ビジネスチャットの導入事例8選｜導入前の課題や導入後の効果を紹介

最終更新日：2023/07/01

執筆者

デジタル化の窓口編集部

株式会社クリエイティブバンク

『デジタル化の窓口』は、この国のデジタル課題「2025年の崖」に備えるため2022年にサービスをスタートしました。1,500以上のIT製品、4,000以上の導入事例を掲載し、特長・選び方を分かりやすく整理して解説することで、自社に最適な製品・サービスを見つけるお手伝いをする紹介サービスです。

本記事では、企業がビジネスチャットを導入することで、どのような効果を得られたのかについて紹介します。導入した企業の業種と規模を確認し、導入前の課題から改善の施策、導入後の効果を知ることでビジネスチャットを導入する際の参考にしましょう。

導入事例1：株式会社肥後銀行（導入製品：LINE WORKS）

B4Aと共に新しい共立美容外科へ現場意見の反映で予約の効率化を実現

※出典：B4Aと共に新しい共立美容外科へ現場意見の反映で予約の効率化を実現 | 導入事例

業種	企業規模
医療・化学	101名-300名

導入前の課題

過去、銀行業務では営業社員とお客様の連絡手段が電話、FAX、メール、SMSで行われており、リアルタイムな情報共有が困難でした。特にハウスメーカーとのやり取りや個人のお客様への連絡では、迅速なコミュニケーションが求められていました。また、電話やメールの使用では活動データの収集や分析も困難でした。

改善の施策

課題を解決するため、LINE WORKSというコミュニケーションツールの導入が検討されました。LINE WORKSは、外部トーク連携により安全に社外のLINE WORKSやLINEとつながることができ、トークログの監査などの管理機能も備えていました。各営業店の営業社員にアカウントを発行し、スマートフォンにアプリをインストールしました。セキュリティリスクを考慮し、特定の機能制限も行われました。さらに、グループ機能を活用して営業店内での連絡事項の共有も行われました。

導入後の効果

LINE WORKSの導入により、ハウスメーカーや個人のお客様との連絡が円滑になりました。電話やメールからトークに置き換わったことで、コミュニケーションのスピードが飛躍的に向上しました。特にハウスメーカーとのやり取りでは、細かな確認や打ち合わせが迅速に行われ、審査完了までの時間が大幅に短縮されました。これにより、当行への信頼感が高まり、優先的に紹介されるお客様も増えました。

また、個人のお客様との関係構築にも効果的であり、顧客との距離感が縮まりました。さらに、LINE WORKSの活用により、資金運用のアドバイスや社内の情報共有も円滑化しました。デジタルマーケティング部では、API連携による利用状況の把握やAIツールの活用も行われ、より効果的な活用や問題の早期発見に貢献しています。

導入した製品：LINE WORKS

LINE WORKSの製品情報はこちら→ https://digi-mado.jp/products/44812/

LINE WORKSの事例一覧はこちら→ https://digi-mado.jp/case/?prd_id[]=44812

導入事例2：株式会社電算（導入製品：ChatLuck）

使いやすさの背景に確かな技術力が。「この製品しかないね」と皆で採用決定へ

※出典：株式会社電算の事例｜ChatLuck (チャットラック)

業種	企業規模
IT・情報通信	301名-1,000名

導入前の課題

電算様は、社内コミュニケーションの活性化を図ることで経営改善につなげることを目指してきました。これまでのメールや自社製のグループウェアではコミュニケーションの速度や双方向性に課題がありました。メールでは相手の返信が早く来ないことや、相手がメールを開いたかどうかが分からないことが問題でした。また、グループウェアでは一方的な発信が主であり、双方向のやり取りには不向きでした。このような課題があり、より効果的なコミュニケーション環境の改善が求められていました。

改善の施策

電算様はビジネスチャットツールに注目し、コミュニケーションの活性化を図りました。当初はセキュリティや情報漏えいへの不安からチャットツールの利用を自粛していましたが、社員からの要望もあり、より性能の良いビジネスチャットツールを探すこととなりました。そこでChatLuckを選んだ理由は、使いやすさと安心のセキュリティが決め手であり、直感的な操作性を備えていたからです。ChatLuckの導入により、社員同士のコミュニケーションが円滑になり、情報共有やリアルタイムなやり取りが可能となりました。また、ChatLuckは既存の無料チャットツールに慣れていた社員たちにとっても違和感がなく、導入時から使いやすさを実感できるものでした。

導入後の効果

ChatLuckの導入により、いくつかの効果が現れました。まず、チャットのリアルタイム性により、社員全体のレスポンスが早くなり、業務上の緊急性の高い案件処理がスムーズに行えるようになりました。また、社内システムのエラーや問題が発生した際には、ChatLuckを活用して迅速なやり取りが行われ、素早い問題解決に繋がりました。

さらに、情報システム部ではチャットを活用して作業の報告や連携を行い、システム運用の効率化を実現しました。ChatLuckは社員同士のつながりを強化し、コミュニケーションの円滑化に貢献しました。チャットを通じて人々が本音を言いやすくなり、相互の信頼感を高める効果もありました。これにより、社員同士のつながりが深まり、職場の雰囲気も活気づいていきました。

導入した製品：ChatLuck

ChatLuckの製品情報はこちら→ https://digi-mado.jp/products/44310/

ChatLuckの事例一覧はこちら→ https://digi-mado.jp/case/?prd_id[]=44310

導入事例3：EMPOWERMENT株式会社
（導入製品：THANKS GIFT）

技術職でもマネジメントを強化して人材定着させる秘訣！THANKS GIFTが起こしたポジティブな変化とは？

※出典：技術職でもマネジメントを強化して人材定着させる秘訣！THANKS GIFTが起こしたポジティブな変化とは？ | THANKS GIFT エンゲージメントクラウド

業種	企業規模
医療・化学	51名-100名

導入前の課題

マネジメント強化とコミュニケーション向上の必要性が急増した背景で、整体院の経営者である平川様は、同様の課題を抱える経営者とのつながりや勉強会を通じて、THANKS GIFTというツールの存在を知りました。整体師などの技術職にはマネジメントやコミュニケーションに苦手意識を持つ傾向があり、この課題に直面している院は多いと感じられました。

改善の施策

THANKS GIFTを導入する際には、手書きの「ありがとうカード」をすでに実践していた経験があり、その文化を活かすことで導入のハードルを低くしました。また、THANKS GIFTでは豊富なコインの種類がありますが、明確な目的を持たせるために「ありがとうコイン」に絞りました。さらに、評価制度にも組み込むことで活用を徹底しました。具体的には、毎月の贈呈数を設定し、50枚以上送らないと評価が下がる仕組みを作りました。

導入後の効果

THANKS GIFTの導入により、従業員の定着率が向上し、結果的に店舗数や売上も増加しました。特に、会社の理念に共感してくれる人材の確保に成功し、カルチャーにフィットした従業員の定着率が高まりました。感謝の気持ちを具体的な行動でアウトプットすることで、従業員同士や部門間のコミュニケーションも円滑になりました。全社的なコミュニケーションの活性化を実感できるとともに、THANKS GIFTを通じた感謝の贈り物が従業員にもお客様にも伝わり、ポジティブな効果が現れました。

導入した製品：THANKS GIFT

THANKS GIFTの製品情報はこちら→ https://digi-mado.jp/products/44286/

THANKS GIFTの事例一覧はこちら→ https://digi-mado.jp/case/?prd_id[]=44286

導入事例4：長与町役場（導入製品：elgana）

elganaで自治体のテレワーク推進が加速！業務効率化と行政サービスの質の向上へ

※出典：elganaで自治体のテレワーク推進が加速！業務効率化と行政サービスの質の向上へ｜長与町役場のチャット導入事例｜elgana 無料ビジネスチャットツールアプリ

業種	企業規模
公共機関・非営利団体	101名-300名

導入前の課題

テレワーク制度の推進において、シャドーITの解消と三層分離への対応が重要な課題となりました。職員のアンケート調査により、私用のチャットアプリが使用されていることが判明し、セキュリティ上の問題が浮き彫りになりました。また、自治体特有のネットワーク環境も課題となりました。特に、遠隔業務を想定した環境が整っておらず、職員間のコミュニケーションを円滑化させるための連絡手段が不足していました。

改善の施策

これらの課題に対応するため、ビジネスチャットの導入が検討されました。選定の決め手としては、コストパフォーマンスとセキュリティーの優れたelganaが選ばれました。elganaはNTTグループでの利用実績があり、信頼性が高いとされました。さらに、将来的なシステム運用の柔軟性を考慮して、インターネット接続系に対応したelganaを選定しました。

導入後の効果

業務の円滑化と情報共有の効率化が挙げられます。部署間協議や会議の日程調整において、elganaのトークルームが活用され、既読者表示機能が効果的に活用されました。また、全庁的な調査業務においても、質問回答の事例をelganaのトークルーム内で共有することで、業務効率が向上しました。初めは職員の間でテキストベースのコミュニケーションに戸惑いがありましたが、現在ではチャットと口頭の使い分けが浸透し、様々な利用シーンで活用されています。

導入した製品：elgana

elganaの製品情報はこちら→https://digi-mado.jp/products/44157/

elganaの事例一覧はこちら→https://digi-mado.jp/case/?prd_id[]=44157

導入事例5：日本ビルケア株式会社（導入製品：direct）

ビジネスチャットで実現する思いやりのあるコミュニケーション

※出典：ビジネスチャットで実現する思いやりのあるコミュニケーション｜日本ビルケア株式会社の導入事例 – ビジネスチャット「direct」

業種	企業規模
建設	6名-20名

導入前の課題

従来、現場での連絡はプライベート利用しているチャットツールで行われていましたが、現場内での連絡に限定されており、現場と社内をつなぐコミュニケーションツールはメールのみでした。さらに、複数のツールが混在し、新しいツールの導入に手間取っていました。

改善の施策

「direct」の導入を決定し、現場の動きやすさを重視しました。導入前のチャットツールでは限定された連絡しか行えなかったのに対し、「direct」では竹中工務店の現場での利用事例を参考にし、現場と社内の連絡にも利用できることがわかりました。また、「direct」の使いやすさも評価され、工事部のメンバーからの好評を受けました。

導入後の効果

「direct」の活用により、コミュニケーションがスマートになりました。文字だけでは伝えきれないニュアンスや感情をスタンプを使って表現することができ、コミュニケーションの豊かさが向上しました。写真の共有や手書きでの書き込みも可能であり、情報共有が円滑に行われました。さらに、既読・未読の確認ができることで、コミュニケーションの進捗管理が容易になりました。相手に伝わっているかどうかが明確になるため、業務の停滞を防ぎ、効率的な次のアクションにつながりました。

導入した製品：direct

directの製品情報はこちら→https://digi-mado.jp/products/44062/

directの事例一覧はこちら→https://digi-mado.jp/case/?prd_id[]=44062

導入事例6：医療法人社団綾和会掛川東病院
（導入製品：Chatwork）

ICT化で情報共有が劇的に改善し、地域医療に貢献する機会が増えました

※出典：ICT化による多職種との地域連携 | 医療法人社団綾和会掛川東病院・桔梗の丘 – 導入事例 | ビジネスチャットならChatwork

業種	企業規模
医療・化学	301名-1,000名

導入前の課題

地域連携や多職種連携に必要な情報共有のツールが不足しており、訪問診療や医療の現場ではFAXや電話のみが使用されていたため、情報の共有が困難で確認も難しい状況でした。

改善の施策

そこで、ビジネスチャットの導入を検討し、Chatworkを選択しました。Chatworkは使いやすく、アプリも利用できるため、情報共有やタスク管理に適していると判断されました。また、導入に際しては、職種ごとにグループチャットを作成し、緊急性や内容に応じて適切なチャットルームに情報を分けることとしました。

導入後の効果

このような導入後の改善策により、地域連携や多職種連携のための情報共有が円滑に行われるようになりました。訪問看護やケアマネージャー、高齢者施設のスタッフなど、さまざまな職種がChatworkを通じて情報を共有し、緊急時以外の連絡や医療情報の詳細確認が容易になりました。さらに、写真や動画の共有により、患者の状態を具体的に伝えることができ、情報の解像度も向上しました。

導入した製品：Chatwork

Chatworkの製品情報はこちら→https://digi-mado.jp/products/43265/

Chatworkの事例一覧はこちら→https://digi-mado.jp/case/?prd_id[]=43265

導入事例7：ベストリハ株式会社（導入製品：Talknote）

Talknoteであらゆる情報を見える化し、利用者数を拡大

※出典：Talknoteであらゆる情報を見える化し、利用者数を拡大 | 導入事例 | Talknote

業種	企業規模
医療・化学	101名-300名

導入前の課題

事業拡大に伴い、離れた場所にいるスタッフとのコミュニケーションが課題となりました。職種や考え方が異なるため、デイサービスと訪問介護の間で情報共有が不十分でした。

改善の施策

まず、現場の動向を把握するためにTalknoteを活用しました。スタッフ全員に日報の投稿を促し、全社で情報を共有する環境を作りました。また、各店舗の様子や雰囲気を動画で共有し、見える化を図りました。さらに、トラブルの報告をリアルタイムに収集し、毎朝一覧形式で報告することで情報共有を強化しました。

導入後の効果

日報の投稿により、スタッフの体調やモチベーションが把握できるようになり、定着率が向上しました。Talknoteの迅速なレスポンスと使いやすさにより、業務の効率化が図られました。デイサービスと訪問介護の連携が促進され、新規契約者数が増加しました。さらに、情報共有の一元化を進め、出店スピードや利用者増加につながっています。

導入した製品：Talknote

Talknoteの製品情報はこちら→https://digi-mado.jp/products/43258/

Talknoteの事例一覧はこちら→https://digi-mado.jp/case/?prd_id[]=43258

導入事例8：株式会社亀岡商会（導入製品：WowTalk）

東日本大震災の発生をキッカケにリアルタイムなやり取りが課題に

※出典：【株式会社亀岡商会 WowTalk導入事例】東日本大震災の発生をキッカケにリアルタイムなやり取りが課題に | 【WowTalk】ビジネスチャット/社内SNSでコミュニケーション活性化

業種	企業規模
その他	不明

導入前の課題

亀岡商会は本社の管理部と法人営業部でグループウェアを活用していましたが、スマートフォンからの操作に制限があり、効率が悪いと感じることがありました。また、個人対複数人の連携も個別に行われ、効率性に欠ける状況でした。

改善の施策

亀岡商会は、ガソリンスタンドのスタッフが自主的に個人SNSを利用してグループトークを行っていることを知りました。これを活用し、若いスタッフたちのコミュニケーション習慣をWowTalkに置き換えることを試みました。また、既読機能やメッセージの把握能力が高いWowTalkの選定が決め手となりました。

導入後の効果

WowTalkは全社のコミュニケーションツールとして導入され、部署ごとにメンバーを登録しました。特にテレワーク時には、出入り管理やシフト管理、引継ぎ項目の確認などをWowTalk上で行い、業務効率が向上しました。また、日常の会話や業務連絡もWowTalkで行うことで円滑なコミュニケーションが実現しました。管理部ではグループウェアとの使い分けが自然に行われ、社内規定や重要なお知らせはWowTalkでも共有されました。