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ヒートマップツール比較6選(全13選)無料・有料別に専門家が解説【2025年最新比較!】

この記事で解説すること

この記事では、ヒートマップツールの基礎からサイト改善に繋がる実践的な分析ステップまでを解説します。無料・有料のおすすめツール6製品を「コスト」「目的」など3つの選び方のポイントで徹底比較。クリック率が1.5倍に向上した事例も交え、ユーザーの離脱理由を解明し、具体的な改善アクションに繋げる方法が分かります。

「ヒートマップツール」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • スクロールヒートマップ
    • マウスフローヒートマップ
    • クリックヒートマップ
    • タッチアクションヒートマップ
    • マルチデバイス対応
    • ユーザーセグメント機能
    • 無料トライアル
    • 国産製品
    • コンサルティングサポート
    • 登録サイト・URL無制限
    • 自動キャプチャ機能
    • 期間比較可能
    • セッションのグラフ化
    • アテンションヒートマップ
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
お問い合わせに基づくカスタマイズプラン カスタマイズプラン
備考
貴社の課題やニーズに合わせて、最適なプランをご提案させていただきます。お気軽にお問い合わせください。サービス概要を知りたい方は、こちらからサービス概要資料をダウンロードいただけます。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
無料 0円
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
要相談 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
プレミアムプラン 95,000円/月額~
エンタープライズプラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
無料プラン 0円
スタンダードプラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
要相談 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
要相談 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
「初期費用」は発生いたしませんが、「計測データ保守管理料」として6,600円(税込)をお申し込み時に原則一括にて必要です。
無料トライアル 0円
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
無料 0円
備考
10万PV未満までです。
ゴールドパック 27,500 円(税込)/年額
プラチナパック 55,000 円(税込)/年額
ゴールドパック 単体購入 52,800円
備考
アップグレードは必要に応じてピンポイントで強化することができます。費用は要相談です。
プラチナパック 単体高購入 184,800円
備考
アップグレードは必要に応じてピンポイントで強化することができます。費用は要相談です。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
無料トライアル 0円
スタータープラン Starter 3,752円/月額
備考
2022年05月16日 07時25分04秒の為替レートにて計算しています。
グロースプラン Growth 12,807円/月額
備考
2022年05月16日 07時25分04秒の為替レートにて計算しています。
ビジネスプラン Business 25,743円/月額
備考
2022年05月16日 07時25分04秒の為替レートにて計算しています。
プロプラン Pro 51,616円/月額
備考
2022年05月16日 07時25分04秒の為替レートにて計算しています。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期設定 0円
無料 0円
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
Insight Free 0円
Insight Growth 3,000 PV 4,980円/月額
Insight Growth 10,000 PV 9,980円/月額
Insight Growth 50,000 PV 19,800円/月額
Insight Growth 100,000 PV 29,800円/月額
Insight Growth 200,000 PV 49,800円/月額
Insight Growth 500,000 PV 69,800円/月額
Insight Growth 500,000∔  PV 従量課金
Insight Premium 従量課金
Experience Free 0円
Experience Growth 3,000 PV 7,980円/月額
Experience Growth 10,000 PV 14,800円/月額
Experience Growth 50,000 PV 29,800円/月額
Experience Growth 100,000 PV 49,800円/月額
Experience Growth 200,000 PV 79,800円/月額
Experience Growth 500,000 PV 109,800円/月額
Experience Growth 500,000∔  PV 従量課金
Experience Premium 従量課金
Bundle Pack Free 0円
Bundle Pack Growth 3,000 PV 9,980円/月額
Bundle Pack Growth 10,000 PV 19,800円/月額
Bundle Pack Growth 50,000 PV 39,800円/月額
Bundle Pack Growth 100,000 PV 59,800円/月額
Bundle Pack Growth 200,000 PV 99,800円/月額
Bundle Pack Growth 500,000 PV 149,800円月額
Bundle Pack Growth 500,000∔  PV 従量課金
Bundle Pack Premium 従量課金
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
無料 0円/月額
ミニマム 9,800円/月額
ビジネス 19,800円/月額
ファースト 49,800円/月額
エキスパート 99,800円/月額
スーパー 149,800円/月額
無料プラン→最低利用期間の制限なし 有料プラン→最低6ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

目次

WebサイトのCVRが上がらない、直帰率が高い…といった課題に対し、GA4の数値だけでは根本原因が分からずお悩みではありませんか?ヒートマップツールは、そんな「なぜ?」を解決し、ユーザーの行動を可視化する強力な味方です。この記事では、無料・有料のおすすめヒートマップツール6選を徹底比較。自社の目的に最適なツールの選び方から、明日から実践できる具体的な分析・改善ステップまでを網羅的に解説し、貴社のサイト改善を成功に導きます。

1.「なぜ離脱したのか」がわかるヒートマップツールとは?

Webサイトの数値データだけでは見えない「ユーザーの行動」を可視化し、サイト改善のヒントを発見するヒートマップツールの基本を解説します。「なんとなく」の改善から脱却し、データに基づいた意思決定を行う第一歩です。

1-1. コンバージョンしない本当の理由、見えていますか?

「Webサイトへのアクセス数はあるのに、なぜか問い合わせや購入に繋がらない」。これは多くのWebサイト運営担当者が直面する深刻な課題です。高い広告費をかけて集客しても、最終的な成果であるコンバージョンに至らなければ、ビジネスの成長は見込めません。

皆様のサイトでは、例えば以下のような問題が発生していないでしょうか。

  • 直帰率が高いページの、どこに問題があるのか分からない。
  • 自信を持って設置したCTA(Call To Action:行動喚起)ボタンが、ほとんどクリックされない。
  • 入力フォームの途中で、多くのユーザーが操作をやめてしまう。

これらの課題の根本原因は、ページビュー数や滞在時間といった定量的なデータだけを眺めていても、なかなか見えてきません。なぜなら、数値の裏側にある「ユーザーがなぜそのような行動を取ったのか」という心理までは分からないからです。そこで役立つのが、ユーザーの行動そのものを可視化するヒートマップツールなのです。

1-2. ヒートマップはユーザー心理を映す鏡

ヒートマップツールとは、Webサイトに訪れたユーザーのページ内での行動を、サーモグラフィのように色の濃淡で視覚的に表現する分析ツールです。ユーザーの注目が集まっている箇所は赤く、逆に関心が低い箇所は青く表示されるため、専門的な知識がなくてもページの課題を直感的に把握できます。

具体的には、以下のようなユーザーの動きが明らかになります。

  • クリックされた箇所
    ボタンやリンクだけでなく、ユーザーが「クリックできる」と期待した画像やテキストも分かります。
  • 熟読されているエリア
    ユーザーがマウスを合わせたり、スクロールを止めてじっくり読んだりしているコンテンツを特定します。
  • ページのどこまでスクロールされたか
    ユーザーがどの位置でページから離脱してしまったのか、到達率を把握できます。

例えば、あるECサイトでは「購入ボタンのクリック率が低い」という課題に対しヒートマップ分析を実施しました。その結果、多くのユーザーがボタンのある位置までスクロールせずに離脱していることが判明しました。そこでボタンをページ上部へ移動させたところ、クリック率が1.5倍に向上したという事例も報告されています。このように、ヒートマップはデータに基づいた的確なサイト改善を可能にします。

クリック率(CTR)とは?計算方法から改善施策まで徹底解説【__current_year__年最新版】

1-3. Googleアナリティクス(GA4)だけでは不十分な理由

多くの企業が導入しているアクセス解析ツールに「Googleアナリティクス4」(以下、GA4)があります。「GA4があれば十分ではないか?」と思われるかもしれませんが、GA4とヒートマップツールでは、得意とする分析領域が根本的に異なります。

GA4が得意なのは、サイト全体の「量的データ」の分析です。一方、ヒートマップツールは特定のページにおける「質的データ」の分析に特化しています。

次の表では、GA4とヒートマップツールの役割の違いをまとめています。

比較項目 Googleアナリティクス4(GA4) ヒートマップツール
分析対象 Webサイト全体 特定のWebページ内
わかること 量的データ(サイトへの流入数やユーザー属性) 質的データ(ページ内でのユーザー行動)
主な指標 PV数、セッション数、ユーザー数、流入経路、CV率 クリック箇所、熟読エリア、スクロール到達率
得意な分析 「どのページ」に問題があるかの発見 「そのページのどこ」に問題があるかの深掘り
向いていない分析 ページ内での具体的なユーザー行動の把握 サイト全体のトラフィック動向の把握

このように、両者は優劣を競うものではなく、相互に補完し合う関係にあります。サイト改善の理想的な進め方としては、まずGA4で「離脱率が高い」「コンバージョン率が低い」といった問題のあるページを特定します。その上で、ヒートマップツールを用いて「なぜそのページで問題が起きているのか」という具体的な原因を深掘りしていくのです。この2つのツールを連携させることで、より精度の高いWebサイト改善のPDCAサイクルを実現できます。

「ヒートマップツール」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • スクロールヒートマップ
    • マウスフローヒートマップ
    • クリックヒートマップ
    • タッチアクションヒートマップ
    • マルチデバイス対応
    • ユーザーセグメント機能
    • 無料トライアル
    • 国産製品
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    • 期間比較可能
    • セッションのグラフ化
    • アテンションヒートマップ
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
お問い合わせに基づくカスタマイズプラン カスタマイズプラン
備考
貴社の課題やニーズに合わせて、最適なプランをご提案させていただきます。お気軽にお問い合わせください。サービス概要を知りたい方は、こちらからサービス概要資料をダウンロードいただけます。
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電話 / メール / チャット /
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エンタープライズプラン 要相談
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スタンダードプラン 要相談
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初期費用 要相談
要相談 要相談
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初期費用 要相談
要相談 要相談
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電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
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「初期費用」は発生いたしませんが、「計測データ保守管理料」として6,600円(税込)をお申し込み時に原則一括にて必要です。
無料トライアル 0円
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
無料 0円
備考
10万PV未満までです。
ゴールドパック 27,500 円(税込)/年額
プラチナパック 55,000 円(税込)/年額
ゴールドパック 単体購入 52,800円
備考
アップグレードは必要に応じてピンポイントで強化することができます。費用は要相談です。
プラチナパック 単体高購入 184,800円
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アップグレードは必要に応じてピンポイントで強化することができます。費用は要相談です。
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スタータープラン Starter 3,752円/月額
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2022年05月16日 07時25分04秒の為替レートにて計算しています。
グロースプラン Growth 12,807円/月額
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2022年05月16日 07時25分04秒の為替レートにて計算しています。
ビジネスプラン Business 25,743円/月額
備考
2022年05月16日 07時25分04秒の為替レートにて計算しています。
プロプラン Pro 51,616円/月額
備考
2022年05月16日 07時25分04秒の為替レートにて計算しています。
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クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期設定 0円
無料 0円
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電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
Insight Free 0円
Insight Growth 3,000 PV 4,980円/月額
Insight Growth 10,000 PV 9,980円/月額
Insight Growth 50,000 PV 19,800円/月額
Insight Growth 100,000 PV 29,800円/月額
Insight Growth 200,000 PV 49,800円/月額
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Insight Growth 500,000∔  PV 従量課金
Insight Premium 従量課金
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Experience Growth 3,000 PV 7,980円/月額
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Experience Growth 50,000 PV 29,800円/月額
Experience Growth 100,000 PV 49,800円/月額
Experience Growth 200,000 PV 79,800円/月額
Experience Growth 500,000 PV 109,800円/月額
Experience Growth 500,000∔  PV 従量課金
Experience Premium 従量課金
Bundle Pack Free 0円
Bundle Pack Growth 3,000 PV 9,980円/月額
Bundle Pack Growth 10,000 PV 19,800円/月額
Bundle Pack Growth 50,000 PV 39,800円/月額
Bundle Pack Growth 100,000 PV 59,800円/月額
Bundle Pack Growth 200,000 PV 99,800円/月額
Bundle Pack Growth 500,000 PV 149,800円月額
Bundle Pack Growth 500,000∔  PV 従量課金
Bundle Pack Premium 従量課金
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エキスパート 99,800円/月額
スーパー 149,800円/月額
無料プラン→最低利用期間の制限なし 有料プラン→最低6ヶ月
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価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

2. ヒートマップの基本機能でここまで分かる

ヒートマップツールを導入すると、具体的にどのような分析が可能になるのでしょうか。ここでは代表的な機能を紹介します。それぞれの機能が、サイト改善におけるどのような「問い」に答えてくれるのか、具体的な分析シーンと共に解説します。

2-1. クリック分析:想定外の場所がクリックされていないか

クリック分析(クリックヒートマップ)は、ユーザーがページ上のどこをクリック、またはタップしたかを可視化する機能です。クリックが集中する箇所ほど赤く表示され、ユーザーの興味や意図を直感的に把握できます。

この分析で明らかになるのは、主に以下の2点です。

  1. 意図した要素がクリックされているかコンバージョンに直結するCTAボタンや、回遊を促すナビゲーションメニューなどが、設計通りにユーザーから認識され、クリックされているかを確認できます。もし色が薄い(クリックされていない)場合は、デザインの視認性や文言、配置に問題がある可能性が考えられます。
  2. リンクのない要素がクリックされていないか意外な発見に繋がりやすいのがこの点です。例えば、リンクが設定されていない画像や、太字になっているだけのテキストなどが頻繁にクリックされていることがあります。これは、ユーザーが「ここにはもっと詳しい情報があるはずだ」と期待しているサインです。あるBtoBサイトでは、サービス紹介のアイコン画像にクリックが集中していることを発見し、そこへ詳細ページへのリンクを設置したところ、該当ページの閲覧数が20%増加したという事例もあります。

ただし、クリック分析だけでは「なぜクリックされないのか」という理由までを特定することは困難です。その問いに答えるためには、後述する他の分析機能と組み合わせることが重要になります。

2-2. スクロール分析:重要な情報が読まれずに終わっていないか

スクロール分析(スクロールヒートマップ)は、ユーザーがページのどこまでスクロールし、どこで離脱してしまったのかを把握する機能です。ページ上部から下部にかけて、ユーザーの到達率が色でグラデーション表示されます。

この分析により、皆様のサイトが抱える以下のような問題を発見できます。

  • ページの平均離脱ポイント
    多くのユーザーがどのあたりで興味を失い、ページを去っているのかが一目で分かります。
  • 重要コンテンツの視認性
    自信を持って掲載した料金表やお客様の声、そして最も重要なCTAボタンが、ユーザーの到達率が極端に低い「ページの深部」に置かれていないかを確認できます。

Webユーザビリティの権威である「ニールセン・ノーマン・グループ」の長年の調査によれば、ユーザーの大半はページ全体を熟読することはなく、特にページ下部のコンテンツは見過ごされがちです。もし、離脱率が急に高まる箇所があれば、その直前のコンテンツがユーザーの期待に応えられていない可能性があります。重要な情報はページの早い段階、到達率が75%以上のエリアに配置することを基本とし、コンテンツの順序を見直すことが改善の鍵となります。

2-3. 熟読エリア分析:本当に伝えたいコンテンツは読まれているか

熟読エリア分析(アテンションヒートマップ)は、ユーザーがページのどの部分を注意深く閲覧しているかを可視化します。一般的に、マウスカーソルが置かれている時間やスクロールの滞留時間をもとに分析され、よく読まれている箇所ほど赤く表示されます。

この機能は、コンテンツの価値を判断する上で非常に有効です。

  • ユーザーの真の関心事を特定
    ユーザーがどのトピックやキーワードに最も関心を持っているかを把握できます。熟読されているエリアに関連性の高いCTAを設置することで、クリック率の向上が期待できます。
  • 読み飛ばされているコンテンツの発見
    力を入れて作成したにもかかわらず、全く読まれていない(青く表示される)エリアがあれば、そのコンテンツはユーザーにとって不要、あるいは見せ方に問題があるのかもしれません。見出しをより魅力的にしたり、要点を箇条書きにしたりといった改善が考えられます。

ユーザーの視線とマウスの動きには高い相関関係があることが知られており、この分析はユーザーの興味の所在を高い精度で示してくれます。

2-4. 録画・リプレイ機能:ユーザーの動きを動画で完全再現

録画・リプレイ機能(セッションリプレイ)は、これまでのヒートマップ分析とは異なり、個々のユーザーの一連の操作を動画として記録・再生する機能です。マウスの軌跡、クリック、スクロール、文字入力といった行動のすべてを再現できるため、ユーザーがページ上で体験したことを追体験できます。

この機能を使えば、以下のような静的なヒートマップだけでは分からない、より詳細なインサイトを得られます。

  • ユーザーの「迷い」の発見
    マウスカーソルがページ上で行ったり来たりしている場合、ユーザーがどこで情報を探すべきか迷っている可能性があります。これは、ナビゲーションや情報設計の改善点を示唆しています。
  • 入力フォームの問題点特定
    フォームのどの項目で入力に時間がかかっているか、エラーが頻発しているか、どの項目を最後にあきらめて離脱したか、といったEFO(Entry Form Optimization:入力フォーム最適化)に不可欠な情報を得られます。

これまでご紹介した基本機能を、以下の表で整理します。

機能名 わかること 主な分析目的 改善アクションの例
クリック分析 ユーザーがクリックした箇所 UI/UXの妥当性検証、ユーザーの期待の発見 ・CTAボタンのデザイン変更
・誤クリック箇所へのリンク設置
スクロール分析 ページの到達率と離脱ポイント コンテンツ配置の最適化 ・重要情報をページ上部へ移動
・離脱ポイントのコンテンツ見直し
熟読エリア分析 ユーザーが注視したコンテンツ コンテンツの価値判断、関心事の特定 ・熟読エリアへのCTA設置
・読み飛ばされている箇所の改善
録画・リプレイ機能 個別ユーザーの具体的な操作全体 ユーザー行動の深掘り、UIの課題発見 ・ナビゲーションの改善
・入力フォームの最適化(EFO)

これらの機能を単体で使うのではなく、組み合わせて多角的に分析することが、ユーザーの行動を深く理解し、効果的なサイト改善策を立案するための鍵となります。

ヒートマップツールの比較表を表示する

3.【失敗しない】ヒートマップツールの選び方3つのポイント

数あるヒートマップツールの中から自社に最適なものを選ぶための、具体的なチェックポイントを3つに絞って解説します。これらのポイントを押さえることで、導入後のミスマッチを防ぎ、着実に成果へ繋がるツール選定をサポートします。

3-1. まずは無料で試すか?、高機能な有料版か?

ツール選定における最初の、そして最も重要な分岐点は「コスト」です。ヒートマップツールは、無料で始められるものから、高機能な有料プランまで幅広く存在します。自社の状況や導入フェーズに合わせて、どちらから始めるべきかを判断しましょう。

  • 無料ツールがおすすめのケースヒートマップ分析が初めてで、まずはどのようなものか試してみたい場合や、分析対象が個人のブログ、小規模なWebサイトである場合に適しています。予算の確保が難しいスタートアップ企業にも最適です。
  • 有料ツールがおすすめのケース本格的にWebサイト改善に取り組み、明確なビジネス成果(売上向上、リード獲得増など)を求める場合に推奨されます。複数の大規模サイトを横断して分析したい、あるいは専門スタッフによる手厚いサポートを受けながら分析を進めたい企業にとっては、有料ツールが必須の選択肢となります。

次の表では、無料ツールと有料ツールの主なメリット・デメリットを比較しています。

比較項目 無料ヒートマップツール 有料ヒートマップツール
主なメリット ・導入コストが一切かからない
・すぐに試せる手軽さ
・機能が豊富で高度な分析が可能
・データ保存期間やPV上限の心配が少ない
・専門家による導入・運用サポートがある
主なデメリット ・機能や計測PV数に制限がある
・データ保存期間が短い場合が多い
・原則としてサポートは受けられない
・月額数万円からのランニングコストが発生
・機能が多すぎて使いこなせない可能性

多くの企業では、まず無料ツールを導入してヒートマップ分析の有効性を社内で実証し、費用対効果を測定します。そして、本格的な活用フェーズでより高機能な有料ツールへ移行する、というステップを踏むのが一般的な成功パターンです。

3-2. サイト改善の「目的」で選ぶ

次に重要なのは、「ヒートマップツールを使って何を達成したいのか」という目的を明確にすることです。「ツールを導入すること」自体が目的化してしまうと、結局使われないままコストだけがかかる、という事態に陥りかねません。

自社のサイトが抱える課題に応じて、必要な機能は異なります。以下のリストを参考に、改善の目的を整理してみてください。

  • 目的1:
    CVR(コンバージョン率)を改善したいECサイトの購入率やBtoBサイトの問い合わせ率を高めたい場合です。クリック分析はもちろん、入力フォームでの離脱を詳細に分析できる「フォーム分析機能」や、改善案を検証する後述の「A/Bテスト機能」が搭載されたツールが有効です。
  • 目的2:
    コンテンツの質を高め、読了率を上げたいオウンドメディアやブログなどで、ユーザーに記事を最後まで読んでもらい、エンゲージメントを高めたい場合です。この目的には、ユーザーがどこまで読み進めたかがわかる「スクロール分析」や、どこをじっくり読んでいるかがわかる「熟読エリア分析」が特に役立ちます。
  • 目的3:
    サイトの使い勝手(UI/UX)の課題を発見したいユーザーがサイト内で迷わず、ストレスなく操作できているかを確認したい場合です。個々のユーザーの動きを動画で再現できる「録画・リプレイ機能」を使えば、「なぜかユーザーがここで何度も戻る操作をしている」といった設計上の問題点を発見しやすくなります。

例えば、コンテンツ改善が主目的であるにもかかわらず、フォーム分析機能が豊富な高額ツールを導入しても、その価値を最大限に活かすことは難しいでしょう。まずは自社の目的を言語化し、それに合致した機能を備えたツールを選ぶことが、失敗しないための鍵となります。

3-3. 分析から改善までできる「オールインワン型」か

ptengine-capture
引用 – Ptengineウェブ運営All-in-Oneプラットフォーム | ウェブの改善や改善業務はこれひとつで完結

近年のヒートマップツール市場のトレンドとして、単なる分析機能だけでなく、改善施策を実行する機能まで統合された「オールインワン型」のツールが増えています。課題の発見から改善策の実行、そして効果測定までを一つのツール内で完結できるのが大きな特徴です。

オールインワン型ツールには、主に以下のような機能が含まれています。

  • A/Bテスト機能2つ以上のデザインやキャッチコピーのパターンを用意し、どちらがより高い成果(クリック率やコンバージョン率など)を出すかを実際にユーザーに表示させて比較検証する機能です。ヒートマップ分析で見つかった「改善すべきかもしれない箇所」の仮説が正しかったかを、データで証明するために不可欠です。
  • ポップアップ機能「ページを離脱しようとした時」や「特定の箇所までスクロールした時」など、設定した条件でユーザーにクーポンやキャンペーン情報を表示する機能です。離脱防止やコンバージョン促進に直接的に貢献します。

オールインワン型ツールを導入する最大のメリットは、サイト改善のPDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルを高速化できる点にあります。データがツール内で一元管理されているため、分析結果からシームレスに改善施策を実行し、その効果をすぐに確認できます。一方で、機能が豊富な分、月額料金は高くなる傾向があります。すでに専門のA/Bテストツール等を導入している場合は機能が重複する可能性もあるため、自社の既存環境との兼ね合いも考慮しましょう。

comparison-table-heatmap

ヒートマップツールの比較表を表示する

4.【まずはコレ】無料で始められるおすすめヒートマップツール3選

「まずはコストをかけずにヒートマップ分析を試してみたい」というニーズは非常に多いでしょう。ここでは、無料で利用でき、かつ高機能で市場からの評価も高い代表的なツールを3つ厳選してご紹介します。

ご紹介する3つの無料ツールについて、まずは以下の比較表でそれぞれの特徴をご確認ください。

ツール名 提供企業 無料プラン上限 主な機能 こんな企業におすすめ
Microsoft Clarity Microsoft社 PV・サイト数無制限 ・ヒートマップ
・録画機能
・GA4連携
コストを一切かけずに高機能な分析を始めたい企業
User Heat 株式会社ユーザーローカル 月間30万PV ・5種のヒートマップ
・PC/スマホ分析
日本語ツールで安心して始めたい中小規模サイトの運営者
ミエルカヒートマップ 株式会社Faber Company 月間3,000PV ・3種のヒートマップ
・SEO連携機能
オウンドメディアを運営し、SEOコンテンツを改善したい企業

各ツールの詳細については、この後一つずつ解説していきます。自社のサイト規模や目的に合わせて、最適なツールを選びましょう。

4-1. Microsoft Clarity:PV無制限!完全無料で高機能の決定版

microsoft-clarity-heatmaps
引用 – Heatmaps – Clarity

Microsoft Clarity」は、その名の通り「Microsoft社」が提供するヒートマップ分析ツールです。最大の特徴は、すべての機能を完全無料で、かつPV数やサイト数の制限なく利用できる点にあります。

主な機能

  • クリックヒートマップ
  • スクロールヒートマップ
  • エリアヒートマップ(特定の要素ごとのクリックデータを集計)
  • セッションレコーディング(録画機能)
  • 各種エンゲージメント指標を分析できるダッシュボード
  • Google Analyticsとの連携

特筆すべきは、通常は有料ツールで提供されることが多い「セッションレコーディング(録画機能)」まで無料で利用できる点です。これにより、ユーザー一人ひとりのリアルなマウスの動きやクリック操作を動画で確認でき、ページのどこでユーザーが迷っているのかをより深く理解できます。

一方で、無料であるため電話やメールによる手厚い個別サポートは提供されていません。しかし、その機能性は有料ツールに引けを取らず、コストを一切気にすることなく本格的なユーザー行動分析を始められるため、小規模サイトから大規模サイトまで、まず最初に導入を検討すべき筆頭ツールと言えるでしょう。

4-2. User Heat:月間30万PVまで無料の国内定番ツール

userheat-heatmaps
引用 – 無料ヒートマップ解析ツール User Heat : どこが読まれているか見えるアクセス解析

User Heat」は、アクセス解析ツール開発で知られる「株式会社ユーザーローカル」が提供する、国内で非常に高い知名度と豊富な導入実績を誇るヒートマップツールです。

主な機能

  • 熟読エリア分析
  • 終了(スクロール)エリア分析
  • クリックエリア分析
  • マウスムーブ分析
  • 離脱エリア分析

User Heatは、サイト改善に必要となる基本的な5種類のヒートマップ分析機能を網羅しています。管理画面はすべて日本語で構成されており、直感的なインターフェースのため、ヒートマップツールを初めて利用する方でも安心して操作できるのが大きなメリットです。

ただし、無料プランには月間30万PVまでという計測上限が設けられています。この上限を超過するとその月の計測が停止してしまうため注意が必要です。また、極端に縦長のページは下部まで解析できない場合があるなど、いくつかの制限事項も存在します。とはいえ、多くの中小規模サイトにとっては十分なスペックであり、「まずは日本語の定番ツールで安心して始めたい」という企業には最適な選択肢です。

4-3. ミエルカヒートマップ:SEO視点の分析に強い

mieru-ca-heatmap
引用 – 【無料】ミエルカヒートマップでコンバージョン最大化

ミエルカヒートマップ」は、コンテンツマーケティング支援で多くの実績を持つ「株式会社Faber Company」が提供するツールです。同社の主力製品であるSEOプラットフォーム「ミエルカ」の機能の一部として開発された背景から、SEO(検索エンジン最適化)と連携したユニークな分析に強みを持っています。

主な機能

  • アテンション(熟読)ヒートマップ
  • スクロールヒートマップ
  • クリックヒートマップ
  • 集客改善キーワード提案機能(※有料プランの機能)

このツールの最大の特徴は、単にページ内の行動を可視化するだけでなく、そのページにユーザーが「どのような検索キーワードで流入してきたか」という流入前のデータと掛け合わせて分析できる点です。これにより、「ユーザーの検索意図」と「実際の熟読エリア」にズレがないかを確認し、SEOコンテンツの品質改善(リライト)に直接役立てることができます。

無料プランは月間3,000PVまでと他のツールに比べて上限は低いですが、ヒートマップ分析の基本を体験するには十分です。「オウンドメディアを運営しており、検索順位だけでなくコンテンツの質そのものを改善したい」と考えている担当者にとって、非常に示唆に富んだインサイトを提供してくれるツールです。

5.【本格分析向け】高機能なおすすめ有料ヒートマップツール3選

無料ツールでヒートマップ分析の有効性を確認した次のステップとして、より高度な分析や手厚いサポートを求める企業向けに、実績と信頼性の高い有料ツールを3つ厳選しました。無料ツールとの機能の違いや、各ツールが持つ独自の強みを明確に解説します。

ご紹介する3つの有料ツールについて、まずは以下の比較表でそれぞれの特徴をご確認ください。

ツール名 提供企業 料金目安(月額) 強み(コンセプト) 特徴的な機能
SiTest 株式会社グラッドキューブ ¥8,500~ オールインワンLPO A/Bテスト、EFO、ポップアップ
User Insight 株式会社ユーザーローカル 要問い合わせ 大規模サイト・属性分析 10種以上のヒートマップ、ユーザー属性絞り込み
Ptengine 株式会社Ptmind ¥4,980~ ノーコードWeb接客 ページ編集、パーソナライズ、ポップアップ

各ツールはそれぞれ異なる強みを持っており、自社の目的と照らし合わせて検討することが重要です。それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。

5-1. SiTest:解析から改善まで1つで完結するオールインワン

SiTest」は、「株式会社グラッドキューブ」が提供する、サイト改善に必要な機能を一つに統合した「オールインワン型LPO(ランディングページ最適化)ツール」です。分析から改善施策の実行、効果測定までをワンストップで行える点が最大の特徴です。

主な機能

  • 各種ヒートマップ分析(PC/スマホ/タブレット対応)
  • A/Bテスト機能
  • EFO(入力フォーム最適化)機能
  • パーソナライズされたポップアップ表示機能
  • AI(人工知能)による自動レポート機能

SiTestの強みは、サイト改善のPDCAサイクルを圧倒的なスピードで回せる点にあります。例えば、ヒートマップ分析で「入力フォームの特定項目で離脱が多い」という課題を発見した場合、そのままSiTest上でフォームの改善パターンを複数作成し、A/Bテストを実施して最も効果の高いデザインを即座に導入する、といったシームレスな連携が可能です。

実際に、ある金融機関ではSiTestのEFO機能を活用し、煩雑だった申込フォームを改善した結果、フォーム完了率が120%向上したという実績も報告されています。複数のツールを導入・管理する手間を省き、迅速にサイト改善の成果を出したい企業にとって、非常に強力な選択肢となるでしょう。

5-2. User Insight:大規模サイト・詳細な属性分析に強み

User Insight」は、無料ツールとしてご紹介したUser Heatの有料上位版であり、同じく「株式会社ユーザーローカル」が提供しています。無料版の使いやすさはそのままに、大規模サイトのアクセスにも耐えうる安定性と、より深くユーザーを理解するための高度な分析機能が搭載されています。

User Heatからの主な強化点

  • 多機能なヒートマップ
    基本的な5種類に加え、10種類以上のヒートマップ分析が可能
  • 詳細なユーザー属性分析
    サイト訪問者の性別、年代、地域、年収といったデモグラフィックデータ(推定値)を分析
  • コンバージョン分析
    コンバージョンしたユーザーとしなかったユーザーの行動を比較分析
  • 組織分析
    特定の企業からのアクセスを分析し、B2Bマーケティングに活用
  • レポート自動作成機能
    日報や月報をPowerPoint形式で自動生成

このツールの信頼性は、その豊富な導入実績に裏付けられています。特に、首相官邸や総務省といった官公庁でも採用されている事実は、セキュリティや安定性を最重要視する企業にとって大きな安心材料です。月間数百万PVを超えるような大規模メディアや、サイト訪問者の詳細なペルソナを分析してマーケティングに活かしたい企業に最適な、プロフェッショナル向けのツールです。

5-3. Ptengine:直感的なUIとWeb接客機能が魅力

Ptengine」は、「株式会社Ptmind」が提供するヒートマップツールで、プログラミング知識がないマーケティング担当者でも直感的に操作できる、洗練されたUI(ユーザーインターフェース)に定評があります。分析機能に加え、Web接客機能が充実している点が特徴です。

主な機能

  • 各種ヒートマップ分析
  • GAライクなアクセス解析機能
  • A/Bテスト機能
  • ノーコードのページ編集機能
  • Web接客・パーソナライズ機能(ポップアップ、固定バーなど)

Ptengineが目指すのは、インサイトの発見から施策実行までの時間差をなくすことです。例えば、ヒートマップ分析で「特定の商品に関心が高いユーザーセグメント」を発見した場合、プログラマーの手を借りることなく、その場で担当者自身が対象ユーザーに限定したクーポンをポップアップ表示させるといった施策を実行できます。

あるアパレルECサイトでは、Ptengineを導入し、ユーザーの閲覧履歴に基づいて最適化されたおすすめ商品をポップアップ表示することで、顧客単価が15%向上したという成果を上げています。分析から改善までをマーケティング部門内で完結させ、顧客一人ひとりに合わせた体験を提供したい企業にとって、非常に魅力的なツールと言えるでしょう。

6. 導入して終わりじゃない!サイト改善に繋がる分析の3ステップ

ヒートマップツールは、導入するだけで自動的にサイトが改善される魔法の杖ではありません。ツールを導入したものの、データをどう活用すれば良いかわからない、という事態を避けるための実践的な分析ステップを解説します。データを具体的な改善アクションに変えるための思考法を身につけましょう。

Webサイトの改善は、PDCA(Plan-Do-Check-Action)サイクルを回すことが基本です。これからご紹介する3つのステップは、まさにこのサイクルをヒートマップツールを使って実践するための具体的な手順となります。

【STEP1】課題のあるページを見つける

分析の第一歩は、サイト内の全ページを闇雲に見るのではなく、改善した際の効果(インパクト)が大きい「課題ページ」を特定することから始めます。すべてのページを均等に分析するのは非効率であり、まずは最も改善が必要なページにリソースを集中させましょう。

この課題ページの特定に役立つのが、多くの企業が導入している「Googleアナリティクス」(GA4)です。GA4のデータを基に、以下の観点から改善すべきページの優先順位を決定します。

  • ビジネスへの貢献度が高いページ商品購入ページ、資料請求ページ、料金ページなど、直接コンバージョンに繋がるページ。ここのわずかな改善が、ビジネス全体に大きな影響を与えます。
  • 流入は多いが、直帰率が高いページ多くのユーザーを惹きつけながらも、最初の期待に応えられず、すぐに離脱されている可能性があるページです。ファーストビュー(最初に表示される画面領域)に問題があるかもしれません。
  • コンバージョン経路上の離脱率が高いページECサイトのカートページや、問い合わせフォームの入力ページなどが該当します。あと一歩でコンバージョン、という段階での離脱原因を特定し、解消することが急務です。

まずはこれらの指標を基に、分析対象とするページを2~3ページに絞り込むことから始めましょう。

【STEP2】ヒートマップでユーザー行動の仮説を立てる

STEP1で特定した課題ページを、いよいよヒートマップツールで分析します。ここでの目的は、「なぜこのページで問題が起きているのか?」という原因を探り、改善のための「仮説」を立てることです。ヒートマップで可視化されたユーザー行動をヒントに、課題の根本原因を推測します。

以下の表は、ヒートマップの分析結果から仮説を立てる具体例です。

ヒートマップでの発見(課題) 考えられる原因(仮説) 改善アクションの例
CTAボタンがほとんどクリックされていない ・ボタンのデザインや文言が目立たない、魅力的でない
・そもそもボタンの存在に気づかれていない
・ボタンの色や文言を複数パターン試し、A/Bテストを実施
・スクロール分析も確認し、より到達率の高い位置へ移動
ページの早い段階で離脱が多い ・ファーストビューがユーザーの期待とずれている
・ページの読み込み速度が遅い
・キャッチコピーやメインビジュアルを、流入キーワードに合わせて変更
・画像サイズを圧縮し、表示速度を改善
リンクのない画像が頻繁にクリックされている ・ユーザーは画像に関連する詳細情報を求めている ・その画像に関連する詳細ページや解説ページへのリンクを設置
フォームの特定項目でマウスが往復している ・入力ルールが分かりにくい、または面倒である ・入力例(プレースホルダー)を明記
・郵便番号からの自動入力機能を導入

重要なのは、この段階ではこれらが「仮説」に過ぎないと認識することです。担当者の思い込みでサイトを改修してしまうと、かえって状況を悪化させるリスクもあります。必ず次のステップで、仮説が正しかったのかを客観的に検証しましょう。

【STEP3】仮説をもとに改善策を実行し、再度分析する

立てた仮説が本当にサイト改善に繋がるのかを検証し、実際にページを改善していくアクションのフェーズです。ここでは、客観的なデータに基づいて施策の効果を測定することが極めて重要になります。

  1. A/Bテストで仮説を検証する仮説を検証する最も有効な手段が「A/Bテスト」です。これは、「元のデザイン(A案)」と「仮説に基づいた改善案(B案)」を、実際のユーザーにランダムで表示し、どちらがより高いコンバージョン率を達成できるかを比較する手法です。多くの有料ヒートマップツールにはこの機能が搭載されています。A/Bテストを行うことで、「担当者の感覚」ではなく「実際のユーザーの反応」に基づいて、最善の改善策を決定できます。
  2. 改善策を実装し、再度ヒートマップで分析するA/Bテストで効果が実証された改善策を、本番のWebサイトに実装します。そして、施策は実装して終わりではありません。 一定期間(例えば1ヶ月など)が経過した後、再度同じページをヒートマップツールで分析します。改善によってユーザーの行動(クリック位置や熟読エリアなど)が狙い通りに変化したかを確認し、施策が成功したかを最終判断します。

一度で完璧なサイトが完成することは稀です。このSTEP1からSTEP3までのサイクルを継続的に回し続けることこそが、Webサイトを単なる情報発信の場から、ビジネスに貢献する強力な「営業資産」へと成長させる唯一の方法です。

PDCAとは?意味をわかりやすく解説します!メリット・デメリットも

7.【まとめ】まず無料ツールで自サイトを可視化しよう

ヒートマップツールは、これまで勘や経験に頼りがちだったWebサイト改善を、客観的なデータに基づいた確かなものへと進化させる強力なソリューションです。ユーザーの行動を正しく理解することは、コンバージョン率の向上や顧客満足度の向上に直結します。

本記事では、ヒートマップツールの基本機能から、失敗しない選び方の3つのポイント、そして具体的な分析・改善の3ステップに至るまでを網羅的に解説してきました。改めて、重要なポイントを以下にまとめます。

  • 役割の理解
    ヒートマップツールは、GA4などのアクセス解析ツールでは分からない「ページ内の質的なユーザー行動」を可視化します
  • ツールの選定
    自社の状況に合わせて「コスト(無料か有料か)」「サイト改善の目的」「必要な機能範囲」の3つの軸で判断することが重要です
  • 実践的な活用
    サイト改善は「STEP1:課題ページの特定 → STEP2:仮説立案 → STEP3:実行・検証」というPDCAサイクルを回すことで成果に繋がります

最後に、本記事でご紹介した代表的なツールを改めて一覧でご紹介します。

ツール名 料金タイプ こんな企業におすすめ
Microsoft Clarity 無料 コストをかけずに高機能な分析(録画機能含む)を始めたいすべての企業
User Heat 無料 日本語の定番ツールで安心して始めたい中小規模サイトの運営者
ミエルカヒートマップ 無料・有料 オウンドメディアを運営し、SEOコンテンツの改善に力を入れたい企業
SiTest 有料 分析から改善(A/Bテスト等)までを一つのツールで高速化したい企業
User Insight 有料 大規模サイトの運営や、詳細なユーザー属性に基づいた分析を行いたい企業
Ptengine 有料 エンジニアの手を借りず、マーケター自身でWeb接客まで完結させたい企業

これらの情報を参考に、自社に最適なツールを選び、ぜひ最初の一歩を踏み出してみてください。

もし、どのツールから始めるべきか迷っているのであれば、まずは完全無料で高機能なMicrosoft Clarityを導入し、自社サイトの現状を可視化してみることを強くおすすめします。これまで見えなかったユーザーの行動が明らかになることで、サイト改善に関する新たな発見と、次にとるべきアクションが明確になるはずです。

comparison-table-heatmap

ヒートマップツールの比較表を表示する

「ヒートマップツール」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • スクロールヒートマップ
    • マウスフローヒートマップ
    • クリックヒートマップ
    • タッチアクションヒートマップ
    • マルチデバイス対応
    • ユーザーセグメント機能
    • 無料トライアル
    • 国産製品
    • コンサルティングサポート
    • 登録サイト・URL無制限
    • 自動キャプチャ機能
    • 期間比較可能
    • セッションのグラフ化
    • アテンションヒートマップ
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
お問い合わせに基づくカスタマイズプラン カスタマイズプラン
備考
貴社の課題やニーズに合わせて、最適なプランをご提案させていただきます。お気軽にお問い合わせください。サービス概要を知りたい方は、こちらからサービス概要資料をダウンロードいただけます。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
無料 0円
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
要相談 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
プレミアムプラン 95,000円/月額~
エンタープライズプラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
無料プラン 0円
スタンダードプラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
要相談 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
要相談 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
「初期費用」は発生いたしませんが、「計測データ保守管理料」として6,600円(税込)をお申し込み時に原則一括にて必要です。
無料トライアル 0円
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
無料 0円
備考
10万PV未満までです。
ゴールドパック 27,500 円(税込)/年額
プラチナパック 55,000 円(税込)/年額
ゴールドパック 単体購入 52,800円
備考
アップグレードは必要に応じてピンポイントで強化することができます。費用は要相談です。
プラチナパック 単体高購入 184,800円
備考
アップグレードは必要に応じてピンポイントで強化することができます。費用は要相談です。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
無料トライアル 0円
スタータープラン Starter 3,752円/月額
備考
2022年05月16日 07時25分04秒の為替レートにて計算しています。
グロースプラン Growth 12,807円/月額
備考
2022年05月16日 07時25分04秒の為替レートにて計算しています。
ビジネスプラン Business 25,743円/月額
備考
2022年05月16日 07時25分04秒の為替レートにて計算しています。
プロプラン Pro 51,616円/月額
備考
2022年05月16日 07時25分04秒の為替レートにて計算しています。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期設定 0円
無料 0円
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
Insight Free 0円
Insight Growth 3,000 PV 4,980円/月額
Insight Growth 10,000 PV 9,980円/月額
Insight Growth 50,000 PV 19,800円/月額
Insight Growth 100,000 PV 29,800円/月額
Insight Growth 200,000 PV 49,800円/月額
Insight Growth 500,000 PV 69,800円/月額
Insight Growth 500,000∔  PV 従量課金
Insight Premium 従量課金
Experience Free 0円
Experience Growth 3,000 PV 7,980円/月額
Experience Growth 10,000 PV 14,800円/月額
Experience Growth 50,000 PV 29,800円/月額
Experience Growth 100,000 PV 49,800円/月額
Experience Growth 200,000 PV 79,800円/月額
Experience Growth 500,000 PV 109,800円/月額
Experience Growth 500,000∔  PV 従量課金
Experience Premium 従量課金
Bundle Pack Free 0円
Bundle Pack Growth 3,000 PV 9,980円/月額
Bundle Pack Growth 10,000 PV 19,800円/月額
Bundle Pack Growth 50,000 PV 39,800円/月額
Bundle Pack Growth 100,000 PV 59,800円/月額
Bundle Pack Growth 200,000 PV 99,800円/月額
Bundle Pack Growth 500,000 PV 149,800円月額
Bundle Pack Growth 500,000∔  PV 従量課金
Bundle Pack Premium 従量課金
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
無料 0円/月額
ミニマム 9,800円/月額
ビジネス 19,800円/月額
ファースト 49,800円/月額
エキスパート 99,800円/月額
スーパー 149,800円/月額
無料プラン→最低利用期間の制限なし 有料プラン→最低6ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

ヒートマップツール

トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • ユーザー行動の可視化
  • 分析による改善案の発見
  • セグメント分析

ヒートマップツール

トライアル 有り
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • インスタント ヒートマップでユーザーの思考を可視化します
  • セッションのレコーディング(視聴と学習)
  • パワフルな分析情報とGoogle アナリティクスの統合

ヒートマップツール

トライアル 無し
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • TwinHeatは他のヒートマップツールとの違い
  • 圧倒的な読み取りやすさ、改善への活かしやすさ
  • 見比べるとヒートマップの違いがはっきり現れる

ヒートマップツール

トライアル 有り
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • パワフルなアプリ可視化解析のプラットフォーム
  • ユーザがアプリを実際にはどのように利用しているのか可視化します
  • インサイトからユーザエクスペリエンスを改善

ヒートマップツール

トライアル 無し
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 顧客理解を深め、成果に直結させる「分析力」
  • 業務効率を劇的に改善する「AI機能と使いやすさ」
  • 投資対効果を最大化する「改善施策」

ヒートマップツール

トライアル 無し
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 自動化されたインサイトを手軽に活用できます
  • 誰にでも理解できる指標、直感的に使えるビジュアルレポーティング機能
  • 収益に影響を及ぼす前にエラーを発見できます
  • Contentsquareがデジタルチーム全体で活用できる顧客のインサイトを提供

ヒートマップツール

トライアル 無し
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 誰でもわかる!簡単な解析。10種類のヒートマップでUI/UX改善
  • 訪問者属性分析しリアリティのあるペルソナを想定
  • 訪問者の動きを可視化するヒートマップです

ヒートマップツールABテストツール

トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • ヒートマップ解析と録画再生機能(セッションリプレイ)でウェブサイトを解析する
  • A/Bテスト機能とパーソナライズ機能でウェブサイトを改善する
  • ポップアップ機能とEFO(エントリーフォーム最適化)
  • 広告連携機能(AIリターゲティング)とレポート機能
トライアル 有り
サポート メール チャット 

製品のおすすめポイント

  • グ不要・すぐ使える見慣れたアクセス解析ビュー
  • セッションリプレイ&必要なときに必要な機能を追加できます
  • 日本のユーザーの利用しやすさとサポートに強い公式WordPressプラグイン

ヒートマップツール

トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • Mouseflowでコンバージョンを増やします
  • Mouseflow(マウスフロー)導入後のサポートも安心
  • Mouseflow(マウスフロー)社とは?

ヒートマップツール

トライアル 有り
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • Webサイトにおける無料で使えるヒートマップとは
  • 5種類のヒートマップを無料で利用可能です
  • PCとスマートフォンのヒートマップ解析ができます

ヒートマップツールABテストツール

トライアル 有り
サポート 電話 メール チャット 

製品のおすすめポイント

  • タグ1つで誰もがサイトの力を最大限に引き出す環境へ
  • ノーコードでWebサイトの改善や指標の計測ができる
  • 企画・制作・プロダクトを一貫した顧客体験を届けられる

ヒートマップツールABテストツール

トライアル 有り
サポート 電話 メール チャット 

製品のおすすめポイント

  • 3つのヒートマップで、多角的な視点でユーザー行動が可能になります
  • 登録サイト数・URL数無制限で、マルチデバイス対応
  • イベントセグメント機能と自動キャプチャ機能
  • コンバージョンを増やすためのページデザインを簡単検証!

よくある質問

ヒートマップツールとは何ですか?

ウェブサイトやアプリ上でのユーザー行動を色で示し、注目箇所やクリック率を視覚化するツールです。

ヒートマップツールの主な用途は?

コンバージョン率の向上、離脱ポイントの特定、広告やボタン配置の効果検証などに活用されます。

無料で使えるヒートマップツールはありますか?

「Microsoft Clarity」や「User Heat」など、無料で基本機能を利用できるツールがあります。

ツールを選ぶ際の注意点は?

必要な機能の有無、データ保持期間、サポート体制、予算を確認して選びましょう。

初心者におすすめのツールは?

無料で導入しやすい「Microsoft Clarity」や、直感的に使える「Sprocket」がおすすめです。

ヒートマップツールは本当に無料で使い始められますか?

はい、始められます。本記事で紹介している「Microsoft Clarity」はPV数や機能の制限なく完全に無料で利用できます。「User Heat」も月間30万PVまで無料です。まずは無料ツールでヒートマップ分析の有効性を試し、必要に応じて有料版を検討するのがおすすめです。

ツールを導入してから、どれくらいで成果が出ますか?

ツールの導入後、データが蓄積されればすぐに分析は可能ですが、成果が出るまでの期間はサイトの状況や改善施策によります。単純なボタン配置の変更などであれば、A/Bテストを通じて1〜2週間で効果が分かることもあります。重要なのは、本記事で紹介した分析の3ステップ(課題発見→仮説→検証)を継続的に回すことです。

サイトへの導入(タグの設置)は難しいですか?

いいえ、専門知識がなくても比較的簡単に行えます。ほとんどのツールでは、発行された数行のコード(計測タグ)を自社サイトのHTMLに貼り付けるだけで導入が完了します。Googleタグマネージャー(GTM)を利用している場合は、さらに簡単に管理・導入が可能です。

無料ツールと有料ツールの最も大きな違いは何ですか?

最も大きな違いは「機能の豊富さ」「計測できるPV(ページビュー)数の上限」「サポート体制の有無」の3点です。有料ツールは、A/BテストやEFO(入力フォーム最適化)、専門家によるコンサルティングなど、サイト改善を加速させるための機能やサポートが充実しています。

スマートフォンサイトの分析も可能ですか?

はい、現在主要なヒートマップツールのほとんどがスマートフォンサイトの分析に対応しています。PCとスマートフォンではユーザーの行動(クリックとタップ、スクロール速度など)が大きく異なるため、それぞれ専用の画面で分析することがサイト改善において非常に重要です。

ヒートマップツールは個人情報を収集しますか?

いいえ、通常は個人を特定する情報(氏名、メールアドレスなど)は収集しません。ヒートマップツールが収集するのは、あくまでクリック位置やマウスの動きといった匿名の行動データです。また、多くのツールでは入力フォーム内のパスワードなどの機密情報が自動でマスキング(隠される)される機能も備わっています。

計測タグを設置すると、サイトの表示速度が遅くなりませんか?

ほとんどのヒートマップツールの計測タグは、ページの読み込みが完了した後に非同期で実行されるように設計されているため、ユーザーが体感できるレベルでサイトの表示速度に影響を与えることはほぼありません。 安心して導入いただけます。

全くの初心者の場合、どの無料ツールから試すのがおすすめですか?

もし何から始めるか迷ったら「Microsoft Clarity」をおすすめします。PV数やサイト数の制限がなく、通常は有料機能である「録画・リプレイ機能」まで完全に無料で利用できるため、コストを気にせずヒートマップ分析の全機能を体験できます。

ログインが必要な会員ページなども分析できますか?

ツールによりますが、多くの有料ツールではログイン後のページも分析可能です。ただし、設定が別途必要になる場合があります。無料ツールでは対応していないことが多い機能のため、会員向けサイトの分析が必須の場合は、各ツールの仕様を確認し、有料版を検討することをおすすめします。

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