製品を導入することになった背景

「明太子のふくや」として知られる株式会社ふくやは、1948年に創業し、明太子の製造・販売、各種食料品の卸・小売を行ってきました。特に、本社所在地の福岡や東京、大阪などで直営店を展開し、リアル店舗での手厚い接客を強みとしてきました。しかし、2020年のコロナ禍により、顧客の消費行動が大きく変わりました。巣ごもり消費の影響で家庭用明太子の需要が高まり、自社のECサイトの売上が急増しました。

導入前に企業が抱えていた課題

株式会社ふくやは、リアル店舗やコールセンターでの通信販売が主力であり、ECの重要度はそれほど高くありませんでした。しかし、コロナ禍により、ECの売上が急増し、社内でのECの重要度も急上昇しました。特に、家庭用明太子がEC売上の半数を占めるようになりました。このような状況下で、従来のシステムでは迅速な対応が難しく、新たな消費行動の変化に対応するためのシステムの改善が求められました。

導入前の課題に対する解決策

株式会社ふくやは、ECの強化を目指し、新たな取り組みを模索していました。その中で、SELF株式会社が提供するAI接客ツール「SELF LINK」に注目しました。数ある接客ツールの中からSELF LINKを選んだ理由は、AI技術を活用してリアル店舗と同じような手厚い接客をオンライン上で再現することができる点にありました。また、SELF LINKは、カート追加率や決済完了率の向上などの効果が期待できるという点も魅力的でした。

製品の導入により改善した業務

AI接客ツール「SELF LINK」の導入により、株式会社ふくやのECサイトは大きな変化を遂げました。具体的には、カート追加率が3.5倍に向上し、最終コンバージョンの決済完了率も3.6倍になりました。さらに、ユーザーあたりの単価も120%に上昇しました。これらの成果は、SELF LINKの高度なAI技術と、それを活用した効果的な接客戦略によるものであり、株式会社ふくやのECサイトの業績向上に大きく貢献しました。