ビジネスPCの導入事例5選｜導入前の課題や導入後の効果を紹介

本記事では、企業がビジネスPCを導入することで、どのような効果を得られたのかについて紹介します。導入した企業の業種と規模を確認し、導入前の課題から改善の施策、導入後の効果を知ることでビジネスPCを導入する際の参考にしましょう。

導入事例1：株式会社JSOL（導入製品：VAIO Pro シリーズ）

VAIO S13が実現する2020年の働き方。「セキュリティ」と「働き方改革」を見据えた新時代のシンクライアント環境。

※出典：VAIO S13が実現する2020年の働き方。「セキュリティ」と「働き方改革」を見据えた新時代のシンクライアント環境。

業種	企業規模
IT・情報通信	1001名以上

導入前の課題

JSOLは、高いセキュリティレベルと効率的な業務運用を求め、シンクライアント端末の導入を検討しました。しかし、従来のPCの運用コストやセキュリティの問題が障壁となりました。また、東日本大震災の経験から、災害時にもデータを保護できるモデルを必要としていました。

改善の施策

JSOLは、VAIO S13にWindows 10 IoT Enterpriseを採用し、シンクライアント化を実現しました。VAIO S13は、カスタマイズされた機能制限されたOSを搭載し、高いセキュリティとビジネスシーンでの使用に適したハードウェアを備えています。また、JSOLの要件に合わせて、マウス以外のヒューマンインターフェースデバイスの使用を制限し、データの持ち込みや保存を制限するなどのキッティングを行いました。

導入後の効果

VAIO S13の導入により、JSOLは高いセキュリティレベルを確保しながら、運用コストを削減しました。仮想デスクトップの導入により、OSのアップデートやバックアップはサーバー側で行うことができ、セキュリティも強化されました。VAIO S13の特徴により、紛失や盗難にあってもデータの初期化が可能であり、業務の継続性が確保されました。さらに、2020年の目標に向けて、シンクライアント環境を整備し、柔軟な働き方を実現することができました。

導入した製品：VAIO Pro シリーズ

VAIO Pro シリーズの製品情報はこちら→ https://digi-mado.jp/products/12160/

VAIO Pro シリーズの事例一覧はこちら→ https://digi-mado.jp/case/?prd_id[]=12160

導入事例2：科研製薬株式会社（導入製品：レッツノート）

MRの活動にぴったり寄り添うモバイルで人が中心となる次世代の働き方を実現。
※出典：MRの活動にぴったり寄り添うモバイルで人が中心となる次世代の働き方を実現。

業種	企業規模
医療・化学	1,001名以上

導入前の課題

製薬業界では、医療関係者に新薬や治療方針を伝えるために頻繁に行われるWEBセミナーが主流となっていました。しかし、大人数を収容できる会場の手配や集客の手間、費用が必要であり、効率的な運営に課題がありました。また、社内のコミュニケーションも直行直帰型のワークスタイルが増えたことで対面での機会が減少し、情報の共有やモチベーションの向上に課題がありました。

改善の施策

科研製薬はこれらの課題を解決するために、CF-XZ6を導入しました。CF-XZ6はHDMI端子やVGA端子などのインターフェースが充実しており、WEBセミナー閲覧用の端末として適していました。全MRがCF-XZ6を担当施設に設置し、メイン会場で行われる演者講演のライブ映像を受信し、プロジェクターで投影して医療関係者に視聴させるスタイルを採用しました。また、社内会議の対面性を補完するために、クラウド型のWEB会議サービスを導入し、社内会議を対面で行える環境を整備しました。

導入後の効果

CF-XZ6の導入により、新たな情報提供活動の可能性が広がりました。WEBセミナーの運営が効率的に行えるようになり、大人数を収容できる会場の手配や集客の手間を省くことができました。医師やコメディカルの方々を含む約3,000人近くの視聴者が一斉にWEBセミナーを視聴し、リアルタイムに質問を受けることができました。また、WEBセミナーのアンケートへの回答も得られ、視聴者と主催者の両方にとって価値の高いイベントとなりました。さらに、CF-XZ6とクラウド型のWEB会議サービスの導入により、社内のコミュニケーションが改善され、情報の共有やモチベーションの向上が実現しました。

導入した製品：レッツノート

レッツノートの製品情報はこちら→ https://digi-mado.jp/products/12158/

レッツノートの事例一覧はこちら→https://digi-mado.jp/case/?prd_id[]=12158

導入事例3：株式会社LIFULL（導入製品：ThinkPad X1シリーズ）

クリエイティブでハイパフォーマンスな働き方を支えるPCとしてレノボ「ThinkPad A285」を選択　いつでも、どこでも、すばやく業務が遂行できる環境の実現へ

※出典：クリエイティブでハイパフォーマンスな働き方を支えるPCとしてレノボ「ThinkPad A285」を選択　いつでも、どこでも、すばやく業務が遂行できる環境の実現へ

業種	企業規模
不動産	1,001名以上

導入前の課題

LIFULL社では、従業員の能力を最大限に発揮できるクリエイティブな職場環境を追求しており、いつでもどこでもスピーディに仕事をこなすことができるワークスタイルを目指しています。しかし、社内の多くのPCが更新時期を迎えており、このワークスタイルに適した高性能かつモビリティの高いノートPCを調達する必要が急務となりました。

改善の施策

この課題に対し、LIFULL社はAMD Ryzen™ PROプロセッサー搭載の「ThinkPad A285」を採用することとしました。また、以前から先行導入していた「ThinkPad X1 Carbon」と併せて、これらを社内標準機として活用することにしました。これにより、高い性能とモビリティを備えたノートPCを導入し、社員がいつでもどこでも業務を効率的にスピーディに遂行できる環境を整えることを目指しました。

導入後の効果

この導入により、以下の効果が得られました。まず、ThinkPad A285とThinkPad X1 Carbonの採用によって、いつでもどこでも業務を効率的にスピーディに遂行する環境が整いました。さらに、これらのノートPCは従来のものに比べて故障率が低く、PC運用管理の手間を大幅に減らすことができました。また、ThinkPad A285の採用により、数百台規模のノートPCの調達を情報システム部門の都合に合わせたスケジュールで行えるようになりました。さらに、PC導入時の作業をレノボに委託することで、情報システム部門の工数を半減させることもできました。

導入した製品：ThinkPad X1シリーズ

ThinkPad X1シリーズの製品情報はこちら→https://digi-mado.jp/products/12156/

ThinkPad X1シリーズの事例一覧はこちら→https://digi-mado.jp/case/?prd_id[]=12156

導入事例4：よつ葉乳業株式会社（導入製品：HP EliteBook シリーズ）

よつ葉乳業のワークスタイル変革をセキュリティとモビリティで支えるHPのビジネスコンバーチブルPC

※出典：よつ葉乳業のワークスタイル変革をセキュリティとモビリティで支えるHPのビジネスコンバーチブルPC

業種	企業規模
製造	301名-1,000名

導入前の課題

営業スタッフの出張頻度が高く、長距離移動も頻繁であり、そのために出張専用のモバイルPCを用意していましたが、その機能が限定的であり、外出時にも利用可能なPCが求められていました。また、内勤スタッフ用のPCも統一し、運用管理の負荷を減らすことを検討していました。

改善の施策

ヒアリングを通じて、サイズ、堅牢性、セキュリティに注力し、将来的なWindows 10への移行も考慮しながら、「HP EliteBook x360 1030 G2」を選択しました。このモデルは、米軍の調達基準を満たすほどの頑丈さや内蔵のプライバシースクリーンなどのセキュリティ機能を備えており、さらに外部ディスプレイを2台同時に接続するなど、優れた拡張性を持っています。

導入後の効果

営業スタッフの働き方が変化し、業務効率が向上しています。外出先でも業務が行えるようになり、PCの持ち運びが社内で一般的になりつつあり、会議のペーパーレス化も進んでいます。また、標準的なPCとして統一することにより、運用管理の負荷が減少することが期待されます。今後は、ネットミーティングや生体認証の導入など、さらなる活用の拡大が予想され、ワークスタイルの変革が一層進むと期待しています。

導入した製品：HP EliteBook シリーズ

HP EliteBook シリーズの製品情報はこちら→https://digi-mado.jp/products/12155/

HP EliteBook シリーズの事例一覧はこちら→https://digi-mado.jp/case/?prd_id[]=12155

導入事例5：野村證券株式会社（導入製品：ノートパソコン LIFEBOOK）

営業担当者の業務の柔軟性を向上、軽量・薄型PCの活用で作業場所の制約を解放

※出典：営業担当者の業務の柔軟性を向上、軽量・薄型PCの活用で作業場所の制約を解放

業種	企業規模
金融	1,001名以上

導入前の課題

野村證券は、ビジネス機会を創出するための柔軟な働き方を求めていました。しかし、少子高齢化やデジタル化の進展、新型コロナウイルスなど、金融業界を取り巻く環境の変化に対応する必要がありました。特に証券外交業務では営業担当者の顧客への対応時間の確保が重要であり、効率的な働き方やPC環境の整備が課題でした。

改善の施策

野村證券は、持ち運びやすい軽量薄型ノートPCへのリプレースを検討しました。営業担当者の意見を取り入れ、複数のメーカーの提案を比較した結果、コンパクトで軽量な「LIFEBOOK U938」の導入が決定しました。さらに、社外でも安心・安全にPCを活用できる仮想デスクトップ環境の構築も行われました。

導入後の効果

ノートPCの導入により、営業担当者は外出先でも報告書の作成やメールの送受信が容易になりました。また、社外からもファイルサーバーにアクセスできるため、タイムリーな情報提供が可能となり、営業のアドバンテージとなりました。さらに、予定の間のスキマ時間にも仕事がスムーズに行えるようになり、業務の中断が少なくなりました。会議においてもノートPCの持ち込みが常態化し、ペーパーレス化が進み、会議資料の準備時間が削減され、効率的な会議が実現されました。また、ポートリプリケーターや外付けキーボード、マウスの活用により、自席での作業環境も確保されました。