製品を導入することになった背景

社会福祉法人千種会様(以下、千種会)は、職員の介護スキルや人間力の強化、キャリアプランへの意識向上を実現するための人事制度を重視しています。千種会では、Excelのシートを使用して人事評価を行っていたが、その運用が煩雑となり、特に職員数が増加した際に、USBメモリを使用した評価の管理が限界に達しました。このような背景から、新しい人事考課システムの導入が必要と判断されました。

導入前に企業が抱えていた課題

千種会は、兵庫県神戸市東灘区を拠点として、高齢者向けの福祉施設を20年以上運営しています。職員の人事評価は、Excelシートを使用して行われていました。このシートには、千種会の人材育成方針に基づいた目標や評価項目が設定されていました。しかし、評価の流れは非常に煩雑で、USBメモリを使用しての配布・回収が必要でした。特に、職員数が500名規模に増加した際に、この方法の限界を感じるようになりました。

導入前の課題に対する解決策

人事評価の運用方法を改善するために、千種会はネットでの検索を通じてAJSの人事考課システム「P-TH(ピース)」を発見しました。P-THは、人事評価をWebサーバー上で管理するシステムで、ExcelシートをそのままWebアプリで管理することができます。このシステムの導入により、ExcelファイルやUSBメモリの配布・回収が不要となり、進捗管理も容易になりました。また、P-THは、Excelシートの情報をデータベースに登録し、管理する機能を持っているため、現在のシートだけでなく、将来の変更にも対応可能でした。

製品の導入により改善した業務

P-THの導入により、千種会の人事評価の進捗管理が大幅に改善されました。Excelファイルの管理から解放され、本来の業務に集中することができるようになりました。また、評価の進捗状況がリアルタイムで確認できるため、評価の遅延が減少しました。さらに、被評価者と評価者の面談の質も向上し、キャリアプランへの意識が全体に浸透しました。これにより、職員のモチベーション向上や人材の発掘が可能となり、千種会のビジョンの実現に貢献しています。