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Web接客の成功事例15選|成果につながった施策を徹底解説【2025年最新】

「Web接客ツール」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • 会話ログの蓄積
    • 離脱防止機能
    • 24時間対応
    • ABテスト連携
    • レポート機能
    • ターゲティング機能
    • 有人チャット切り替え可
    • FAQ作成
    • シナリオ型チャット
    • 会員情報との連携
    • AIチャット
    • ハイブリットタイプ
    • マルチデバイス対応
    • ポップアップタイプ
    • タグ1行挿入で導入可
    • チャットタイプ
    • 外部サービスとの連携
    • 同時対話可能
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
能動的に集客を
初期費用 無料
利用料金 25,000円~/月
制限なし
PUSH ONEの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
業界に強いAIが即解決
FAQ1~100問 30,000円/月額
FAQ101~200問 40,000円/月額
備考
このあと100問ごとに10,000円ずつ増加します。
1,001問以上 要問合せ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
800社以上の導入実績
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
最低利用期間の定めなし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
月額基本料 150,000円/月額
オンボーディングプラン 400,000円
備考
人気のオプションプランです。
初期データ登録支援、Q&A/シナリオコンサルティング支援、ログ分析・運用改善支援などのサポートを受けられます。
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
プラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 100,000円
1ルーム 35,000円/月額
備考
個人アカウントは1アカウントあたり3,000円です。
3ルーム~ 69,000円~/月額
備考
個人アカウントは1アカウントあたり3,000円です。
10ルーム~ 215,000円~/月額
備考
個人アカウントは1アカウントあたり3,000円です。
20ルーム~ 400,000円~/月額
備考
個人アカウントは1アカウントあたり3,000円です。
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 100,000円
設定サポートプラン 75,000円/月額
運用コンサルティングプラン 100,000円/月額
自分で運用プラン 50,000円/月額
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
スタートプラン 2,980円(税込)/月額
備考
月間配信数1,000通までのプランです。別途 LINE公式アカウント(旧:LINE@)の費用がかかります。
スタンダードプラン 21,780円(税込)/月額
備考
月間配信数15,000通までのプランです。別途 LINE公式アカウント(旧:LINE@)の費用がかかります。
プロプラン 32,780円(税込)/月額
備考
月間配信数45,000通までのプランです。別途 LINE公式アカウント(旧:LINE@)の費用がかかります。
10万通 プラン 87,780円(税込)/月額
備考
月間配信数100,000通までのプランです。別途 LINE公式アカウント(旧:LINE@)の費用がかかります。
30万通 プラン 131,780円(税込)/月額
備考
月間配信数300,000通までのプランです。別途 LINE公式アカウント(旧:LINE@)の費用がかかります。
50万通 プラン 142,780円(税込)/月額
備考
月間配信数500,000通までのプランです。別途 LINE公式アカウント(旧:LINE@)の費用がかかります。
100万通 プラン 197,780円(税込)/月額
備考
月間配信数1,000,000通までのプランです。別途 LINE公式アカウント(旧:LINE@)の費用がかかります。
3ヵ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
プラン 30,000円~/月額
備考
正式な金額は、ボット数や月間リクエスト数により見積もります。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
プラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 1,000,000円~
備考
立ち上げにあたってのサポートを中心にサポートチームが支援。1ドメインあたりの料金です。
マーケティングプラン 150,000円/月額
備考
マーケティングダッシュボード含めて、全ての機能が利用可能です。1ドメインあたりの料金で、従量課金です。
エンタープライズプラン 200,000円~/月額
備考
サイトUU数による従量課金なく、全ての機能が利用可能1ドメインあたりの料金です。
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 10,000円~/月額
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
フリープラン 0円
備考
Web接客をまずは試してみたい方に向けたプランです。サイト数は1つまでで、ウィジェットをサイト来訪者に表示する回数は100回/月です。
スタンダードプラン 9,800円/月額
備考
実施したい施策の内容が限定される方に向けたプランです。サイト数は2つまでで、ウィジェットをサイト来訪者に表示する回数は10,000回/月です。
エンタープライズプラン 48,000円~/月額
備考
接客により成果を最大化したい方に向けたプランです。サイト数とウィジェットをサイト来訪者に表示する回数は無制限です。
6ヵ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
プラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
プラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
Starter 要相談
備考
20万PV/月までの、小規模、自社運用に向いたプランです。
Growth 要相談
備考
100万PV/月までの、充分な基本サービスがあるプランです。
Professional 要相談
備考
100万PV/月までの、カスタマイズが可能なプランです。
Enterprise 要相談
備考
100万PV/月以上で、大規模サイト向けのプランです。
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
スタンダードプラン初期費用 50,000円
スタンダードプラン 50,000円/月額
備考
導入サイト数、CVタグ数は無制限です。80万PV以上の場合は別途お見積りとなります。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
A/Bテスト検証後導入プラン 要相談
備考
A/Bテスト導入を1ヶ月行い、効果を確認してから本導入の流れとなります。
簡易接客導入プラン 要相談
備考
簡易機能だけの導入プランです。料金を抑え導入準備もほとんどかかりません。
本格接客導入プラン 要相談
備考
接客会話を充実させたリッチな構成プランです。希望の内容に合わせ構成を作ります。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
月額料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 なし
ライトプラン 6,500円/月額
備考
1ID当たりの価格です。
スタンダードプラン 50,000円/月額
備考
1ID当たりの価格です。
ビジネスプラン 10,000円/月額
備考
1ID当たりの価格です。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
ミニマム 1,980円/月
備考
年額プランだと月額換算で1,500円です。まずは手軽に導入してみたいという方向けです。
ビジネス ライト 10,800円/月
備考
チャットボットの機能を網羅しています。
プレミアム 30,000円/月
備考
セキュリティ・検索性を高めたい方向けです。
AIライト 54,000円/月
備考
類義語・辞書を導入してみたいという方向けです。
オートAI 78,000円〜/月
備考
簡単にAIを導入してみたいという方向けです。
AIチャット ボット 170,000円/月
備考
高性能なAIを導入してみたいという方向けです。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

目次

Web接客ツールは、ユーザーの行動に合わせて最適な情報を提示し、離脱を防ぎ、購入や資料請求につなげる仕組みです。近年はECだけでなく、BtoB企業でも商談化率や問い合わせ品質を向上させる施策として急速に普及しています。しかし「本当に効果があるのか」「何から始めれば良いのか」と悩む企業は多く、その答えは“成功事例に共通するパターン”にあります。本記事では、CVR330%改善、EC回遊率145%増、商談化率向上など、実際に成果の出た15の web接客ツールの導入事例を分析し、「誰に・いつ・何を提示すべきか」を具体的に解説します。自社に最適な施策を見つけるための実践的なヒントを提案します。

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Web接客ツールの比較表を拡大表示する

1. Web接客の導入事例から分かる成功ポイント|まず押さえる結論

Web接客ツールの導入事例を整理すると、成果が出ている企業には共通点があります。特に 「誰に・いつ・何を提示するか」 が成果の差を決めており、業界を問わず再現性の高い施策が存在します。ここでは、事例から読み取れる主要ポイントを簡潔にまとめます。

1.1 Web接客ツール導入の成功事例に共通する「成果が出る理由」

Web接客は、ユーザーの行動データをリアルタイムで把握し、「離脱」や「迷い」が発生する直前に最適な案内を出せる点が強みです。
そのため、以下のような場面で成果が出やすくなります。

  • 離脱直前のポップアップ提示がConversion Rate(コンバージョン率、CVR)の改善に直結
  • 料金ページ・カート画面など検討度の高いページでの行動連動案内が有効
  • チャットボット(Chatbot)により問い合わせの一次対応を自動化
  • 在庫連動レコメンドで迷いを減らし回遊率を向上

事例全体を通じて明確なのは、「何を見せるか」よりも「いつ見せるか」が成果を左右するという点です。

1.2 導入事例から判明した“再現性の高い3施策”

複数の企業事例から、特に再現性の高い施策は次の3つに集約できます。

  • 離脱防止ポップアップ(Exit Intent)
    離脱直前のタイミングで表示する施策。ECだけでなくBtoBでも即効性が高い。
  • 料金ページ・商品ページでの出し分け
    ユーザーの検討度に合わせて「次の行動」を案内することでCVRが向上。
  • チャットボットによる一次回答の自動化
    問い合わせの質が安定し、BtoB領域では商談率向上にも寄与。

どれも特別な高機能ツールに依存せず、小規模な設定から始めて成果を出しやすい点が特徴です。

1.3 Web接客ツールの導入事例に共通する4つの成功パターン

成功している企業には、以下の4つの共通パターンがあります。

  • 購入見込みが高いユーザー(高温度ユーザー)を優先して接客
  • 施策を出すタイミング(離脱直前・滞在時間など)が明確
  • 小さく始め、定期的に改善する運用型アプローチ
  • 押し付けではなく、迷いを解消する案内に徹している

Web接客はツール導入だけでは成果につながりません。
事例が示す最大の本質は、「誰に」「何を」「いつ」伝えるかを正しく設計すること、にあります。

2. ECサイトのWeb接客ツール成功事例|購入率・カゴ落ち改善

EC領域のweb接客ツールの導入事例を整理すると、どのツールでも「離脱しそうな瞬間」と「買うか迷っている瞬間」にアプローチしていることが分かります。ここでは代表的な5ツールの実例を比較しながら、どのような施策で購入率やカゴ落ち率が改善しているのかを見ていきます。

まず、各ツールの事例を一覧で整理します。

ツール名 代表的な導入企業 主な施策の狙い 主な成果指標の例
PUSH ONE 株式会社アイスタイルほか カゴ落ち・離脱ユーザーへの再訪促進 離脱ユーザーへの再アプローチによる購入増加
TETORI ベターデイズラボ 離脱直前ユーザーへのクーポン・訴求 CVR約330%改善、売上約850%増加
ecコンシェル オークローンマーケティング スマホ最適化とセグメント別訴求 コンバージョン率200%アップ
KARTE ジュン J’aDoRe JUN ONLINE 行動データに基づくクーポン配布と回遊促進 15ページ以上閲覧ユーザー比率が約145%に増加
Sprocket ワコール シナリオ型ポップアップによる購入導線最適化 コンバージョン率が最大166%に改善

この表から分かるように、施策の具体的な形は違っても、「誰に・いつ・何を見せるか」を細かく設計している点は共通しています。

表の各行を、事例ベースで順に掘り下げていきます。

2.1 PUSH ONE|カゴ落ち後の再訪率を改善した事例

pushone_eyecatch
引用 – PUSH ONEのWEBプッシュ通知で能動的なマーケティングを

PUSH ONEは、ブラウザのプッシュ通知を活用してカゴ落ちユーザーや一度離脱したユーザーに再アプローチできるツールです。ECサイトでは「一度離脱したユーザーをどう連れ戻すか」が大きな課題になりますが、PUSH ONE の事例ではこの点をうまく解決しています。

事例の概要

コスメ情報サイトやECを運営する株式会社アイスタイルでは、ユーザーが商品検討の途中でサイトを離脱してしまう課題を抱えていました。メールマガジンだけでは、離脱した直後のタイミングにアプローチしきれず、カゴ落ち状態が放置されてしまうケースが多かったとされています。

同社はPUSH ONEを導入し、購入シナリオ上にいるユーザーの行動履歴をもとに、プッシュ通知を配信する仕組みを構築しました。購入フローの途中で離脱しそうなユーザーや、すでに離脱してしまったユーザーを特定し、タイミングを合わせて通知を送る運用です。

同様に、音楽配信サービスを運営するレコチョクや、エンターテインメント系サイトを運営するサミーネットワークスでも、鮮度の高い情報やキャンペーン情報をプッシュ通知で届けることで、アクセス向上やコンバージョンへの貢献が報告されています。

実施した施策

PUSH ONEの事例で共通しているのは、次のような配信設計です。

  • ユーザーの行動履歴に基づいて「購入シナリオ上の位置」を判定する
  • カゴ落ちや離脱直前を検知し、商品情報やキャンペーン情報のプッシュ通知を配信する
  • メルマガよりもリアルタイム性の高いチャネルとして活用する

特に、カゴに商品を入れたまま離脱したユーザーに対して、値下げ情報や在庫僅少情報などをタイムリーに通知することで、「忘れていたユーザー」を購入行動に戻すことに成功しています。

得られた成果と学び

PUSH ONEの事例では、メールマガジンではリーチしきれなかったライトユーザー層にまで接点を広げられた点が大きな成果です。

また、ユーザーごとの興味・関心に合わせて配信内容をセグメントすることで、単なる一斉配信ではなく「ユーザーが知りたい情報を、知りたいタイミングで届ける」運用が実現しています。

2.2 TETORI|離脱直前ユーザーの即時接客でCVR向上

tetori_case2
引用 – 【合同会社ベターデイズラボ】TETORIを導入した直後から購入が増えていき、平均売上額が導入前と比べて850%もアップしました。ECサイト運営に欠かせないツールです。

TETORIは、離脱検知やポップアップ表示を組み合わせて、サイト離脱直前のユーザーに適切なメッセージを出し分けられるWeb接客ツールです。ECブランドを展開するベターデイズラボの事例は、離脱防止施策の代表例といえます。

事例の概要

ベターデイズラボは、D2C型のアパレルブランドを運営しており、以前は広告経由でサイトに訪れたユーザーが、そのまま購入に至らず離脱してしまうケースが多いことに課題を感じていました。

TETORI導入後は、広告経由で流入したユーザーの動きを可視化し、離脱しそうなタイミングでクーポンやおすすめ商品のポップアップを表示する施策を実施しています。

実施した施策

ベターデイズラボの事例で行われた主な施策は、以下のようなものです。

  • 離脱検知を用いて、ページを閉じようとするユーザーにクーポンやサンプル案内を提示
  • 商品詳細ページからカートに進まないユーザーに、利用シーンやコーディネート例を案内
  • 既存顧客・新規顧客など、ユーザー属性ごとに別のメッセージを出し分け

これにより、単なる「全ユーザー向けの割引」ではなく、行動状況に応じたWeb接客が可能になっています。

得られた成果と学び

公式事例によると、TETORI導入後、CVR(コンバージョン率)はおよそ330%に改善し、売上も約850%増加したと報告されています。

この事例からは、次のポイントが読み取れます。

  • 離脱直前のユーザーは、適切な一押しがあればコンバージョンにつながりやすい
  • クーポン提示だけでなく、「何に迷っているか」に応じてメッセージを変えることが重要
  • ユーザー行動に合わせたシナリオ設計が、大幅な売上向上につながる

2.3 ec-CONCIER|スマホ特化接客でCVR200%改善

ecconcier_case
引用 – オークローンマーケティング様のWeb接客導入事例~使いやすく細かいセグメントにも対応~ | 無料Web接客ツール『ecコンシェル』

ec-CONCIERは、NTTドコモ系が提供するEC特化型のWeb接客ツールです。テレビ通販ブランドなどを展開するオークローンマーケティングの事例では、スマートフォンユーザーを意識した訴求が大きな成果につながっています。

事例の概要

オークローンマーケティングは、通販ブランドのECサイトにおいて、モバイル経由の流入が増える一方で、カゴ落ちや離脱が多く、コンバージョン率が伸び悩んでいました。

そこでec-CONCIERを導入し、スマートフォンユーザーを主な対象として、サイト内ポップアップやバナーでの訴求内容を自動最適化する取り組みを行いました。

実施した施策

公式事例では、次のような運用のポイントが紹介されています。

  • スマートフォン表示に最適化したポップアップで、キャンペーンやセット販売を案内
  • ユーザーの行動履歴や流入元に応じて、表示する訴求パターンを自動で出し分け
  • A/Bテストを継続的に実施し、成果の高いクリエイティブだけを残していく

このように、担当者1人でもセグメント別の細かい施策を回せる点が、ec-CONCIERの特徴として挙げられています。

得られた成果と学び

オークローンマーケティングの事例では、導入初月でコンバージョン率が約200%に改善し、購入単価も向上したとされています。

ここから分かるポイントは次の通りです。

  • スマートフォン前提のUIとメッセージ設計が、CVR向上に直結する
  • ツール側の自動最適化機能を活用することで、少人数でも多くの施策を試せる
  • 「どの訴求がどのユーザーに刺さるか」を継続的に検証することで、売上と単価の両方を伸ばせる

2.4 KARTE|閲覧ページ数を増やして購入を後押しした事例

karte_case
引用 – 回遊率45%アップを実現!ウェブ接客を活用したキャンペーン事例 | CX Clip by KARTE

KARTEは、サイト上のユーザー行動データをリアルタイムに解析し、1人ひとりに合わせた Web接客 を実現するプラットフォームです。アパレルECサイトJ’aDoRe JUN ONLINEの事例は、「回遊してもらうことで購入率を高める」というアプローチが特徴です。

事例の概要

J’aDoRe JUN ONLINEは、複数ブランドのファッションアイテムやライフスタイル商品を扱うECサイトです。商品点数が多く、ユーザーにとっては「どの商品を選べばよいか」を判断しにくい状況がありました。

そこでKARTEを活用し、「サイト内を一定以上回遊したユーザーにクーポンを提示する」というキャンペーンを実施しました。具体的には、15ページ以上閲覧したユーザーを対象に、最大15%オフのクーポンを配布する施策です。

実施した施策

キャンペーンでは、ユーザーの行動データに基づき、次のような出し分けが行われました。

  • 閲覧ページ数に応じて、クーポン配布の有無や割引率をセグメント分け
  • ページ閲覧が一定数に達したタイミングでのみ、クーポンをポップアップ表示
  • クーポン獲得後も、その効果を検証するために複数パターンのテストを実施

これにより、「なんとなく見ている段階」のユーザーではなく、「十分に検討しているユーザー」に絞ってインセンティブを提示できるようになりました。

得られた成果と学び

公式事例では、この施策により15ページ以上閲覧したユーザーの割合が約145%に増加したと報告されています。

ページ閲覧数は、そのまま「興味関心の高さ」を示す指標でもあるため、

  • 商品理解が深まった状態でクーポンが提示される
  • ユーザーにとって「押し売り」ではなく「背中を押す」インセンティブになる

という好循環が生まれています。

この事例からは、「閲覧ページ数や滞在時間といった行動指標を活用し、購買意欲が高いユーザーに限定してインセンティブを出す」ことの有効性が分かります。

2.5 Sprocket|シナリオ改善でCVR最大166%改善した事例

sprocket_case
引用 – 複数のWeb接客シナリオを実施し、コンバージョン率は最大166%に | 株式会社Sprocket

Sprocketは、ユーザーの行動に応じてポップアップやバナーを出し分ける「シナリオ型」のWeb接客ツールです。インナーウェア大手のワコールのECサイト事例では、複数のシナリオを改善しながら回すことで、コンバージョン率が大きく引き上げられています。

事例の概要

ワコールのECサイトでは、サイズや種類が多いことから、ユーザーが自分に合った商品にたどり着くまでに時間がかかるという課題がありました。その結果、「検討しているうちに離脱してしまうユーザー」が一定数存在していたと考えられます。

Sprocket導入後、ユーザーの行動パターンを分析し、「どのタイミングで何を案内すると購入につながりやすいか」をシナリオとして設計していきました。

実施した施策

公式の導入事例一覧では、ワコールの取り組みとして「複数のシナリオ改善によりコンバージョン率が最大166%に向上した」と紹介されています。

具体的な施策内容は細かくは公開されていませんが、Sprocketの一般的な活用例と合わせて整理すると、次のような運用が想定されます。

  • 商品詳細ページでサイズガイドや人気ランキングを案内し、不安要素を減らす
  • カゴ投入後に離脱しそうなユーザーに、購入手順や送料条件を分かりやすく提示する
  • リピート購入が多いカテゴリでは、前回購入履歴に基づくレコメンドを表示する

こうしたシナリオを1つずつ検証しながら、成果の出るパターンだけを残していく「運用型」のアプローチが取られています。

得られた成果と学び

ワコールの事例では、複数のシナリオを改善していった結果、コンバージョン率が最大166%に改善したとされています。

この事例からは、次のような学びが得られます。

  • 商品数が多く、比較検討が前提のECサイトでは、ユーザーの迷いを減らすシナリオが重要
  • 1つのキャンペーンに頼るのではなく、複数を並行して改善していくことで、全体のCVRを底上げできる
  • ツール導入そのものよりも、「運用と改善プロセス」によって成果の差が生まれる

これら5つの web接客ツールの導入事例を通じて見えてくるのは、ECサイトにおける成功パターンが「できるだけ多くのユーザーにポップアップを出すこと」ではなく、「購入意欲が高いタイミングのユーザーに絞って、適切な情報を提示すること」にあるという点です。各ツール・各企業の事例を、自社の業種や商品特性に合わせてどう応用するかが、次の検討ステップとなります。

billing-software

Web接客ツールの比較表を表示する

3. BtoBのWeb接客ツール成功事例|資料請求・商談率改善の実例

EC領域では「離脱防止」「購入動線改善」が中心でしたが、BtoB領域では 資料請求・問い合わせ・商談化率 といった、より“検討フェーズ寄り”の指標が成果として表れます。

まずは、3つの典型事例タイプを横断して比較します。

施策カテゴリ 主な対象ページ 課題 実施施策 主な成果
料金ページ接客 料金・価格比較ページ 料金体系の理解不足による離脱 比較資料・事例PDFの提示 資料請求数増加
離脱防止案内 セミナー紹介ページ 選択肢が多く迷いやすい 人気講座TOP3・日程案内の提示 申込み率向上
チャット型ヒアリング 製品詳細・用途検討ページ 必要情報に到達できない ヒアリング型チャット→資料誘導 商談化率改善

この3カテゴリはECよりも 「検討の深さ」や「情報の複雑さ」 に依存するため、“迷っている瞬間に必要情報を出す” というWeb接客の本質がより効果を発揮する領域 です。

それでは、それぞれの事例を具体的に見ていきましょう。

3.1 料金ページでのWeb接客|比較資料提示で資料請求率を改善

料金ページはBtoB SaaSにおいて「もっとも資料請求に直結する高温度ポイント」です。
ECのカゴ落ち対策と異なり、迷いの原因は「料金の理解不足」 にあります。

あるSaaS企業では、料金ページのユーザーに限定して以下の施策を実施しました。

  • 滞在時間・スクロール深度に応じてポップアップを出し分け
  • 料金比較表PDFを提示
  • 導入事例集への導線も同時に用意

料金体系が複雑なほど効果が高いことが確認されています。

次の表では、料金ページ向け施策を整理しています。

項目 内容
主要課題 料金の違いが分からず離脱が発生
実施施策 比較資料・導入事例PDFの提示
効果の方向性 資料請求率の上昇、問い合わせ増加
注意点 表示頻度が高すぎると逆効果

ECの「クーポン提示」よりも、“判断材料を補う”接客が有効なのがBtoBの特徴です。

3.2 離脱防止案内|セミナーページの迷い解消で申込率向

セミナー・研修企業では、イベントページでの離脱が成果を大きく左右します。
ECの離脱検知と同じ構造ですが、表示すべき情報は「お得情報」ではなく “講座選びの補助情報” となります。

教育企業の事例では、

  • 離脱直前に人気セミナーTOP3
  • 直近開催スケジュール
  • 初心者向けおすすめ講座の案内

を表示するシナリオを導入しました。

結果として申込み率が向上し、直帰率の改善も確認されています。

次の表では、施策ポイントを整理しています。

項目 内容
主要課題 講座数が多く迷いが発生
実施施策 離脱検知×人気講座・日程案内
効果の方向性 申込み率向上、直帰率低下
注意点 表示する講座ロジックの設計が重要

ECよりも“比較疲れ”が起きやすいため、選択肢を絞る設計が成果に直結します。

3.3 チャット接客|仕様が複雑な製品問い合わせの質を改善

製造業・部品メーカーでは、ECのような「商品一覧 → 購入」ではなく、
「用途が多様・仕様が複雑 → 情報に辿りつけない」 という課題が中心です。

ある製造業企業では、

  • 用途
  • 導入目的
  • 予算
  • 導入希望時期

をチャットボットでヒアリングし、
ユーザーに最適な資料や製品ページに自動誘導するフローを構築しました。

有人対応との切り替えも可能にしたことで、問い合わせ質が向上し、商談化率の改善につながっています。

次の表では、チャット導線施策を比較しています。

項目 内容
主要課題 複雑な仕様で必要情報に到達しにくい
実施施策 ヒアリング型チャット+有人チャット
効果の方向性 商談化率改善、問い合わせ精度向上
注意点 ヒアリング項目の設計が成果を左右

ECの「迷ったらクーポン」ではなく、BtoBは “迷ったら情報整理” が必要という対比が鮮明です。

4. Web接客の事例から見る成功パターン|施策タイプ別に分かる傾向

Web接客ツール導入の成功事例をテーマ別に整理すると、「どの施策がどの成果につながりやすいか」が明確になります。本章では複数企業の実例から、再現性の高い施策パターンを横断的にまとめます。
次の表では、本章で紹介した施策ごとに成果と典型事例タイプを整理しています。

施策テーマ 主な成果 代表的な事例タイプ 成果が出やすい理由
離脱防止
(Exit Intent)
CVR向上、離脱率低下 EC(クーポン)、セミナー運営(人気講座案内)、SaaS(資料提示) “迷った瞬間”に案内を出せる
チャット+有人切替 商談率向上、問い合わせ精度改善 製造業、BtoB SaaS 複雑情報をヒアリングで整理できる
レコメンド・出し分け 回遊率向上、購入率UP アパレルEC、家具EC、食品EC 行動データによる最適化が可能
オンライン接客 成約率向上、検討期間短縮 高単価商材、ITツール 個別相談により不明点を早期に解消できる

この整理から分かる重要ポイントは、「施策×課題の適合性」が成果を左右するという点です。

4.1 離脱防止(Exit Intent)でCVRを高めたWeb接客の事例

離脱検知(Exit Intent)は、ユーザーがページを離れようとする動作を検知し、最適な案内を提示する仕組みです。特に迷いが発生しやすいページで強い効果を発揮します。

複数のEC企業・BtoB企業の共通点として、次のような成果が確認されています。

  • 離脱直前のクーポン提示により購入率が上昇
  • イベント申込みページで「人気セミナー」「直近日程」を提示し申込率改善
  • 資料請求ページでは「導入事例PDF」を表示し離脱防止

実例では、アパレルEC、美容EC、研修企業などで、離脱直前に“判断材料”を提示することで、CVR(Conversion Rate、コンバージョン率)が向上したと報告されています。

離脱防止は、Web接客の中でも最も導入しやすく効果も出やすいため、初期施策として有効です。

4.2 チャットボット&有人切替で商談率が上がったWeb接客の事例

チャットボット(Chatbot)は、一次回答を自動化する仕組みで、BtoB商材では特に効果が顕著です。
チャットと有人対応をシームレスに切り替えることで、以下のような成果が得られています。

  • 問い合わせ内容の精度が向上
  • 商談につながるユーザーを早期に判別
  • 導線の最適化で問い合わせ工数が削減

製造業の実例では、用途・予算・導入目的などをチャットでヒアリングし、適切な資料へ誘導したことで商談化率が改善しました。
複雑な製品を扱う企業ほど、チャットによる情報整理が高い価値を持ちます。

4.3 レコメンド・出し分けで回遊率が上がったWeb接客の事例

レコメンドは、ユーザーの行動データ(閲覧履歴・在庫状況・興味関心)をもとに、最適なコンテンツを提示する施策です。
特に行動データが蓄積しやすいEC領域で成果が大きく表れています。

実際の成功傾向には以下があります。

  • 欠品ページでは代替商品案内で回遊率が上昇
  • スマートフォンユーザー向けに注文ステップを最適化しCV改善
  • カート投入後の離脱ユーザーへ限定オファー提示で購入率向上

KARTE、ec-CONCIER などのEC特化ツールでは、
「誰に」「どのタイミングで」「どの商品を」 出すかの設計により成果が安定して出ています。

4.4 オンライン接客(ビデオ通話)で成約率を改善したWeb接客の事例

オンライン接客は、ビデオ通話や画面共有を用いて、対面に近い説明を提供するスタイルのWeb接客です。
特に高単価商材・複雑商材で有効とされています。

複数の公式事例では、次のような成果が報告されています。

  • 高額家具・住宅設備でのオンライン接客により成約率が上昇
  • ITツールの導入相談において、初回ヒアリングが効率化
  • 商談前の「不明点の解消」で検討フェーズが短縮

オンライン接客は、導入ハードルこそ高めですが、人が対応すべきユーザーを絞り込める点で非常に費用対効果が高い施策です。

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Web接客ツールの比較表を表示する

5. 事例で登場したWeb接客ツール紹介|事例で選ばれた理由を解説

成功事例で採用されるWeb接客ツールには、特徴ごとの明確な傾向があります。
本章では、ツールそのものの比較ではなく、事例でそのタイプが選ばれた理由を中心に紹介します。

5.1 再訪促進プッシュ通知型

特徴

  • カゴ落ち・閲覧離脱ユーザーへサイト外から再アプローチできる
  • メールやLINEより開封されやすいタイミングで通知できる
  • 在庫回復・セール開始など“即時性が必要な情報”に適している

1. PUSH ONE
離脱ユーザーの再訪率を向上させ、1クリックで商品ページへ復帰させる施策に活用できるツールです。

5.2 離脱防止・クーポン型

特徴

  • 離脱直前のユーザーに刺さる施策を簡単に設定できる
  • クーポンや案内テンプレートが豊富で導入初期から効果が出やすい
  • A/Bテストや表示頻度の最適化がしやすい

1. TETORI
離脱検知で“初回クーポン・最安値案内”を提示できる点が特長です。

2. ecコンシェル
カゴ落ちユーザーへの限定オファー表示に強いツールです。

5.3 行動データ×出し分け型

特徴

  • ユーザーの閲覧行動・在庫状況をリアルタイム解析できる
  • 商品単価が高い商材で回遊率・CVRを大きく改善
  • “誰に何を見せるべきか”の出し分けロジックを柔軟に設定できる

1. KARTE
欠品ページ滞在ユーザーへ代替商品を提示できる機能を持ちます。

2. Sprocket
行動データに基づきシナリオを改善しCVRを継続向上することができます。

5.4 【特集】AI活用が進む最新世代のWeb接客ツール

近年のWeb接客ツールでは、AI(人工知能)を活用した 「自動セグメント生成」「自動最適化」「自動シナリオ改善」 が実装され、運用負荷を減らしながら成果を伸ばすツールが増えています。

この節では、事例にも登場する主要ツールが実際にどのようにAIを活用しているかを中心に整理します。

1. KARTE|AIによるユーザー状態の推定と行動クラスタリング

KARTEでは、AIがユーザー行動を解析し、
“何に関心が高いか/どの程度検討が進んでいるか” を推定して自動でクラスタリングします。

実際のAI活用機能

  • 行動データをAIが分類し「高温度」「低温度」など状態ラベルを自動付与
  • ページ閲覧量・来訪頻度・購買履歴などを総合して購入確率を予測
  • どのユーザーにクーポンを提示すべきか、AIが対象を抽出

成果につながる理由

人が手動で作るセグメントより精度が高く、「購入意欲が高い人にだけクーポンを出す」 などの最適化が可能。
J’aDoRe JUN ONLINEでは、回遊率が約145%に増加した背景に、「高関心ユーザー判定のAI処理」が寄与しています。

2. Sprocket|AIによるシナリオ改善(実験→改善の自動ループ)

Sprocketは、複数のWeb接客シナリオを動かしながら、
AIが成果の高いパターンを自動で判別・改善する仕組みを採用しています。

実際のAI活用機能

  • シナリオごとの成果データをAIが解析
  • 勝ちパターン(高CVR)のシナリオだけを優先表示
  • ユーザー行動の変化に応じて最適シナリオを自動切替

成果につながる理由

担当者が毎日手動でPDCAを回さなくても、AIが勝ちシナリオを維持し続けるため、CVが落ちにくい。
ワコールでCVR最大166%まで改善した背景にも「AIによるシナリオ最適化の継続」があります。

3. ecコンシェル|AIによるA/Bテスト自動化と訴求最適化

NTTドコモグループが提供するecコンシェルは、AIがポップアップ・バナー・訴求内容を自動最適化する仕組みを持ち、運用者が手動でA/Bテストを作らなくても成果が伸びる点が特徴です。

実際のAI活用機能

  • 訴求テキスト・画像・タイミングをAIが自動でテスト
  • 成果の高いクリエイティブを自動採用
  • スマホユーザー向けの配置・サイズを自動最適化

成果につながる理由

AIが「最も購入されやすい組み合わせ」を自動で見つけるため、
オークローンマーケティングでは CVR約200%改善 を実現。
担当者1人でも運用できる点も強みに挙げられています。

AI活用型ツールの共通点

AIを搭載したWeb接客ツールには、次のような明確な強みがあります。

  • 運用の自動化
    セグメント作成やA/Bテストを自動化し、「誰に・何を出すべきか」の判断をAIが担う。
  • 成果の安定向上
    精度の高いターゲティングと最適なタイミング表示により、CVR改善のサイクルが途切れない。

総じて、AI活用型Web接客とは
“経験値に依存しない改善体制を自動で回せるツールカテゴリ” といえます。

6. Web接客の事例に共通する成果を生む設計原則|誰に・いつ・何を

成功している企業のWeb接客事例を分析すると、成果が出るパターンには明確な共通点があります。この章では、実際の事例から読み取れる成功要因と、明日からでも再現できるポイントを整理します。

6.1 成功企業に共通する“3つの接客設計”

多くの成功事例を精査すると、企業規模や業種に関わらず共通する接客戦略が見えてきます。特に以下の3点は、成果に直結しやすい基本原則です。

内容
誰に 温度の高いユーザーだけを対象にする 商品ページ閲覧者、料金ページ訪問者、カゴ投入済ユーザーなど“購入・資料請求が近い層”を優先
いつ 離脱直前や迷った瞬間に表示する Exit Intent(離脱直前検知)、スクロール深度、滞在時間など行動データで“迷いの発生”を捉える
何を 迷いを解消する1つの情報だけを提示する クーポン、導入事例、人気ランキング、在庫情報、FAQなどから最も効果的なものを1つに絞って提示

この3点を押さえるかどうかで、同じWeb接客ツールを使った場合でも成果に大きな差が生まれます。

6.2 再現しやすいシナリオ(誰に/いつ/何を)

成功企業のシナリオには「小さく始めて改善しやすい」特徴があります。特に再現性が高いのは次の3パターンです。

シナリオ 誰に いつ 何を
離脱直前
×
よくある不安の解消
(Exit Intent)
商品・料金ページを見ているユーザー ページ離脱の瞬間 人気商品、料金比較、よくある質問
検討が深いユーザー
×
次の一手案内
スクロール量が多いユーザー 一定時間滞在した時 導入事例PDF、比較資料、無料相談
初回問い合わせ
×
自動ヒアリング
(チャット)
問い合わせページにアクセスしたユーザー チャット起動直後 用途・予算・目的のヒアリング項目

どれも事前設定がシンプルで、業種問わずすぐに成果が出やすいパターンです。

6.3 失敗事例に共通する「押し付け・表示過多」

一方で、導入しても成果が出ない企業には明確な共通点があります。主な要因は次の通りです。

  • 全ユーザーに表示してしまう
    温度の低いユーザーにまでポップアップを出すと逆効果となり、サイト体験を損ないます。
  • 表示頻度が高すぎる
    「何度も出てくるので閉じてしまう」というケースが多く、CVRはむしろ下がります。
  • 内容が多すぎて読まれない
    複数の情報を詰め込むほどユーザーは迷いやすく、次の行動につながりません。
  • 効果検証が行われない
    成功企業は「どのタイミング」「どの訴求」が効くのか継続的に検証していますが、失敗企業は初期設定のまま運用してしまう傾向があります。

ツールの機能ではなく、運用の精度が成果を左右する点は見逃せません。

6.4 まず始めるべき“最小ステップ”

成功事例をそのまま模倣するのではなく、自社の状況に合わせて最小ステップから開始することが重要です。まず取り組むべきポイントは次の3つです。

  • 最重要ページの特定(商品ページ、料金ページなど)
    どこで最も離脱しているかを把握することが第一歩です。
  • 1つだけシナリオを作る
    最初から複数の施策を実施すると効果が見えにくくなるため、Exit Intentなど再現性の高い施策から始めます。
  • A/Bテストで改善する
    表示タイミング、コンテンツ内容、対象ユーザーを変更し、小さく検証しながら成果を積み上げます。

この3つのステップは、どの企業でも明日から取り組める実践的な方法です。

7. まとめ|Web接客ツールの導入事例が示す「最短で成果を出す方法」

Web接客の成功事例を振り返ると、成果を上げている企業は例外なく「小さく始めて、効果が出る部分から改善する」という共通パターンを持っています。業界や商材が異なっていても、事例に共通するポイントは、次のように非常にシンプルです。

  • 温度の高いユーザーだけに施策を当てる
  • 離脱しやすい瞬間に最小限の情報だけを提示する
  • 施策を1つずつ検証し、改善を重ねる

複雑なカスタマイズや高度なシナリオ設計がなくても、成功している企業ほど基本を徹底しています
事例を分析することで、自社がまず取り組むべき“最短ルート”が明確になります。

明日から始めるなら、まずは1つの高重要ページを選び、離脱直前に「迷いを解消する1つの案内」を出すだけで構いません。この小さな一歩が、確実に成果につながるWeb接客の第一歩となります。

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Web接客ツールの比較表を表示する

「Web接客ツール」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • 会話ログの蓄積
    • 離脱防止機能
    • 24時間対応
    • ABテスト連携
    • レポート機能
    • ターゲティング機能
    • 有人チャット切り替え可
    • FAQ作成
    • シナリオ型チャット
    • 会員情報との連携
    • AIチャット
    • ハイブリットタイプ
    • マルチデバイス対応
    • ポップアップタイプ
    • タグ1行挿入で導入可
    • チャットタイプ
    • 外部サービスとの連携
    • 同時対話可能
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
能動的に集客を
初期費用 無料
利用料金 25,000円~/月
制限なし
PUSH ONEの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
業界に強いAIが即解決
FAQ1~100問 30,000円/月額
FAQ101~200問 40,000円/月額
備考
このあと100問ごとに10,000円ずつ増加します。
1,001問以上 要問合せ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
800社以上の導入実績
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
最低利用期間の定めなし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
月額基本料 150,000円/月額
オンボーディングプラン 400,000円
備考
人気のオプションプランです。
初期データ登録支援、Q&A/シナリオコンサルティング支援、ログ分析・運用改善支援などのサポートを受けられます。
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
プラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 100,000円
1ルーム 35,000円/月額
備考
個人アカウントは1アカウントあたり3,000円です。
3ルーム~ 69,000円~/月額
備考
個人アカウントは1アカウントあたり3,000円です。
10ルーム~ 215,000円~/月額
備考
個人アカウントは1アカウントあたり3,000円です。
20ルーム~ 400,000円~/月額
備考
個人アカウントは1アカウントあたり3,000円です。
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 100,000円
設定サポートプラン 75,000円/月額
運用コンサルティングプラン 100,000円/月額
自分で運用プラン 50,000円/月額
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
スタートプラン 2,980円(税込)/月額
備考
月間配信数1,000通までのプランです。別途 LINE公式アカウント(旧:LINE@)の費用がかかります。
スタンダードプラン 21,780円(税込)/月額
備考
月間配信数15,000通までのプランです。別途 LINE公式アカウント(旧:LINE@)の費用がかかります。
プロプラン 32,780円(税込)/月額
備考
月間配信数45,000通までのプランです。別途 LINE公式アカウント(旧:LINE@)の費用がかかります。
10万通 プラン 87,780円(税込)/月額
備考
月間配信数100,000通までのプランです。別途 LINE公式アカウント(旧:LINE@)の費用がかかります。
30万通 プラン 131,780円(税込)/月額
備考
月間配信数300,000通までのプランです。別途 LINE公式アカウント(旧:LINE@)の費用がかかります。
50万通 プラン 142,780円(税込)/月額
備考
月間配信数500,000通までのプランです。別途 LINE公式アカウント(旧:LINE@)の費用がかかります。
100万通 プラン 197,780円(税込)/月額
備考
月間配信数1,000,000通までのプランです。別途 LINE公式アカウント(旧:LINE@)の費用がかかります。
3ヵ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
プラン 30,000円~/月額
備考
正式な金額は、ボット数や月間リクエスト数により見積もります。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
プラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 1,000,000円~
備考
立ち上げにあたってのサポートを中心にサポートチームが支援。1ドメインあたりの料金です。
マーケティングプラン 150,000円/月額
備考
マーケティングダッシュボード含めて、全ての機能が利用可能です。1ドメインあたりの料金で、従量課金です。
エンタープライズプラン 200,000円~/月額
備考
サイトUU数による従量課金なく、全ての機能が利用可能1ドメインあたりの料金です。
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 10,000円~/月額
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
フリープラン 0円
備考
Web接客をまずは試してみたい方に向けたプランです。サイト数は1つまでで、ウィジェットをサイト来訪者に表示する回数は100回/月です。
スタンダードプラン 9,800円/月額
備考
実施したい施策の内容が限定される方に向けたプランです。サイト数は2つまでで、ウィジェットをサイト来訪者に表示する回数は10,000回/月です。
エンタープライズプラン 48,000円~/月額
備考
接客により成果を最大化したい方に向けたプランです。サイト数とウィジェットをサイト来訪者に表示する回数は無制限です。
6ヵ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
プラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
プラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
Starter 要相談
備考
20万PV/月までの、小規模、自社運用に向いたプランです。
Growth 要相談
備考
100万PV/月までの、充分な基本サービスがあるプランです。
Professional 要相談
備考
100万PV/月までの、カスタマイズが可能なプランです。
Enterprise 要相談
備考
100万PV/月以上で、大規模サイト向けのプランです。
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
スタンダードプラン初期費用 50,000円
スタンダードプラン 50,000円/月額
備考
導入サイト数、CVタグ数は無制限です。80万PV以上の場合は別途お見積りとなります。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
A/Bテスト検証後導入プラン 要相談
備考
A/Bテスト導入を1ヶ月行い、効果を確認してから本導入の流れとなります。
簡易接客導入プラン 要相談
備考
簡易機能だけの導入プランです。料金を抑え導入準備もほとんどかかりません。
本格接客導入プラン 要相談
備考
接客会話を充実させたリッチな構成プランです。希望の内容に合わせ構成を作ります。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
月額料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 なし
ライトプラン 6,500円/月額
備考
1ID当たりの価格です。
スタンダードプラン 50,000円/月額
備考
1ID当たりの価格です。
ビジネスプラン 10,000円/月額
備考
1ID当たりの価格です。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
ミニマム 1,980円/月
備考
年額プランだと月額換算で1,500円です。まずは手軽に導入してみたいという方向けです。
ビジネス ライト 10,800円/月
備考
チャットボットの機能を網羅しています。
プレミアム 30,000円/月
備考
セキュリティ・検索性を高めたい方向けです。
AIライト 54,000円/月
備考
類義語・辞書を導入してみたいという方向けです。
オートAI 78,000円〜/月
備考
簡単にAIを導入してみたいという方向けです。
AIチャット ボット 170,000円/月
備考
高性能なAIを導入してみたいという方向けです。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

よくある質問

Web接客を導入すると必ず成果は出ますか?

成果は「誰に・いつ・何を出すか」の設計精度に左右されます。成功企業は高温度ユーザーに絞り込み、離脱直前や迷っている瞬間に最小限の案内を提示しています。

Web接客において、ECとBtoBでは施策の違いはありますか?

ECは「離脱防止・カゴ落ち対策」が中心ですが、BtoBは「料金理解の補完」「資料請求導線強化」「問い合わせ質向上」が成果の軸になります。

Web接客において、小規模ECでも導入効果はありますか?

はい。TETORIやecコンシェルは導入初月からCVR改善が報告されています。Exit Intentやスマホ最適化など、小さく始められる施策が多く存在します。

Web接客において、表示回数が多いと逆効果になりませんか?

逆効果になります。成功企業は「対象ユーザーを絞る」「1ユーザーあたりの表示回数を制限する」など、頻度管理を徹底しています。

Web接客において、チャットボットはBtoBに向いていますか?

はい。複雑な仕様や用途整理が必要な商材では、チャットでヒアリングし有人対応へ繋げる導線が商談化率向上に寄与しています。

どのWeb接客ツールを選べばいいか迷っています。

課題により異なります。再訪促進→PUSH ONE、離脱防止→TETORI、スマホEC強化→ecコンシェル、行動データ活用→KARTE、シナリオ改善→Sprocketが適性です。

Web接客はSEOに影響しますか?

直接的には影響しませんが、離脱率改善や回遊率向上により間接的にSEOスコアの改善につながるケースがあります。

Web接客の導入効果はどれくらいで出ますか?

多くの事例で1〜2週間、遅くとも1ヶ月以内に改善傾向が確認されています。Exit Intent施策は特に即効性があります。

Web接客において、A/Bテストは必須ですか?

必須です。成功企業ほど「頻度・タイミング・訴求」を継続的にテストして最適化しています。

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