どのくらいのスペックが必要になるか

ビジネスPCの性能を判断するにはいくつか指標がありますが、実際にはどれほどの数値が必要となるのか分かりづらく、オーバースペックとなってしまったり反対にスペックが足らず業務に支障が出て結局買い替えということもあります。

どちらにしろコストが余計にかかってしまうことになるため、できるだけ業務に合ったスペックを選ぶ必要があります。

ここでは、PCの性能を見積もる際にしばしば判断基準とされる指標を具体的な業務別に紹介します。

  • CPU
  • メモリ
  • ストレージ
  • GPU

CPU

CPUはいわばPCの頭脳のようなパーツです。処理や制御を行うため、CPUの性能が高いほど処理スピードが上がります。いわゆる「PCの動作」が早くなるため業務も効率よく行えるようになります。

CPUの性能は「コアの数」と「クロック周波数の高さ」「キャッシュの容量」で判断できます。各CPUメーカーからグレード別にラインナップされており、基本的にはそれぞれ比例して大きくなると考えてよいため、簡単に考えるのであればコアの数が多いほど高性能と判断してしまっても良いでしょう。

メジャーなインテルのCPUの場合は以下のように性能が分かれています。

Celeron(コア数2)→Pentium(コア数2)→Core i3(コア数2)
→Core i5(コア数4~6)→Core i7(コア数4~8)→Core i9(コア数6~18)

ビジネスPC、業務用として呼べるのはCore i3以上でしょう。さらにシステムエンジニアのようにPCに重い処理を行わせたり、デザイナーのように画像編集などを行う場合はCore i5以上。動画編集や3Dデータを扱う、または前述の処理を複数同時に行うような幅広い業務に携わる場合であればCore i7以上があるとストレスフリーに業務ができるでしょう。

メモリ

メモリはPCのデータを一時的に記憶するパーツです。ソフトウェアなどを動作させる際にそのメモリを使用して動作します。よくPCの「机」や「まな板」と呼ばれるように、メモリの容量が大きいほど一度に多くの処理をすることができます。メモリが小さければ一度に行える処理が限られるため、処理が遅くなります。

ビジネスPCは大抵4GB以上のメモリが搭載されています。4GBあれば一般的なWEB閲覧、表計算ソフトなどといった動作は問題なく行えます。ただ、同時に複数のウィンドウを開いて作業することが多いのであれば動作が遅く感じるかもしれません。

最近では、ミッドシップモデルのPCにも8GBのメモリが搭載されていることは少なくないため、予算に余裕があるor4GBのものと金額が大して変わらないのであれば8GBを選ぶのが無難かもしれません。プログラミングやクリエイティブの作成には8~16GB、動画編集や3Dデータには16~32GBのメモリがあると困らないと考えてよいでしょう。

ストレージ

ストレージはPC上のデータを保存しておくところです。容量の大きさは処理の速度に直接影響せず、最近ではクラウド上にデータを保存したり外付けでストレージを拡張することも可能なため、100GBでも困ることは少ないです。しかし、画像編集や動画編集を頻繁に行って元データも含めPC上に保存しておくことが多い場合などは1TB以上ないといずれ拡張することになるでしょう。

ストレージに関しては容量よりも種類が性能に影響します。HDDとSSDがあり、SSDの方が読み込みの速度が速くなりPCの起動も早くなりますが、その分高価で金額に対して容量は小さくなります。SSDはHDDに比べて物理的に壊れにくいという特徴もあるため、重要なデータを扱う場合やPCへの衝撃が頻繁に起こる環境であればSSDを選ぶ方が安心です。

GPU

GPUはPCの描画に関わるパーツです。この性能が高いほど綺麗で滑らかな映像がディスプレイに表示されます。最近ではCPUの中にGPUが内蔵されていることが多く、本来GPUを搭載するグラフィックボードが搭載されていない場合が多いです。

GPUに関しては一般的な業務であれば特に数値を気にする必要もないと考えてよいでしょう。画像編集などを行うのであれば2GB以上。動画編集をするのであれば4GB以上というように描画に関する処理を速くしたい場合は数値の高いものを選びましょう。また、複数のウィンドウを同時に開いたりモニターを複数繋いで作業したりする場合も描画処理を多く行うため4GB以上あると安心です。

ビジネスPCの選定ポイント5つ

ビジネスPCを選ぶにあたり、価格や納期といった点も重要ですが従業員が日常的に使うPCとなれば、より中長期的な観点で選ばなければなりません。

いい仕事はいい道具からとも言うように、ビジネスPCはビジネスマンにとっての手や足のようなものです。従業員のパフォーマンスを最大化させるPCを選べるようにいくつかのポイントを紹介します。

  • どのような業務に使用し、どれくらいのスペックが必要か確認する
  • サイズと重さで選ぶ
  • インターフェイスの数と種類で選ぶ
  • 従業員の使いやすさで選ぶ
  • 保証とサポートで選ぶ

1.どのような業務に使用し、どれくらいのスペックが必要か確認する

使用シーンを想定して選ぶことは最重要です。どの部署が、どのチームが、だれが、なににどれくらい使用するのか。どのような業務を行って、どのようなソフトウェアや動作を行うのか。特にリモートワーク、さらに言えば自宅での業務が増えている現代では考え方も変わってきます。

これらを考慮するには、実際に使用する従業員の意見も取り入れつつコストと天秤にかけて過不足のないスペックを選ぶことが重要です。具体的な業務とスペックの目安については後ほどご紹介します。

2.サイズと重さで選ぶ

サイズと重さについても使用シーンを想定して考えることになります。出張や外回り、社外での活動が多いのであれば軽いに越したことはありません。PCを自宅に持ち帰ることが可能で、それが頻繁にある場合も同じくです。

しかし、業務をするうえではディスプレイの大きさは作業スペースの広さとイコールです。クリエイティブな作業をする場合は尚更、ディスプレイサイズは重要となりますが、別途でモニターを使用することが前提であればPC自体のディスプレイサイズはさほど重要ではありません。

3.インターフェイスの数と種類で選ぶ

日々の業務で意外と気になるところがインターフェイスの数と種類です。これが使用者の用途に合わないと地味なストレスになったりします。

例えば、社内に常設されている充電器と端子が合わなかったり、よく使用するデバイスと合わなかったり。出張時にコード類を何種類もパッキングしなくてはいけないのも多少ストレスに繋がります。

また、HDMI端子を多用したりCDドライブが必要になったりと、外付けのハブなどで解決することもありますが、それを都度着脱するのも少し面倒です。できればストレスなく使用できるインターフェイスを搭載していることを確認しておきたいところです。

4.従業員の使いやすさで選ぶ

性能やサイズ、インターフェイスも使いやすさに繋がりますが、その他にもハード面で使いやすくなる部分があります。代表的なもので言えば、2-in-1のPCです。ノートPCとタブレット両方の機能を兼ね備えたPCで使用シーンの幅も広がります。

また、WindowsとMacではUIが大きく異なるため使用感もかなり違います。OSについては使用可能なソフトウェアが異なることもあり社内文化などにも影響してくるため慎重に選ぶようにしましょう。

5.保証とサポートで選ぶ

個人用と違う点として保証とサポートも挙げられます。購入時にも適切なPCを相談してもらえるサービスや、故障時の保証内容と期間はメーカーや購入する場所によって異なります。どれくらいの期間保証が必要なのか、無料で付帯するのかなどを確認しておきましょう。

シリーズ別おすすめのビジネスPC比較8選

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製品のおすすめポイント

  • タブレットからノート PC までの多機能性を提供
  • どこにでも持ち歩ける薄型軽量のデザインです
  • 組み込みのセキュリティシステムを搭載、高い安全性の担保
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  • 持ち運びしやすい軽量薄型ボディと連続約30時間の長時間駆動を両立
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  • 最大駆動時間26時間の大容量バッテリー搭載モデル
  • 軽量PCのラインナップも豊富にご用意しています
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メーカーごとの特徴や違いはある?

近年のPCは競争も激しくメーカーごとの違いも分かりづらくなっています。特にビジネスPCの場合はブランドよりもスペックやコストが重要視されるため、メーカーで選ぶことは少なくなります。しかし、各メーカーは長年PCを開発している中で、それぞれ得意分野を獲得しています。

特にビジネスPCとしてメジャーなのが以下でしょう。それぞれ得意分野や信頼性、コストパフォーマンスが違うためメーカーで選ぶというのも一つの選択肢です。

  • Microsoft「surface」
  • DELL
  • Lenovo
  • Sony「VIO」
  • Apple「MacBook」
  • HP
  • パナソニック
  • 東芝

個人向けPCとビジネスPCの違い

ビジネスPCはその名の通り、ビジネスシーンでの使用に適したシステムが組み込まれています。

個人向けPCと異なる点としては、OSにビジネス用のPro仕様が搭載されていることや、付属しているソフトウェアがビジネス用に限られていて無駄がないことなどが挙げられます。

ビジネスPCにはオフィスソフトなどのビジネスに必須となるソフトが必要最低限で備えられているため、高性能が要求される場面には向かない反面、価格が抑えられて多くの台数を導入しやすくなっています。

さらに、近年ではプログラミングやCAD、動画編集など高性能が要求される場面にも適したビジネスPCが数多く販売されていて、個人向けより低い価格で高性能PCを購入できます。

BTOパソコンとは?

BTOは「Build To Order」の略で受注生産という意味です。上記で紹介したようなパーツを選ぶことができるため、かなり詳細なカスタマイズが可能になります。

業務や使用シーンからビジネスPCを選ぶ際に「このスペックだけあればいいのに邪魔な機能があるな」「CPUはぴったりなのにメモリが足りない」といった悩みも出てきます。それらを解決してより業務に最適化したPCを注文することになります。

しかし、通常の注文と比べるとある程度のパーツに関する知識が必要なことと、比較的納期が長くなりやすいというデメリットもあります。

現代のビジネスPCに必要なこと

ビジネスPCは日々の業務、特に負荷のかかるソフトウェアを同時に長時間動かすといった業務を効率よく行うために高性能になっている。と言いたいところではありますが、現代においては個人用であってもゲームや動画編集など高い性能が求められることも多く、一概に「法人向けだから高性能」とも言えなくなっています。

例えば、個人向けとしても人気のあるAppleのMacBookがビジネスシーンでも多く見られるように、必ずしもビジネスPCは法人向けのものでなくてはならないということはありません。

上記からも言えるのは、ビジネスPCは日々の業務に必要な一定水準以上の性能を持ったPCということです。個人向けPCと違うところはそういった性能面に加えて、頻繁な持ち運びへの対応やデータを守るという意味合いでも耐久性が強化されていたり、セキュリティ面が強化されていたりという工夫がされています。

ただし、現代のビジネスPCはさらにリモートワークの普及によって様々な機能や性能が必要とされてきています。例えばWEB会議のための内臓カメラスペックや、マルチディスプレイに対応するインターフェイスやグラフィックボードといった部分が重宝されるようになってきています。

現代のビジネスにはビジネスPCが必須

ビジネスPCは場合によってはほぼ毎日使用するビジネスマンにとって重要なツールです。部署、チーム、業務内容はもちろん個人個人によっても相性があります。できる限り仕事のパフォーマンスを最大化させるために、過不足のないスペックと使いやすさを考慮して選びましょう。