導入することになった背景

北海道美深町という、都市部とは環境が大きく異なる地方でクラフトビール事業を立ち上げるにあたり、バックオフィス体制の構築が課題でした。特に、町内には税理士がおらず、隣町まで相談に行かなければならないという物理的な制約がありました。また、代表の高橋氏が製造以外の営業、出荷、経理といった全業務を一人で担当していたため、不得意な経理・会計業務を効率化し、コア業務に集中できる体制を整える必要がありました。

「freee請求書」を選んだ理由

代表の高橋氏が前職のIT企業で会計システム支援に関わっていた経験から、クラウド型で中小企業向けに使いやすく、会計知識がなくとも容易に扱えるシステムとして「freee」の存在を認識していました。「会社設立freee」でコストを抑えて起業した流れで、「freee会計」および「freee請求書」の利用を開始しました。不得意なバックオフィス業務はツールに任せ、得意な分野を伸ばすという方針のもと、直感的なインターフェースで使いやすい点が選定の決め手となりました。

製品の導入により改善した業務

納品書・請求書の発行プロセスが大幅に効率化されました。電話やメールで受けた注文に対し、発行した帳票を商品に同梱するフローがスムーズになりました。また、店舗で利用する「Airレジ」や通販サイトの「BASE」とデータ連携することで、売上データがタイムリーに読み込まれ、日々の売上把握と決算業務の負担が軽減されました。出張先からでも請求書発行や出荷指示が可能になったことで、代表が営業活動で工場を不在にしていても業務が回る体制が整っています。