製品を導入することになった背景

データサイエンスを中心に事業を展開しているINSIGHT LAB株式会社は、毎年新卒採用を実施し、規模を拡大してきました。その規模拡大に伴い、社員が公平に評価される組織を目指し、新たな人事制度の導入を決定しました。特に、若手社員が増加する中で、従来の1on1の面談ベースの人事決定に限界を感じ、新しい制度の必要性を強く感じていました。

導入前に企業が抱えていた課題

INSIGHT LAB株式会社は、新卒採用を積極的に行い、特に若手社員が増加していました。しかし、20~30名規模に成長する中で、属人的な人事決定の問題点が浮き彫りになりました。具体的には、役職や賃金のルールが明確でなく、「昇給や昇格の基準が不明確」「年功序列の組織ではないか」といった不安や疑問を社員が持っていました。

導入前の課題に対する解決策

これらの課題を解決するため、INSIGHT LAB株式会社は、キャリアパスを明確に示す等級制度を導入しました。評価結果と賃金、昇格の決定を連動させることで、社員にとってのキャリアの進め方が明確になりました。また、どの等級の社員でもマネージャーに立候補できるような制度を設け、社員が挑戦しやすい環境を作り出しました。さらに、社労士との協力のもと、具体的なリスク管理を行いながら制度を構築しました。

製品の導入により改善した業務

新しい人事制度の導入により、社員の間で前向きな受け止めが見られるようになりました。特に、年齢に関係なく役職に立候補できる仕組みは、社員のモチベーション向上に大きく寄与しています。また、新制度のもとでの評価やマネージャーとしての役割についての研修を実施し、社員同士で考えを共有する機会を持つことができました。これにより、組織全体の底上げと、若手社員が積極的に手を挙げる風土の醸成が進んでいます。