製品を導入することになった背景

株式会社阪急交通社様は1948年創業の大手旅行会社で、従業員約2,537名、ユーザー約3,200名が既存SaaSパッケージを利用していました。しかし業界特有のツアー下見・添乗など多様な出張申請パターンや、旅費交通費と原価仕訳への柔軟対応は標準フォームでカバーできず、多くを紙申請で運用。倉庫保管やセキュリティ対策負担も大きく、社内限定の承認環境では不在時にワークフローが停止し、コロナ禍のテレワーク推進にも支障が生じていました。

導入前の課題に対する解決策

MAJOR FLOW Zシリーズでは、経費特化のZ KEIHI、汎用申請作成のZ FORM、追加開発対応のZ COREを組み合わせて導入。標準フォームをベースに、出張申請の自動仕訳や複雑承認フローを追加開発で実現し、外部パートナーとも連携して無駄なくコンパクトにシステム化を推進。細やかな権限設定により差し戻しを減少させ、社給スマホからモバイル承認・督促メール自動送信環境も整備しました。

製品の導入により改善した業務

導入後は、出張申請をはじめ社内伺いなど主要稟議業務をほぼ全量で電子化し、紙申請を激減。申請内容に合わせた自動仕訳で経理負荷を軽減し、管理権限の柔軟設定により差し戻し件数も大幅減。承認状況は画面・スマホでリアルタイム可視化され、テレワーク下でもワークフローが滞らず、承認スピードは飛躍的に向上。今後は人事系申請や証憑電子保管サービスなど、さらなる領域拡大を予定しています。