製品を導入することになった背景

パナソニック株式会社は、デジタルマーケティングの推進を社内横断的に行っているデジタルマーケティング推進室を設置しています。この部署は、2017年に新設され、パナソニックに存在する4つのカンパニーと38の事業部のデジタルマーケティング活動を統一的に進める役割を持っています。従来、各カンパニーは独自にデジタルマーケティングを推進していたため、顧客データやマーケティング施策が統一されていなかったのです。このような背景から、デジタルマーケティング推進室の設置と、その中でのSPEEDAの導入が検討されました。

導入前に企業が抱えていた課題

パナソニック株式会社の各カンパニーは、それぞれ独立してデジタルマーケティングの活動を行っていました。その結果、顧客データやマーケティング施策がバラバラになっていたのです。特に、家電事業と住宅事業の顧客データの統合や連携が難しく、それぞれの事業部で管理していた顧客データを一元化する必要がありました。また、データの収集や分析に多くの時間と手間がかかり、効率的なマーケティング活動が難しい状況でした。

導入前の課題に対する解決策

デジタルマーケティング推進室では、家電事業と住宅事業の顧客データを一つのデータマネジメントプラットフォームに統合することを提案しました。この統合により、顧客のライフスタイルに合わせた提案が可能となりました。また、SPEEDAの導入を検討する中で、岸原様がビジネススクールを通じてSPEEDAを知り、トライアルを利用した経験が導入のきっかけとなりました。SPEEDAは、競合分析やインサイトの分析、事業の意思決定に必要なデータの参照など、多岐にわたる活動に活用されることとなりました。

製品の導入により改善した業務

SPEEDAの導入により、パナソニック株式会社は確かなファクトデータを素早く収集・可視化することができるようになりました。従来、データの収集や分析に多大な手間がかかっていたが、SPEEDAを使用することで、必要な情報を瞬時にグラフ化することが可能となりました。これにより、データ分析の後の知的生産に注力することができるようになりました。また、SPEEDAはウェブ上のプラットフォームであるため、場所や環境に関係なく利用することができ、情報収集力、分析力、意思決定のスピードが向上しました。