X-point Cloudの料金・機能を解説｜AgileWorksとの違いも紹介【2025年最新】

「脱ハンコ」や「ペーパーレス化」を推進したいものの、現場のITリテラシーに不安があり、新しいシステムの導入をためらっている企業は少なくありません。そこでおすすめなのが、株式会社エイトレッドが提供するワークフローシステム「X-point Cloud」です。

本製品最大の特徴は、既存の申請書デザインをそのままWeb上で再現できる操作性にあり、導入後の継続利用率は99%以上という驚異的な数字を誇ります。

本記事では、IT製品比較サイト「デジタル化の窓口」の視点から、「X-point Cloud」の具体的なメリットや料金プラン、上位モデルである「AgileWorks」との使い分け、さらに「IT導入補助金2025」を活用してお得に導入する方法までを網羅して解説します。自社に最適なワークフロー選びの参考にしてください。

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「X-point Cloud」以外のワークフローシステムもあわせて比較したい方は以下の記事をご覧ください。

1. ワークフロー市場シェアNo.1「X-point Cloud」とは

「X-point Cloud」は、紙の書類で行っていた申請・承認業務をそのままデジタル化することに特化したクラウド型ワークフローシステムです。多くの企業が直面する「現場がITツールに慣れず浸透しない」という課題を、紙帳票の再現性という独自のアプローチで解決しています。

12年連続シェアNo.1の実績を持つ信頼性

「株式会社エイトレッド」が提供する「X-point Cloud」は、国内のSaaS（Software as a Service）型ワークフロー市場において、13年連続で「市場シェアNo.1」*¹ を獲得している製品です。長年にわたり多くの企業に支持されている背景には、日本の商習慣に最適化された柔軟な機能群と、クラウドならではの導入のしやすさがあります。

*¹ デロイト トーマツ ミック経済研究所「コラボレーション・モバイル管理ソフトの市場展望 2024年度版」2011年度～2024年度（実績）

次の表は、「X-point Cloud」の主要な製品特性をまとめたものです。

この表から分かる通り、高い継続利用率は導入後の定着率がいかに高いかを物語っています。一度導入した企業が解約せず使い続けるのは、現場のユーザーにとってストレスのない設計がなされているためです。

紙の書類をそのままデジタル化する独自コンセプト

本製品の最大のコンセプトは「紙のような直感性」にあります。従来のシステム導入では、Webフォームに合わせるために既存の書類デザインを大幅に変更せざるを得ないケースが多々ありました。しかし、「X-point Cloud」では、現在使用している紙の申請書やExcelのフォーマットを、見た目そのままにWeb画面上で再現することが可能です。

この「紙の再現性」がもたらすメリットは以下の通りです。

• 現場の従業員がマニュアルを読み込まなくても直感的に入力できる
• 従来の運用ルールを大きく変えずにペーパーレス化が進められる
• 承認ルートの設定もドラッグ&ドロップのノーコード（プログラミング不要）で完結する

デジタル化による業務効率化を望みながらも、アナログな操作感を大切にしたい現場のニーズを的確に捉えています。

中小・中堅企業のDXを強力に推進

ターゲット層は、主に数百名規模までの中小企業や中堅企業です。情報システム部門が少人数であったり、専任のIT担当者がいなかったりする組織でも、総務や経理といったバックオフィス部門主導で運用を開始できる点が評価されています。

一方で、組織規模が数千名を超える大企業や、グローバル展開を見据えた非常に複雑な権限設定が必要な場合は、同社の別ブランドである「AgileWorks」が推奨されることもあります。しかし、部門単位でのスモールスタートや、スピード感を持った「脱ハンコ」を目指すのであれば、「X-point Cloud」は最も有力な選択肢の一つとなるでしょう。

AgileWorks徹底解説｜導入すべき企業・価格まで網羅【__current_year__年最新】

「X-point Cloud」のさらに詳しい解説は以下の「資料ダウンロード」ボタンから↓

2. 利用者が実感するX-point Cloudの3つの大きなメリット

「X-point Cloud」が多くの企業に選ばれ続けている理由は、単なるペーパーレス化に留まらない圧倒的な使いやすさと、既存の業務環境を活かせる柔軟性にあります。導入した企業からは、現場の混乱を抑えながら承認スピードが飛躍的に向上したという声が多く寄せられています。

紙のような直感的フォーム設計

最大のメリットは、現在使用している「紙の申請書」や「Excelの日報」のデザインをWeb上で忠実に再現できる点にあります。一般的なワークフローシステムでは、システム側の仕様に合わせて入力フォームのレイアウトが制限されることが多いですが、「X-point Cloud」は自由度の高いフォーム作成が可能です。

• 既存の帳票レイアウトをそのままWeb化できるため、記入箇所に迷わない
• 必須項目設定や自動計算機能により、申請内容の不備や計算ミスを未然に防ぐ
• マニュアルを読み込む必要がなく、ITリテラシーを問わず全社に浸透しやすい

ワンクリック承認と強力な検索機能

承認作業の負担を最小限に抑え、意思決定のスピードを劇的に高めます。承認者は通知メールや専用アプリから申請内容を確認し、ワンクリックで決裁を完了させることができます。また、蓄積されたデータはデータベース化されるため、必要な情報を瞬時に取り出すことが可能です。

• 出張中や外出先でもスマートフォンから即座に承認が可能
• 誰が承認を止めているか「見える化」されるため、停滞を防止できる
• 過去の申請書を全文検索や条件指定で素早く見つけ出し、内容の再利用も容易

豊富な外部サービス連携

「株式会社エイトレッド」が提供する本製品は、すでに社内で利用しているグループウェアやチャットツールとの親和性が非常に高いのが特徴です。通知をチャットで受け取ったり、シングルサインオン（SSO）でログインの手間を省いたりすることで、シームレスな業務体験を実現します。

次の表では、「X-point Cloud」が標準的に連携対応している主な外部サービスをまとめています。

表の通り、主要なビジネスツールと連携させることで、情報をバラバラに管理する手間がなくなり、業務プロセス全体の自動化を推進できます。
例えば、kintoneとの連携では、「X-point Cloud」で承認された経費精算のデータをkintone側の台帳に自動で書き込むといった運用が可能になり、事務作業の大幅な削減に繋がります。こうした拡張性は、将来的なDX（デジタルトランスフォーメーション）を見据えた企業にとって大きな強みとなります。

「X-point Cloud」のほかのメリットは以下の「資料ダウンロード」ボタンから↓

3. 知っておきたいX-point Cloudの料金体系とプラン

「X-point Cloud」の導入を検討する際、最も重要な判断材料の一つがコストパフォーマンスです。本製品は初期費用を抑えつつ、利用規模に応じて柔軟に変動する従量課金制を採用しており、中小企業から中堅企業まで幅広い組織が導入しやすい価格設定となっています。

初期費用と基本料金

「株式会社エイトレッド」が提供する「X-point Cloud」は、初期費用0円で利用を開始できる点が大きな特徴です。月々の支払いは「基本サービス料金」と、利用人数に応じた「サービス利用料」の合計で算出されます。基本サービス料金には、1TBのストレージ容量が含まれており、大量の申請データを長期にわたって蓄積することが可能です。
次の表では、基本となる2つの契約プランの料金構造を比較しています。

この比較から分かるように、長期的な利用が確定している場合は、年額一括払いのプリペイドプランを選択することで、1名あたりの単価を5%抑えることができます。

スタンダードプランとプリペイドプランの詳細

「スタンダードプラン」は、毎月のユーザー数増減に柔軟に対応したい企業に最適です。月額20,000円の固定費に人数分を乗じるシンプルな計算で、スモールスタートにも向いています。一方で「プリペイドプラン」は、年間の予算をあらかじめ確定させたい自治体や教育機関、あるいは計画的な予算執行を行う企業に強く支持されています。

主要なオプション費用

基本機能だけでも十分に運用可能ですが、業務の幅を広げるための多様なオプションサービスが用意されています。これらは「ユーザー単位」で課金されるものと、「契約単位」の固定月額で提供されるものに分かれます。
特に利用頻度の高いオプション料金は以下の通りです。

• スマートフォンやタブレットから申請・承認を行う「モバイルオプション」：¥150 / ユーザー（または固定月額¥35,000）
• Google WorkspaceやMicrosoft 365と繋ぐ「グループウェア連携」：¥150 / ユーザー
• 電子契約サービスの「クラウドサイン」や「GMOサイン」との連携：各¥20,000 / 月（固定）
• 過去の書類を外部ストレージへ書き出す「承認完了書類外部出力」：¥40,000 / 月（固定）

なお、モバイルオプションなどのユーザー課金型オプションを選択する場合、「X-point Cloud」の全契約ユーザー数と同数の契約が必要となる点に注意が必要です。特定の部署だけモバイルを利用するといった契約はできないため、全社導入時のコストシミュレーションは慎重に行うべきでしょう。

このように、基本料金とオプションを組み合わせることで、自社の業務スタイルに最適化されたワークフロー環境を構築できます。最新の「IT導入補助金2025」を活用すれば、これらのランニングコストを大幅に軽減できる可能性もあるため、検討の際は必ずセットで確認することをおすすめします。

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4. どちらを選べばいい？X-point CloudとAgileWorksの決定的な違い

同じ「株式会社エイトレッド」が提供する製品であっても、「X-point Cloud」と「AgileWorks」では想定されている組織規模や管理ニーズが大きく異なります。自社に最適なツールを選ぶためには、単なる価格の差だけでなく、組織管理の柔軟性や運用の複雑さに注目する必要があります。

組織管理の柔軟性とメンテナンス性

「X-point Cloud」は、人事マスタの設定変更が常にリアルタイムで反映される仕様となっており、情報システム部門がいない小規模な組織でも迷わず運用できるシンプルさが強みです。一方で「AgileWorks」は、「適用日管理（予約登録）」機能を搭載しています。これは、4月1日の組織改編に合わせて事前に新しい人事データを登録しておくといった「先付けメンテナンス」を可能にするもので、大規模組織の基幹システムとしての役割を果たします。

承認ルートの複雑性と回付機能

現場主導でスピード感を持って決裁を回したい場合は「X-point Cloud」が適しており、2〜5段階程度のシンプルな承認ルートを素早く構築することに向いています。対照的に「AgileWorks」は、日本固有の複雑な「根回し」や、他部門への「回議」、条件によって分岐が多発する高度な回付ルールにも柔軟に対応できる設計となっています。
次の表では、これら2製品の主要な機能差を整理しています。

表にある通り、グローバル展開や部門ごとの分散管理が必要な場合は、上位モデルである「AgileWorks」の機能が必要不可欠となります。

システム管理体制と多言語対応

管理権限の粒度についても明確な差があります。「X-point Cloud」は、1名から数名の管理者が全社のフォームやルートを一括管理することを想定した設計です。対して「AgileWorks」は、部門ごとにシステム管理者を立てるような大規模運用を支援する権限設定が可能です。また、利用言語についても「X-point Cloud」は日本語に特化していますが、「AgileWorks」は英語や中国語にも対応しており、多国籍な人材を擁する企業に適しています。

製品選定の具体的な目安

最終的な判断基準として、従業員数500名という数字が一つの境界線になります。組織変更の頻度がそれほど高くなく、シンプルに現場のペーパーレス化を急ぎたい場合は「X-point Cloud」が最適です。しかし、将来的な組織の拡大や、数千名規模での高負荷運用を見越すのであれば、最初から拡張性に優れた「AgileWorks」を検討すべきでしょう。自社の現在の組織図と、数年後の成長ビジョンを照らし合わせて選択することが、DXを成功させる鍵となります。