iPhoneのテキスト認識機能(OCR)の使い方を解説!
最終更新日:2023/07/28
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目次
近頃注目を浴びているiPhoneの文字認識機能ですが、まだ使ったことがなく利用の手順や詳しい活用方法がわからないという人も多いはずです。
そこで本記事では、iPhoneで画像内の文章をテキストデータ化する方法やその活用術を解説します。この記事を読んで、本機能の使い方を理解しましょう。
iPhoneの文字認識機能とは
「iPhoneに文字認識の機能が付いたみたいだけど、具体的な活用方法がわからない」「そもそも何をするための機能なの?」など疑問に思う人が多いでしょう。そこでiPhoneの文字認識とは何かを解説します。
写真内の文字・文章をテキストデータ化できる
iPhoneのios15から搭載された「テキスト認識表示」機能では、カメラで撮影した画像やスクリーンショット画像内にある文章情報を自動で認識し、テキストデータ化が可能です。この機能は別名OCR(Optical Character Recognition/Reader)ともいいます。認識されたテキストデータはコピペ、編集、共有、翻訳などが可能で日常のさまざまな場面で役立ちます。
多言語、手書き文字にも対応
本機能のとくに注目すべき点は対応言語の広さと読み取り精度の高さです。ほぼすべての言語の読み取りに対応しているため、外国書籍の調べものをする際や旅行の際に非常に便利です。また文字の認識精度もかなり高く、以下の写真のような手書き文字も読み取りもできます。
iPhoneのテキスト認識機能の精度は?
結論からいうと「精度はそこそこ高い」といえます。クオリティは比較的に高いため、日常使いには申し分ないといえますが、字が小さかったり、薄かったり、影が映ってしまっていたり、フォントが特殊だったりする場合などではなかなか正確に読み取ってくれないため、ビジネスで使用するとなると不安が残ります。
iPhoneでOCRを設定する方法
iPhoneに搭載されているOCR(光学文字認識)機能は、画像内のテキストを簡単に抽出し、編集可能な状態にすることが可能です。この便利な機能を使いこなすことで、作業効率を大幅に向上できるでしょう。本章では、iPhoneでOCRを設定する方法について解説します。
まず、iPhoneの「設定」アプリを開き、「カメラ」の項目を選択してください。次に、「テキスト認識」のオプションを見つけ、それをオンにしましょう。これにより、カメラで撮影した画像内のテキストを自動的に認識することが可能となります。
次に、「写真」アプリの設定を確認します。「設定」アプリから「写真」の項目を選択し、「テキスト認識」がオンになっていることを確認してください。これで、写真アプリ内の画像からもテキストを抽出できるようになりました。
最後に、「メモ」アプリの設定を行います。「設定」アプリから「メモ」の項目を選択し、「テキスト認識」をオンにしてください。これにより、メモアプリに保存された画像からもOCRを使ってテキストを取り出すことが可能です。
以上の手順を踏むことで、iPhoneでOCRを設定できます。この機能を活用することで、画像内のテキストを素早く取り込み、編集や共有を行うことが可能となるでしょう。ぜひ、日常の作業やコミュニケーションにOCRを役立ててみてください。
OCRでリンクを読み取る方法
本章では、iPhoneに搭載されているOCR(光学文字認識)機能を使って、画像内のリンクを読み取る方法について解説します。この便利な機能を活用することで、URLを手入力する手間を省き、スムーズにWebサイトへアクセスすることが可能です。カメラ機能を使う方法と、写真や画像から読み取る方法の2つのアプローチを紹介します。
- カメラ機能を使う
- 写真や画像を読む
カメラ機能を使う
iPhoneのカメラ機能を使えば、リアルタイムでOCRを行い、画像内のリンクを即座に認識することが可能です。まず、カメラを起動し、リンクが記載された対象物にカメラを向けましょう。すると、画面上に認識されたテキストが表示されます。リンクの部分をタップすることで、そのURLへ直接アクセスできるのです。この機能は、チラシやポスターなどに記載されたWebサイトへ素早くアクセスしたい場合に非常に役立ちます。
写真や画像を読む
iPhoneの写真アプリや「メモ」アプリに保存されている画像からも、OCRを使ってリンクを読み取ることが可能です。目的の画像を開き、リンクが含まれている部分を長押ししてください。すると、認識されたテキストが選択状態になります。リンクの部分をタップすることで、そのURLへアクセスできます。この方法は、過去に撮影した写真からWebサイトの情報を取り出したい場合に便利ですね。また、画像をメールやメッセージで受け取った際にも活用できるでしょう。
iPhoneで撮影した画像内の文章をテキストデータ化する方法
本章ではiPhoneで文字認識機能を可能にする方法や利用手順を解説します。簡単ですのでやり方を確認したらさっそく使ってみましょう。
設定で文字認識機能を有効化する
iPhoneで「テキスト認識表示」の機能を使いたいときは、次の2つの設定をする必要があります。
- 設定 →「一般」→「言語と地域」
- 設定 →「カメラ」
① 設定 →「一般」→「言語と地域」
→「テキスト認識表示」が有効(緑)にする
② 設定 →「カメラ」
→「検出されたテキストを表示」が有効(緑)にする
「テキスト認識表示」の利用方法
設定が完了したらいよいよ利用に移ります。「テキスト認識表示」機能は『カメラ読み取り認識』と『画像内テキスト認識』の大きく2つの利用方法に分けられます。
カメラ読み取り認識
1つ目は、カメラで読み取りたい文字を映し、文字認識を行う方法です。これはすぐその場でテキスト化が実行できるため手軽な点や、写真を撮影しないためにフォルダに必要のない写真を保存しなくても済む点が利点です。
- 読み取りたい文字・文章をカメラで映す
- 下の写真の赤枠で囲ったマークをタップ
- 「すべてコピー」をタップ
画像内テキスト認識
2つ目は、すでに撮影済みの写真からテキストデータを抽出する方法です。保存しておきたい情報を活用する際に役立ちます。
- 写真フォルダから読み取りたい文字・文章が記載された画像を選択
- 読み取りたい範囲を長押し
- 「コピー」をタップ
文字認識後のデータ活用方法
前章でテキストデータ化する方法がわかったと思いますので本章ではそのデータの活用方法について解説します。
- コピペ
- 調べる
- Web検索
- 共有
- 翻訳
- ユーザー辞書
- 電話/メール
- URLを自動認識し、サイトへ案内
- 住所認識し、mapへ案内
コピペ
画像内のテキストデータを読み取った際、利用できるクイックアクション(赤枠)が全部で6つあります。まず1つ目がコピペこと「コピー&ペースト」です。読み取った文字・文章をそのまま他の場所に貼れるので、画像内の抽出したい情報を目で見て手入力するという作業をカットすることが可能。これはさまざまな場面において大幅な業務効率向上が見込めます。
調べる
2つ目が「調べる」機能です。読み取った文章の中に不明な単語があるなどといった際に、その単語を長押しすると下のようにその意味や関連するWeb上の情報を提示してくれます。自分で検索する手間が省けるため、非常に便利です。
Web検索
3つ目が「Web検索」です。「調べる」と似ていますが、直接検索ページに飛んでくれるので、さらにワンステップ作業を省くことが可能です。「意味は知っているがより詳しく知りたい」、「この単語に関するトレンドを知りたい」といった際に有効だといえます。
共有
4つ目が「共有」です。共有をタップすればメールやLINE、ショートメッセージなどさまざまなSNSで文章データを共有できます。またSNSだけでなくメモアプリやリマインダーアプリなどに情報を記録することも容易に可能です。
翻訳
5つ目が翻訳です。意味が理解できない外国語を認識させることで瞬時にかつ多言語で翻訳してくれます。また翻訳した語を音声で読み上げてくれる機能もあるので、言語習得の際や外国人の相手と会話をする際に活躍するでしょう。
ユーザー辞書
クイックアクションの最後、6つ目はユーザー辞書です。読み取った文字・文章の単語と読みを登録することでその読みを入力した際に登録した単語を変換候補に優先して表示できます。
電話/メール
表示されている電話番号やメールアドレスをタップすると、電話をかけたりメールを送信したりできます。また写真、画像、Web サイトによっては、FaceTime 通話をかけるオプションや「連絡先に追加」といったオプションが表示されることもあります。
URLを自動認識し、サイトへ案内
画像内のURLを認識した際には、即座にそのページを開いてくれます。これまでのURLを目で見て手入力するという面倒な作業をカットできます。
住所認識し、mapへ案内
住所の文字情報を認識した際には、そのまま地図アプリに移動し、ルート案内をしてもらえます。知らない土地で読み方がわからない、行き方をほかの人にも共有したいという際に非常に有効な機能です。
iPhoneのテキスト認識機能(OCR)を活用しよう
本記事では、iPhoneのOCR機能の設定方法や具体的な活用術を詳しく解説しました。ぜひこの記事を参考に、iPhoneのテキスト認識機能を使いこなして、作業効率を向上させてください。画像内の文字をテキストデータ化することで、情報の管理や共有がより簡単になるはずです。まだOCR機能を使ったことがない人は、一度試してみることをおすすめします。
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