「AI OCR」の製品比較表
※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています
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- 製品名
- 料金プラン
- プラン名金額
- 無料トライアル
- 最低利用期間
- 基本的な機能
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- データベース連携
- Word変換
- Excel変換
- 自動補正機能
- 撮影画像対応
- 読み上げ機能
- PDF編集
- 取消線対応
- 手書き文字対応
- 英語対応
- 英語以外の言語対応
- レイアウト維持
- 名刺スキャン
- サービス資料
- 無料ダウンロード
- ソフト種別
- 推奨環境
- サポート
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- 1ヶ月トライアルプラン 30,000円/月額
- スモールプラン(クラウド版) 36万円/年(月額3万円相当) 備考
- 初期費用は不要!処理可能枚数1.2万枚前後
- スタンダードプラン(クラウド版) 96万円/年(月額8万円相当) 備考
- 初期費用は不要!処理可能枚数6万枚前後
- エンタープライズプラン(クラウド版) 240万円/年(月額20万円相当) 備考
- 初期費用は不要!処理可能枚数26万枚前後
- オンプレミスプラン(オンプレミス版) お客様に最適な プランをご提案いたします 備考
- 初期費用は不要!
- 1年
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- クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト
- PCブラウザ
- 電話 / メール / チャット /
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- 料金 定額制 備考
- 10,000円~
- 制限なし
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- オンプレミス型ソフト
- Windowsアプリ
- 電話 / メール / チャット /
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- 利用料金 660,000円(税込) 備考
- 初期費用は発生しません
- 年間保守サービス 99,000円(税込)
- 制限なし
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- クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト
- Windowsアプリ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 要相談
- 利用料金 要相談
- 制限なし
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- クラウド型ソフト
- PCブラウザ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 0円 備考
- 初期費用は発生しません。
- プラン1 33,000円/月額(税込) 備考
- ※6,000項目まで
※6,000項目以上は従量利用料金、1項目3.3円(税込) - プラン2 110,000円/月額(税込) 備考
- ※60,000項目まで
※60,000項目以上は従量利用料金、1項目1.1円(税込) - プラン3 220,000円/月額(税込) 備考
- ※200,000項目まで
※200,000項目以上は従量利用料金、1項目1.1円(税込)
- 制限なし
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- クラウド型ソフト
- PCブラウザ スマートフォンブラウザ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 要相談 備考
- 導入料金はお問合せください。
- 制限なし
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- クラウド型ソフト
- PCブラウザ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 200,000円 備考
- WisOCR Basicのみ初期費用は100,000円です。
- WisOCR Standard 100,000円/月額 備考
- AI手書き・AI活字対応。月額での処理可能量は5万フィールドまでです。
- WisOCR Pro 200,000円/月額 備考
- AI手書き・AI活字対応。月額での処理可能量は20万フィールドまでです。
- WisOCR Basic 15,000円/月額 備考
- AI活字対応。月額での処理可能量は10万フィールドまでです。
- 1年
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- クラウド型ソフト
- PCブラウザ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 0円 備考
- 初期費用は発生しません。
- OmniPage 19.2 Ultimate 54,757円 備考
- 外国製ですので、為替相場で費用が変動することがあります。
- 制限なし
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- クラウド型ソフト
- PCブラウザ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 0円 備考
- 初期費用は発生しません。
- 5 ダウンロード版 3,480円
- 5 パッケージ版 3,980円
- 制限なし
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- パッケージ型ソフト
- PCブラウザ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 0円 備考
- 初期費用は発生しません。
- 読取革命Ver.16 12,980円 備考
- 1台用/ダウンロード版
- 読取革命Ver.16 35,000円 備考
- 3台用/ダウンロード版
- 読取革命Ver.16 57,500円 備考
- 5台用/ダウンロード版
- 制限なし
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- パッケージ型ソフト
- PCブラウザ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 要相談
- トライアル導入 30,000円/月額 備考
- 本格的な導入の前にトライアルを利用できます。正式導入の費用は要問合せです。
- 制限なし
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- クラウド型ソフト
- PCブラウザ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 0円~500,000円 備考
- ・トライアル 初期費用なし
・ミニ 初期費用なし
・ライト/スタンダード 初期費用50万円
- トライアル 50,000円/月額 備考
- ・月間300枚
超過費用150円/枚 - ミニ 10,000円/月額 備考
- ・月間100枚
上限枚数に達した場合は利用停止 - ライト 100,000円/月額 備考
- ・月間1000枚
超過費用75円/枚 - スタンダード 30,0000円/月額 備考
- ・月間5000枚
超過費用60円/枚
- 1か月
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- クラウド型ソフト
- PCブラウザ スマートフォンブラウザ
- 電話 / メール / チャット /
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- パッケージ版 21,780円(税込)
- ダウンロード版 14,080円(税込)
- 制限なし
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- オンプレミス型ソフト
- Windowsアプリ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 要相談
- シングルライセンススタンダード 25,000円(税込) 備考
- 年間保守費用不要
PC1台(1ユーザー) に 1ライセンスが必要です。
バッチ処理機能は搭載されていません。 - シングルライセンスコーポレート 35,000円(税込) 備考
- 年間保守費用不要
PC1台(1ユーザー) に 1ライセンスが必要です。
バッチ処理機能が搭載されています。 - シートライセンススタンダード 35,000円(税込) 備考
- 表示は1ラインセンス
5ライセンス以上での購入です。
バッチ処理機能は搭載されていません。
ライセンス料には初年度の年間保守料が含まれています。
年間保守料は自動更新となり保守費用は別途毎年発生します。 - シートライセンスコーポレート 37,800円(税込) 備考
- 表示は1ラインセンス
5ライセンス以上での購入です。
バッチ処理機能が搭載されています。
ライセンス料には初年度の年間保守料が含まれています。
年間保守料は自動更新となり保守費用は別途毎年発生します。
- 1年
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- オンプレミス型ソフト パッケージ型ソフト
- Windowsアプリ iOSアプリ Androidアプリ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用・料金 要相談
- 制限なし
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- クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト パッケージ型ソフト
- PCブラウザ スマートフォンブラウザ Windowsアプリ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 220,000円(税込)~ 備考
- プランにより初期費用が異なります。
- クラウド(SaaS)版Sコース 11,000円/月額(税込) 備考
- 読取枚数 100 枚
- クラウド(SaaS)版Mコース 33,000円/月額(税込) 備考
- 読取枚数 500 枚
- クラウド(SaaS)版Lコース 55,000円/月額(税込) 備考
- 読取枚数 1,000 枚
- オンプレミス スタンドアロン版 211,200円/年額(税込) 備考
- 読み取りの制限なし
- オンプレミス サーバ版(サブスクリプション型)Trial 1,056,000 円/年額(税込) 備考
- 読取枚数 1,000 枚 / 月
- 制限なし
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- クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト
- PCブラウザ スマートフォンブラウザ Windowsアプリ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 0円~ 備考
- プランにより0円または20,0000円
- DX Suite Lite 30,000円/月額 備考
- ・無料枠18,000円分込み
・無料枠を超過した場合は従量課金制
- DX Suite Standard 100,000円/月額 備考
- ・無料枠50,000円分込み
・無料枠を超過した場合は従量課金制
・専任サポート担当者 - DX Suite Pro 200,000円/月額 備考
- ・無料枠200,000円分込み
・無料枠を超過した場合は従量課金制
・専任サポート担当者
- 1か月
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- クラウド型ソフト
- PCブラウザ スマートフォンブラウザ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 要相談
- 月額費用 50,000円~/月額 備考
- ※プランによって異なる
※詳細なお見積りについてはお問い合わせください。
- 3か月
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- クラウド型ソフト
- PCブラウザ スマートフォンブラウザ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 0円 備考
- 初期費用は発生しません。
- プラン1 30,000円/月額 備考
- 読取箇所は月6,000項目までです。
- プラン2 100,000円/月額 備考
- 読取箇所は月60,000項目までです。
- プラン3 200,000円/月額 備考
- 読取箇所は月200,000項目までです。
- 1年
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- クラウド型ソフト
- PCブラウザ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期導入費用 不要 備考
- スキャナーとインターネット接続環境があれば不要です。
- プラン1(小型)通常版 33,000円/月額(税込) 備考
- 読取箇所が月6千までです。
- プラン2(中型)通常版 110,000円/月額(税込) 備考
- 読取箇所が月6万までです。
- プラン3(大型)通常版 220,000円/月額(税込) 備考
- 読取箇所が月20万までです。
- 30日
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- クラウド型ソフト
- PCブラウザ
- 電話 / メール / チャット /
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価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!
AI OCRとは?
AI OCR(人工知能光学文字認識)は、AI技術を活用してOCR(光学文字認識)のプロセスを改善する技術やサービスです。ICR(インテリジェント・キャラクター認識)とも呼ばれることがあります。
そもそもOCRとは、手書きの帳票やPDF、画像データなどから文字を抽出し、デジタルデータに変換する仕組みやソフトのことを指します。このOCRにAIの特徴である機械学習やディープラーニングを組み合わせることで、文字認識率を飛躍的に向上させることができます。
これまでのAI技術を搭載していない一般的なOCRでは、シンプルな文字ほど誤認率が高くなる傾向があります。これは、OCRの文字認識のプロセスで線が交差する箇所を数えるという特徴から生じるものです。例えば、カタカナの「チ」と漢数字の「千」などが認識しにくい場合があります。
一方AI OCRでは、文字の補正結果の学習を繰り返すことでそのような認識ミスを大幅に削減できます。AI OCRは完全に100%正確な識別をするわけではありませんが、機械学習を行うことによって従来のOCRソフトと比べて格段に高い精度を誇り、業務効率化に大きく貢献するでしょう。
【AI OCRの基礎知識についてわかりやすく解説している記事はこちら】
AI OCRとは?基礎知識からメリット、注意点を簡単にわかりやすく解説
AI OCRと従来のOCRの違い
「AI OCR」は最先端の技術を搭載しているため、従来のOCRと比べ識別精度の高さなどにおいて違いがあります。ここでは両者の違いを大きく3つに分けて解説します。
- ディープラーニングによる認識精度の違い
- 手書き文字の識字率の高さ
- 読み取り範囲の指定が必要か不要か
1. ディープラーニングによる認識精度の違い
従来まで広く普及していたOCRでは、読み取ることのできる文字は印字に限られていました。なぜなら手書きの文字は人によって筆跡が異なるため、先述しましたカタカナの「チ」と漢数字の「千」の誤認識などが発生しやすいからです。
この点において「AI OCR」では手書き文字の筆跡の特徴などを学習し、文字の補正結果を学習していくため、手書き文字であっても高い認識率で識別することができます。よって「AI OCR」は印字と手書きの両方に対応することができますが、製品によってはどちらか片方の機能に強みを持ったものなども存在します。よって製品選定の時には識別したい対象が「印字」か「手書き文字」かという観点で比較することが必要でしょう。
2. 手書き文字の識字率の高さ
今日の日本では、デジタル化が推進されている現在でも契約書類や各種申込書類などを紙帳票から入力しています。そしてこれらの情報を集計する作業では、従来のOCRでは帳票フォーマットを別途設計しなければいけないのはもちろんのこと、入力されている項目が手書き文字のため誤認識が多く、OCRを活用した入力効率化が困難であるといわれてきました。
AI OCRは従来のOCRが不得意とする「手書きの文書」の認識を高い精度で可能にします。これにより、特に手書き帳票の取り扱いが多い銀行や郵便局では、AI OCRの導入によって手書き書類のデータ化が容易になり、大きな業務効率がもたらされます。
3. 読み取り範囲の指定が必要か不要か
従来のOCRでは、スキャンして映像としてデータ化されたものから、文字として認識する範囲をレイアウト上で指定する必要がありました。通常、伝票や帳票などの形式が異なる非定型の書類では、毎回レイアウトを指定する手間が必要でした。
しかし、AI OCRは異なるレイアウトやフリーフォーマットで作成された文書でも、特に範囲の設定をすることも無く読み取ることができます。つまり、AI OCRは帳票のレイアウトに依存せず、柔軟に様々な形式の文書を処理することができるということです。
AI OCRが重要視される背景
近年、AI OCRが重要視されている背景にはどのようなものがあるのでしょうか?急激な社会の変化に対応するためにデジタル化が推奨されている中で、多くの企業がAI OCRを導入しています。それは下記4つの背景からAI OCRの重要性が増しているからです。それぞれについて確認し、AI OCRの必要性について検討してみましょう。
- 電子帳簿保存法によるスキャン保存の義務化に対応するため
- 将来的な労働力不足に対する対策として
- AI OCRの進化により完全自動化も可能に
- デジタル化の第一歩として導入ハードルが低い
1. 電子帳簿保存法によるスキャン保存の義務化に対応するため
政府主導のもと進められているデジタル化。紙での保存からデータとしての保存に移行している企業が多く、契約書や帳簿では電子保存がかなり進んできています。特に電子帳簿保存法では「紙で受領・作成した書類を画像データで保存」すること、具体的には相手から受け取った請求書や領収書などを、スキャニングして保存することが2024年から義務化されます。なるべく早い段階で準備しておきましょう。
参考:どうすればいいの?「電子帳簿保存法」 | 経済産業省 中小企業庁」
2. 将来的な労働力不足に対する対策として
現在の日本では急速な少子高齢化が進んでおり、2050年には日本の人口は約1億人まで減少する見込みです。それにより15歳から64歳の働き手は絶対数が減少するほか、人口比率でみても低下すると考えられています。したがって日本全体で労働力不足が発生するため、貴重な労働力をデータの手動入力などの単純作業に費やしてしまうのは得策ではありません。AI OCRの導入による作業の自動化で労働力不足に備えましょう。
参考:経済産業省「2050年までの経済社会の構造変化と政策課題について」
3. AI OCRの進化により完全自動化も可能に
AI OCRはバージョンの更新を繰り返すことで進化を続けています。ただのOCRソフトでは帳票上の読み取り位置を指定する書式定義の作成が必要でしたが、AI OCRでは自動的に読み取り位置を判定して作業します。もちろん私たちが事前に帳票設定を行うことで、読み取り範囲を限定することも可能です。さらに非定型の帳票でも自動で文字を読み取れるソフトもあります。
4. デジタル化の第一歩として導入ハードルが低い
新しいIT技術を導入する際には導入コスト、運用コスト、学習コストなど様々なコストがかかります。しかし、これらのコストを避けるために現状維持を続けることは、かえって多くのコストがかかることが多いです。その際にかかるコストが比較的安く済むAI OCRの導入は、デジタル化の第一歩としてふさわしいといえます。無料体験版が用意されている場合がほとんどなので、まずは業務の自動化を体験してみてはいかがでしょうか。
AI OCRを導入するメリット
AI OCRを導入することで、企業は下記の7つのメリットを得ることができます。それぞれの観点から実務に役立つ具体的なベネフィットを確認していきましょう。
- 文脈を理解でき、テキストや手書き文字の認識精度が高い
- 回数を重ねるごとに文字の認識精度が改善される
- 非定型の文書でも読取ができる
- データ入力の時間を短縮し、ミスを削減できる
- 検索や共有が簡単で過去のデータを有効活用できる
- 細かな設定作業が少ない
- 業務システム・RPAとの連携で作業効率が向上
1. 文脈を理解でき、テキストや手書き文字の認識精度が高い
AI OCRは、進化した機械学習を活用してテキストの文脈や関連性を把握し、約90%以上の高い精度で文字を識別します。誤字や特殊な筆跡、はみ出し文字にも対応可能で、選択式の回答やチェックボックスの読み取りにも効果的です。また、歪んだり傾いた画像の文字も自動で補正し、正確に読み取る能力を持っています。
従来のOCR技術では難しかった、特徴的な筆跡の手書き文字も、AI OCRなら高精度で読み取ることができます。専門用語や文脈に基づいた読み取りが可能で、例えば「メール」であればハイフン、「一時間」であれば漢字といったように、前後の文脈を考慮して正しい文字を識別します。これにより、AI OCRは幅広いシーンでの利用が期待されています。
2. 回数を重ねるごとに文字の認識精度が改善される
従来のOCRは、システムの設計時にロジックが設定され、その範囲で決められたパターンの記号しか識別することができませんでした。しかしAI OCRは、一度誤認識をしても、その誤って認識したデータをAIが学習することで、認識精度を向上させることができます。
また、頻出するワードや個人の特徴的な筆跡などに関しても、AIのディープラーニングによって認識の精度が向上します。この点においてAI OCRは認識回数を重ねるごとに100%近くまで認識精度が向上する点が強みであるといえます。
3. 非定型の文書でも読取ができる
AI OCRの2つ目のメリットは、非定型の文書にも対応できることです。従来のOCRでは規定範囲外の書類に対して精度が落ちる傾向がありましたが、AI OCRはAIの搭載により、任意の箇所のテキストを読み取ることが可能です。
さらに、「AI- OCR」は読取位置や項目の自動抽出も行えるため、事前の詳細定義の必要もありません。例えば請求書や納品書、発注書といった様々なフォーマットの帳票でも、スキャンするだけで項目を抽出できるため、業務効率の大幅な短縮が実現されます。
4. データ入力の時間を短縮し、ミスを削減できる
AI OCRの導入により、データ入力作業は大幅に効率化されます。処理速度が大きく向上し、数秒でデータ化が完了するため、特に多くの書類を扱う部署では時間短縮と業務の効率化が実現可能です。また、人的ミスの削減も大きな利点です。従来のデータ入力では、人間の見間違えや打ち間違いが避けられない問題でしたが、AI OCRはこれらのミスを大幅に減少させて精度を高めます。ダブルチェックの必要性が低減し、生産性の向上にも役立ちます。
5. 検索や共有が簡単で過去のデータを有効活用できる
AI OCRの導入により、検索や共有が容易になり、過去のデータを効果的に活用できます。従来の紙媒体では時間がかかっていた書類の確認が、電子化によりいつでもどこでも簡単に行えるようになり、社内共有もスムーズになります。また、紙媒体で保存されていた過去の資料をデジタル化することで、定型フォーマットの保存、ナレッジの入力、統計データの取得など、多様な用途に役立ちます。
6. 細かな設定作業が少ない
AI OCRは、従来のOCRシステムが必要とする細かな設定作業を大幅に削減します。例えば、種類別にデフォルトのフォーマットを持ち、細かい位置や項目の違いにも自動で対応して読み取りを行います。見積書や発注書のような異なる帳票種類でも、AI OCRはそれぞれの特徴を識別し、適切なフォーマットに即座に照らし合わせて処理します。これにより、手動での帳票仕分けの手間が不要となり、効率的なデータ処理を実現します。
7. 業務システム・RPAとの連携で作業効率が向上
OCRを活用することで、紙の請求書などの情報を業務システムに効率的に入力することが可能です。しかし、業務システムへの入力には、単に文字や数字を読み取るだけでなく、その情報の意味や対応付けが必要です。従来では人間がこの作業を担当し、また特定のフォーマットにしか対応できませんでしたが、「AI OCR」では読み取った情報の意味や必要な項目を抽出・生成することが可能です。これにより、業務システム入力作業を効率化することができます。
さらに、「AI OCR」と「RPA(Robotic Process Automation)」を連携することで、業務効率をさらに向上させることができます。「RPA」は、従来人が行っていた業務をソフトウェアロボットが代行・代替することを指す言葉です。RPAと「AI OCR」を組み合わせることで、パソコンを使った作業の自動化に加え、文字データの自動読み取りとデジタルデータ化が可能になります。OCRと組み合わせることで、紙帳票からデータを抽出し、データ入力、集計・加工、出力といった一連の業務を自動化することができます。
このように、「AI OCR」とRPAの連携によって、業務プロセスの自動化とデータの効率的な処理が実現されます。これにより、人間の手作業を削減し、より迅速かつ正確な業務の実行が可能となります。企業や組織は、この技術を活用することで生産性の向上とコスト削減を実現できます。
【RPAツールについてより詳しく解説している記事はこちら】
参考:【2023最新】RPAツール比較16選|導入事例と機能・価格から選ぶ
AI OCRの導入によるデメリット
「そもそも自社にAI OCRが必要か否か」を見極めるためにはデメリットを把握しておくことが大切です。本章では、AI OCRを導入する際のデメリットを2つ紹介します。
- 人手による確認作業が必要
- コストがかかる
1. 人手による確認作業が必要
従来のOCRサービスに比べてAI OCRサービスの文字の認識精度は大きく向上していますが、それでも精度は100%ではないため、やはり人間による確認作業は必須になります。特に手書きのデータは不規則なので、AIがいくら学習を積んでいたとしても予期せずに判断を間違えてしまう可能性は十分にありえます。また、サービスの定期的なメンテナンスも必要で、完全に業務を任せられる訳ではありません。
しかし、従来のOCRサービスに比べると、AI OCRは学習を重ねることで認識精度の向上が見込めるため、認識ミスが激減し、確認作業の労力はかなり少なくなります。ですので多少の確認作業が必要であっても、AI OCRサービスを導入するメリットは大きいといえるでしょう。
2.コストがかかる
精度の高いAI OCRサービスを導入するには、やはりコストがかかります。また、サービス本体の料金だけでなく、導入するにあたっての環境整備やシステム作りにも手間とコストがかかるため、導入する効果とコストが釣り合うかをよく検討する必要があります。
また、トライアル無料の製品(以下で紹介)もあるので、不必要な出費を避けるためにもまずは無料で試してみて、その導入効果や目的の実現可能性を吟味しましょう。
【トライアル無料の製品はこちら】
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文書管理システム AI OCR 契約書管理システム
トライアル期間 有り
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トライアル期間 有り
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トライアル期間 有り
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文書管理システム AI OCR 電子帳票システム
トライアル期間 有り - 運営企業:
-
株式会社インフォディオ
AI OCRを選ぶ際に考慮すべきポイント
AI OCRの導入の際には搭載されている機能に応じて最適な商品を選ぶことが大切です。下記9つの観点から最適な製品を選定するポイントを解説していきます。
- 想定枚数からコストパフォーマンスが適切か確認する
- 読み取りたい帳票に対応しているか
- 帳票の仕分け機能は備わっているか
- 手書きと活字のどちらの読み取りが得意か
- レイアウトを正確に認識できるか
- AI OCRに任せる業務範囲はどのくらいか
- 自社や取引先のセキュリティ要件を満たしているか
- 外部システムと連携できるか
- 多言語対応が必要か
1. 想定枚数からコストパフォーマンスが適切か確認する
AI OCRは料金体系が多様であり、一般的には初期費用がクラウド型なら無料が多く、オンプレミス型は数万円から数十万円かかります。月額利用料は1万円から数万円、従量課金プランが1ページあたり数円から数十円の範囲で設定されています。多くのサービスは無料トライアルを提供しており、事前に試用することで最適な選択が可能です。
読み取り枚数に基づく料金形態が一般的で、例えば月100枚まで月額10,000円といったプランなどがあります。サービスによっては読み取った箇所や帳票の種別(定型、非定型、特化型)、オプション機能の利用により料金が異なります。選定には現状の帳票量を考慮することで、不必要なコストを避けられます。
【AI OCRの費用について詳しく解説している記事はこちら】
AI OCRの費用はどのくらい?費用対効果の考え方や製品の選び方を解説
2. 読み取りたい帳票に対応しているか
帳票は「定型帳票」(請求書や申込書など)と「非定型帳票」(契約書や名刺など)に大別されます。定型帳票はフォーマット化により読み取り設定の手間を省けますが、非定型帳票はフォーマット化が難しく、読み取り設定が必要です。
製品によっては、定型・非定型に加え「準定型」帳票にも対応していたり、設定なしで非定型帳票を高精度で読み取れたりするものもあります。さらに、特定の帳票に特化したサービスもあり、経理業務の効率化を図るものも存在します。選択に際しては、帳票の種類と業務要件に合わせた製品を選ぶことが大切です。
3. 帳票の仕分け機能は備わっているか
AI OCRを選ぶ際、帳票の自動仕分け機能は重要な要素です。通常、利用者は帳票のフォーマットを指定後、その帳票を読み込ませますが、多種多様な帳票を扱う場合、事前の手動仕分けが大変です。ここで役立つのが、帳票を一括で読み込んだ後、内部のキーワードに基づき自動で仕分ける機能です。
製品によっては、帳票のレイアウトとキーワードを解析し、帳票を識別して自動で振り分けられます。これにより、送付先変更や優先度付けなど、業務を効率化できます。製品ごとに仕分け方法が異なるため、正確な仕分けが可能な方法を選ぶことが重要です。
4. 手書きと活字のどちらの読み取りが得意か
多くのAI OCRは活字の読み取りに優れていますが、手書き文字の読み取り能力は製品によって異なります。したがって、手書き文書のデータ化が必要な場合は、その能力に特化した製品を選ぶことが重要です。
一方で、活字文書の読み取りがメインなら、ほとんどのAI OCRで高精度な結果が期待できます。適切なAI OCRの選択には、データ化したい文書の種類を事前に特定し、必要に応じて無料トライアルを利用して読み取り能力を確認することが重要です。
5. レイアウトを正確に認識できるか
AI OCRが認識する画像データは2種類以上のレイアウトが混ざっている場合が多いでしょう。特に資料や本を読み取る場合、複雑なレイアウトなだけではなく、写真と文章が混在しているものもあります。レイアウトを正確に認識できないと、読み取りたい文字が写真として認識されてしまう場合があります。
さらに縦書きと横書きでレイアウトの認識が大きく変わる場合もあります。どのソフトも横書きでのレイアウト認識は高い水準を誇りますが、縦書きでのレイアウトは違います。それは縦書きが英語圏には存在しないレイアウトだからです。縦書きの画像データも読み込む場合に日本製のAI OCRを選ぶべき理由はこの一点につきます。特に段落を正確に把握できているかが重要なポイントとなります。
6. AI OCRに任せる業務範囲はどのくらいか
AI OCRを選ぶ際にはどの業務プロセスを自動化・効率化したいかも考慮しましょう。たとえば、FAX注文表をデジタル化するには、スキャン、アップロード、読み取り、確認・修正のステップが必要です。大切なのは、読み取り精度が高くても一定の確認・修正作業が不可欠だということです。
既存の業務フローやリソースが整っている場合は、読み取りに特化したサービスが適しています。一方、リソースが不足しているか、プロセスを外部に委託したい場合は、複数の工程をカバーするサービスが良いでしょう。サービスによっては、テキスト化から確認・修正、運用体制の構築まで対応したり、複数AIエンジンを使って不一致の箇所を強調表示するベリファイ機能があったりするため、社内リソース不足にも対応し、作業負担を軽減できます。
7. 自社や取引先のセキュリティ要件を満たしているか
AI OCRの選択において、セキュリティ要件も重要となります。多くのAI OCRサービスはクラウドベースですが、機密情報を扱う金融機関やセキュリティに厳しい上場企業ではクラウドの使用が難しい場合があります。そのような企業では閉域網やインストール可能、オンプレミス対応を提供するサービスが有用です。
例えば、個別PCへのインストールが可能だったり、企業専用サーバーにデータを保管したりできるサービスなどがセキュリティ面で有効でしょう。適切な選択で、セキュリティ要件を満たしつつ効率的なデータ処理が可能になります。
8. 外部システムと連携できるか
先述したメリットの7つ目にある「業務システム・RPAとの連携で作業効率が向上」でも解説したように、読み取ったデータを他のシステムに蓄積したい場合などはRPAやAPIとの組み合わせが可能なAI OCRを選ぶことが望ましいです。
また、効率的な事務作業にはデータベース連携機能がある製品、データの活用を目指すならテキストデータ整形機能がある製品がおすすめです。既存のシステムとの互換性があるAI OCRを選べば、業務効率はさらに向上します。
9. 多言語対応が必要か
外国語で書かれた文書を読み取りたい場合は複数の言語に対応したAI OCRを選択する必要があります。対応している言語には限りがあるため、必要な言語をカバーしているソフトを選びましょう。同じソフトでも日本語よりも外国語の読み取り精度は悪くなる可能性があります。また、日本語と外国語が混在した文章も読み取れるかどうかも製品を選定する重要なポイントとなります。外国語を専門的に扱う場合は海外製のAI OCRの導入を検討してもよいでしょう。
「AI OCR」の製品比較表
※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています
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- 製品名
- 料金プラン
- プラン名金額
- 無料トライアル
- 最低利用期間
- 基本的な機能
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- データベース連携
- Word変換
- Excel変換
- 自動補正機能
- 撮影画像対応
- 読み上げ機能
- PDF編集
- 取消線対応
- 手書き文字対応
- 英語対応
- 英語以外の言語対応
- レイアウト維持
- 名刺スキャン
- サービス資料
- 無料ダウンロード
- ソフト種別
- 推奨環境
- サポート
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- 1ヶ月トライアルプラン 30,000円/月額
- スモールプラン(クラウド版) 36万円/年(月額3万円相当) 備考
- 初期費用は不要!処理可能枚数1.2万枚前後
- スタンダードプラン(クラウド版) 96万円/年(月額8万円相当) 備考
- 初期費用は不要!処理可能枚数6万枚前後
- エンタープライズプラン(クラウド版) 240万円/年(月額20万円相当) 備考
- 初期費用は不要!処理可能枚数26万枚前後
- オンプレミスプラン(オンプレミス版) お客様に最適な プランをご提案いたします 備考
- 初期費用は不要!
- 1年
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- クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト
- PCブラウザ
- 電話 / メール / チャット /
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- 料金 定額制 備考
- 10,000円~
- 制限なし
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- オンプレミス型ソフト
- Windowsアプリ
- 電話 / メール / チャット /
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- 利用料金 660,000円(税込) 備考
- 初期費用は発生しません
- 年間保守サービス 99,000円(税込)
- 制限なし
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- クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト
- Windowsアプリ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 要相談
- 利用料金 要相談
- 制限なし
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-
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- クラウド型ソフト
- PCブラウザ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 0円 備考
- 初期費用は発生しません。
- プラン1 33,000円/月額(税込) 備考
- ※6,000項目まで
※6,000項目以上は従量利用料金、1項目3.3円(税込) - プラン2 110,000円/月額(税込) 備考
- ※60,000項目まで
※60,000項目以上は従量利用料金、1項目1.1円(税込) - プラン3 220,000円/月額(税込) 備考
- ※200,000項目まで
※200,000項目以上は従量利用料金、1項目1.1円(税込)
- 制限なし
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- クラウド型ソフト
- PCブラウザ スマートフォンブラウザ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 要相談 備考
- 導入料金はお問合せください。
- 制限なし
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- クラウド型ソフト
- PCブラウザ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 200,000円 備考
- WisOCR Basicのみ初期費用は100,000円です。
- WisOCR Standard 100,000円/月額 備考
- AI手書き・AI活字対応。月額での処理可能量は5万フィールドまでです。
- WisOCR Pro 200,000円/月額 備考
- AI手書き・AI活字対応。月額での処理可能量は20万フィールドまでです。
- WisOCR Basic 15,000円/月額 備考
- AI活字対応。月額での処理可能量は10万フィールドまでです。
- 1年
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- クラウド型ソフト
- PCブラウザ
- 電話 / メール / チャット /
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-
-
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- 初期費用 0円 備考
- 初期費用は発生しません。
- OmniPage 19.2 Ultimate 54,757円 備考
- 外国製ですので、為替相場で費用が変動することがあります。
- 制限なし
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-
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- クラウド型ソフト
- PCブラウザ
- 電話 / メール / チャット /
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-
-
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- 初期費用 0円 備考
- 初期費用は発生しません。
- 5 ダウンロード版 3,480円
- 5 パッケージ版 3,980円
- 制限なし
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-
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- パッケージ型ソフト
- PCブラウザ
- 電話 / メール / チャット /
-
-
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-
- 初期費用 0円 備考
- 初期費用は発生しません。
- 読取革命Ver.16 12,980円 備考
- 1台用/ダウンロード版
- 読取革命Ver.16 35,000円 備考
- 3台用/ダウンロード版
- 読取革命Ver.16 57,500円 備考
- 5台用/ダウンロード版
- 制限なし
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- パッケージ型ソフト
- PCブラウザ
- 電話 / メール / チャット /
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-
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- 初期費用 要相談
- トライアル導入 30,000円/月額 備考
- 本格的な導入の前にトライアルを利用できます。正式導入の費用は要問合せです。
- 制限なし
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- クラウド型ソフト
- PCブラウザ
- 電話 / メール / チャット /
-
-
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- 初期費用 0円~500,000円 備考
- ・トライアル 初期費用なし
・ミニ 初期費用なし
・ライト/スタンダード 初期費用50万円
- トライアル 50,000円/月額 備考
- ・月間300枚
超過費用150円/枚 - ミニ 10,000円/月額 備考
- ・月間100枚
上限枚数に達した場合は利用停止 - ライト 100,000円/月額 備考
- ・月間1000枚
超過費用75円/枚 - スタンダード 30,0000円/月額 備考
- ・月間5000枚
超過費用60円/枚
- 1か月
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- クラウド型ソフト
- PCブラウザ スマートフォンブラウザ
- 電話 / メール / チャット /
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-
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- パッケージ版 21,780円(税込)
- ダウンロード版 14,080円(税込)
- 制限なし
-
-
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- オンプレミス型ソフト
- Windowsアプリ
- 電話 / メール / チャット /
-
-
-
-
- 初期費用 要相談
- シングルライセンススタンダード 25,000円(税込) 備考
- 年間保守費用不要
PC1台(1ユーザー) に 1ライセンスが必要です。
バッチ処理機能は搭載されていません。 - シングルライセンスコーポレート 35,000円(税込) 備考
- 年間保守費用不要
PC1台(1ユーザー) に 1ライセンスが必要です。
バッチ処理機能が搭載されています。 - シートライセンススタンダード 35,000円(税込) 備考
- 表示は1ラインセンス
5ライセンス以上での購入です。
バッチ処理機能は搭載されていません。
ライセンス料には初年度の年間保守料が含まれています。
年間保守料は自動更新となり保守費用は別途毎年発生します。 - シートライセンスコーポレート 37,800円(税込) 備考
- 表示は1ラインセンス
5ライセンス以上での購入です。
バッチ処理機能が搭載されています。
ライセンス料には初年度の年間保守料が含まれています。
年間保守料は自動更新となり保守費用は別途毎年発生します。
- 1年
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- オンプレミス型ソフト パッケージ型ソフト
- Windowsアプリ iOSアプリ Androidアプリ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用・料金 要相談
- 制限なし
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- クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト パッケージ型ソフト
- PCブラウザ スマートフォンブラウザ Windowsアプリ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 220,000円(税込)~ 備考
- プランにより初期費用が異なります。
- クラウド(SaaS)版Sコース 11,000円/月額(税込) 備考
- 読取枚数 100 枚
- クラウド(SaaS)版Mコース 33,000円/月額(税込) 備考
- 読取枚数 500 枚
- クラウド(SaaS)版Lコース 55,000円/月額(税込) 備考
- 読取枚数 1,000 枚
- オンプレミス スタンドアロン版 211,200円/年額(税込) 備考
- 読み取りの制限なし
- オンプレミス サーバ版(サブスクリプション型)Trial 1,056,000 円/年額(税込) 備考
- 読取枚数 1,000 枚 / 月
- 制限なし
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- クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト
- PCブラウザ スマートフォンブラウザ Windowsアプリ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 0円~ 備考
- プランにより0円または20,0000円
- DX Suite Lite 30,000円/月額 備考
- ・無料枠18,000円分込み
・無料枠を超過した場合は従量課金制
- DX Suite Standard 100,000円/月額 備考
- ・無料枠50,000円分込み
・無料枠を超過した場合は従量課金制
・専任サポート担当者 - DX Suite Pro 200,000円/月額 備考
- ・無料枠200,000円分込み
・無料枠を超過した場合は従量課金制
・専任サポート担当者
- 1か月
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- クラウド型ソフト
- PCブラウザ スマートフォンブラウザ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 要相談
- 月額費用 50,000円~/月額 備考
- ※プランによって異なる
※詳細なお見積りについてはお問い合わせください。
- 3か月
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- クラウド型ソフト
- PCブラウザ スマートフォンブラウザ
- 電話 / メール / チャット /
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- 初期費用 0円 備考
- 初期費用は発生しません。
- プラン1 30,000円/月額 備考
- 読取箇所は月6,000項目までです。
- プラン2 100,000円/月額 備考
- 読取箇所は月60,000項目までです。
- プラン3 200,000円/月額 備考
- 読取箇所は月200,000項目までです。
- 1年
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- クラウド型ソフト
- PCブラウザ
- 電話 / メール / チャット /
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-
-
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- 初期導入費用 不要 備考
- スキャナーとインターネット接続環境があれば不要です。
- プラン1(小型)通常版 33,000円/月額(税込) 備考
- 読取箇所が月6千までです。
- プラン2(中型)通常版 110,000円/月額(税込) 備考
- 読取箇所が月6万までです。
- プラン3(大型)通常版 220,000円/月額(税込) 備考
- 読取箇所が月20万までです。
- 30日
-
-
-
- クラウド型ソフト
- PCブラウザ
- 電話 / メール / チャット /
-
価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!
こちらの表はデジタル化の窓口がおすすめするAI OCRの21製品を一覧で比較できる表です。上記の「AI OCRを選ぶ際に考慮すべきポイント」で解説したポイントを踏まえて、製品の特徴や機能、料金などを一覧で比較できるので、自社に最適な製品を選定しましょう。
AI OCRソフトのおすすめ21製品比較
製品のおすすめポイント
- AIが自動で、契約書の管理台帳を作成
- スキャンした契約書をOCR処理でテキストデータ化
- 電子帳簿保存法に則して電子契約を保管可能
- セキュリティ対策も万全
製品のおすすめポイント
- 基本の特長となる高精度な文字認識と全自動変換
- 各書類への対応力が高い、頼れるデータ抽出エンジン
- 操作画面もユーザー管理も分かりやすく、セキュリティも安心の設計
製品のおすすめポイント
- 高精度な文書仕分け&読み取りで データ入力時間やコストを大幅削減
- 誰でも使いやすいUI/UXだから 導入・運用・全社展開もスムーズ
- 充実した外部連携機能で データをすぐに活用できる
製品のおすすめポイント
- ラクラク電子保存、 AIが自動で分類・データ化
- 全ての保存帳票の文字列を検索可能(全文検索)
- どこからでも確認・検索OKでテレワークを促進
- 手書き文字の帳票もデータ化
- 大手企業で実績のある安心の技術
製品のおすすめポイント
- 元の資料を再現する高精度のOCRエンジン
- 斜めになっている文章も、自動補正で綺麗に読み取り
- 簡単テキスト化と名刺管理の便利なソフトを搭載
製品のおすすめポイント
- 誰でもカンタンに一つのツール・1クリックで業務完了
- 注文書の明細行を抽出し、発注内容をテキストデータ化
- FAXを自動検出し、業務システムに自動入力
製品のおすすめポイント
- 高精度な文字認識技術により、高認識率を実現
- 取り扱いには複雑な専門知識不要。短期導入も実現可能
- 面倒な確認作業の負担を軽減し業務効率化へ
製品のおすすめポイント
- 特許技術OCRエンジンWOCRによる高精度なデータ化が可能
- クラウドワーカーによる目視確認でより精度の高いデータ化
- 圧倒的な低価格を実現
製品のおすすめポイント
- 手書き書類のデータ化が驚異の95%以上を達成
- NOC RPAと連携することで社内システムまでスムーズ登録
- 運用から見直せる現場視点のフルサポートプランあり
製品のおすすめポイント
- 請求処理の自動化で、作業の時間や手間を削減
- AIを活用し、綺麗なデータに書き換えるOCR処理技術基盤
- 専用の管理画面を活用し、請求書の実画像と処理結果を確認
製品のおすすめポイント
- 様々な帳票タイプに対応する使い勝手の良さ
- 位置補正機能と帳票自動識別機能による認識力の高さ
- スキャンデータのファイル名を自動設定し、フォルダ-仕分けも自動に
製品のおすすめポイント
- PDFやフォームを、編集、共有し、アーカイブ可能なドキュメントに変換
- 広範囲かつ様々なケースに対応可能なグローバル設計
- モバイルドキュメントのスピーディな変換や、デバイス対応の広さ
製品のおすすめポイント
- 約18万語を収録した充実の辞書機能に、対応文字追加も可能
- OCRソフトが初めての方でも使いやすい安心設計
- 高精度なOR機能に加え、付属ソフトの便利さも見逃せない
製品のおすすめポイント
- AI-OCRによる高い文字認識率と、進化する精度
- 使いやすいインターフェイスと、テンプレート設定不要の高い効率性
- 複雑な帳票・多種類の読み取りに強みを持つ
製品のおすすめポイント
- 紙のデータに特化して活字、手書き文字でも理論上100%のデータ化を実現
- テキスト出力やAPIの利用により業務システムとのシームレスな連携が可能に
- 分散入力や暗号化によりセキュリティへの配慮も万全
製品のおすすめポイント
- 豊富な機能で活字をスピーディにOCR変換可能
- 縦書き内の横書き英字やピンボケ画像にも対応の新機能
- 高精度な認識機能による元原稿の高い再現性を実現
製品のおすすめポイント
- 高い読み取り精度と、豊富な出力形式に多数の言語が対応
- 夜間処理なども得意なバッチ処理に対応したエディション
- 外部クラウドストレージとの連携により、ファイル送受信が簡単に
製品のおすすめポイント
- クラウド、オンプレミスの選択が可能な柔軟な導入シナリオ
- AIを用いた自動仕分け機能と自然言語処理による読み取り機能の拡張
- スムーズな外部連携を実現するREST API
製品のおすすめポイント
- AIの文字学習機能により読み取り精度は99%を実現可能
- 帳票の仕分けや傾き補正など様々な便利機能が標準装備
- クラウド版だけでなく、オンプレミス版も選択可能
製品のおすすめポイント
- AI-OCR市場シェアNo1。あらゆる書類を高精度でデジタルデータ化
- 高速処理のための分散コンピューティングと高いセキュリティレベル
- AIがすべて自動で行うから設定不要で帳票のまるごと読み取りが可能
製品のおすすめポイント
- AI+人の目で高精度なデータ化を実現。精度は驚きの99.98%
- 24時間365日対応可能なクラウドワーカーと連携でスピーディーなデータ化が可能
- 直感的にわかりやすい操作画面と自動分類機能
- 書類のスキャニングもオプションで対応可能
- 個別サーバーにより万全のセキュリティ体制を確保
AI OCRを導入するための4つのステップ
本章では、自社に最適なAI OCRを導入するために欠かせない4つのステップを段階的に解説します。「なんとなくの導入」は製品の選択ミスを招きかねません。利益の最大化を目指すにあたってぜひ参考にしてください。
- 目的の明確化
- 製品の選定
- PoCでの実証
- 導入
1.目的の明確化
なぜAI OCRを導入したいのかを確認しましょう。文書の自動化、データの高速な抽出、エラーレスなデータ処理など、具体的な目標を設定します。これにより、導入後の成功基準を明確にし、プロジェクトを効果的に進められます。
2.製品の選定
先述した選び方を参考に、自社に最適な製品を選びましょう。想定枚数や必要な機能、それによるコストなど考慮し、失敗しない製品を選ぶことが大切です。上記の比較表から紹介している製品の一覧と機能や料金などを比較できるので、製品選定の際にご覧いただくのがおすすめです。
3.PoCでの実証
PoC(ピーオーシー、ポック)とは、「Proof of Concept」の略であり、和訳すると「概念実証」となります。AI OCRにおけるPoCの主な目的としては「文字の認識率が有効なものであるかどうかを試し、その精度に企業としてどれほど投資すべきかを判断すること」です。これにより、実際の環境での性能を評価し、問題を特定できます。PoCによって、調整やカスタマイズが必要な場合にそれを行うための情報が得られます。高額な投資前に、その価値を実際に確認することが大切です。
4.導入
PoCの結果を基に、AI OCRを本格的に導入します。初めは小規模に開始して、その後段階的に拡張する方法も考えられます。またサポートの手厚いサービスを選べば、導入もスムーズに行えます。データの移行、トレーニング、システムの統合など、具体的な導入計画を策定しましょう。また、トラブルシューティングプロセスを備え、導入後の問題に対処できるようにしておくことも重要です。
AI OCRの3つのタイプ
AI OCRは、一般的に次の3つのカテゴリに大別されます。そして読み取りの対象となる帳票には、あらかじめレイアウトやフォーマットが決められている「定型帳票」と、形式が自由な「非定型帳票」とがあります。
「定型帳票」には、統一フォーマットで作られた社内アンケートや申込書、請求書や注文書などが挙げられます。対して「非定型帳票」には会社によってデザインが異なる名刺や、発行元によって形式の異なる領収書やレシートなどが挙げられます。そしてこれらの2種類の帳票に対応してAI OCRは3種類にタイプ分けされるので、ここで紹介いたします。
- 汎用×定型フォーマット型
- 汎用×非定型フォーマット型
- 業務特化×非定型フォーマット型
1. 汎用×定型フォーマット型
読取を行う帳票は汎用(定型・非定型両方を識別対象とする)ですが、帳票は定型フォーマット(事前に定義されたフォーマットに基づいて情報を抽出)のタイプです。フォーマットが予め定義されているため、高い抽出精度が得られます。ただし、「帳票内のどこが記入箇所なのか」「記入された文字列が何を意味するか」などフォーマットの定義には人手が必要であり、事前の準備作業に時間がかかる場合があります。
また、定義されたフォーマット以外の帳票には対応できないので新たに帳票を追加して読取作業を行う場合には上記のフォーマット定義を行う必要が生じます。例えば、申込書のフォーマットを定義した場合同じ申込書は問題なく読取を行いますが、異なった帳票を読み取りたい場合には対応したフォーマットの定義を別途行う必要があります。
【汎用×定型フォーマット型がおすすめの帳票】
このタイプのAI OCR製品には、フォーマットがあらかじめ統一されており、文字の記入場所が定まっている請求書や手書きアンケートなどが適しています。
2. 汎用×非定型フォーマット型
読取を行う帳票は汎用(定型・非定型両方を識別対象とする)で、帳票は非定型フォーマットのタイプです。AIが自動的にフォーマットを学習(深層学習)することで、我々がフォーマットなどを定義することなく、AIが文脈などから、「どこに何が記入してあるか」を識別することができます。
しかし、AIに学習をさせる際に、帳票を問題なく読み取れるまで学習やデータ収集をさせる必要があるため、その過程に多くの時間を要する場合があります。また新規フォーマットを追加する際に、その帳票に関する学習が不十分な場合、読取ができなかったり精度が落ちてしまったりすることがあるので注意が必要です。
【汎用×非定型フォーマット型がおすすめの帳票】
このタイプのAI OCR製品には、異なる複数の取引先から送られてくる見積書や納品書、名刺などの、フォーマットに統一性はないもののある程度どこに記入がされているかがわかる帳票が適しています。
3. 業務特化×非定型フォーマット型
読み取る帳票の種類は「特定種別」に分類され、帳票は非定型フォーマットのタイプです。
特定の業務に特化した帳票を読み取り、AIが非定型なフォーマットを学習して情報を抽出します。サービス提供企業が事前にAIにフォーマットの学習を行うので、利用者は個別の学習作業を行わずに利用することができます。また、業務特化のため、帳票に記載されている情報だけでなく、会計システムへの入力に必要なデータなども抽出し、連携することができます。
【業務特化×非定型フォーマット型がおすすめの帳票】
このタイプのAI OCR製品には、業務の中で発生する請求書や納品書などのフォーマットに統一性はないもののある程度どこに記入がされているかがわかる帳票が適しています。業務特化型ですので、記載されている情報から各種管理システムに入力する必要のある情報を自動的に抽出してくれます。これにより、会計システムなどへのデータ記入の効率化や簡易化が期待されます。
【独自インタビュー】SmartReadで大幅に時間とコストを削減した事例を紹介
本章では、デジタル化の窓口で独自にインタビューを行った「SmartRead」の導入による業務改善について紹介します。
株式会社Cogent Labsが「SmartRead」を導入した背景から得られた効果について詳細に内容を知りたいかたは、下記の記事をご参照ください。
あらゆる文書のデータ化を効率化する“次世代AI OCR”の魅力とは?
SmartReadを導入することになった背景
デジタル化や働き方改革の進展、電帳法改正やインボイス制度の導入に伴い、企業の業務効率化が重要な課題となっています。このような背景の中、文書処理の自動化を実現するOCR(Optical Character Recognition)技術に注目が集まっており、特にAI技術を活用したAI OCRが新たな解決策として期待されています。株式会社Cogent Labsでは、紙の帳票や画像化された帳票のデータ入力業務にかかる時間とコストの削減が求められており、独自開発のAIエンジンを採用したAI OCRサービス「SmartRead」が、このニーズに応えるべく選ばれました。
導入前に株式会社Cogent Labsが抱えていた課題
株式会社Cogent Labsでは、金融機関や製造業など様々な業種で、紙の帳票やFAXで届く注文書、チェックリストなどのデータ入力業務が従来の大きな負担となっていました。これらの帳票を人力でExcel等に入力する際、労力と人件費が大きくかかり、効率的なデータ化のニーズが高まっていました。手書き文字を含む多様な文書の処理も課題であり、こうした業務の改善が緊急に求められていたのです。
導入前の課題に対する解決策
課題解決のため、独自のAIエンジンを採用したSmartReadが提案されました。この製品は、文書の種類を自動で判別・仕分けし、活字や手書き文字を高精度で読み取る能力を持っています。また、ベリファイ作業の効率化や、APIを通じた外部連携機能の提供もあり、ユーザーにとって使いやすい製品となっています。株式会社Cogent Labsはこれらの機能を活用し、データ入力業務の効率化を目指すことにしました。
製品の導入により改善した業務
SmartReadの導入により、株式会社Cogent Labsはデータ入力業務において大幅な改善を達成しました。特に、紙の帳票をExcelに手入力する作業時間が約75%削減されるなど、顕著な効果が見られました。また、手書き文字の認識精度は99.2%に達し、レ点や〇で記入する選択肢の判別も可能になったことで、アンケートやキャンペーン応募のハガキなどのデータ化もスムーズに行えるようになりました。これらの機能を活用することで、株式会社Cogent Labsは業務の効率化を実現し、人的リソースをより重要な業務に集中させることができるようになったのです。
自社に最適なAI OCRを導入して工数の大幅削減を目指しましょう
AI OCRソフトの導入は企業のデジタル化の第一歩にふさわしく、作業効率化が生産性を高めることは間違いありません。手動のデータ入力作業に多くの時間・コストがかかっている企業はぜひAI OCRの導入を検討してみてください。本記事で紹介したメリットや導入ポイントを参考にして製品を導入し、作業の効率化を実現させましょう。