導入前の課題

導入前は、会計・給与計算ソフトの運用においていくつかの課題がありました。特に、賞与の計算回数に制限があり、年に3回以上発生する賞与の計算が別のソフトで行われていたため、業務が煩雑になっていました。また、従来使用していた会計ソフトが複式簿記に対応しておらず、社内で理解できるメンバーが少ないことから月次決算が遅れる問題が発生していました。さらに、バックオフィスの業務は手動で行われることが多く、効率化が求められていました。

改善の施策

改善のために、会計や給与計算をはじめとしたバックオフィス向けソフトの入れ替えを検討しました。その中で、クラウド型のソフトに切り替え、運用の効率化を目指しました。特に、ネットバンクとの連携や情報の見える化、給与明細の簡単な展開ができるようになり、業務のスムーズさを重視しました。さらに、経費精算の無駄なコスト削減や、会計・経費・給与の連携を進めることで、業務全体の効率化を実現しました。

当サービスを選んだ理由

「マネーフォワード クラウド」は、以前の職場で使用していて問題がなかった実績があり、信頼性が高かったため、候補に挙がりました。また、法人向けに特化して開発されており、専門家からの推薦もありました。導入時には、手厚いサポートを受けることができ、2ヶ月という短期間でスムーズに運用を開始することができた点も大きな決め手となりました。

導入後に得られた効果

導入後は、経費精算の課金が利用人数分だけに抑えられ、無駄なコストを削減できました。また、ペーパーレス化が進み、申請者はアプリで簡単に入力でき、管理側もシステム上でチェックできるため、業務が効率化されました。特に、給与計算においては処理確定機能の精度が向上し、チェック作業が大幅に削減されました。さらに、勤怠データの取り込みが簡単で、月初3営業日で250名分の給与計算を完了できるようになり、業務全体のスピードアップが図られました。