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【2024・比較表あり】AI OCRおすすめ39選!価格相場や選定ポイントを解説

この記事で解説すること

AI OCR(人工知能光学文字認識)は、AI技術を活用してOCR(光学文字認識)のプロセスを改善する技術やサービスです。AIの特徴である機械学習やディープラーニングを利用して、これまでの文字の補正結果をすべて学習し、文字認識率を飛躍的に向上させられます。画像の文字を手動で打ち込む作業も大幅に削減できるため、業務の効率化には欠かせないソフトです。

また、2024年から電子帳簿保存法により「紙で受領・作成した書類を画像データで保存」すること、具体的には相手から受け取った請求書や領収書などを、スキャニングして保存することが義務化されます。

本記事では、今話題のAI OCRについての基本知識からメリット・デメリット、そして導入に失敗しないための最適な製品の選び方を徹底解説します。記事内の選び方に基づいた製品の比較表やおすすめのAI OCRソフト、独自インタビューした導入事例を紹介しますので、導入を検討している方はぜひ参考にしてください。

「AI OCR」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • レイアウト維持
    • 準定型帳票対応
    • 英語以外の言語対応
    • 帳票種類分け(タグ付け)
    • 英語対応
    • 縦書き対応
    • 手書き文字対応
    • 画像読み取り
    • 取消線対応
    • API連携
    • RPA連携
    • 非定型帳票対応
    • ベリファイ機能
    • PDF編集
    • 撮影画像対応
    • 自動補正機能
    • Excel変換
    • ワークフロー
    • Word変換
    • スマホでスキャン可
    • データベース連携
    • タイムスタンプ
    • 名刺スキャン
    • 確認・修正・運用体制構築まで対応
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
初期費用 要相談
利用料金 要相談
1年
DenHo(デンホー)の資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
無料トライアル 要相談
スターター 9,980円/月額
備考
同時利用制限数は1で、月間アップロード上限は10です。
ユーザー作成上限数・ファイル容量制限・ファイル保存期間はすべて無制限です。
ビジネス 49,800円/月額
備考
同時利用制限数は5で、月間アップロード上限は100です。
ユーザー作成上限数・ファイル容量制限・ファイル保存期間はすべて無制限です。
制限なし
OPTIM Contractの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
3ヵ月
スマートOCRの資料サムネイル
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
1ヶ月トライアルプラン 30,000円/月額
スモールプラン(クラウド版) 36万円/年(月額3万円相当)
備考
初期費用は不要!処理可能枚数1.2万枚前後
スタンダードプラン(クラウド版) 96万円/年(月額8万円相当)
備考
初期費用は不要!処理可能枚数6万枚前後
エンタープライズプラン(クラウド版) 240万円/年(月額20万円相当)
備考
初期費用は不要!処理可能枚数26万枚前後
オンプレミスプラン(オンプレミス版) お客様に最適な プランをご提案いたします
備考
初期費用は不要!
1年
SmartReadの資料サムネイル
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
DX Suite Lite 30,000円/月額
備考
無料枠18,000円分含む
無料枠を超過する読取は従量課金制
DX Suite 標準サポート
・メールサポート
・活用サポートコンテンツ
DX Suite Standard 100,000円/月額
備考
無料枠50,000円分含む
無料枠を超過する読取は従量課金制
DX Suite 標準サポート
・メールサポート
・活用サポートコンテンツ
オンボーディングサポート(2か月)
・専任担当者による導入・運用支援
・帳票定義設定サービス
・Web会議による個別サポート
DX Suite Pro 200,000円/月額
備考
無料枠200,000円分含む
無料枠を超過する読取は従量課金制
DX Suite 標準サポート
・メールサポート
・活用サポートコンテンツ
オンボーディングサポート(2か月)
・専任担当者による導入・運用支援
・帳票定義設定サービス
・Web会議による個別サポート
1か月
DX suiteの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 無料
無料トライアル 月額無料
備考
年間アップロード上限:120(月間上限:10)
ユーザー作成上限数:無制限
ファイル容量制限:無制限
ファイル保存期間:6ヶ月
スターターS1 月額 9,980円(税抜)
備考
年間アップロード上限:1,200(月間上限:100)
ユーザー作成上限数:無制限
ファイル容量制限:無制限
ファイル保存期間:無制限
スターターS2 月額 19,800円(税抜)
備考
年間アップロード上限:6,000(月間上限:500)
ユーザー作成上限数:無制限
ファイル容量制限:無制限
ファイル保存期間:無制限
スターターS3 月額 29,800円(税抜)
備考
年間アップロード上限:12,000(月間上限:1,000)
ユーザー作成上限数:無制限
ファイル容量制限:無制限
ファイル保存期間:無制限
ビジネスB1 月額 34,800円(税抜)
備考
年間アップロード上限:18,000(月間上限:1,500)
ユーザー作成上限数:無制限
ファイル容量制限:無制限
ファイル保存期間:無制限
IPアドレス制限
ビジネスB2 月額 39,800円(税抜)
備考
年間アップロード上限:24,000(月間上限:2,000)
ユーザー作成上限数:無制限
ファイル容量制限:無制限
ファイル保存期間:無制限
IPアドレス制限
ビジネスB3 月額 49,800円(税抜)
備考
年間アップロード上限:36,000(月間上限:3,000)
ユーザー作成上限数:無制限
ファイル容量制限:無制限
ファイル保存期間:無制限
IPアドレス制限
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
おてがる! AI-OCR(通常版_プラン1(エントリプラン)) 30,000円/月額
おてがる! AI-OCR(通常版_プラン2(SMBプラン)) 100,000円/月額
おてがる! AI-OCR(通常版_プラン3(ラージプラン)) 200,000円/月額
12か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
クラウド版 300万円/年間
オンプレミス版 360万円/年間
1年
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
利用料金 3万円~/月額
12か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
DynaEye 11 Entry Lite 4.2万円/月額
DynaEye 11 Entry Lite AI-OCR 8.4万円/月額
DynaEye 11 Entry 8.4万円/月額
DynaEye 11 Entry AI-OCR 16.8万円/月額
制限なし
オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
invoiceAgent AI OCR Entry 3万円/月額
備考
OCR 年間96,000画像~
invoiceAgent AI OCR DEEPREAD Lite CPU 25万円/月額
備考
OCR 500画像/時~
最低利用期間制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
Free 0円
備考
読み取り枚数:300枚
追加料金:追加利用不可
Basic 3,300円/月額
備考
読み取り枚数:1,500枚
追加料金:1,501枚目~(5.5円/1枚)
Standard 33,000円/月額
備考
読み取り枚数:15,000枚
追加料金:15,001枚目~(4.4円/1枚)
Advanced 110,000円/月額
備考
読み取り枚数:50,000枚
追加料金:50,001枚目~(3.3円/1枚)
1か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用(クラウド型) 0円
備考
クラウド型を導入する場合は初期費用は発生しません。
初期費用(オンプレミス型) 300万円〜
クラウド型 5万円〜/月額
オンプレミス型 40万円〜/月額
1か月
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 200,000円
Small 30,000円/月額
Medium 100,000円/月額
Enterprise 150,000円/月額
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
クラウド版 1,200,000円~
オンプレ版  2,000,000円~
12か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
Trial 0円
備考
試してみたい方向け
・月間契約→14日間無料
・AI OCR(上限枚数)→30枚
・AI帳票仕分け→無制限
・AI類似変換→無制限
・RPA→〇
Starter 120,000円/年間 (1ヵ月あたり1万円 )
備考
コストを抑えたい方向け
・月間契約→12,000円/月額
・AI OCR(上限枚数)→100枚/月
・AI帳票仕分け→無制限
・AI類似変換→無制限
・RPA→✕(制限あり)
Standard 600,000円/年間 (1ヵ月あたり5万円 )
備考
一般的なプラン
・月間契約→60,000円/月額
・AI OCR(上限枚数)→2000枚/月
・AI帳票仕分け→無制限
・AI類似変換→無制限
・RPA→〇
Pro 1,800,000/年間 (1ヵ月あたり15万円 )
備考
処理枚数が多い方向け
・月間契約→180,000円/月額
・AI OCR(上限枚数)→10000枚/月
・AI帳票仕分け→無制限
・AI類似変換→無制限
・RPA→〇
制限なし
オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
利用料金 660,000円(税込)
年間保守サービス 99,000円(税込)
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン1 33,000円/月額(税込)
備考
※6,000項目まで
※6,000項目以上は従量利用料金、1項目3.3円(税込)
プラン2 110,000円/月額(税込)
備考
※60,000項目まで
※60,000項目以上は従量利用料金、1項目1.1円(税込)
プラン3 220,000円/月額(税込)
備考
※200,000項目まで
※200,000項目以上は従量利用料金、1項目1.1円(税込)
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
導入料金はお問合せください。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 200,000円
備考
WisOCR Basicのみ初期費用は100,000円です。
WisOCR Standard 100,000円/月額
備考
AI手書き・AI活字対応。月額での処理可能量は5万フィールドまでです。
WisOCR Pro 200,000円/月額
備考
AI手書き・AI活字対応。月額での処理可能量は20万フィールドまでです。
WisOCR Basic 15,000円/月額
備考
AI活字対応。月額での処理可能量は10万フィールドまでです。
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
OmniPage 19.2 Ultimate 54,757円
備考
外国製ですので、為替相場で費用が変動することがあります。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
5 ダウンロード版 3,480円
5 パッケージ版 3,980円
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
読取革命Ver.16 12,980円
備考
1台用/ダウンロード版
読取革命Ver.16 35,000円
備考
3台用/ダウンロード版
読取革命Ver.16 57,500円
備考
5台用/ダウンロード版
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
トライアル導入 30,000円/月額
備考
本格的な導入の前にトライアルを利用できます。正式導入の費用は要問合せです。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円~500,000円
備考
・トライアル 初期費用なし
・ミニ 初期費用なし
・ライト/スタンダード 初期費用50万円
トライアル 50,000円/月額
備考
・月間300枚
超過費用150円/枚
ミニ 10,000円/月額
備考
・月間100枚
上限枚数に達した場合は利用停止
ライト 100,000円/月額
備考
・月間1000枚
超過費用75円/枚
スタンダード 30,0000円/月額
備考
・月間5000枚
超過費用60円/枚
1か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
パッケージ版 21,780円(税込)
ダウンロード版 14,080円(税込)
制限なし
オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
シングルライセンススタンダード 25,000円(税込)
備考
年間保守費用不要
PC1台(1ユーザー) に 1ライセンスが必要です。
バッチ処理機能は搭載されていません。
シングルライセンスコーポレート 35,000円(税込)
備考
年間保守費用不要
PC1台(1ユーザー) に 1ライセンスが必要です。
バッチ処理機能が搭載されています。
シートライセンススタンダード 35,000円(税込)
備考
表示は1ラインセンス
5ライセンス以上での購入です。
バッチ処理機能は搭載されていません。
ライセンス料には初年度の年間保守料が含まれています。
年間保守料は自動更新となり保守費用は別途毎年発生します。
シートライセンスコーポレート 37,800円(税込)
備考
表示は1ラインセンス
5ライセンス以上での購入です。
バッチ処理機能が搭載されています。
ライセンス料には初年度の年間保守料が含まれています。
年間保守料は自動更新となり保守費用は別途毎年発生します。
1年
オンプレミス型ソフト パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 220,000円(税込)~
備考
プランにより初期費用が異なります。
クラウド(SaaS)版Sコース 11,000円/月額(税込)
備考
読取枚数 100 枚
クラウド(SaaS)版Mコース 33,000円/月額(税込)
備考
読取枚数 500 枚
クラウド(SaaS)版Lコース 55,000円/月額(税込)
備考
読取枚数 1,000 枚
オンプレミス スタンドアロン版 211,200円/年額(税込)
備考
読み取りの制限なし
オンプレミス サーバ版(サブスクリプション型)Trial 1,056,000 円/年額(税込)
備考
読取枚数 1,000 枚 / 月
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
月額費用 50,000円~/月額
備考
※プランによって異なる
※詳細なお見積りについてはお問い合わせください。
3か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン1 30,000円/月額
備考
読取箇所は月6,000項目までです。
プラン2 100,000円/月額
備考
読取箇所は月60,000項目までです。
プラン3 200,000円/月額
備考
読取箇所は月200,000項目までです。
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
スキャナーとインターネット接続環境があれば初期費用は無料です。
プラン1(小型)通常版 33,000円/月額(税込)
備考
読取箇所が月6千までです。
プラン2(中型)通常版 110,000円/月額(税込)
備考
読取箇所が月6万までです。
プラン3(大型)通常版 220,000円/月額(税込)
備考
読取箇所が月20万までです。
30日
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

目次

AI OCRとは?

AI OCR(人工知能光学文字認識)は、AI技術を活用してOCR(光学文字認識)のプロセスを改善する技術やサービスです。ICR(インテリジェント・キャラクター認識)とも呼ばれることがあります。

そもそもOCRとは、手書きの帳票やPDF、画像データなどから文字を抽出し、デジタルデータに変換する仕組みやソフトのことを指します。このOCRにAIの特徴である機械学習やディープラーニングを組み合わせることで、文字認識率を飛躍的に向上させることができます。

これまでのAI技術を搭載していない一般的なOCRでは、シンプルな文字ほど誤認率が高くなる傾向があります。これは、OCRの文字認識のプロセスで線が交差する箇所を数えるという特徴から生じるものです。例えば、カタカナの「チ」と漢数字の「千」などが認識しにくい場合があります。

一方AI OCRでは、文字の補正結果の学習を繰り返すことでそのような認識ミスを大幅に削減できます。AI OCRは完全に100%正確な識別をするわけではありませんが、機械学習を行うことによって従来のOCRソフトと比べて格段に高い精度を誇り、業務効率化に大きく貢献するでしょう。

【AI OCRが注目されている理由や仕組みなど、AI OCRについて詳しく解説している記事はこちら】

AI OCRとは?OCRとの違いやテキスト化の仕組み、メリットを解説

AI OCRの価格相場

AI OCRの価格相場を項目ごとに確認しましょう。

費用項目 価格相場
初期費用 無料〜数万円程度
ランニングコスト 定額制:月額数千円〜数万円
従量課金制:1ページあたり数円〜数十円
オプション費用 数千円程度
サポート費用 無料〜数千円程度

このように、製品・サービスによって大きく価格は異なります。項目ごとに詳しく確認しましょう。

初期費用

AI OCRの初期費用は、無料から数万円程度まで幅広い価格設定がされています。同じ製品であっても、どのベンダーから契約するかによって価格が変動するケースがあるため慎重に見極めましょう。

また、クラウド型かオンプレミス型かによっても初期費用の傾向があります。クラウド型であれば数千円〜数万円程度と低い価格設定がされていますが、オンプレミス型だと数十万円と高い価格設定がされている傾向です。

なかには初期費用0円の製品もあるため、導入費用を抑えたい場合に検討しましょう。

ランニングコスト

AI OCRのランニングコストの相場は、読み取り枚数・項目によって価格設定されています。定額制なら月額数千円〜数千万円、従量課金制なら1ページあたり数円〜数十円で設定されるケースが多いです。

買い切り型ならランニングコストは発生しませんが、オンプレミス型であっても買い切りでなく従量課金としている製品が多いです。従来のOCRであれば買い切りの製品もあります。

オプション費用

追加機能・追加サービスに対してオプション費用が発生します。

AI OCRによくあるオプションは、以下の通りです。

  • 帳簿の自動仕訳機能
  • 電子帳簿保存法への対応
  • 接続元のIPアドレス制限

製品追加できる機能・サービスはシステムごとに異なり、相場も大きく変動します。オプションが多すぎてもコストが増えてしまうので、必要なオプションを取捨選択して導入しましょう。

​​サポート費用

サポート費用も、製品・サービスによって用意されているプランや価格がさまざまです。「月⚪︎万円以上のプランなら無償」「利用料金に含まれている」と無料でサポートが受けられるケースがあれば、以下のようなプラスαのサポートプランを用意しているケースもあります。

  • 導入・設定サポート
  • 社内研修・セミナー
  • ヘルプデスク・カスタマーサポート

一般的に、使い方がわからなくなったり、トラブルが起きたりした場合に対応してくれるヘルプデスクは無償で使えます。しかし、実際に導入や設定をサポートしたり、社内で使い方研修・セミナーを開催したりする際には、サポート費用として追加料金が発生すると考えておきましょう。

AI OCRを導入するメリット

AI OCRを導入することで、企業は下記の7つのメリットを得ることができます。それぞれの観点から実務に役立つ具体的なベネフィットを確認していきましょう。

  1. 文脈を理解でき、テキストや手書き文字の認識精度が高い
  2. 回数を重ねるごとに文字の認識精度が改善される
  3. 非定型の文書でも読取ができる
  4. データ入力の時間を短縮し、ミスを削減できる
  5. 検索や共有が簡単で過去のデータを有効活用できる
  6. 細かな設定作業が少ない
  7. 業務システム・RPAとの連携で作業効率が向上

1. 文脈を理解でき、テキストや手書き文字の認識精度が高い

AI OCRは、進化した機械学習を活用してテキストの文脈や関連性を把握し、約90%以上の高い精度で文字を識別します。誤字や特殊な筆跡、はみ出し文字にも対応可能で、選択式の回答やチェックボックスの読み取りにも効果的です。また、歪んだり傾いた画像の文字も自動で補正し、正確に読み取る能力を持っています。

従来のOCR技術では難しかった、特徴的な筆跡の手書き文字も、AI OCRなら高精度で読み取ることができます。専門用語や文脈に基づいた読み取りが可能で、例えば「メール」であればハイフン、「一時間」であれば漢字といったように、前後の文脈を考慮して正しい文字を識別します。これにより、AI OCRは幅広いシーンでの利用が期待されています。

2. 回数を重ねるごとに文字の認識精度が改善される

従来のOCRは、システムの設計時にロジックが設定され、その範囲で決められたパターンの記号しか識別することができませんでした。しかしAI OCRは、一度誤認識をしても、その誤って認識したデータをAIが学習することで、認識精度を向上させることができます。

また、頻出するワードや個人の特徴的な筆跡などに関しても、AIのディープラーニングによって認識の精度が向上します。この点においてAI OCRは認識回数を重ねるごとに100%近くまで認識精度が向上する点が強みであるといえます。

【AI OCRの精度について詳しく解説している記事はこちら】

AI OCRの精度はどのくらい?OCRとの比較や精度向上の方法も解説

3. 非定型の文書でも読取ができる

AI OCRの2つ目のメリットは、非定型の文書にも対応できることです。従来のOCRでは規定範囲外の書類に対して精度が落ちる傾向がありましたが、AI OCRはAIの搭載により、任意の箇所のテキストを読み取ることが可能です。

さらに、「AI- OCR」は読取位置や項目の自動抽出も行えるため、事前の詳細定義の必要もありません。例えば請求書や納品書、発注書といった様々なフォーマットの帳票でも、スキャンするだけで項目を抽出できるため、業務効率の大幅な短縮が実現されます。

4. データ入力の時間を短縮し、ミスを削減できる

AI OCRの導入により、データ入力作業は大幅に効率化されます。処理速度が大きく向上し、数秒でデータ化が完了するため、特に多くの書類を扱う部署では時間短縮と業務の効率化が実現可能です。また、人的ミスの削減も大きな利点です。従来のデータ入力では、人間の見間違えや打ち間違いが避けられない問題でしたが、AI OCRはこれらのミスを大幅に減少させて精度を高めます。ダブルチェックの必要性が低減し、生産性の向上にも役立ちます。

5. 検索や共有が簡単で過去のデータを有効活用できる

AI OCRの導入により、検索や共有が容易になり、過去のデータを効果的に活用できます。従来の紙媒体では時間がかかっていた書類の確認が、電子化によりいつでもどこでも簡単に行えるようになり、社内共有もスムーズになります。また、紙媒体で保存されていた過去の資料をデジタル化することで、定型フォーマットの保存、ナレッジの入力、統計データの取得など、多様な用途に役立ちます。

6. 細かな設定作業が少ない

AI OCRは、従来のOCRシステムが必要とする細かな設定作業を大幅に削減します。例えば、種類別にデフォルトのフォーマットを持ち、細かい位置や項目の違いにも自動で対応して読み取りを行います。見積書や発注書のような異なる帳票種類でも、AI OCRはそれぞれの特徴を識別し、適切なフォーマットに即座に照らし合わせて処理します。これにより、手動での帳票仕分けの手間が不要となり、効率的なデータ処理を実現します。

7. 業務システム・RPAとの連携で作業効率が向上

OCRを活用することで、紙の請求書などの情報を業務システムに効率的に入力することが可能です。しかし、業務システムへの入力には、単に文字や数字を読み取るだけでなく、その情報の意味や対応付けが必要です。従来では人間がこの作業を担当し、また特定のフォーマットにしか対応できませんでしたが、「AI OCR」では読み取った情報の意味や必要な項目を抽出・生成することが可能です。これにより、業務システム入力作業を効率化することができます。

さらに、「AI OCR」と「RPA(Robotic Process Automation)」を連携することで、業務効率をさらに向上させることができます。「RPA」は、従来人が行っていた業務をソフトウェアロボットが代行・代替することを指す言葉です。RPAと「AI OCR」を組み合わせることで、パソコンを使った作業の自動化に加え、文字データの自動読み取りとデジタルデータ化が可能になります。OCRと組み合わせることで、紙帳票からデータを抽出し、データ入力、集計・加工、出力といった一連の業務を自動化することができます。

このように、「AI OCR」とRPAの連携によって、業務プロセスの自動化とデータの効率的な処理が実現されます。これにより、人間の手作業を削減し、より迅速かつ正確な業務の実行が可能となります。企業や組織は、この技術を活用することで生産性の向上とコスト削減を実現できます。

【RPAツールについてより詳しく解説し、製品を紹介している記事はこちら】

【全16製品】RPAツールとは?人気製品の比較や導入メリットを解説

AI OCRの導入によるデメリット

「そもそも自社にAI OCRが必要か否か」を見極めるためにはデメリットを把握しておくことが大切です。本章では、AI OCRを導入する際のデメリットを2つ紹介します。

  1. 人手による確認作業が必要
  2. コストがかかる

1. 人手による確認作業が必要

従来のOCRサービスに比べてAI OCRサービスの文字の認識精度は大きく向上していますが、それでも精度は100%ではないため、やはり人間による確認作業は必須になります。特に手書きのデータは不規則なので、AIがいくら学習を積んでいたとしても予期せずに判断を間違えてしまう可能性は十分にありえます。また、サービスの定期的なメンテナンスも必要で、完全に業務を任せられる訳ではありません。

しかし、従来のOCRサービスに比べると、AI OCRは学習を重ねることで認識精度の向上が見込めるため、認識ミスが激減し、確認作業の労力はかなり少なくなります。ですので多少の確認作業が必要であっても、AI OCRサービスを導入するメリットは大きいといえるでしょう。

2.コストがかかる

精度の高いAI OCRサービスを導入するには、やはりコストがかかります。また、サービス本体の料金だけでなく、導入するにあたっての環境整備やシステム作りにも手間とコストがかかるため、導入する効果とコストが釣り合うかをよく検討する必要があります。

また、トライアル無料の製品(次章で紹介)もあるので、不必要な出費を避けるためにもまずは無料で試してみて、その導入効果や目的の実現可能性を吟味しましょう。

トライアル無料のおすすめ製品5選

トライアル無料がある中で特におすすめのAI OCRツールを5つ紹介します。

【さらに多くの無料のAI OCR製品を比較した記事はこちら】

  • AI inside 株式会社のDX Suiteは、これまで手入力で行っていた帳票のデジタル化を効率的に実現し、企業の課題解決に貢献するAI-OCRサービスです。あらゆる書類を高精度でデジタルデータ化できます。読み取りは日本語、英語に加え多数の言語をカバーします。コマかな設定作業は不要で、種類の違う帳票をまとめて読取りできるので、大幅な時間削減につながります。まとめてアップロードした書類の自動仕分け機能と連携することで、数百種類の帳票を瞬時に仕分けることが可能です。

    サポート 電話 メール
    トライアル 有り
    最低利用期間 1か月
  • 文書管理システム AI OCR 契約書管理システム

    株式会社オプティムのOPTIM Contractは、AIを活用した契約書管理サービスです。契約書データのアップロードでAIが契約書のタイトル・企業名・契約締結日・契約終了日を取得し、契約書一通ごとの情報を管理します。フリーワード・タグ・全文での検索など柔軟な検索機能を持ち、契約更新も自動でリマインドされるなど契約管理に必要な要素が詰まっています。また、権限の与えられた契約書にのみアクセスが許可され、役割に応じた権限管理が可能です。

    サポート 電話 メール
    トライアル 有り
    最低利用期間 最低利用期間の制限なし
  • 文書管理システム AI OCR

    株式会社インフォディオのスマートOCRは、紙の文書や帳票をスキャン・撮影された画像データからテキストデータを抽出するクラウド型業務効率化支援ソリューションです。AIによるディープラーニングを活用し、手書き文字や非定型帳票などにも対応した高精度の読取を実現します。使用の際、毎回アップロードを行う必要はなく、フォルダ指定を行うだけで自動アップロードからOCR変換、そしてCSV出力までできる使い勝手の良さも魅力です。

    サポート 電話 メール
    トライアル 有り
    最低利用期間 3ヵ月
  • 文書管理システム AI OCR

    株式会社Cogent LabsのSmartReadは、独自開発のAIを活用することで認識率99.22%を誇るAI-OCRサービスです。コージェントラボが独自に開発した人工知能(AI)により、注文書や契約書、アンケート、預金通帳など多様なタイプのドキュメントを素早く正確に読み取り、情報を抽出。サードパーティツールを通して業務システム等に連携することで、データの利活用を促進します。SmartReadは事前学習済みのAIを活用することで、お客様による事前設定工数を大幅に削減できるだめ、作業時間やコストの削減に貢献します。

    サポート メール
    トライアル 有り
    最低利用期間 1年
  • 文書管理システム AI OCR 電子帳票システム

    株式会社インフォディオのDenHo(デンホー)は、オフィスの紙帳票・PDFをいつでもどこでも検索・閲覧可能に、電子帳簿保存はこれ1つで簡単対応できる電子帳簿保存クラウドサービスです。DenHo(デンホー)はAI-OCR・タイムスタンプも標準搭載だから、追加料金は不要。これひとつで電子帳簿保存法対応することができます。また、非常にシンプルな機能であることから誰でもすぐに使いこなすことができます。初期設定もほとんど不要なため、すぐに使い始めることができます。電子帳簿保存で業務効率化を図りたい企業はもちろん、電子帳簿保存の準備にまだ手をつけられていない企業や、電子帳簿保存の準備に人的リソースを割けそうにない企業への迅速な電子帳簿保存導入をDenHo(デンホー)は強力に支援いたします。

    サポート 電話 メール
    トライアル 有り
    最低利用期間 1年

導入前に知りたいAI OCRの費用対効果の考え方

AI OCRの費用対効果を検討したくても、どのように考えればよいのか分からない方もいるでしょう。ここでは、AI OCRの費用対効果の考え方について、解説します。

以下の4つの角度から、AI OCRの費用対効果を考えましょう。順番に確認し、AI OCRの導入前の検討で役立ててください。

  1. コスト面
  2. 品質面
  3. リスク面
  4. 従業員のモチベーション向上

1. コスト面

コスト面は、費用対効果を考える際に1番イメージしやすいのではないでしょうか。たとえば、「大量のデータ入力作業に多くの従業員を配置しなければならない」「期限までに打ち込み作業が終わらず残業時間が多い」という場合、人件費に膨大な費用がかかっています。

今までは従業員がすべて行っていた作業をAI OCRが代わりに行ってくれることで、大幅なコストカットにつながるでしょう。

比較項目 従業員 AI OCR
入力時間 2時間 0時間
チェック・修正時間 0.5時間 0.5時間
作業合計 2.5時間 0.5時間

このように、AI OCRを利用すれば入力作業にかかっていた時間をカットでき、チェック・修正作業にだけ時間をかけられます。AI OCR導入・運用の費用と人件費を比べれば、どれほどコストカットできるかが見えてきます。

2. 品質面

品質というとイメージしづらいかもしれませんが、「仕事の質の高さ」を考えてみてください。

AI OCRを入れることで入力作業やデータの変換などの単純作業の必要がなくなれば、人間にしかできない一段階上の仕事ができるようになります。

たとえば、経理部門の業務において、請求書や領収書などの打ち込み作業はとても大きな割合を占めます。しかし、本来の仕事は、コストカットの提案や営業利益の変動などを分析して、経営層に経営判断の材料を渡すことです。

このように、AI OCRを導入によって従業員1人1人の仕事の質の高さが高まるのであれば、費用対効果はあると考えられます。

3. リスク面

文字をテキストデータに自動変換したり、システム同士を連動させたりすることで、ヒューマンエラーの発生率が少なくなります。

たとえば、今まで入力ミスが5%あったものをAI OCRで1%にまで減らせれば、ミスは5分の1に軽減できます。ミスによって弾き起こっていたトラブルや顧客対応も少なくなるでしょう。

このように、AI OCRの費用効果はリスク面からも実感できます。

4, 従業員のモチベーション向上

従業員のモチベーションがどれほど向上するかも費用対効果を考える際に必要な要素です。ルーティン作業が続くと、仕事への慣れや変化のなさから、従業員のモチベーション低下につながることがあります。

そこで、AI OCRを導入して既存システムと連動すれば、ルーティン作業を自動化できるかもしれません。ほとんどのルーティン作業をシステムに任せられれば、分析や企画など人にしかできない仕事に時間が割けます。

従業員のモチベーション向上によって社内全体の生産性が高まったり、人材の定着につながったりと、相乗効果が生まれます。このように、従業員がルーティン作業から解放されることによるモチベーションの変化にも、費用対効果を考える際には着目しましょう。

AI OCRを選ぶ際に考慮すべきポイント

AI OCRの導入の際には搭載されている機能に応じて最適な商品を選ぶことが大切です。下記9つの観点から最適な製品を選定するポイントを解説していきます。

  1. 想定枚数からコストパフォーマンスが適切か確認する
  2. 読み取りたい帳票に対応しているか
  3. 帳票の仕分け機能は備わっているか
  4. 手書きと活字のどちらの読み取りが得意か
  5. レイアウトを正確に認識できるか
  6. AI OCRに任せる業務範囲はどのくらいか
  7. 自社や取引先のセキュリティ要件を満たしているか
  8. 外部システムと連携できるか
  9. 多言語対応が必要か

1. 想定枚数からコストパフォーマンスが適切か確認する

AI OCRは料金体系が多様であり、一般的には初期費用がクラウド型なら無料が多く、オンプレミス型は数万円から数十万円かかります。月額利用料は1万円から数万円、従量課金プランが1ページあたり数円から数十円の範囲で設定されています。多くのサービスは無料トライアルを提供しており、事前に試用することで最適な選択が可能です。

読み取り枚数に基づく料金形態が一般的で、例えば月100枚まで月額10,000円といったプランなどがあります。サービスによっては読み取った箇所や帳票の種別(定型、非定型、特化型)、オプション機能の利用により料金が異なります。選定には現状の帳票量を考慮することで、不必要なコストを避けられます。

2. 読み取りたい帳票に対応しているか

帳票は「定型帳票」(請求書や申込書など)と「非定型帳票」(契約書や名刺など)に大別されます。定型帳票はフォーマット化により読み取り設定の手間を省けますが、非定型帳票はフォーマット化が難しく、読み取り設定が必要です。

製品によっては、定型・非定型に加え「準定型」帳票にも対応していたり、設定なしで非定型帳票を高精度で読み取れたりするものもあります。さらに、特定の帳票に特化したサービスもあり、経理業務の効率化を図るものも存在します。選択に際しては、帳票の種類と業務要件に合わせた製品を選ぶことが大切です。

3. 帳票の仕分け機能は備わっているか

AI OCRを選ぶ際、帳票の自動仕分け機能は重要な要素です。通常、利用者は帳票のフォーマットを指定後、その帳票を読み込ませますが、多種多様な帳票を扱う場合、事前の手動仕分けが大変です。ここで役立つのが、帳票を一括で読み込んだ後、内部のキーワードに基づき自動で仕分ける機能です。

製品によっては、帳票のレイアウトとキーワードを解析し、帳票を識別して自動で振り分けられます。これにより、送付先変更や優先度付けなど、業務を効率化できます。製品ごとに仕分け方法が異なるため、正確な仕分けが可能な方法を選ぶことが重要です。

4. 手書きと活字のどちらの読み取りが得意か

多くのAI OCRは活字の読み取りに優れていますが、手書き文字の読み取り能力は製品によって異なります。したがって、手書き文書のデータ化が必要な場合は、その能力に特化した製品を選ぶことが重要です。

一方で、活字文書の読み取りがメインなら、ほとんどのAI OCRで高精度な結果が期待できます。適切なAI OCRの選択には、データ化したい文書の種類を事前に特定し、必要に応じて無料トライアルを利用して読み取り能力を確認することが重要です。

5. レイアウトを正確に認識できるか

AI OCRが認識する画像データは2種類以上のレイアウトが混ざっている場合が多いでしょう。特に資料や本を読み取る場合、複雑なレイアウトなだけではなく、写真と文章が混在しているものもあります。レイアウトを正確に認識できないと、読み取りたい文字が写真として認識されてしまう場合があります。

さらに縦書きと横書きでレイアウトの認識が大きく変わる場合もあります。どのソフトも横書きでのレイアウト認識は高い水準を誇りますが、縦書きでのレイアウトは違います。それは縦書きが英語圏には存在しないレイアウトだからです。縦書きの画像データも読み込む場合に日本製のAI OCRを選ぶべき理由はこの一点につきます。特に段落を正確に把握できているかが重要なポイントとなります。

6. AI OCRに任せる業務範囲はどのくらいか

AI OCRを選ぶ際にはどの業務プロセスを自動化・効率化したいかも考慮しましょう。たとえば、FAX注文表をデジタル化するには、スキャン、アップロード、読み取り、確認・修正のステップが必要です。大切なのは、読み取り精度が高くても一定の確認・修正作業が不可欠だということです。

既存の業務フローやリソースが整っている場合は、読み取りに特化したサービスが適しています。一方、リソースが不足しているか、プロセスを外部に委託したい場合は、複数の工程をカバーするサービスが良いでしょう。サービスによっては、テキスト化から確認・修正、運用体制の構築まで対応したり、複数AIエンジンを使って不一致の箇所を強調表示するベリファイ機能があったりするため、社内リソース不足にも対応し、作業負担を軽減できます。

7. 自社や取引先のセキュリティ要件を満たしているか

AI OCRの選択において、セキュリティ要件も重要となります。多くのAI OCRサービスはクラウドベースですが、機密情報を扱う金融機関やセキュリティに厳しい上場企業ではクラウドの使用が難しい場合があります。そのような企業では閉域網やインストール可能、オンプレミス対応を提供するサービスが有用です。

例えば、個別PCへのインストールが可能だったり、企業専用サーバーにデータを保管したりできるサービスなどがセキュリティ面で有効でしょう。適切な選択で、セキュリティ要件を満たしつつ効率的なデータ処理が可能になります。

8. 外部システムと連携できるか

先述したメリットの7つ目にある「業務システム・RPAとの連携で作業効率が向上」でも解説したように、読み取ったデータを他のシステムに蓄積したい場合などはRPAやAPIとの組み合わせが可能なAI OCRを選ぶことが望ましいです。

また、効率的な事務作業にはデータベース連携機能がある製品、データの活用を目指すならテキストデータ整形機能がある製品がおすすめです。既存のシステムとの互換性があるAI OCRを選べば、業務効率はさらに向上します。

9. 多言語対応が必要か

外国語で書かれた文書を読み取りたい場合は複数の言語に対応したAI OCRを選択する必要があります。対応している言語には限りがあるため、必要な言語をカバーしているソフトを選びましょう。同じソフトでも日本語よりも外国語の読み取り精度は悪くなる可能性があります。また、日本語と外国語が混在した文章も読み取れるかどうかも製品を選定する重要なポイントとなります。外国語を専門的に扱う場合は海外製のAI OCRの導入を検討してもよいでしょう。

「AI OCR」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • レイアウト維持
    • 準定型帳票対応
    • 英語以外の言語対応
    • 帳票種類分け(タグ付け)
    • 英語対応
    • 縦書き対応
    • 手書き文字対応
    • 画像読み取り
    • 取消線対応
    • API連携
    • RPA連携
    • 非定型帳票対応
    • ベリファイ機能
    • PDF編集
    • 撮影画像対応
    • 自動補正機能
    • Excel変換
    • ワークフロー
    • Word変換
    • スマホでスキャン可
    • データベース連携
    • タイムスタンプ
    • 名刺スキャン
    • 確認・修正・運用体制構築まで対応
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
初期費用 要相談
利用料金 要相談
1年
DenHo(デンホー)の資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
無料トライアル 要相談
スターター 9,980円/月額
備考
同時利用制限数は1で、月間アップロード上限は10です。
ユーザー作成上限数・ファイル容量制限・ファイル保存期間はすべて無制限です。
ビジネス 49,800円/月額
備考
同時利用制限数は5で、月間アップロード上限は100です。
ユーザー作成上限数・ファイル容量制限・ファイル保存期間はすべて無制限です。
制限なし
OPTIM Contractの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
3ヵ月
スマートOCRの資料サムネイル
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
1ヶ月トライアルプラン 30,000円/月額
スモールプラン(クラウド版) 36万円/年(月額3万円相当)
備考
初期費用は不要!処理可能枚数1.2万枚前後
スタンダードプラン(クラウド版) 96万円/年(月額8万円相当)
備考
初期費用は不要!処理可能枚数6万枚前後
エンタープライズプラン(クラウド版) 240万円/年(月額20万円相当)
備考
初期費用は不要!処理可能枚数26万枚前後
オンプレミスプラン(オンプレミス版) お客様に最適な プランをご提案いたします
備考
初期費用は不要!
1年
SmartReadの資料サムネイル
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
DX Suite Lite 30,000円/月額
備考
無料枠18,000円分含む
無料枠を超過する読取は従量課金制
DX Suite 標準サポート
・メールサポート
・活用サポートコンテンツ
DX Suite Standard 100,000円/月額
備考
無料枠50,000円分含む
無料枠を超過する読取は従量課金制
DX Suite 標準サポート
・メールサポート
・活用サポートコンテンツ
オンボーディングサポート(2か月)
・専任担当者による導入・運用支援
・帳票定義設定サービス
・Web会議による個別サポート
DX Suite Pro 200,000円/月額
備考
無料枠200,000円分含む
無料枠を超過する読取は従量課金制
DX Suite 標準サポート
・メールサポート
・活用サポートコンテンツ
オンボーディングサポート(2か月)
・専任担当者による導入・運用支援
・帳票定義設定サービス
・Web会議による個別サポート
1か月
DX suiteの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 無料
無料トライアル 月額無料
備考
年間アップロード上限:120(月間上限:10)
ユーザー作成上限数:無制限
ファイル容量制限:無制限
ファイル保存期間:6ヶ月
スターターS1 月額 9,980円(税抜)
備考
年間アップロード上限:1,200(月間上限:100)
ユーザー作成上限数:無制限
ファイル容量制限:無制限
ファイル保存期間:無制限
スターターS2 月額 19,800円(税抜)
備考
年間アップロード上限:6,000(月間上限:500)
ユーザー作成上限数:無制限
ファイル容量制限:無制限
ファイル保存期間:無制限
スターターS3 月額 29,800円(税抜)
備考
年間アップロード上限:12,000(月間上限:1,000)
ユーザー作成上限数:無制限
ファイル容量制限:無制限
ファイル保存期間:無制限
ビジネスB1 月額 34,800円(税抜)
備考
年間アップロード上限:18,000(月間上限:1,500)
ユーザー作成上限数:無制限
ファイル容量制限:無制限
ファイル保存期間:無制限
IPアドレス制限
ビジネスB2 月額 39,800円(税抜)
備考
年間アップロード上限:24,000(月間上限:2,000)
ユーザー作成上限数:無制限
ファイル容量制限:無制限
ファイル保存期間:無制限
IPアドレス制限
ビジネスB3 月額 49,800円(税抜)
備考
年間アップロード上限:36,000(月間上限:3,000)
ユーザー作成上限数:無制限
ファイル容量制限:無制限
ファイル保存期間:無制限
IPアドレス制限
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
おてがる! AI-OCR(通常版_プラン1(エントリプラン)) 30,000円/月額
おてがる! AI-OCR(通常版_プラン2(SMBプラン)) 100,000円/月額
おてがる! AI-OCR(通常版_プラン3(ラージプラン)) 200,000円/月額
12か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
クラウド版 300万円/年間
オンプレミス版 360万円/年間
1年
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
利用料金 3万円~/月額
12か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
DynaEye 11 Entry Lite 4.2万円/月額
DynaEye 11 Entry Lite AI-OCR 8.4万円/月額
DynaEye 11 Entry 8.4万円/月額
DynaEye 11 Entry AI-OCR 16.8万円/月額
制限なし
オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
invoiceAgent AI OCR Entry 3万円/月額
備考
OCR 年間96,000画像~
invoiceAgent AI OCR DEEPREAD Lite CPU 25万円/月額
備考
OCR 500画像/時~
最低利用期間制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
Free 0円
備考
読み取り枚数:300枚
追加料金:追加利用不可
Basic 3,300円/月額
備考
読み取り枚数:1,500枚
追加料金:1,501枚目~(5.5円/1枚)
Standard 33,000円/月額
備考
読み取り枚数:15,000枚
追加料金:15,001枚目~(4.4円/1枚)
Advanced 110,000円/月額
備考
読み取り枚数:50,000枚
追加料金:50,001枚目~(3.3円/1枚)
1か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用(クラウド型) 0円
備考
クラウド型を導入する場合は初期費用は発生しません。
初期費用(オンプレミス型) 300万円〜
クラウド型 5万円〜/月額
オンプレミス型 40万円〜/月額
1か月
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 200,000円
Small 30,000円/月額
Medium 100,000円/月額
Enterprise 150,000円/月額
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
クラウド版 1,200,000円~
オンプレ版  2,000,000円~
12か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
Trial 0円
備考
試してみたい方向け
・月間契約→14日間無料
・AI OCR(上限枚数)→30枚
・AI帳票仕分け→無制限
・AI類似変換→無制限
・RPA→〇
Starter 120,000円/年間 (1ヵ月あたり1万円 )
備考
コストを抑えたい方向け
・月間契約→12,000円/月額
・AI OCR(上限枚数)→100枚/月
・AI帳票仕分け→無制限
・AI類似変換→無制限
・RPA→✕(制限あり)
Standard 600,000円/年間 (1ヵ月あたり5万円 )
備考
一般的なプラン
・月間契約→60,000円/月額
・AI OCR(上限枚数)→2000枚/月
・AI帳票仕分け→無制限
・AI類似変換→無制限
・RPA→〇
Pro 1,800,000/年間 (1ヵ月あたり15万円 )
備考
処理枚数が多い方向け
・月間契約→180,000円/月額
・AI OCR(上限枚数)→10000枚/月
・AI帳票仕分け→無制限
・AI類似変換→無制限
・RPA→〇
制限なし
オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
利用料金 660,000円(税込)
年間保守サービス 99,000円(税込)
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン1 33,000円/月額(税込)
備考
※6,000項目まで
※6,000項目以上は従量利用料金、1項目3.3円(税込)
プラン2 110,000円/月額(税込)
備考
※60,000項目まで
※60,000項目以上は従量利用料金、1項目1.1円(税込)
プラン3 220,000円/月額(税込)
備考
※200,000項目まで
※200,000項目以上は従量利用料金、1項目1.1円(税込)
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
導入料金はお問合せください。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 200,000円
備考
WisOCR Basicのみ初期費用は100,000円です。
WisOCR Standard 100,000円/月額
備考
AI手書き・AI活字対応。月額での処理可能量は5万フィールドまでです。
WisOCR Pro 200,000円/月額
備考
AI手書き・AI活字対応。月額での処理可能量は20万フィールドまでです。
WisOCR Basic 15,000円/月額
備考
AI活字対応。月額での処理可能量は10万フィールドまでです。
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
OmniPage 19.2 Ultimate 54,757円
備考
外国製ですので、為替相場で費用が変動することがあります。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
5 ダウンロード版 3,480円
5 パッケージ版 3,980円
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
読取革命Ver.16 12,980円
備考
1台用/ダウンロード版
読取革命Ver.16 35,000円
備考
3台用/ダウンロード版
読取革命Ver.16 57,500円
備考
5台用/ダウンロード版
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
トライアル導入 30,000円/月額
備考
本格的な導入の前にトライアルを利用できます。正式導入の費用は要問合せです。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円~500,000円
備考
・トライアル 初期費用なし
・ミニ 初期費用なし
・ライト/スタンダード 初期費用50万円
トライアル 50,000円/月額
備考
・月間300枚
超過費用150円/枚
ミニ 10,000円/月額
備考
・月間100枚
上限枚数に達した場合は利用停止
ライト 100,000円/月額
備考
・月間1000枚
超過費用75円/枚
スタンダード 30,0000円/月額
備考
・月間5000枚
超過費用60円/枚
1か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
パッケージ版 21,780円(税込)
ダウンロード版 14,080円(税込)
制限なし
オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
シングルライセンススタンダード 25,000円(税込)
備考
年間保守費用不要
PC1台(1ユーザー) に 1ライセンスが必要です。
バッチ処理機能は搭載されていません。
シングルライセンスコーポレート 35,000円(税込)
備考
年間保守費用不要
PC1台(1ユーザー) に 1ライセンスが必要です。
バッチ処理機能が搭載されています。
シートライセンススタンダード 35,000円(税込)
備考
表示は1ラインセンス
5ライセンス以上での購入です。
バッチ処理機能は搭載されていません。
ライセンス料には初年度の年間保守料が含まれています。
年間保守料は自動更新となり保守費用は別途毎年発生します。
シートライセンスコーポレート 37,800円(税込)
備考
表示は1ラインセンス
5ライセンス以上での購入です。
バッチ処理機能が搭載されています。
ライセンス料には初年度の年間保守料が含まれています。
年間保守料は自動更新となり保守費用は別途毎年発生します。
1年
オンプレミス型ソフト パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 220,000円(税込)~
備考
プランにより初期費用が異なります。
クラウド(SaaS)版Sコース 11,000円/月額(税込)
備考
読取枚数 100 枚
クラウド(SaaS)版Mコース 33,000円/月額(税込)
備考
読取枚数 500 枚
クラウド(SaaS)版Lコース 55,000円/月額(税込)
備考
読取枚数 1,000 枚
オンプレミス スタンドアロン版 211,200円/年額(税込)
備考
読み取りの制限なし
オンプレミス サーバ版(サブスクリプション型)Trial 1,056,000 円/年額(税込)
備考
読取枚数 1,000 枚 / 月