製品を導入することになった背景

ブリヂストンファイナンス株式会社は、グループ全体の業務効率化を目的として、伝票起票業務の受託をきっかけに、DX SuiteとRPAの導入を決定しました。この決定に至った背景には、業務集約を目指す中で人的リソースに依存する限界を感じ、業務効率化を図る必要があったことが挙げられます。特に、ブリヂストンファイナンス株式会社は、タイヤ市場で世界シェアNo.1を誇るブリヂストングループの金融子会社として、グループ経理業務のシェアードサービスを提供しており、その一環として伝票起票業務の全自動化を目指すことになりました。

導入前に企業が抱えていた課題

ブリヂストンファイナンス株式会社は、グループ全体の資金を一元化する金融事業と、グループ全体の業務効率化を目的としたBPR事業を展開しています。BPR事業部では、ブリヂストングループの基幹システムであるSAPの運用管理を含め、経理や給与計算等の受託業務を行っていました。しかし、業務を集約するだけでは人的リソースに依存しており、効率化の限界を感じていました。特に、伝票起票業務では、月間150件ほどの業務があり、繁閑差が大きく、他業務への影響も懸念されていました。

導入前の課題に対する解決策

ブリヂストンファイナンス株式会社が直面していた課題に対する解決策として、AI-OCRとRPAを組み合わせた業務効率化の手段が採用されました。この導入の決め手となったのは、DX Suiteの読取精度の高さと、システムとの連携のしやすさでした。特に、請求書のデータ加工設定が可能である点や、AI insideのカスタマーサポートの質の高さが評価されました。これにより、伝票起票業務をはじめとする経理業務の全自動化が目指され、業務効率化に大きな期待が寄せられました。

製品の導入により改善した業務

DX SuiteとRPAの導入により、ブリヂストンファイナンス株式会社では伝票起票業務の全自動化を実現しました。具体的には、月間150件の伝票起票業務を読み取りから入力まで全て自動化し、繁閑差の解消と他業務への影響の軽減を図ることができました。また、AI-OCRとRPAの連携により、人が介在せずに業務を行うことが可能となり、業務効率化だけでなく、業務の質の向上にも寄与しました。この導入効果により、ブリヂストンファイナンス株式会社は、業務推進部としての受託業務の拡大と、ブリヂストングループ全体の効率化を目指しています。