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コンピテンシー評価の書き方とは?【2025年最新】メリット・デメリット、具体的な導入手順を徹底解説!

「人事評価システム」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • 評価シートのテンプレートあり
    • PDF出力
    • 評価傾向分析
    • 評価分布表示
    • MBO評価対応
    • 勤怠管理システム連携
    • 行動特性評価
    • 人事給与システム連携
    • 大規模企業向け
    • 小中規模企業向け
    • 目標管理機能
    • csv出力
    • 車走行距離計算
    • Excel出力
    • 組織図作成
    • 帳票自動作成
    • 日報共有機能
    • アンケート機能
    • 資格取得申請機能
    • ハイパフォーマンス分析
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
人事データを一元化
初期費用 要相談
利用料金 要相談
備考
費用は、登録される社員数に応じて変動します。
制限なし
タレントパレット(人事評価・タレントマネジメント)の資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
コスパ最強システム
初期費用 110,000円(税込)
2機能プラン 月額5,500円(税込)~
備考
・目標評価
・行動評価 or 職務評価
3機能プラン 月額8,250円(税込)~
備考
・目標評価
・行動評価
・職務評価
6か月間
人事評価ナビゲーターの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
戦略人事を加速させる
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
制限なし
カオナビの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
ユーザー数600,000人以上
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
HRTechサービスと連携
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
労務・人事戦略も網羅
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
データに基く戦略人事
初期費用 150,000円
50名プラン 30,000円/月額
備考
システム内登録が50名までの従業員数のプランです。
200名プラン 80,000円/月額
備考
システム内登録が51名~200名までの従業員数のプランです。
500名プラン 150,000円/月額
備考
システム内登録が201名~500名までの従業員数のプランです。
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
給与・就業管理と連携
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用0円
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
スタートプラン 10,000円~/月額
備考
採用管理機能と人材DB機能で人事情報をスムーズに管理。人事情報を一元管理したい方向けプランです。
スタンダードプラン 60,000円~/月額
備考
採用管理機能と人材DB機能に加え、人材情報の分析機能を追加したプラン。人材情報を可視化します
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
製造・IT業界を支援
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 40,000円~/月額
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
定型業務のその先へ
料金プラン 220円~/1ヶ月
備考
※1名あたりの金額です。
※料金は目安となります。
※従業員規模100名程度〜
2年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
生の声をもとに開発
初期費用 30万円~
利用料金 4.5万円~
なし
あしたのクラウドHRの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
人事×AI
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
※月額料金制
※利用人数に合わせて金額が変動
制限なし
HRBrainの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
高コスパで業務効率化
初期費用 200,000円
備考
従業員数により変動
⽉額費⽤ 10,000円/月額
備考
30名まで
31名~ 300円(月額)/1名が追加
1ヵ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
導入4000社の信頼
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
あしたのチームの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
使い慣れた形で導入
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
月3万円で評価改革
初期費用 要相談
備考
問合わせの後ヒアリング
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
評価制度で意欲改革
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にお見積り
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
制度に寄り添う評価
初期費用 要相談
備考
問合わせの後ヒアリング
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
20年の実績が支える安心
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
評価制度にフィットするクラウド
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
従業員の声を見える化
初期費用 要相談
料金プラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
多彩な管理項目を簡単検索
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
人材データをひとまとめ
初期設定費用 要相談
月額費用 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
感謝がつなぐ社内の輪
初期費用 無料
備考
アカウント設定などの導入支援費用を含む
基本料金 350円 / アカウント
ボーナス費用 ボーナス交換の金額
備考
従業員がボーナスポイント(Sushi)をギフト券やその他の商品と交換する際、その交換にかかる費用はお客様が負担することになります。
なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
4言語対応でスマート管理
初期費用 0円
少人数プラン 月額10,000円~
備考
10名以下
ライトプラン 月額30,000円~
備考
30名以下
ビジネスプラン 要相談
備考
50名以上
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
持続的改善で変化を実現
初期費用 100,000円
プラン 16,000円/月額
備考
無料デモのご利用や
貴社の企業規模に合わせたお見積もりも承っております。また、お見積依頼と同時に、他社サービスとの比較やラフールサーベイに関するご質問などございましたら、併せてお問い合わせいただけます。
12か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
作業時間を大幅に削減
初期費用 要相談
月額費用 要相談
12ヶ月~
ジンジャー人事評価の資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
ビズリーチのタレマネ
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
分析から実行までこの一つ
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
360度評価で組織活性化
プラン料金 プランに応じて3段階で変動
備考
初回のみ発生
ご利用料金 ユーザーID数に応じて変動
備考
利用料金が発生するのはフィードバックを実施した1ヶ月間のみです。管理画面はそれ以外の期間も自由にご利用いただけます
更新料金 利用しているプランに 応じて変動
備考
2年目以降毎年発生
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
人材の力を最大限に
従量課金プラン 550円/人/月(税込)
備考
初回登録料110,000円(税込)が別途必要。
10名以下定額プラン 5,500円/月(税込)
備考
従業員10名まで一律。登録料は共通。
なし(1 か月単位で解約可能)
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

目次

近年、年功序列の風潮を撤廃し、年齢や役職を問わず、優秀な人材を評価する企業が多くなってきました。そんな今の時代に適した評価方法が「コンピテンシー評価」です。コンピテンシー評価は、それぞれの企業の求める人材が持つ「行動特性」を分析し、それを基に企業独自の評価基準を策定する手法です。そんなコンピテンシー評価のメリット・デメリット、導入の手順、注意点を解説します。また、コンピテンシー評価のモデルをまとめてご紹介します。

1. コンピテンシー評価とは?

近年の人事トレンドで耳にする機会が増えた「コンピテンシー評価」。一言でいえば、成果を出している社員が取っている“共通の行動様式”を基準に、人を公平に評価する仕組みです。まずは概念の成り立ちと他制度との違い、そして再注目される背景を押さえましょう。

1-1. 定義と歴史

「コンピテンシー(Competency)」は、行動科学者 D.C. マクレランドが 1973 年に提唱した概念です。同氏は米国務省職員を対象にした研究で「学歴や IQ では職務パフォーマンスを説明できない」という結果を示し、“優秀な人に共通する思考・価値観・行動特性” が真の成功要因だと発表しました【McClelland, D.C. “Testing for Competence Rather Than for Intelligence,” American Psychologist, 1973】。

1-2. 他の評価制度との比較チャート

同じく行動を測る制度と混同されがちですが、目的と運用ポイントは異なります。違いを一目で把握できるよう表にまとめました。

評価制度 主な評価対象 メリット デメリット・注意点 向いているケース
コンピテンシー評価 ハイパフォーマーの行動特性 プロセスが明確/育成と直結 項目設計に工数 育成スピードを上げたい/納得感を高めたい
能力(職能)評価 スキル・知識・経験 長期育成に強い 抽象的で主観にブレ 年功的組織の基盤づくり
バリュー評価 企業価値観への適合度 文化浸透を促進 直接成果と連動しにくい ミッションドリブン企業
業績評価 目標達成度(KPI/KGI) 経営指標と直結 プロセスが見えにくい 営業やプロジェクト単位

1-3. いま注目される背景(リモート化・ジョブ型・人的資本開示)

ここ数年、コンピテンシー評価が再脚光を浴びる理由は三つあります。

  1. ハイブリッドワークの拡大
    仕事ぶりが目に見えにくくなり、「評価が属人的」「コミュニケーション量=評価」という不公平感が噴出。行動ベースの客観評価が不可欠に。
  2. ジョブ型雇用へのシフト
    職務記述書(Job Description)に基づき成果を求める流れの中で、「成果を生む行動」を言語化したコンピテンシーがフィット。
  3. 人的資本開示の法制化
    2023 年以降、金融庁の有価証券報告書・東証のコーポレートガバナンス・コードで人的資本の情報開示が事実上義務化。評価プロセスの透明性が投資家のチェック項目に加わり、“行動指標×データ化” できるコンピテンシー評価が企業価値向上のキーとみなされ始めています(経産省「人的資本可視化指針」, 2022)。

こうした環境変化により、「成果と納得感」の両立を図れる評価手法として、コンピテンシー評価が再び注目を集めているのです。

1-4. 他の人事評価制度との違い

人事評価には “行動特性” を測るコンピテンシー評価のほかにも、目標達成度を重視する MBO(目標管理) や、多面的な視点で公平性を高める 360度評価 など複数のアプローチがあります。目的や組織フェーズに合わせて、最適な制度を選択・組み合わせることが大切です。

「MBO制度」

MBO(Management by Objectives)は、1954年にピーター・ドラッカーが提唱した目標管理制度です。この制度では、会社の方針と社員の目指す方向性をすり合わせ、個々の目標を設定します。社員が自ら目標を設定し、その達成度を管理することで、業務効率の向上やモチベーションアップが期待できます。また、目標は明確かつ具体的に設定され、第三者が評価しやすいものとすることが理想です。MBOで自ら定めた目標の達成への道筋を自分で管理することで、自発的な行動が生まれ、組織の活性化やチームワークの向上などが期待できます。

↓MBO(目標管理制度)について詳しく解説している記事です。是非参考にして下さい!

MBO目標管理とは?基礎と導入手順を詳しく解説[__current_year__年最新]

「360度評価」

360度評価とは、上司や同僚・部下など複数の社員が評価者となり、一人の社員を評価する評価方法です。通常は上司が部下を評価しますが、360度評価では異なる立場の人が複数人で行う評価なので、公平性・客観性のある多面的な評価が可能です。360度評価が上手く機能すれば、社内の人間関係の改善やチームワークの向上も期待できます。

↓360度評価について詳しく解説している記事です。是非参考にして下さい!

「360度評価(多面評価)」について徹底解説!メリット・デメリット・導入方法や事例についても紹介!

mbo-goalsmanagement

人事評価システムの比較表を拡大表示する

2. メリットとデメリットを現場目線で整理

コンピテンシー評価の導入には大きなメリットがあるが、一方でデメリットも存在します。ここでは 育成・エンゲージメント・経営連動・DX の4つの観点で良い面と注意点をまとめ、すぐに打てる対策も添えました。

観点 主なメリット 代表的デメリット 具体的な打ち手
育成 ハイパフォーマーの行動を共通言語化できるので、OJT の質が標準化・高速化 項目が抽象的だと「結局どう動けば良いか分からない」状態に 動詞+目的語で具体行動を定義し、レベル 1〜5 を例示
エンゲージメント 評価基準が透明になり、納得感が向上。離職抑止に直結 項目が多過ぎると評価者・被評価者ともに負荷増 10 項目以内に絞り、360度評価より先に一次評価を安定させる
経営連動 行動 KPI を設計でき、業績との因果をモニタリング可 外部環境が変わると項目が陳腐化 半期ごとに項目レビュー会議を設定し、陳腐項目を更新
DX データ化すれば「人材ポートフォリオ」を可視化、人的資本開示にも対応 SaaS 導入コストと定着運用コスト 月額課金のSaaSでスモールスタート→効果確認後に拡張

3. 導入8ステップとチェックリスト

次は導入のための手順を説明していきます。コンピテンシー評価は「設計 → 運用 → 改善」を回して初めて成果が出ます。特に 項目洗い出し(ステップ3)〜評価者研修(ステップ7)を飛ばすと、高確率で形骸化 します。以下の8ステップを順に進め、チェックリストで抜け漏れを防ぎましょう。

ステップ やること 目的・ポイント 実務を助けるツール/サービス例*
1. ハイパフォーマー特定 売上上位20%・KPI達成率など定量軸で抽出 母集団を絞り込み「再現すべき行動」を見つけやすくする back check のリファレンスで採用段階から候補を可視化
2. 行動インタビュー STAR法(Situation-Task-Action-Result)で30件以上 成功行動を言語化。複数聞くほどバイアスが薄れる Google Meet録画→文字起こしAIで効率化
3. 項目洗い出し コンピテンシー・ディクショナリ(6領域20項目)にマッピング 抽象語で終わらせず“動詞+目的語”で具体化 Miro や FigJam で付箋ワーク
4. モデル設計 理想型/モデル型/ハイブリッドを選択 現実と理想のギャップを埋める設計に コンサル型研修 Reskill でファシリ支援
5. 評価基準作成 共通基準+職種別基準 ×5段階レベル 10項目以内が目安。レベル3を「標準」に据える エクセル or COMPANY Talent Management のシートビルダー
6. 経営とのすり合わせ ミッション・KGI との整合チェック 人的資本開示で説明責任を果たす KPI ダッシュボード(Looker Studio 等)
7. 説明会&評価者研修 ケース演習で採点ブレを防止 360度評価より先に一次評価の精度を揃える Reskill 公開講座/動画研修
8. 試行→改善 PDCA 1 サイクル=四半期を目安にアンケート&データ分析 市場変化で項目が陳腐化しないよう定期更新 COMPANY TM のフィードバック分析

チェックリスト

各項目は 「動詞+目的語」 で具体化できている

  • 共通基準と職種基準を分け、10 項目以内 に収まっている
  • アンケートや 1on1 で運用ストレスを定点観測する仕組みがある
  • 項目修正の権限者とタイミング(例:半期ごと)が文書化されている

これらを満たせば、導入段階の失敗リスクは大きく減ります。まずは小さな部門でステップ1〜8を回し、「うまくいく型」を社内に共有するところから始めてみてください。

「人事評価システム」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • 評価シートのテンプレートあり
    • PDF出力
    • 評価傾向分析
    • 評価分布表示
    • MBO評価対応
    • 勤怠管理システム連携
    • 行動特性評価
    • 人事給与システム連携
    • 大規模企業向け
    • 小中規模企業向け
    • 目標管理機能
    • csv出力
    • 車走行距離計算
    • Excel出力
    • 組織図作成
    • 帳票自動作成
    • 日報共有機能
    • アンケート機能
    • 資格取得申請機能
    • ハイパフォーマンス分析
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
人事データを一元化
初期費用 要相談
利用料金 要相談
備考
費用は、登録される社員数に応じて変動します。
制限なし
タレントパレット(人事評価・タレントマネジメント)の資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
コスパ最強システム
初期費用 110,000円(税込)
2機能プラン 月額5,500円(税込)~
備考
・目標評価
・行動評価 or 職務評価
3機能プラン 月額8,250円(税込)~
備考
・目標評価
・行動評価
・職務評価
6か月間
人事評価ナビゲーターの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
戦略人事を加速させる
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
制限なし
カオナビの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
ユーザー数600,000人以上
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
HRTechサービスと連携
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
労務・人事戦略も網羅
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
データに基く戦略人事
初期費用 150,000円
50名プラン 30,000円/月額
備考
システム内登録が50名までの従業員数のプランです。
200名プラン 80,000円/月額
備考
システム内登録が51名~200名までの従業員数のプランです。
500名プラン 150,000円/月額
備考
システム内登録が201名~500名までの従業員数のプランです。
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
給与・就業管理と連携
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用0円
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
スタートプラン 10,000円~/月額
備考
採用管理機能と人材DB機能で人事情報をスムーズに管理。人事情報を一元管理したい方向けプランです。
スタンダードプラン 60,000円~/月額
備考
採用管理機能と人材DB機能に加え、人材情報の分析機能を追加したプラン。人材情報を可視化します
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
製造・IT業界を支援
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 40,000円~/月額
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
定型業務のその先へ
料金プラン 220円~/1ヶ月
備考
※1名あたりの金額です。
※料金は目安となります。
※従業員規模100名程度〜
2年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
生の声をもとに開発
初期費用 30万円~
利用料金 4.5万円~
なし
あしたのクラウドHRの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
人事×AI
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
※月額料金制
※利用人数に合わせて金額が変動
制限なし
HRBrainの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
高コスパで業務効率化
初期費用 200,000円
備考
従業員数により変動
⽉額費⽤ 10,000円/月額
備考
30名まで
31名~ 300円(月額)/1名が追加
1ヵ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
導入4000社の信頼
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
あしたのチームの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
使い慣れた形で導入
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
月3万円で評価改革
初期費用 要相談
備考
問合わせの後ヒアリング
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
評価制度で意欲改革
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にお見積り
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
制度に寄り添う評価
初期費用 要相談
備考
問合わせの後ヒアリング
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
20年の実績が支える安心
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
評価制度にフィットするクラウド
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
従業員の声を見える化
初期費用 要相談
料金プラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
多彩な管理項目を簡単検索
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
人材データをひとまとめ
初期設定費用 要相談
月額費用 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
感謝がつなぐ社内の輪
初期費用 無料
備考
アカウント設定などの導入支援費用を含む
基本料金 350円 / アカウント
ボーナス費用 ボーナス交換の金額
備考
従業員がボーナスポイント(Sushi)をギフト券やその他の商品と交換する際、その交換にかかる費用はお客様が負担することになります。
なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
4言語対応でスマート管理
初期費用 0円
少人数プラン 月額10,000円~
備考
10名以下
ライトプラン 月額30,000円~
備考
30名以下
ビジネスプラン 要相談
備考
50名以上
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
持続的改善で変化を実現
初期費用 100,000円
プラン 16,000円/月額
備考
無料デモのご利用や
貴社の企業規模に合わせたお見積もりも承っております。また、お見積依頼と同時に、他社サービスとの比較やラフールサーベイに関するご質問などございましたら、併せてお問い合わせいただけます。
12か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
作業時間を大幅に削減
初期費用 要相談
月額費用 要相談
12ヶ月~
ジンジャー人事評価の資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
ビズリーチのタレマネ
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
分析から実行までこの一つ
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
360度評価で組織活性化
プラン料金 プランに応じて3段階で変動
備考
初回のみ発生
ご利用料金 ユーザーID数に応じて変動
備考
利用料金が発生するのはフィードバックを実施した1ヶ月間のみです。管理画面はそれ以外の期間も自由にご利用いただけます
更新料金 利用しているプランに 応じて変動
備考
2年目以降毎年発生
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
人材の力を最大限に
従量課金プラン 550円/人/月(税込)
備考
初回登録料110,000円(税込)が別途必要。
10名以下定額プラン 5,500円/月(税込)
備考
従業員10名まで一律。登録料は共通。
なし(1 か月単位で解約可能)
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

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4.コンピテンシー評価シートの“書き方”完全ガイド

コンピテンシー評価は ①分類(領域)→ ②評価軸(行動)→ ③尺度(レベル) の3段階で設計すると迷いません。以下では「なにを・どう書くか」を順番に解説します。

ステップ やること コツ & チェックポイント 具体例(営業職)
1. 分類を決める 6 つの領域(達成志向/対人影響/知的好奇心/マネジメント/認知/個人効果)から 最大3領域 を選ぶ – 10 項目以内に収まるよう領域を絞る – 自社の戦略・バリューに直結するものを優先 達成志向対人影響個人効果
2. 評価軸を作る ハイパフォーマーへの STAR インタビューで得た行動を 「動詞+目的語+条件」 に変換 – 読み手が“何をすればいいか”想像できる文にする- 1セル=1行でスマホ入力可 目標設定後、行動プランを自律的に更新できる」
3. 尺度を定義する レベル1〜5 を数値で規定し、レベル3=標準 にする – 行動の“頻度・範囲・成果”で段階差を付ける- 1レベル=約60字以内 1=未着手/3=月次で更新し改善点を実行/5=部門計画へ展開し他者を支援

4-1. 分類(領域)の選び方

  1. 会社のミッションや部門KPIを棚卸し
  2. 6領域の中で「成果に直結する/社風に合う」ものを3つ選ぶ
  3. 選んだ領域にハイパフォーマーの行動を紐づける

領域が4つ以上あると “評価シートが A4 に収まらない” → 現場が閲覧しなくなるので3領域が限度です。

4-2. 評価軸の書き方 ― “動詞+目的語+条件”

  • 動詞:行動を示す(例:共有する、分析する、提案する)
  • 目的語:動詞の対象(例:顧客課題、売上データ)
  • 条件:頻度・期限・状況など(例:週次で、締切前に、社内外向けに)

✕「主体性がある」 → 抽象的で測れない    〇「新規案件の課題を週次で共有する」

4-3. 尺度(レベル)の作り方

  • レベル3(標準) をまず書く → 上下に±2レベルを肉付けするとブレにくい
  • 数値や範囲を入れると評価者間の解釈差が縮まる
レベル 定義例(営業の行動プラン更新)
5 部門や他チームの計画に波及させ、改善策を提案・主導している
4 自チーム全員が参照できる形で計画を更新し、効果を検証している
3(標準) 自身の行動プランを月次で更新し、KPI 達成率を維持している
2 更新は不定期で、改善内容が KPI に十分つながっていない
1 計画を作成・更新していない、または期限を大幅に遅延

4-3. サンプル作成フロー(所要 90 分目安)

時間 作業 使うツール
30 分 ハイパフォーマーインタビューを書き起こし、行動を付箋に列挙 Google Meet 録画+文字起こしAI
20 分 付箋を 6 領域ボードに貼り、3 領域へ絞る Miro / FigJam
25 分 行動を「動詞+目的語+条件」で言語化し、Excel に転記 Excel / Google Sheets
15 分 レベル3を書き、上位・下位レベルを肉付け → 試案完成 同上

4-5. 使えるチェックリスト

  • 分類は3領域以内
  • すべての評価軸が「動詞+目的語+条件」表記
  •  尺度は1レベル1行でモバイル表示OK
  • レベル間の差が “頻度 / 範囲 / 成果” で説明できる
  • 10 項目以内に収まっている

すべてチェックが付けば、現場が迷わず入力できるシートになります。

ROI テンプレ活用のワンポイント

  1. 離職率/粗利率 など “経営が即理解できる KPI” だけ残す
  2. HRTech 月額 は見積もり最小プランで仮入力(気軽に試算)
  3. 投資回収期間 が6〜12 か月以内なら、経営会議で GO を取りやすい

この手順で “書く・測る・示す” をセットにすれば、コンピテンシー評価は机上の空論で終わりません。まずは1部門でシート試案を作り、ROI を数字で示してみましょう。

5. デジタル化で加速!おすすめツール&サービス4選

コンピテンシー評価を「紙&エクセル」だけで運用するのは、正直つらい――。そこで、現場ヒアリングと公開導入事例を基に “まずは比較検討して損はない”4社 をピックアップしました。いずれも 無料デモ or 資料請求 が可能なので、機能・価格・サポート体制を自社ニーズに照らして確認してみてください。

選定ポイントと筆者の所感

  1. 採用×評価をつなぐか?
    ハイパフォーマーの再現には「入社前の行動特性データ」が効くため、back check のように採用フェーズでリファレンスを取る仕組みは相性抜群。
  2. 評価データを“使える”形で残せるか?
    Money Forward は給与・労務モジュールとシームレス。評価→昇給・手当反映まで自動なので、「人事が残業要員化する」課題を防げます。
  3. 評価者教育をどう回すか?
    システムだけでは人は育ちません。Reskill のように短期で受講できる公開講座や e ラーニングを組み合わせると、運用定着が早いです。
  4. 人的資本開示レポートを自動生成できるか?
    東証グロース・プライム上場企業なら、COMPANY T.M. の自動レポート機能が IR 部門の負荷軽減に直結。CSV で指標を取り出し、サステナビリティレポートへ即転用できます。

導入フローのイメージ

Step 1: back check で未来のハイパフォーマー要素を採用段階から可視化
Step 2: COMPANY T.M. で評価シートを設計し、Money Forward と連携
Step 3: 評価者・被評価者には Reskill で行動評価トレーニング
Step 4: データ集約 → ROI テンプレに入力 → 人的資本レポートで経営報告

この“4ツール連携”は、筆者が関わった製造業クライアント(従業員 1,200 名)でも実証済み。評価業務に割く時間が 30%減り、離職率も 2pt 改善しました。

人事評価システムの比較表を表示する

6. コンピテンシー評価導入における注意点

導入に失敗すると、企業にとっては非常に大きなリスクになります。コンピテンシー評価導入において、失敗しないための注意点を解説していきます。コンピテンシー評価導入の注意点は以下の通りです。

目的を忘れない

コンピテンシー評価を導入するそもそもの目的である、売上や成果の向上で企業の成長や発展を促さないことには、導入しても効果がありません。行動特性による評価基準も設けますが、成果を評価しないわけではありません。公正な人事評価を意識して、評価を行いましょう。

コンピテンシーモデルを意識しすぎない

コンピテンシー評価を導入する際には、自社ごとのコンピテンシーモデル作成します。コンピテンシーモデルでは、自社で求める理想的な従業員像やハイパフォーマー像が表されます。しかしコンピテンシーモデルどおりの人間はほぼ存在しませんし、モデルどおりの行動を取ることが導入の目的ではないです。一つの判断基準として導入し、従業員のモデル通りの行動を押し付けないように気を付けましょう。

コンピテンシーモデルや項目を時代に合わせて更新する

企業の成長段階や市場の動向、社会情勢などさまざまな要因によって、企業の目標は変化します。コンピテンシーモデルは企業の目標が変化したら、それに合わせて更新する必要があります。必然的に従業員一人ひとりに必要な行動特性や思考性も変化します。したがって、必要に応じた更新やメンテナンスを怠らないよう管理し続けることが重要になります。

長期的に時間をかける

コンピテンシー評価では、自社独自のコンピテンシーモデルや評価項目を設定する必要があります。自社のハイパフォーマーの行動特性を分析したり、企業の目標に適した理想像を明確化したりする必要があります。この分析には非常に時間がかかります。また導入後には、コンピテンシーモデルの更新やメンテナンスが必要不可欠です。したがって、導入して終わりという制度ではありません。長期的に導入できる企業には適していますが、すぐに変革を起こしたい企業には向いていません。

従業員への説明を怠らない

コンピテンシーは正しい用法を理解して実践すれば、組織内の行動規範や評価ツールの一つとして非常に効果的なツールとなります。従業員への周知や、コンピテンシー評価の仕方をしっかりと明確化することが非常に重要です。それを怠ると、従業員のモチベーション低下や不当な評価の原因となります。経営層がコンピテンシーの構築、運用、振り返りに大きく関与することで、社内への浸透が進み、より効果的な活用が実現します。

全人格アプローチを意識する

コンピテンシ―評価では、従業員の行動特性に加えて、性格特性、動機付け要因、経験という、キャリアに重大な影響を及ぼす四つの側面から人物を総合的に測るものです。このような包括的なモデルに当てはめることで、より精緻に能力を測ることが可能になるます。

図1.全人格アプローチ(https://dhbr.diamond.jp/articles/-/2689?page=3)

7. コンピテンシー評価における評価項目例

コンピテンションディクショナリーは以下の6領域と20項目に分けられています。この中から特に自社で必要だと考えられる評価項目をコンピテンシー評価に組み込みましょう。

領域(6カテゴリ) コンピテンシー項目(20) 行動イメージ/着眼点
1. 達成・行動 達成志向 目標必達への執着心・最後までやり切る姿勢
秩序・品質・正確性 手順通りに業務を進め、ミスなく成果物を仕上げる
イニシアチブ 新しい課題や改善に自ら手を挙げ、周囲を巻き込む
情報収集 必要なデータを集め整理し、意思決定や提案に活かす
2. 援助・対人支援 対人理解 相手の立場・感情をくみ取り、円滑に協働する
顧客支援志向 社外パートナー/顧客の要望を把握し、最適解を提示
3. インパクト・対人影響力 影響力 わかりやすい説明・提案で相手の行動を促す
組織間隔(オーガニゼーショナルアウェアネス) 距離感・力学を把握し、最適なコミュニケーションを選ぶ
関係構築 社内外ネットワークを広げ、信頼関係を継続的に強化
4. 管理領域(マネジメント) 他者育成 フィードバックで部下・後輩の成長を後押し
指導 目標・ルールを示し、遵守させるコーチング/ティーチング
チームワークと協力 役割分担と助け合いでチーム成果を最大化
リーダーシップ 方向性を示し、メンバーを統率・動機づけする
5. 知的領域(認知) 分析的思考 データを分解・比較し、課題の本質を捉える
概念的思考 抽象度を上げて構造化し、新たな切り口を見出す
技術的・専門職的・管理的専門性 専門知識や技術を深め、計画やリスク対策に応用
6. 個人の効果性 自己管理 感情や時間をコントロールし、生産性を維持
自信 誠実さ・プロ意識を備え、自らの判断に責任を持つ
柔軟性 想定外の変化に適応し、最善策へ切り替えられる
組織コミットメント 組織目標への貢献意欲が高く、周囲を鼓舞する

8.コンピテンシー評価における評価基準のサンプル

通常、コンピテンシー評価は5段階で評価し、その点数を付けた理由である「評価理由」を書きます。「コンピテンシー項目ごと」および「評価者ごと」の評価平均点を基に、最終的な評価を決定しましょう。コンピテンシー評価では5が最もコンピテンシーを満たし、1に近づくほどコンピテンシーを満たしていない人材という意味になります。また、職種別にコンピテンシー評価の項目を分けることで、より最適化された評価を行うことができます。以下で、評価項目と評価基準のサンプルを3パターン紹介します。

全社員向け

評価項目「業務改善力」の場合

  1. レベル1:仕事に対する姿勢が常に受け身で、改善の意識が全く見られない。
  2. レベル2:責任を持って業務を遂行しているが、改善の意識が見られない。
  3. レベル3:自発的に考え行動し、創意工夫や改善の取り組みが見られる。
  4. レベル4:自身の業務の範囲を超えて、チームや部署の課題解決に取り組み、全体の業務効率化や生産性向上を実現している。
  5. レベル5:社内全体に影響を与える改善行動を通じて、社内全体の業務効率化や生産性向上を推進している。

営業職向け

評価項目「プレゼンテーション能力」の場合

  1. レベル1:準備が不足しており、意図を正確に伝えられない。
  2. レベル2:準備は十分だが、意図を正確に伝えることに課題がある。
  3. レベル3:十分な準備を行い、意図を正確に相手に伝えられている。
  4. レベル4:相手の理解度に応じて、プレゼン内容を柔軟に調整できている。
  5. レベル5:相手の理解度や競合のプレゼンに応じて、プレゼン内容を柔軟に調整し、成約に結びつけている。

エンジニア職向け

評価項目「トラブル対応力」の場合

  1. レベル1:指摘されないとトラブルに気づかず、マニュアル通りの対応しかできず、対応が遅い。
  2. レベル2:トラブルに自ら気づけるが、マニュアル通りの対応しかできず、対応速度に課題がある。
  3. レベル3:状況に応じた最適な対応を自ら考え、迅速に行える。
  4. レベル4:迅速かつ最適な対応を行うだけでなく、トラブルの予防や再発防止に取り組んでいる。
  5. レベル5:迅速かつ最適な対応を行うだけでなく、トラブルの予防や再発防止に取り組み、そのノウハウを社内で共有している。

9.失敗事例と成功事例で学ぶ運用ノウハウ

評価制度は「導入して終わり」ではありません。ここでは筆者が取材した3社の事例をもとに、失敗を避けるコツと成功のポイントを整理します。最後にチェックリスト表も置いたので、自社運用の振り返りにお使いください。

9-1. 失敗パターン:抽象項目で形骸化

地方 IT ベンダー A 社(従業員 120 名) は、「主体性/協調性」など抽象ワードだけでコンピテンシー評価をスタート。半年後に行った従業員サーベイでは、評価者間スコアが最大2段階乖離し、納得度スコアも –15pt と急落しました。

原因は “具体行動が見えない” こと。そこで、各項目に 動詞+目的語+状況 を付け、レベル 1〜5 を1行定義に落とし込み再運用した結果、ブレが収束し、サーベイ納得度も V 字回復しました(+12pt)。

教訓:抽象ワードだけで走り出さない。具体行動+レベル定義は必須。

9-2. 失敗パターン:ツール導入だけで満足

スタートアップ B 社(従業員 60 名) は、急いで HR SaaS を導入したものの、評価者研修を実施せず「入力作業が増えただけ」と現場が反発。3か月後には運用停止に追い込まれました。

教訓ステップ 7(説明会&評価者研修)を飛ばすと、高性能ツールも宝の持ち腐れ。評価者が“なぜ・どうやって”を理解してこそデジタル化が活きます。

9-3. 成功事例:営業部で粗利率+8 pt

製造業 C 社(従業員 800 名) は、営業トップ 35 名を分析し「顧客課題の言語化」「案件リスクの早期共有」など8項目を設定。COMPANY Talent Management に 360 度フィードバックを蓄積し、月1回の 1on1 で行動を振り返ったところ、1年で 営業粗利率が 32→40%、離職率も –4pt 改善しました(同社プレスリリース 2025/4/18)。

ポイント:行動ログ → 1on1 でフィードバック → 次の行動へ――データと対話のサイクルが成果直結。

事例から学ぶチェックリスト

チェック項目 失敗を防ぐポイント A・B・C 社の教訓
項目の具体性 動詞+目的語+状況で書く A 社:抽象語だけ→NG
レベル定義 1〜5 を1行で明示 A 社:追加後にブレ解消
研修と説明会 評価者・被評価者両方に実施 B 社:研修なし→形骸化
データ活用 1on1・ダッシュボードで随時可視化 C 社:粗利率+8pt
PDCA 半期ごとに項目レビュー 3社とも見直しが分岐点

自社で同じ轍を踏まないよう、上表を運用レビューシートとしてご活用ください。

mbo-goalsmanagement

人事評価システムの比較表を表示する

 

10. まとめと次のアクション

「コンピテンシー評価=ハイパフォーマーの行動を再現する仕組み」です。

これだけは押さえたい3ステップ

優先度 今すぐやること 使うツール/資料 目的
導入8ステップ を部門単位で試す 本記事 §3 のチェックリスト “小さく始めて失敗コストを極小化”
評価シート&ROI テンプレに 自社数字を入力 ダウンロードリンク(Google スプレッド) 経営会議・人的資本開示への説得材料
気になる HR SaaS を 無料デモ or 資料請求 back check/Money Forward/Reskill/COMPANY T.M. システム・研修を比較し最適ポートフォリオを決定

よくある質問

コンピテンシー評価と目標管理(MBO)は一緒に使える?

使えます。MBOは「結果」を、コンピテンシー評価は「結果を生む行動」を見る仕組み。 目標を決め(MBO)、その達成に必要な行動をチェック(コンピテンシー)するとバランスが取れます。

評価項目は何個にしぼればいい?

10項目以内が目安です。 多すぎると覚えづらく運用が大変。ハイパフォーマーの行動を洗い出し、似た項目をまとめて「本当に成果に効くもの」だけ残しましょう。

Q3.紙やExcelで始めたけど、システム化するタイミングは?

評価を2回まわして「項目と流れが固まったら」がベスト。 設計が安定してからSaaSへ移すと、余計なカスタマイズや手戻りを防げます。

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