製品を導入することになった背景

2019年4月に昭和シェル石油と経営統合した出光興産株式会社は、統合によるグループ間コミュニケーションの活性化を目指しました。その中核として「Microsoft 365」「Box」とともに「PHONE APPLI PEOPLE(旧:連絡とれるくん)」の導入を進めました。導入のきっかけとして、社内からの“名刺管理ツールがほしい”という要望が挙がっていました。

導入前に企業が抱えていた課題

出光興産株式会社は、ITツールの積極的な活用を推進する風土がありましたが、それに伴い情報システム部への要望も増えていました。特に、共通電話帳や拠点の住所録に関する改善要望が多く、電話帳の検索機能の限定性や、メールアドレスや住所の検索に手間がかかる点が課題として挙げられていました。また、社員のiPhoneの電話帳管理にも問題があり、他部署からの電話の発信元が特定できないことも改善したい課題の一つでした。

導入前の課題に対する解決策

これらの課題を解決するために、「PHONE APPLI PEOPLE(旧:連絡とれるくん)」を導入することになりました。このツールは、電話番号や勤務する拠点などの情報をクラウド上で一元管理できるため、社員はいつでも最新の情報を利用してコミュニケーションを取ることができます。また、電話の着信時に発信元を表示する機能も備えており、これにより誰からの電話かがすぐに分かるようになりました。

製品の導入により改善した業務

「PHONE APPLI PEOPLE(旧:連絡とれるくん)」の導入により、社員のコミュニケーションが大きく改善されました。特に、新型コロナウイルスの影響でリモートワークが増えた中、このツールは社員間の密なコミュニケーションをサポートしました。電話の発信や着信時の効率化、さらには社内外のコミュニケーションの浸透が進み、今後の応用範囲も広がることが期待されています。