製品を導入することになった背景

全国農業協同組合連合会では、従来のSBC(Server Based Computing)ベースのシンクライアント環境を全職員に拡大したことにより、仮想デスクトップの性能が著しく低下。さらに、複数の仮想デスクトップ基盤(VDI、DaaS)を併用していたため、管理が煩雑化し、IT部門に大きな負担がかかっていました。加えて、Web会議やプリンタの安定稼働に支障をきたす場面も多く、業務効率に影響を与えていたことから、新たなソリューションの導入が急務となっていました。

ZENMU Virtual Drive を選んだ理由

ZENMU Virtual Driveは、FATクライアントの高い性能を維持しながら、端末に残るデータを“秘密分散”によって意味のない状態に変換できる革新的なセキュリティ機能を備えている点が大きな魅力でした。一般的なディスク暗号化と異なり、たとえ端末が不正にアクセスされても、分散片が揃わなければ情報は復元できず、情報漏えいリスクを大幅に低減できます。このような高度な情報保護とパフォーマンスの両立が、同製品採用の決め手となりました。

製品の導入により改善した業務

ZENMU Virtual Driveの導入により、端末の動作速度が大幅に向上し、業務効率が飛躍的に改善しました。さらに、従来のように複数のシンクライアント環境を並行して管理する必要がなくなったことで、IT部門の負担も軽減。また、端末には意味のあるデータが一切残らない仕組みのため、万が一の紛失や盗難時にも「情報セキュリティインシデント」としての対応が不要になるなど、セキュリティ面でも高い評価を得ています。運用面ではネットワーク帯域への影響も最小限に抑えられ、想定以上にスムーズな導入が実現しました。