製品を導入することになった背景

山梨県庁は、東京圏に隣接しながらも、富士山や南アルプスなどの雄大な自然に囲まれています。2027年にはリニア中央新幹線の開業が予定されており、大都市との交流が期待されています。そんな山梨県庁は、端末におけるセキュリティ対策の運用効率化に取り組んでいました。

導入前に企業が抱えていた課題

山梨県庁は、インターネットと庁内LANのネットワーク分離を早期に実施していました。しかし、このネットワーク分離により、インターネット経由でのパターンファイル更新が困難となりました。また、セキュリティ強化のためのアンチウイルスとふるまい検知に関しても、検知されたものが問題かどうか、影響範囲の判断に多くの時間と手間がかかっていました。

導入前の課題に対する解決策

山梨県庁は、PC更改のタイミングで新しいセキュリティ環境を検討しました。その中で注目したのは、CylanceのAIを利用する次世代マルウェア対策製品CylancePROTECTでした。この製品は、パターンファイルの更新が少なく、ネットワーク分離環境にも適していると考えられました。さらに、エムオーテックス株式会社のプロテクトキャットを通じて、Cylanceの技術を活用しつつ、PCの操作ログも取得できるという利点がありました。

製品の導入により改善した業務

CylancePROTET(プロテクトキャット)の導入により、情報政策課が管理する約4,200台のPCのセキュリティ対策が強化されました。この製品により、余計な検知が減少し、運用の手間が削減されることが期待されています。また、ネットワークの負荷軽減や未知の攻撃への対応も可能となりました。さらに、原因特定や影響範囲の絞り込みも迅速に行えるようになりました。