製品を導入することになった背景

大手電機メーカー、パナソニック株式会社は、2020年3月より「CLUB Panasonic」という会員サイトを運営しており、このサイトではパナソニック商品の基本的な使い方や便利な活用術、生活のお役立ち情報を掲載しています。Sprocketの導入は、このサイトのエンゲージメント向上を目的として行われました。特に、会員登録画面での情報入力の手間を感じるユーザーに対して、情報入力をサポートする「声かけポップアップ」を配信することで、会員登録の完了率を向上させることが期待されました。

導入前に企業が抱えていた課題

パナソニック株式会社の「CLUB Panasonic」は、Panasonic商品を購入したお客さまに有益な情報を提供することを主目的としています。しかし、適切なタイミングでの情報提供や、ユーザーの行動に応じた個別の声かけが難しく、特にスマートフォン利用者に対してのアプリダウンロードの促進や、会員登録の完了率の向上が課題となっていました。

導入前の課題に対する解決策

Sprocketの導入により、パナソニック株式会社は、ユーザーの行動や属性に応じた個別の声かけを実現することができました。特に、顧客情報プラットフォーム(CDP)とSprocketの情報連携を進めることで、アプリをダウンロードしていないユーザーに対して、アプリダウンロードを促すシナリオを配信することが可能となりました。このような取り組みにより、ユーザーにとって価値ある情報提供やサービスの提供が実現されました。

製品の導入により改善した業務

Sprocketの導入により、パナソニック株式会社は、CDPとの連携を活用してアプリダウンロードを促すシナリオの配信を行い、その結果、アプリダウンロード率が約3倍に向上しました。また、Sprocketを用いたA/Bテストにより、サイト内のクリエイティブの効果を詳細に検証することができ、反響の高いクリエイティブをサイト内に反映することができました。さらに、イベントやキャンペーンの案内を適切なタイミングで提供することで、ユーザーのエンゲージメントの向上やコンバージョン率の向上が実現されました。