GMO順位チェッカーのAIO対応は？料金・評判と競合SEOツールを比較【実際に検証】

自社サイトのSEO対策で、毎日の順位チェックに手間がかかっていませんか？特にMacユーザーでGRCが使えず、クラウド型ツールを検討している方も多いでしょう。この記事では、低コストなクラウド型ツールとして人気の「GMO順位チェッカー」について、2025年10月時点の最新提供状況（新規登録停止の情報含む）から、料金、機能、評判までを徹底解説します。さらに、GRCやNobilistaを含む主要な競合SEOツールとの比較も実施。AIO（AI Overviews）時代に本当に役立つツール選定を「デジタル化の窓口」がサポートします。

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1.【2025年】GMO順位チェッカーの提供状況（新規登録・新プラン情報）

まず、「GMO順位チェッカー」の導入を検討している方が最も知りたい「今、申し込めるのか」という最新情報からお伝えします。Googleの仕様変更への対応を優先するため、2025年10月現在、提供状況に大きな動きがあります。

【重要】新規登録・プラン変更は一時停止中（2025年9月22日告知）

2025年10月現在、GMO順位チェッカーは新規のユーザー登録および既存ユーザーのプラン変更の受付を一時的に停止しています。

これは、「SEOツール｜GMO順位チェッカーなら検索順位を〖毎日＆無料〗で自動チェック」（公式サイト）上で2025年9月22日に告知されたものです。理由としては、Google側の仕様変更（検索結果の表示方法の変更など）への対応を最優先事項としているためと説明されています。

すでに利用中のユーザーは引き続きサービスを利用できますが、これから新たに無料プランを試したい方や、プランをアップグレードしたい方は、後述するサービス再開を待つ必要があります。

2025年10月15日から「新プラン」提供予定

サービスの受付は停止中ですが、同告知内にて、2025年10月15日から「新プラン」の提供を開始する予定であることも発表されています。
※10月19日現在、「現在、新規受付を一時的に停止しております。」という表示が公式サイトでは掲載されており、新規受付は再開していない様子です。

現行のプラン（無料プラン、Pro100〜1000など）がどのように改定されるのか、あるいは全く新しい料金体系になるのか、詳細については本記事執筆時点（2025年10月）ではまだ公開されていません。

導入を検討されているIT担当者様は、10月15日以降に公式サイトで発表される新しいプラン内容を確認した上で、コストや機能が自社のニーズに合致するかを判断いただく必要があります。

AIO（AI Overviews）計測機能はリリース時期が変更

GMO順位チェッカーが注目されていた機能の一つに、AIO（AI Overviews：Google検索結果の上部に表示されるAIによる要約回答）の計測機能がありました。

この新機能についても、Googleの仕様変更対応や関連する不具合への対応が優先され、当初の予定からリリース時期が変更（延期）となっています。SEO（検索エンジン最適化）においてAIOの動向は非常に重要視されているため、この機能の正式リリース時期についても、新プランの発表と合わせて注目が集まります。

現在の提供状況と今後の予定について、以下の表にまとめます。

このように、現在はサービス移行の過渡期にあたります。導入を急ぐ場合は代替ツールも視野に入れる必要がありますが、GMO順位チェッカーの動向は引き続き公式サイトで注視していくことをお勧めします。

https://digi-mado.jp/article/95615/

2. GMO順位チェッカーとは？ 特徴とメリットを3行で解説

GMO順位チェッカーは、「GMOインターネットグループ株式会社」が提供するクラウド型の検索順位チェックツールです。PCへのインストールが不要で、Macやスマートフォンからでも利用できる手軽さが特徴。無料プランから始められる低コストながら、日々の順位変動を自動で追いかけることができます。

PCインストール不要の「クラウド型」ツール（Mac/スマホ対応）

GMO順位チェッカーの最大のメリットは、「クラウド型」である点です。

従来の順位チェックツールには、特定のPCにソフトウェアをインストールして使用する「インストール型」が多く見られました。しかし、インストール型には「Windowsでしか動作しない」「計測中はPCを起動し続ける必要がある」といった運用上の制約がありました。

GMO順位チェッカーはWebブラウザ上で動作するため、ソフトウェアのインストールは一切不要です。OSを問わず、Macユーザーでも問題なく利用可能であり、オフィスのPCだけでなく、外出先からスマートフォンやタブレットで最新の順位を確認することもできます。計測自体もサーバー側で自動実行されるため、自社のPCリソースを消費しない点もIT担当者にとっては大きな利点です。

以下の表で、クラウド型とインストール型の違いを整理します。

Google/YahooのPC・スマホ順位を毎日自動取得

SEO対策を行う上で、日々の順位変動を定点観測することは不可欠です。GMO順位チェッカーは、国内シェアの大半を占めるGoogleおよびYahoo! JAPANの検索順位に対応しています。

さらに、検索デバイス（PCとスマートフォン）別の順位をそれぞれ取得可能です。近年、Googleはモバイル検索結果を重視する「モバイルファーストインデックス」を採用しており、PCとスマホの順位が異なるケースは珍しくありません。両方の順位を毎日自動で、1位から100位までの広範囲で計測できるため、施策の効果測定や異常検知を正確に行えます。

手動で毎日順位を確認する作業は膨大な工数がかかりますが、このツールを導入することで、担当者はその工数を分析や施策立案といったコア業務に充てられるようになります。

無料（10キーワード）から使えるコストパフォーマンス

どれほど高機能でも、導入コストが見合わなければ企業の意思決定は進みません。GMO順位チェッカーは、そのコストパフォーマンスの高さで多くのユーザーに評価されています。

まず、無料プランが提供されており、1つのWebサイト（URL）に対して10キーワードまで登録が可能です。この無料プランでも、前述した「Google/Yahoo」「PC/スマホ」の順位自動取得など、基本的な機能はすべて利用できます。

「まずはスモールスタートでツールの使用感を試したい」という企業や、「主要なキーワードだけを抑えたい」という個人事業主の方には十分な内容です。

もちろん、有料プランも非常に安価に設定されています。2025年9月以前の旧プランでは、最も安価な「Pro100」プランは月額550円（税込）で100キーワードまで登録可能でした。（※新プランの料金体系については、公式サイトの最新情報をご確認ください）

低コストで順位チェックの自動化を実現できる点は、費用対効果を重視するB2Bユーザーにとって強力な選択肢となるでしょう。

3. GMO順位チェッカーの料金プラン（無料プランと有料プランの違い）

GMO順位チェッカーは、個人ブログからWeb制作会社まで幅広く対応できる料金体系を持っています。無料プランでできること、有料プランで拡張される機能（URL数、キーワード数）と価格を一覧表でわかりやすく解説します。

※ご注意ください：
本セクションで紹介する料金プランは、2025年9月22日のサービス改定（新規受付停止）以前の「旧プラン」の情報です。2025年10月15日からは「新プラン」の提供が予定されています。あくまで参考値としてご覧いただき、最新の料金体系は必ず公式サイトにてご確認ください。

無料プランでできること（1URL / 10キーワード）

GMO順位チェッカーは、完全無料のプランを提供していました。この無料プランは、機能制限版やトライアル期間ではなく、基本的な順位チェック機能を無期限で利用できる点が大きな特徴です。

主な機能は以下の通りです。

• 登録URL数： 1サイト
• 登録キーワード数： 10キーワード
• 計測エンジン： Google / Yahoo
• デバイス： PC / スマートフォン
• 計測頻度： 毎日自動

「まずはツールの使い勝手を試してみたい」という企業のテスト導入や、「運営するブログの主要キーワードだけを定点観測したい」といった個人事業主の方のニーズには、この無料プランでも十分に対応可能でした。

有料プラン一覧（Pro100〜Pro1000）の料金と機能差

より多くのWebサイトやキーワードを管理する必要がある場合、有料のProプランが用意されていました。プランは登録できるキーワード数に応じて分かれており、上位プランになるほど登録可能なサイト（URL）数も増加します。

旧プランの料金体系（税込）は以下の表の通りです。年額プランで契約すると、月額換算で2ヶ月分が割引となり、長期利用の場合はコストメリットがありました。

※10,000語以上のカスタムプランについても、公式サイトから問い合わせが可能でした。

レポーティングに役立つ有料オプション（ロゴ変更・サブアカウント）

GMO順位チェッカーがWeb制作会社やSEO代理店にも支持されていた理由の一つが、B2B利用を想定した有料オプション機能の存在です。

特に「サブアカウント」機能は、クライアントごとに閲覧権限を付与したり、社内の他部門に状況を共有したりする際に不可欠です。「レポートロゴ変更」機能は、クライアントへ提出するPDFレポートのロゴを自社のものに差し替える機能で、レポーティング業務の効率化とブランディングに役立ちます。

主なオプション機能（旧プラン・税込）は以下の通りです。

ConoHa WINGやロリポップ契約者向けの割引

GMO順位チェッカーは、同じGMOインターネットグループが提供する他のサービスとの連携キャンペーンも強みでした。

例えば、国内最速級のレンタルサーバーである「ConoHa WING byGMO」や、「ロリポップ！レンタルサーバー」の契約者向けに、GMO順位チェッカーの有料プランが割引価格で提供されるキャンペーン（例：2025年5月30日まで開催のものなど）が定期的に実施されていました。

2025年10月15日から提供される新プランにおいても、これらのGMOグループサービス利用者に対する同様の優待プログラムが用意されるか、注目したいポイントです。