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サイレコの機能・料金・導入手順を徹底解説【人事DX入門】2025念最新

「人事評価システム」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • 目標管理機能
    • 大規模企業向け
    • ハイパフォーマンス分析
    • 評価傾向分析
    • 評価分布表示
    • MBO評価対応
    • 勤怠管理システム連携
    • 行動特性評価
    • 人事給与システム連携
    • PDF出力
    • 資格取得申請機能
    • 小中規模企業向け
    • csv出力
    • 車走行距離計算
    • Excel出力
    • 組織図作成
    • 帳票自動作成
    • 日報共有機能
    • アンケート機能
    • 評価シートのテンプレートあり
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
人事データを一元化
初期費用 要相談
利用料金 要相談
備考
費用は、登録される社員数に応じて変動します。
制限なし
タレントパレット(人事評価・タレントマネジメント)の資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
コスパ最強システム
初期費用 110,000円(税込)
2機能プラン 月額5,500円(税込)~
備考
・目標評価
・行動評価 or 職務評価
3機能プラン 月額8,250円(税込)~
備考
・目標評価
・行動評価
・職務評価
6か月間
人事評価ナビゲーターの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
戦略人事を加速させる
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
制限なし
カオナビの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
ユーザー数600,000人以上
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
HRTechサービスと連携
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
労務・人事戦略も網羅
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
データに基く戦略人事
初期費用 150,000円
50名プラン 30,000円/月額
備考
システム内登録が50名までの従業員数のプランです。
200名プラン 80,000円/月額
備考
システム内登録が51名~200名までの従業員数のプランです。
500名プラン 150,000円/月額
備考
システム内登録が201名~500名までの従業員数のプランです。
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
給与・就業管理と連携
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用0円
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
スタートプラン 10,000円~/月額
備考
採用管理機能と人材DB機能で人事情報をスムーズに管理。人事情報を一元管理したい方向けプランです。
スタンダードプラン 60,000円~/月額
備考
採用管理機能と人材DB機能に加え、人材情報の分析機能を追加したプラン。人材情報を可視化します
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
製造・IT業界を支援
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 40,000円~/月額
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
定型業務のその先へ
料金プラン 220円~/1ヶ月
備考
※1名あたりの金額です。
※料金は目安となります。
※従業員規模100名程度〜
2年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
生の声をもとに開発
初期費用 30万円~
利用料金 4.5万円~
なし
あしたのクラウドHRの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
人事×AI
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
※月額料金制
※利用人数に合わせて金額が変動
制限なし
HRBrainの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
高コスパで業務効率化
初期費用 200,000円
備考
従業員数により変動
⽉額費⽤ 10,000円/月額
備考
30名まで
31名~ 300円(月額)/1名が追加
1ヵ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
導入4000社の信頼
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
あしたのチームの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
使い慣れた形で導入
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
月3万円で評価改革
初期費用 要相談
備考
問合わせの後ヒアリング
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
評価制度で意欲改革
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にお見積り
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
制度に寄り添う評価
初期費用 要相談
備考
問合わせの後ヒアリング
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
20年の実績が支える安心
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
評価制度にフィットするクラウド
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
従業員の声を見える化
初期費用 要相談
料金プラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
多彩な管理項目を簡単検索
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
人材データをひとまとめ
初期設定費用 要相談
月額費用 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
感謝がつなぐ社内の輪
初期費用 無料
備考
アカウント設定などの導入支援費用を含む
基本料金 350円 / アカウント
ボーナス費用 ボーナス交換の金額
備考
従業員がボーナスポイント(Sushi)をギフト券やその他の商品と交換する際、その交換にかかる費用はお客様が負担することになります。
なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
4言語対応でスマート管理
初期費用 0円
少人数プラン 月額10,000円~
備考
10名以下
ライトプラン 月額30,000円~
備考
30名以下
ビジネスプラン 要相談
備考
50名以上
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
持続的改善で変化を実現
初期費用 100,000円
プラン 16,000円/月額
備考
無料デモのご利用や
貴社の企業規模に合わせたお見積もりも承っております。また、お見積依頼と同時に、他社サービスとの比較やラフールサーベイに関するご質問などございましたら、併せてお問い合わせいただけます。
12か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
作業時間を大幅に削減
初期費用 要相談
月額費用 要相談
12ヶ月~
ジンジャー人事評価の資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
ビズリーチのタレマネ
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
分析から実行までこの一つ
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
360度評価で組織活性化
プラン料金 プランに応じて3段階で変動
備考
初回のみ発生
ご利用料金 ユーザーID数に応じて変動
備考
利用料金が発生するのはフィードバックを実施した1ヶ月間のみです。管理画面はそれ以外の期間も自由にご利用いただけます
更新料金 利用しているプランに 応じて変動
備考
2年目以降毎年発生
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
人材の力を最大限に
従量課金プラン 550円/人/月(税込)
備考
初回登録料110,000円(税込)が別途必要。
10名以下定額プラン 5,500円/月(税込)
備考
従業員10名まで一律。登録料は共通。
なし(1 か月単位で解約可能)
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

目次

人事情報がExcelや紙、複数ファイルに分散していると、「最新版が分からない」「転記が増える」「申請や配布が人に依存する」といった小さな手間が積み重なり、月末月初や評価期に業務が逼迫しがちです。

サイレコ」は、従業員・組織・異動履歴などの情報を一元管理し、申請・承認や給与明細配布などの定型業務を省力化しながら、蓄積したデータを施策検討や意思決定につなげることを狙うクラウド型システムです。本記事では、何がどれくらい楽になるのか、どんな企業に向くのかを実務目線で整理します。

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1. サイレコとは?人事業務を自動化するHRオートメーション

saireko
引用:人事を戦略に変える。sai*reco(サイレコ)HRオートメーションシステム

サイレコ」は、従業員・組織に関する情報をまとめて管理し、申請や書類配布などの定型業務を省力化しながら、蓄積したデータを“経営に使える情報”へつなげていくクラウド型タレントマネジメントシステムです。人事担当者が「毎月の処理に追われて、改善や施策に時間を割けない」という状態を変えるための土台になります。

1-1. サイレコの基本概要

まずは全体像をつかめるよう、「サイレコ」で何ができて何が楽になるのかを一覧で整理しましょう。

項目 内容
製品名 sai*reco(サイレコ)
提供企業 株式会社アクティブ アンド カンパニー
位置づけ クラウド型タレントマネジメント/HRオートメーション(人事業務の自動化)
まとめて管理できる情報 従業員情報、組織・異動履歴、人事施策に関わる各種データ
楽になりやすい業務 申請・承認、給与明細などの配布、帳票作成、情報の更新・共有
データ活用の方向性 施策の可視化、組織シミュレーションの保存・共有、表形式での分析

サイレコ」の要点は、「人事データを保管する」だけで終わらず、蓄積した情報を組織運営に活かすところにあります。従業員情報や組織図、異動履歴などを一元管理し、必要なときに検索・更新・共有しやすい形で整えることで、担当者の頭の中や個別ファイルに情報が散らばる状態を減らします。

また、給与明細、源泉徴収票、社員台帳などを帳票として表示・作成できるため、「作って配って問い合わせ対応する」という一連の作業負荷を下げやすい点も実務目線では重要です。加えて、施策の可視化や組織シミュレーション結果を保存できる設計は、「検討した内容が人に依存して消える」ことを防ぎ、組織内の共有にもつながります。

1-2. 従来の人事管理(Excel・紙)との違い

ここでは、Excel・紙運用で起きやすい課題と、それに対してサイレコがどのような考え方で解決を図っているのかを、現場目線で整理しましょう。

観点 Excel・紙で起きやすいこと サイレコ」でどう変わるか
情報の更新・管理 ファイルが増えるほど最新版が分からず、更新漏れや二重管理が発生しやすい 情報を1カ所に集約し、更新・履歴管理を前提に運用できるため、常に最新の状態を保ちやすい
申請・承認・配布 書類を回して確認・差し戻しを繰り返すため、担当者がボトルネックになりやすい 申請・承認・書類配布をオンラインで完結でき、定型業務の工数を削減しやすい
過去情報の参照 紙や点在するファイルから過去情報を探すだけで時間がかかる 過去の組織状態や履歴を呼び出せる設計で、判断材料をすぐに確認できる
データの使われ方 記録は残るが、施策検討や意思決定には活かしにくい 必要な管理項目を追加でき、施策検討に使える情報として整理・活用しやすい

この比較から分かる通り、サイレコの特徴は単なる「紙やExcelの電子化」ではない点にあります。
人事情報の一元管理を起点に、日常業務を軽くしながら、データを意思決定につなげることを狙った設計であることが、この章の重要なポイントです。

1-3. HRオートメーションという考え方

HRオートメーションとは、人事業務をただデジタル化するのではなく、業務プロセス全体を見直し、人がやるべき仕事に時間を戻す考え方です。
紙をPDFに置き換えたり、Excelをシステムに移したりするだけでは、根本的な業務負担はあまり減りません。
そこで、「サイレコ」が目指しているのは、「処理が減って終わり」ではなく、そこから「判断と意思決定が前に進む状態」を作ることです。

具体的には、申請や給与明細の電子化で日常業務を省力化しつつ、その先で以下のような状態を実現しやすくします。

  • 人事施策や組織の状態を見える化し、関係者と同じ情報を共有できる
  • 組織変更や配置検討を、感覚ではなくデータをもとに話せる
  • 過去の情報を振り返りながら、次の判断につなげられる

この考え方は、経済産業省の「DXレポート」で示されている「業務のデジタル化を、属人的な作業ではなく“仕組みとして定着させる」という方向性とも重なります。

定型業務が多い状態 定型業務が少ない状態
入力・修正・配布に追われる 採用・育成・配置を考える時間が増える
過去情報を探すだけで終わる データを根拠に施策を検討できる
人事が「処理担当」になりがち 人事が「意思決定を支える役割」になる

サイレコ」は人事が価値を出すための時間と情報の土台を整えるシステムとして活躍しています。

2.【解決できる課題】サイレコが選ばれる理由

サイレコ」が評価されやすい背景には、「人事あるある」のボトルネックが、現場の運用負荷と経営の意思決定スピードの両方に直結している点があります。ここでは、検索ユーザーが抱えがちな課題を3つに分け、サイレコがどう解決に寄与するのかを具体的に整理します。

まず、次の表では「課題」と「起きやすい問題」を対応づけています。自社の状況に近い行から読むと理解が早まります。

課題領域 起きやすい問題 典型的な影響
分散・属人化 最新版が分からない、引き継ぎが難しい 確認作業が増え、意思決定が遅れる
定型業務の肥大 申請、明細配布、評価回収が手作業 月末月初・評価期に残業が集中する
データ未活用 データはあるが見えない、使えない 配置・育成・評価の精度が上がらない

この3つは別々の問題に見えますが、根は同じです。情報が「散らばっている」「更新が追えない」「集計に手間がかかる」ことで、人事が“処理部門”になりやすい点にあります。

課題① 人事情報が分散・属人化している

人事台帳、評価シート、組織図をExcelや別システムで管理していると、「どれが最新か分からない」「更新担当者しか内容を把握していない」といった状態が起こりがちです。
特に、異動・兼務・出向・雇用形態変更などは発生頻度が低いため、更新漏れに気づかず、そのまま評価や給与処理に影響するケースも少なくありません。

サイレコ」は、人事・組織情報を一元管理し、社内で同じ情報を即座に確認できる設計です。CSV一括登録にも対応しており、過去データの移行や定期的な更新をまとめて行えます。その結果、「最新版がどれか確認する作業」自体を減らすことができます。

論点 分散管理で起きやすい問題 一元管理での改善点
最新性 正しいファイルを探す必要がある 参照先が1つに固定される
権限 特定の担当者に依存する 役割ごとのアクセス制御が可能
履歴 過去の情報を遡れない 変更履歴・基準日で管理できる

一方で、導入時に注意したいのが「項目設計」です。
所属、雇用区分、資格期限、評価履歴など、何を管理対象とするかを事前に整理しておかないと、後から項目が増え、運用が煩雑になりやすくなります。

課題② 定型業務に時間を奪われている

申請処理、給与明細の配布、評価シートの回収といった定型業務は、1件あたりは単純でも、人数が増えるほど負担が大きくなります。
紙・メール・Excelが混在していると、未提出者の確認やリマインド対応に時間が取られ、「処理」より「進捗管理」に工数が割かれがちです。「サイレコ」では、申請・承認をワークフロー上で完結させ、情報を自動で反映できます。これにより、転記作業や更新漏れを防ぎ、確認作業を減らせます。

工程 手作業で負担になりやすい理由 システム化による改善
配布 対象者選定や送付漏れが発生 対象者管理と自動配布
回収 未提出者の把握に時間がかかる 進捗の可視化と自動リマインド
集計 転記ミスや形式違いが起きる 入力形式の統一と即時集計

なお、紙運用に慣れている組織では、導入初期に「入力の手間が増えた」と感じる場合があります。ただし、定着後は回収・集計・監査対応(証跡確認)の工数が減り、全体として業務負荷は下がりやすくなります。

課題③ 人材データを活かせていない

「評価データや人事情報はあるが、配置や育成に使えていない」という状態は珍しくありません。原因の多くは、データが分散している、または項目定義が揃っていないことです。そのため、分析以前に“使える形で取り出せない”状況になっています。

サイレコ」は、評価結果を一覧で確認でき、カスタマイズ項目による集計や経年比較が可能です。導入事例でも、評価結果をもとに配置転換や教育施策を検討している例が紹介されています。まずは「見る」「比べる」ための基盤を整えることを重視したアプローチです。

活用できない理由 現場でよくある状態 改善の方向性
定義が不統一 部署名・職種名がバラバラ マスタを統一する
更新されない 年1回しか見直されない 申請と連動して更新
抽出できない 必要な条件で検索できない 検索・集計しやすい設計

人事・給与を含む業務領域では、SaaSを選択する企業が増加傾向にあります。人材データの整備は、人事部門だけでなく、全社的なデジタル化の一環として捉えられています。

ただし、最初から項目を増やしすぎると、入力されない・見られないデータが増える原因になります。配置、育成、評価など、意思決定に直結する情報から整備することが現実的です。

3.【主な機能】サイレコでできること

サイレコ」は、人事データの蓄積と業務プロセスの自動化をセットで設計している点が特徴です。ここでは上位記事でも頻出の機能を、「何が楽になるのか」という実務目線で整理します。

次の表で、主要機能を「対象業務」と「得られる効果」で俯瞰しましょう。

機能カテゴリ 対象業務 得られる効果
一元管理 従業員情報、異動履歴、組織図 最新情報の共有、属人化の抑制
ワークフロー 変更情報申請、承認、提出書類 ペーパーレス化、確認・転記の削減
給与明細・帳票 給与明細配布、帳票作成、データ取込 配布工数の削減、誤配・紛失リスク低減
評価・タレント 目標設定、評価回収、評価調整、集計 評価期の負担軽減、経年での可視化

この対応関係を押さえると、「自社のどの業務から効率化できるか」を判断しやすくなります。機能の詳細は公式の「機能紹介」でも体系的に整理されています。

ポイント① 人事・組織情報の一元管理

結論から言うと、「サイレコ」の一元管理は「人事台帳をクラウド上のデータベースに置き換える」機能群です。従業員情報・異動履歴・組織図を同じ基盤で扱うことで、更新漏れや参照ミスを減らします。

人事・組織情報の一元管理で、実務上ありがちな悩みは次の通りです。

  • 最新ファイルがどれか分からない
  • 異動・兼務の反映が遅れる
  • 引き継ぎ時に管理が崩れる

CSV一括登録(既存システムやExcelからの移行を想定した取り込み)や、基準日を切り替えた組織図確認などをうたっており、過去・現在の情報を継続的に蓄積する設計です。

ポイント② ワークフロー・申請業務の自動化

サイレコ」のワークフローは、「申請・承認をオンラインで完結させ、転記や更新忘れを防ぐ」仕組みです。申請から承認までの履歴が残るため、誰が・いつ・何を承認したかを後から確認しやすくなります。
公式情報では、入退社手続きや変更情報申請などをワークフローで回し、書類提出のペーパーレス化郵送・回覧にかかる手間と時間の削減につながる点が示されています。

ポイント③ 給与明細・書類配布の電子化

給与明細・書類配布の電子化は、「配布作業の工数削減」と「紙運用リスクの低減」に直結します。拠点が複数ある企業や、正社員・契約社員・アルバイトなど雇用形態が多い企業ほど、配布漏れや差し戻し対応が発生しやすい領域です。
サイレコ」には、給与明細データの取込機能帳票作成機能があり、給与明細業務をシステム内で完結させる前提で整理されています。

ただし注意点として、給与計算そのものは既存システムで行うケースが多いため、役割分担を事前に決めておく必要があります。「計算はどこで行い、配布・保管をどこで行うか」を明確にすることが重要です。

ポイント④ 人事評価・タレント管理

サイレコ」の評価・タレント管理は、「評価シートの作成・配布・回収」から「評価調整」「集計」「経年変化の可視化」までを一連で効率化する発想です。

評価期に発生しがちな、未提出者へのリマインド、回収状況の確認、手作業での集計といった負担を減らし、評価情報を配置や育成に活かせる状態に近づけます。具体的には、評価点調整機能による評価調整の効率化管理項目のカスタマイズによる自動集計評価結果の経年変化の可視化が可能です。
ただし、評価機能で成果を出すには、ツール導入だけでは不十分です。評価項目の定義、評価フロー(誰が・いつ・何をするか)、権限設計をあわせて整える必要があります。
自由度が高い分、初期設計が曖昧だと運用が複雑になりやすいため、導入前に評価運用の棚卸しを行うことが現実的です。

人事評価システムの比較表を表示する

4.【向いている企業】サイレコが合う・合わないケース

サイレコ」は、人事データの一元管理と業務プロセスの自動化を軸にしたクラウド型の人事管理システムです。導入判断では「自社の規模・運用課題・求める活用レベル」が合うかどうかが重要になります。

次の表ではフィットしやすい条件を、実務で判断しやすい形に整理しました。

観点 フィットしやすい状態 ミスマッチになりやすい状態
規模 従業員規模100名程度以上を想定 従業員数が極端に少ない
運用 Excel・紙が中心で二重管理がある 既に統合HCMが運用済み
課題 情報分散、承認フロー、配布工数が重い 高度分析のみを最優先する
体制 人事が少人数で業務が逼迫している 施策設計より研究目的が中心

このように、「情報の整備」と「運用の仕組み化」に課題がある企業ほど、導入効果が出やすい傾向があります。

4-1. サイレコが向いている企業

結論として、「サイレコ」は「人事情報の一元管理をベースに、定型業務を減らしながら人材データを経営に活かしたい」企業に向いています。公式の料金プランでは、目安として従業員規模100名程度以上を想定しつつ、小規模から大規模までの人材管理に対応する旨が示されています。

特に、次のような状況に心当たりがある場合、検討価値が高いです。

  • 人事台帳、組織図、評価情報がExcelや紙に分散している
  • 異動・兼務・雇用形態変更などの更新が追いつかない
  • ファイル管理が属人化し、担当交代で運用が崩れやすい
  • 給与明細や各種書類配布に工数がかかっている

次の表では「Excel・紙運用からの置き換え」の観点で、サイレコが向く典型パターンをまとめます。

典型パターン 現状の困りごと サイレコ導入で狙えること
台帳が複数存在 最新版が分からない 参照先を1つに集約
組織変更が多い 組織図の更新が遅い 組織・履歴を一元管理
評価が手作業 回収・集計で残業が増える 進捗の見える化と効率化
配布業務が重い 明細・書類配布が煩雑 電子化で配布工数を削減

ここでのポイントは、「サイレコ」を「万能な分析ツール」として見るのではなく、「人事情報と運用の基盤(データベース+業務フロー)」として捉えることです。

4-2. 特に効果が出やすいケース

サイレコ」の効果が出やすい会社は、人事担当が少人数で、ルーチン業務に時間を取られているケースです。なぜなら、業務プロセスの標準化とペーパーレス化は、少人数体制ほどインパクトが大きいからです。

公式の「導入事例」では、評価運用の短縮や進捗把握の改善、資格期限の管理強化など、運用課題ベースでの導入ストーリーが複数掲載されています。例えば、導入検討のきっかけとして「従業員数100名超を機に検討を始めた」という事例も紹介されており、規模拡大に伴う“仕組み化”需要と相性が良いことが読み取れます。

効果が出やすい代表的なシチュエーションは次の通りです。

  • 人事担当が1〜3名程度で、月末月初・評価期の負荷が高い
  • 組織変更や人員増加(採用強化)を控えている
  • 拠点が複数あり、配布・回収・問い合わせ対応が膨らみやすい
  • 監査対応や情報セキュリティの観点で「紙・メール運用」を減らしたい

次の表では、変化イベント別に「サイレコ導入が効きやすい理由」を整理します。

変化イベント 起こりがちな問題 効きやすい理由
人員増加 台帳更新・引き継ぎが破綻 一元管理で更新運用を固定化
組織改編 組織図・権限が追いつかない 組織情報を軸に運用を整備
評価制度の見直し 回収・調整が煩雑化 評価プロセスをシステム化
多拠点化 配布・回収のバラつき 電子化で標準運用に寄せる

一方で、導入初期は「項目設計(どのデータを持つか)」と「運用設計(誰がいつ更新するか)」に一定の工数がかかります。初期の負荷を許容し、運用を整える意思があるかが成功の分かれ目になります。

4-3. 向かない可能性があるケース

逆に「サイレコ」が向かない可能性があるのは、「そもそも管理対象が少なく、仕組み化の効果が出にくい」ケース、または「高度な分析を最優先し、基盤整備より分析機能を重視する」ケースです。

まず、超小規模で管理項目が極端に少ない企業では、クラウド導入のメリット(統制、履歴、権限、ワークフロー)よりも、運用・教育コストのほうが重く見えることがあります。次の表では、ミスマッチが起きやすいパターンを具体化します。

パターン(例) ミスマッチになりやすい理由
10名未満で台帳が単純 管理対象が少なく、仕組み化による効果が出にくい
高度な分析を最優先 基盤整備より分析要件が先行し、目的が合いにくい
既に統合スイートを運用中 機能が重複し、追加導入のメリットが小さい

また、「サイレコ」は公式情報上「料金は目安」「規模に応じた提案」「ボリュームディスカウント」など、個別見積もり前提の要素もあります。 そのため、比較検討では機能要件と合わせて「見積もり条件(対象人数、利用機能、サポート要否)」を揃えて判断することが重要です。

選定ではサイレコ単体の機能だけでなく、勤怠・給与・ID管理など周辺システムとの組み合わせも重要な判断軸になります。
ITトレンドでも人事システムの比較対象として掲載されているため、同カテゴリ製品と並べて要件を整理すると、導入判断がしやすくなります。

5.【料金・導入】サイレコのコスト感と導入の流れ

サイレコ」は、従業員情報の一元管理やワークフロー、給与明細の電子化などを月額課金で利用するクラウド型の人事管理システムです。
検討時は、具体的な金額そのものよりも「料金がどう決まるか」「導入にどれくらい時間がかかるか」を把握しておくと、比較や判断がしやすくなります。

5-1. 料金の考え方

サイレコの料金は、従業員数と利用する機能に応じて決まる月額制です。
公式サイトでは、1名あたり月額250円〜(目安)と記載されており、あわせて「料金は目安」「規模に応じた調整あり」「詳細は見積もり」と明示されています。

料金に影響する要素 内容
従業員数 課金対象となる人数(社員のみか、アルバイトを含むかなど)
利用機能 一元管理、申請、給与明細、評価機能などの範囲
オプション 評価機能や導入支援などを利用するかどうか
規模要因 人数や利用範囲に応じた調整の有無

サイレコ」は、必要な機能から段階的に利用できる構成のため、「まずは一元管理と定型業務の効率化から始め、後から評価機能を追加する」といった進め方とも相性が良い設計です。

5-2. 初期費用・運用コストの考え方

クラウド型のため、サーバー購入や個別開発といった大きな初期投資は前提になりません。一方で、導入時には設定やデータ整備といった作業負荷が発生します。
Excelからの移行は、多くの企業にとって導入ハードルになりがちです。サイレコはCSV登録などの取り込みを前提とした運用が示されており、移行設計(項目の統一・マスタ整備)を行えば、移行工数を抑えながら段階的に整備できます。

ここで重要なのは、最初から全てを作り込もうとしないことです。
管理項目や運用ルールを最小限から始め、実運用の中で調整していくほうが、定着しやすくなります。

5-3. 導入までの流れと期間感

サイレコ」の導入は、「申し込み後すぐに全社で使い始める」というより、段階的に設定と確認を進めながら運用に乗せていく流れになります。
公式サイトでは、導入プロセスを「申し込み → アカウント付与 → 初期設定 → 運用開始」と整理しており、初期設定までに約1〜3カ月を目安としています。
この期間には、単なるシステム設定だけでなく、人事情報の整理や運用ルールの見直しも含まれます。

フェーズ 期間の目安 この段階で行うこと
問い合わせ・申し込み 導入前 対象範囲(人数・拠点・雇用形態)の整理、利用機能の決定
アカウント付与 約1週間 管理者設定、権限設計の検討、移行データの棚卸し
初期設定 約1〜3カ月 項目設定、データ移行、申請フロー設計、テスト運用
運用開始 設定完了後 利用部門への展開、問い合わせ対応、改善の調整

初期設定期間には、項目設計やデータ整備、テスト運用などが含まれます。短期間で即利用できるというより、「準備をしながら使える形に整えていく」タイプの導入と考えると現実的です。

また、「サイレコ」は14日間の無料トライアルを提供しており、操作感や権限設定、申請・配布の流れを事前に確認できます。本格導入前に小さく試せる点は、検討段階での判断材料になります。

\人事評価システムの製品をタイプ別に知りたい方はこちら/
人事評価システム比較6選(全32選)

「人事評価システム」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • 目標管理機能
    • 大規模企業向け
    • ハイパフォーマンス分析
    • 評価傾向分析
    • 評価分布表示
    • MBO評価対応
    • 勤怠管理システム連携
    • 行動特性評価
    • 人事給与システム連携
    • PDF出力
    • 資格取得申請機能
    • 小中規模企業向け
    • csv出力
    • 車走行距離計算
    • Excel出力
    • 組織図作成
    • 帳票自動作成
    • 日報共有機能
    • アンケート機能
    • 評価シートのテンプレートあり
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
人事データを一元化
初期費用 要相談
利用料金 要相談
備考
費用は、登録される社員数に応じて変動します。
制限なし
タレントパレット(人事評価・タレントマネジメント)の資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
コスパ最強システム
初期費用 110,000円(税込)
2機能プラン 月額5,500円(税込)~
備考
・目標評価
・行動評価 or 職務評価
3機能プラン 月額8,250円(税込)~
備考
・目標評価
・行動評価
・職務評価
6か月間
人事評価ナビゲーターの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
戦略人事を加速させる
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
制限なし
カオナビの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
ユーザー数600,000人以上
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
HRTechサービスと連携
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
労務・人事戦略も網羅
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
データに基く戦略人事
初期費用 150,000円
50名プラン 30,000円/月額
備考
システム内登録が50名までの従業員数のプランです。
200名プラン 80,000円/月額
備考
システム内登録が51名~200名までの従業員数のプランです。
500名プラン 150,000円/月額
備考
システム内登録が201名~500名までの従業員数のプランです。
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
給与・就業管理と連携
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用0円
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
スタートプラン 10,000円~/月額
備考
採用管理機能と人材DB機能で人事情報をスムーズに管理。人事情報を一元管理したい方向けプランです。
スタンダードプラン 60,000円~/月額
備考
採用管理機能と人材DB機能に加え、人材情報の分析機能を追加したプラン。人材情報を可視化します
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
製造・IT業界を支援
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 40,000円~/月額
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
定型業務のその先へ
料金プラン 220円~/1ヶ月
備考
※1名あたりの金額です。
※料金は目安となります。
※従業員規模100名程度〜
2年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
生の声をもとに開発
初期費用 30万円~
利用料金 4.5万円~
なし
あしたのクラウドHRの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
人事×AI
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
※月額料金制
※利用人数に合わせて金額が変動
制限なし
HRBrainの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
高コスパで業務効率化
初期費用 200,000円
備考
従業員数により変動
⽉額費⽤ 10,000円/月額
備考
30名まで
31名~ 300円(月額)/1名が追加
1ヵ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
導入4000社の信頼
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
あしたのチームの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
使い慣れた形で導入
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
月3万円で評価改革
初期費用 要相談
備考
問合わせの後ヒアリング
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
評価制度で意欲改革
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にお見積り
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
制度に寄り添う評価
初期費用 要相談
備考
問合わせの後ヒアリング
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
20年の実績が支える安心
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
評価制度にフィットするクラウド
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
従業員の声を見える化
初期費用 要相談
料金プラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
多彩な管理項目を簡単検索
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
人材データをひとまとめ
初期設定費用 要相談
月額費用 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
感謝がつなぐ社内の輪
初期費用 無料
備考
アカウント設定などの導入支援費用を含む
基本料金 350円 / アカウント
ボーナス費用 ボーナス交換の金額
備考
従業員がボーナスポイント(Sushi)をギフト券やその他の商品と交換する際、その交換にかかる費用はお客様が負担することになります。
なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
4言語対応でスマート管理
初期費用 0円
少人数プラン 月額10,000円~
備考
10名以下
ライトプラン 月額30,000円~
備考
30名以下
ビジネスプラン 要相談
備考
50名以上
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
持続的改善で変化を実現
初期費用 100,000円
プラン 16,000円/月額
備考
無料デモのご利用や
貴社の企業規模に合わせたお見積もりも承っております。また、お見積依頼と同時に、他社サービスとの比較やラフールサーベイに関するご質問などございましたら、併せてお問い合わせいただけます。
12か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
作業時間を大幅に削減
初期費用 要相談
月額費用 要相談
12ヶ月~
ジンジャー人事評価の資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
ビズリーチのタレマネ
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
分析から実行までこの一つ
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
360度評価で組織活性化
プラン料金 プランに応じて3段階で変動
備考
初回のみ発生
ご利用料金 ユーザーID数に応じて変動
備考
利用料金が発生するのはフィードバックを実施した1ヶ月間のみです。管理画面はそれ以外の期間も自由にご利用いただけます
更新料金 利用しているプランに 応じて変動
備考
2年目以降毎年発生
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
人材の力を最大限に
従量課金プラン 550円/人/月(税込)
備考
初回登録料110,000円(税込)が別途必要。
10名以下定額プラン 5,500円/月(税込)
備考
従業員10名まで一律。登録料は共通。
なし(1 か月単位で解約可能)
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

6.【提供企業・他製品との位置づけ】人事DXの中でのサイレコ

人事システムは「何でもできそう」に見える一方で、実際は得意領域が製品ごとに異なります。ここでは、「サイレコ」が人事DXのどこに位置づくのかを整理し、他の人事系SaaSと役割の違いが判断できるようにします。

6-1. サイレコの提供企業とサポート体制

サイレコ」は、株式会社アクティブ アンド カンパニーが提供するクラウド型のHRオートメーションシステムです。
公式サイトでは、機能追加や改善に関する情報が継続的に発信されており、プロダクトが継続的にアップデートされていることが確認できます。

また、サポート面では、導入から本格運用まで専任チームが支援する体制があります。単にシステムを提供するだけでなく、項目設計や運用設計まで含めて伴走する前提で設計されている点は、初めて人事DXに取り組む企業にとって安心材料になります。

6-2. 他の人事系SaaSとの役割の違い

人事系SaaSは、大きく分けると次のような役割に分かれます。

  1. 労務手続を効率化するツール
  2. 評価・配置・育成を高度化するツール
  3. 勤怠・給与を管理するツール
  4. 人事情報を基盤として管理・運用するツール

サイレコ」はこの中で、「人事情報の基盤を整えつつ、日々の定型業務を回すこと」に重きを置いた製品(4番)です。

代表的な隣接カテゴリと役割を比べると、次のように整理できます。

製品カテゴリ 代表例(提示リストから選定) 得意な領域 サイレコとの違い
労務手続を効率化するツール オフィスステーション」 / 「クラウド人事労務ジャンガ 入退社手続き、社会保険、書類管理、労務業務の省力化 手続き効率化が中心で、人事データを横断的に活用する設計ではない
評価・配置・育成を高度化するツール カオナビ 」/  「One人事 タレントマネジメント 人事評価、配置検討、育成計画、分析・可視化 活用フェーズに強いが、前提として整った人事データ基盤が必要
勤怠・給与を管理するツール POSITIVE」 / 「ジンジャー人事評価 勤怠管理、給与計算、締め処理 勤怠・給与特化のため、人事情報全体の管理は別ツールで補完
人事情報を基盤として管理・運用するツール サイレコ 従業員情報の一元管理、人事データの継続的な蓄積 サイレコは基盤整備と定型業務の自動化を同時に進めやすい

この比較から分かるのは、「評価に強いツール=人事DXが進む」わけではないという点です。
評価や配置を高度化するには、前提として人事データが正しく、継続的に更新される運用が欠かせません。

6-3. サイレコを軸にした人事DXの進め方

人事DXは、いきなり分析や最適配置に飛ぶよりも、まず“データが自然に溜まり続ける運用”を作る方が成功確率が上がります。「サイレコは「人事情報の一元管理」と「定型業務の自動化」を掲げており、基盤づくりから着手する導線が取りやすいのが特徴です。

現実的な進め方は、次の4つのステップです。

  1. 従業員・組織・異動履歴など、人事マスタを一元化する
  2. 申請・承認・通知・配布など、止まりやすい業務をオンライン化する
  3. 勤怠・給与など周辺システムと連携し、二重入力を減らす
  4. 蓄積したデータをもとに、評価や配置の改善へ広げる

この順序で進めることで、「システムを入れたが使われない」状態を避けやすくなります。まずは運用を安定させ、データが自然に蓄積される状態を作ることが、人事DXを前に進める近道です。

7.【まとめ】自社課題の整理から始めよう

サイレコ」は、人事の定型業務を自動化し、人事が本来取り組むべき業務に時間を使える状態をつくるための「土台」となるツールです。
検討を前に進めるためには、まず自社のどこにボトルネックがあるのか
を整理することが重要です。

資料請求後のデモや相談では、次の3点を確認すると導入判断がスムーズになります。

  1. 現在のExcel台帳を、どの範囲までスムーズに移行できるか
    (管理項目、履歴データの扱い)
  2. 自社の申請フローを、標準機能でどこまで再現できるか
    (例外処理、差し戻し、代理承認など)
  3. 導入後、運用が定着するまでどのような支援が受けられるか
    (初期設定支援、オンボーディング、問い合わせ対応)

まずは公式サイトから最新の資料を請求し、自社の業務がどの程度効率化できそうかを具体的にイメージしてみてください。
課題が整理された状態で検討を進めることで、「導入すべきか」「どこから始めるべきか」を無理なく判断できるはずです。

「人事評価システム」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • 目標管理機能
    • 大規模企業向け
    • ハイパフォーマンス分析
    • 評価傾向分析
    • 評価分布表示
    • MBO評価対応
    • 勤怠管理システム連携
    • 行動特性評価
    • 人事給与システム連携
    • PDF出力
    • 資格取得申請機能
    • 小中規模企業向け
    • csv出力
    • 車走行距離計算
    • Excel出力
    • 組織図作成
    • 帳票自動作成
    • 日報共有機能
    • アンケート機能
    • 評価シートのテンプレートあり
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
人事データを一元化
初期費用 要相談
利用料金 要相談
備考
費用は、登録される社員数に応じて変動します。
制限なし
タレントパレット(人事評価・タレントマネジメント)の資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
コスパ最強システム
初期費用 110,000円(税込)
2機能プラン 月額5,500円(税込)~
備考
・目標評価
・行動評価 or 職務評価
3機能プラン 月額8,250円(税込)~
備考
・目標評価
・行動評価
・職務評価
6か月間
人事評価ナビゲーターの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
戦略人事を加速させる
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
制限なし
カオナビの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
ユーザー数600,000人以上
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
HRTechサービスと連携
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
労務・人事戦略も網羅
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
データに基く戦略人事
初期費用 150,000円
50名プラン 30,000円/月額
備考
システム内登録が50名までの従業員数のプランです。
200名プラン 80,000円/月額
備考
システム内登録が51名~200名までの従業員数のプランです。
500名プラン 150,000円/月額
備考
システム内登録が201名~500名までの従業員数のプランです。
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
給与・就業管理と連携
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用0円
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
スタートプラン 10,000円~/月額
備考
採用管理機能と人材DB機能で人事情報をスムーズに管理。人事情報を一元管理したい方向けプランです。
スタンダードプラン 60,000円~/月額
備考
採用管理機能と人材DB機能に加え、人材情報の分析機能を追加したプラン。人材情報を可視化します
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
製造・IT業界を支援
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 40,000円~/月額
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
定型業務のその先へ
料金プラン 220円~/1ヶ月
備考
※1名あたりの金額です。
※料金は目安となります。
※従業員規模100名程度〜
2年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
生の声をもとに開発
初期費用 30万円~
利用料金 4.5万円~
なし
あしたのクラウドHRの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
人事×AI
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
※月額料金制
※利用人数に合わせて金額が変動
制限なし
HRBrainの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
高コスパで業務効率化
初期費用 200,000円
備考
従業員数により変動
⽉額費⽤ 10,000円/月額
備考
30名まで
31名~ 300円(月額)/1名が追加
1ヵ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
導入4000社の信頼
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
あしたのチームの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
使い慣れた形で導入
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
月3万円で評価改革
初期費用 要相談
備考
問合わせの後ヒアリング
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
評価制度で意欲改革
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にお見積り
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
制度に寄り添う評価
初期費用 要相談
備考
問合わせの後ヒアリング
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
20年の実績が支える安心
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
評価制度にフィットするクラウド
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
従業員の声を見える化
初期費用 要相談
料金プラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
多彩な管理項目を簡単検索
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
人材データをひとまとめ
初期設定費用 要相談
月額費用 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
感謝がつなぐ社内の輪
初期費用 無料
備考
アカウント設定などの導入支援費用を含む
基本料金 350円 / アカウント
ボーナス費用 ボーナス交換の金額
備考
従業員がボーナスポイント(Sushi)をギフト券やその他の商品と交換する際、その交換にかかる費用はお客様が負担することになります。
なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
4言語対応でスマート管理
初期費用 0円
少人数プラン 月額10,000円~
備考
10名以下
ライトプラン 月額30,000円~
備考
30名以下
ビジネスプラン 要相談
備考
50名以上
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
持続的改善で変化を実現
初期費用 100,000円
プラン 16,000円/月額
備考
無料デモのご利用や
貴社の企業規模に合わせたお見積もりも承っております。また、お見積依頼と同時に、他社サービスとの比較やラフールサーベイに関するご質問などございましたら、併せてお問い合わせいただけます。
12か月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
作業時間を大幅に削減
初期費用 要相談
月額費用 要相談
12ヶ月~
ジンジャー人事評価の資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
ビズリーチのタレマネ
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
分析から実行までこの一つ
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
360度評価で組織活性化
プラン料金 プランに応じて3段階で変動
備考
初回のみ発生
ご利用料金 ユーザーID数に応じて変動
備考
利用料金が発生するのはフィードバックを実施した1ヶ月間のみです。管理画面はそれ以外の期間も自由にご利用いただけます
更新料金 利用しているプランに 応じて変動
備考
2年目以降毎年発生
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
人材の力を最大限に
従量課金プラン 550円/人/月(税込)
備考
初回登録料110,000円(税込)が別途必要。
10名以下定額プラン 5,500円/月(税込)
備考
従業員10名まで一律。登録料は共通。
なし(1 か月単位で解約可能)
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

よくある質問

サイレコは何のシステムですか?

従業員情報・組織・異動履歴などを一元管理し、申請・承認や給与明細配布などの定型業務を省力化しながら、蓄積データを施策検討に活かすクラウド型システムです。

サイレコは給与計算までできますか?

記事の範囲では、サイレコは主に「給与明細・帳票の表示/作成/配布」の効率化に焦点があります。給与計算自体をどのシステムで行うかは、既存給与システムとの役割分担を事前に決めるのが現実的です。

サイレコの人事評価はどこまで対応できますか?

評価シートの配布・回収、進捗の可視化、集計、評価結果の整理(経年での見える化)など、評価期に負荷が集中しやすい工程を効率化する方向で活用できます。運用を成功させるには、評価項目・フロー・権限設計の整理が前提です。

サイレコは既存の人事データは移行できますか?

移行は「項目の統一(部署名・職種名など)」「マスタ整備」「CSV取り込み」などの手順で進めるのが一般的です。最初から項目を増やしすぎず、意思決定に必要な情報から整えると定着しやすくなります。

サイレコ単体で人事DXは完結しますか?

人事DXは“人事情報が自然に溜まり続ける運用”が核です。サイレコは基盤づくりに強い一方、勤怠・給与などは周辺システムと役割分担し、二重入力を減らす設計が重要です。

サイレコはExcel管理と比べて、具体的に何が楽になりますか?

「最新版の特定」「転記」「未提出者の追いかけ」「配布漏れ確認」といった“周辺作業”が減りやすくなります。情報が1カ所に集約され、申請・承認・配布の流れがシステム上で追えるためです。

サイレコ導入検討で最初に確認すべきポイントは?

①対象人数と課金条件、②利用する機能範囲、③申請フローの再現性(例外処理・差し戻し・代理承認等)、④移行の難所(項目定義・履歴の扱い)、⑤導入支援やオンボーディング範囲、の5点を揃えると判断が早まります。

サイレコ導入にはどれくらい時間がかかりますか?

記事内の整理では、導入は「申し込み→アカウント付与→初期設定→運用開始」と段階的に進み、初期設定には一定の期間(データ整備や権限・項目設計を含む)を見込むのが現実的です。

目次

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