製品を導入することになった背景

2020年4月20日、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策が閣議決定され、特別定額給付金事業の実施が決まりました。武蔵野市では、約7万8000世帯が申請対象となり、限られた人員で膨大な申請書情報のシステムへの入力作業をいかに効率的に進めるかが大きな課題となりました。この状況を受け、武蔵野市はAI-OCRとRPAを活用して申請情報入力業務を自動化し、効率向上を図ることにしました。

導入前に企業が抱えていた課題

特別定額給付金の申請対象が約7万8000世帯に上り、申請書情報をシステムへ入力する作業は時間と人手を要するものでした。従来の手入力では、時間がかかるだけでなく、単純作業の繰り返しによる集中力の低下やミスの発生が懸念されました。また、大量の申請書を効率的に処理する方法が求められていました。

導入前の課題に対する解決策

武蔵野市は、AI-OCRとRPAの組み合わせによる自動化を解決策として選択しました。スキャンした申請書をAI-OCRでデータ化し、読み取り結果を目視検査・手補正した後、RPAを用いて特別定額給付金システムへ自動入力する業務フローを確立しました。この取り組みにより、効率的な業務処理が可能となり、限られた時間内での大量処理が実現しました。

製品の導入により改善した業務

AI-OCRとRPAの導入により、武蔵野市は手入力に比べ約4倍の処理速度を実現し、都内トップレベルの迅速な給付を市民に提供することができました。また、約75%の稼働削減効果があり、職員の負担軽減と業務の効率化が図られました。この成功により、他部署でもAI-OCR/RPAの導入検討が加速し、庁内の業務効率化・自動化を推し進める好機となりました。