製品を導入することになった背景

GENDA GiGO Entertainment様は、2021年1月の親会社系列からの離脱に伴い、約1,450名規模の全社システムを刷新する必要に迫られました。中でもワークフローは、従来の独自システムに依存しており、多段階かつ報告先分岐のある複雑な承認ルートを短期間で移行しなければなりませんでした。リリース期限はわずか4ヵ月と厳しく、要件定義や開発リソースに余裕がない中で、既存運用を再現できる製品の選定が急務となりました。

導入前の課題に対する解決策

移行プロジェクトでは、旧システムの再現性を最優先とし、MAJOR FLOWを採用。パナソニック ネットソリューションズの伴走支援を得て、要件定義工程を大幅に短縮しました。フロー設計機能の柔軟性により、5段階以上の承認パスや参照(FAQ)機能を追加開発なしで構築。総務部が自走できる操作性を残しつつ、IT人材不足でも運用開始後に自社でメンテナンスできる体制を実現しました。

製品の導入により改善した業務

導入後、旧システムと同等の操作性で稟議・申請が稼働し、ユーザーからの操作問い合わせはほぼゼロ。実績レポート機能により、承認者ごとの滞留時間が可視化され、判断スピードが向上。総務部はテンプレート改修を自社で完結し、依頼から完了まで1週間を要していた旧運用に比べ、設定変更を即時反映できるようになりました。今後は稟議データのAPI連携で、マスタ同期や予算予測への活用を進める予定です。