導入することになった背景

2014年の初回導入時は、従業員300名規模の組織における人事考課の効率化が主な目的でした。その後、コロナ禍をきっかけに働き方がフルリモートへと移行すると、人事部への個別の問い合わせが様々な部署から多発するようになりました。この問い合わせ対応の工数を削減するため、人材情報を一元的に共有できる仕組みの必要性が高まりました。さらに、経営層から人事情報を集約したダッシュボードの作成を求められたことも、タレントマネジメントシステムの本格的な活用を推進する大きな契機となりました。

「kaonavi」を選んだ理由

一度は多機能な他システムを導入したものの、複雑すぎて自社のリソースでは運用しきれないという結論に至りました。その経験から、システムの選定において最も重要なのは機能の多さではなく「使いやすさ」であると再認識しました。kaonaviは、社員向けの説明資料を作成しなくても直感的に操作できるほどシンプルで分かりやすく、人材活用の基盤となる情報へのアクセスが迅速に行えます。最終的な決め手は、必須要件であったダッシュボード機能がkaonaviにも実装され、自社のニーズを満たす形で活用できるようになったこと、そして手厚いサポート体制への信頼感でした。

製品の導入により改善した業務

導入により、特に経営層や他部署との情報共有に関する業務が大幅に改善されました。新たに追加されたダッシュボード機能を活用し、経営報告やIRに必要な人材情報を集約することで、これまで個別に発生していた資料作成や問い合わせ対応の工数が削減され、社内のコミュニケーションコストを大幅に圧縮できました。また、複雑なシステム導入によってかえって非効率になるという事態を回避し、シンプルで直感的な操作性により、人事考課や人材データベースの管理といった日々の人事業務をスムーズに進めることが可能になりました。