製品を導入することになった背景

奈良県初の世界的ブランドのラグジュアリーホテル「JWマリオット・ホテル奈良」は、マルチコンセプトのフードシアター「シルクロードダイニング」を擁しています。このダイニングでは、地元奈良の旬の食材や世界各国からの食材を国際色豊かに提供しています。同ホテルは、スパを含む計4店舗でテーブルチェックを導入しており、今年7月からEDM機能(メルマガ配信機能)の活用を開始しました。この背景には、メールマーケティングの取り組みとして、特に「シルクロードダイニング」での大きな成果を目指すという思いがありました。

導入前に企業が抱えていた課題

「シルクロードダイニング」では、特に多くのお客様を中心に、個別にメールやLINE、お電話などでのご連絡を手作業で行っていました。一斉にアプローチするようなことは行っておらず、電話でのご案内には1件あたり20~30分、月毎のイベントのご案内には3時間以上の時間がかかっていました。また、デジタルの連絡手段としてのメールやLINE、SNSのメッセンジャーを使用しても、時間がかかる問題がありました。

導入前の課題に対する解決策

テーブルチェックの「EDM機能(ベータ版)」は、テーブルチェックに蓄積された予約・顧客情報をベースに、メルマガ配信を希望した顧客に向けてメールで情報を配信する機能です。この機能を導入することで、顧客にお店のことを思い出してもらう効果や、次回来店へのモチベーション向上が期待されました。また、テンプレートを使用して簡単にメールを作成することができ、季節のメニューやイベントの告知など、ニーズに合わせた配信が可能となりました。

製品の導入により改善した業務

EDM機能の導入により、メルマガ配信を行った際のお客様からの反応は非常に良好でした。直接的な効果として、夏向けのお得なレストランプランの1回の配信だけで約100万円の売上増加が見られました。また、リピーターの比率も向上し、メルマガはダイレクトにアプローチできる重要なマーケティング施策としての位置づけが強まりました。今後も、この機能を活用して、さまざまなイベントやキャンペーンの告知を行い、業務の効率化を図る予定です。