製品を導入することになった背景

日本生命保険相互会社では、社会の変化に伴う顧客サービスの向上と業務効率化を目指し、「デジタル5カ年計画」を掲げてDXに取り組んでいます。特に金融法人契約部では、新契約申込書類の処理コストの削減を目的に、AI-OCR「AI inside Cube」の導入を決定しました。この動きは、紙ベースの業務が多く、デジタル化が強く求められていた背景からきています。

導入前に企業が抱えていた課題

同社は新契約申込書類の処理に関して、何百枚もの書類を手作業で入力し目視で点検するなど、時間とコストの大きな負担を抱えていました。加えて、業務量の波が大きく、人手に頼る体制が課題となっていました。特に、新契約業務においては、日々大量の紙ベースの申込書が届き、それらの効率的な処理が求められていました。

導入前の課題に対する解決策

日本生命保険相互会社は、上記の課題を解決するために、AI-OCR技術を活用することを選択しました。特に「AI inside Cube」は、読取精度の高さ、ユーザビリティの良さ、コストの低さ、強固なセキュリティを理由に選ばれました。この技術導入により、紙ベースの申込書類をデジタル化し、自動で処理する体制を確立することを目指しました。

製品の導入により改善した業務

「AI inside Cube」の導入により、新契約処理業務のコストを約40%〜50%削減し、業務効率が大幅に向上しました。この結果は、手作業での処理時間が大幅に短縮されたことによるものです。さらに、在宅勤務がしやすくなるなど、働き方の柔軟性も向上しました。これらの成果を基に、社内でのさらなるDX推進への動きが加速しています。