対応した純国産3DCADシステムです。このシステムは、地形・地質・線形・土工・構造物モデルや点群データを統合的に管理することが可能で、さまざまなインフラプロジェクトに対応します。自動モデリングツール「Kitシリーズ」との組み合わせにより、道路、河川、橋梁、トンネル、砂防などの多岐にわたる工種の設計を効率的に行うことができます。さらに、他社製品との連携や設計計算との融合を実現する「for V-nasClairシリーズ」を活用することで、より高度な3次元設計が可能となります。V-nasClairは、設計者にとって使いやすく、効率的なワークフローを提供し、プロジェクトの成功に貢献します。

  • 多機能統合管理
  • 多様な工種への対応
  • シームレスな他社製品との連携
  • ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 BIM/CIM 地質・土質モデル 地形モデル 属性情報 線形モデル 統合モデル 構造物モデル
    サポート メール
    トライアル 有り
    最低利用期間 1年
    よく導入している業種

10.SketchUp

「株式会社アルファコックス」が提供している『SketchUp』は、簡単にモデリングを開始でき、使用感の良い3DCADソフトウェアです。アイデアを具体化するためのツールが豊富に揃っており、クリエイティブな表現を可能にします。デザインの進展に応じて、SketchUpのエコシステムを活用することにより、ワークフローの効率化を実現します。ネイティブツールを活用して有機的な形状を生成したり、拡張機能を追加してプロセスを拡張することも可能です。さらに、世界中から事前に構築されたモデルを入手することで、時間を大幅に節約できます。また、SketchUp Studioは建築、エンジニアリング、建設などの技術者向けの最上位シリーズであり、高解像度のレンダリングソフトや点群データを取り込む機能がバンドルされています。Trimble Connectを利用してプロジェクトごとのデータ共有も可能で、クラウドベースのコラボレーションをサポートします。これにより、距離やデバイスを超えてチームと迅速に協力し、合意形成をスムーズに行うことができます。

  • 簡単なモデリングと直感的な操作性
  • 拡張性と多機能性
  • 高品質なプレゼンテーションとコラボレーション
  • BIM/CIM CADソフト
    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 BIM/CIM 属性情報 統合モデル 構造物モデル 3次元モデル
    サポート チャット
    トライアル 有り
    最低利用期間 1週間
    よく導入している業種

11.Inventor

AUTODESKが提供している『Inventor』は、プロフェッショナルレベルの3D CADソフトウェアであり、機械設計や製品開発に最適なツールを提供します。Inventorは、直感的なユーザーインターフェイスを備え、パラメトリックモデリングやアセンブリモデリング、図面作成など多岐にわたる機能を備えています。このソフトウェアは、設計から製造までのプロセスを効率化し、精度の高い製品設計を実現します。また、他のCADシステムとの互換性も高く、データの変換なしで利用可能なため、コラボレーションが容易です。さらに、BIMとの相互運用性が向上し、建築やエンジニアリング、建設プロジェクトにも対応可能です。シートメタル設計、モデルベースの定義、コンテンツセンターなど、さまざまな機能を駆使して、複雑な設計作業を効率よく進めることができます。

  • パラメトリックモデリング
  • アセンブリモデリング
  • シートメタル設計の自動化
  • BIM/CIM CADソフト
    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 BIM/CIM 属性情報 線形モデル 統合モデル 3次元モデル
    サポート 電話 チャット
    トライアル 有り
    最低利用期間 30日
    よく導入している業種

12.TREND-CORE

福井コンピュータ株式会社が提供している『TREND-CORE』は、建設業界向けの先進的なBIM/CIMソリューションです。このソフトウェアは、発注図の取り込みから3Dモデルの作成、点群データの活用、設計と施工の効率化まで、幅広い機能を備えています。『TREND-CORE』を使用することで、平面図や横断図を基に3Dモデルを迅速かつ正確に作成できるため、設計プロセスの効率が大幅に向上します。さらに、点群データを現況3Dモデルとして活用することで、既設構造物や仮設・重機との干渉をシミュレーションし、施工計画を高度に支援します。このソフトウェアは、3Dモデルと2次元図面の統合表示や、クラウドサービスを通じたデータ共有機能も搭載しており、プロジェクトチーム全体でのスムーズなコラボレーションを実現します。『TREND-CORE』は、現場での施工効率と安全性を高めるための多彩なツールを提供し、建設プロジェクトの全体的な品質と成果を向上させます。

  • 発注図の取り込みと3Dモデル作成
  • 点群データの活用と現況モデルの統合
  • クラウドサービスと3Dモデルの共有
  • ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 BIM/CIM 地質・土質モデル 地形モデル 土工形状モデル 属性情報 線形モデル 統合モデル 構造物モデル 3次元モデル
    サポート 電話
    トライアル 有り
    最低利用期間 30日間
    よく導入している業種

BIM/CIMツール比較

BIM/CIMCADソフト

トライアル 有り
サポート チャット 

製品のおすすめポイント

  • 直感的な操作性とユーザーフレンドリーなインターフェイス
  • 強力な3Dモデリングとビジュアライゼーションツール
  • リアルタイムのコラボレーションとデータ管理
トライアル 有り
サポート 電話 

製品のおすすめポイント

  • 発注図の取り込みと3Dモデル作成
  • 点群データの活用と現況モデルの統合
  • クラウドサービスと3Dモデルの共有

BIM/CIMCADソフト

トライアル 有り
サポート 電話 チャット 

製品のおすすめポイント

  • パラメトリックモデリング
  • アセンブリモデリング
  • シートメタル設計の自動化

BIM/CIMCADソフト

トライアル 有り
サポート チャット 

製品のおすすめポイント

  • 簡単なモデリングと直感的な操作性
  • 拡張性と多機能性
  • 高品質なプレゼンテーションとコラボレーション
トライアル 有り
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 多機能統合管理
  • 多様な工種への対応
  • シームレスな他社製品との連携

BIM/CIMCADソフト

トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • レイトレーシングとリアリズムの進化
  • 多様なネイチャーモデルと環境設定
  • 直感的なユーザーインターフェースとワークフロー

BIM/CIMCADソフト

トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • 直感的な操作性とカスタマイズ機能
  • BIMデータの一元管理とシームレスな情報連携
  • 高度なシミュレーション機能とリアルタイム計算

BIM/CIMCADソフト

トライアル 有り
サポート 電話 

製品のおすすめポイント

  • 作図・管理の効率化
  • コミュニケーションと理解度の向上
  • 根拠が明確なコスト管理
トライアル 有り
サポート 電話 

製品のおすすめポイント

  • 情報豊富なコンテキストモデルの生成
  • 視覚的なコンセプト設計とコミュニケーションの向上
  • 交通解析と環境シミュレーションの統合

BIM/CIMCADソフト

トライアル 有り
サポート 電話 

製品のおすすめポイント

  • 統合された解析ツールとデータセットの統合
  • クラウドワークシェアリングとBIM Collaborate Pro
  • 多分野に対応する柔軟なBIM機能

BIM/CIMCADソフト

トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • 高度な3Dモデリングと設計の効率化
  • 効果的な土量計算と造成面設定
  • クラウドコラボレーションとデータ連携
トライアル 有り
サポート 電話 

製品のおすすめポイント

  • 統合されたデータ管理
  • リアルタイム干渉チェック
  • 4D及び5Dシミュレーション

まとめ

ここまで、読んでいただきありがとうございました。BIM/CIMとは何か分かりましたか?BIM/CIMの導入は建設業界に革新的な変化をもたらす可能性があります。そのため、建設業界の関係者はこの技術の採用を積極的に検討していく必要があります。また導入によりプロジェクトの効率性や品質が向上し、持続可能な開発が期待されます。BIM/CIMツールの導入を導入する際はしっかり検討を重ねていきましょう。

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