製品を導入することになった背景

PayPay銀行様は中期5ヶ年計画の下、事業規模の拡大に応じた予算管理システムの整備とガバナンス強化を急務としていました。従来はExcel集計に依存し、超過把握や実績分析に多大な時間を要しており、手作業集計のタイムラグが経営判断を遅らせる要因に。複雑多岐にわたる承認フローや予算粒度への対応不足も併せて課題となっていました。

導入前の課題に対する解決策

新システムでは、既存の経営管理基盤「fusion_place」で予算管理を行い、MAJOR FLOWを発注稟議のワークフローに採用。両者をリアルタイム連携し、予算番号・施策情報を自動共有。複雑な承認ルートは起案時に自動セットされ、承認者の紐付けやラジオボタン選択を活用することで、起案者によるミスを排除しつつ省力化を実現しました。

製品の導入により改善した業務

導入後は年間1,500件を超える予算明細の自動紐付けが可能となり、手作業の集計や問い合わせは激減。承認フローは可視化され、タイムリーに状況把握が可能に。全体で目標の4,500時間削減に対し、すでに2,700時間(60%)の工数削減効果を達成。今後は各部門責任者への権限委譲やデータ分析の高度化を進め、さらなる経営スピードアップとガバナンス強化を図ります。