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ETLツール比較20選|非エンジニアにもわかりやすく徹底解説【2025年最新】

この記事で解説すること

国内調査では2024年時点で23.66%の企業、1,000名以上の大企業では38.16%がすでにETL/データ連携ツールを活用しています。本記事ではETLツールとは何か、ELT・EAIとの違いといった基本から、非エンジニアにもやさしい選び方3軸、AI連携などの最新トレンドまで解説します。「デジタル化の窓口」が独自調査した性能表と、5つの課題別導入事例も紹介。

「ETLツール」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • グループ化
    • ノーコード運用可
    • 文字整形
    • 連携テンプレート
    • スケジュール実行
    • 受発注処理業務対応
    • プログラミングによる独自実装可
    • データマッピング
    • 一定間隔起動
    • フォーマット変換
    • 国内メーカー
    • オープンソースコミュニティ
    • APIアップデート自動対応
    • Git連携
    • データ暗号化
    • データマスキング
    • ワークフロー実行履歴
    • 文字形式変換
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
導入数10,000社以上
初期費用 0円
ASTERIA Warp Standard 要相談
備考
※通常ライセンス
データ連携ミドルウェアのデファクトスタンダード
ASTERIA Warp Standard 200,000円~/月額
備考
※サブスクリプションライセンス
※年契約
データ連携ミドルウェアのデファクトスタンダード
ASTERIA Warp Enterprise 要相談
備考
※通常ライセンス
大規模データ連携基盤
ASTERIA Warp Enterprise 240,000円~/月額
備考
※サブスクリプションライセンス
※年契約
大規模データ連携基盤
制限なし
ASTERIA Warp (Standard/Enterprise)の資料サムネイル
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
業務の自動化・効率化
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
ASTERIA Warp Core 30,000円~/月額
備考
厳選した基本機能をパッケージ化
ASTERIA Warp Core + 60,000円~/月額
備考
基本機能+データベース連携を実現
ASTERIA Warp Core ++ 120,000円~/月額
備考
基本機能 +データベース連携 +リアルタイム連携が可能
制限なし
ASTERIA Warp Coreの資料サムネイル
なし 
電話 / メール / チャット /
kintoneで脱Excel
初期費用 0円
スケジュール実行プラン ¥132,000
備考
料金単位:スケジュール数
月額:3個まで、¥ 13,200
リアルタイム実行プラン ¥198,000
備考
料金単位:実行フロー数
月額:3個まで、¥19,800
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
1,000以上の接続で自在に
初期費用 要問合せ
ランニングコスト 要問合せ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
データ整備~分析まで
初期費用 要相談
利用料金 要相談
備考
ライセンスサーバー上で管理されたライセンスをユーザーがシェアして使う独自のトークン制ライセンスです。
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
サーバーレスでデータ変換
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
利用料金 要相談
備考
使用時間に対する課金制です。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
国産、高速データ統合
初期費用 要相談
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
2,000以上の企業・団体で導入
初期費用 0円
ライトプラン 10万円/月額
スタンダードプラン 30万円/月額
エンタープライズプラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
140以上のデータ接続先
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
STANDARD $100/月額
備考
基本的なプランです。
ADVANCED $1250/月額
備考
データ パイプラインの制御と拡張性をさらに高めたいチーム向けの高度な機能を持つプランです。
PREMIUM $1250/月額
備考
最高のデータ量を持ち、クラス最高のセキュリティとコンプライアンスを必要とする急成長中の組織向けのプランです。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
ローコードで連携自在
初期費用 要相談
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
コード不要で分析
初期費用 要相談
要相談 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
統合~活用を一気通貫
初期費用 要相談
ランニングコスト 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
Microsoft製品とシームレスに接続
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
利用料金 要相談
備考
Microsoft365の利用料金に含まれています。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
速度と信頼性を両立
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
月額で気軽にスタート
初期費用 要相談
利用料金 要相談
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
ETLもBIもこれひとつで
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
基幹システムと連携
初期費用 要相談
ランニングコスト 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
日本企業の為のツール
初期費用 要相談
備考
セットアップ+開始時の構築支援(オンボーディングプログラム)の料金です。
データ基盤プラン 要相談
オールインワンプラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
AWS/Azure等とのパートナーシップ
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
3ステップデータ連携
初期費用 要相談
料金 要相談
制限なし
Reckonerの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

目次

社内に点在するSaaSやExcelのデータを手作業で集計していませんか?「データがサイロ化して分析できない」「月次のレポート作成に時間がかかる」といった課題は、ETLツールで解決できます。ETLは、データの「抽出・変換・格納」を自動化する仕組みです。
この記事では

  • ETLの基本
  • 今さら聞けないELT・EAIとの違い
  • 非エンジニア向けの選び方
  • ETLツールを導入すべき企業
  • 課題・目的別おすすめ製品
  • 1日のデータ処理容量など情シス向け製品性能表

までを徹底解説。デジタル化の窓口が独自調査した主要20製品を比較し、AI連携といった最新トレンドも紹介します。

1. ETLツールとは?「データの整理整頓」を自動化する仕組み

45286_ETL-Process
ETLツールとは、社内に点在する様々なデータを集め、ビジネスに活用できる形に整えるための一連のプロセスを自動化するソフトウェアです。

ETLは、その3つの主要なプロセスの頭文字から名付けられています。

  • Extract (抽出):様々なシステムからデータを抜き出す
  • Transform (変換):データを使いやすい形に加工・整形する
  • Load (格納):整形したデータを分析用の倉庫(DWH)などに入れる

多くの企業では、販売データがCRMに、顧客データが「Salesforce」に、経理データは会計ソフトに、そして各部署の予算進捗はExcelファイルに…というように、重要なデータがバラバラに保管されています。

これらのデータを分析しようとすると、各担当者が手作業でデータを集計し、ExcelのVLOOKUP関数やピボットテーブルを駆使してレポートを作成する、といった膨大な手間と時間がかかります。ETLツールは、この「データの整理整頓」に関わる一連の作業を自動化し、エンジニアでなくても安定的にデータを活用できるようにする「縁の下の力持ち」と言えます。

ETLの3つのプロセスについて、以下の表で概要をまとめます。

プロセス 略称 概要
Extract 抽出 基幹システム、SaaS、DB、ファイルなど、異なる場所からデータを抜き出す
Transform 変換 抜き出したデータを、分析しやすいように整形・加工(クレンジング)する
Load 格納 整形・加工したデータを、データウェアハウス(DWH)などの保管場所へ移す

Extract(抽出):点在するデータ(SaaS, DB)を集める

Extract(抽出)は、ETLプロセスの最初のステップです。これは、社内のあらゆる場所に点在している必要なデータを「集めてくる」作業に相当します。

データが集まる場所は、企業によって様々です。

  • SaaS/クラウドサービス:「kintone」や「Salesforce」のようなCRM/SFA
  • データベース(DB):社内のサーバーで稼働する「Oracle Database」や「MySQL」など
  • ファイル:各部署のファイルサーバーに保存されているExcelやCSVファイル

ETLツールは、これらの異なるデータソースに直接接続するための「コネクタ」や「アダプタ」と呼ばれる専用の出入り口を持っています。これにより、システムごとに手動でエクスポート作業を行うことなく、必要なデータを自動的に一箇所に集約することが可能になります。

Transform(変換):データを「使える」形に整える(名寄せ、クレンジング)

抽出したデータを、分析できる形に整えるステップです。集めてきただけの「生データ」は、そのままでは分析に使えないことがほとんどです。

例えば、以下のようなケースがよくあります。

  • 表記ゆれ:Aシステムでは「株式会社デジタル化」、Bシステムでは「(株)デジタル化」と登録されている
  • 形式の不統一:日付が「2025/11/07」と「令和7年11月7日」で混在している
  • 単位の違い:金額が「1,000,000」(円)と「1000」(千円)で記録されている
  • データの欠損:必須であるはずの住所や担当者名が空白になっている

Transform(変換)プロセスでは、こうした不整合なデータ(ダーティデータ)をルールに基づいて修正・計算可能な形式にします。これを「データクレンジング」と言います。
また、複数のデータベースに散らばっている顧客情報などを照合し、同一の人物や企業などをまとめます。これを「名寄せ」と言います。
これらの地道な作業を自動化することで、初めて信頼できるデータ分析が可能になります。

Load(格納):分析用の倉庫(DWH)に書き出す

Load(格納)は、ETLの最後のステップです。Transform(変換)によって綺麗に整えられたデータを、最終的な目的地である「データの保管庫」へ書き出します。

この保管庫として最も一般的に使われるのが、DWH(データウェアハウス)です。DWHは、大量のデータを保管し、高速で分析・集計することに特化したデータベース(データの倉庫)を指します。
代表的なDWHには、「Google BigQuery」や「Snowflake」などがあります。

ETLツールがデータをDWHにLoad(格納)することで、データはいつでも分析できる状態になります。後は「Tableau」のようなBI(ビジネスインテリジェンス)ツールを使ってDWHに接続すれば、経営層や現場の担当者が好きなタイミングでグラフやダッシュボードを確認できるようになるのです。
ETL-comparison-table

ETLツールの比較表を表示する

2. 【前提知識】ETLとELT・EAI・BIの違いを5分で理解

「ETLツール」について調べ始めると、「ELT」「EAI」「BI」といった類似用語に混乱してしまう方も多いのではないでしょうか。
ツール選定で失敗しないためには、まずこれらの用語の違いを正確に理解することが最初のステップです。特に、最近のETLツールは「BIツール」の機能を備えたものも多く、製品比較にはどちらの知識も不可欠です。ここでは、各ツールの目的と役割の違いを明確に整理します。

まずは、データ活用における各ツールの主な役割を比較表で見てみましょう。

ツール分類 主な目的 処理タイミング データ量
ETL データ分析基盤への加工・集約 バッチ(定期的) 大量
ELT データ分析基盤への集約・加工 バッチ(定期的) 大量~超大量
EAI システム間のデータ連携 リアルタイム(即時) 少量・中量
BI データの可視化・分析 リアルタイム(即時)

この表の概要を踏まえ、それぞれの違いを詳しく解説していきます。

ETLとELTの最大の違いは「変換の場所」

現在、ETLと比較される最も重要な概念がELT (Extract, Load, Transform) です。ETLとELTは、プロセスの順番が入れ替わっているだけに見えますが、その背景には技術的な大きな変化があります。

最大の違いは、Transform(変換)をどのタイミングで、どこ(どのシステム)で行うかです。

  • ETL (従来型) :「抽出」→「変換」→「格納」の順。専用のETLサーバー(データを加工する専門の場所)でデータを綺麗に整えてから、DWH(データの倉庫)に格納します。
  • ELT(クラウド時代型):「抽出」→「格納」→「変換」の順。まず生のデータをそのままDWHに格納し、DWHの強力な処理能力を使って「後から」データを変換します。

近年、なぜELTが台頭してきたのでしょうか?それは、「Google BigQuery」や「Snowflake」のような、クラウドDWH(データウェアハウス)が非常に高性能かつ安価になったからです。

かつてはDWHに負荷をかけないよう、ETLサーバーで事前にデータを加工する必要がありました。しかし今は、DWH自体が非常にパワフルになったため、「生のまま全部DWHに入れて、DWH側で高速に処理(変換)した方が効率的」という考え方(ELT)をされるようになりました。

現状、「ELT」が独立したツールとして提供されていることは少ないです。そのため、「ELTを利用したい」方はELTの機能を持ったETLツールを選ぶとよいでしょう。

以下はETLとELTの違いをまとめた表です。

比較軸 ETL(Extract, Transform, Load) ELT(Extract, Load, Transform)
処理の場所 専用のETLサーバー データウェアハウス(DWH)内
メリット ・DWHに負荷をかけない
・機密情報をDWHに入れる前に加工・マスキングできる
・処理が高速(DWHの能力をフル活用)
・生のデータをDWHに保持できるため、後から分析軸を変えやすい
適した環境 ・オンプレミスのDWHを利用中
・データガバナンス上、変換前の生データをDWHに置けない
・クラウドDWH(BigQuery, Snowflake, Redshift等)を利用中
・大量の非構造化データ(ログ等)も扱いたい

ELTについて、詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

ETLとELTの違いとは?使い分けや選定するためのポイントを徹底解説

EAIとの違い:「バッチ処理」か「リアルタイム連携」か

次に、EAI (Enterprise Application Integration) との違いです。この2つは目的が根本的に異なります。

  • ETL/ELT:「分析」が目的。夜間バッチ(定期的)などで、大量のデータをDWHにまとめて運び、分析できる状態にします。
  • EAI:「業務の自動化」が目的。イベント(例:受注)が発生したら「即時(リアルタイム)」にシステム間でデータを連携させます。

例えるなら、ETLは「全店舗の1日分の売上を、夜間に集計して分析レポートを作る」ためのツールです。一方でEAIは、「ECサイトで注文が入った瞬間に、在庫管理システムと経理システムに即時通知する」ためのツールです。

「データ連携」という言葉で一括りにされがちですが、その目的と得意な処理タイミングが全く異なります。

以下は、ETLとEAIの違いを比較した表です。

比較軸 ETL / ELT EAI
主目的 データ分析・可視化(BI)のためのデータ基盤構築 業務プロセスの自動化・リアルタイム連携
処理タイミング バッチ処理(定期的:毎時、毎日、毎晩など) リアルタイム処理(イベント発生時:即時)
データ量 大量~超大量 少量~中量(1件ずつ)
具体例 全社の売上データをDWHに集約する Salesforce」の顧客情報を会計ソフトに即時反映する

EAIについて、詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

EAIとは|ETLとの違いや選び方のポイントを徹底解説

BIとの違い:「データを整える(ETL)」か「データを可視化する(BI)」か

最後に、BI(Business Intelligence)ツールとの違いです。ETLがデータ活用のプロセスにおける「前工程」であるのに対し、BIは「後工程」の関係にあたります。

  • ETL/ELT前工程。データをDWHに集め、分析できる状態に「整える」のが仕事です。
  • BI後工程。ETLによって整えられたデータを使い、グラフやダッシュボードで「可視化・分析する」のが仕事です。

データ活用のプロセスを料理に例えると、ETLは「食材(データ)を集め、洗い、切って下ごしらえする」シェフの役割です。BIツールは、その下ごしらえされた食材を使って「盛り付け(可視化)し、美味しい料理(レポート)を完成させる」パティシエのような役割と言えます。

Power BI」や「Tableau」といったBIツールにも、「Power Query」のような簡易的なデータ変換(ETL)機能が搭載されています。しかし、扱えるデータ量や加工の複雑さには限界があります。

全社規模の多様なデータを扱う場合は、専用のETL/ELTツールでデータ基盤を整え、BIツールは可視化・分析に専念させるのが一般的な構成です。

データ活用プロセスと各ツールの役割を以下の表にまとめました。

プロセス 役割 主なツール例
1. データ発生 日々の業務でデータが生まれる Salesforce, kintone, 基幹システム
2. 加工・準備 データを集め、整える(下ごしらえ) ETL / ELT ツール
3. 保管 整えたデータを分析用に保管する(倉庫) DWH(BigQuery, Snowflakeなど)
4. 分析・可視化 データを分析し、意思決定に役立てる BIツールTableau, Power BIなど)

\一括でETLツールを比較し、導入を検討したい方はこちら!30秒で比較表をご提供できます。/
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3. 失敗しないETLツールの選び方|非エンジニアが確認すべき3つの軸

まずは自社に本当に合うツールを絞り込むための「判断軸」を決めることが重要です。特に、社内にデータ専門のエンジニアがいない、またはIT担当者が他の業務と兼任しているチームの場合は、以下の3つの軸を必ず確認してください。

3つの軸と、特に非エンジニアの担当者におすすめの選択肢を一覧で確認しましょう。

主な選択肢 非エンジニア(推奨)
専門知識 ノーコードvs要エンジニア ノーコード型
サポート 国産vs海外 国産ツール
コスト 従量課金vsライセンス 従量課金(スモールスタート時)

①専門知識:「ノーコード型」か「要エンジニア型」か

「導入したはいいが、誰も使えない」という事態を避けるため、操作性が自社の体制に合っているかは必ず確認しましょう。

もしデータ活用を推進するのが非エンジニア(例:マーケティング部門、経営企画室)である場合、「ノーコード型」が必須です。これらは、「ASTERIA Warp」や「Reckoner」のように、プログラミング言語を書かずに、ドラッグ&ドロップのマウス操作で処理の流れ(パイプライン)を構築できます。

一方で、データエンジニアが在籍しており、複雑なデータ処理を柔軟にカスタマイズしたい場合は、「AWS Glue」のようにコードも書ける「ローコード型」や、エンジニア向けのツールが適しています。

タイプ 特徴 こんなチームにおすすめ
ノーコード型 GUI操作のみで完結。学習コストが低い 非エンジニア、兼任IT担当者
ローコード/要エンジニア型 コード記述で複雑な処理も可能。柔軟性が高い データ専門のエンジニアが在籍

②サポート:「国産ツール」か「海外ツール」か

見落としがちですが、特に非エンジニアが運用する場合、サポート体制は重要です。導入後に「エラーで処理が止まった」「設定方法が分からない」という壁に必ずぶつかります。

国産ツールの最大の強みは、マニュアルやサポート窓口が日本語に完全対応している点です。日本の商習慣に合わせた機能(例:全角・半角の変換)が標準搭載されていることも多く、安心感が違います。(「ASTERIA Warp」,「trocco」など)

一方で、海外ツールは、グローバルでの実績が豊富で、最新機能の追加が早い傾向にあります。ただし、サポートが英語ベースであったり、日本語の情報が少なかったりする場合があります。(「Talend」や「AWS Glue」,「Power Query」など)

タイプ メリット デメリット・注意点
国産ツール 日本語サポートが手厚い 最新トレンド(AI連携等)の反映が海外より遅い場合がある
海外ツール 機能が豊富で、グローバルスタンダード マニュアルやサポートが英語中心の場合がある

③コスト:データ転送量か、機能ごとか

料金体系はツールによって様々です。自社のデータ量と将来的な拡張性を見据えて、最適なプランを選ぶ必要があります。

主な料金体系は「従量課金制」と「ライセンス(サブスクリプション)型」の2種類です。

「従量課金制」は、「AWS Glue」や「trocco」のように、処理したデータ量や時間に応じて費用が発生します。データ量が少ないうちはコストを抑えてスモールスタートできるのがメリットですが、処理量が増えると高額になる可能性もあります。

「ライセンス型」は、「ASTERIA Warp」のように、機能や利用できるサーバー数に応じて年額・月額が固定されています。データ転送量を気にせず使いたい放題になるのがメリットですが、初期コストは高めになる傾向があります。

料金体系 メリット デメリット・注意点
従量課金制 スモールスタートが可能 データ量が増えると高額になる可能性
ライセンス型 コストが固定(転送量を気にせず使える) 初期コストが高めになる傾向

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4.【20選】おすすめETLツールを用途別に徹底比較

上記の「選び方の軸」に基づき、ツールを紹介します。まずは「デジタル化の窓口」が独自に調査したETLツールの「性能比較表」で、全体像を掴んでください。「性能比較表」を見るうえで必要な用語の解説は以下にまとめています。

性能指標 用語解説 用語の詳細な説明/こんな企業におすすめ
最大スケールアウトノード数 処理ユニットを増やせる上限・拡張性 処理ユニット数が増える=同じ時間内に処理できるデータ量(スループット)が上がる。「無制限」・「自動スケールアウト」はクラウド側で必要に応じてノードを増やしてくれるということ。
対応コネクタ数 接続できるSaaSやDBの多さ 1,000以上はエンタープライズ企業向け/150前後は日々のSaaS連携(例:Gmail→Slack→kintone)を自動化したい企業向け。
ジョブ平均遅延 処理のリアルタイム性 ジョブ平均遅延が短いほど、ジョブがスケジュール通りに開始されるため、バッチ処理が指定された時間内に収まる可能性が高くなる。
データ処理容量(TB/日) 実運用で処理できるデータ量 ビッグデータ・顧客データ・大量のログなどを処理したい場合は重要な指標。
最大同時実行パイプライン数 ジョブ/パイプラインを並列で動かせる数 これが低いと、ジョブが順序待ちになってしまい、夜間ウィンドウなどが長くなる可能性あり。

※デジタル化の窓口による調査結果

製品名
最大スケールアウトノード数
水平スケールアウト時に追加可能なサーバーノードの最大台数を示し、分散処理による性能拡張限度を表します。
ジョブ平均遅延 (分)
ジョブ起動トリガーから実際の処理開始までに要する平均待機時間を分単位で示し、システム応答性の指標となります。
データ処理容量 (TB/日)
一日の稼働において処理可能なデータ量の目安をテラバイト単位で示し、バッチ処理やストリーム処理性能を評価します。
対応コネクタ数
標準提供されている外部データソース接続用コネクタの種類数を示し、接続可能システムの多様性を表します。
最大同時実行パイプライン数
システム上で同時に稼働させることができるデータ処理パイプラインの総数(同時並列実行数)の上限値を示します。
なし
中程度
入力8種/出力9種
1本
無制限
リアルタイム
40TB/日 以上
1000種類以上
制限なし
基本1
用途次第
中規模
主要データソース対応
~3本
300ノード相当
約1分
40 TB以上/日
200種類以上
250本
明確な上限値は非公開、クラウド・複数サーバ対応
数分
1,000億件の処理実績、数TB/日規模も可能
主要RDBMS・DWH・ERP・業務アプリ・多様なファイル等多数
サーバーのCPUコア数に依存
数台規模
秒〜分程度
大規模対応
100種類以上
32本
非公開
1TB/日以上
100種以上
100種
SaaS-managed(自動管理)
数分
非公開
140種類以上
制限なし
無制限
1分未満
33TB/日
数百種
10本
マルチノード構成可
非公開
ハード依存
80種以上
物理/論理コア数に依存
無制限
用途次第
PB級対応
50種類以上
制限なし
1
1分以上
大規模データ処理に対応
基本コネクタ中心
32本
1
数秒〜数十秒程度
理論上無制限
500種類以上
1本
無制限
用途次第
大規模対応
多種多様
制限なし
SaaS-managed(自動管理)
低(小規模データは数秒程度)
小〜中規模(TB級の大量データ処理は非想定)
3種(Excel CSV データベース(JDBC 接続))
1本
無制限
ケース次第
TB級
100種類以上
制限なし
1
分単位
大規模対応
入力8種/出力9種
制限なし
スケールアップ志向
バッチ処理特化
世界最速級
多数
制限なし
非公開
非公開
10GB/月~無制限プラン
100種以上
ワークフロー数無制限

この「性能表の数値」と前章での選び方を根拠に、20製品を目的別の5カテゴリーに分類して紹介します。

目的/カテゴリ 主なツール
国産のツールを使いたい/ノーコードで使いたい ASTERIA Warp」/「ASTERIA Warp Core」/「Waha! Transformer」/「Reckoner」/「 trocco」/「qanat2.0」 /「KrewData」/「データ統一クラウドSrush」/「ちょこっとデータ変換/加工
分析(BIツール)の下準備として使いたい Power Query」/「Alteryx Designer」/「RapidMiner
DWH連携やスピードを重視したい AWS Glue」/「Stitch」/「Talend」/「Informatica Cloud Data Integration
基幹システムと連携したい/大規模・複雑な要件に対応したい Oracle Data Integrator」/「IBM InfoSphere DataStage」/「Pentaho」/「Precisely Connect

【国産・ノーコード型】サポート重視で安心スタート派に

「ノーコードの操作性」と「日本語サポートの手厚さ」を重視する、日本のDX担当者や非エンジニア部門に最適なグループです。無料で利用できるものや、小規模・簡易的なデータ加工に特化したもの、大規模運用にも対応したものまで様々です。

ASTERIA Warp/ASTERIA Warp Core

  • 国産ETLの代表格。完全ノーコードで、日本語GUIも非常に直感的
  • データフローのひな形が豊富で、ドラッグ&ドロップで構築できる
  • GUIベースの操作性と100以上の豊富なアダプターで多様なシステム連携に対応
  • 大規模環境でも安定稼働

アステリア株式会社ASTERIA Warp/ASTERIA Warp Coreは、専門的な知識がなくても利用できるノーコードで設計開発を行うことで、様々なシステムやサービスと連携し、業務の自動化・効率化やデータの活用を実現するデータ連携ツールです。18年連続国内シェアNo.1の簡単データ連携ツールで、国内シェアNo.1シェア率56.9%、導入実績1万社以上、対応データソース100種類以上の実績があります。ノーコード技術で業務の自動化を支援します。

Waha! Transformer

  • 大量データのバッチ処理・リアルタイム処理の両方に対応
  • 高負荷環境でも安定したパフォーマンスを発揮
  • 作り手が「欲しい!」と感じるメンテナンス機能を随所に搭載

株式会社ユニリタWaha! Transformerは、いつでも、どこでも、だれにでも、データ加工連携の「ユニバーサル」を実現する純国産ETLツールです。いつでも、用途に応した豊富な製品サービスラインナップしています。オンプレ・SaaS・PaaSなど、用途に応じて選べます。どこでも、IoTデータやクラウドサービス連携を充実しており、アプリケーションとの接続の拡張を続けています。だれにでも、ブラウザでの実行や操作性の向上しています。

Reckoner

  • 国産&クラウド完結のGUI型ETLツール。データ連携フローを視覚的に構築
  • データ加工〜集計〜Slack通知などまでワンストップで設定可
  • SaaS連携も多く、エンジニアがいない企業でも業務効率化に使える

株式会社スリーシェイクReckonerは、直感的なインターフェースのノーコード型ETLツールです。通常のデータ連携では連携のためのプログラムが必要となりますが、Reckonerであればプログラム不要でSaaSとデータ分析基盤統合を実現でき、初期の設定からデプロイまでを直感的な操作で行えます。インフラ環境はスリーシェイクが運用している基盤を利用できるため、環境構築やバックアップ、セキュリティ対応などが不要であることも強みです。

trocco

  • GUIベースの国産ETL+データパイプライン自動化ツール
  • データ転送〜加工〜DWH格納までノーコードで設定可能
  • データカタログ/スケジューラなども一体型で、少人数チームでも運用が回しやすい

株式会社primeNumbertroccoは、ETL/データ転送・データマート生成・ジョブ管理・データガバナンスなどのデータエンジニアリング領域をカバーした、分析基盤構築・運用の支援SaaSです。すべてのデータエンジニアが、攻めのデータ分析に集中できるように、データエンジニアリングの泥臭い作業をなくし、攻めの仕事に集中できるように支援します。あらゆるデータの連携・整備・運用を自動化し、スピーディーにデータ活用環境を整備できます。

qanat2.0

  • 無償で提供されている純国産のデータ連携ツール
  • CSVなどのファイル連携を自動化したい中小企業におすすめ
  • シンプルな操作で複数システムをドラッグ&ドロップで簡単に連携

JBCC株式会社qanat2.0は、企業内外の多様なデータを効率的に連携・変換し、業務の効率向上と運用コスト削減に寄与するデータ連携ツールです。企業内外の様々なデータをノンプログラミング(ドラッグ&ドロップやアイコンによる直感的な操作)で簡単に他のシステムへ連携・変換し、業務の効率UP・運用コスト削減に貢献します。kintone/Salesforce/Amazon S3/@Tovasなど基幹システムとの情報連携も可能です。

KrewData

  • kintone上で動作するETLツール。集計の実行結果はkintone上のログで確認可能
  • 既存の業務システムを壊さず、データ加工や集計を簡単に自動化できる
  • パズルをつなぐ感覚で集計コマンドを操作

メシウス株式会社KrewDataは、ビジネスにおけるデータ処理を革新します。簡単な操作で、様々なデータを結合・集計し、kintoneアプリのカスタマイズ不要で活用できます。KrewDataは、kintoneアプリを横断してデータを集計・加工するプラグインです。パズル感覚でコマンドを組み合わせ、直感的なデータ編集フローでノンプログラミングによる集計が可能です。外部SaaSや基幹システム、Excel業務データを自在に連携し、実行結果を一元管理できます。

データ統一クラウドSrush

  • 100種類以上の豊富な連携先とデータを繋ぐことが可能
  • Snowflakeを基盤としたノーコードデータ加工機能で直感的にデータを統合加工AmazonQuickSightも標準機能
  • データ連携・データ基盤・BIのほか、要件定義・社内教育・ダッシュボードデザインなど幅広く充実

株式会社Srushデータ統一クラウドSrushは、データ分析に必要な機能を備えたオールインワンデータ分析ツールです。御社専用のデータマネジメントプラットフォームを構築から運用までオールインパッケージで提供しているため、分析サイクルが高精度かつ高速で回転します。国産アプリなど100種類以上のサービスと連携が可能で、オールインワンだからこそ、サポートもワンストップで提供でき、手厚い支援を受けられることが利点です。

ちょこっとデータ変換/加工

  • 簡単なデータ加工・変換を手軽に行いたい方向け
  • 小規模な用途や個人事業での活用にもおすすめ
  • 業務で使える豊富なテンプレートで、すぐに業務改善を体感

株式会社ユニリタちょこっとデータ変換/加工は、Excel・CSV・データベースなどのデータを変換/加工するETLツールです。コントロールパネルからサーバー作成のみで利用でき、面倒なインストール作業は必要ありません。テンプレートを利用すればデータ作成の工数を削減でき、経営会議資料や売上報告書、アンケートの集計等、Excelレポート作成、システムのロード用データ作成などデータの集計・加工にかかる業務の効率化を実現します。

【セルフサービスBI・分析型】分析担当者が「自分で」データを整える

ETL専用ツールというより、「データ分析プラットフォーム」の一部として、分析担当者自身がデータ準備(クレンジング)を行うためのツール群です。性能表の「最大同時実行パイプライン数」が~3本(製品例)など、個人や部門レベルの利用が想定されています。ETL専用機ではなく、分析プロセスの一部として使います。

Power Query

  • Excel/Power BIと親和性が高く、セルフサービス分析に最適
  • ドラッグで列結合やクレンジングが簡単にでき、軽めのデータ統合に向いている
  • 機能がリボンに網羅されているため、マクロやSQL等のクエリのスキルが不要

Microsoft CorporationPowerQuery は、データ変換およびデータ準備エンジンです。ユーザーインターフェイスは、わかりやすいリボン、メニュー、ボタン、対話型コンポーネントのセットが特徴です。本製品には、ソースからデータを取得するためのグラフィカルインターフェイスと、変換を適用するためのエディターが付属しています。 本製品を使用すると、データの抽出、変換、および読み込み(ETL)処理を実行できます。

Alteryx Designer

  • 海外製。ノーコードで複雑なデータ準備と分析フローを構築できる
  • 分析・可視化機能を備えたエンタープライズ向けツール
  • データサイエンティストだけでなく、業務部門でも使える柔軟性が特徴

アルテリックス・ジャパン合同会社Alteryx Designerは、アナリティクスのパワーで誰もが問題解決スキルを得られます。世界中のトップ企業がAlteryxを使用してデータと分析の可能性を広げ、誰もがデータを活用し、画期的な成果へとつなげられる業務環境を実現しています。分析の成熟度を把握でき、データはあらゆる人の強みになります。データ分析、機械学習、データサイエンスをエンドツーエンドで自動化しデジタルトランスフォーメーションを加速させます。

RapidMiner

  • 海外製。データ分析や予測モデルの構築に強い無料ツール
  • プログラミング知識がなくてもデータ加工・分析が可能
  • AI/機械学習(ML)のプロセスにETL機能が組み込まれている
  • 教育機関などにも広く活用されている

Altair Engineering Inc.RapidMinerは、組織の全ての人がAI・機械学習に関わることを可能とし、企業競争力を飛躍的に向上させるためのデータサイエンスプラットフォームです。データ可視化、データ加工、モデル作成、評価、運用まで全て行うことができます。直感的なインターフェースで簡単に使用することができ、40種類以上のファイルタイプを読み込むことができます。AIによるデータ分析も可能です。

【クラウドネイティブ・ELT型】DWH連携とスピード重視派に

ELTアプローチが得意なツール群です。「Google BigQuery」や「Snowflake」などクラウドDWHのパワーを最大限に活かします。性能表でも「データ処理容量」がTB/日以上、「スケールアウト」が自動管理(SaaS-managed)など、大規模データ処理に最適化されています。

AWS Glue

  • AWS環境との親和性が最強のサーバーレスETL/ELT
  • サーバーレスで Excel/CSV/RDS/SaaS を一元読み込み可能
  • スケーラブルでバッチにも強い
  • ローコードで、デベロッパーからビジネスユーザーまで幅広いユーザーが使用できる

Amazon Web Services, Inc.AWS Glueは、データの準備をより簡単、迅速、低コストにするサーバーレスデータ統合サービスです。70 を超える多様なデータソースを検出して接続し、一元化されたデータカタログでデータを管理し、ETL パイプラインを視覚的に作成、実行、モニタリングして、データをデータレイクにロードできます。初期費用は発生せず、料金は従量課金制で、無料トライアルを実施しています。

Stitch

  • SaaS→DWH連携に特化し、1000社以上の現場で採用されている軽量ETL
  • 必要最低限の設定ですぐに使えるシンプル設計が特徴
  • 初期設定が簡単で、Excel/CSV→データ基盤投入がスムーズ

Qlik Technologies Inc.Stitchは、130以上のデータソースに対応している世界的なETLツールです。拡張機能により、チームが必要とするデータソースをサポートできます。スケーラビリティとパフォーマンスに関して、1 日あたり数十億のレコードを処理し、データボリュームを拡大または縮小できるのも特長のひとつです。また、データパイプラインで発生したエラーを検出して報告してくれるなど、アテンション機能も充実しています。

Talend

  • 海外製。GUI ドラッグ&ドロップでフローを見える化でき属人化しにくい
  • Git/SVN でジョブのバージョン管理 が可能(OSS 版でも対応)
  • Data Quality やAPI管理も同社製品にそろい、組織横断で標準化しやすい
  • Excel・CSV・DB・SaaSの混在データへの対応力が高い
  • 日本語ドキュメントは少なめなので注意が必要

Qlik Technologies Inc.Talendは、データ管理において真の価値を提供する高度なETLツールです。企業のデータ統合、データクオリティ、データガバナンスを一元的に管理するローコードプラットフォームで、Toyota、Lenovo、Domino’s Pizza、ABInBev、eBayなど、数千の組織が活用し、データをビジネス成果に変えています。

Informatica Cloud Data Integration

  • 海外製。ほとんどすべての主要なエンタープライズデータベースやデータウェアハウスシステムに接続できる汎用性の高さがポイント
  • 必要なデータ統合とクレンジング処理をした上で、必要なデータのみをロード
  • ノンプログラミングで開発可能なツール

Informatica Inc.Informatica Cloud Data Integrationは、クラウド環境でデータ統合ライフサイクル全体をサポートするETLツールです。2022年時点でシリーズ累計5,000社以上の導入実績がある世界的なサービスで、あらゆるデータマネジメント課題をワンプラットフォームで解決します。すぐに使い始められる高パフォーマンスなコネクタを使用して、多くのタイプのソースからのデータを統合できるのが特長です。

【高機能・エンタープライズ型】大規模・複雑な要件に

基幹システム(メインフレームなど)との連携や、全社的なデータガバナンスが求められる、大規模・複雑なデータ基盤に対応するツール群です。性能表のほぼ全ての指標(コネクタ数、処理容量、スケールアウト)で最高レベルの数値を持ちます。(そのぶん料金は増える傾向にあります)

Oracle Data Integrator

  • Oracle製品との親和性が高く、複雑なトランスフォーメーション処理を効率的に設計可能
  • ERPやDWHとの連携にも強い
  • GUI・ODI Studioでコード自動生成、開発・運用コスト抑制に

Oracle CorporationOracle Data Integratorは、大容量で高パフォーマンスのバッチから、イベントドリブンでトリクルフィードの統合プロセス、およびSOA対応データ・サービスまで、すべてのデータ統合要件を満たす包括的なデータ統合プラットフォームです。新しいフローベースの宣言型ユーザー・インターフェイスを採用し、Oracle GoldenGateとより緊密に統合して、開発者の生産性を高め、優れたユーザー・エクスペリエンスを提供します。

IBM InfoSphere DataStage

  • 基幹系システムとの連携や複雑なETLジョブ設計に対応
  • AI連携や並列処理など、大規模環境での実績が豊富
  • 多階層のデータパイプラインを管理したい大企業に適している

日本アイ・ビー・エム株式会社IBM InfoSphere DataStageは、データ統合ツールの中でも業界最高水準で、データの移動および変換のジョブを効果的に設計、開発、実行することを支援します。オンプレミスまたはクラウド環境で使用可能で、クラウドネイティブなInsightプラットフォーム上でモダナイズのETLツールを提供しています。

Pentaho

  • 日立系。OSSベースで、BI機能まで含むプラットフォーム
  • OSS由来で サーバを社内Git+Jenkinsで管理しやすい → DevOpsと親和性高
  • グラフィカルな変換ジョブを「XML」として保存 → バージョン差分が取れる
  • 商用版はユーザー・ロール管理や運用ダッシュボードが付き、可視化レポートも一体化

株式会社日立製作所Pentahoは、データ収集・抽出・加工・出力を実行するETLと、 データ可視化・データ分析を実行するBIをオールインワンで提供し、アジャイルでのデータ利活用を可能にするプラットフォームです。 GUIを使ってプログラミングレスで開発できるため、ビジネス部門のユーザーの方でも容易に利用できることが特徴です。180か国で2,000社以上のリーディング企業や政府官公庁において、15,000件を超える導入実績があります。

Precisely Connect

  • 海外製。メインフレームやレガシーシステムからのデータ連携に強み
  • AWSとの連携で効率化、新しいソースにも迅速に対応
  • ワンソリューションアプローチでデータを一括管理

Precisely Holdings, LLCPrecisely Connect は、レガシーシステムから次世代クラウド、データプラットフォームにデータをシームレスに統合できるETLツールです。メインフレームソートや IBM i のデータ可用性およびセキュリティ分野のリーダーとして Preciselyが数十年にわたって積み重ねてきた専門知識を活用して、複雑なデータへのアクセスと統合で業界をリードしています。ELTおよびCDCのさまざまなソースとターゲットのサポートも充実しています。

無料で利用できるETLツール

無料のETLツールは、以下の記事で解説しています。

無料で利用可能なETLツール4選|選定方法や導入事例も紹介

5.ETLツールを導入すべき企業とは?課題別導入事例5選

「デジタル化の窓口」では、ETLツールなど2010件のIT製品の導入事例4667件を紹介しています。

ETLツールの導入事例を分析してわかった、「ETLツール導入前のよくある課題」や「課題に対する解決パターン」を紹介します。実例に基づいたリアルな声をお届けします。

課題 事例の概要 解決策
1 データが属人化している 属人化した自作バッチや、既存のETLツールは制約が多く使い勝手が悪かった 誰にでも扱えて汎用性が高く、ビジュアル的に操作できるETLツールを導入した
2 顧客情報やデータが点在し、Excelなどで管理している 案件情報をExcelで転記しており、担当者の作業負荷が高騰していた ノーコードGUIでフローを組み、定型レポートを自動生成した
3 データ転送に時間がかかり、ヒューマンエラーが多い SalesforceとHubSpotのデータをBigQueryへ手動転送しており、毎月60時間かかっていたほか、ミスもあった GUIでパイプラインを定義し、定時バッチを完全自動化した
4 サービスごとに環境がバラバラでデータが分析に利用できない データ蓄積先がサービスごとに散在していた 多フォーマット対応ETLツールを導入してDWHへ一元化、データ分析が可能な形に
5 コストを最適化したい データベースの保守費用増大と最大49時間に及ぶバッチ処理時間が課題だった DBより高速処理が可能なETLツールを組み合わせ、ガバナンス機構を実装した

①データ管理が属人化している

データの取り扱いやツールの運用方法が特定の担当者に依存してしまっている企業も少なくありません。「あの人しか操作方法がわからない」といった状況が発生すると、担当者の異動や退職が大きなリスクになります。

45286_Waha!Transformer
出典>Salesforceと基幹システムの連携など、柔軟なデータ連携の基盤づくりを実現|株式会社ウィルグループ 様|導入事例 | 簡単・高速・信頼の純国産ETL:データ連携ツール Waha! Transformer
  • 業種:人材サービス
  • 導入した製品Waha! Transformer
  • 従業員数:1,001名以上

人材サービス事業を行う株式会社ウィルグループは、属人化した自作バッチや、制約が多く使い勝手の悪いBIツール付属ETLでのデータ連携に課題を抱えていました。
Salesforce連携を短期間で実現でき、多様なDBやファイルと柔軟に連携可能な点や、プログラム経験が薄いメンバーでも扱える汎用性の高さを決め手に「Waha! Transformer」を導入しました。
開発工数の半分以下への削減や、現場へのデータ提供を数時間から数分へ短縮したほか、処理の可視化による属人化解消とメンテナンス性向上も実現しました。

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データ管理が属人化している企業のETLツール選定ポイント

  • 操作ログやバージョニング、ロール(アクセス権限設定)があり、誰がいつ何をしたか履歴が残せるか
  • ブラウザベースやクラウドインターフェースにより、ジョブ設計や設定をチームで共有・共同編集できる構成があるか

このような観点からETLツールを検討するのがおすすめです。

ほか「データ管理が属人化している」企業におすすめの製品

②顧客情報やデータが点在し、Excelなどで管理している

顧客情報や売上データ、マーケティングデータが複数のシステムやファイルに分散しているケースもよくあります。特にExcelやスプレッドシートでの手動管理が続いていると、データの更新遅れや整合性の欠如といった問題が発生します。

45155_ASTERIA-Warp-Core
出典>【株式会社 ケーホウ】データ連携事例|データ連携ツール「ASTERIA Warp」|EAI/ESB国内シェアNo.1|アステリア株式会社

株式会社ケーホウでは案件データを日々Excelに手入力しており、担当者の作業負荷が深刻化していました。データ更新漏れやミスも増え、レポート作成に多大な時間がかかっていた状況です。このような課題には「ASTERIA Warp Core」を導入し、ノーコードで直感的にフローを設計し、自動で転記・レポート出力する環境を構築しました。人手による作業をゼロにし、月単位で数十時間におよぶ工数を削減できた点が大きな成果となっています。

ASTERIA Warpとは?機能・料金・導入事例3選を徹底解説

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顧客情報やデータが点在し、Excelなどで管理している企業のETLツール選定ポイント

  • Excel・CSV・オンプレDB・クラウドDB・SaaSなどの様々なデータ形式にそのまま対応できるコネクタが揃っているか
  • 重複排除、型の統一、クレンジングなど品質担保のための標準機能があるか

このような観点からETLツールを検討するのがおすすめです。

ほか「顧客情報やデータが点在し、Excelなどで管理している」企業におすすめの製品

③データ転送に時間がかかり、ヒューマンエラーが多い

SaaS(SalesforceやHubSpotなど)のデータをDWH(BigQueryなど)へ手動で転送しており、毎月60時間もの工数がかかっているケースがあります。担当者がCSVをダウンロードし、手作業でアップロードする運用は、時間がかかるだけでなく、コピー&ペーストのミスやファイルの取り違えなど、ヒューマンエラーの温床となります。その結果、データ分析が遅延し、経営陣が間違ったデータで意思決定を行うリスクが発生します。

45286_trocco
出典>SFAとMAのデータの集約で、一気通貫したデータ分析が可能に。月60時間のデータ転送業務が0時間、データ転送のミスも0に!
  • 業種:人材サービス
  • 従業員数:101-300名
  • 導入した製品trocco

新卒紹介を行う株式会社irodasは、SalesforceとHubSpotのデータをtroccoでBigQueryへ自動連携しました。夜間に定期転送するフローを構築し、手作業だったデータ転送(毎月60時間)が0時間、転送エラーも0件に改善。経営・マーケ会議での分析も一気通貫で実施できるようになりました。

扱いやすいGUIのETLで転送を自動化し、コスト削減と意思決定のスピードを両立した好例です。

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データ転送に時間がかかり、ヒューマンエラーが多い企業のETLツール選定ポイント

  • 転送プロセスをスケジュール(定時実行)で完全自動化できるか
  • エラー発生時に通知やリトライ(自動再実行)をする機能があるか
  • 非エンジニアでもパイプライン(データの流れ)を設定できるGUIか

このような観点からETLツールを検討するのがおすすめです。

ほか「データ転送に時間がかかり、ヒューマンエラーが多い」企業におすすめの製品

④サービスごとに環境がバラバラでデータが分析に利用できない

部門ごとにCRM、MA、SFAが乱立し同じ顧客が複数IDで存在する、オンプレミスのデータベースとSaaSが混在し、横串レポートが作れないなどのケースがあります。サイロ化をそのままにしておくと、顧客360°ビューや一括KPI集計ができず、意思決定が属人的にバラバラのマスタを手動突き合わせることになり、工数とミスが増大するリスクがあります。

45147_ASTERIA-Warp
出典>【株式会社DDホールディングス(現:株式会社DDグループ)】データ連携事例|データ連携ツール「ASTERIA Warp」|EAI/ESB国内シェアNo.1|アステリア株式会社
  • 業種:旅行・宿泊・飲食
  • 従業員数:1,001名以上
  • 導入した製品ASTERIA Warp

複数の業務アプリを導入していた株式会社DDホールディングスでは、各システムのデータが分断され全社分析が困難な状態でした。ASTERIA Warp」を採用することで、SaaS、オンプレDB、ファイルなど多様なソースからデータを収集し、DWHやBI基盤へ自動投入する仕組みを内製化しました。これにより複数サービスを横断した分析が可能となり、データ部門による手動作業を大幅に削減できました。

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サービスごとに環境がバラバラでデータが分析に利用できない企業のETLツール選定ポイント

  • CSV、Excel、オンプレDB、クラウドDB、SaaS、APIなど、複数のデータ形式・システムと確実につながるか
  • 大量データの定期処理でもエラー耐性、処理の安定性があるか
  • 加えてログ・監査・再実行機能が付いているか

このような観点からETLツールを検討するのがおすすめです。

ほか「サービスごとに環境がバラバラでデータが分析に利用できない」企業におすすめの製品

⑤コストを最適化したい

 

45286_Precisely-Connect
出典>データベース・オフロードにより処理の高速化とコストダウンを実現! ~大量の数理統計データ処理基盤を刷新~ | アシスト
  • 業種:公共機関・非営利団体
  • 従業員数:1,001名以上
  • 導入した製品Precisely Connect

損害保険の料率算出を行う損害保険料率算出機構は、データベースの保守費用増大と最大49時間に及ぶバッチ処理時間を課題としていました。性能と保守性の観点からCOBOLと高速なETLツール「Precisely Connect」の組み合わせを選定しました。導入の結果、脱データベースによる大幅なコスト削減と、バッチ処理時間を約1/4(14時間)まで短縮することを実現し、業務効率化にも繋がりました。

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コストを最適化したい企業のETLツール選定ポイント

  • 処理・ストレージ量に応じた従量課金制で、自動スケール設計であるか
  • 運用の手間が少なく、自動化に対応しているか(SaaS型ETLなら運用負荷が少なく、DR/ロールバック対応が標準のものが多い)

このような観点からETLツールを検討するのがおすすめです。

ほか「コストを最適化したい」企業におすすめの製品

以下の記事では、ETLツールのより多くの導入事例を紹介しています。

ETLの導入事例9選|導入前の課題や導入後の効果を紹介

「ETLツール」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • グループ化
    • ノーコード運用可
    • 文字整形
    • 連携テンプレート
    • スケジュール実行
    • 受発注処理業務対応
    • プログラミングによる独自実装可
    • データマッピング
    • 一定間隔起動
    • フォーマット変換
    • 国内メーカー
    • オープンソースコミュニティ
    • APIアップデート自動対応
    • Git連携
    • データ暗号化
    • データマスキング
    • ワークフロー実行履歴
    • 文字形式変換
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
導入数10,000社以上
初期費用 0円
ASTERIA Warp Standard 要相談
備考
※通常ライセンス
データ連携ミドルウェアのデファクトスタンダード
ASTERIA Warp Standard 200,000円~/月額
備考
※サブスクリプションライセンス
※年契約
データ連携ミドルウェアのデファクトスタンダード
ASTERIA Warp Enterprise 要相談
備考
※通常ライセンス
大規模データ連携基盤
ASTERIA Warp Enterprise 240,000円~/月額
備考
※サブスクリプションライセンス
※年契約
大規模データ連携基盤
制限なし
ASTERIA Warp (Standard/Enterprise)の資料サムネイル
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
業務の自動化・効率化
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
ASTERIA Warp Core 30,000円~/月額
備考
厳選した基本機能をパッケージ化
ASTERIA Warp Core + 60,000円~/月額
備考
基本機能+データベース連携を実現
ASTERIA Warp Core ++ 120,000円~/月額
備考
基本機能 +データベース連携 +リアルタイム連携が可能
制限なし
ASTERIA Warp Coreの資料サムネイル
なし 
電話 / メール / チャット /
kintoneで脱Excel
初期費用 0円
スケジュール実行プラン ¥132,000
備考
料金単位:スケジュール数
月額:3個まで、¥ 13,200
リアルタイム実行プラン ¥198,000
備考
料金単位:実行フロー数
月額:3個まで、¥19,800
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
1,000以上の接続で自在に
初期費用 要問合せ
ランニングコスト 要問合せ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
データ整備~分析まで
初期費用 要相談
利用料金 要相談
備考
ライセンスサーバー上で管理されたライセンスをユーザーがシェアして使う独自のトークン制ライセンスです。
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
サーバーレスでデータ変換
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
利用料金 要相談
備考
使用時間に対する課金制です。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
国産、高速データ統合
初期費用 要相談
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
2,000以上の企業・団体で導入
初期費用 0円
ライトプラン 10万円/月額
スタンダードプラン 30万円/月額
エンタープライズプラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
140以上のデータ接続先
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
STANDARD $100/月額
備考
基本的なプランです。
ADVANCED $1250/月額
備考
データ パイプラインの制御と拡張性をさらに高めたいチーム向けの高度な機能を持つプランです。
PREMIUM $1250/月額
備考
最高のデータ量を持ち、クラス最高のセキュリティとコンプライアンスを必要とする急成長中の組織向けのプランです。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
ローコードで連携自在
初期費用 要相談
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
コード不要で分析
初期費用 要相談
要相談 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
統合~活用を一気通貫
初期費用 要相談
ランニングコスト 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
Microsoft製品とシームレスに接続
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
利用料金 要相談
備考
Microsoft365の利用料金に含まれています。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
速度と信頼性を両立
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
月額で気軽にスタート
初期費用 要相談
利用料金 要相談
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
ETLもBIもこれひとつで
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
基幹システムと連携
初期費用 要相談
ランニングコスト 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
日本企業の為のツール
初期費用 要相談
備考
セットアップ+開始時の構築支援(オンボーディングプログラム)の料金です。
データ基盤プラン 要相談
オールインワンプラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
AWS/Azure等とのパートナーシップ
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
3ステップデータ連携
初期費用 要相談
料金 要相談
制限なし
Reckonerの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

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6. 【最新トレンド】ETLツールで生成AIは使える?

特に「IBM」や「Microsoft」などの大手ベンダーや専門企業の記事では、トレンドは明確に2つの方向に集約されています。それは「AIによる自動化」と「リアルタイム処理」です。

①生成AI(LLM)との融合(AIによる自動化)

現在、ETLツールの運用には、依然として「どのデータをどう加工するか」というルール設計(ロジック構築)に専門知識が必要でした。しかし、この常識が生成AIによって変わりつつあります。

生成AI(LLM:大規模言語モデル)がETLツールと融合することで、以下のような自動化が現実のものとなり始めています。

  • 自然言語でのパイプライン構築
    エンジニアがSQLやPythonのコードを書く代わりに、ビジネス担当者が「営業部の最新の受注データと、マーケティング部の広告費データを結合して、商品別ROIをDWHに格納して」と日本語で指示するだけで、AIがその意図を汲み取り、ETL/ELTの処理フロー(パイプライン)を自動生成します。
  • データ品質の自動監視
    AIが正常なデータのパターンを学習し、異常値やイレギュラーなデータ形式(例:郵便番号の桁が違う)を自動で検知・警告します。将来的には、エラーを検知したAIが自ら修正コードを提案・実行する「自己修復(セルフヒーリング)パイプライン」も期待されています。
  • 非構造化データの解釈
    従来のETLが苦手としていた、コールセンターの応対記録や商談メモといった「非構造化データ(文章)」から、AIが顧客の感情や要望を読み取り、分析可能な「構造化データ」として自動で変換・格納します。

IBMはこれを「エンタープライズAIの頭脳」と表現しており、AIを活用するためにETLが進化し、ETLを運用するためにAIが使われるという、相互関係が始まっています。

②リアルタイム(データストリーミング)へ

もう一つの大きなトレンドは、処理のスピードです。「1日に1回、夜間に実行」といった従来のバッチ処理では、現代のビジネススピードに対応できなくなっています。

例えば、小売業者がフラッシュセール中に「リアルタイムの在庫」を把握できなければ、機会損失や顧客の不満に直結します。

そこでETLは、「データストリーミング」という技術へと進化しています。これは、データが発生した瞬間に、それを即座に処理・連携する考え方です。

データストリーミングプラットフォーム(DSP)を提供する「Confluent」の「2024 Data Streaming Report」によれば、ITリーダーの79%が「データストリーミングはビジネスの俊敏性向上に極めて重要」と回答しています。

なぜなら、このリアルタイムデータこそが、AIモデルの学習や予測精度を支える「新鮮な燃料」になるからです。

  • 金融機関における不正取引のリアルタイム検知
  • 製造業における工場ラインの異常(故障予知)のリアルタイム検知
  • ECサイトにおける顧客の行動に合わせた、即時のレコメンデーション

これらはすべて、従来のバッチ処理(ETL)では実現が難しく、「データストリーミング」が必須となる領域です。

①-② 参考:最新のETL:エンタープライズAIの頭脳 | IBM / 生成AIが変える企業のデータ活用の未来とは?LLMとETLの融合が変えるビジネスの現場徹底解説! / APAC Data Streaming Deep Dive 2024 / Explore the 2024 Data Streaming Report

\一括でETLツールを比較し、導入を検討したい方はこちら!30秒で比較表をご提供できます。/
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7. なぜETLツールが必要?導入による3つの確実なメリット

手作業でも頑張れるのでは?と思うかもしれませんが、Excelでのコピー&ペーストや、担当者が手打ちでデータを入力する作業は、必ずしも無料ではありません。その作業にかかる人件費と、ミスによって失われる信頼は、ツールの導入コストを上回る場合があります。時間と信頼を得るためにも、ETLツールは必要です。

ここでは、ETLツールがもたらす3つの確実なメリットを解説します。

①圧倒的な工数削減(手作業集計からの解放)

ETLツール導入の最も分かりやすいメリットは「工数削減」です。

多くの企業では、定期的に各部署の担当者が売上や進捗データを集計する作業に追われています。

  • 複数のSaaSからCSVデータをダウンロードする
  • Excelのマスターシートにコピー&ペーストする
  • VLOOKUP関数やピボットテーブルで集計表を作成する

こうした「データの準備作業」は、データ分析業務全体の50%以上を占めているという調査結果もあります。「dbt Labs」の「2024 State of Analytics Engineering」や「2025 State of Analytics Engineering Report」によれば、データ担当者が最も時間を費やしているのは「データ準備(維持・整理)」であると報告されています。

“データ準備(維持・整理)”に最も時間を使う比率(2024→2025)

11264-The-largest-proportion-of-time-spent-on-data-preparation
グラフデータ出典>https://www.getdbt.com/resources/state-of-analytics-engineering-2024 / https://www.getdbt.com/resources/state-of-analytics-engineering-2025

生成AIの利用が拡大した現在でも、現場の工数の首位は依然としてデータ準備(55%→57%)であり、「データ準備」の工程を担うETLツールは、今でこそ必要なツールであることがわかります。

データ活用・ETLの課題とは?|DXを阻む3大要因と日本の現状

ETLツールは、この最も時間のかかる作業を自動化します。一度設定(パイプラインを構築)してしまえば、ツールが毎晩、あるいは毎時、自動でデータを集めて整えてくれます。

例えば、「株式会社irodas」の事例では、「trocco」というETLツールを導入し、「Salesforce」と「HubSpot」のデータを「BigQuery」へ自動連携しました。結果として、従来毎月60時間かかっていたデータ転送業務が0時間になったと報告されています。

このように、担当者を単純な「集計作業」から解放し、より価値の高い「分析作業」に集中させることができるのが最大のメリットです。

この事例のリンクはこちら:SFAとMAのデータの集約で、一気通貫したデータ分析が可能に。月60時間のデータ転送業務が0時間、データ転送のミスも0に!

以下は、手作業とETLツールの工数を比較した表です。

比較軸 手作業(Excelなど) ETLツール
データ収集 担当者が各SaaSから手動でダウンロード スケジュール実行(夜間バッチなど)で自動収集
データ加工 VLOOKUP, コピペ, マクロを毎回実行 一度定義したルール(クレンジング等)を自動実行
月間工数 数時間~数十時間(例:60時間) ほぼ0時間(設定・監視のみ)
担当者の役割 データ集計作業者 データ分析者・戦略立案者

②ヒューマンエラーの撲滅(データ品質の向上)

2つ目のメリットは「信頼」の担保、すなわちデータ品質の向上です。手作業によるデータ集計には、必ず「ヒューマンエラー」が伴います。

  • コピー&ペーストする範囲を1行間違えた
  • フィルターの解除を忘れたまま集計してしまった
  • 全角と半角の「株式会社」を名寄せしきれなかった

こうした小さなミスが、経営会議で「先月の売上と数字が合わない」といった大きな問題を引き起こし、結果として「このデータは信頼できない」というレッテルを貼られてしまいます。

ETLツールは、あらかじめ定義されたルール(ロジック)に基づき、機械的に処理を実行します。人間の「うっかりミス」が介在する余地がないため、常に一貫した品質のデータを生成できます。

もしデータがおかしい場合、原因は「手作業のミス」ではなく「ETLツールの設定(ルール)」にあると特定できるため、ルールの修正(メンテナンス)も容易です。これにより、データは「信頼できる資産」へと変わります。

以下は、手作業とETLツールのデータ品質を比較した表です。

比較軸 手作業(Excelなど) ETLツール
処理の一貫性 担当者のスキルや体調によって変動する 常に100%同じルールで実行される
エラー発生率 高い(コピペミス、関数エラーなど) 低い(定義された処理のみ実行)
データの信頼性 低い(「本当に合ってる?」と常に疑いが生じる) 高い(プロセスが保証されている)
エラー時の対応 どこで間違えたかExcelを遡って探す(困難) ログ(実行履歴)を確認し、原因(ルール)を特定・修正できる

③属人化の解消(データ活用の民主化)

3つ目のメリットは、特定の担当者に作業が依存する「属人化」を解消できる点です。

「あのExcelファイルは、営業部のAさんしか触れない」「Aさんが書いたマクロは、複雑すぎて誰も解読できない」といった状況は、多くの企業で発生しています。もしAさんが異動や退職をしてしまったら、そのデータ集計プロセスは完全に停止してしまいます。

ETLツール、特に「ASTERIA Warp」や「Reckoner」のようなノーコード(GUIで操作可能)の製品は、誰がどのようなデータ処理を行っているかを視覚的に「見える化」します。

複雑なプログラミングコードではなく、「このデータとこのデータを、ここで結合し、ここに格納する」という一連の流れ(データパイプラインと呼ばれます)が、チームの誰もが見える形で管理されます。

これにより、データ処理のプロセスは個人のスキルから、チームの資産へと変わります。これが「データ活用の民主化」の第一歩であり、担当者が変わっても業務が継続できる、強い組織体制の構築につながります。

以下は、属人化のデメリットとデータの民主化のメリットを比較した表です。

比較軸 属人化(手作業・個人スクリプト) 民主化(ETLツール)
処理ロジック 担当者の頭の中、またはExcelマクロ(解読しにくい) GUIで可視化され、チームで共有可能
担当者の異動 業務が停止するリスクが極めて高い マニュアルや処理フローが残るため、引継ぎが容易
ガバナンス 管理しにくく、ブラックボックス化 管理可能、ログ管理や権限設定も◎
結果 特定の従業員頼みの脆弱な体制 組織としてデータ活用が継続できる体制

ETL-comparison-table

ETLツールの比較表を表示する

8.ETLツール導入時の注意点

ETLツールは、データ活用を効率化し、ビジネスの意思決定をスピーディーにするための強力な武器ですが、導入にあたってはいくつか注意点もあります。

まず重要なのは、「目的ありきで選定する」ことです。あくまでETLツールは“手段”であり、現場の課題や業務フローにフィットしていなければ、かえって運用の負担になるケースもあります。

また、使い始めてから「連携できない」「思ったより難しい」「コストが合わない」といったギャップが生じやすいのもETLツールの難しさのひとつです。自社のスキルレベルや将来的な拡張性も加味しながら、十分に比較検討することが大切です。

さらに、導入後の運用体制やトラブル時のサポートも見落としがちなポイントです。特に属人化の防止や社内教育まで視野に入れておくことで、より持続的に活用できる仕組みを構築できるでしょう。

9.自社に適したETLツールを見つけて作業効率化へ

ここまで、ETLツールの基本知識から、周辺ツールとの関係、比較ポイントなどをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?ETLツールを導入する際は、第一に「自社がETLツールを導入する目的とその目標」を明確化し、それに当てはまる製品を比較していくことが大切になります。

「ETLツール」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • グループ化
    • ノーコード運用可
    • 文字整形
    • 連携テンプレート
    • スケジュール実行
    • 受発注処理業務対応
    • プログラミングによる独自実装可
    • データマッピング
    • 一定間隔起動
    • フォーマット変換
    • 国内メーカー
    • オープンソースコミュニティ
    • APIアップデート自動対応
    • Git連携
    • データ暗号化
    • データマスキング
    • ワークフロー実行履歴
    • 文字形式変換
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
導入数10,000社以上
初期費用 0円
ASTERIA Warp Standard 要相談
備考
※通常ライセンス
データ連携ミドルウェアのデファクトスタンダード
ASTERIA Warp Standard 200,000円~/月額
備考
※サブスクリプションライセンス
※年契約
データ連携ミドルウェアのデファクトスタンダード
ASTERIA Warp Enterprise 要相談
備考
※通常ライセンス
大規模データ連携基盤
ASTERIA Warp Enterprise 240,000円~/月額
備考
※サブスクリプションライセンス
※年契約
大規模データ連携基盤
制限なし
ASTERIA Warp (Standard/Enterprise)の資料サムネイル
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
業務の自動化・効率化
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
ASTERIA Warp Core 30,000円~/月額
備考
厳選した基本機能をパッケージ化
ASTERIA Warp Core + 60,000円~/月額
備考
基本機能+データベース連携を実現
ASTERIA Warp Core ++ 120,000円~/月額
備考
基本機能 +データベース連携 +リアルタイム連携が可能
制限なし
ASTERIA Warp Coreの資料サムネイル
なし 
電話 / メール / チャット /
kintoneで脱Excel
初期費用 0円
スケジュール実行プラン ¥132,000
備考
料金単位:スケジュール数
月額:3個まで、¥ 13,200
リアルタイム実行プラン ¥198,000
備考
料金単位:実行フロー数
月額:3個まで、¥19,800
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
1,000以上の接続で自在に
初期費用 要問合せ
ランニングコスト 要問合せ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
データ整備~分析まで
初期費用 要相談
利用料金 要相談
備考
ライセンスサーバー上で管理されたライセンスをユーザーがシェアして使う独自のトークン制ライセンスです。
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
サーバーレスでデータ変換
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
利用料金 要相談
備考
使用時間に対する課金制です。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
国産、高速データ統合
初期費用 要相談
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
2,000以上の企業・団体で導入
初期費用 0円
ライトプラン 10万円/月額
スタンダードプラン 30万円/月額
エンタープライズプラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
140以上のデータ接続先
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
STANDARD $100/月額
備考
基本的なプランです。
ADVANCED $1250/月額
備考
データ パイプラインの制御と拡張性をさらに高めたいチーム向けの高度な機能を持つプランです。
PREMIUM $1250/月額
備考
最高のデータ量を持ち、クラス最高のセキュリティとコンプライアンスを必要とする急成長中の組織向けのプランです。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
ローコードで連携自在
初期費用 要相談
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
コード不要で分析
初期費用 要相談
要相談 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
統合~活用を一気通貫
初期費用 要相談
ランニングコスト 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
Microsoft製品とシームレスに接続
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
利用料金 要相談
備考
Microsoft365の利用料金に含まれています。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
速度と信頼性を両立
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
月額で気軽にスタート
初期費用 要相談
利用料金 要相談
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
ETLもBIもこれひとつで
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
基幹システムと連携
初期費用 要相談
ランニングコスト 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
日本企業の為のツール
初期費用 要相談
備考
セットアップ+開始時の構築支援(オンボーディングプログラム)の料金です。
データ基盤プラン 要相談
オールインワンプラン 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
AWS/Azure等とのパートナーシップ
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
3ステップデータ連携
初期費用 要相談
料金 要相談
制限なし
Reckonerの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

10.ETLツールおすすめ製品比較20選

ETLツール

トライアル 有り
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 業種を問わずさまざまな企業で導入いただいています
  • 豊富な接続先とテンプレートでスピーディーに導入
  • ノーコードだから誰でも使える、ノーコードで実現

業務の自動化・効率化 ASTERIA Warp Core

製品詳細はこちら

ETLツール

トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • データの入れ替え、変換、計算等のExcel業務を効率化し、業務改革を推進
  • RPAを情報システムからも考え、定型業務を自動化
  • フローテンプレートや、データ連携先が豊富

3ステップデータ連携 Reckoner

製品詳細はこちら

ETLツール

トライアル 有り
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 多くのデータソースと連携でき、簡単操作ですぐにデータ分析を行える
  • データの確認は操作をしながら可能、ワークフローはJSON形式にも対応
  • ワークフローの定期実行やフレキシブルな機能で効率的な書き出しが可能
トライアル 有り
サポート 電話 チャット 

製品のおすすめポイント

  • kintoneのカスタマイズ不要でアプリ間をまたいだ集計が自由自在
  • 誰でもカンタン。パズルをつなぐ感覚で集計コマンドを操作
  • 集計の実行結果はkintone上のログで確認可能

1,000以上の接続で自在に Talend

製品詳細はこちら

ETLツール

トライアル 有り
サポート 電話 メール チャット 

製品のおすすめポイント

  • 信頼性の高いデータの統合/提供
  • データユニバーサル化と柔軟性
  • データ整合性とデータガバナンス

データ整備~分析まで Rapid miner

製品詳細はこちら

BIツールETLツール

トライアル 有り
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 完全自動化・ドラッグ&ドロップ・JupyterLabから選べるインターフェース
  • 40種類以上のファイルタイプが読込可能、分析機能も充実
  • AIアプリ構築で、コードを書くことなくデータ分析が可能

サーバーレスでデータ変換 AWS Glue

製品詳細はこちら

ETLツール

トライアル 有り
サポート 電話 チャット 

製品のおすすめポイント

  • ローコードで使いやすい仕様、無料トライアルも実施
  • AWS Glue Studioで、AWS Glue ETL ジョブを視覚的に作成・実行
  • AWS Glue DataBrewで各種データベースから取込が可能

国産、高速データ統合 Waha! Transformer

製品詳細はこちら

ETLツール

トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • 連携データあるところにWaha! Transformerあり、業務課題の解決にお役立ち
  • 1,000億件のベンチマークが証明する高速処理性能
  • 作り手が「欲しい!」と感じるメンテナンス機能を随所に搭載

2,000以上の企業・団体で導入 trocco

製品詳細はこちら

ETLツール

トライアル 有り
サポート 電話 メール チャット 

製品のおすすめポイント

  • 無駄な時間や行動を省き、効率的な営業・営業企画を支援します
  • 無駄な時間やコストを省いた「効率的なマーケティング活動」を支援します
  • 運用フリーで「データドリブンな環境」を組織に展開します

140以上のデータ接続先 Stitch

製品詳細はこちら

ETLツール

トライアル 有り
サポート 電話 メール チャット 

製品のおすすめポイント

  • ビジネスデータの流れを制御するのに役立つ機能群
  • データを保護し、透過型で変更ログを管理できる
  • 自動的なエラー処理の仕組みにより、業務を効率化

ETLツールiPaaS

トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • 幅の広いデータアクセス&統合でビジネス価値を高める
  • データベースソースを最適化し、ガバナンスも強化
  • ノンプログラミングで開発が可能で、チームでの開発管理にも適している

コード不要で分析 Alteryx Designer

製品詳細はこちら

BIツールETLツール

トライアル 有り
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 使いやすい、統合プラットフォーム、準備、ブレンド、分析をスピーディーに実行
  • 高度な分析機能とエンタープライズ向けの拡張性
  • アナリティック・プロセス・オートメーションでビジネスを変革

統合~活用を一気通貫 IBM InfoSphere DataStage

製品詳細はこちら

ETLツール

トライアル 有り
サポート 電話 メール チャット 

製品のおすすめポイント

  • ワークロードの実行を高速化
  • データ統合をモダナイズ
  • 信頼できるデータを提供

Microsoft製品とシームレスに接続 Power Query

製品詳細はこちら

ETLツール

トライアル 無し
サポート メール チャット 

製品のおすすめポイント

  • わかりやすいUIが特徴。マクロやSQL等のスキル不要で操作が完了
  • PowerQueryエディターでデータ変換を簡便・安全に適用
  • OnlineとDesktopの2つのエクスペリエンスが用意

速度と信頼性を両立 Oracle Data Integrator

製品詳細はこちら

ETLツール

トライアル 有り
サポート 電話 チャット 

製品のおすすめポイント

  • ターゲットDBを用いた変換によりETL中間サーバー不要、コスト削減が可能に
  • DBエンジン活用でETLコスト削減、複雑化しやすいETL処理を統合的に管理
  • GUI・ODI Studioでコード自動生成、開発・運用コスト抑制に

ETLツール

トライアル 有り
サポート チャット 

製品のおすすめポイント

  • データ集計や転記作業、CSV形式データの項目編集を簡単操作で実行
  • Excelへの転記を自動で実現、BIに合わせたインポートのデータ作成も。
  • 豊富なテンプレートで業務改善を体感、「おしごと改革らぼ」でユーザー同士の相互交流

ETLもBIもこれひとつで Pentaho

製品詳細はこちら

ETLツール

トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • ETLとBIをオールインワンで提供、開発効率UPへ
  • ドラッグ&ドロップのGUIでプログラミングレス開発が可能
  • 多様なデータ入出力、クラウドやビッグデータなど各種連携も可能

基幹システムと連携 qanat2.0

製品詳細はこちら

ETLツール

トライアル 有り
サポート チャット 

製品のおすすめポイント

  • 自在なデータ連携
  • 効率化と自動化
  • ノンプログラミングで柔軟な設計

BIツールETLツール

トライアル 有り
サポート 電話 メール チャット 

製品のおすすめポイント

  • 国産アプリなど100種類以上のサービスと連携が可能
  • SQL不要で大量データの 統合・加工が実現。ダッシュボードで社内共有が随時可能に。
  • ワンストップで手厚いサポート体制、9割が2ヶ月で表計算ソフト置き換えに成功

AWS/Azure等とのパートナーシップ Precisely Connect

製品詳細はこちら

ETLツール

トライアル 無し
サポート メール チャット 

製品のおすすめポイント

  • ワンソリューションアプローチでデータを一括管理
  • AWSとの連携で効率化、新しいソースにも迅速に対応
  • シームレスなメインフレームアクセスで高度な分析や機械学習が可能

よくある質問

ETLツールとは何ですか?

「Extract→Transform→Load」の3工程を自動化し、異なるデータソースを統合するソフトウェアです。

ETLとEAIの違いは?

ETLは大量データのバッチ処理が得意、EAIはリアルタイム連携に強みがあります。

無料で使えるETLツールはありますか?

OSSの「Pentaho Data Integration」や「Talend Open Studio」などが代表的です。

クラウド型とオンプレミス型、どちらのETLツールを選ぶべき?

セキュリティ重視ならオンプレミス、大規模な拡張性・メンテ性ならクラウド型がおすすめです。

ETLツール導入時の注意点は?

予算・セキュリティ要件・操作性の複雑さをあらかじめ評価しておくことが重要です。

ETLツールを導入する最大のメリットは何ですか?

大きく3つあります。

  1. 工数削減:月60時間かかっていた手作業が0になった事例もあり、集計作業から解放されます。
  2. データ品質の向上:ヒューマンエラー(コピペミスなど)がなくなり、信頼できるデータを使えます。
  3. 属人化の解消:「あの人にしか作れないExcel」がなくなり、データ処理のプロセスを可視化・共有できます。

エンジニアでなくてもETLツールは使えますか?

はい、使えます。 多くの国産ETLツール(「ASTERIA Warp」や「Reckoner」など)は、「ノーコード」に対応しています。これは、プログラミング(SQLやPythonなど)が不要で、ドラッグ&ドロップといったマウス操作で処理の流れを構築できる仕組みです。非エンジニア部門(マーケティング部など)が主体となって導入するケースも増えています。

無料(フリー)で使えるETLツールはありますか?

はい、あります。「Talend Open Studio」のようなオープンソース(OSS)のETLツールは無料で利用できます。また、MicrosoftのExcelやPower BIに標準搭載されている「Power Query」も、強力な簡易ETL機能として無料で使えます。ただし、無料ツールは専門知識が必要だったり、サポートがなかったりするため、ビジネスで本格的に利用する場合は国産の有料ツールが選ばれることが多いです。

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