LMSとは
LMSは「Learning Management System」を略した言葉で、日本語では「学習管理システム」と訳されています。
学習管理システムという名の通り、eラーニング教材を使用する際に受講者の進捗や成績などを管理したり、習熟度に応じて個々のコンテンツを調整したりすることができます。
LMSには受講者と管理者のどちらにも便利な機能が多く備わっているため、組織として学習効率や成果の向上を図りたい場合に活用できるシステムとなっています。
LMSとeラーニングの違い
eラーニングとは、インターネット環境でデジタルの教材を用いる「オンライン学習」そのもののことを指します。一方でLMSとは、eラーニング(=オンライン学習)をマネジメントするための「システム」のことです。LMSが普及された背景として、eラーニングだけでは学習状況の把握や習熟度の確認が難しかったという点が挙げられます。
そのため、用途としてはeラーニングの教材を用いて学習し、LMSで学習状況などを管理するという方法が一般的となっています。
LMSの主要機能6つ
LMSに搭載されている、代表的な機能は下記6つです。本章では、それぞれの機能について解説します。
- 受講者の管理
- 教材の作成
- 教材・コースの管理
- 進捗状況の管理
- 成績の管理
- コミュニケーション機能
1.受講者の管理
受講者の管理機能では、入社や退社などで変更が必要となった場合に受講者の追加・削除ができます。登録の際には手動で登録することも可能ですが、CSVデータによる一括登録や人事システムとの連携によるデータ連動などを活用することで、より便利な登録が実現可能となるでしょう。
2.教材の作成
LMS製品の中には、ExcelやPowerPointをベースとして教材を作成できる機能が備わっているものがあります。社内独自のルールやマニュアルなどを覚える必要がある場合は、それに対応した教材を作成することで効率的な教育が可能になります。さらに、学習アンケートを作成して活用することで教材の質向上を図れるでしょう。
3.教材・コースの管理
教材やコースの管理はLMSの中でもメインとなる機能の一つです。既存または作成した教材を用いてどのようにコースを作成し、どの受講者にいつ配信するのかなどを管理できます。文書教材と動画教材を組み合わせたり、テストやレポートをコースに取り入れたりすることで、学習の定着率向上を図れるでしょう。
4.進捗状況の管理
進捗状況の管理もLMSの中で重要な機能です。設定された期限に対して受講者がちゃんと受講を進めているかを、管理者が管理画面からリアルタイムで確認することができます。進捗が遅れている場合はシステムから受講者へ自動的に通知が送られるため、管理者の負担をかけずに進捗管理をすることが可能です。
5.成績の管理
受講者が受けたテストの成績を可視化し、分析できる製品も多くあります。テストの合格点を設定したり、点数の傾向から得意不得意を分析し、それに応じて次の教材を用意したりするなど、受講者一人一人の習熟度やスキルを評価できる仕組みが整っています。成績を管理し、評価することで適材適所な人材配置にも繋げられるでしょう。
6.コミュニケーション機能
コミュニケーション機能では、講師・担当者とのコミュニケーションや受講者同士でのコミュニケーションが可能です。チャットでの質疑応答や、掲示板を交流またはディベートの場として活用することもできます。資格などの難易度が高いカリキュラムでも、同じ学習をしている人が他にもいると実感できることでモチベーションの維持・向上を図れます。
LMSの活用例
LMSの機能やメリットだけでなく、具体的に企業がどうやって活用しているのかを知ると活用の幅が広がる可能性があります。本章では、LMSを導入した企業はどのように活用しているのか、活用例を紹介します。
- 社員の学習意欲向上
- 集合研修の簡略化
- 企業内大学の設立
社員の学習意欲向上
社内教育の一部をeラーニングで行い、一斉テストの実施や学習の管理をしっかりと行ったことで、社員の学習意欲が向上し、ほぼ全員が期間内に受講を完了したという事例があります。受講者数が多くても採点は自動で行えるため管理者の負担は少なく、進捗や成績の管理をメインに時間が使えます。社内教育で社員の学習意欲向上を図りたい場合はLMSの活用が効果的です。
集合研修の簡略化
LMSを活用することで集合研修を簡略化することができます。LMSでは集合研修の案内や申し込み管理、受講管理、事前事後の課題・アンケートなどをLMS上で完結させることが可能です。そのため、集合研修の運営に多くの手間がかかっている場合は、LMSを活用することで集合研修の運営負担を大幅に削減できるでしょう。
企業内大学の設立
企業内大学とは、企業内で大学のように年次ごとで必要スキルや知識の習得を行う制度です。受講者自身で目指すキャリアプランに向けてコースやコンテンツを履修する仕組みで、それを実現できるLMSであれば企業内大学の設立が可能となります。
LMSの導入を失敗しないために知っておくべき注意点
導入することで多くのメリットを得られるLMSですが、注意しておかなければならないこともあります。本章では、LMSを導入する前に知っておくべき3つの注意点について解説します。
- 運用にはコストがかかる
- システムや教材のアップデートが必要になる
- 受講率が低下する恐れがある
1.運用にはコストがかかる
LMSでは、受講者数や導入する部署が多いとその分コストもかかります。また、教材作成やアップデートにかかる人件費なども事前に考慮しておくことが大切です。事前に費用の想定がしっかりできていないと、導入後に想定以上のコストがかかってしまったという事態になりかねません。そのため、導入前に導入や運用にかかるコストを十分に把握するとよいでしょう。
2.システムや教材のアップデートが必要になる
「企業がLMSを導入するメリット」でコンテンツの質を向上できることについて解説しました。コンテンツのアップデートができるのはメリットですが、コンテンツを用意しても必要な知識は時代の流れとともに変わっていくため、永続的な利用はできません。一度コンテンツを用意したら永続的に利用できるという認識がある場合は、アップデートが必要となる点に注意が必要です。
3.受講率が低下する恐れがある
受講者のモチベーションを維持できる仕組みがないと、受講率が下がってしまう可能性があります。例えば、文字コンテンツばかりだったり分かりにくいコンテンツだったりするとモチベーションの低下を招いてしまうでしょう。
そのため、動画コンテンツを取り入れることや、掲示板などのコミュニケーション機能を活用することなどでモチベーションの維持を図ることが大切です。受講者が受講していてストレスに感じないような工夫を心がけましょう。
【厳選】おすすめLMSの比較27選
製品のおすすめポイント
- LearnOは年間35万人、法人数は700社以上で10年以上の実績
- eラーニングだけではない!セミナー代行の活用も
- 幅広い料金プランで最適な料金設定をご提案
製品のおすすめポイント
- 安全で利便性の高い学習環境を提供いたします
- 読書体験を共有し、社員同士のつながりを深める
- ナレッジをシェア・蓄積することで、より効果的な解決策を
製品のおすすめポイント
- 学習意欲の向上と、組織の成長を促進する設計
- 世界中で使えるグローバルなラーニングシステム
- 管理者が運営しやすいユーザーインターフェースと、充実のサポート体制
製品のおすすめポイント
- 誰にでも使いやすいユーザーインターフェイスでストレスフリーな受講を実現
- パソコン・タブレット・スマートフォンで受講可能。マルチデバイス対応
- MicrosoftTeamsとの連携でさらに充実したコース設計を提供
製品のおすすめポイント
- 教材作成は2ステップで完了。豊富なコンテンツを利用することも可能。
- eラーニングで扱う個人情報はしっかり保護。
- 受講者にも管理者にも使いやすい豊富な機能で学習を支援。
製品のおすすめポイント
- シンプルで誰にでも使いやすいをポリシーとしたLMS
- ソーシャルメディアや外部システムとの連携が可能なAPIを搭載
- 豊富な機能を標準装備。受講者も管理者もシンプルで使いやすい多機能LMS
製品のおすすめポイント
- eラーニングに必要な機能を標準装備。シンプルで簡単な操作を実現
- 無料の情報セキュリティ教材がついているのですぐに教育が開始できる
- 契約形態は「同時接続者数」を採用しているため登録者数での料金変動なし。
製品のおすすめポイント
- 誰でも使いやすいシステム操作とリマインド送信メール機能で管理者に優しい機能
- 開発もデータセンターも日本国内のみ。セキュリティは万全
- わかりやすい料金プラン。配信時間を気にせず使える設定
製品のおすすめポイント
- オリジナルコンテンツが誰でも簡単に作成できる
- オンデマンドコンテンツの作成も簡単。視聴速度も選べて便利
- 複雑な組織にも対応できる柔軟な権限の管理
製品のおすすめポイント
- 教材や課題などには多数の設定ができる機能を搭載
- 無制限のストレージとアクセスで安心な研修運用
- 世界最先端、最高レベルのセキュリティ技術でデータを守る
製品のおすすめポイント
- 静的教材も動的教材の作成も手軽に簡単に実現
- 直感的でわかりやすい画面で「学習」に集中できる
- 使いやすさと多機能性を兼ね備えた運用管理
製品のおすすめポイント
- さまざまなeラーニング教材の形に応える鍛え抜かれたコンテンツ
- 従業員のスキルを可視化するタレントマネジメント機能
- 基本サポートで、きめ細かい徹底的な支援。
製品のおすすめポイント
- 質の高いフィードバックでトレーニング効果を最大限に引き出す
- 双方向のライブ配信機能でこれまでの対面研修と変わらない学習体験
- 企業に合った評価方法を採用することで見たい情報を把握する
製品のおすすめポイント
- 申込みからすぐに利用が可能。多様な教材もらくらく作成
- 単なる「学習プラットフォーム」ではない本当の「学習」を届けるLMS
- 低コスト・短期からのスモールスタートが実現。導入後の拡張も簡単
製品のおすすめポイント
- 受講も管理も簡単にできるユーザーインタフェース
- 導入のコストや運用コストが一切必要のないシンプルなプラットフォーム
- 教材作成時の学習コストを低減し、人を育てる学習に注力できる
製品のおすすめポイント
- マルチデバイス対応でいつでもどこでも受講可能!多彩な教材を配信できる
- 直感的でわかりやすい画面で操作がしやすい
- Microsoft® Azure®のPaaSを利用し、強固なセキュリティで安心
製品のおすすめポイント
- ブラウザのみで簡単にコンテンツを作成可能、AIによる支援機能も
- 独自のワークフローを構築、研修履歴やスキルレベルの管理が可能
- 人材データによって社員スタッフのデータベースを構築可能
製品のおすすめポイント
- 社員の情報セキュリティ意識向上に最適!充実した学習機能
- ISMS認証運用支援機能で情報を一元管理!認証運用にお困りの企業へ
- セキュリティの可視化で対策やリスクの把握がしやすい
製品のおすすめポイント
- 社内研修の効率化を実現。役職・年度別研修、商品理解度研修やテストにも最適
- 代理店やフランチャイズ研修を実現。研修内容の変更やライセンス管理も可能
- 資格試験・検定試験・更新講習にも利用可能で不正対策も充実
- 研修や講義と合わせてeラーニングが提供できる。決済システムによる販売も可能
製品のおすすめポイント
- 約3,500のコースで様々な階層・職種に対応可能
- 専用の社員研修ポータルで受講状況を一元管理
- 専門のサポートスタッフで手厚いアフターフォロー
製品のおすすめポイント
- 受講者は1名から可能!運用費用を抑えられる
- eラーニングだけでなく、Web会議や情報共有としても活用可能
- ストレスチェック制度に対応!設問作成や変更も可能
製品のおすすめポイント
- 研修効果を最大に!学習内容の現場活用と実践フォロー
- eランニングのコンテンツを簡単作成でタイムリーな学習内容に
- 産休・育休者など休職社員向けのキャリアアップ支援や情報提供にも
製品のおすすめポイント
- 人材の定着力を高め、新入社員の内定辞退や早期離職を防げる
- 約5,000レッスンと豊富な教材!幅広い人材育成が可能
- わかりやすい学習フローで自主学習が進めやすい
製品のおすすめポイント
- ITスキルからビジネススキルまで、幅広い学習コンテンツを用意
- 学習コンテンツは7,500以上!毎月新しい学習動画が追加
- 扱っている各業界の第一人者や専門家がコンテンツに多数登壇
製品のおすすめポイント
- マンガ動画で学べる!難しい内容もわかりやすい
- 1レッスン5〜10分かつチャット形式でサクサク学習できる
- 実践的な内容も実際にツールを使ってクイズ形式で学べる
製品のおすすめポイント
- 社員が自ら進んで学ぶ環境をつくる企業文化へ
- インプットとアウトプットを繰り返せる教材
- 社員向けサポートだけではない!カスタマーサポートの伴走で企業サポートも手厚い
製品のおすすめポイント
- 誰にでも使いこなせる直感的インターフェイス
- 自社開発製品だから柔軟なカスタマイズ要望に対応可能
- ユーザー独自の教材をアップロード・利用が可能に
製品のおすすめポイント
- 550種類以上の動画研修コンテンツが受講し放題
- 自社オリジナルコースを柔軟かつカンタンに作成
- 初期費用0円、月額200円/人の圧倒的コストパフォーマンス
LMSを選ぶときに意識すべき9つのポイント
LMSを導入するときは、自社に最適な製品を選ぶことが重要です。本章では下記9つの観点から、自社に最適なLMSを選定するポイントを解説します。
- コンテンツは充実しているか
- 対象人数が自社に合っているか
- 操作性、視認性に優れているか
- 既存のコンテンツは使用可能か
- ライブ配信やオンデマンド配信が可能か
- 学習で使用するデバイスには対応しているか
- コミュニケーションは可能か
- 手厚いサポートがあるか
- 他システムとの連携は可能か
1.コンテンツは充実しているか
LMSには、標準またはオプションとして学習コンテンツが用意されている製品が多くあります。そのため、目的に応じたコンテンツがどれだけ用意されているかが比較の際に重要となるでしょう。教材の中には新人研修向けのものから、経営層をターゲットにしたものまで存在します。
また、テーマにおいても「ビジネスマナー」や「コンプライアンス強化」、「ITリテラシー」など幅広く用意されています。教材の作成よりも用意された教材を使って学習管理を行いたい場合は、オプションではなく標準で教材が用意されている製品を選ぶのがおすすめです。
2.対象人数が自社に合っているか
受講する人数によっても選定する製品は異なります。大人数が対象の製品を導入し、少人数でしか使わないとコストが負担になってしまったり、その逆でもトラブルが起きてしまったりする可能性があります。そのため、どのくらいの人数で受講するのかを事前に想定し、受講人数が多少増減することも考慮して、自社の対象人数に合った製品を選定しましょう。
3.操作性、視認性に優れているか
管理者にとっても受講者にとっても操作性や視認性に優れているかは重要なポイントです。
管理者側は、受講者の管理をする際に操作性や視認性が良いと確認がしやすいため、管理負担が軽減されます。
受講者側は、学習を始めようと思ったときに教材をすぐに開いて始められる環境があるだけで、モチベーションを維持しながら学習に取り組めます。一方で、操作性や視認性が悪いとモチベーションの低下につながり、学習を始めるまでのハードルが高くなってしまいます。
このことから、管理者と受講者の両者がストレスなく使えるような製品を選定することで、長期的な運用が可能となるでしょう。提供会社によっては無料トライアルが用意されている製品もあるため、導入前に操作性や視認性を確認しておくのがおすすめです。
4.既存のコンテンツは使用可能か
自社で既に使用しているコンテンツがある場合は、LMSでもそのコンテンツが使用できるかを確認しましょう。eラーニングの教材は「SCORM1.2」または「SCORM2004」という標準規格があり、これに準拠していることで教材などの移行が可能となります。また、既存コンテンツではなく、これからコンテンツを作成するという場合も将来的な移行に備えて標準規格に準拠している製品を選ぶとよいでしょう。
5.ライブ配信やオンデマンド配信が可能か
製品の中には講師によるライブ配信や、事前に録画した講義動画を配信する「オンデマンド配信」を行うための機能が備わっているものも存在します。動画やライブ配信による効果的な講義を展開していきたいと考えている場合は、製品選定の際に機能が備わっているかを確認しましょう。
6.学習で使用するデバイスに対応しているか
受講者が講義を受ける際に用いる端末についても、製品選定の前に必ず考えておきましょう。受講するデバイスはPC・タブレット・スマートフォンのどれかによってもプランの料金が変わってくる場合があります。利用シーンを考慮し、利用したいデバイスに対応した製品を選定しましょう。
7.コミュニケーションは可能か
講師と受講者または受講者同士でコミュニケーションを取るための機能が備わっている製品を選ぶのもおすすめです。コミュニケーション機能を活用することで、疑問の解消や受講者同士でのディベート、モチベーションの向上などが図れます。積極的にディベートへ参加しているかという点も評価に取り入れるなど、様々な活用方法があるため検討してみるとよいでしょう。
8.手厚いサポートがあるか
LMSの導入が初めてという場合や導入から運用までをスムーズに進められるか不安がある場合は、手厚いサポートがある提供会社の製品がおすすめです。導入から運用、管理、メンテナンスなどでトラブルが起きたら迅速な解決が必要となるため、サポートの手厚さを確認しておくとよいでしょう。
9.他システムとの連携は可能か
自社で他システムを導入している場合はLMSと連携できる可能性があります。評価を連動するために人事システムと連携したり、ライブ配信で講義をするためにWeb会議システムと連携したりするなど、他システムと連携することでLMSがさらに便利になるでしょう。
おすすめのLMS27選比較表
オンプレミス型 | クラウド型 | 特化型 | 統合型 | 企業向け | 学校向け | マルチデバイス | 動画配信 | トライアル | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
LearnO | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
Sharelot | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 | × | × |
SmartSkillCampus | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
ek-Bridge | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | ×(無料体験版あり) |
Generalist/LM | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | × |
Canvas LMS | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 | × |
Cornelius-LMS | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
Speed LMS | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
iStudy LMS | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | × | 〇 | ×(無料体験版あり) |
Coursebase | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
KnowledgeDeliver | 〇 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
CAREERSHIP | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 |
UMU | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
学び~と | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
LMS365 | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 |
etudes | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | × |
eden LMS | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
Seculio | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 |
LearningWare | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
サイバックスUniv. | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
ひかりクラウド スマートスタディ | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
KnowledgeC@fe | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | × |
playse. | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | × | 〇 | ×(無料体験版あり) |
Schoo for Business | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | ×(無料体験版あり) |
MENTER | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
Smart Boarding | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | × | 〇 | 〇 |
学びばこ | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
AirCourse | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
SAKU-SAKU Testing | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
企業がLMSを導入するメリット8つ
企業がLMSを導入すると、下記8つのメリットを得られます。タブレットやスマートフォンが普及する中で、eラーニングが世の中に浸透しつつあります。最近ではコロナウイルスの流行をきっかけに在宅勤務も広がっており、時間や場所に捉われないeラーニングは、今後必要不可欠な存在となるでしょう。本章では受講者側と管理者側のそれぞれの観点から、実務に役立つ具体的なベネフィットについて確認していきます。
受講者側のメリット
- 学習計画を立てやすくなる
- 教材や動画を利用して何度でも受講できる
- スピーディな学習を実現できる
- 様々なツールを組み合わせて学習できる
1.受講者が学習計画を立てやすくなる
受講者はLMSからいつでも受講できるため、期限と自身の予定を考慮した学習計画が立てやすくなります。インターネット環境があれば移動中やスキマ時間などで受講できるため、時間の有効活用が可能です。また、教材の進捗率をリアルタイムで可視化することができるので、学力・スキル向上への長期的な道筋を立てることができるでしょう。
2.教材や動画を利用して何度でも受講できる
手元にある端末だけで教材や動画を確認できるので、苦手な点やわからなかった点をすぐに見返すことができます。紙媒体の教材を利用していた際は、疑問点を人に聞いて確認する必要がありましたが、端末内でほとんどの疑問点を解決することができ効率的な学習の実現が可能です。また、動画での学習により立体的なコンテンツや音声での学習も導入できるので、多角的に理解を深めることができます。
3.スピーディな学習の実現
LMS上で受けたテストは採点が自動で行われるので、結果をすぐに確認することができます。また、オンライン上でのコミュニケーション機能が付与されていることによって、担当者や講師とチャットで質疑応答ができ、掲示板では交流の場を生むことが可能です。リアルタイムのコミュニケーションによって、移動や場所の確保を必要とせずスピーディな学習を実現できます。
4.コンテンツの質を向上できる
LMSには成績の統計データを出し、分析を行える機能が備わっています。また、LMSで管理している教材のアップデートも柔軟に行えます。統計データやアンケートなどを確認して教材をアップデートすることで、教材の質が向上し、より効果的な教育を図れます。
管理者側のメリット
- 一元管理できるため管理負担が軽減される
- 受講者の習熟度別にコンテンツを設定できる
- コンテンツの質を向上できる
- 教育の自動化が実現できる
1.一元管理できるため管理負担が軽減される
受講者の管理から教材の管理、進捗状況の管理、成績の管理までLMS上でできるため、管理負担を大幅に減らすことが可能です。進捗状況に遅れがある受講者に自動でアラートを出してくれる機能などを備えた製品も多くあるため、機能を活用することで管理業務を効率的に行えます。
2.受講者の習熟度別にコンテンツを設定できる
受講者が完了した教材やテスト、レポートなどを成績管理画面で確認することで、受講者一人一人の習熟度を把握することができます。そのため、習熟度に次の教材を用意したり、講師が個別に指導をしたりすることで習熟度の差を低減させることが可能です。受講者のモチベーションを分析することもできるので、包括的に学習を支援することができるでしょう。
3.コンテンツの質を向上できる
LMSには成績の統計データを出し、分析を行える機能が備わっています。また、LMSで管理している教材のアップデートも柔軟に行えます。統計データやアンケートなどを確認して教材をアップデートすることで、教材の質が向上し、より効果的な教育を図れます。
4.教育の自動化が実現できる
クラウド版では一からシステムを構築せずに教育の自動化が実現でき、資料の準備代や会場を設営する時間など、管理者側の様々なコストを削減することが可能です。LMSを運用する中で、管理者は教材や動画をLMSに登録し、必要な受講者のみに通知を送信するだけ工程が完了します。過去の受講者リストや研修内容も参照できるので、年度や研修ごとの受講者を横断的に管理することができるでしょう。
学習を管理し、教育の質を高めるにはLMSの導入が必須
LMS(学習管理システム)を導入すると、学習進捗の管理や教材の作成、成績の管理などができるようになります。社内教育の効率化を図りたい場合や、従業員の学習意欲を向上させたい場合は、LMSの導入を検討してみてください。
LMSの選定時は、目的に合ったコンテンツが備わっているか、対象人数が自社に合っているかなどの観点から選ぶといいでしょう。また、受講率低下を防ぐという点から、モチベーションを維持できる機能が備わっている製品がおすすめです。
ただし、作成したコンテンツが永続的に運用できるわけではありません。運用体制を整え、モチベーションの維持や教材のアップデートに努めることが極めて重要です。