製品を導入することになった背景

株式会社萬野屋は、焼肉店や食肉卸、小売プロデュースを手掛け、国産和牛ブランドを海外展開するビジョンを持っています。しかし、10年前の時点では、採用や人事労務、評価制度などの仕組みが整っておらず、長時間労働や休日取得の不足、有給取得率の低さが課題でした。売上拡大に向けた人材確保と待遇改善が急務となり、そのため制度整備が本格的にスタートしました。その中で、年末調整などの定型的な労務管理業務に多大な工数がかかっており、効率化の必要性が高まっていました。

導入前の課題に対する解決策

労務管理業務の効率化を進めるため、HybRidを導入しました。特に年末調整では、これまで各店舗に書類を配布し、従業員からの回収を行っていましたが、抜け漏れが発生し対応に追われていました。HybRidは書類の配布・回収作業をオンライン化し、各従業員の提出状況も一目で把握できるため、管理部門の負担を大幅に削減できました。これにより、年末調整だけでなく、日々の労務管理全体の効率も向上しました。

製品の導入により改善した業務

HybRid導入後は、売上が倍増し約20億円に達しても、本部人員の増加はわずか1名に抑えられました。これにより、年間400~500万円のコスト削減を実現しました。また、年間休日カレンダーの導入により、休日取得数も60~70日から96日まで向上しました。さらに、スキルアップに応じた報酬制度を整備したことで、従業員の報酬は従来比120~130%に増加し、労働環境全体が大きく改善されました。今後は海外展開に向け、多国籍人材にも対応できるシステム活用を目指しています。