製品を導入することになった背景

LRM株式会社は、情報セキュリティに特化した教育クラウド「セキュリオ」をはじめとした各種サービスを展開しており、自社内の情報漏洩対策にも高い水準が求められていました。従来はBitLockerによるディスク暗号化や、ユーザーデータをクラウドストレージに保存する運用を徹底していたものの、それでも万が一PCが盗難・紛失された際に情報が悪用されるリスクが拭えず、対策への不安が残っていました。

ZENMU Virtual Desktopを選んだ理由

ZENMU Virtual Driveの導入を決めた最大の理由は、セキュリティの強度と導入の手軽さの両立でした。PCにインストールして簡単な設定をするだけで、データの無意味化と秘密分散が自動的に行われ、クラウドとローカルディスクに安全に分散保存されます。これにより、PCに実データを残さず、盗難・紛失時にも管理画面から即座にロックをかけられるため、情報流出を未然に防げます。また、オフライン環境でも秘密分散が機能するようにスマートフォンを補完デバイスとして活用できる点も評価されました。VDIとの比較では、専用インフラが不要でコストと運用負荷を大きく削減できる点も決め手となりました。

製品の導入により改善した業務

ZENMU Virtual Driveの導入により、LRMでは業務用PCにおける情報漏洩リスクが大幅に軽減されました。特に、PCの紛失や盗難が発生した場合でも、データの実体が残っておらず、かつ遠隔でロックをかけられることで、情報の流出を完全に防げるという安心感が、社内のセキュリティ意識向上にもつながっています。さらに、導入作業の手間が少なく、Windows PC全台への展開もスムーズに進められたことから、短期間で高レベルのセキュリティ体制を構築できました。これにより、同社が顧客企業へ提案するセキュリティソリューションの説得力も高まり、サービスの外販強化にもつながっています。