製品を導入することになった背景

2020年4月7日に第1回目の緊急事態宣言が発令される1カ月も前に、花王株式会社は全社レベルでのテレワーク移行を決断しました。工場勤務など、出社が必要な社員を除き、事務系社員は3月1日からテレワークを開始しました。この迅速な移行の背景には、ICTツールの積極的な活用が挙げられます。

導入前に企業が抱えていた課題

花王株式会社は、コミュニケーションツールを用途・目的に合わせて頻繁に使用していました。Microsoft Teamsを使ったWeb会議やチャットは既に定着していましたが、電話の使用頻度も高かった。新型コロナウイルスの感染拡大が始まった際、社員間の連絡や社外との通話にはPHONE APPLI PEOPLEで電話番号を検索して発信するスタイルが確立されていました。

導入前の課題に対する解決策

花王株式会社は、PHONE APPLI PEOPLEの前身であるPACDを使用していましたが、2020年10月にPHONE APPLI PEOPLEへの移行を決定しました。移行時には他社ツールへの乗り換えも検討されましたが、PHONE APPLI PEOPLEの電話帳データ移行サポートの手厚さが決め手となりました。また、Microsoft 365との連携機能も評価され、シングルサインオンを実現しました。

製品の導入により改善した業務

PHONE APPLI PEOPLEの導入により、花王株式会社のテレワークはさらにスムーズに進行しました。社員はいつでもどこでも最新の連絡先情報を活用でき、スマートフォンの端末内に連絡先情報が残らないため、情報漏洩のリスクを回避できました。また、Microsoft Teamsとの連携機能強化により、PHONE APPLI PEOPLEを国内のグループ会社全てのスマートフォンで利用することができ、ユーザー数は2万人を超えました。