製品を導入することになった背景

全国都道府県の販社統合を経て、リコージャパン株式会社は販売・サービス機能を集約しました。組織再編後、業務プロセスの再構築と基幹システムの刷新を進める中で、過渡期の事務負担増加を緩和する必要が生じました。2016年7月、この課題に対処するために、サーバ型RPAツール「BizRobo! Basic」の導入を決定しました。この動きは、業務効率化を目的としたもので、特に間接業務の集中処理を担当する「業務センター」での過渡的な事務処理の増加に対応するための戦略でした。

導入前に企業が抱えていた課題

リコージャパン株式会社は、組織の再編と基幹システムの刷新に伴い、間接業務の増加に直面していました。特に「業務センター」では、過渡期の事務処理が増加し、従業員に大きな負担をかける状況が生じていました。また、ペーパーレス化を推進する中で、従来の方法では対応しきれない業務量とスピードが求められるようになっていました。

導入前の課題に対する解決策

これらの課題に対処するため、リコージャパン株式会社はサーバ型RPAツール「BizRobo! Basic」を導入することを選択しました。BizRobo!は、管理統制に優れ、実装とカスタマイズを集中的に行うことが可能なツールです。事務センターでは、このツールを用いて100体近くのロボットを定常的に稼働させ、単発的な事務処理への対応も行っています。この導入により、業務プロセスの効率化とスピードアップが図られました。

製品の導入により改善した業務

「BizRobo! Basic」の導入により、リコージャパン株式会社は多くの業務改善を実現しました。特に、マスターデータの登録や顧客からの申請データ入力など、定型的な作業において大幅な効率化が達成され、最大9割近い工数削減が実現されました。また、AI-OCRサービスへの応用や新規ビジネス開拓にも積極的に取り組むことができ、会社全体の生産性向上に寄与しています。さらに、ペーパーレス化とクラウド化を推進することで、より柔軟なワークスタイルの実現にも貢献しています。