製品を導入することになった背景

エイベックス株式会社は、2017年12月に青山に新しいオフィスビルを設立しました。この移転は、単なる物理的な変更にとどまらず、企業の構造改革と働き方改革を推進する大きな一歩でした。創業30年を迎え、社員数が約1,500名に達した同社は、創業時のマインドを再確認し、ビジネスの環境変化に対応するための全社的な改革を宣言しました。新しい企業理念「Really! Mad+Pure」を掲げ、社内の風土や人事制度を見直すとともに、新オフィスビルの建設を通じて、これらの改革を具現化しました。

導入前に企業が抱えていた課題

エイベックス株式会社は、業界においてアナログな働き方が一般的であったため、働き方の変革には抵抗感を感じる社員も多くいました。特に制作や宣伝部門では、固定席と固定電話に依存した業務が主流で、これが業務効率の低下を招いていました。また、大規模な社員数を抱える中で、社内コミュニケーションの効率化や、柔軟な働き方への移行が求められていました。

導入前の課題に対する解決策

エイベックス株式会社は、新オフィスビルの設計において、「コミュニケーション・コラボレーションが起きる」「働きがいのある」「エンタテインメント企業ならではの機能を備える」という3つのコンセプトを採用しました。また、フリーアドレス制を導入し、全社員にスマートフォンを支給することで、自席に縛られない働き方を実現しました。さらに、社員の居場所や連絡先が分かるWeb電話帳アプリ「Phone Appliの連絡とれるくん」を導入することで、社内コミュニケーションの効率化を図りました。

製品の導入により改善した業務

新オフィスビルでのフリーアドレス制とスマートフォンの導入により、エイベックス株式会社の社員は場所に縛られずに働くことが可能になりました。Web電話帳アプリの導入によって、社員同士が容易に連絡を取り合えるようになり、コミュニケーションが以前よりもスムーズになりました。また、取り次ぎ業務の削減により、業務効率が大幅に向上し、社員は本来の業務に集中できるようになりました。これらの変化は、社内のコミュニケーションの活性化と業務効率の向上に大きく寄与しました。