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sincloチャットボットでWeb接客最適化|機能・料金・他社比較【2025年最新版】

「Web接客ツール」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • AIチャット
    • 会話ログの蓄積
    • マルチデバイス対応
    • ポップアップタイプ
    • タグ1行挿入で導入可
    • チャットタイプ
    • 外部サービスとの連携
    • 会員情報との連携
    • 同時対話可能
    • シナリオ型チャット
    • 24時間対応
    • ABテスト連携
    • レポート機能
    • ターゲティング機能
    • 有人チャット切り替え可
    • FAQ作成
    • 離脱防止機能
    • ハイブリットタイプ
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
能動的に集客を
初期費用 無料
利用料金 25,000円~/月
制限なし
PUSH ONEの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
業界に強いAIが即解決
FAQ1~100問 30,000円/月額
FAQ101~200問 40,000円/月額
備考
このあと100問ごとに10,000円ずつ増加します。
1,001問以上 要問合せ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
800社以上の導入実績
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
最低利用期間の定めなし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
月額基本料 150,000円/月額
オンボーディングプラン 400,000円
備考
人気のオプションプランです。
初期データ登録支援、Q&A/シナリオコンサルティング支援、ログ分析・運用改善支援などのサポートを受けられます。
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
プラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 100,000円
1ルーム 35,000円/月額
備考
個人アカウントは1アカウントあたり3,000円です。
3ルーム~ 69,000円~/月額
備考
個人アカウントは1アカウントあたり3,000円です。
10ルーム~ 215,000円~/月額
備考
個人アカウントは1アカウントあたり3,000円です。
20ルーム~ 400,000円~/月額
備考
個人アカウントは1アカウントあたり3,000円です。
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 100,000円
設定サポートプラン 75,000円/月額
運用コンサルティングプラン 100,000円/月額
自分で運用プラン 50,000円/月額
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
スタートプラン 2,980円(税込)/月額
備考
月間配信数1,000通までのプランです。別途 LINE公式アカウント(旧:LINE@)の費用がかかります。
スタンダードプラン 21,780円(税込)/月額
備考
月間配信数15,000通までのプランです。別途 LINE公式アカウント(旧:LINE@)の費用がかかります。
プロプラン 32,780円(税込)/月額
備考
月間配信数45,000通までのプランです。別途 LINE公式アカウント(旧:LINE@)の費用がかかります。
10万通 プラン 87,780円(税込)/月額
備考
月間配信数100,000通までのプランです。別途 LINE公式アカウント(旧:LINE@)の費用がかかります。
30万通 プラン 131,780円(税込)/月額
備考
月間配信数300,000通までのプランです。別途 LINE公式アカウント(旧:LINE@)の費用がかかります。
50万通 プラン 142,780円(税込)/月額
備考
月間配信数500,000通までのプランです。別途 LINE公式アカウント(旧:LINE@)の費用がかかります。
100万通 プラン 197,780円(税込)/月額
備考
月間配信数1,000,000通までのプランです。別途 LINE公式アカウント(旧:LINE@)の費用がかかります。
3ヵ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
プラン 30,000円~/月額
備考
正式な金額は、ボット数や月間リクエスト数により見積もります。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
プラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 1,000,000円~
備考
立ち上げにあたってのサポートを中心にサポートチームが支援。1ドメインあたりの料金です。
マーケティングプラン 150,000円/月額
備考
マーケティングダッシュボード含めて、全ての機能が利用可能です。1ドメインあたりの料金で、従量課金です。
エンタープライズプラン 200,000円~/月額
備考
サイトUU数による従量課金なく、全ての機能が利用可能1ドメインあたりの料金です。
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 10,000円~/月額
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
フリープラン 0円
備考
Web接客をまずは試してみたい方に向けたプランです。サイト数は1つまでで、ウィジェットをサイト来訪者に表示する回数は100回/月です。
スタンダードプラン 9,800円/月額
備考
実施したい施策の内容が限定される方に向けたプランです。サイト数は2つまでで、ウィジェットをサイト来訪者に表示する回数は10,000回/月です。
エンタープライズプラン 48,000円~/月額
備考
接客により成果を最大化したい方に向けたプランです。サイト数とウィジェットをサイト来訪者に表示する回数は無制限です。
6ヵ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
プラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
プラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
Starter 要相談
備考
20万PV/月までの、小規模、自社運用に向いたプランです。
Growth 要相談
備考
100万PV/月までの、充分な基本サービスがあるプランです。
Professional 要相談
備考
100万PV/月までの、カスタマイズが可能なプランです。
Enterprise 要相談
備考
100万PV/月以上で、大規模サイト向けのプランです。
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
スタンダードプラン初期費用 50,000円
スタンダードプラン 50,000円/月額
備考
導入サイト数、CVタグ数は無制限です。80万PV以上の場合は別途お見積りとなります。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
A/Bテスト検証後導入プラン 要相談
備考
A/Bテスト導入を1ヶ月行い、効果を確認してから本導入の流れとなります。
簡易接客導入プラン 要相談
備考
簡易機能だけの導入プランです。料金を抑え導入準備もほとんどかかりません。
本格接客導入プラン 要相談
備考
接客会話を充実させたリッチな構成プランです。希望の内容に合わせ構成を作ります。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
月額料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 なし
ライトプラン 6,500円/月額
備考
1ID当たりの価格です。
スタンダードプラン 50,000円/月額
備考
1ID当たりの価格です。
ビジネスプラン 10,000円/月額
備考
1ID当たりの価格です。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
ミニマム 1,980円/月
備考
年額プランだと月額換算で1,500円です。まずは手軽に導入してみたいという方向けです。
ビジネス ライト 10,800円/月
備考
チャットボットの機能を網羅しています。
プレミアム 30,000円/月
備考
セキュリティ・検索性を高めたい方向けです。
AIライト 54,000円/月
備考
類義語・辞書を導入してみたいという方向けです。
オートAI 78,000円〜/月
備考
簡単にAIを導入してみたいという方向けです。
AIチャット ボット 170,000円/月
備考
高性能なAIを導入してみたいという方向けです。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

目次

sinclo」は、Webサイト上でのチャット接客と問い合わせ対応を自動化し、CVR(コンバージョン率)向上と問い合わせ削減の両立を目指せる国産のチャットボット・Web接客ツールです。
本記事では、sinclo」の機能・特徴、料金プランと費用対効果、向いている企業・業務、実際の導入事例、他チャットボットとの比較ポイントまでを体系的に解説します。自社のサイト規模や目的に合うかどうかを判断できるよう、メリットだけでなく注意点や他ツールを検討すべきケースも整理しているため、「sinclo」を候補に入れるか迷っている担当者の方でも、読み終える頃には具体的な導入イメージを持てるはずです。

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Web接客ツールの比較表を拡大表示する

1.「sinclo」の機能・特徴|どんなチャットボットなのか

sinclo_eyecatch
引用 – チャットボット型Web接客ツール「sinclo」

sinclo」は、Webサイト上でチャットによる接客や問い合わせ対応を自動化・効率化するチャットボット型Web接客ツールです。サイト訪問者の行動に応じたポップアップや、チャットボットと有人チャットを組み合わせたハイブリッド運用を特徴としています。

導入事例などから見ると、「sinclo」は主に次のような位置づけになります。

  • 国産のクラウド型チャットボット・Web接客ツール
  • BtoC/BtoB問わず、さまざまな業種で800社以上に導入
  • CVR向上と問い合わせ削減の両方を狙う用途で利用されている

次の表は、「sinclo」の基本的なプロフィールを簡潔にまとめたものです。

項目 内容
ツール種別 チャットボット型Web接客ツール
提供形態 クラウド(SaaS)
提供会社 エフ・コード
主な用途 リード獲得、予約・申込、問い合わせ削減
導入社数 800社以上(公表値ベース)

このように、「sinclo」は「Webからの成果を増やしつつ、サポート工数も抑えたい企業」に向いた汎用的なチャット接客ツールといえます。

1.1 「sinclo」の概要と提供会社・主な導入先

現在、「sinclo」はエフ・コードが提供する国産SaaSとして展開されています。導入企業は業種・規模ともにかなり幅広く、共通点は「Web経由での売上や問い合わせを重視していること」です。

sinclo」の事例から見る主な業種の例は、次のとおりです。

  • 百貨店ECや通販サイトなどの小売・EC
  • 採用・人事評価、人材紹介などの人材サービス
  • 医療・ヘルスケア分野の予約・相談窓口
  • 製造・印刷などのBtoB企業の問い合わせ窓口
  • キャスティングやメディア関連のリード獲得

次の表は、公開事例から読み取れる「業種と利用目的」の組み合わせを簡単に整理したものです。

業種 主な目的
小売・EC EC売上向上、カゴ落ち防止
人材サービス 資料請求・問い合わせ増加
医療・ヘルスケア 相談・予約件数の増加
製造・印刷 新規問い合わせ増加と情報管理
メディア・キャスティング リード獲得とCVR向上

サイト種別で見ると、コーポレートサイト、サービスサイト、ECサイト、採用サイトなど多様であり、「Webで何らかのアクションを起こしてほしい」場面で幅広く使われていることが分かります。

1.2 sincloの主な機能一覧|自動応答・有人チャットなど

sinclo_pic
引用 – リード獲得の課題解決 | チャットボットsinclo

sinclo」には、チャットボットによる自動応答だけでなく、有人チャット、行動ログの可視化、属性情報の自動取得、外部サービス連携といった機能がまとまって搭載されています。これらを組み合わせることで、リード獲得から問い合わせ削減までを一気通貫でカバーできます。

主な機能は次の5つに整理できます。

  • チャットボット
    ページや訪問状況に応じて自動で話しかけるオートメッセージや、選択肢ベースのシナリオ型チャットで、フォーム入力前の離脱を防ぎます。
  • 有人チャット
    オペレーターがリアルタイムで対応できるチャット窓口を用意できます。ボットで拾いきれない相談は、すぐに人へエスカレーション可能です。
  • 履歴・統計レポート
    チャットの開始数・完了数、シナリオ別の離脱ポイント、CV到達状況などを可視化し、どの導線が成果につながっているかを分析できます。
  • 属性値取得(「sinclo」独自機能)
    メール署名や入力内容から会社名・部署名・役職などの属性情報を自動で構造化し、営業・マーケティングで再利用しやすい形に整理できます。
  • 外部サービス連携
    SalesforceなどのSFA・CRM、Slackなどのコミュニケーションツール、アクセス解析ツールなどと連携し、チャットで集めた情報をそのまま他システムに引き継げます。

機能の整理イメージは、次の通りです。

機能カテゴリ できることのイメージ
チャットボット 自動メッセージ配信・シナリオ応答
有人チャット オペレーターによるリアルタイム対応
履歴・統計レポート チャット結果やCVの可視化・分析
属性値取得 顧客・リード情報の自動抽出
外部サービス連携 SFA/CRM・社内ツールとの連携

これらの機能を組み合わせることで、「sinclo」ひとつでユーザーへの声かけから情報取得、分析、営業・サポートへの活用までを一連の流れとして運用できます。

1.3 「sinclo」が得意な活用シーンと代表的な効果

ここでは、「sinclo」が特に力を発揮しやすいシーンと効果を整理します。導入を検討する際には「自社のどの業務で使うか」をイメージできることが重要です。

sinclo」がよく使われるシーンは概ね次の3パターンに集約できます。

  • リード獲得や資料請求・予約申込のCVR向上
  • ECサイトでのカゴ落ち防止と売上アップ
  • よくある質問対応の自動化による問い合わせ削減

公開されている数値例としては、次のような実績が紹介されています。

  • 百貨店ECで売上が約4倍に増加
  • BtoB企業で問い合わせ数が約2倍に増加
  • 医療系サービスで新規相談・予約が110%に増加
  • キャスティング会社でチャット経由の問い合わせが全体の約60%になり、総コンバージョンが157%になった

次の表は、活用シーンと期待される効果を簡潔にまとめたものです。

シーン 主な目的 期待される効果
資料請求・問い合わせ フォーム到達率・完了率の向上 CVR向上、質の高いリード獲得
予約・申込 予約フローの案内と離脱防止 予約件数増加、入力ミス削減
ECカゴ落ち防止 カゴ落ち直前での声かけやクーポン提示 売上増加、単価向上
FAQ・サポート よくある質問の自動応答 問い合わせ件数削減、応対時間短縮

sinclo」は、チャットで会話しながら必要情報を集められる点が大きな特徴です。従来のフォームだけでは離脱していたユーザーに対しても、「何かお困りですか」「資料はどのテーマにご興味がありますか」と段階的に質問することで、自然な流れでコンバージョンまで誘導できます。

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2.「sinclo」はどんな企業に向いている?導入メリットと併せて解説

この章では、sinclo」がどのような企業やサイトに適しているか、逆に他ツールの方が合いやすいケースは何かを整理します。早い段階で「向き・不向き」を押さえることで、選定の手戻りを減らせます。

まずは全体のイメージとして、「sinclo」が向く企業像と向きにくい企業像を簡単に比較します。

観点 向いているケース 向いていないケース
事業エリア 日本国内が中心 多言語・多地域に同時展開
目的 Web経由のCV向上と問い合わせ削減 高度なAIボット単体を最優先
体制 マーケ・CSに担当者あり 運用担当をほぼ置けない
システム要件 標準的なSaaSで足りる 大規模な個別開発が前提

以下では、もう少し具体的に条件を見ていきます。

より広くWeb接客全体を比較したい場合は、Web接客ツール一覧も参考になります。

2.1 「sinclo」と相性が良い企業・サイトの条件

ここでは、「sinclo」と相性が良い企業・サイトの共通点を整理します。結論から言うと「国内向けにWebからの資料請求・予約・EC売上を伸ばしたい中小〜中堅企業」が中心です。

sinclo」は、百貨店EC、人材サービス、医療、BtoB製造など幅広い企業で使われていますが、共通しているのは次のような条件です。

  • Webから資料請求・問い合わせ・予約・購入などのCVを取りたい
  • 月間アクセス数が一定以上あり、フォーム離脱が課題になっている
  • 電話やメールの問い合わせが多く、対応工数が重くなっている
  • マーケティングやカスタマーサポートに専任・兼任の担当者がいる

この条件に当てはまる企業では、チャットボットによるWeb接客の恩恵を受けやすく、「sinclo」の「シナリオ型+有人チャット」の特徴が活きやすくなります。

次の表は、代表的なサイトタイプごとに、「sinclo」との相性を簡単に整理したものです。

サイトタイプ 相性 ポイント
BtoC ECサイト 高い カゴ落ち防止やクーポン提示に向く
BtoBサービスサイト 高い 資料請求やデモ依頼のCV向上に有効
店舗・予約サイト 高い 予約導線の案内や相談受付に使いやすい
採用サイト エントリー案内や説明会予約に活用可能
多言語グローバルサイト 低め 多言語運用には追加設計が必要

特に、サイト来訪者の数はあるものの「最後のひと押し」が足りないと感じている企業には、「sinclo」のポップアップやシナリオ型チャットがフィットしやすいです。

2.2 「sinclo」導入のメリットを感じやすい業務・部署

次に、企業内のどの部署・業務で「sinclo」のメリットが出やすいかを整理します。「sinclo」は単なる問い合わせ窓口ではなく、マーケティングからカスタマーサポートまで横断して使えるのが特徴です。

メリットを感じやすい代表的な部署・業務は次のとおりです。

  • マーケティング部門(Webマーケ、デジタルマーケ)
  • 営業部門(インサイドセールス、インバウンド対応)
  • カスタマーサポート・コールセンター
  • EC運営チーム

それぞれ、「sinclo」導入によって「何が変わるのか」を簡潔に整理します。

部署・業務 主な用途 期待できるメリット
マーケティング 資料請求・セミナー申込のCV向上 フォーム到達率・完了率の改善
営業・インサイドセールス 見込み客情報の収集 必要情報を事前に取得し、商談化率向上
カスタマーサポート よくある質問の自動応答 電話・メール件数の削減と対応時間短縮
EC運営 カゴ落ち防止と回遊促進 売上増加と返品・問い合わせの抑制

例えばマーケティング部門では、フォームの直前で「sinclo」が「資料の選び方」や「導入事例の紹介」を行うことで、CVR改善につながります。営業部門では、チャットでヒアリングした内容をSFAやCRMに連携することで、インサイドセールスがより精度の高いフォローを行えるようになります。

一方で、カスタマーサポートでは、営業時間外や混雑時にチャットボットが一次対応を引き受けることで、オペレーターの負荷を軽減できます。問い合わせ内容を分類したレポートを分析することで、FAQの改善やサービス自体の改善にもつなげやすくなります。

2.3 sincloより他ツールを検討した方がよいケース

ここでは、要件的に他ツールを優先した方がよい代表的なパターンだけを簡潔に整理します。

次のような場合は、「sinclo」単体よりも別カテゴリのツールを軸に検討した方が現実的です。

  • グローバル展開が主軸で、多言語自動対応が必須
  • 生成AIや高度な自然言語処理によるフリーテキストAIチャットを最優先したい
  • 自社システムとの個別開発前提で、深いAPI連携が欠かせない
  • MAやCDPなど既存のマーケティング基盤とフル連携し、全チャネル横断でパーソナライズしたい

このようなケースでは、AIチャットボット特化型ツールや、「KARTE」のようなCXプラットフォーム、PUSH ONEのような配信特化型ツールを中核に据え、その一部としてチャット機能を位置付ける方が設計しやすい場合があります。

自社の主目的が「Web接客でCVR向上・問い合わせ削減をしたい」のか、それとも「AIやデータ基盤を軸に全社的なデジタル変革を行いたいのか」を整理しておくと、「sinclo」をどこまで使うか・他ツールをどう組み合わせるかが判断しやすくなります。

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3.「sinclo」の料金・プランと費用対効果

ここでは、「sinclo」の料金体系とプラン選びの考え方、無料トライアルや契約条件、費用対効果の見方を整理します。どのくらいのコスト感で、どう元を取るかをイメージできる状態を目指します。

より広くWeb接客全体を比較したい場合は、Web接客ツール一覧も参考になります。

3.1 「sinclo」の料金プラン構成と選び方の目安

sinclo」の料金は、目的に合わせて大きく「コスト重視」と「成果重視」の2種類に整理されています。どちらもチャット利用数やサイト設置数は無制限の定額制で、必要なID数やオプションに応じて金額が変わる仕組みです。

代表的なプランは次のとおりです。

sinclo_price
引用 – 料金体系 | チャットボットsinclo

実際の料金は、ID数(同時ログインできるオペレーター数)やオプション構成によって変動します。そのため、次のような観点でおおまかな条件を整理してから見積もりを取ると、プランを選びやすくなります。

  • 月間PVと想定チャット件数
  • 何人のオペレーターで有人チャットを運用するか
  • 必要なオプション(シナリオ機能、フォーム機能、カレンダー予約など)
  • どの程度の期間でどれくらいCVRを上げたいか、問い合わせを減らしたいか

「できるだけ安く始めたい」のか、「ある程度予算をかけて成果を取りにいきたい」のかを明確にしておくと、自社に合うプラン帯が判断しやすくなります。

3.2 初期費用・無料トライアル・契約条件のチェックポイント

料金を検討する際は、月額費用だけでなく、トライアルや契約条件も含めて全体像を押さえておくことが重要です。「sinclo」の場合、導入前に試しやすい仕組みが用意されています。

主なポイントをまとめると次のとおりです。

項目 内容の概要
無料トライアル ・主要プランとオプションを14日間無料で利用可能
・3ID、自動応答・有人チャット等を試せる
最低利用期間 有料契約は6ヶ月から
利用開始までの期間 平均2〜3週間程度。設定内容によっては1〜2日で実装した例もあり
ID数 1ID(オペレーター1人分)から利用可能
課金の考え方 チャット利用数・サイト設置数は無制限の定額制

特に無料トライアルでは、主要機能を一通り試せるアカウントが提供されます。単に動作確認をするだけでなく、次のような観点で検証しておくと、本契約の判断材料になりやすくなります。

  • どのページにチャットを出すと反応が良いか
  • 自動応答と有人チャットの切り替えタイミングはどこが適切か
  • 1IDでどの程度の問い合わせをさばけるか

また、最低利用期間が6ヶ月となっているため、「半年でどの指標をどれだけ改善したいか」を事前に決めておくと、社内承認もしやすくなります。

3.3 「sinclo」導入の費用対効果を考えるポイント

費用対効果を見るときは、月額料金そのものよりも「どの指標がどれだけ動くと元が取れるか」を具体的に計算しておくことが重要です。「sinclo」はCVR改善と問い合わせ削減の両面に効くツールなので、両方の観点でシミュレーションしておくと安心です。

費用対効果を考える際の主な指標は次のようになります。

観点 代表的な指標例 考え方のポイント
CVR改善 予約・申込・資料請求のCVR、件数 「チャット経由で月に何件増えると元が取れるか」
問い合わせ削減 電話・メール件数、1件あたり対応時間 「何件・何時間削減できるとペイするか」
運用コスト 担当者の稼働時間、ID数 「月にどれだけ運用に時間を割けるか」

例えば、次のような簡易的なイメージで考えると、投資判断がしやすくなります。

  • 予約・申込の平均単価 × チャット経由で増やしたい件数 ≥ 月額費用
  • 1件あたりの対応時間 × 削減したい問い合わせ件数 × 時給換算 ≥ 月額費用

sinclo」はチャット利用数やサイト数に制限がない定額制なので、導入後に「どのページにも広く設置する」「FAQや予約導線など複数用途で併用する」といった使い方をするほど、1コンバージョンあたりのコストは下がっていきます。

その意味でも、料金表だけを見るのではなく、

  1. 改善したいKPI(CVR、問い合わせ件数など)
  2. 半年〜1年で狙う改善幅
  3. そのために毎月どの程度の運用工数を割けるか

といった条件をセットで考えることが、「sinclo」の費用対効果を正しく評価するうえでのポイントになります。

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4. 「sinclo」の導入事例|具体的な活用パターン

ここでは、sinclo」の実際の導入事例をもとに、どのような設定・運用でどのような成果が出ているのかを整理します。BtoC、BtoB、サポート業務の3パターンを見ることで、自社での使い方を具体的にイメージしやすくなります。

より広くWeb接客全体を比較したい場合は、Web接客ツール一覧も参考になります。

4.1 BtoCサイトで予約・申込数アップにつなげた事例

BtoCサイトでは、「sinclo」を「予約や申込フォームまで迷わせない導線」として活用する事例が多く見られます。飲食、EC、医療など、来店・購入・予約を増やしたい業種と相性が良いパターンです。

代表的な使い方は次の通りです。

  • トップページや商品ページでチャットから予約・申込を案内する
  • 「予約したい」「在庫を知りたい」といったニーズをチャットの選択肢で受け付ける
  • クーポンやキャンペーン情報をチャットで提示する

次の表では、公開されているBtoC事例を簡潔にまとめます。

事例の種類 業種 主な成果
飲食チェーン 飲食 予約件数が約10倍に増加
百貨店EC 小売・EC EC売上が約4倍に増加
医療サービス 医療・検査 相談・予約件数が約110%に増加

これらの事例では、フォーム入力の前に「sinclo」で「店舗選択」「希望日時」「メニュー候補」などを聞き取り、そのまま予約フォームに引き継ぐ構成がよく使われています。ユーザーは迷わず進めるため、離脱が減り、結果的に予約・申込数の増加につながっています。

4.2 BtoBサイトで資料請求・リード獲得を増やした事例

BtoBサイトでは、「sinclo」を「資料請求やホワイトペーパー請求の入り口」として活用し、リード獲得数を増やした事例が多く報告されています。特にマーケティング部門やインサイドセールス部門が主導しているケースが目立ちます。

典型的なパターンは次の通りです。

  • サービスページで「どのようなお悩みがありますか」とチャットで質問する
  • 回答内容に合わせて、最適な資料や導入事例ページを案内する
  • 会社名や担当者情報をチャットで聞き取り、SFA・CRMに連携する

次の表は、代表的なBtoB事例の概要です。

事例の種類 業種 主な成果
製造・印刷 BtoB製造・印刷 新規問い合わせが約200%に増加
SaaSベンダー ITサービス リード獲得数が約10〜20%増加
人事関連サービス 人事・評価 チャット経由受注が累計1億円規模

sinclo」を活用することで、従来の「お問い合わせフォームにたどり着いた人だけがリードになる」状態から、「興味はあるがまだ問い合わせるほどではない層」にもチャットで接点を持てるようになります。その結果、資料請求やセミナー申込など、上流の接点が増え、営業パイプラインの量と質の両方が底上げされやすくなります。

4.3 問い合わせ削減とサポート効率化に成功した事例

サポート領域では、「sinclo」を「よくある質問の一次窓口」として使うことで、問い合わせ削減や対応時間の短縮に成功した事例が多くあります。電話やメールに比べ、シンプルな問い合わせであればチャットの方が短時間で済むためです。

主な使い方は次の通りです。

  • 製品の仕様や料金、手続き方法などのFAQをチャットシナリオ化する
  • 営業時間外はボットを中心に対応し、営業時間内のみ有人チャットを併用する
  • 必要に応じて画面共有機能で操作案内を行う

次の表は、問い合わせ削減・効率化に関する事例です。

事例の種類 業種 主な成果
サポート窓口 製造 電話問い合わせを約20%削減
ECサポート 小売・EC 1件あたりの対応時間が約1/2〜1/3
その他サポート 各種業種 夜間の問い合わせを自動化し、担当者の負荷を軽減

これらの企業では、過去の問い合わせ履歴を分析し、「質問が多いテーマから優先的にチャット化する」という進め方を取っている点が共通しています。すべてを一度にチャットボット化するのではなく、上位の質問から段階的に拡大していくことで、現場の負担を抑えながら効果を実感しやすくしています。

4.4 成功企業に共通する「sinclo」運用のコツ

最後に、ここまでの事例に共通して見られる「sinclo」運用のコツをまとめます。どの事例も、ツールを入れただけではなく、目的とKPIを明確にしたうえで改善を重ねている点が共通しています。

共通するポイントは大きく次の4つです。

  • 目的と指標を最初に決めている
  • FAQとチャットシナリオを整理してから公開している
  • レポートを見ながらメッセージや分岐を定期的に見直している
  • チャットボットと有人チャットの役割分担を明確にしている

次の表では、運用のコツと効果の関係を整理します。

運用のコツ 期待できる効果
目的と指標を決める 効果検証がしやすく、社内説明がしやすい
FAQとシナリオを整理する ユーザーが迷わず自己解決しやすい
レポートで改善する CVRや削減効果が徐々に高まる
役割分担を明確にする ボットと人の両方の強みを活かせる

sinclo」を導入する際は、「どのチャネルの何を改善したいのか」「どのKPIをどれくらい動かしたいのか」を最初に社内共有しておくと、事例企業のように成果を出しやすくなります。

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Web接客の成功事例15選|成果につながった施策を徹底解説【__current_year__年最新】

5.「sinclo」と他社チャットボット・Web接客ツールの比較

ここでは、sinclo」と「ChatPlus」、「PUSH ONE」、「KARTE」をテーマ別に比較します。
「どれが一番優れているか」ではなく、「自社の規模・目的・体制を踏まえるとどれが現実的か」を判断するための材料として整理していきます。

製品名 種別・ポジション 主な特徴 向きやすい企業
sinclo Web接客チャットボット CVR改善と問い合わせ削減を両立しやすい 国内向けの中小〜中堅企業
ChatPlus チャットサポートツール 低コストで問い合わせチャットを導入できる 小規模〜中小企業
PUSH ONE Web接客・ポップアップツール ポップアップやセグメント配信が得意 キャンペーン重視の中小〜大企業
KARTE CXプラットフォーム 複数チャネルをまたいだ顧客体験設計に強い 本格的にCXを最適化したい中堅〜大企業

この前提を踏まえて、以下の小見出しで料金・機能・運用体制などを詳しく比較していきます。

5.1 料金・コスト面での比較|「ChatPlus」・「PUSH ONE」・「KARTE」

まず、おおまかな価格帯とコストの位置付けを比較します。個別の金額ではなく、「どのゾーンのツールか」が分かるレベルに絞っています。

次の表は、4製品の料金イメージと向きやすい企業規模の一覧です。

製品名 価格帯イメージ 向きやすい企業規模
sinclo 中価格帯(ミドル) 中小〜中堅企業
ChatPlus 低価格帯 個人事業〜中小企業
PUSH ONE 要見積り 中小〜大企業
KARTE 高価格帯〜要見積り 中堅〜大企業・大手グループ

ChatPlus」は、月額を抑えながらチャットを導入したい企業に適したエントリー寄りのツールです。まずは「チャットサポートを小さく試したい」というケースで候補に上がりやすくなります。

sinclo」は、料金的には中価格帯に位置し、「問い合わせ削減とCVR改善の両方を狙いたい」「複数のページやサイトでチャットを活用したい」といったニーズに対応しやすいバランス型のポジションです。

PUSH ONE」は、チャットというよりもポップアップやプッシュ配信を軸にした設計で、配信ボリュームや設計内容に応じた見積りがベースになります。キャンペーン運用を重視する企業で検討されることが多いタイプです。

KARTE」は、顧客体験全体を設計するCXプラットフォームとしての性格が強く、一定の予算を前提に「本格的に投資する」企業向けの価格帯です。

5.2 機能・シナリオ設計・連携の比較

次に、各ツールが得意とする機能領域やシナリオ設計の考え方、連携のしやすさを比較します。

主な役割の違いを整理したのが、次の表です。

製品名 主な役割のイメージ
sinclo シナリオ型チャット+有人チャットでWeb接客
ChatPlus 問い合わせ対応中心のチャットサポート
PUSH ONE ポップアップ・プッシュ施策による訴求強化
KARTE 複数チャネルをまたぐCXプラットフォーム

sinclo」は、あらかじめ設計したシナリオに沿ってユーザーと対話しつつ、必要に応じて有人チャットにエスカレーションする構成が中心です。問い合わせ削減とコンバージョン獲得を同じ導線の中で設計しやすい点が特徴と言えます。

ChatPlus」は、問い合わせ窓口としてのチャットを起点に、「FAQの自動応答」と「有人対応」を組み合わせるイメージが強いツールです。サポートのチャネルを増やす目的で導入されるケースが目立ちます。

PUSH ONE」は、ユーザーの行動や属性に応じてポップアップやプッシュメッセージを出し分けることに重心があります。チャットというより「どのタイミングで、どの訴求を見せるか」という観点からWeb接客を考えたい企業と相性が良い構成です。

KARTE」は、チャットを含む複数チャネルを横断してシナリオを設計することを前提にしており、「Webサイトの1機能としてのチャット」ではなく、「CX全体の中の1ピースとしてのチャット」という位置付けになります。

連携面で見ると、「sinclo」と「ChatPlus」は、CRM・SFA・MAツールなどとの連携によってリード管理や顧客管理の精度を高めやすいタイプです。「PUSH ONE」と「KARTE」は、より広いマーケティング基盤やデータ基盤と連携し、セグメントやスコアリングを活用した高度な施策設計を行うケースが多くなります。

5.3 導入・運用体制とサポートの比較

続いて、導入のしやすさや、運用に必要な体制のイメージを比較します。「ツールとしてできるかどうか」だけでなく、「現実的に回せるかどうか」を判断する観点です。

次の表は、導入時と運用時のイメージを簡単にまとめたものです。

製品名 導入のしやすさの傾向 運用体制のイメージ
sinclo タグ設置と初期設定で開始しやすい マーケ・CS担当が継続的に改善
ChatPlus 立ち上げが比較的シンプル 少人数チームでも運用しやすい
PUSH ONE タグ設置後に配信設計を行う マーケ担当が配信設計・検証を実施
KARTE 要件定義〜設計が前提 マーケ・データ・開発の協業が前提

sinclo」は、チャットの設置自体は比較的スムーズに行えますが、効果を出すためにはFAQやシナリオの設計、レポートを見た上での改善が欠かせません。そのため、マーケティングやカスタマーサポートの担当者が主体となり、「どの質問をチャットに任せるか」「どこで有人対応に切り替えるか」といった設計と改善に取り組む体制があるほど相性が良くなります。

ChatPlus」は、シンプルな問い合わせチャットから始め、徐々に自動応答やシナリオを拡張していく使い方をしやすいツールです。小規模なチームでも運用しやすい一方、設計の工夫次第である程度高度なボットへ発展させることも可能です。

PUSH ONE」は、フォームやFAQの整備よりも、「どのユーザーに、どのタイミングで、どのポップアップを出すか」という配信設計が中心になります。バナーやポップアップなどのクリエイティブを日常的に作成・改善できるマーケティングチームがいると、効果を出しやすい構成です。

KARTE」は、導入段階から要件定義や設計が必要になるケースが多く、マーケティング担当だけでなく、データ分析や開発を担うメンバーと連携しながら運用していくことが前提となります。その分、設計がうまくいけば、チャットに限らず顧客体験全体を一貫して改善できる余地があります。

5.4 企業規模・用途別に見た「sinclo」と他社ツールの選び方

最後に、企業規模や目的別に見たときの「選び方の目安」をまとめます。細かな例外はありますが、第一候補を決める際の起点として整理しておくと検討しやすくなります。

次の表は、「規模と目的」から見たときの主な候補のイメージです。

規模・目的 向きやすい製品の例
小規模で、まずチャットを試したい ChatPlus
中小〜中堅で、CVR改善と問い合わせ削減を両立したい sinclo
キャンペーン訴求やポップアップ強化を重視したい PUSH ONE
事業横断でCX基盤を整備したい KARTE

特に「sinclo」が候補になりやすいのは、次のようなケースです。

  • 国内向けサイトを中心に運営しており、資料請求・予約・申込といったCVを増やしたい
  • 電話やメールの問い合わせが多く、よくある質問をチャットで一次対応させたい
  • 半年〜1年程度かけてシナリオやFAQを継続的に改善していく運用を想定できる

一方で、グローバル展開が主軸で多言語運用が必須な場合や、すでにCDPや本格MAを導入していて、そこにチャットやポップアップを統合したい場合は、「KARTE」や「PUSH ONE」を中核に据えた構成も現実的な選択肢になります。そのうえで、特定サイトや部門単位で「sinclo」や「ChatPlus」を補完的に使う、といった組み合わせも考えられます。

このように、「sinclo」・「ChatPlus」・「PUSH ONE」・「KARTE」は、価格帯だけでなく「役割」「体制」「目指すゴール」がそれぞれ異なります。自社のWeb戦略のフェーズと照らし合わせながら、「まずはどこまでをチャットツールに任せたいのか」を言語化していくことが、最適なツール選定への近道と言えるでしょう。

比較に用いた製品:

6. まとめ|「sinclo」を導入しよう

sinclo」は、サイト訪問直後の声かけ、フォーム入力中のフォロー、必要に応じた有人チャットまでを1つでカバーできるWeb接客ツールです。
予約・申込・資料請求などの「あと一押し」を支援し、CVR改善と問い合わせ削減の両方を同時に狙える点が大きな魅力です。

一方で、操作は管理画面中心で直感的に行えるため、専任エンジニアがいない企業でも、マーケティングやカスタマーサポート担当が自らシナリオ改善を回しやすい設計になっています。まずはシンプルなシナリオから始め、効果を見ながら少しずつ育てていく運用スタイルに向いたツールと言えます。

導入前に確認しておきたいポイントを、最後にもう一度だけシンプルに整理します。

観点 確認したいポイント
目的 何をどれだけ増やすか・減らすか(CV・問い合わせなど)
サイト規模 月間PVやコンバージョン数が一定以上あるか
体制 シナリオ改善やレポート確認を行う担当者がいるか
予算 ミドルレンジのチャットツール予算を確保できるか

この記事を読んで「自社サイトでも「sinclo」が活かせそう」と感じた場合は、次の3ステップまで一気に進めてしまうのがおすすめです。

  • 自社の月間PV・CV数・問い合わせ数をざっくり洗い出す
  • sinclo」の資料請求やデモを申し込み、自社画面でのイメージを確認する
  • 目標CVRと予算感をまとめた簡単な企画メモを作成し、社内で共有する

ここまで進めれば、「本当に「sinclo」を導入するか」「どのプランが自社に合うか」を、数字を見ながら冷静に判断できます。
チャット接客を本格的に始める第一歩として、「sinclo」を有力な候補の1つとして検討してみてください。

billing-software

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「Web接客ツール」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • AIチャット
    • 会話ログの蓄積
    • マルチデバイス対応
    • ポップアップタイプ
    • タグ1行挿入で導入可
    • チャットタイプ
    • 外部サービスとの連携
    • 会員情報との連携
    • 同時対話可能
    • シナリオ型チャット
    • 24時間対応
    • ABテスト連携
    • レポート機能
    • ターゲティング機能
    • 有人チャット切り替え可
    • FAQ作成
    • 離脱防止機能
    • ハイブリットタイプ
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
能動的に集客を
初期費用 無料
利用料金 25,000円~/月
制限なし
PUSH ONEの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
業界に強いAIが即解決
FAQ1~100問 30,000円/月額
FAQ101~200問 40,000円/月額
備考
このあと100問ごとに10,000円ずつ増加します。
1,001問以上 要問合せ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
800社以上の導入実績
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
最低利用期間の定めなし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
月額基本料 150,000円/月額
オンボーディングプラン 400,000円
備考
人気のオプションプランです。
初期データ登録支援、Q&A/シナリオコンサルティング支援、ログ分析・運用改善支援などのサポートを受けられます。
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
プラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 100,000円
1ルーム 35,000円/月額
備考
個人アカウントは1アカウントあたり3,000円です。
3ルーム~ 69,000円~/月額
備考
個人アカウントは1アカウントあたり3,000円です。
10ルーム~ 215,000円~/月額
備考
個人アカウントは1アカウントあたり3,000円です。
20ルーム~ 400,000円~/月額
備考
個人アカウントは1アカウントあたり3,000円です。
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 100,000円
設定サポートプラン 75,000円/月額
運用コンサルティングプラン 100,000円/月額
自分で運用プラン 50,000円/月額
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
スタートプラン 2,980円(税込)/月額
備考
月間配信数1,000通までのプランです。別途 LINE公式アカウント(旧:LINE@)の費用がかかります。
スタンダードプラン 21,780円(税込)/月額
備考
月間配信数15,000通までのプランです。別途 LINE公式アカウント(旧:LINE@)の費用がかかります。
プロプラン 32,780円(税込)/月額
備考
月間配信数45,000通までのプランです。別途 LINE公式アカウント(旧:LINE@)の費用がかかります。
10万通 プラン 87,780円(税込)/月額
備考
月間配信数100,000通までのプランです。別途 LINE公式アカウント(旧:LINE@)の費用がかかります。
30万通 プラン 131,780円(税込)/月額
備考
月間配信数300,000通までのプランです。別途 LINE公式アカウント(旧:LINE@)の費用がかかります。
50万通 プラン 142,780円(税込)/月額
備考
月間配信数500,000通までのプランです。別途 LINE公式アカウント(旧:LINE@)の費用がかかります。
100万通 プラン 197,780円(税込)/月額
備考
月間配信数1,000,000通までのプランです。別途 LINE公式アカウント(旧:LINE@)の費用がかかります。
3ヵ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
プラン 30,000円~/月額
備考
正式な金額は、ボット数や月間リクエスト数により見積もります。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
プラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 1,000,000円~
備考
立ち上げにあたってのサポートを中心にサポートチームが支援。1ドメインあたりの料金です。
マーケティングプラン 150,000円/月額
備考
マーケティングダッシュボード含めて、全ての機能が利用可能です。1ドメインあたりの料金で、従量課金です。
エンタープライズプラン 200,000円~/月額
備考
サイトUU数による従量課金なく、全ての機能が利用可能1ドメインあたりの料金です。
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 10,000円~/月額
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
フリープラン 0円
備考
Web接客をまずは試してみたい方に向けたプランです。サイト数は1つまでで、ウィジェットをサイト来訪者に表示する回数は100回/月です。
スタンダードプラン 9,800円/月額
備考
実施したい施策の内容が限定される方に向けたプランです。サイト数は2つまでで、ウィジェットをサイト来訪者に表示する回数は10,000回/月です。
エンタープライズプラン 48,000円~/月額
備考
接客により成果を最大化したい方に向けたプランです。サイト数とウィジェットをサイト来訪者に表示する回数は無制限です。
6ヵ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
プラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
プラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
Starter 要相談
備考
20万PV/月までの、小規模、自社運用に向いたプランです。
Growth 要相談
備考
100万PV/月までの、充分な基本サービスがあるプランです。
Professional 要相談
備考
100万PV/月までの、カスタマイズが可能なプランです。
Enterprise 要相談
備考
100万PV/月以上で、大規模サイト向けのプランです。
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
スタンダードプラン初期費用 50,000円
スタンダードプラン 50,000円/月額
備考
導入サイト数、CVタグ数は無制限です。80万PV以上の場合は別途お見積りとなります。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
A/Bテスト検証後導入プラン 要相談
備考
A/Bテスト導入を1ヶ月行い、効果を確認してから本導入の流れとなります。
簡易接客導入プラン 要相談
備考
簡易機能だけの導入プランです。料金を抑え導入準備もほとんどかかりません。
本格接客導入プラン 要相談
備考
接客会話を充実させたリッチな構成プランです。希望の内容に合わせ構成を作ります。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
月額料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 なし
ライトプラン 6,500円/月額
備考
1ID当たりの価格です。
スタンダードプラン 50,000円/月額
備考
1ID当たりの価格です。
ビジネスプラン 10,000円/月額
備考
1ID当たりの価格です。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
ミニマム 1,980円/月
備考
年額プランだと月額換算で1,500円です。まずは手軽に導入してみたいという方向けです。
ビジネス ライト 10,800円/月
備考
チャットボットの機能を網羅しています。
プレミアム 30,000円/月
備考
セキュリティ・検索性を高めたい方向けです。
AIライト 54,000円/月
備考
類義語・辞書を導入してみたいという方向けです。
オートAI 78,000円〜/月
備考
簡単にAIを導入してみたいという方向けです。
AIチャット ボット 170,000円/月
備考
高性能なAIを導入してみたいという方向けです。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

よくある質問

sincloとはどんなツールですか?

sincloはエフ・コードが提供するクラウド型のチャットボット・Web接客ツールです。サイト上にチャットを設置し、ボットと有人チャットの両方で問い合わせ対応や資料請求、予約などを支援します。800社以上で導入されており、BtoC・BtoBの双方で利用されています。

sincloの料金プランはどのくらいかかりますか?

sincloの料金は「コスト重視プラン」と「成果重視プラン」に分かれており、目安として月額1万円台から利用できるプランと、より多機能な上位プランがあります。正確な金額はサイト規模や利用機能によって変わるため、最新の料金表や見積もりで確認する必要があります。

sincloには無料トライアルはありますか?

sincloは14日間の無料トライアルが用意されています。トライアル期間中でも本番環境に近い形でチャットボットを設置できるため、自社サイトでの表示イメージやチャットシナリオの作りやすさ、管理画面の操作性などを事前に確認できます。

sincloはどのような業種・規模の企業に向いていますか?

sincloは小売・EC、医療、人材サービス、製造、メディアなど幅広い業種で利用されています。レビューサイトでは中小企業から中堅企業の利用が特に多く、一部大企業でも採用されています。月間PVが一定以上あり、Web経由の資料請求や予約、問い合わせを増やしたい企業に向いています。

sincloでできることには何がありますか?

sincloでは、ページやユーザー行動に応じた自動ポップアップ表示、シナリオ型チャットボットによる自動応答、有人チャット、チャット経由CVの計測、訪問者情報の取得、SalesforceやGoogle Analyticsなど外部サービスとの連携が可能です。これにより、CVR改善と問い合わせ削減を同時に狙えます。

sincloはAIによるフリーテキスト対応に強いツールですか?

sincloは、もともとシナリオ型チャットボットを中心とした設計で、用意した質問分岐や選択肢をベースに案内する運用が得意です。生成AIとの連携機能も提供されていますが、完全なフリーテキストAIチャットを最優先する場合は、FAQ特化型AIボットなど他ツールとの比較検討も行うと安心です。

sincloの評判はどのくらい良いのでしょうか?

ITreviewでは、sincloは5点満点中4.0程度の総合評価で、200件超のレビューが掲載されています。UIの分かりやすさやシナリオ編集のしやすさ、導入時のサポートが高く評価されている一方、チャットツリーが大きくなると全体を把握しづらい、分析軸をもっと増やしてほしいといった改善要望も見られます。

sincloの導入にはどのくらいの期間がかかりますか?

sincloはタグ設置型のクラウドサービスのため、サイト側の準備が整っていれば、数日〜数週間程度で初期公開まで進むケースが多いです。実際には、チャットシナリオの設計やFAQ整理、社内確認の工数が期間に影響します。無料トライアルの期間中に最初のシナリオを作り切る企業も少なくありません。

sinclo導入時にどのような社内体制が必要ですか?

sincloを効果的に運用している企業では、マーケティングやカスタマーサポートにチャット担当者を置き、定期的にシナリオやメッセージを改善しています。最低でも「シナリオ設計・効果検証・改善」を見る担当者を1名は確保しておくと、導入後にCVR改善や問い合わせ削減の効果を出しやすくなります。

sincloのセキュリティやサポート体制はどうなっていますか?

sincloはクラウドサービスとして、通信の暗号化や権限管理などのセキュリティ対策を実施しており、利用環境やセキュリティに関する説明が公開されています。また、導入前の相談から運用中の質問まで、メールやオンライン打ち合わせでのサポートが提供されており、初めてチャットボットを導入する企業でも相談しながら進めやすい体制です。

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