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文字起こしソフト比較16選|AIで議事録作成時間を90%削減する【2025年最新】

この記事で解説すること

文字起こしソフトは、人の発する言葉からテキストを作成する(文字起こし)ソフトです。AI技術を利用した音声認識ソフトを活用すれば入力作業が不要となり、業務効率を大幅にアップできます。ソフトの基本的な機能、活用シーン、おすすめの16ソフト、選び方を解説します。

「文字起こしソフト」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • 表計算ソフト
    • データ共同管理・編集
    • 用語登録
    • 自動翻訳機能
    • 音声データの暗号化
    • 自動文字起こし(外部データ)
    • 利用状況レポート
    • 自動文字起こし(録音)
    • アクセス権限管理
    • 自動文字起こし(リアルタイム)
    • フィラー除去
    • 文字データの検索
    • 自動要約機能
    • 文字データ解析
    • 外部ツールと連携可能
    • メモ機能
    • タグ付け機能
    • 画面・音声収録
    • 文字データ編集
    • 文字データの共有
    • 話者識別機能
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
お試しプラン 無料
スタンダードプラン 1,480円/月
備考
※年払い→1,280円/月
15,360円/年(一括)
プレミアムプラン 2,480円/月
備考
※年払い→1,980円/月
23,760円/年(一括)
ビジネスプラン シングル 99,000円/年
備考
請求書払い可能なプランです
1ヶ月
AutoMemoの資料サムネイル
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
個人向けー無料プラン 0円
備考
◎機能
・録音時間:3時間
・保存容量:20GB
個人向けー有料プラン 1,650円(税込)/月額
備考
◎機能
・録音時間:10時間/月
・保存容量:20GB

※支払いはクレジットカードのみ
torumoビジネスー30時間プラン 9,000円(税抜)/月額
備考
◎機能
・録音時間:30時間/月
・保存容量:75GB
・登録ユーザー数:1,000人

※支払いは請求書
torumoビジネスー100時間プラン 28,500円(税抜)/月額
備考
◎機能
・録音時間:100時間/月
・保存容量:250GB
・登録ユーザー数:1,000人

※支払いは請求書
torumoビジネスー500時間プラン 135,000円(税抜)/月額
備考
◎機能
・録音時間:500時間/月
・保存容量:1,500GB
・登録ユーザー数:1,000人

※支払いは請求書
torumoビジネスAI要約-30時間プラン 27,000円(税抜)/月額
備考
◎機能
・録音時間:30時間/月
・保存容量:75GB
・AI要約:〇
・登録ユーザー数:1,000人

※支払いは請求書
torumoビジネスAI要約-100時間プラン 85,500円(税抜)/月額
備考
◎機能
・録音時間:100時間/月
・保存容量:250GB
・AI要約:〇
・登録ユーザー数:1,000人

※支払いは請求書
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
RecText AI(レックテキスト)ダウンロード版 9,980円
備考
買い切りのAI文字起こしソフト
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
フリー 0円
備考
まずは制度を確認したい方向け

◎機能
・共有文字起こし時間/月:300分
・一回当たりの文字起こし時間:60分
・利用人数:30人まで
・データ保管期間:1年
・データの学習利用:あり
ソロ 1,440円(年払い)/月額
備考
一人、または少人数での利用向け

◎機能
・共有文字起こし時間/月:600分
・一回当たりの文字起こし時間:180分
・利用人数:30人まで
・AI要約:12回
・Web会議の録画:〇
・データ保管期間:3年
・データの学習利用:なし
チーム 19,800円(年払い)/月額
備考
少人数のチームでの利用向け

◎機能
・共有文字起こし時間/月:6000分(100時間)
・一回当たりの文字起こし時間:180分
・利用人数:無制限
・AI要約:120回
・Web会議の録画:〇
・データ保管期間:5年
・データの学習利用:なし
ビジネス 54,000円(年払い)/月額
備考
部署での利用向け

◎機能
・共有文字起こし時間/月:18,000分(300時間)
・一回当たりの文字起こし時間:180分
・利用人数:無制限
・AI要約:360回
・Web会議の録画:〇
・データ保管期間:5年
・データの学習利用:なし
エンタープライズ 162,000円(年払い)/月額
備考
会社全体での利用向け

◎機能
・共有文字起こし時間/月:60,000分(1000時間)
・一回当たりの文字起こし時間:180分
・利用人数:無制限
・AI要約:1200回
・Web会議の録画:〇
・データ保管期間:5年
・データの学習利用:なし
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
利用期間の最低制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
契約リスクをAI診断
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
利用料金 0円
備考
完全無料で提供中です。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
トライアル 3万円/月額
備考
10時間/月まで利用可能です。上限超過時: 30円/30秒。
ライト 6万円/月額
備考
20時間/月まで利用可能です。動画アップロード、単語登録による学習機能が追加されます。上限超過時: 30円/30秒。
ベーシック 12万円/月額
備考
45時間/月まで利用可能です。動画アップロード、単語登録による学習機能が追加されます。上限超過時: 27円/30秒。
ビジネス 24万円/月額
備考
100時間/月まで利用可能です。動画アップロード、単語登録による学習機能が追加されます。上限超過時: 25円/30秒。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
Basic 0円
備考
1か月300分まで利用可能です。初めて利用する方向けです。
Pro 8.33USドル/月額
備考
1か月1200分まで利用可能です。より多くの分量と機能を必要とする個人向けです。
Business 20USドル/月額
備考
1か月6000分まで利用できます。共有とコラボレーションを必要とする小規模なチームや組織向けです。
Enterprise 要相談
備考
さらなるセキュリティ、コントロール、サポートが必要な大規模組織向けです。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
利用料金 0円
備考
無料で利用できます。
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
ライセンスM 156,000円/年額
備考
音声認識時間の上限が360時間です。
ライセンスL 258,000円/年額
備考
音声認識時間の上限が600
時間です。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
基本使用料 要相談
備考
3万円/月額~
ご利用人数にあわせてお見積りいたします。
文字起こしパック(オプション) 要相談
備考
1ヶ月に利用できる時間を制限。契約期間中にプラン変更が可能です。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プレミアム 1,200円/月額
備考
十分な文字起こし時間と多様な機能を利用したい個人向けのプランです。
1,200円/月額は、12か月一括払いの場合。毎月払いの場合2000円/月額。

チーム 6,210円/月額
備考
一つのワークスペースで、共同で文字起こしを行いたい小規模チーム向けのプランです。
6,210円/月額は、12か月一括払いの場合。毎月払いの場合8280円/月額。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

目次

1時間の会議の議事録作成に3時間以上かかる」「言った言わないのトラブルをなくしたい
ー そんな悩みを持っていませんか?

最新の文字起こしソフトは、AI技術の進化により議事録作成時間を大幅に削減できます。この記事では、ニーズに合ったソフトの選び方、無料アプリから高機能なクラウド型、セキュリティ重視のインストール型まで、16製品を特徴や価格で徹底比較します。

一括で文字起こしソフトを比較し、導入を検討したい方はこちら!
価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

1. 文字起こしソフトとは? AIが議事録作成を自動化

「1時間の会議の議事録作成に3時間かかっている」「インタビュー音声の文字起こしが終わらない」
ー こうした「非生産的な時間」を劇的に削減するのが、「文字起こしソフト」です。これは、会議の録音データやWeb会議、動画ファイルなどの音声をAIが自動でテキストに変換するツールを指します。

1-1. 従来の「テープ起こし」との決定的な違い

これまで音声のテキスト化は「テープ起こし」と呼ばれ、再生と一時停止を繰り返しながら手作業で行うのが一般的でした。しかし、この方法は1時間の音声ファイルでも、作業には3時間から4時間以上かかると言われています。

AI文字起こしソフトは、この「作業時間」をAIによってほぼゼロにします。
以下の表は、従来の手作業とAI文字起こしソフトを比較したものです。

項目 従来の手作業(テープ起こし) AI文字起こしソフト
作業時間
(1時間の音声)
3時間~ 5分~10分程度(AI処理時間)
主な機能 再生、一時停止、巻き戻し 自動文字起こし、AI要約、話者分離、リアルタイム翻訳
精度 高(ただし作業者のスキルに依存) 90%以上(AIの進化で日々向上、専門用語にも対応)
コスト 外注費用(高額)または人件費(時間) 無料~月額数千円(サブスクリプションが主流)
データの活用 テキストデータのみ テキスト、音声、要約をセットで検索・ナレッジ化可能

1-2. AI文字起こしソフト導入の3大メリット

AI文字起こしソフトの導入は、単なる「時短」を超えた3つの主要なメリットを企業にもたらします。

  1. 圧倒的な工数削減とコア業務への集中
  2. 会議の「情報資産」化と検索性の向上音声
  3. 「言った・言わない」の防止と正確な情報共有

このように、AI文字起こしソフトの導入は、議事録作成という「作業」を自動化するだけでなく、組織の「情報資産」を活用し、生産性を向上させる経営ツールとしての価値を持ちます。

transcription-software-compare

文字起こしソフトの比較表を表示する

2. 文字起こしソフトの主な活用シーン

AI文字起こしソフトは、単なる議事録作成ツールにとどまりません。ビジネスの様々な場面で、工数削減と情報活用の質を高めるために導入されています。自社のどの業務に活用できそうか、具体的な利用シーンを見ていきましょう。

2-1. 【議事録作成】Web会議・対面会議の工数削減

最も一般的かつ強力な活用シーンです。ZoomMicrosoft TeamsといったWeb会議はもちろん、対面での会議や商談の音声を録音し、AIが自動で文字起こしと要約を行います。

  • 課題:議事録作成に毎回1時間以上かかっている。「言った・言わない」が発生する
  • 導入効果:議事録作成の工数を90%以上削減。AIが「決定事項」や「ToDo」を自動抽出し、会議後のアクションが高速化します

2-2. 【インタビュー】取材・面接の記録と分析

ライターによる取材、人事部門による採用面接、マーケティング部門による顧客ヒアリングなど、一対一または一対多の会話を記録するシーンでも活躍します。

  • 課題:1時間のインタビュー音源の文字起こしに3時間以上かかり、記事執筆や評価作業が進まない
  • 導入効果:AIがテキスト化を瞬時に完了させ、分析や編集作業にすぐ着手できます。
    特に、LINE WORKS AiNote(旧 CLOVA Note)のような話者分離機能に優れたソフトは、誰の発言かを明確にしながらテキスト化できるため、インタビュー記事の作成や面接の振り返りに最適です。

2-3. 【動画コンテンツ】YouTube・研修動画の字幕作成

YouTubeなどの動画コンテンツや、社内研修用の動画、Webセミナーのアーカイブ映像に字幕(テロップ)を挿入する作業にも使われます。

  • 課題:動画の尺が長くなるほど、手作業での字幕作成(タイムスタンプ打ち)の工数が膨大になる
  • 導入効果:動画編集ソフトに読み込ませるだけで字幕挿入が完了します。
    特に、NottaRIMO voiceなど、SRT(字幕ファイル)形式でのエクスポートに対応したソフトを使えば、AIがタイムスタンプ付きの字幕ファイルを自動生成できます。

2-4. 【情報保障】聴覚サポート・アクセシビリティ向上

リアルタイム文字起こし機能は、聴覚に障がいを持つ方や、音声が聞き取りづらい環境にいるメンバーへの情報保障(アクセシビリティ)としても極めて有効です。

  • 課題:会議や講義中、音声が聞き取れないメンバーが内容を把握できない
  • 導入効果:音声情報に依存しない情報共有が可能になります。
    特に、Nottaなどのリアルタイム文字起こし機能を使えば、発言が即座にPCやスマートフォンの画面にテキスト表示されます。

一括で文字起こしソフトを比較し、導入を検討したい方はこちら!
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3. AI文字起こしソフトの主要機能(AI要約・話者分離とは?)

文字起こしソフトを選ぶ上で、価格だけでなく「どの機能が必要か」を見極めることが重要です。特に、生産性を左右する4つの主要機能について解説します。

3-1. AI要約(自動要約)機能

最も注目されている機能です。これは、AIが文字起こしされた膨大なテキスト(議事録)の文脈を理解し、その中から「決定事項」「ToDo(タスク)」「議論の要点」を自動で抽出・生成する機能です。

単なるテキスト化(作業の時短)を超え、会議後の「まとめ作業」そのものを自動化します。会議に参加していないメンバーにも、数行のAI要約を共有するだけで情報伝達が完了するため、組織全体の生産性を向上させます。

3-2. 話者分離(話者識別)機能

会議で「誰が発言したか」をAIが自動で識別する機能です。AIが声紋(声の特徴)を学習・認識し、テキストを「Aさん:」「Bさん:」のように自動で振り分けます

この機能がないと、すべてのテキストが1つのブロックとして表示されるため、後から手作業で発言者を修正する必要があり、大きな工数がかかります。特にインタビューや複数名が参加する会議では、話者分離機能の精度が作業効率を決定づけると言っても過言ではありません。

3-3. Web会議連携(Bot参加)機能

ZoomやMicrosoft Teams、Google MeetといったWeb会議に、AI文字起こしソフトが「ボット(Bot)」として参加する機能です。

カレンダーと連携し、予定された会議にAIボットが自動で参加、録音とリアルタイム文字起こしを開始します。これにより、ホスト(主催者)が録音ボタンを押し忘れるといったミスを防ぎ、議事録作成を完全に自動化できます。

3-4. フィラー除去・用語登録機能

フィラー除去は、会話中に無意識に発生する「あー」「えーっと」「あのー」といった意味のない単語(フィラー)を、AIが自動で除去または非表示にする機能です。

用語登録は、自社独自の製品名、略語、業界用語、頻繁に登場する顧客名などを事前に辞書登録する機能です。これにより、「リーガレッジ(Legaledge)」を「リーガルエッジ」と誤認識するといった、AIの認識ミスを減らし、文字起こしの精度を向上させます。

transcription-software-compare

文字起こしソフトの比較表を表示する

4. 失敗しない!文字起こしソフト選びのポイント5つ

AI文字起こしソフトの導入で失敗しないためには、自社の目的を明確にし、5つの重要なポイントで比較検討する必要があります。

  1. 導入形態(クラウド型かインストール型)
  2. コスト(サブスクか買い切り型か無料か)
  3. 利用環境(PCかスマホか)
  4. AI機能(AI要約か話者分離)
  5. 専用用語・業界に対応しているか

①導入形態:「クラウド型」か「インストール型」

最も重要な分岐点です。高機能を求める場合は「クラウド型」、セキュリティを強化したい場合は「インストール型」を選びましょう。

  • クラウド型(オンライン)
    最新のAI機能(高精度AI、要約、翻訳)を利用でき、デバイス間(PC/スマホ)でデータが同期されます。しかし、法人利用の場合、「データがAIの学習に利用されないか」「ISO認証などセキュリティ認証を取得しているか」を必ず確認してください。
    代表製品:「AutoMemo」、「Otter」、「スマート書記
  • インストール型(オフライン)
    PCにソフトウェアをインストールし、ネット接続なしで処理が完結するタイプです。 機密情報を外部に出さずに処理できるため、セキュリティが最も強固です。医療、法務、自治体、人事など、機密情報を扱う部署には必須です。
    しかし、 AI要約やリアルタイム翻訳など、クラウド連携が必要な機能は制限される場合があります。
    代表製品: 「AmiVoice MinutesWriter」、「RecText AI

②コスト:「サブスク」か「買い切り」か「無料」か

利用頻度によって、最適なコスト体系は異なります。利用頻度が高い場合は「サブスクリプション(クラウド型)」を、利用頻度が限られている場合は「プリペイド(従量課金制)」のツールを選びましょう。

コスト体系 特徴 こんな企業におすすめ 代表製品例
サブスクリプション 月額・年額で継続的に利用。常に最新機能が使える 利用頻度が高い(週1回以上) Notta, スマート書記
買い切り 一度の支払いで永続的に利用可能 利用頻度が低いが、オフライン環境が必須 RecText AI
プリペイド(従量課金) 使った音声の時間(分)だけ支払う 利用頻度にムラがある AutoMemo, RIMO voice
無料 機能や時間に制限があるが、コストゼロ まずは試したい、個人利用 Googleドキュメント,
LINE WORKS AiNote

注意点:無料のツールは機能制限があるため、個人での利用に適しています。企業のツール選定の際は、無料トライアルやデモを活用しましょう。

③利用環境:「PC」か「スマホ」か

主な利用シーン(活用シーン)によって、重視すべきデバイスが決まります。

  • PC(Web会議)がメインの場合:ZoomやTeamsとの「Web会議連携(Bot参加)」機能や、PCでの編集しやすさを重視します。
    例:「Notta」、「スマート書記」、「toruno
  • スマホ(外出先)がメインの場合:「スマホアプリの操作性」や「マイク性能」、「話者分離」の精度を重視します。
    例:「LINE WORKS AiNote」、「AutoMemo

④AI機能:「AI要約」や「話者分離」は必要か

単なるテキスト化(時短)で良いのか、それ以上の「まとめ作業」まで自動化したいのかを明確にしましょう。

  • 「AI要約」が必要な場合:会議の「決定事項」「ToDo」までAIに抽出させ、議事録作成をほぼゼロにしたい場合に必須です。
    例:「Notta」、「スマート書記」「RIMO voice
  • 「話者分離」が必要な場合:インタビューや複数名が参加する会議で、「誰が」話したかを明確に残す必要がある場合に必須です。
    例:「LINE WORKS AiNote」、「Otter

⑤専門性:「専門用語」や「業種」に対応しているか

医療、法務、ITなど専門用語が多い業界や、特定の業務フローに組み込む場合は、特化型のソフトを検討します。

  • 専門用語:「用語登録(辞書登録)」機能があるか、または「AmiVoice」のように業界特化の辞書が提供されているかを確認します。
  • 業種特化:法務部門なら「Legaledge」(契約書解析)、コールセンターなら「YouWire 音声認識」など、専用ソリューションが最適です。

「文字起こしソフト」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • 表計算ソフト
    • データ共同管理・編集
    • 用語登録
    • 自動翻訳機能
    • 音声データの暗号化
    • 自動文字起こし(外部データ)
    • 利用状況レポート
    • 自動文字起こし(録音)
    • アクセス権限管理
    • 自動文字起こし(リアルタイム)
    • フィラー除去
    • 文字データの検索
    • 自動要約機能
    • 文字データ解析
    • 外部ツールと連携可能
    • メモ機能
    • タグ付け機能
    • 画面・音声収録
    • 文字データ編集
    • 文字データの共有
    • 話者識別機能
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
お試しプラン 無料
スタンダードプラン 1,480円/月
備考
※年払い→1,280円/月
15,360円/年(一括)
プレミアムプラン 2,480円/月
備考
※年払い→1,980円/月
23,760円/年(一括)
ビジネスプラン シングル 99,000円/年
備考
請求書払い可能なプランです
1ヶ月
AutoMemoの資料サムネイル
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
個人向けー無料プラン 0円
備考
◎機能
・録音時間:3時間
・保存容量:20GB
個人向けー有料プラン 1,650円(税込)/月額
備考
◎機能
・録音時間:10時間/月
・保存容量:20GB

※支払いはクレジットカードのみ
torumoビジネスー30時間プラン 9,000円(税抜)/月額
備考
◎機能
・録音時間:30時間/月
・保存容量:75GB
・登録ユーザー数:1,000人

※支払いは請求書
torumoビジネスー100時間プラン 28,500円(税抜)/月額
備考
◎機能
・録音時間:100時間/月
・保存容量:250GB
・登録ユーザー数:1,000人

※支払いは請求書
torumoビジネスー500時間プラン 135,000円(税抜)/月額
備考
◎機能
・録音時間:500時間/月
・保存容量:1,500GB
・登録ユーザー数:1,000人

※支払いは請求書
torumoビジネスAI要約-30時間プラン 27,000円(税抜)/月額
備考
◎機能
・録音時間:30時間/月
・保存容量:75GB
・AI要約:〇
・登録ユーザー数:1,000人

※支払いは請求書
torumoビジネスAI要約-100時間プラン 85,500円(税抜)/月額
備考
◎機能
・録音時間:100時間/月
・保存容量:250GB
・AI要約:〇
・登録ユーザー数:1,000人

※支払いは請求書
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
RecText AI(レックテキスト)ダウンロード版 9,980円
備考
買い切りのAI文字起こしソフト
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
フリー 0円
備考
まずは制度を確認したい方向け

◎機能
・共有文字起こし時間/月:300分
・一回当たりの文字起こし時間:60分
・利用人数:30人まで
・データ保管期間:1年
・データの学習利用:あり
ソロ 1,440円(年払い)/月額
備考
一人、または少人数での利用向け

◎機能
・共有文字起こし時間/月:600分
・一回当たりの文字起こし時間:180分
・利用人数:30人まで
・AI要約:12回
・Web会議の録画:〇
・データ保管期間:3年
・データの学習利用:なし
チーム 19,800円(年払い)/月額
備考
少人数のチームでの利用向け

◎機能
・共有文字起こし時間/月:6000分(100時間)
・一回当たりの文字起こし時間:180分
・利用人数:無制限
・AI要約:120回
・Web会議の録画:〇
・データ保管期間:5年
・データの学習利用:なし
ビジネス 54,000円(年払い)/月額
備考
部署での利用向け

◎機能
・共有文字起こし時間/月:18,000分(300時間)
・一回当たりの文字起こし時間:180分
・利用人数:無制限
・AI要約:360回
・Web会議の録画:〇
・データ保管期間:5年
・データの学習利用:なし
エンタープライズ 162,000円(年払い)/月額
備考
会社全体での利用向け

◎機能
・共有文字起こし時間/月:60,000分(1000時間)
・一回当たりの文字起こし時間:180分
・利用人数:無制限
・AI要約:1200回
・Web会議の録画:〇
・データ保管期間:5年
・データの学習利用:なし
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
利用期間の最低制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
契約リスクをAI診断
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
利用料金 0円
備考
完全無料で提供中です。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
トライアル 3万円/月額
備考
10時間/月まで利用可能です。上限超過時: 30円/30秒。
ライト 6万円/月額
備考
20時間/月まで利用可能です。動画アップロード、単語登録による学習機能が追加されます。上限超過時: 30円/30秒。
ベーシック 12万円/月額
備考
45時間/月まで利用可能です。動画アップロード、単語登録による学習機能が追加されます。上限超過時: 27円/30秒。
ビジネス 24万円/月額
備考
100時間/月まで利用可能です。動画アップロード、単語登録による学習機能が追加されます。上限超過時: 25円/30秒。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
Basic 0円
備考
1か月300分まで利用可能です。初めて利用する方向けです。
Pro 8.33USドル/月額
備考
1か月1200分まで利用可能です。より多くの分量と機能を必要とする個人向けです。
Business 20USドル/月額
備考
1か月6000分まで利用できます。共有とコラボレーションを必要とする小規模なチームや組織向けです。
Enterprise 要相談
備考
さらなるセキュリティ、コントロール、サポートが必要な大規模組織向けです。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
利用料金 0円
備考
無料で利用できます。
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
ライセンスM 156,000円/年額
備考
音声認識時間の上限が360時間です。
ライセンスL 258,000円/年額
備考
音声認識時間の上限が600
時間です。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
基本使用料 要相談
備考
3万円/月額~
ご利用人数にあわせてお見積りいたします。
文字起こしパック(オプション) 要相談
備考
1ヶ月に利用できる時間を制限。契約期間中にプラン変更が可能です。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プレミアム 1,200円/月額
備考
十分な文字起こし時間と多様な機能を利用したい個人向けのプランです。
1,200円/月額は、12か月一括払いの場合。毎月払いの場合2000円/月額。

チーム 6,210円/月額
備考
一つのワークスペースで、共同で文字起こしを行いたい小規模チーム向けのプランです。
6,210円/月額は、12か月一括払いの場合。毎月払いの場合8280円/月額。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

5. 【AI要約・高機能】クラウド型の文字起こしソフト9選

ここからは製品のタイプ別にソフトを比較していきます。この章では、高機能なAIクラウド型サービスを紹介します。AIによる要約、Web会議連携、高精度な音声認識が特徴です。

まずは、本セクションで紹介する高機能クラウド型ソフト10製品の比較一覧表をご覧ください。

製品名 AI要約 Web会議連携 多言語対応 コスト体系 最大の特徴
Notta ◎ (Bot参加) ◎ (58言語) サブスクリプション 機能網羅性・多言語対応
スマート書記 ◎ (Bot参加) ○ (30言語) サブスクリプション AI学習なしで精度向上(特許)
RIMO voice ○ (ファイルUpload) △ (日本語特化) プリペイド / サブスク 10秒要約、日本語特化の高精度
toruno × ◎ (連携不要アプリ) △ (日本語のみ) サブスクリプション Web会議との「連携設定が不要」な手軽さ
AutoMemo ◎ (GPT-4) ○ (ファイルUpload) ○ (72言語) プリペイド / サブスク 専用ハードウェア連携、Whisper採用
One minutes △ (テキスト化メイン) ◎ (Bot参加) ◎ (10言語) サブスクリプション リアルタイム多言語「翻訳」がメイン
ZMEETING ◎ (Bot参加) ◎ (30言語以上) サブスクリプション 感情認識機能、料金固定制
otter ◎ (Bot参加) ◎ (英語に強み) サブスクリプション 英語の認識精度が非常に高い
OPTiM AI Voice Recorder × △ (ファイルUpload) サブスクリプション 大手メーカー提携の認識技術、シンプル操作

5-1. Notta|議事録DXの決定版

累計ユーザー数100万人(2025年3月時点)を超える、業界のリーディングサービスです。58言語に対応する高い翻訳機能と、ZoomやTeams、Google MeetのAIボット連携が強力です。大手企業や教育機関での導入が進んでいます。

  • 主な機能: リアルタイム文字起こし、AI自動要約(Notta AI)、話者分離、画面収録、カレンダー連携、SRTファイル出力、 ISO 27001, SOC 2などの国際認証を取得

5-2. スマート書記|議事録DXの決定版

累計利用社数6,000社以上の実績を持つ、純国産の議事録作成支援ツールです。「AIに学習させることなくAI精度を向上させる」という特許取得済の独自アルゴリズムが強みで、社内用語や固有名詞への最適化が期待できます。機密情報をAI学習に利用しないことを明記しており、セキュリティを重視する大手企業や自治体での導入事例が豊富です。

  • 主な機能: リアルタイム文字起こし、AIアシスト(要約・要点抽出)、話者分離(最大20名)、Web会議・対面会議両対応、フィラー(「あー」「えー」)除去

5-3. RIMO voice|高精度・使いやすさ

日本語に特化したAIエンジンを搭載し、1時間の音声データを約5分でテキスト化するスピード感が魅力です。「10秒で要約を作成」するAI要約機能も強力で、素早い情報共有に適しています。プリペイド(従量課金)型も選択可能。スタートアップから大手企業まで、素早い情報共有を求めるチームで利用されています。

  • 主な機能: ファイルアップロード文字起こし、AI要約、テキストからの音声頭出し、SRTファイル出力、招待リンクでの共有

5-4. toruno|高精度・使いやすさ

リコージャパンが提供するサービスです。多くのソフトがWeb会議ツール側での複雑な「連携設定」を必要とするのに対し、torunoはPCにインストールした専用アプリで独立して動作します。ITツールに不慣れな人でも、Web会議を起動してtorunoの録音ボタンを押すだけ、という手軽さが最大の魅力です。個人事業主や中小企業での導入に適しています。

  • 主な機能: 連携設定不要のリアルタイム文字起こし、画面キャプチャ同時記録、話者分離(対面会議は非対応)、ファイルアップロード対応

5-5. AutoMemo|ハード連携・プリペイド

AutoMemo(オートメモ)は、専用のハードウェア(ボイスレコーダー)と連携できるユニークなサービスです。

AIエンジンにOpenAI社の「Whisper」を採用し、高精度な文字起こしを実現しています。最大の強みは、専用のICレコーダー「AutoMemo S」や「AutoMemo R」で録音するだけで、音声データが自動でクラウドに転送され、文字起こしが完了する手軽さです。対面でのインタビューが多いライターや、IT機器の操作を簡略化したい経営層に選ばれています。

  • 主な機能: Whisper採用の高精度文字起こし、AI要約(GPT-4搭載)、専用ハードウェア連携、テキストからの音声頭出し

5-6. One minutes|多言語・リアルタイム翻訳

10ヶ国語(日本語、英語、中国語、フランス語、ドイツ語など)のリアルタイム翻訳・文字起こしに対応しています。発言がリアルタイムで翻訳され、字幕のように表示されるため、言語の壁を超えたコミュニケーションを支援します。

  • 主な機能: 10ヶ国語のリアルタイム翻訳、共同編集、Web会議ツール連携

5-7. ZMEETING|感情認識機能を搭載

業界初とされる「感情認識機能」を搭載しており、会議中の発言が「ポジティブ」か「ネガティブ」かをAIが分析します。また、参加人数に関わらず料金が固定(ルーム単位課金)な点も、大規模な会議が多い企業にとって魅力です。

  • 主な機能: 感情認識、リアルタイム翻訳(多言語)、話者分離、料金固定制

5-8. otter|英語の文字起こしに強み

Otter.ai(オッター)は、特に英語の文字起こしにおいて非常に高い精度を誇るサービスとして、世界的に有名です。日本語にも対応していますが、英語話者が参加する会議や、英語の講義録を作成する際には第一候補となります。

  • 主な機能: 高精度な話者識別、リアルタイム文字起こし、キーワード抽出、カレンダー連携

5-9. OPTiM AI|高精度な音声認識が強み

大手録音機器メーカーと提携しており、その高精度な音声認識技術が強みです。シンプルなUIと、音声・テキストデータをクラウドで一元管理できる手軽さを両立しています。

  • 主な機能: 高精度音声認識、クラウド管理、マルチデバイス対応(スマホ・PC)

6. 【買い切り・セキュリティ】インストール型の文字起こしソフト2選

機密情報をクラウドに保存したくない企業や、オフラインで利用したい企業には、PCにインストールして使用する「インストール型」ソフトが最適です。
ここでは、代表的な2製品を比較します。

比較軸 コスト体系 導入実績 専門用語辞書 AI要約 話者分離
RecText AI 買い切り(低コスト) コストとセキュリティを両立したい個人・中小企業 × (標準搭載のみ) × ×
AmiVoice サブスクリプション 専門分野(医療・法務・自治体)の大企業 ◎ (業種別辞書を強力にカスタマイズ可) ◎ (オフラインAI要約機能あり) ○ (AI話者識別機能)

6-1. RecText AI|低コストの買い切り型

RecText AI(レックテキスト AI)は、ソースネクスト株式会社が提供するインストール型ソフトです。最大の魅力は、「買い切り」(サブスクリプション不要)で提供される点にあります。利用頻度が月1回程度など、サブスク型では割高になってしまう企業に最適です。

PC内でAI処理が完結するため、インターネット接続は不要です(※利用開始時の認証などを除く)。データはPC内のローカル環境に保存されるため、機密情報や個人情報を含む会議の音声も安心して扱えます。

機密保持の観点からオンライン製品を避けたい自治体や、インターネット環境が制限される公立病院などで、議事録作成の効率化に活用されています。

6-2. AmiVoice|高精度・高セキュリティで豊富な導入実績

AmiVoice MinutesWriter(アミボイス ミニッツライター)は、プロフェッショナル向けのインストール型ソフトです。同社の音声認識エンジンAmiVoiceは、国内の音声認識市場で長年にわたり高いシェアを誇ります。

このソフトも「スタンドアローン型」(ネットワークから独立して動作する形態)で動作し、データを外部サーバーに送信しないため、最高レベルのセキュリティが求められる官公庁、医療機関、金融機関、法律事務所などで豊富な導入実績を持ちます。

最大の特徴は、医療用語や法律用語、製薬業界用語など、専門分野に特化した「辞書」をオプションとして追加できる点です。これにより、一般的なAIでは誤認識しやすい専門用語も高精度にテキスト化できます。

transcription-software-compare

文字起こしソフトの比較表を表示する

7. 【無料・スマホ】手軽に始める文字起こしソフト3選

まずはコストをかけずに試したい、スマホで手軽に使いたい方向けに、無料で利用できるソフトを紹介します。
ここでは、代表的な3つの無料・モバイル型ソフトの比較します。

製品名 主な利用環境 無料利用枠 最大の特徴
LINE WORKS AiNote スマホ(iOS/Android) 月300分まで無料 スマホでの高精度な話者分離
Googleドキュメント PC(ブラウザ) 完全無料 標準搭載の音声入力(ステレオミキサー利用可)
Sloos PC(ブラウザ) 完全無料 マイク1台で最大10名の話者識別

7-1. LINE WORKS AiNote (旧 CLOVA Note)

スマートフォンアプリ(iOS/Android)で文字起こしをするなら、まず試すべき代表的なアプリが「LINE WORKS AiNote」です。

最大の強みは、AIによる「話者分離(誰が話したか)」の精度が非常に高い点です。スマートフォンのマイクだけで、複数名が参加する対面のインタビューや会議を録音しても、「話者1」「話者2」といった形で発言者を自動で区別してテキスト化します。

無料プランでも月間300分(約5時間)まで利用できるため、多くの個人ユーザー、学生(講義録)、ライター(インタビュー)から絶大な支持を得ています。

7-2. Googleドキュメント

Googleドキュメント」は、Googleアカウントさえあれば誰でも無料で利用できるオンラインのワープロソフトです。あまり知られていませんが、このソフトには標準で高精度な「音声入力」機能が搭載されています。

PCのブラウザ(Google Chrome推奨)でGoogleドキュメントを開き、「ツール」メニューから「音声入力」を選択してマイクアイコンをクリックするだけで、リアルタイムで話した内容がテキスト化されます。

さらに、Windows PCの「ステレオミキサー」機能(PC内部で再生されている音声をマイク入力として扱う設定)を有効にする裏技を使えば、PCで再生した録音ファイルや動画(YouTubeなど)の音声を、Googleドキュメントに文字起こしさせることも可能です。すでに利用しているツールで、追加コストゼロで試せる点が最大のメリットです。

7-3. Sloos

Sloos(スルース)」は、完全無料で利用できる点と、独自技術による話者識別機能が特徴のブラウザサービスです。

多くのソフトが話者分離に苦戦する中で、Sloosは一般的なマイク1台(PC内蔵マイクなど)でも最大10人までの話者を識別できる技術を強みとしています。事前に約10秒間の声紋を登録するだけで、AIが発言者を自動で特定します。

操作もシンプルで、ブラウザ上で録音ボタンを押すだけです。Web会議の議事録作成はもちろん、学校のグループディスカッションやワークショップの記録など、多人数が参加する場面で、コストをかけずに議事録を作成したい場合に適しています。

8. 【法務・コールセンター専用】文字起こしソフト2選

最後に、法務(契約書)や電話(コールセンター)といった、特定の業界のワークフローに深く組み込まれているソフトを紹介します。

次の表は、本セクションで紹介する2つの特化型ソフトの比較です。

製品名 主な対象業務 テキスト化の対象 主な導入メリット
Legaledge 法務・契約書管理 契約書ドキュメント 契約レビューの高速化、ナレッジ化
YouWire 音声認識 電話応対・コールセンター 固定電話・携帯電話の通話音声 コンプライアンス強化、営業品質向上

8-1. 【法務・契約書管理】Legaledge

Legaledge(リーガレッジ)」は、法務部門や法律事務所における契約書管理業務に特化したナレッジマネジメントツールです。

一般的な会議の文字起こしとは異なり、Legaledgeの強みは、アップロードされた契約書の条文や情報をAIが自動で解析し、データベース化できる点にあります。議事録の音声認識というよりは、契約書というドキュメントの「テキスト解析・管理」に特化した、法務部門向けの専門ソリューションと言えます。

8-2. 【電話・コールセンター】YouWire 音声認識

YouWire 音声認識」は、オフィス電話、携帯電話(社用携帯)、コールセンターの通話を自動で録音し、テキスト化することに特化したソリューションです。

Web会議だけでなく、顧客との「電話」での会話をすべてAIで文字起こしし、クラウド上で一元管理できる点が最大の特徴です。これにより、コールセンターでの応対品質の確認や、営業部門の「言った・言わない」トラブルの防止、コンプライアンス管理(法令遵守のチェック)に絶大な効果を発揮します。

300社700拠点以上での導入実績があり、テキスト化された通話データは、顧客の声を分析するVOC(Voice of Customer)活動や、営業トークの品質向上、マーケティング施策への活用など、単なる記録を超えたビジネス資産として活用されています。

一括で文字起こしソフトを比較し、導入を検討したい方はこちら!
価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

【まとめ】まずは無料トライアルでAI精度を体感しよう

AI技術を活用した文字起こしソフトを導入すると、議事録作成の業務負荷を軽減できる以上のメリットをもたらします。利用環境・導入目的を明確にした上で、自社に最適なソフトを選択してください。

AI文字起こしソフトの導入で失敗しないために、まずは以下の3つのステップを踏んでください。

  1. 自社の「絶対条件」を決める
    ・セキュリティ: 機密情報を扱うなら「インストール型(オフライン)」か?
    ・コスト: 利用頻度を鑑み「サブスク型」か「買い切り型」か?
    ・利用シーン: メインは「PC(Web会議)」か「スマホ(外出先)」か?
  2. 候補を2〜3製品に絞り込む
    本記事で紹介した16製品の中から、上記の条件に合致する製品を2〜3つピックアップします。
    価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!
  3. 「無料トライアル」で精度を試す
    必ず、あなたが実際に使用する会議室やWeb会議、スマートフォンで録音し、その「AIとの相性」をご自身の目で確認してください。

以下の表は、ニーズごとのおすすめ製品をまとめたものです。

あなたの最優先ニーズ まず試すべき製品タイプ おすすめの製品
コストをかけたくない 無料ツール型 Googleドキュメント」「LINE WORKS AiNote
セキュリティが最重要 インストール型 RecText AI」「AmiVoice
議事録を最高に効率化したい 高機能クラウド型 Notta」「スマート書記」「AutoMemo

高機能なAI文字起こしソフトも、今やその多くが無料トライアルを提供しています。まずは気になるソフトを実際に試し、その劇的な工数削減効果を体感することから始めてください。

transcription-software-compare

文字起こしソフトの比較表を表示する

「文字起こしソフト」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • 表計算ソフト
    • データ共同管理・編集
    • 用語登録
    • 自動翻訳機能
    • 音声データの暗号化
    • 自動文字起こし(外部データ)
    • 利用状況レポート
    • 自動文字起こし(録音)
    • アクセス権限管理
    • 自動文字起こし(リアルタイム)
    • フィラー除去
    • 文字データの検索
    • 自動要約機能
    • 文字データ解析
    • 外部ツールと連携可能
    • メモ機能
    • タグ付け機能
    • 画面・音声収録
    • 文字データ編集
    • 文字データの共有
    • 話者識別機能
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
お試しプラン 無料
スタンダードプラン 1,480円/月
備考
※年払い→1,280円/月
15,360円/年(一括)
プレミアムプラン 2,480円/月
備考
※年払い→1,980円/月
23,760円/年(一括)
ビジネスプラン シングル 99,000円/年
備考
請求書払い可能なプランです
1ヶ月
AutoMemoの資料サムネイル
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
個人向けー無料プラン 0円
備考
◎機能
・録音時間:3時間
・保存容量:20GB
個人向けー有料プラン 1,650円(税込)/月額
備考
◎機能
・録音時間:10時間/月
・保存容量:20GB

※支払いはクレジットカードのみ
torumoビジネスー30時間プラン 9,000円(税抜)/月額
備考
◎機能
・録音時間:30時間/月
・保存容量:75GB
・登録ユーザー数:1,000人

※支払いは請求書
torumoビジネスー100時間プラン 28,500円(税抜)/月額
備考
◎機能
・録音時間:100時間/月
・保存容量:250GB
・登録ユーザー数:1,000人

※支払いは請求書
torumoビジネスー500時間プラン 135,000円(税抜)/月額
備考
◎機能
・録音時間:500時間/月
・保存容量:1,500GB
・登録ユーザー数:1,000人

※支払いは請求書
torumoビジネスAI要約-30時間プラン 27,000円(税抜)/月額
備考
◎機能
・録音時間:30時間/月
・保存容量:75GB
・AI要約:〇
・登録ユーザー数:1,000人

※支払いは請求書
torumoビジネスAI要約-100時間プラン 85,500円(税抜)/月額
備考
◎機能
・録音時間:100時間/月
・保存容量:250GB
・AI要約:〇
・登録ユーザー数:1,000人

※支払いは請求書
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
RecText AI(レックテキスト)ダウンロード版 9,980円
備考
買い切りのAI文字起こしソフト
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
フリー 0円
備考
まずは制度を確認したい方向け

◎機能
・共有文字起こし時間/月:300分
・一回当たりの文字起こし時間:60分
・利用人数:30人まで
・データ保管期間:1年
・データの学習利用:あり
ソロ 1,440円(年払い)/月額
備考
一人、または少人数での利用向け

◎機能
・共有文字起こし時間/月:600分
・一回当たりの文字起こし時間:180分
・利用人数:30人まで
・AI要約:12回
・Web会議の録画:〇
・データ保管期間:3年
・データの学習利用:なし
チーム 19,800円(年払い)/月額
備考
少人数のチームでの利用向け

◎機能
・共有文字起こし時間/月:6000分(100時間)
・一回当たりの文字起こし時間:180分
・利用人数:無制限
・AI要約:120回
・Web会議の録画:〇
・データ保管期間:5年
・データの学習利用:なし
ビジネス 54,000円(年払い)/月額
備考
部署での利用向け

◎機能
・共有文字起こし時間/月:18,000分(300時間)
・一回当たりの文字起こし時間:180分
・利用人数:無制限
・AI要約:360回
・Web会議の録画:〇
・データ保管期間:5年
・データの学習利用:なし
エンタープライズ 162,000円(年払い)/月額
備考
会社全体での利用向け

◎機能
・共有文字起こし時間/月:60,000分(1000時間)
・一回当たりの文字起こし時間:180分
・利用人数:無制限
・AI要約:1200回
・Web会議の録画:〇
・データ保管期間:5年
・データの学習利用:なし
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
利用期間の最低制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
契約リスクをAI診断
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
利用料金 0円
備考
完全無料で提供中です。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
トライアル 3万円/月額
備考
10時間/月まで利用可能です。上限超過時: 30円/30秒。
ライト 6万円/月額
備考
20時間/月まで利用可能です。動画アップロード、単語登録による学習機能が追加されます。上限超過時: 30円/30秒。
ベーシック 12万円/月額
備考
45時間/月まで利用可能です。動画アップロード、単語登録による学習機能が追加されます。上限超過時: 27円/30秒。
ビジネス 24万円/月額
備考
100時間/月まで利用可能です。動画アップロード、単語登録による学習機能が追加されます。上限超過時: 25円/30秒。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
Basic 0円
備考
1か月300分まで利用可能です。初めて利用する方向けです。
Pro 8.33USドル/月額
備考
1か月1200分まで利用可能です。より多くの分量と機能を必要とする個人向けです。
Business 20USドル/月額
備考
1か月6000分まで利用できます。共有とコラボレーションを必要とする小規模なチームや組織向けです。
Enterprise 要相談
備考
さらなるセキュリティ、コントロール、サポートが必要な大規模組織向けです。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
利用料金 0円
備考
無料で利用できます。
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
ライセンスM 156,000円/年額
備考
音声認識時間の上限が360時間です。
ライセンスL 258,000円/年額
備考
音声認識時間の上限が600
時間です。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
基本使用料 要相談
備考
3万円/月額~
ご利用人数にあわせてお見積りいたします。
文字起こしパック(オプション) 要相談
備考
1ヶ月に利用できる時間を制限。契約期間中にプラン変更が可能です。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プレミアム 1,200円/月額
備考
十分な文字起こし時間と多様な機能を利用したい個人向けのプランです。
1,200円/月額は、12か月一括払いの場合。毎月払いの場合2000円/月額。

チーム 6,210円/月額
備考
一つのワークスペースで、共同で文字起こしを行いたい小規模チーム向けのプランです。
6,210円/月額は、12か月一括払いの場合。毎月払いの場合8280円/月額。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

おすすめの文字起こしソフト一覧

文字起こしソフト

トライアル 有り
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 「AI要約」で効率的な議事録作成
  • 「話者区別と検索機能」で正確な情報管理
  • 「クラウド連携と安全性」でデータ管理を強化

文字起こしソフト

トライアル 有り
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • あらゆる会議シーンを網羅する、柔軟な記録対応力
  • 議事録の質を高める、実用的な編集サポート機能
  • 高精度化への工夫と導入しやすい料金体系

文字起こしソフト

トライアル 無し
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • 利用頻度に左右されない、買い切り型の圧倒的コストメリット
  • 機密情報を守り抜く、強固なオフライン処理
  • 録音から編集まで、シームレスな議事録作成サポート
トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • AIが実現する高精度な議事録作成と多言語対応
  • 場所を選ばない利便性とスムーズな情報共有
  • 法人利用に耐えうる強固な管理機能と柔軟な料金体系

予算管理システム文字起こしソフト

トライアル 有り
サポート 電話 メール 

製品のおすすめポイント

  • 利用中のExcel帳票を活用して、業務データ管理システムを構築できる
  • データ自動取込機能や多様なシステム連携により、生産性の向上とコスト削減を実現
  • タスク管理機能により、効率的な作業割当・進捗管理・フォローアップを実現

ナレッジマネジメントツール文書管理システム契約書管理システム電子契約サービス文字起こしソフト

トライアル 有り
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • Legaledgeで契約書のマネジメント業務とドキュメンテーション業務をシームレスに連携
  • 契約書情報を自動で解析してデータ化
  • 契約書のレビュー・作成をより快適に

文字起こしソフト

トライアル 有り
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 10ヶ国語対応の AI自動文字起こしで多言語ミーティングをスムーズに
  • リアルタイム共同編集で 保存・共有の手間いらず
  • 外部のWEB会議ツールとの連携でさらに効率的に
トライアル 無し
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 大手録音機器メーカーと提携した高い音声認識精度
  • 音声・テキストデータはすべてクラウド上で管理可能、編集も簡単
  • マルチデバイスに対応していて手軽に利用できる

文字起こしソフト

トライアル 無し
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • マイク1台で最大10人まで話者を識別できます
  • 精度の高い音声認識で正確な議事録を作成できる
  • ハイレベルなサービスを完全無料で提供

文字起こしソフト

トライアル 有り
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 気になる発言を簡単に振り返ることができます
  • AI が10秒で要約を作成、重要なポイントが一目瞭然
  • カンタンでスピーディーな情報共有が可能

文字起こしソフト

トライアル 有り
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 「話者識別機能」で議事録作成の効率大幅アップ
  • 気になった発言を簡単にプレイバック
  • 会議中もその後の編集もサポート、より集中できる環境へ
トライアル 無し
サポート 電話 メール チャット 

製品のおすすめポイント

  • チーム共同でのコメント入力、チャット、リアルタイム編集が可能です
  • インターネットの有無にかかわらず、異なる端末間で作業可能です
  • 一般的なファイル形式のすべてに対応しています
トライアル 有り
サポート メール チャット 

製品のおすすめポイント

  • 高い音声認識制度で議事録作成を大幅な効率アップを実現
  • 安心安全な利用ができるスタンドアローン型
  • 音声と認識結果を紐づけ編集作業を効率化
トライアル 無し
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 音声データとともにテキストデータもクラウド上で一元管理ができる
  • テキストデータを分析し、営業対応品質向上とマーケティングへの活用が可能
  • コンプライアンス管理の強化を図ることができる

文字起こしソフト

トライアル 有り
サポート メール 

製品のおすすめポイント

  • 高度な音声認識制度と業界初の感情認識機能で会議の見える化を実現
  • 強固なセキュリティ機能により社内の情報を守ります
  • 会議に何人参加しようと料金固定のコスパの良さが魅力
  • 多言語翻訳・字幕で会議を円滑に進められます
トライアル 有り
サポート チャット 

製品のおすすめポイント

  • 1台の端末で Web会議・対面会議いずれの録音も可能
  • 録音・エディタ・文字起こし・ メディアプレイヤーがすべてひとつに
  • 会議の重要ポイントを簡単にすばやく共有できる

文字起こしソフト

トライアル 有り
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製品のおすすめポイント

  • 複数の音声入力方法と便利な編集・共有機能
  • 音声・文字起こしデータの解析で新たな価値を創出
  • チームワークスペースで共同管理・編集が可能

よくある質問

文字起こしソフトとは?

会議、商談、インタビューなどの音声を、AI(人工知能)を活用して自動でテキストデータに変換するツールのことです。従来、人間が録音データの再生と停止を繰り返して行っていた「テープ起こし」作業を自動化し、議事録作成にかかる時間を大幅に短縮します。最近のソフトは単に文字にするだけでなく、AIによる「要約作成」や「話者特定(誰が話したかの識別)」、「多言語翻訳」までを一貫して行えるものが主流となっています。

無料の文字起こしソフトと有料版の主な違いは何ですか?

主な違いは「録音時間の制限」と「機能の豊富さ」です。無料版は月間の利用時間が短く(例:月300分まで)、AI要約やWeb会議連携などの高度な機能が制限されていることが多いです。ビジネスで頻繁に利用する場合や、長時間の会議を自動化したい場合は、機能が無制限の有料サブスクリプション版が推奨されます。

文字起こしソフトは、会議で「誰が発言したか」を自動で識別できますか?

はい、「話者分離(話者識別)」機能を搭載したソフトであれば可能です。AIが声紋を分析し、「Aさん」「Bさん」のように発言ごとにテキストを自動で振り分けます。特に「LINE WORKS AiNote」や「Notta」などは高い識別精度を持っていますが、録音環境やマイクの性能にも依存します。

文字起こしソフトは、ZoomやTeamsなどのWeb会議でも利用できますか?

利用可能です。多くのクラウド型ソフト(Notta、スマート書記など)には、Web会議にAIボットを参加させて録音・文字起こしを行う機能があります。また、PCの内部音声を拾う設定にすれば、ボット機能がないソフトやGoogleドキュメントでも文字起こしが可能です。

専門用語や業界用語も正しく文字起こしできますか?

一般的なAIでは誤認識する可能性がありますが、「用語登録(辞書)」機能があるソフトを使えば精度を向上させることができます。また、医療や法務などの専門分野であれば、専用の辞書エンジンを持つ「AmiVoice」のような特化型ソフトの導入がおすすめです。

録音済みの音声ファイルや動画ファイルを文字起こしできますか?

はい、ほとんどの有料ソフトおよび一部の無料ソフトで「ファイルインポート(アップロード)」機能に対応しています。mp3やwavなどの音声ファイルだけでなく、mp4などの動画ファイルを読み込ませて、テキスト化や字幕作成を行うことが可能です。

文字起こしの精度はどのくらいですか?

最新のAIソフトであれば、クリアな音声環境下で90%以上の認識精度が期待できます。ただし、雑音が多い環境や、複数人が同時に話している状況では精度が低下します。高性能なマイクを使用する、発言者がマイクに近づくといった工夫で、精度は大きく向上します。

スマホだけで文字起こしを完結できますか?

はい、スマートフォンアプリ(iOS/Android)を提供しているソフトであれば可能です。「LINE WORKS AiNote」や「AutoMemo」などはスマホ単体で録音から文字起こしまで完了します。また、クラウド型であればスマホで録音したデータをPCで編集するといった連携もスムーズです。

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