製品を導入することになった背景

8年前にあるVRデバイスに出会い、その技術の魅力に取り憑かれた方は、VRには相手の存在や気配を感じることができる実在感があり、その大きな可能性に気づきました。2014年には、VRの先駆けとして知られるOculus VR社のJapan Team代表として、VRに関する情報を幅広く発信してきました。そして、2018年には自ら経営する会社からVRアニメ制作ツール「AniCast Maker」を発表しました。その中で、Otterという製品に出会い、その機能に魅了されることとなりました。

導入前に企業が抱えていた課題

VR開発の中心地が米国であるため、情報収集の大部分は英語で行われていました。カンファレンスへの参加もあり、良い書き起こしツールの存在を強く望んでいました。特に、YouTubeでのVR関連の講演やインタビューの視聴時に、重要な部分を探すのに多くの時間が必要でした。

導入前の課題に対する解決策

2019年春、訪米中に知人からOtterを紹介され、その製品を試し始めました。Otterは、開発者会議や技術カンファレンスでの使用に非常に適していました。登壇者の話を録音し、重要なスライドを撮影することで、スライド付きのダイジェストが作成できる点が特に魅力的でした。また、Otterの音声認識の精度の高さや、専門的な用語の書き起こし能力も評価されました。

製品の導入により改善した業務

Otterの導入により、1時間の動画の内容を5分程度でチェックすることができるようになりました。また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で海外出張が難しくなった中、リモート会議を利用しての海外とのコミュニケーションが増え、その際にもOtterを活用しています。特に、英語の会議ではOtterを起動し、リアルタイムでの書き起こしを利用しています。これにより、会話の聴き取りが容易となり、議事録ツールとしても非常に役立っています。