導入することになった背景

全社的な基幹システムとしてSAP S/4HANAを新規導入するプロジェクトが発端となり、それに伴い主要部門の承認プロセスの電子化が不可欠となりました。さらに、喫緊の経営課題であった電子帳簿保存法への対応も同時に実現する必要があり、既存の業務フローと連携し、コンプライアンスを遵守できる新たな帳票管理基盤の構築が求められていました。

「Paples」を選んだ理由

既に帳票管理システムとして社内で利用実績があり、その信頼性と機能性を高く評価していたことが大きな理由です。特に、電子帳簿保存法に対応した機能が充実しており、基幹システムであるSAP S/4HANAや、同時に導入したワークフローシステムとシームレスに連携できる拡張性がありました。これにより、承認プロセスの中で法対応までを自動的に完結させるという、当社が目指す理想的な業務フローを実現できるソリューションであると判断いたしました。

製品の導入により改善した業務

導入後、基幹システム(SAP S/4HANA)と連携した電子ワークフロー上で承認作業を行うだけで、電子帳簿保存法の要件を満たした帳票が自動的に保存される業務プロセスが確立されました。これにより、従来は承認業務とは別に発生していた、帳票のファイリングや法的要件の確認といった作業が不要となり、業務効率が大幅に向上しました。また、人為的なミスや保存漏れのリスクが排除され、ガバナンスの強化にも大きく貢献しています。