導入することになった背景

2021年度の新入社員研修をフルリモートで実施することが決定していたことに加え、現場の店舗からは「従来のインプット中心の研修ではなく、アウトプットまでできるようにしてほしい」という強い要望がありました。さらに、社内では「入社後約1ヶ月で一人で業務ができる」という具体的な目標が掲げられ、育成の早期化が急務となっていました。これらの課題を解決するため、インプットからアウトプット、そして行動変容までをリモート環境で一気通貫して行える、新しい研修の仕組みを構築する必要がありました。

「shouin+」を選んだ理由

フルリモート環境下で、インプットとアウトプットをバランス良く実施できる機能が揃っていた点が大きな理由です。動画配信による知識のインプット機能はもちろんのこと、特に「shouin+カメラ」を使った動画投稿機能が決め手となりました。この機能により、遠隔でもロールプレイングを撮影・提出させることができ、教育担当者がそれに対して具体的なフィードバックを行えるため、課題であったアウトプットの強化を実現できると判断しました。eラーニングだけでなく、全社的な情報共有ツールとしても活用できる汎用性の高さも魅力でした。

製品の導入により改善した業務

導入後、研修業務の質と成果が劇的に改善されました。最大の成果は、新入社員の接客レベル目標達成率が例年の約2.5倍に向上したことです。これは、動画によるインプットと、動画投稿や日報によるアウトプットを組み合わせた双方向の学習サイクルを確立できた結果です。教育担当者は、新入社員が投稿した動画を見ることで、口頭では伝わりにくい細かなニュアンスまで視覚的に把握し、「再現性の高いアドバイス」ができるようになりました。また、基礎知識の習得をshouin+に任せることで、より個別のフィードバックに時間を割けるようになり、研修業務全体の効率と質が大幅に向上しました。