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監修記事|ABテストツールとは?おすすめ16選を徹底比較【2024年】

この記事で解説すること

ABテストツールとは、Webサイト内のコンテンツを比較することで、サイト改善に役立つWebマーケティング施策を支援するツールです。Webサイトを改善して高い評価を獲得することは、高いCVRやCTRを獲得するために必要不可欠です。しかしWebサイトを具体的にどう改善すればよいかわからない方もいるのではないでしょうか?本記事ではABテストツールの代表的な機能や導入の際のメリット・ポイントを丁寧に解説します。

「ABテストツール」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • 有意差検定
    • 無料ソフト
    • マルチデバイス対応
    • 外部ツールとの連携
    • リダイレクトテスト
    • 複数ページテスト
    • HTMLファイル不要
    • レポート出力可能
    • テストの自動最適化
    • セグメントごとの結果
    • ヒートマップ分析
    • 月額固定
    • エンジニア不要
    • 従量課金
    • コンテンツブロックのテスト
    • EFO機能
    • 多変量テスト
    • マルチユーザー対応
    • エディター機能
    • パーソナライズ設定
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
スタンダード 要相談
プロ 要相談
エンタープライズ 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
月額 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
エンタープライズ版 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
月額利用料 0円
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要問合せ
備考
問い合わせの後ヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
基本プラン 0円/月額
備考
有料オプションあり
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 200,000円
備考
詳細は問合わせ
月額費用 100,000円/月額
備考
詳細は問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
通常プラン 55,000円/月額
備考
100万UUまで
登録サイト:無制限
代理店プラン 55,000円/月額
備考
100万UUまで
登録サイト:10
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
要問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 200,000円(税別)
料金 45,000円(税別)/月額
3ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
要問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 10万円
備考
導入プログラム・学習コンテンツのご提供
月額固定 12.5万円〜
備考
主に計測PV数により決定
従量課金式による自動料金変動なし
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
「初期費用」は発生いたしませんが、「計測データ保守管理料」として6,600円(税込)をお申し込み時に原則一括にて必要です。
無料トライアル 0円
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
Insight Free 0円
Insight Growth 3,000 PV 4,980円/月額
Insight Growth 10,000 PV 9,980円/月額
Insight Growth 50,000 PV 19,800円/月額
Insight Growth 100,000 PV 29,800円/月額
Insight Growth 200,000 PV 49,800円/月額
Insight Growth 500,000 PV 69,800円/月額
Insight Growth 500,000∔  PV 従量課金
Insight Premium 従量課金
Experience Free 0円
Experience Growth 3,000 PV 7,980円/月額
Experience Growth 10,000 PV 14,800円/月額
Experience Growth 50,000 PV 29,800円/月額
Experience Growth 100,000 PV 49,800円/月額
Experience Growth 200,000 PV 79,800円/月額
Experience Growth 500,000 PV 109,800円/月額
Experience Growth 500,000∔  PV 従量課金
Experience Premium 従量課金
Bundle Pack Free 0円
Bundle Pack Growth 3,000 PV 9,980円/月額
Bundle Pack Growth 10,000 PV 19,800円/月額
Bundle Pack Growth 50,000 PV 39,800円/月額
Bundle Pack Growth 100,000 PV 59,800円/月額
Bundle Pack Growth 200,000 PV 99,800円/月額
Bundle Pack Growth 500,000 PV 149,800円月額
Bundle Pack Growth 500,000∔  PV 従量課金
Bundle Pack Premium 従量課金
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
無料 0円/月額
ミニマム 9,800円/月額
ビジネス 19,800円/月額
ファースト 49,800円/月額
エキスパート 99,800円/月額
スーパー 149,800円/月額
無料プラン→最低利用期間の制限なし 有料プラン→最低6ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

目次

ABテストツールとは、Webサイト内のコンテンツを比較することで、サイト改善に役立つWebマーケティング施策を支援するツールです。Webサイトを改善して高い評価を獲得することは、CVRやCTRを高めるために必要不可欠です。しかしWebサイトを具体的にどう改善すればよいかわからない方もいるのではないでしょうか?本記事ではABテストツールの代表的な機能や導入の際のメリット・ポイントを丁寧に解説します。運営しているWebサイトの改善点が見つけられない方はぜひABテストツールの導入を検討しましょう。

ABテストツールとは


ABテストツールとは、WebサイトのAパターンとBパターンを比較し、それぞれのCVR*(コンバージョン率)やCTR*(クリック率)を測定するためのWebマーケティングツールです。具体的には、画像の大きさや配置、テキストの内容や色、ボタンの位置などサイト全体のレイアウトを比較します。どちらのパターンがより高いCVRやCTRを獲得できるか、つまりユーザーの反応が良いかを検証します。ABテストツールを使うことで、「仮説→検証→評価→改善」のサイクルを繰り返し、Webサイトを最適化します。

*CVR…Conversion Rateの略称。Webサイトへのアクセス数の中で資料請求・商品購入・会員登録などに至った割合を意味します。
*CTR…Click Through Rate の略称。ユーザーに表示された回数の中でユーザーがクリックした回数の割合を意味します。

遠藤 和樹
戦略コンサルタント・CEO遠藤 和樹

ABテストツールは、いわば自社のCVRを改善するための地図のようなものです。手掛かりなしで闇雲に歩いていても、目的にたどり着くことは難しいでしょう。ABテストで目的地までのヒントを得て、確実にゴールを目指しましょう。

 

ABテストツールはなぜ重要視されている?

現在、多くの企業がABテストツールを導入しています。これは、「より高いCVR(コンバージョン率)やCTR(クリック率)を獲得するため」です。Webサイトに多くのユーザーが訪れ、滞在時間が長くなったとしても、必ずしもCVRやCTRが高まるわけではありません。CVRやCTRが向上しなければ、直接的な利益向上にはつながらないため注意が必要です。さらに、ユーザーの行動やデザインのトレンドは常に変化しています。WebサイトのCVRやCTRを改善するためには、ABテストを通じて継続的に改善を行うことが重要です。

遠藤 和樹
戦略コンサルタント・CEO遠藤 和樹

ABテストの最も優れている点は、データが即時反映されることです。ユーザーの動きは絶えず変化しており、私たち、サービス提供者はその変化にいち早く気づき、対応しなければなりません。ユーザーの反応をリアルタイムで計測できるABテストツールは、企業にとって最強の武器と言えるでしょう。

ABテストツールの基本的な機能7つ

ABテストツールに搭載されている基本的な機能は下記7つです。本章ではそれぞれの機能について、得られる効果や役立つ場面などについて解説します。

  1. セグメント設定
  2. エディタの種類
  3. ABテスト配信
  4. レポート作成
  5. 管理機能
  6. 他ソフトとの連携
  7. マルチデバイス対応

1. セグメント設定

テストページを表示させたいユーザーの条件を詳細に設定することで、ユーザーターゲティングを行うことができます。集客したユーザーを、時間帯、曜日、国や地域、ブラウザなどで分類することが可能です。また、多くのユーザーが訪れる時間帯を狙って、自動でABテストを実行する機能が搭載されたツールもあります。

2. エディタの種類

ABテストツールには「ビジュアルエディタ」、「コードエディタ」、「レスポンシブビジュアルエディタ」が存在し、簡単にテストを行いたい人と、より高度にテストを行いたい人の要望をどちらも満たせます。

ビジュアルエディタ

ビジュアルエディタは、Webサイトのデザインを視覚的に変更できます。画面上で要素をドラッグ&ドロップしたり、テキストを直接編集したりすることができ、HTMLやCSSのコーディング知識がなくても、Webサイトの見た目をカスタマイズできます。これにより、専門的なエンジニアやデザイナーに頼らずに、ABテストのバリエーションを迅速に作成できます。

コードエディタ

コードエディタでは、HTML/CSSやJavaScriptを駆使して、より高度なABテストを実施することもでき、より柔軟なテストパターンを作成することも可能です。

レスポンシブビジュアルエディタ

レスポンシブビジュアルエディタは、デバイスの画面サイズに合わせて自動的にレイアウトを調整できます。これにより、スマートフォンやタブレットなどの異なるデバイスに対応したWebサイトを簡単に編集でき、デバイスの画面サイズによるレイアウト崩れの防止につながります。

3. ABテスト配信

ABテスト配信では、異なるパターンのWebコンテンツを同時に配信できます。例えば、ある特定の要素を変更したAパターンと元のBパターンをユーザーに表示することで、どちらがユーザーにとってより効果的かを比較できます。

さらに、ABテスト配信を拡張した「多変量テスト」も存在します。ABテストでは基本的に一箇所の要素を変更してテストしますが、多変量テストであれば、複数個所の要素を変更したうえでの効果検証が可能です。

一般的には一箇所の変更でなく複数箇所の要素を変更してしまうと、結果的にどの要素のおかげで良くなったのかが分からなくなってしまう可能性があります。

しかし多変量テストとして検証を行えば、同時に複数の要素を変更し、それらの要素がユーザー行動にどのように影響を与えるかを詳細に分析できます。例えば、ボタンの色、テキストの内容、画像の配置など、複数の要素を同時に変更して、最も効果的な組み合わせを見つけられます。

4. レポート作成

レポート作成では、ABテストの結果を視覚的に示し、詳細な情報を一元化したレポートを簡単に生成できます。カスタマイズ可能なテンプレートを使用し、グラフやチャートを含む見やすい報告書を作成することで、戦略の評価や改善策の特定をスムーズに行えます。データをもとに意思決定ができ、ビジネスの成功に向けた戦略的な洞察を可能にします。

5. 管理機能

管理機能では、ステータスやスケジュールを管理できます。ステータスの管理では、複数のテストパターンを一元管理し、実行や一時停止を簡単に切り替えることができます。多くのテストパターンがある場合でも、ステータス画面から実行状況を把握でき、効率的な管理が可能です。

スケジュール管理では、必要に応じて特定の時間帯や期間にテストを自動的に実行・終了できます。これにより、キャンペーン期間やパラメーターの設定に応じてテストのスケジュールを柔軟に調整できます。

6. 他ソフトとの連携

ABテストツールはヒートマップツールやGoogle Analyticsと連携させて分析することも可能です。ヒートマップツールではパターンごとのユーザーのマウスの動き、熟読された箇所を把握することができます。Google Analyticsではテストの記録を残すことで、次のABテスト実施に活かすことができます。

7. マルチデバイス対応

パソコン、スマートフォンやタブレットのそれぞれに特化したWebサイトでも簡単にテストを行えます。また、レスポンシブデザインで構築されたWebサイトに合わせたテストにも対応しています。

遠藤 和樹
戦略コンサルタント・CEO遠藤 和樹

ABテストに搭載された機能というのは、これまでの企業努力の塊であると言えます。「CVRを高めるために必要な情報は何か」「どうしたらユーザーの動きを見える化できるか」と試行錯誤し、追加されてきた機能です。これらを利用しない手はありません。

ABテストツールでできる分析や施策5つ

ABテストツールを使うことで下記の分析や施策を行えます。本章では、それぞれの分析や施策について解説します。

  1. ヒートマップ分析
  2. アクセス解析
  3. LPO
  4. EFO
  5. Web接客

1.ヒートマップ分析

ヒートマップ分析を活用することで、Webページ上のユーザーの行動パターンを可視化し、ユーザーがどのエリアに最も注目しているかを把握できます。ヒートマップは、色分けされた領域で示され、赤い部分ほど注目が高く、青い部分ほど注目が低いことを示します。

この情報を利用して、Webページの改善点や問題点を特定し、ユーザーエクスペリエンスを向上させるための効果的な施策を立てることが可能です。ヒートマップ分析を通じて、ユーザーの視覚的な好みや行動を理解し、コンバージョン率の向上やWebサイトの改善を図れます。

遠藤 和樹
戦略コンサルタント・CEO遠藤 和樹

ヒートマップツールは、まるでサーモグラフィのように、ユーザーのWebサイト画面上の動きを可視化できます。ユーザーの思考が手に取るように見えてきます。

2.アクセス解析

アクセス解析では、ユーザーがどのページを訪れ、どれだけの時間を過ごし、どのリンクをクリックするか、のように、Webサイトの訪問者の行動や傾向を詳細に把握できます。これにより、コンテンツやデザインの最適化、ABテストの成果評価、UXの向上が可能となります。また、訪問者の地理的情報やデバイス情報も取得でき、ターゲットの理解に役立ちます。

遠藤 和樹
戦略コンサルタント・CEO遠藤 和樹

アクセス解析で必要なのは、多角的な視点。期間で区切る、セグメントで区切る、エリアで区切る、などのように区切り方を変えると、課題や解決策が見えてくることがあります。多様な切り口で数字と向き合いましょう。

3.LPO

LPO(Landing Page Optimization)では、ユーザーの行動データを分析し、ランディングページのコンテンツやデザインを改善するためのデータにもとづいたアプローチを提供します。これにより、コンバージョン率を向上させ、Webサイトの成功に貢献します。LPOは、異なるバージョンのランディングページを作成し、それらを比較評価するための実験を支援し、最適なバージョンを特定するのに役立ちます。これにより、収益の増加を図れます。

遠藤 和樹
戦略コンサルタント・CEO遠藤 和樹

ランディングページの最適化は、多くの人が頭を悩ませる問題でしょう。ABテストツールと相性が良いので、ぜひツールを導入してCVR改善を目指したいところですね。

4.EFO

EFO(Expected Future Outcome)では、過去のデータと統計モデルを活用して、異なる変数やオプションの将来の成果を評価します。これにより、コンバージョン率の最大化などの目標に合った戦略を選択しやすくなります。EFOの活用により、迅速な意思決定と効果的な最適化が可能となり、Webサイトやアプリのパフォーマンス向上に寄与します。

遠藤 和樹
戦略コンサルタント・CEO遠藤 和樹

EFOは、ユーザーの入力フォームに特化した最適化ツールですが、ユーザーの負担を軽減する入力支援ツールの導入により、大幅にCVRが向上した事例はよく耳にするところ。まずは試してみる価値はあります。

5.Web接客

Web接客では、ポップアップ型とチャット型が含まれています。ポップアップ型は、訪問者に特定の情報やプロモーションを効果的に提示し、コンバージョン率を向上させるのに役立ちます。一方、チャット型は、リアルタイムで訪問者と対話し、質問や疑問に迅速に応答することができ、使いやすさを向上できます。どちらの型を使用するかは、ターゲットオーディエンスや目標に応じて選択すべきです。ABテストを活用して、最適な接客方法を見つけ、Webサイトの成果を最大化しましょう。

遠藤 和樹
戦略コンサルタント・CEO遠藤 和樹

Web接客ツールは、その名の通り、Webサイト上で、スタッフが接客しているかのように振舞えるツールです。お客様への働きかけが難しいというオンラインならではの悩みを、ダイレクトに解決するツール。素早いレスポンスでユーザーの関心を維持できます。

製品を選ぶ際に意識すべき4つのポイント

ABテストツールを導入するときは、自社に最適な製品を選ぶことが重要です。本章では下記4つの観点から自社に最適なABテストツールを選定するポイントを解説します。

  1. 無料ソフトか有料ソフトか
  2. 価格形態
  3. ABテストとの連携機能
  4. 操作性とサポート

1. 無料ソフトか有料ソフトか

ABテストツールには無料で利用できるものがあります。本章では有料ソフトがおすすめとなるケースを3つ紹介します。「とりあえず無料ソフト」と安易に導入を決定することは、長期的な観点ではおすすめできません。

①ABテストツールの使用者に技術的な知見がない場合

無料のABテストのパターン作成では、WebサイトのHTML、CSS、JavaScriptを実際に書く必要がある場合が多いです。書かなくてもいいテストでは簡単な比較しか検証できず、Webサイトの最適化を実現するには難しいでしょう。

② 特殊なWebサイトを使用している場合

無料のABテストツールでも、一般的なWebサイトにはもちろん対応しています。しかしSPA*などの特殊なWebサイトには対応できないケースがあるため、事前の確認を忘れないようにしましょう。

*SPA…Single Page Application(シングルページアプリケーション)の略で。単一のWebページでアプリケーションを構成すること。

③月間セッション数が多い場合

無料ソフトは実施できるABテスト数が制限されている場合があります。さらにCV数の上限が設定されており、ABテストを実施できない可能性もあります。ABテストを行う目的はWebサイトの効果最大化であり、ABテストはあくまで1つの手段にすぎません。無料ソフトの利用にこだわって、その制限を受けることは本末転倒です。

2. 価格形態

ABテストツールの価格形態には従量課金と月額固定の2種類があります。一般的に、従量課金ではABテスト実施ページのページビュー数で料金を決定し、月額固定ではWebサイト全体のページビュー数で料金を決定します。どちらの価格形態を選ぶべきかはWebサイトの規模やテスト頻度によって変わります。しかし、テスト頻度が高いほど月額固定の方がコストパフォーマンスも高くなる傾向にあります。月間ページビュー数とテスト頻度を想定してどちらの形態がいいのかを検討しましょう。

3. ABテストとの連携機能

ABテストツールにはヒートマップ機能やEFO機能などの連携可能な機能が付帯しているソフトもあります。これらの機能はABテストツールと併用することでより高い効果を発揮します。ソフト1つの導入でどこまでできるのか、また、ヒートマップツールやEFOツールの導入を今後検討する可能性があるかを事前に確認しておきましょう。

4. 操作性とサポート

ABテストは何度も繰り返し行うため、使用者にとって使いやすいかどうかは事前に把握するべきです。日本人に合った操作性を実現している国産製品や、サポート体制の整った製品を選択しましょう。

遠藤 和樹
戦略コンサルタント・CEO遠藤 和樹

Googleオプティマイズの終了に涙したWeb担当者も多いことでしょう。ただ、無料でも汎用性の高いツールはたくさんあります。タグマネージャー連携やほかの分析ツールとの連携が可能な製品もありますので、ぜひニーズに合致するものを選定していきましょう。

「ABテストツール」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • 有意差検定
    • 無料ソフト
    • マルチデバイス対応
    • 外部ツールとの連携
    • リダイレクトテスト
    • 複数ページテスト
    • HTMLファイル不要
    • レポート出力可能
    • テストの自動最適化
    • セグメントごとの結果
    • ヒートマップ分析
    • 月額固定
    • エンジニア不要
    • 従量課金
    • コンテンツブロックのテスト
    • EFO機能
    • 多変量テスト
    • マルチユーザー対応
    • エディター機能
    • パーソナライズ設定
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
スタンダード 要相談
プロ 要相談
エンタープライズ 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
月額 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
エンタープライズ版 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
月額利用料 0円
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要問合せ
備考
問い合わせの後ヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
基本プラン 0円/月額
備考
有料オプションあり
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 200,000円
備考
詳細は問合わせ
月額費用 100,000円/月額
備考
詳細は問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
通常プラン 55,000円/月額
備考
100万UUまで
登録サイト:無制限
代理店プラン 55,000円/月額
備考
100万UUまで
登録サイト:10
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
要問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 200,000円(税別)
料金 45,000円(税別)/月額
3ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
要問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 10万円
備考
導入プログラム・学習コンテンツのご提供
月額固定 12.5万円〜
備考
主に計測PV数により決定
従量課金式による自動料金変動なし
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
「初期費用」は発生いたしませんが、「計測データ保守管理料」として6,600円(税込)をお申し込み時に原則一括にて必要です。
無料トライアル 0円
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
Insight Free 0円
Insight Growth 3,000 PV 4,980円/月額
Insight Growth 10,000 PV 9,980円/月額
Insight Growth 50,000 PV 19,800円/月額
Insight Growth 100,000 PV 29,800円/月額
Insight Growth 200,000 PV 49,800円/月額
Insight Growth 500,000 PV 69,800円/月額
Insight Growth 500,000∔  PV 従量課金
Insight Premium 従量課金
Experience Free 0円
Experience Growth 3,000 PV 7,980円/月額
Experience Growth 10,000 PV 14,800円/月額
Experience Growth 50,000 PV 29,800円/月額
Experience Growth 100,000 PV 49,800円/月額
Experience Growth 200,000 PV 79,800円/月額
Experience Growth 500,000 PV 109,800円/月額
Experience Growth 500,000∔  PV 従量課金
Experience Premium 従量課金
Bundle Pack Free 0円
Bundle Pack Growth 3,000 PV 9,980円/月額
Bundle Pack Growth 10,000 PV 19,800円/月額
Bundle Pack Growth 50,000 PV 39,800円/月額
Bundle Pack Growth 100,000 PV 59,800円/月額
Bundle Pack Growth 200,000 PV 99,800円/月額
Bundle Pack Growth 500,000 PV 149,800円月額
Bundle Pack Growth 500,000∔  PV 従量課金
Bundle Pack Premium 従量課金
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
無料 0円/月額
ミニマム 9,800円/月額
ビジネス 19,800円/月額
ファースト 49,800円/月額
エキスパート 99,800円/月額
スーパー 149,800円/月額
無料プラン→最低利用期間の制限なし 有料プラン→最低6ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

無料で使えるABテストツール

  • Google合同会社のGoogleアナリティクスはABテストを何度も無料で行うことが可能です。簡単な操作で細かくテストの設計が構築できます。テスト対象のユーザーの割合を細かく指定することができるなど、高額なツールに劣らない高機能を備えています。なんといってもGoogleアナリティクスの指標をそのまま使用できることは魅力のひとつです。設定方法も簡単で、ABテストに不慣れな初心者の方でも取り組みやすいツールと言えるでしょう。

    製品のおすすめポイント

    1 ウェブテストは初心者でも簡単3ステップで完了

    ABテストのオリジナルとテスト用の2種類を用意することで、1ステップは完了です。もちろん、複数パターンのテストも可能です。アナリティクスでABテストの導入設定は「テストを作成」ボタンからテスト項目を入力するだけの簡単設定なので、初心者の方でもすぐにABテストを開始できます。

    2 テスト結果はレポート画面で視覚的にわかりやすい

    コンバージョンレートやテストの目的に指定した指標がオリジナルページに比べてどの程度優れているのか?をグラフや数字で表示してくれるため、視覚的にわかりやすいUIとなっています。改善点も見つけやすく、何度でも無料でテストを行えるのでPDCAを何度も周すことでコンバージョンの改善に繋がります。

    3 コストパフォーマンスの高いサイト改善を実現

    サイト改善のためには早期にABテストを開始し、数多くの検証を重ねていくことが重要です。多くのツールでは回数制限やドメイン・ページ制限がありますが、このGoogleアナリティクスのウェブテストには制限はありません。無料のツールですが、充分にABテストを行ってコンバージョンの改善に繋げることが可能です。

    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 多変量テスト レポート出力可能 複数ページテスト 無料ソフト エンジニア不要 エディター機能 セグメントごとの結果 HTMLファイル不要 リダイレクトテスト マルチユーザー対応 マルチデバイス対応 パーソナライズ設定
    運営企業:
    Google合同会社

  • ABテストツール

    ログリー株式会社のJuicerは、国内導入サイトは40,000件以上、サイト改善率78.1%、成果UP率163%という圧倒的な人気を誇ります。ビッグデータ×人工知能により見込み客を理解すること、理想的な1to1コミュニケーションの仕組みと環境づくりを実現します。ユーザー分析、アクセスログ解析、A/Bテスト、パーソナライゼーション、ポップアップやNPS、広告連携、CRM連携などを提供するトータルユーザー分析DMPです。

    製品のおすすめポイント

    1 最短1分でABテストが開始できるスピード登録

    A/Bテストを実施するページの指定、クリエイティブの登録、成果指標や条件の設定まで、すべての手順を簡単なクリック操作のみで行うことができます。クリエイティブの登録時も画像ならドラッグ&ドロップ、ボタンなら色や大きさを画面上から選ぶだけなのでエンジニアでなくてもソースコードに触れることなくテスト実施が可能です。

    2 成果の良いパターンが自動で生き残る最適化

    A/Bテスト機能では、1位になれないと統計的に判断されたパターンを自動で非表示にする「サバイバルモード」を搭載しています。クリック率、コンバージョン率などの成果がより高いパターンだけが生き残り、より多く表示されるようになるためA/Bテストを続けながらサイトを最適化していくことができます。

    3 過去の優秀クリエイティブを引き継ぎながらテストが可能

    過去のA/Bテストで最も成果を出した勝利パターンを引き継いで「過去の勝利パターンVS新しいクリエイティブ」というA/Bテストも作成できます。A/Bテストが終わるたびにソースコードを触って勝利パターンのクリエイティブに差し替えるという作業が必要ないのでサイト改善のPDCAをスムーズに回すことができます。

    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 多変量テスト リダイレクトテスト レポート出力可能 複数ページテスト HTMLファイル不要 エディター機能 エンジニア不要 テストの自動最適化 パーソナライズ設定

  • ヒートマップツール ABテストツール

    株式会社PtmindのPtengineは、たった一つのタグをサイトに設置するだけで、直感的な分析と直感的なサイト最適化を可能にする、サイト運営プラットフォームです。多くのお客様に信頼いただいております。全世界で20万以上の利用者実績、国内利用者数・顧客数No.1 出典:Builtwith社調査、利用満足度 93.4%以上2020年調査、資本調達額 34億円です。直感的な操作で顧客を知り、体験を向上させます。

    製品のおすすめポイント

    1 タグ1つで誰もがサイトの力を最大限に引き出す環境へ

    「データ収集」、「インサイト取得」、「施策実行」、「効果検証」の改善サイクルを、誰もが高速で実施できる設計となっています。職種やスキルに関わらず、誰もがあらゆるデータを扱い、ユーザー体験を向上させることができます。顧客とのエンゲージメントを最大化するプラットフォームとなっています。

    2 ノーコードでWebサイトの改善や指標の計測ができる

    1つのタグをWebサイトに設置するだけで多くの機能が解放されます。自動的にユーザーの行動データを取得できるほか、ノーコードで重要指標の計測設定ができたり、Webサイトを改善したり、ABテストを開始することができます。A/Bテストやパーソナライズをすることで、今まで以上の成果に導くことに役立ちます。

    3 企画・制作・プロダクトを一貫した顧客体験を届けられる

    Ptengineを使用して、すべてのチームが一貫した顧客体験を届けるチームにすることで可能な限り最高の体験を提供できます。企画は顧客に影響力の高い施策の実行、制作は顧客の背景に基づいたスピーディな価値訴求、プロダクトはパーソナライズされた製品の設計が可能となります。

    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 外部ツールとの連携 月額固定 従量課金 無料ソフト エンジニア不要 ヒートマップ分析 マルチデバイス対応 パーソナライズ設定 期間比較可能 無料トライアル コンサルティングサポート ユーザーセグメント機能

  • ヒートマップツール ABテストツール

    株式会社Faber Companyのミエルカヒートマップは、導入企業累計2,600社を突破したコンバージョンを最大化する無料のヒートマップツールです。サイト訪問ユーザーの行動を、アテンションヒートマップ、スクロールヒートマップ、クリックヒートマップ、この3つの機能で見える化できます。コンバージョン率、ユーザーインターフェース/ユーザーエクスペリエンスの改善に役立つシンプルな操作性にこだわったツールです。ABテスト機能も追加され、ページデザインや内容の変更前後に、ユーザー行動の変化を見比べることで、変更による効果がどのくらいあるか検証できます。さらに、AIがヒートマップを分析して改善施策を提案してくれるヒートマップ自動解析機能も搭載されているため、初心者の方や、分析の工数を削減したい方にもおすすめです。

    製品のおすすめポイント

    1 3つのヒートマップで、多角的な視点でユーザー行動が可能になります

    アテンションヒートマップはページのどこがよく読まれているかわかります。スクロールヒートマップはページのどこでユーザーが離脱したかわかります。クリックヒートマップはページのどこがクリックされたかがわかります。3つのヒートマップをまとめて表示することで、多角的な視点でユーザー行動が可能になります。

    2 登録サイト数・URL数無制限で、マルチデバイス対応

    ビジネスプラン以上はヒートマップデータを計測するサイトとURLの数に制限がありません。分析が必要なサイトを余すところなく解析できます。また、Webサイトの閲覧がどのタイプのデバイスを使用したか、PC/スマホ/タブレットの各デバイスごとのデータ計測、分析も可能です。

    3 イベントセグメント機能と自動キャプチャ機能

    目標達成ユーザーのデータと目標未達成ユーザーのデータ比較が可能です。また、登録したページの解析結果を毎日自動キャプチャ保存。ページ変更前後の比較に活用可能です。2つの期間のデータを比較することができ、正確なABテストが可能です。比較分析することで課題が明確になり、次のアクションにつながります。

    4 コンバージョンを増やすためのページデザインを簡単検証!

    ボタンの色やテキストの内容など、どのパターンが最もコンバージョンの増加に効果的か同時でテストできます。ミエルカヒートマップでは専任のコンサルタントによるABテストの設計支援が無料で付属しているのも特徴です。

    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 abテストツール 外部ツールとの連携 複数ページテスト エンジニア不要 国産製品 自動キャプチャ機能 期間比較可能 登録サイト・URL無制限 無料トライアル クリックヒートマップ スクロールヒートマップ コンサルティングサポート アテンションヒートマップ マルチデバイス対応 ユーザーセグメント機能

無料トライアルがあるABテストツール

  • CVX
    ABテストツール

    株式会社ポストスケイプのCVXは、ランディングページの制作・分析・改善運用が手軽にスピーディーにできる、インハウスLP作成/LPO支援ツールです。ランディングページの新規作成もCVXで可能です。約200種類のLPデザインテンプレートを標準搭載しています、「穴埋めに近い感覚」で驚くほど簡単にランディングページ作成が内製化できるます。写真もそのまま自由に使えて、バリエーション豊富なLPデザインテンプレートを多数ご用意しています。

    製品のおすすめポイント

    1 デザインテンプレートの活用で制作工数を圧縮

    スピーディなランディングページの立ち上げ・内製化が可能になります。外注コストを抑えながら、広告の投資対効果を改善できます。新規事業・新商品のテストマーケティングができます。自社のクライアント様のLP制作/LPOを効率的に支援し、外注せず、インハウスでLP制作・運用を内製化できます。

    2 A/Bテスト機能を使えば、HTMLの直編集やタグ設置を行う必要がありません

    ストレスフリーにテストを繰り返すことができます。A/Bテストがわずか数秒で立ち上がるため、計測結果を見ながら「検証と改善」が高速PDCAでまわせます。今まで面倒だった勝ちパターンの反映も、CVXなら一瞬で完了します。クリエイティブパターンを複数用意し同時にテスト運用することも可能です。

    3 変更したい「テキスト」も「画像」も、カーソルをあわせて、操作するだけ

    テキストの即時書き換えキャッチコピーや文言の変更も簡単にだきます。PC、スマートフォン同様のインターフェイスで確認し、シンプルかつシームレスにコンテンツの改善・編集ができます。面倒な更新や修正も、他人に頼らず自分でサクサク反映できるので時間も手間もかかりません。

    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 エディター機能

  • ABテストツール

    Macbee PlanetのRobeeは独自のプラットフォームによるデータ分析をもとに、LPOやポップアップバナー・チャットボットのシナリオを設計し、新規ユーザーの獲得効率を最大化するソリューションです。新規ユーザー獲得の効率を最大化するため、各サイト・各サービスに合った機能をカスタマイズして提供しています。大手ECサイト、大手金融サービスの企業にも選ばれている広告代理店だからできる、実績あるサービスです。

    製品のおすすめポイント

    1 新たな価値CVQの質を高める改善策に着目

    RobeeがLTV最大化のために重要視しているのが、「コンバージョンの質」=「CVQ(コンバージョンクオリティ)」。ただ闇雲に広告費をかけて集客しCVRを高める努力をしていてもLTVは改善されません。マッチング度の高いユーザーへの購入促進への施策を設計・実行しCVQを高めます。

    2 ユーザーインサイトを可視化し深層心理を把握

    これまで把握が難しかったWebサイトを訪問するユーザーがどんな属性なのか、どのような動きをしているのかを把握するだけではなく、可視化することができるようになりました。ユーザー自身ですら意識していない深層心理を把握することで、本質的なマーケティング施策を実行することが可能です。

    3 グラフィカルなレポーティングと分析で効果的な施策判断をサポート

    新規ユーザー獲得に向けたWebの施策判断にはデータ分析が不可欠ですが、膨大なデータの処理には手間と時間がかかります。そんな時は集計されたデータを分析し、豊富なレポーティング機能によって日々変化するユーザーインサイトやWebの利用状況を的確に捉えることで効果的な施策運用をサポートします。

    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 多変量テスト レポート出力可能 ヒートマップ分析 マルチユーザー対応 パーソナライズ設定

  • ABテストツール

    ユニソンプラネットのTag+はノーコードでCVR・CPRを劇的に改善します。WebサイトにHTMLタグを1行追加するだけで簡単に機能が付与完了です。それだけでWeb接客などのコンバージョン率を最適化する様々な施策(機能)が利用できます。ユーザーのアクセス情報を一元化し、様々な機能をワンストップかつ圧倒的な低価格で提供されています。Tag+ならユーザーの顧客体験を向上させ、Webサイトの効果を最大化できます。

    製品のおすすめポイント

    1 Tagを1行追加するだけ。最短5分、簡単利用スタート

    Tag+の導入はいたって簡単です。Tag+が発行する独自のscriptタグを既存のWebサイトのHTMLに1行追加するだけですべての機能を簡単に実装することができます。Tagを追加したら管理画面から施策の設定を行ってWeb接客機能を追加しましょう。設置までは最短5分で完了します。

    2 専任サポートが一気通貫で貴社サイトをサポート

    電話やメールでの問い合わせは勿論、バナー制作等のクリエイティブから、代行設置、分析・検証、改善提案まで一気通貫でサポートします。
    リソース不足やリテラシーに不安がある企業様でも安心してご利用いただけます。
    月1回の定例ミーティングも好評です。

    3 様々なWeb接客ツールを用意しマーケティングDXを促進

    従来のWeb接客ツールと違い、様々な機能を複合的に使ってWebページ上で顧客にアプローチを行うことができます。また問題点の発見から改善までをTag+の機能を使うことでHTMLを使わずにノーコードで行うことができるため、企業のマーケティングDXを促進します。問題点の発見から改善までをひとつで完結します。

    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 多変量テスト 複数ページテスト 月額固定 エンジニア不要 エディター機能 コンテンツブロックのテスト EFO機能 ヒートマップ分析 レポート出力可能 リダイレクトテスト マルチユーザー対応

  • 株式会社プレイドのKARTE Blocksは、タグを1行貼るだけでサイトのあらゆる構成要素をノーコードで更新・評価・改善することができます。これまでサイトの管理にはシステム部門や外注の製作会社への依頼や調整が必要でした。このサービスを使用するとサイトをブロックの集合体と捉え、ブロックごとに更新・評価・改善ができる新しいサイト管理システムです。既存のサイトを後から自由に編集可能とすることで、あらゆるサイト運営者の手間やコストの解消に貢献します。

    製品のおすすめポイント

    1 ブロックの更新・管理が簡単にいつでもどこでも更新可能に

    思いついたアイディアを試すのに、毎回、システム開発部門やWeb製作会社に依頼する必要はありません。変更したいブロックをページ上で選択して登録。これだけで今のサイトが自由に編集・更新可能になります。テキストや画像の編集はフォーム入力などの簡単な操作でプレビューを見ながら細やかな調整も思いのままです。

    2 ブロック分析でサイトだけでなく、各ブロックの分析を行える

    ブロックごとの数値を可視化し、課題発見から改善のための仮説構築をアシストするのた「ブロック分析」です。タグを設置したページを自由にブロック化して、表示やクリック、ゴールといった数値を自動で計測・一覧表示します。この数値を確認しながら、改善を行うことでクリック率のアップに貢献します。

    3 ABテストで素早く仮説検証し、改善を積み上げる

    複数パターンを作成してABテストが可能です。アイディアを思いついたらすぐに試すことができます。変更したいブロックを選択して編集・更新するだけです。変更した結果やABテストの結果はすぐに数値で振り返ることができます。ゴールを切り替えて様々な分析が可能です。すぐに試してサイトをどんどん改善することができます。

    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 複数ページテスト エンジニア不要 エディター機能 セグメントごとの結果 コンテンツブロックのテスト HTMLファイル不要 レポート出力可能 マルチユーザー対応 マルチデバイス対応 パーソナライズ設定

  • ヒートマップツール ABテストツール

    株式会社グラッドキューブのSiTestは、ウェブサイトの解析から改善までを一元化できる国内唯一のLPO(ランディングページ最適化)ツールです。ヒートマップ×A/Bテスト×EFO(エントリーフォーム最適化)でWEBサイトの収益を最大化します。SiTest(サイテスト)はIT導入補助金2022の対象ツールとして認定されました。中小企業の皆様はツール・コンサルティングをお得にご導入いただけます。導入数70万サイト突破しました。

    製品のおすすめポイント

    1 ヒートマップ解析と録画再生機能(セッションリプレイ)でウェブサイトを解析する

    ヒートマップを含む6つのページ解析機能を搭載しています。サイト訪問者がどのコンテンツを見て、どのボタンをクリックして、どこで離脱したのかなどの行動を徹底的に視覚化できます。また、サイト訪問者の行動をすべて録画して、あとから再生する機能が録画再生機能です。セッションごとの行動を動画で詳細に確認できます。

    2 A/Bテスト機能とパーソナライズ機能でウェブサイトを改善する

    ウェブサイト制作の知識がない方でも「A/Bテスト」をかんたんに実施できます。サイト訪問者の属性・行動に合わせて設定した「条件」ごとに「パーソナライズしたページ」を作成・編集できます。流入時に「条件」が一致したサイト訪問者に「パーソナライズしたページ」を表示させて、コンバージョン率を向上させます。

    3 ポップアップ機能とEFO(エントリーフォーム最適化)

    任意の画像を指定したページにポップアップで表示させます。キャンペーンの告知などに活用すればCV促進や離脱防止に役立ちます。また、サイト訪問者のフォーム入力を支援する機能と、各入力項目の入力開始率・中断率・完了率を確認できるレポート機能を搭載しています。サイト訪問者のストレスを軽減して、CVの機会損失を防ぎます。

    4 広告連携機能(AIリターゲティング)とレポート機能

    サイト訪問者の行動にもとづいてAIが「エンゲージメントの高いサイト訪問者のリスト」を自動で作成します。ヤフー広告・グーグル広告・ファイスブック広告・ツイッター広告と連携して、リターゲティング広告のパフォーマンスを改善します。またウェブサイト全体のアクセス状況やページのヒートマップ解析結果をレポートで出力できます

    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 外部ツールとの連携 多変量テスト 複数ページテスト エンジニア不要 セグメントごとの結果 EFO機能 ヒートマップ分析 レポート出力可能 マルチデバイス対応 パーソナライズ設定 自動キャプチャ機能 期間比較可能 無料トライアル クリックヒートマップ スクロールヒートマップ コンサルティングサポート マルチデバイス対応 マウスフローヒートマップ タッチアクションヒートマップ

ABテストの導入メリット3つ

ABテストツールを導入することで企業は主に3つのメリットを得ることができます。本章ではそれぞれの観点から実務に役立つ具体的なベネフィットについて確認していきましょう。

  1. 小さな改善で大きなCVR・CTRの向上を実現する
  2. データにもとづいた確実な改善ができる
  3. コストを抑えたサイト改善ができる

1. 小さな改善で大きなCVR・CTRの向上を実現する

ABテストの最大のメリットは小さな改善でCVR・CTRの向上が見込めることです。デザインやレイアウトの少しの違いで結果には大きな差が出ます。ABテストは小さな改善を繰り返して検証するため、Webサイトすべてをリニューアルする際と比較して、失敗リスクを抑えられます。また、常に検証結果を確認できるため、たとえCVRやCTRが悪化した場合でも損失を最低限に抑えられます。

2. データにもとづいた確実な改善ができる

ABテストでは、それぞれのパターンから獲得したデータを参考に、Webサイトの改善を行えます。Webサイトを訪れたユーザーのCVRやCTRを高くするためには、感覚や直観に頼りすぎない改善が必要です。データという客観的な根拠にもとづき確実に改善していきましょう。

3. コストを抑えたサイト改善ができる

ABテストツールを利用して行うサイト改善は、低価格で済むのが魅力です。Webサイトすべてをリニューアルする際と比較して、時間面・費用面でのコストは低く抑えることができます。小さな改善を繰り返すことで大幅なCVR・CTRの向上も期待できるため、低コストながらより効果的なWebサイトにできます。

遠藤 和樹
戦略コンサルタント・CEO遠藤 和樹

ツールを選ぶときは、どうしても価格に目が行きがちです。しかし、最も大事なことは、効果を実感できることです。ツール導入によって達成したい目的は何か、解決したい課題は何か、初心に立ち返って考えていきましょう。

実際に何をABテストすればいいのか?

ABテストを行う目的が明確化しても、実際に何をABテストすればいいのかわからない方も多いと思います。ABテストの代表的な対象はWebサイトやWeb広告、アプリケーションなど多岐にわたります。本章ではそれぞれについて解説し、どのようにABテストを行っていけばいいかについて併せて紹介します。

1. Webサイト

WebサイトのABテストでは対象範囲が広いことが特徴ですが、テスト対象を限定することで最も高い効果が期待できます。また、最初にABテストを行う際にはトップページから取り組むことをおすすめします。一般的にトップページは最も訪問ユーザー数が多く、他ページと比べてより多くのデータを収集することができます。このように訪問ユーザー数が多いページから優先的にABテストを行っていきましょう。Webサイトのテスト対象範囲として挙げられるのは下記3つになります。

①ファーストビュー

ファーストビューのテストは、ユーザーが初めてWebサイトに訪れた際に、どのバージョンを表示するかを決定できます。このテストにより、ユーザーが初めてサイトにアクセスしたときに、どのコンテンツやデザインが最も効果的かを評価し、最適なユーザー体験を提供するためのデータを収集できます。ファーストビューのテストはコンバージョン率やユーザーエンゲージメントの向上を図れます。

②CTA(コール・トゥ・アクション)

CTA(コール・トゥ・アクション)のテストは、Webページやアプリの効果的なCTAボタンを最適化するのに役立ちます。異なるCTAデザインやテキストを比較し、ユーザーのクリック率やコンバージョン率を向上させるためのデータを提供します。

③導線のテスト

導線のテストは、ユーザーの行動を分析し、異なる導線やナビゲーションオプションを比較・評価します。どの導線がユーザーにとって効果的で、コンバージョン率を向上させるかを把握するのに役立ちます。導線のAとBバージョンを表示させ、データを収集して効果的な変更点を見つけ出すことができます。

2. Web広告

Web広告はリスティング広告文、ランディングページ(LP)、サイトバナーの三要素で構成されています。それぞれについて見ていきましょう。

①リスティング広告文

リスティング広告文とは検索エンジンの上部に表示される広告文のことです。リスティング広告文は検索エンジンの上位に表示される文であり、ユーザーがアクセスするかを決める重要な要素です。広告見出しでは30文字程度の簡潔な内容が理想とされているため、定期的に広告文を変更し、最もCTRが高い見出しをABテストで発見していきましょう。

②ランディングページ(LP)

ランディングページ(LP)とは検索結果や広告などを経由してユーザーが最初にアクセスするページのことです。どのページをランディングページにするかでユーザーの滞在率や直帰率が変わります。訪問ユーザーの第一印象を決定するため、CVRやCTRに強い影響を与える要素です。基本的にはトップページや広告に載せた製品ページが該当します。

③サイトバナー

サイトバナーとは、ユーザーが同一サイト内の他のページへ移動させやすくするバナーです。バナーは画像として表示されるため、視覚的にユーザーの印象に残りやすい点が特徴です。

3. アプリケーション

アプリケーションでのABテストは、まずアプリをページ、ユーザーインターフェース、機能などの構成要素に分類し、どの組み合わせが最も高いCTRやCVRを獲得できるか判断します。開発者はユーザーが使う運用環境で新機能の追加や既存機能の改善ができるため、最も安全にアプリのKPIにもとづいた改善ができます。新機能の実装の際には、データに不備があり、バグが発生したときのリスクを回避できるメリットも存在します。

4. フォームの改善

入力のストレスを減らすために、シンプルで使いやすいフォームを提供します。ユーザーはスムーズに情報を入力でき、不要な手間を省けます。さらに、フォームのデザインやテキストを最適化し、入力するモチベーションを高めます。これにより、ユーザーは満足度が向上し、フォームの完了率が向上します。
また、他のページへのリンクを制御することで、ユーザーの注意をフォームに集中させます。これにより、ユーザーはフォームの入力を優先し、不必要な遷移や情報の逸失を防ぎます。

5. サイトのリニューアル

サイトのリニューアルもABテストで行うことが可能です。リニューアル前と後とで、2パターンに分けられます。

パターン1:リニューアル前に改善するABテスト

サイトリニューアル前のABテストは、Webサイトの部分的な改善を通じて知見を蓄積し、その情報を元に全体のリニューアルを進めます。特に課題が明確でない場合に効果的です。顧客の行動や購買プロセスを理解し、課題を明確化することが重要になります。

パターン2:リニューアル後に改善するABテスト

サイトリニューアル後のABテストでは、既存のWebサイトをリニューアルし、その後、ABテストを通じて改善を続けていく手法です。このアプローチは、現状の課題を徹底的に分析し、必要な変更を加えた後にテストを行うため、効果的な結果を得ることができます。

6. アプリのダウンロードやデザインの改善

アプリのダウンロード数を最大化するために、異なるバージョンを比較し、最も効果的なプロモーション戦略を見つけることができます。同時に、アプリのデザインや機能を最適化するためにも活用できます。ABテストを通じて、ユーザーのフィードバックを収集し改良点を特定し、UI・UXを向上できます。

遠藤 和樹
戦略コンサルタント・CEO遠藤 和樹

ABテストツールは、ありとあらゆるビジネスシーンに活用可能です。できるだけ柔軟な発想で「どのように活用できるのか?」「どうしたら自社サービスのCVRを伸ばせるのか?」と、活用方法を探っていきましょう。

ABテストを行う5つの手順

ABテストは行う際は下記の手順に分けられます。本章では、それぞれの手順について具体的に解説します。

  1. 課題を明確にする
  2. ターゲットと目的を設定する
  3. 改善の仮説を立て、テストパターンを作成
  4. ABテストを実行する
  5. 結果を検証し改善を繰り返す

1. 課題を明確にする

ABテストの1つ目のステップは、課題を明確にすることです。このステップでは、Webサイトやアプリの改善ポイントを明確に把握します。まず、ユーザーのフィードバックや行動データを分析し、問題や課題を特定します。次に、ユーザーのニーズや期待を理解し、改善が必要な領域を明確に定義します。この段階では、目標を設定し、成功の基準を確立することも不可欠です。課題を特定することで、ABテストの目的が明確化され、テストの設計と評価がスムーズに進みます。良い課題特定は、最終的な結果に大きな影響を与える要因となります。

2. ターゲットと目的を設定する

ABテストを行う際の次のステップは、明確なターゲットと目的を設定することです。まず、テストの対象となる要素やバリエーションを明確にします。次に、テストを実施する主要な目標やKPI(Key Performance Indicator)を定義します。例えば、Webサイトのコンバージョン率の向上、ユーザーの滞在時間の増加、購入率の向上などが挙げられます。これらの目標を設定することで、テストの成功を測定しやすくなり、結果の分析がしやすくなります。

3. 改善の仮説を立て、テストパターンを作成

ABテストの3つ目のステップは、改善の仮説を立て、テストパターンを作成することです。改善の仮説を明確に設定し、どのような変更が期待される効果を持つかを予測します。その仮説にもとづいて、新しいテストパターンを設計し、コントロールグループと実験グループに分けます。この段階では、変更点がユーザーエクスペリエンスにどのような影響を及ぼすかを考慮しながら、実施可能な形でテストパターンを実現させる必要があります。そして、ABテストを実施し、データを収集して結果を評価し、改善の方向性を確立します。

4. ABテストを実行する

ABテストの4つ目のステップは、ABテストの「実行」です。まず、変数を選択・設定し、2つのグループに割り当てます。次に、異なるバージョン(AとB)を提示します。これらの変更がWebサイトのコンテンツ、デザイン、機能などに関連している場合、ユーザーに対して変更を表示します。ABテストの期間中、トラフィックを均等に分配し、統計的に有意な差異が生じるまでテストを実施します。

5. 結果を検証し改善を繰り返す

ABテストの最終ステップは、収集したデータを分析し、得られた結果を検証します。この段階では、どのバージョンが最も効果的であるかを確認し、改善点を特定します。結果が統計的に有意であるかどうかを確認し、ビジネス目標と一致するかどうかを評価します。もしAまたはBのバージョンに問題があれば、次のテストサイクルで改善を行います。ABテストは継続的なプロセスであり、Webサイトやアプリのパフォーマンスを向上させるために、定期的に実施するとよいでしょう。

遠藤 和樹
戦略コンサルタント・CEO遠藤 和樹

PDCAサイクルをいかに早く、的確にまわすかは、ビジネスの根幹ともいえます。ABテストツールを使えば、PDCAの高速回転が可能になります。

ABテストを成功させる5つのポイント

ABテストは適切なプロセスを踏まえてから行うことで最大限の効果を発揮します。冒頭で紹介した仮説→検証→評価→改善のサイクルを繰り返すことが基本となります。本章では特に抑えておくべき下記5つのポイントを確認していきましょう。

  1. 仮説を立ててから検証する
  2. 事前調査を行い、課題を明確化する
  3. 一度に行うABテストでは1要素を比較する
  4. 検証にかかる時間を想定する
  5. 結果から仮説を検証し、次回のABテストを想定する

1. 仮説を立ててから検証する

ABテストでは仮説を立てることが最も重要です。なぜなら2つの危険性があるからです。第一に、テスト中のCVRやCTRが低下してしまう危険性です。ただやみくもにABテストを行うのではなく、CVRやCTRが一時的に低下する可能性も検討しましょう。第二に、テストの結果を引き起こした要因を把握できない危険性です。効果が出た理由や、どの点がよかったのかを把握できないと次回以降のABテストに活かすことができません。必ず、仮説を立てて、その効果を検証するようにしましょう。

2. 事前調査を行い、課題を明確化する

仮説を立てるうえで重要になるのは正確な課題の把握です。理想は定量調査と定性調査のどちらも行うことですが、定性調査ではアンケート等が必要であるため時間と費用がかかってしまいます。よって現実的には定量調査が中心となるでしょう。定量調査ではGoogle Analytics、GoogleSearchConsoleなどのアクセス解析ツールを用いてユーザーの情報を把握しましょう。これらの調査を踏まえて「誰に対して、何を変化させることで、どのような結果が出るか」の仮説を立てましょう。また、最初は結果に直結しやすい大きなコンテンツのテストから行うことをおすすめします。

3. 一度に行うABテストでは1要素を比較する

一度のABテストで比較、検証するのは1つの要素だけにしましょう。なぜならコンテンツの複数部分を変えてしまうと、どの変更点が結果につながったのか把握できないからです。複数部分の細かな違いを同時に比較したい場合は、多変量テストに対応したソフトを選びましょう。

4. 検証にかかる時間を想定する

ABテストは継続的に行うことでWebサイトの改善を実現できます。そのため短期間ですぐに結果を出すことは難しいです。1回のテストにかかる時間と、全体の改善が見込める期間をあらかじめ想定しておきましょう。時間の想定には、現在のWebサイトのユーザーアクセス数を参考にすると良いでしょう。

5. 結果から仮説を検証し、次回のABテストを想定する

テストを行った後はどちらのパターンがより高い効果を発揮したかよりも、テストを行う前の仮説を検証することが大切です。仮説とユーザー行動にどのくらい差があったのか、差があった場合はその要因は何なのかを考察して、次回のABテストで仮説を立てる際に活かしましょう。

ABテストツール導入後の注意点3つ

ABテストツールは導入すれば自動的に成果が出るツールではありません。むしろ導入してからどのように活用するかで効果は大きく変わります。下記3つの注意点を忘れないようにしておくことが重要です。

  1. 継続的な検証が必要である
  2. 一定数のアクセスが必要である
  3. 想定外の要因が影響を与えている可能性がある

1. 継続的な検証が必要である

繰り返しになりますが、ABテストは仮説→検証→評価→改善のPDCAサイクルを行うことが前提となります。数回だけでは期待できる効果も薄く、その結果の信用性も低くなってしまいます。サイトのページビュー数によっても変化しますが、パターンAとパターンBに明確な差が出るのは2週間以上経過してからでしょう。長期的な視点でWebサイトの改善を行うツールだといえます。

2. 一定数のアクセスが必要である

ABテストの結果に信頼を置くためには、一定数以上のページビュー数が必要です。最低でも1,000~2,000以上のページビューがテスト期間中に求められます。ページビュー数が十分でない場合、ABテストツールを導入する前に、SEOのような集客対策に注力することが重要です。特に、アクセス数が少ないBtoB商品やサービスでは、ABテストの実施が難しいことがあります。

3. 想定外の要因が影響を与えている可能性がある

ABテストで比較したい部分以外の条件を同じにしても、想定外の要因が結果に影響を与えてる可能性も少なくありません。テスト対象者のセグメントを設定することで、影響を与える要因を絞り込み、客観的に検証する環境を整えることができます。

遠藤 和樹
戦略コンサルタント・CEO遠藤 和樹

ABテストツールは優良な分析ツールですが、一方で、ビジネスの課題分析は多角的な視点が欠かせません。木を見て森を見ずということわざもある通り、分析結果に没頭しすぎるのではなく、ときには引いた目線でビジネス全体をとらえることも忘れないようにしましょう。

ABテストツール比較16選

トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • タグを埋めるだけ30分でテストスタート
  • ビジュアルエディタで直感的にカンタン編集
  • あらゆるテストを多角的に素早く実行
  • 充実の日本語カスタマーサポート

ABテストツール

トライアル 有り
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • デザインテンプレートの活用で制作工数を圧縮
  • A/Bテスト機能を使えば、HTMLの直編集やタグ設置を行う必要がありません
  • 変更したい「テキスト」も「画像」も、カーソルをあわせて、操作するだけ

ABテストツール

トライアル 無し
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • Optimizely Xで高速改善サイクルを
  • Web ABテスト Web Experimentation
  • iOSとAndroiアプリ MobileApp
トライアル 無し
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • ウェブテストは初心者でも簡単3ステップで完了
  • テスト結果はレポート画面で視覚的にわかりやすい
  • コストパフォーマンスの高いサイト改善を実現
トライアル 無し
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • オムニチャネルパーソナライゼーションを大規模に展開
  • ABテスト多変量テストで憶測による意思決定を排除
  • パーソナライゼーションを人工知能で大規模に自動化

ABテストツール

トライアル 無し
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 最短1分でABテストが開始できるスピード登録
  • 成果の良いパターンが自動で生き残る最適化
  • 過去の優秀クリエイティブを引き継ぎながらテストが可能

ABテストツール

トライアル 無し
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 流入経路ごとに異なる効果を最大化するためLP訴求を流入元で出し分ける
  • CVが集まるフォームには、各社で大きく効果の出ているSTEP式を採用
  • 企業に最適なクラウドチームを専門人材による組成

ABテストツール

トライアル 無し
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 複数のページのテスト検証を行えるABテスト機能
  • サイト内の複数クリエイティブを組み合わせてテスト検証する多変量テスト機能
  • 約5億ユニークブラウザの行動データを学習したAIでのAIパーソナライズ機能
トライアル 無し
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • CVRを最大化する支援を10年以上行ってきている実績
  • ABテストにかかる全ての工数をアウトソーシング
  • 数千以上のテストパターン実績から多数の成功パターンを提案

ABテストツール

トライアル 有り
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 新たな価値CVQの質を高める改善策に着目
  • ユーザーインサイトを可視化し深層心理を把握
  • グラフィカルなレポーティングと分析で効果的な施策判断をサポート

ABテストツール

トライアル 無し
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • テストページはとにかく迅速に設置可能。改善スピードを大幅にアップ。
  • 専門的なIT知識は必要のないビジュアルエディタを搭載
  • VWO統計エンジンが意思決定を支援するスマートなテスト結果

ABテストツール

トライアル 無し
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • Tagを1行追加するだけ。最短5分、簡単利用スタート
  • 専任サポートが一気通貫で貴社サイトをサポート
  • 様々なWeb接客ツールを用意しマーケティングDXを促進
トライアル 無し
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 任意のチャネルで任意のテストを作成・測定・管理する
  • AIを活用した最適化でチャンスを逃さない
  • 強力なAPIとSDKで拡張。洗練されたターゲティングルールの構築
トライアル 有り
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • ブロックの更新・管理が簡単にいつでもどこでも更新可能に
  • ブロック分析でサイトだけでなく、各ブロックの分析を行える
  • ABテストで素早く仮説検証し、改善を積み上げる

ヒートマップツールABテストツール

トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • ヒートマップ解析と録画再生機能(セッションリプレイ)でウェブサイトを解析する
  • A/Bテスト機能とパーソナライズ機能でウェブサイトを改善する
  • ポップアップ機能とEFO(エントリーフォーム最適化)
  • 広告連携機能(AIリターゲティング)とレポート機能

ヒートマップツールABテストツール

トライアル 有り
サポート 電話 メール チャット 

製品のおすすめポイント

  • タグ1つで誰もがサイトの力を最大限に引き出す環境へ
  • ノーコードでWebサイトの改善や指標の計測ができる
  • 企画・制作・プロダクトを一貫した顧客体験を届けられる

ヒートマップツールABテストツール

トライアル 有り
サポート 電話 メール チャット 

製品のおすすめポイント

  • 3つのヒートマップで、多角的な視点でユーザー行動が可能になります
  • 登録サイト数・URL数無制限で、マルチデバイス対応
  • イベントセグメント機能と自動キャプチャ機能
  • コンバージョンを増やすためのページデザインを簡単検証!

ABテストツールの導入でWebサイトの効果を最大化

自社WebサイトのCVRやCTRを向上させたり、Webサイト改善のヒントを与えたりしてくれるABテストツール。Webサイトに訪れるユーザーの行動を分析し、改善を繰り返すことは自社の利益に直結します。本記事で紹介したABテストツールのメリットや注意点を踏まえて、最適な製品を選択しましょう。

「ABテストツール」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • 有意差検定
    • 無料ソフト
    • マルチデバイス対応
    • 外部ツールとの連携
    • リダイレクトテスト
    • 複数ページテスト
    • HTMLファイル不要
    • レポート出力可能
    • テストの自動最適化
    • セグメントごとの結果
    • ヒートマップ分析
    • 月額固定
    • エンジニア不要
    • 従量課金
    • コンテンツブロックのテスト
    • EFO機能
    • 多変量テスト
    • マルチユーザー対応
    • エディター機能
    • パーソナライズ設定
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
スタンダード 要相談
プロ 要相談
エンタープライズ 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
月額 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
エンタープライズ版 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
月額利用料 0円
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要問合せ
備考
問い合わせの後ヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
基本プラン 0円/月額
備考
有料オプションあり
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 200,000円
備考
詳細は問合わせ
月額費用 100,000円/月額
備考
詳細は問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
通常プラン 55,000円/月額
備考
100万UUまで
登録サイト:無制限
代理店プラン 55,000円/月額
備考
100万UUまで
登録サイト:10
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
要問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 200,000円(税別)
料金 45,000円(税別)/月額
3ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
要問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 10万円
備考
導入プログラム・学習コンテンツのご提供
月額固定 12.5万円〜
備考
主に計測PV数により決定
従量課金式による自動料金変動なし
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
「初期費用」は発生いたしませんが、「計測データ保守管理料」として6,600円(税込)をお申し込み時に原則一括にて必要です。
無料トライアル 0円
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
Insight Free 0円
Insight Growth 3,000 PV 4,980円/月額
Insight Growth 10,000 PV 9,980円/月額
Insight Growth 50,000 PV 19,800円/月額
Insight Growth 100,000 PV 29,800円/月額
Insight Growth 200,000 PV 49,800円/月額
Insight Growth 500,000 PV 69,800円/月額
Insight Growth 500,000∔  PV 従量課金
Insight Premium 従量課金
Experience Free 0円
Experience Growth 3,000 PV 7,980円/月額
Experience Growth 10,000 PV 14,800円/月額
Experience Growth 50,000 PV 29,800円/月額
Experience Growth 100,000 PV 49,800円/月額
Experience Growth 200,000 PV 79,800円/月額
Experience Growth 500,000 PV 109,800円/月額
Experience Growth 500,000∔  PV 従量課金
Experience Premium 従量課金
Bundle Pack Free 0円
Bundle Pack Growth 3,000 PV 9,980円/月額
Bundle Pack Growth 10,000 PV 19,800円/月額
Bundle Pack Growth 50,000 PV 39,800円/月額
Bundle Pack Growth 100,000 PV 59,800円/月額
Bundle Pack Growth 200,000 PV 99,800円/月額
Bundle Pack Growth 500,000 PV 149,800円月額
Bundle Pack Growth 500,000∔  PV 従量課金
Bundle Pack Premium 従量課金
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
無料 0円/月額
ミニマム 9,800円/月額
ビジネス 19,800円/月額
ファースト 49,800円/月額
エキスパート 99,800円/月額
スーパー 149,800円/月額
無料プラン→最低利用期間の制限なし 有料プラン→最低6ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

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