製品を導入することになった背景

業務用家具を製造から販売まで一貫して行う株式会社アダルは、社員自身が業務内容に応じて最適な場所で働くことで生産性を高めるActivity Based Working(以下ABW)を採用した空間デザインも手掛けています。同社は、自らの東京オフィス「ADAL CREATIVE PLACE TOKYO」でABWの考え方を取り入れ、従来の固定席の約8割をフリーアドレス化しました。この変更に伴い、社員の居場所の把握が難しくなり、電話の取り次ぎに問題が生じることが予想されました。

導入前に企業が抱えていた課題

株式会社アダルは、フリーアドレス化に伴い、2つの主要な課題を抱えていました。第一の課題は、社員の居場所の把握が難しくなったこと。特に営業メンバーが多い東京オフィスでは、外出や出張が頻繁で、社員の居場所の把握が以前よりも困難になっていました。第二の課題は、ABWに基づくフリーアドレスの導入により、電話の取り次ぎに懸念が生じたこと。固定席がなくなったことで、電話の取り次ぎが難しくなると予想されました。

導入前の課題に対する解決策

これらの課題を解決するために、株式会社アダルは、人の位置情報をマップ上に表示する「PHONE APPLI PLACE(旧:居場所わかるくん、以下PLACE)」と、Microsoft365と連携してスケジュールを表示する「PHONE APPLI PEOPLE(旧:連絡とれるくん、以下PEOPLE)」を導入することを決定しました。PLACEの導入により、社員の居場所が一目で確認できるようになり、PEOPLEの導入により、外出中や会議中などのスケジュールを確認できるようになりました。

製品の導入により改善した業務

PLACEとPEOPLEの導入により、株式会社アダルは2つの主要な効果を実感しています。第一の効果は、社員の居場所の把握が容易になり、業務効率が向上したこと。外出中や出張中でも、PLACEを使用することでオフィスにいる社員がすぐに確認できるようになりました。第二の効果は、フリーアドレスでも電話の取り次ぎがスムーズに行えるようになったこと。これにより、顧客対応のスピードが落ちることなく、効率的な業務運営が可能となりました。